JP2009224555A - 電解キャパシタ及びその製造方法並びに配線基板 - Google Patents

電解キャパシタ及びその製造方法並びに配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波で動作する電子素子から発生するノイズを効率よく吸収しうる低コストで大容量の電解キャパシタ及びその製造方法、並びにそのような電解キャパシタを内蔵した高性能の配線基板及びこれを用いた電子機器を提供する。
【解決手段】第1の領域及び第2の領域を有する電極層10と、電極層10の第1の領域上及び第2の領域上に形成された誘電体膜12と、誘電体膜12上に形成された電極層14,16とを有し、第1の領域上に形成された電極層14b,16bと、第2の領域上に形成された電極層14a,14bとは、電気的に分離されており、第1の領域上に形成された誘電体膜12bは少なくとも部分的に破壊されており、電極層10と第1の領域に形成された電極層14b,16bととは、電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解キャパシタに係り、特に高周波で動作する電子素子から発生するノイズを効率よく吸収しうる電解キャパシタ及びその製造方法、並びにそのような電解キャパシタを内蔵した配線基板に関する。
コンピュータ、通信機器等の高周波で動作するLSIでは、同時スイッチングにより発生する電源電圧の変動(同時スイッチングノイズ)等による誤動作を防ぐため、ノイズを吸収するいわゆるデカップリングキャパシタを電源に並列に挿入し、電源系のインピーダンスを下げている。電源インピーダンスZは、駆動電圧をV、LSIあたりの素子数をn、スイッチング電流をi、駆動周波数をfとして、式(1)で表される。
Z ∝ V/(n×i×f) …(1)
LSIの低電圧化、素子の高集積化及び高周波数化の進展により、要求されるインピーダンスは、急激に低下している。また、デカップリングキャパシタのインピーダンスZは、キャパシタのインダクタンスをL、キャパシタの容量をC、キャパシタの直流抵抗をRとして、式(2)で表される。
Z = 2πfL+1/(2πfC)+R …(2)
式(2)から判るように、低いインピーダンスを得るためには、デカップリングキャパシタの低インダクタンス化と大容量化が必要である。
上述のように、インピーダンスの低下が求められ、デバイスの高周波化が進んでいることにより、デカップリングキャパシタにも、大幅な大容量化、低インダクタンス化が要求されている。特に、100MHz以上の高周波でのデカップリングキャパシタでは、深刻な状況となりつつある。通常、デカップリングキャパシタとしては、LSIの周辺に配置された積層セラミックキャパシタが用いられている。しかし、動作周波数が数百MHzにまで高くなると、積層セラミックキャパシタではインダクタンスが大きすぎ、対応しきれなくなるからである。
特許文献1には、バイパスキャパシタの低インダクタンス化を狙い、絶縁基板上に高誘電率のセラミック薄膜を形成したキャパシタが提案されている。薄膜キャパシタの製造には半導体プロセスが利用でき、はんだバンプによる表面実装が可能であるため、バンプピッチを短くして低インダクタンス化を図ることができる。
また、特許文献2には、LSIとキャパシタとの間の配線を最小限にするため、スルービアを有するインターポーザに薄膜キャパシタを形成したキャパシタインターポーザを、LSIチップと回路基板との間に配置する方法が提案されている。特に、インターポーザ基板にLSIチップと同じシリコン(Si)を用いるSiキャパシタインターポーザは、LSIとの熱膨張係数のミスマッチがない。この手法は、LSIの大型化、微細ピッチ化、LSI配線絶縁膜の低誘電率化による強度の低下などにも対応できるため、高性能LSIにおいて極めて有用な方式である。
特開平11−097289号公報 特開2002−009842号公報
しかしながら、上記従来の薄膜キャパシタでは、積層セラミックキャパシタ並みの容量を得ることは困難であった。また、これまでのSiキャパシタインターポーザは、製造コスト、特にSiへのスルービアの形成過程における製造コストが高く、また、積層セラミックキャパシタに比べて容量が小さかった。
本発明の目的は、高周波で動作する電子素子から発生するノイズを効率よく吸収しうる低コストで大容量の電解キャパシタ及びその製造方法、並びにそのような電解キャパシタを内蔵した配線基板を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有し、前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されている電解キャパシタが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドとを有し、前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている配線基板が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、回路基板と、前記回路基板に搭載される電子部品と、前記回路基板と前記電子部品との間に挿入される配線基板とを有する電子機器であって、前記配線基板は、第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドと、前記第1の電極パッド又は前記第2の電極パッドに接続された第2のスルービアとを有し、前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている電子機器が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層上に、誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜上に、第2の電極層となる第1の導電層を形成する工程と、前記第1の領域に、前記第1の導電層上から押し型を押し付け、前記押し型により押し付けられた前記第1の領域の前記第1の導電層を、前記第2の領域の前記第1の導電層から電気的に分離するとともに、前記第1の領域の誘電体膜を破壊して前記第1の電極層と前記第1の領域の前記第1の導電層とを電気的に接続する工程と、前記第1の導電層上に、絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜に、前記第1の領域の前記第2の電極層上に達する第1の開口部と、前記第2の領域の前記第2の電極層上に達する第2の開口部とを形成する工程と、前記絶縁膜上に、前記第1の開口部を介して前記第1の領域の前記第2の電極層に接続され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の引き出し電極と、前記第