JP7024547B2 - アプリケーションプログラム - Google Patents

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本発明は、プリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムに関する。さらに詳細には、アプリケーションプログラムの印刷設定に関するものである。
プリンタと通信可能な情報処理装置において、印刷設定を自動的に行う技術が知られている。例えば、特許文献1では、複数のプリンタドライバがインストールされている情報処理装置であって、プリンタの切り替え前の設定値を、切り替え後のプリンタの設定値として引き継ぐ技術が開示されている。
特開2011-060150号公報
特許文献1に開示されている技術では、複数のプリンタドライバで設定値を共有する機能を有するオペレーティングシステムを用いて、プリンタドライバ間での印刷設定の引き継ぎを行っている。しかしながら、プリンタドライバを介さずに印刷を行うことが可能なアプリケーションの場合、特許文献1の技術を適用することができない。そのため、印刷設定をやり直す必要が有り、ユーザにとって手間になる。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、プリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムにおいて、印刷設定の手間を軽減する技術を提供することにある。
上記の問題点を解決するために、本発明のアプリケーションプログラムは、次の構成を有している。
情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムであって、前記情報処理装置に、前記情報処理装置のオペレーティングシステムから、前記オペレーティングシステムのプリントキューに記憶される印刷設定値を取得する取得処理と、プリンタの選択を受け付ける選択処理と、前記選択処理にて選択されたプリンタである選択プリンタの選択が初回か否かを判断する判断処理と、前記判断処理にて前記選択プリンタの選択が初回と判断された場合に、前記取得処理にて取得した印刷設定値を、前記アプリケーションプログラムの印刷設定値に設定する設定処理と、を実行させることを特徴とする。
プリンタを用いて印刷を行った場合、オペレーティングシステムのプリントキューに印刷設定値が記憶される。そこで、本明細書に開示されるアプリケーションプログラムでは、プリンタの選択が初回の場合、そのプリンタに対応するプリントキューから過去の印刷での印刷設定値を取得し、アプリケーションプログラムの印刷設定値に設定する。これにより、初回選択のプリンタであっても、適切な印刷設定値を自動的に設定することが期待できる。
本発明によれば、プリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムにおいて、印刷設定の手間を軽減する技術が実現される。
第1の実施形態にかかる印刷システムの概略構成図である。 情報処理装置の印刷用のプログラムを示す説明図である。 3種類の処理の経路を示す説明図である。 印刷設定画面の例を示す説明図である。 編集画面の例を示す説明図である。 (A)はキューファイルの構成を説明する説明図、(B)は印刷履歴ファイルの構成を説明する説明図、(C)は選択履歴ファイルの構成を説明する説明図である。 情報処理装置にて実行される印刷設定取得処理の手順を示すフローチャートである。 図7のS13のサブルーチンの制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置にて実行される印刷設定取得処理の手順を示すフローチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明にかかる印刷システムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、互いに通信可能な印刷装置と情報処理装置とを含む印刷システムに本発明を適用したものである。
本実施形態の印刷システム100は、図1に示すように、印刷装置1と、情報処理装置2とを有し、互いに通信可能に接続されている。印刷装置1は、印刷対象の媒体への印刷が可能な装置であり、例えば、ラベルプリンタ、ページプリンタ、コピー機、複合機である。情報処理装置2は、印刷装置1にて印刷させる画像データの生成及び編集、印刷装置1への印刷実行指示と画像データとの送信等を行う装置であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータである。なお、印刷システム100を構成する印刷装置1や情報処理装置2は、それぞれ1台に限らず、複数台有ってもよい。
図1に示す本実施形態では、1台の情報処理装置2と4台の印刷装置1A、1B、1C、1Dとから構成される印刷システム100を示している。なお、以下の説明では、印刷装置1A、1B、1C、1Dについて、区別の必要のない場合には、A~Dの区別のための添え字を省略して説明する。
印刷装置1は、図1に示すように、コントローラ11と、画像形成部12と、操作パネル13と、ネットワークインターフェース14とを有している。コントローラ11は、CPUや、フラッシュROMやRAMなどのメモリ等を含み、印刷装置1の各構成要素を制御する。
なお、コントローラ11は、CPU等、印刷装置1の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称である。具体的には、コントローラ11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等も含み、したがって、ASICがCPUの一部の機能を担っていてもよく、また、コントローラの一部の機能を論理回路が担っていてもよい。
画像形成部12は、情報処理装置2から送られてきた画像データに基づいて、印刷対象の媒体に画像を印刷するための構成である。また、画像形成部12の画像形成方式は、サーマル印刷方式、電子写真方式、インクジェット印刷方式等が採用される。また、画像形成部12は、カラー印刷が可能な画像形成方式であっても良いし、モノクロ印刷のみに対応する画像形成方式であっても良い。
本実施形態では、印刷装置1A、1B、1C、1Dは、画像形成部12の画像形成方式がそれぞれ異なっている。印刷装置1Aは、画像形成部12として、モノクロ印刷のみに対応するサーマル印刷方式が採用されている。また、印刷対象の媒体として、テープ状のラベル媒体(ロール紙)が採用されている。したがって、印刷装置1Aは、ラベル媒体に印刷するためのラベルプリンタである。
また、印刷装置1Bは、画像形成部12として、カラー印刷が可能な電子写真方式が採用されている。また、印刷装置1Cは、画像形成部12として、カラー印刷が可能なインクジェット印刷方式が採用されている。また、印刷装置1Dは、画像形成部12として、モノクロ印刷のみに対応する電子写真方式が採用されている。また、印刷対象の媒体として、シート状の印刷媒体(カット紙)が採用されている。なお、本実施形態における印刷装置1A、1B、1C、1Dの組み合わせは一例を示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
操作パネル13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる入力を受け付けるとともに情報の表示を行う。操作パネル13は、各種の表示ランプやボタン等を含んでもよい。
ネットワークインターフェース14は、情報処理装置2と通信を行うためのハードウェアである。
情報処理装置2は、図1に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、不揮発性メモリ24と、操作表示部26と、ネットワークインターフェース27とを有している。ROM22には、情報処理装置2を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM23は、各種処理が実行される際に作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ24は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムやデータを記憶する。
CPU21は、ROM22や不揮発性メモリ24から読み出したプログラムに従って、各種の処理を実行する。
操作表示部26は、例えば、表示装置やその表示装置上に配置されたタッチパネルなどから構成されている。表示装置は、必要な情報を表示し、また、タッチパネルは、ユーザによる入力を受け付ける。
なお、操作表示部26の構成において、デスクトップ型のパーソナルコンピュータのように、操作表示部26の機能を実現するためのデバイスを情報処理装置2とは別に備える構成でもよい。この場合には、情報処理装置2は、操作表示部26の機能を実現するデバイス、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ等を接続するためのインターフェースを備える。
ネットワークインターフェース27は、印刷装置1と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース27は、通信インターフェースの一例である。
本実施形態の印刷システム100では、情報処理装置2と印刷装置1とが、共通のアクセスポイント3を介して、Wi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行う。すなわち、ネットワークインターフェース14および27は、ともに、Wi-Fi(登録商標)規格による無線通信を可能にするインターフェースである。より具体的には、IEEE802.11の規格及びそれに準ずる規格に基づく無線通信を可能にするインターフェースである。
なお、本実施形態の通信態様は一例であり、前述の態様に限らない。例えば、情報処理装置2と印刷装置1とは、アクセスポイント3を介さない直接接続による無線通信にて通信してもよい。
情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図2に示すように、画像編集用のアプリケーションプログラム(画像編集アプリ)41と、画像データ生成プログラム42と、専用印刷制御プログラム43と、オペレーティングシステム(OS)44と、が記憶されている。さらに、情報処理装置2のOS44には、特定印刷制御プログラム45と、一般印刷制御プログラム46と、通信プログラム47と、が組み込まれている。
画像編集アプリ41は、編集アプリケーションプログラムの一例である。以下では、アプリケーションプログラムを「アプリ」と称する。なお、図2では、各種のデータの流れる方向を実線の矢印にて示している。
画像編集アプリ41は、例えば、操作表示部26におけるユーザの指示を受け付ける機能、操作表示部26に画像を表示する機能、画像の編集や保存を行う機能、を有するプログラムである。本実施形態の画像編集アプリ41は、例えば、印刷装置1A用のラベル画像ファイルの生成および編集に用いられるプログラムである。
また、ラベル画像ファイルは、テープ状のラベル媒体に印刷するためのデータファイルである。画像編集アプリ41は、さらに、生成済みのラベル画像ファイルを読み込む機能や、印刷指示を受け付ける機能、印刷時の各種設定を受け付ける機能も有する。
また、画像編集アプリ41は、図2中に二点鎖線で示すように、専用印刷制御プログラム43、特定印刷制御プログラム45および一般印刷制御プログラム46のいずれかを介して、印刷装置1から装置の状態情報を取得する機能も有する。装置の状態情報としては、例えば、印刷完了通知、エラー通知がある。
画像データ生成プログラム42は、印刷用の画像ファイルを生成する機能を有するプログラムである。本実施形態の情報処理装置2では、画像データ生成プログラム42は、例えば、画像編集アプリ41にて受け付けた編集の指示に基づいて、ラベル画像ファイルを生成する。画像編集アプリ41にてラベル画像ファイルを生成する処理の手順は、詳細には、画像編集アプリ41から画像データ生成プログラム42に生成の指示が出力され、画像データ生成プログラム42にて生成されたラベル画像ファイルを画像編集アプリ41が取得する手順を含む。
専用印刷制御プログラム43は、例えば、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成する機能、生成したラスタライズデータについて通信プログラム47を制御して印刷装置1Aに送信する機能、を有するプログラムである。専用印刷制御プログラム43は、特定の機種の印刷装置、本実施形態では印刷装置1Aに対応する専用のプログラムであり、他のメーカの機種など特定の機種以外の印刷装置には対応しない。
したがって、本実施形態の専用印刷制御プログラム43は、印刷装置1Aにて対応可能な形式のラスタライズデータを生成する。
特定印刷制御プログラム45は、特定のページ記述言語によって記述された印刷用の規格データを生成する機能、生成した規格データについて通信プログラム47を制御して、例えば印刷装置1A、印刷装置1Cおよび印刷装置1Dに送信する機能、を有するプログラムである。特定印刷制御プログラム45は、印刷制御機能を実現するために、OS44によって提供される標準のプログラムである。
したがって、印刷装置1A、印刷装置1Cおよび印刷装置1Dには、特定のページ記述言語によって記述された規格データを理解してラスタライズ処理をし、印刷に必要なラスタライズデータを生成する機能を備える。
また、特定印刷制御プログラム45は、特定のページ記述言語をサポートする種々の印刷装置に対応するプログラムである。そのため、特定のページ記述言語をサポートする機能を備えた印刷装置であれば、どのメーカの印刷装置であっても、規格データに基づく印刷を実行できる。特定印刷制御プログラム45は、印刷制御機能を実現するために、OS44によって提供されるプログラムである。
なお、特定印刷制御プログラム45を利用した印刷のシステムとしては、例えば、AirPrint、Mopria(いずれも登録商標)がある。また、特定のページ記述言語としては、例えば、PostScriptがある。
一般印刷制御プログラム46は、画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成する機能、生成したラスタライズデータについて通信プログラム47を制御して印刷装置1Aや印刷装置1Bに送信する機能、を有するプログラムである。一般印刷制御プログラム46は、印刷制御機能を実現するために、OS44もしくは印刷装置の製造メーカによって提供されるプログラムである。
したがって、印刷装置1Bは、ラスタライズデータに基づいて印刷する機能を備えればよく、一般的な印刷装置である。また、一般印刷制御プログラム46は、印刷装置1Aにて対応可能な形式のラスタライズデータを生成する。
なお、一般印刷制御プログラム46を利用した印刷のシステムとしては、例えば、CUPS(登録商標)(Common UNIX(登録商標) Printing System)がある。
画像データ生成プログラム42によって生成されるラベル画像ファイルは、専用印刷制御プログラム43における処理に適するファイルである。画像編集アプリ41は、印刷対象の画像データを専用印刷制御プログラム43に渡す場合には、ラベル画像ファイルを用い、また、指定された全ての印刷設定を付加する。
一方、画像編集アプリ41は、印刷対象の画像データを特定印刷制御プログラム45や一般印刷制御プログラム46に渡すことも可能である。特定印刷制御プログラム45や一般印刷制御プログラム46は、シート状の印刷用紙に印刷を行う印刷装置1B~印刷装置1Dに対応するプログラムであり、ラベル編集機能を有する画像編集アプリ41から使用する場合には、ラベル画像ファイルを汎用化に適した形式とした汎用画像ファイルを用いる。この場合には、画像編集アプリ41は、一般的な印刷設定のみを付加する。すなわち、ロール状の印刷媒体用の印刷設定は付加せず、印刷装置1B~印刷装置1Dにおいて設定可能な印刷設定を付加する。
通信プログラム47は、ネットワークインターフェース27を制御して、通信相手の装置との通信を行う機能を有するプログラムである。例えば、一般印刷制御プログラム46によって生成されたラスタライズデータはOS44のスプーラに登録される。情報処理装置2の通信プログラム47は、スプーラに登録されたデータを、ネットワークインターフェース27を介して印刷装置1に送信する。通信プログラム47も、OS44によって提供される標準のプログラムである。通信プログラム47の一部は、ROM22に記憶されていてもよい。
本実施形態の印刷システム100は、印刷装置1に印刷を行わせる処理の経路として、図3に示すように、3種類の処理の経路、を有する。この処理の経路をプロトコルともいう。3種類の処理の経路とは、情報処理装置2がラスタライズ処理を行う第1経路および第3経路と、印刷装置1がラスタライズ処理を行う第2経路と、である。
第1経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、ラスタライズ処理を実行して、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズし、ラスタライズデータを印刷装置1Aに送信する。印刷装置1Aは、ラスタライズ済みのラスタライズデータを受信して、受信したラスタライズデータに基づいて印刷する。第1経路では、情報処理装置2は、印刷対象の画像データを図2に示した専用印刷制御プログラム43を用いてラスタライズする。
第1経路は、専用印刷制御プログラム43を使用することから、例えば、図4に示すように、印刷装置1Aにて対応可能な各種の印刷設定に対応している。図4に示した印刷設定画面61の詳細は後述する。
第2経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、汎用画像ファイルに含まれる画像データを特定のページ記述言語により記述して規格データを生成し、その規格データを印刷装置1A、印刷装置1Cおよび印刷装置1Dに送信する。印刷装置1A、印刷装置1Cおよび印刷装置1Dは、受信した規格データをラスタライズ処理してラスタライズデータを生成し、そして、ラスタライズデータに基づいて印刷する。
第2経路は、複数の印字装置の複数の機種に対応する特定印刷制御プログラム45を使用することから、受け付け可能な印刷設定は一般的なもの、つまり、複数の印字装置に共通な印刷設定に限られる。そのため、印刷装置1にて実行可能な全ての印刷設定を受け付けられるとは限らない。したがって、第2経路を用いた印刷では、多くの機種にて対応可能な解像度、すなわち、高解像度以外の印刷設定が用いられる。
第3経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、ラスタライズ処理を実行して、汎用画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズし、ラスタライズデータを印刷装置1Aや印刷装置1Bに送信する。印刷装置1Aや印刷装置1Bは、ラスタライズ済みのラスタライズデータを受信して、受信したラスタライズデータに基づいて印刷する。
第3経路は、一般印刷制御プログラム46を使用するものである。したがって、印刷装置1Aや印刷装置1Bが受け付け可能な印刷設定を設定可能である。
このように、第1経路~第3経路では、印刷対象の画像データのラスタライズを行う処理主体が異なる。また、第1経路~第3経路では、ラスタライズ処理のアルゴリズムが異なり、処理結果も異なる可能性がある。すなわち、第1経路および第3経路は、詳細な印刷設定にも対応できるラスタライズを行う処理の経路であり、第2経路は、いくつかの印刷設定が制限されるラスタライズを行わない処理の経路である。この結果、同じラベル画像ファイルに基づく印刷物であっても、第1経路および第3経路による印刷物と、第2経路による印刷物とでは、印刷結果が異なる可能性がある。
続いて、本実施形態の印刷システム100による印刷動作について説明する。以下では、本実施形態の印刷システム100が、第1経路による印刷処理を行う場合について説明する。また、以下では、印刷装置1としては、モノクロ画像を形成可能なラベルプリンタ1Aとする。そして、画像編集アプリ41は、ラベルプリンタ用のラベル画像ファイルを生成するプログラムであり、専用印刷制御プログラム43は、ラベルプリンタに対応するラスタライズデータを生成するプログラムである。第1経路を用いた処理では、情報処理装置2は、印刷装置1Aにて対応可能な詳細な印刷設定を受け付ける。
印刷システム100にてラベルを作成する場合、ユーザは、情報処理装置2にて画像編集アプリ41を起動させ、印刷対象の画像データを含むラベル画像ファイルを編集する。情報処理装置2は、画像編集アプリ41を起動すると、例えば、図5に示すように、編集画面50を操作表示部26に表示する。
編集画面50には、例えば、編集中のラベル画像のプレビュー画像501、印刷の実行指示を受け付ける印刷ボタン502、印刷のキャンセルを受け付けるキャンセルボタン503、印刷装置1を選択するためのプリンタ選択ボタン507、印刷設定を設定するためのプロパティボタン508が表示される。
例えば、情報処理装置2が画像編集アプリ41を起動すると、第1経路経由の印刷装置1Aがデフォルトの印字装置として選択され、プリンタ選択ボタン507部分に印刷装置名と経由する処理の経路(プロトコル)が表示されている。例えば、情報処理装置2にラベルプリンタ用の一般印刷制御プログラム46が組み込まれている場合、プリンタ選択ボタン507をユーザが操作して、第3経路経由で印刷装置1Aを選択することができる。
また、編集画面50には、例えば、図5に示すように、オブジェクト選択ボタン505が表示される。情報処理装置2は、オブジェクト選択ボタン505によって、編集中のラベル画像に追加するオブジェクトの種類の指定を受け付ける。オブジェクトの種類としては、例えば、テキスト、枠、図形、写真、バーコードがある。
情報処理装置2は、オブジェクトの追加の指示を受け付けると、プレビュー画像501に指定されたオブジェクトの領域を追加する。さらに、情報処理装置2は、オブジェクトの領域内に印刷する画像データの指定をさらに受け付け、受け付けた画像データに基づいて、プレビュー画像501を表示する。図5では、文字「XYZ」を含むテキストオブジェクト501aと花の図形オブジェクト501bとを含むプレビュー画像501の例を示している。
また、編集画面50では、プレビュー画像501の一部が印刷範囲として設定されることがある。印刷範囲は、例えば、印刷に用いるラベルの幅や、印刷用紙の大きさに基づいて決まる印刷可能な範囲である。情報処理装置2は、プレビュー画像501中に印刷範囲を反映させて表示する。なお、情報処理装置2は、印刷範囲ボタン506の操作によって、プレビュー画像501中の印刷対象となる画像の範囲の設定を受け付けることもできる。ユーザによっては、例えば、作業効率の向上のために、印刷範囲外にオブジェクトを置くこともあり、印刷範囲は、そのようなオブジェクトを印刷範囲から除外するために設定される。図5のプレビュー画像501の例では、一点鎖線にて、テキストオブジェクト501aのみを含む印刷範囲506aを示している。
本実施形態の画像編集アプリ41は、プロパティボタン508の操作によって印刷設定指示を受け付けた場合、図4に示すように、印刷設定画面61を操作表示部26に表示する。印刷設定画面61は、設定画面の一例である。
具体的には、図4に示す印刷設定画面61は、部数611と、ナンバリング612と、カットオプション613と、印刷品質614と、印刷開始615と、ハーフトーン616と、明るさ及びコントラスト617と、双方向通信618と、左右反転619と、の各印刷設定項目を含む。印刷設定画面61には、さらに、キャンセルボタン62と、印刷実行ボタン63と、が含まれる。
キャンセルボタン62は、印刷設定をキャンセルして、図5の編集画面50の表示に戻る際に操作されるボタンである。印刷実行ボタン63は、印刷設定を確定して、印刷の実行を指示する際に操作されるボタンである。情報処理装置2は、ユーザによって印刷実行ボタン63が操作された場合、前述した第1経路~第3経路のいずれかの処理の経路を用いて、印刷対象の画像データの処理を行い、編集画面50で選択されている印刷装置1Aに対して印刷の実行を指示するデータを出力する。なお、本実施形態では、情報処理装置2は、第1経路経由にて印刷装置1Aに印刷の実行を指示するデータを出力する。
図5の編集画面50が表示されている状態において印刷ボタン502が、または、図4に示す印刷設定画面61が表示されている状態において印刷実行ボタン63がユーザによって操作されると、OS44を介して印刷装置1Aにデータが送信される。そして、情報処理装置2は、OS44によって、印刷装置1Aに対応し、且つ、第2経路~第3経路の処理の経路別、つまり、各プロトコル別にそれぞれ設けられたプリントキューのキューファイル441に印刷履歴情報442を記録する。なお、第1経路により印刷を行う際には、OS44のプリントキューのキューファイル441に印刷履歴情報442を記憶せず、画像編集アプリ41内に印刷履歴情報442を記憶するようにしてもよい。
具体的には、キューファイル441には、図6(A)に示すように、画像編集アプリ名、ファイル名、印刷装置名(デバイス名)、処理の経路(プロトコル)、印刷設定情報、印刷月日、通信インターフェース情報などが印刷履歴情報442としてそれぞれ不揮発性メモリ24に記録される。例えば、第3経路にて印刷装置1Aを行う場合のキューファイル441には、デバイス名に印刷装置1Aの名称、プロトコルに第3経路を意味する情報、印刷設定情報に図4に示す印刷設定画面61において設定できる各印刷設定項目の設定情報が、それぞれ記憶される。デバイス名には、デバイスの機種情報も含まれる。キューファイル441は、OS44によって管理される。そのため、キューファイル441への印刷履歴情報442の記録は、画像編集アプリ41からの印刷に限らず、他のアプリからの印刷でも行われる。
なお、プリントキューのキューファイル441は、印刷装置1B~印刷装置1Dについても、各印刷装置に対応し、且つ第2経路~第3経路の各処理の経路別にそれぞれ設けられ、それぞれ不揮発性メモリ24に記録され、OS44によって管理される。また、印刷装置1B~印刷装置1Dについて第1経路により印刷を行う際には、OS44のプリントキューのキューファイル441に印刷履歴情報442を記憶せず、画像編集アプリ41内に印刷履歴情報442を記憶するようにしてもよい。
同様に、情報処理装置2は、画像編集アプリ41が管理する印刷履歴ファイル411に印刷履歴情報412を記録する。つまり、印刷履歴ファイル411には、画像編集アプリ41において実行された印刷履歴情報412が記録される。図6(B)に示すように、印刷履歴ファイル411には、ファイル名、印刷装置名(デバイス名)、処理の経路(プロトコル)、印刷設定情報、印刷月日、通信インターフェース情報などが印刷履歴情報412としてそれぞれ不揮発性メモリ24に記録される。なお、印刷履歴情報412は、キューファイル441と同様に、印刷装置ごとに設けてもよい。印刷履歴ファイル411は、画像編集アプリ41によって管理される。そのため、印刷履歴ファイル411への印刷履歴情報412の記録は、画像編集アプリ41からの印刷に限って行われる。
また、図5の編集画面50が表示されている状態において、ユーザがプリンタ選択ボタン507を操作して第1経路~第3経路の各処理の経路をふくめて印刷装置1A~印刷装置1Dのいずれかを選択すると、情報処理装置2は、画像編集アプリ41が管理する選択履歴ファイル413に選択履歴情報414を記録する。図6(C)に示すように、選択履歴ファイル413には、ファイル名、印刷装置名(デバイス名)、処理の経路(プロトコル)などが選択履歴情報414としてそれぞれ不揮発性メモリ24に記録される。
続いて、本実施形態の印刷システム100において前述した印刷動作を実現するために、情報処理装置2にて実行される印刷設定取得処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。この印刷設定取得処理は、情報処理装置2が動作中、操作表示部26においてユーザの指示により画像編集アプリ41の起動が選択されたことを契機に、情報処理装置2のCPU21にて実行される。この印刷処理は、画像編集アプリ41に含まれる処理である。
CPU21は、まず、ステップ10(以下においては、「S10」と称す)において、画像編集アプリを起動する。
次に、CPU21は、S11において、処理の経路を含めた印刷装置を選択する。印刷装置の選択は、始めに印刷装置の検索を行い、検索された印刷装置をプリンタ選択の一覧に追加し、図5に示す編集画面50上のプリンタ選択ボタン507をユーザが操作することによってその一覧を表示し、その一覧から1つの印刷装置をユーザが選択することで行う。一覧には、同じ印刷装置であっても処理の経路が異なる場合には、処理の経路ごとに表示される。なお、S11が本発明の選択処理に相当する。
次に、CPU21は、S12において、S11において選択された印刷装置が画像編集アプリ41において初めて選択された印刷装置か否かを判断する。なお、S12が本発明の判断処理に相当する。S12におけるCPU21の判断は、例えば、S11において印刷装置1Aが選択された場合、画像編集アプリ41に管理されている印刷履歴ファイル411や選択履歴ファイル413の中に、S11において選択された印刷装置1Aが存在するか否かに基づいて行われる。
なお、S12の判断において、前述したように同じ印刷装置1Aであっても、処理の経路ごとに印刷履歴情報412が生成され、また、同じ印刷装置でも処理の経路が異なれば別の印刷装置として選択が可能であるため、同じ印刷装置1Aについて別の処理の経路に変更した場合も、別の印刷装置が選択されたものとして扱われる。具体的には、印刷装置1Aについて第3経路から第1経路に変更した場合も別の印刷装置が選択されたものとして扱われる。
S12において、CPU21が初めて選択された印刷装置と判断した場合には(S12:YES)、CPU21は、S13において、キューファイル441から印刷設定情報を取得する処理を実行する。なお、S13が本発明の取得処理に相当する。
図8は、S13のサブルーチンの制御手順を示すフローチャートであり、次に、図8を参照して詳細に説明する。
まず、CPU21は、S21において、各印刷装置で、且つ各処理の経路別に対応して設けられた各キューファイル441から印刷履歴情報442を取得する。
次に、CPU21は、S22において、S11において選択された印刷装置に対応する印刷履歴情報442を抽出する。S22では、選択された印刷装置と処理の経路違いの同じ印刷装置の他、選択された印刷装置と同じ型番の印刷装置の印刷履歴情報442を全て抽出する。
次に、CPU21は、S23において、S11において選択された印刷装置に対応する印刷履歴情報442が有るか否か、すなわちS22にて印刷履歴情報442が少なくとも1つ抽出されたか否かを判断する。
S23において、CPU21がS11において選択された印刷装置の印刷履歴情報442が有ると判断した場合には(S23:YES)、次のS24において、CPU21は、S11において選択された印刷装置の印刷履歴情報442が複数あるか否かを判断する。
S24において、CPU21がS11において選択された印刷装置の印刷履歴情報442が複数あると判断した場合には(S24:YES)、CPU21は、次のS25において、処理の経路が異なるか否かを判断する。つまり、本実施形態では、CPU21は、印刷履歴情報442に含まれるプロトコル情報に基づいて、処理の経路が異なるか否かを判断する。
次に、S25において、CPU21が、処理の経路が異なると判断した場合には(S25:YES)、CPU21は、次のS26において、印刷設定項目が多い処理の経路の印刷履歴情報442から印刷設定情報を取得する。つまり、本実施形態では、第2経路と第3経路の印刷履歴情報442が存在した場合には、第3経路の印刷履歴情報442から印字設定情報が取得される。その後、CPU21は、本サブルーチン処理を終了して図7に示すフローチャートに戻る。
一方、S25において、CPU21が、処理の経路が異ならないと判断した場合には(S25:NO)、次のS31において、CPU21は、印刷履歴情報442中の印刷月日が新しい印刷履歴情報442から印刷設定情報を取得する。その後、CPU21は、本サブルーチン処理を終了して図7に示すフローチャートに戻る。
なお、S31において、CPU21は、印刷月日に代えて、設定頻度が高い印刷設定情報を印刷履歴情報から取得するようにしてもよい。
一方、S23において、CPU21がS11において選択された印刷装置の印刷履歴情報442がないと判断した場合には(S23:NO)、次のS27において、CPU21は、類似した印刷装置の印刷設定情報を抽出する。本実施形態では、S11において選択された印刷装置と同じ型番の印刷装置や同じシリーズの印刷装置に対応する印刷履歴情報442から印刷設定情報を抽出する。
本実施形態においては、印刷設定情報の取得は、同じシリーズ等の類似の印刷装置でもよい。この場合であれば、適切な印刷設定も類似する可能性が高い。そのため、選択された印刷装置のキューファイル441がなくても類似した印刷装置に対応するキューファイル441があれば、その類似した印刷装置に対応するキューファイル441から過去の印刷での印刷設定情報を取得する。画像編集アプリ41は、類似の判断を行うため、型番ごとの類似関係を記憶するテーブルを有していてもよいし、印刷装置の製造メーカのサーバに問い合わせてもよい。
次に、CPU21は、S28において、前のS27において、CPU21が印刷設定情報を抽出することができたか否かを判断する。そして、S28において、CPU21が印刷設定情報を抽出することができたと判断した場合には(S28:YES)、S24へ移行する。
また、S28において、CPU21が印刷設定情報を抽出することができなかったと判断した場合には(S28:NO)、CPU21は、次のS29において、印刷装置ごとのデフォルトの印刷設定情報を取得する。この場合、画像編集アプリ41が所有するところの、型番ごとのデフォルト設定を記憶する印刷設定情報ファイルから印刷設定情報を取得する。その後、CPU21は、本サブルーチン処理を終了して図7に示すフローチャートに戻る。
一方、S24において、CPU21が当該印刷装置の印刷履歴情報442が複数ないと判断した場合には(S24:NO)、つまり、印刷履歴情報442が1個の場合には、CPU21は、次のS30において、印刷履歴情報442から印刷設定情報を取得する。その後、CPU21は、本サブルーチン処理を終了して図7に示すフローチャートに戻る。
ここで再び図7に示す処理手順に戻って、CPU21は、S14において、S13において取得した印刷設定情報を印刷装置1Aの初期設定値として画像編集アプリ41に反映する。したがって、ユーザは、図4の印刷設定画面を操作表示部26に表示させることで、自動的に設定された印刷設定を認識することができる。なお、S14が本発明の設定処理に相当する。
このように本実施形態では、画像編集アプリ41の図5に示す編集画面50上において、ユーザがプリンタ選択ボタン507を操作して印刷装置を選択した際に、その選択された印刷装置が処理の経路も含めて画像編集アプリ41において初回の場合、その選択された印刷装置に対応するキューファイル441から過去の印刷での印刷設定情報を取得して画像編集アプリ41の印刷設定情報として設定する。そのため、初回選択の印刷装置においても、過去の印刷で使用された印刷設定情報に基づいて初回選択の印刷装置の印刷設定を自動的に行うことができ、ユーザにとって便利である。
なお、過去の印刷とは、情報処理装置2にて実行されたところの、画像編集アプリ41以外の他の編集アプリケーションプログラムにおいて印刷された印刷履歴情報442や、画像編集アプリ41において他の処理の経路で印刷された場合も含む。したがって、他の編集アプリケーションプログラムでの印刷設定情報や他の処理の経路で印刷された印刷設定情報を取得して、より適切な印刷設定を自動的に行うことができ、便利である。
一方、S12において、CPU21が初めて選択された印刷装置と判断しなかった場合には(S12:NO)、CPU21は、次のS15において、印刷実績があるか否かを判断する。S15において、CPU21が、印刷実績があると判断した場合には(S15:YES)、次のS16において、CPU21は、画像編集アプリ41の管理下にあるところの、印刷履歴ファイル411に記憶された前回の印刷履歴情報412から印刷設定情報を取得し、次のS14へ移行する。
一方、S15において、CPU21が、印刷実績がないと判断した場合には(S15:NO)、次のS17において、CPU21は、画像編集アプリ41の管理下にあるところの、選択されている印刷装置の型番に対応するデフォルトの印刷設定情報を取得し、次のS14へ移行する。なお、各型番のデフォルトの印刷設定情報は、製造メーカのサーバに問い合わせるようにしてもよい。
このように本実施形態では、画像編集アプリ41の図5に示す編集画面50上において、ユーザがプリンタ選択ボタン507を操作して印刷装置を選択した際に、その選択された印刷装置が処理の経路も含めて画像編集アプリ41において初回でない場合、画像編集アプリ41の管理下にあるところの、印刷履歴ファイル411に記憶された前回の印刷履歴情報412から印刷設定情報を取得して画像編集アプリ41の印刷設定情報として設定する。これにより、選択された印刷装置の印刷設定を前回の印刷履歴情報412に基づいて自動的に行うことができる。そのため、印刷設定の設定操作に関するユーザの手間が省かれる。
(実施形態2)
図9は、実施形態2にかかる情報処理装置にて実行される印刷設定取得処理の手順を示すフローチャートであり、以下に図9を参照してその詳細を説明する。なお、その説明中、実施形態1と同じ作用効果を奏するものには同じ符号を付して説明する。すなわち、実施形態1においては、印刷設定取得処理は、情報処理装置2が動作中、操作表示部26においてユーザの指示により画像編集アプリ41が選択されたことを契機に実行されたが、本実施形態では、印刷設定取得処理は、画像編集アプリ41がインストールされた後の最初の起動時に実行される。なお、本実施形態の印刷設定取得処理は、情報処理装置2に画像編集アプリ41がインストールされたときに実行されても良い。
まず、CPU21は、S41において、画像編集アプリ41を起動する。次に、CPU21は、S42において、画像編集アプリ41が初めての起動か否かを判断する。そして、S42において、CPU21が初めての起動ではないと判断した場合には(S42:NO)、本処理を終了する。
一方、S42において、CPU21が初めての起動であると判断した場合には(S42:YES)、CPU21は、次のS43において、各キューファイル441から印刷履歴情報442を取得する。すなわち、各印刷装置1は、印刷実績がある場合に、それぞれに対応して各処理の経路別に、図6(A)に示すキューファイル441を有する。そのため、CPU21は、各キューファイル441から印刷履歴情報442を取得する。
次に、CPU21は、S44において、画像編集アプリ41が対象とする印刷装置の印刷履歴情報442を抽出する。
次に、CPU21は、S45において、処理の経路毎の印刷設定情報を取得する。そして、CPU21は、次のS46において、取得した印刷設定情報を画像編集アプリ41の所定の領域に記憶する。すなわち、取得した印刷設定を、不揮発性メモリ24に記憶する。その後、本処理を終了する。
本実施態様では、図5の編集画面50が表示され印刷装置が選択された状態では、S46において保存した印刷設定情報を読み出して、当該印刷装置の初期設定値として画像編集アプリ41に反映する。すなわち、図5の編集画面50において選択されている第1経路~第3経路のいずれかの処理の経路に対応する印刷設定情報を読み出し、そして、図4の印刷設定画面を操作表示部26に表示させる際、初期設定値として反映された印刷設定を表示する。これにより、ユーザは、過去の印刷設定を利用することができ、印刷設定の設定操作に関するユーザの手間が省かれる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、印刷装置1は、操作パネル13を備えなくてもよい。情報処理装置2は、不揮発性メモリ24に限らず、どのような種類の大容量記憶装置を備えていてもよい。
また、印刷装置1と情報処理装置2との通信方式は、Wi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信に限らない。例えば、USBケーブルを用いた有線通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)等の他の規格に基づく無線通信であってもよい。また、複数の通信機能を備えていてもよい。
また、印刷対象の画像ファイルは、ラベルに印刷するためのラベル画像ファイルに限らない。例えば、PDFファイル、JPEG等の圧縮ファイル、ビットマップファイルでもよい。ラベル画像ファイル以外の画像ファイルを対象とする場合、画像編集アプリ41や専用印刷制御プログラム43として、対象の画像ファイルに適合するものを使用すればよい。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 印刷装置
2 情報処理装置
41 画像編集アプリ
61 印刷設定画面
100 印刷システム

Claims (12)

  1. 情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記情報処理装置のオペレーティングシステムから、前記オペレーティングシステムのプリントキューに記憶される印刷設定値を取得する取得処理と、
    プリンタの選択を受け付ける選択処理と、
    前記選択処理にて選択されたプリンタである選択プリンタの選択が初回か否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理にて前記選択プリンタの選択が初回と判断された場合に、前記取得処理にて取得した印刷設定値を、前記アプリケーションプログラムの印刷設定値に設定する設定処理と、
    を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
  2. 請求項1に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記情報処理装置に、
    印刷指示を受け付けた場合に、プリンタを識別する情報と前記印刷指示での印刷設定値とを関連付けてファイルに記憶する記憶処理を実行させ、
    前記設定処理では、
    前記判断処理にて前記選択プリンタの選択が初回でないと判断された場合に、前記選択プリンタに関連付けられた前記印刷設定値を前記ファイルから読み出し、読み出した前記印刷設定値を、前記アプリケーションプログラムの印刷設定値に設定する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記オペレーティングシステムから前記プリントキューの一覧を取得し、前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタのプリントキューの抽出を行い、前記選択プリンタのプリントキューが抽出された場合に、抽出された前記プリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  4. 請求項3に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタのプリントキューが抽出されなかった場合に、前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタに類似するプリンタである類似プリンタのプリントキューの抽出を行い、前記類似プリンタのプリントキューが抽出された場合に、抽出された前記プリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  5. 請求項4に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記類似プリンタのプリントキューが抽出されなかった場合に、前記アプリケーションプログラムのデフォルトの印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタのプリントキューが複数抽出された場合、抽出された複数のプリントキューのうち印刷設定値の種類が最も多いプリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  7. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタのプリントキューが複数抽出された場合、抽出された複数のプリントキューのうち利用日が最も新しいプリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  8. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記プリントキューの一覧から前記選択プリンタのプリントキューが複数抽出された場合、抽出された複数のプリントキューのうち前記アプリケーションプログラムに設定されている通信インターフェースと同じ通信インターフェースが設定されているプリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記判断処理にて前記選択プリンタの選択が初回と判断された場合に、前記取得処理を実行して前記選択プリンタの前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記アプリケーションプログラムの初回起動時に、前記取得処理を実行して前記オペレーティングシステムが有する全ての前記プリントキューの前記印刷設定値を取得し、取得した前記印刷設定値を保存し、
    前記設定処理では、
    保存されている前記印刷設定値を読み出して、前記選択プリンタの前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記情報処理装置に、
    印刷指示を受け付けた場合に、前記印刷指示による印刷対象のデータをラスタライズして印刷データを生成し、前記印刷データを、前記オペレーティングシステムを介して前記選択プリンタに送信する送信処理を実行させる、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記情報処理装置は、印刷対象の画像データに基づく印刷を指示するデータを処理する処理の経路として、複数の経路を有し、
    前記取得処理では、
    前記経路ごとに設けられる前記プリントキューに記憶される前記印刷設定値を取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
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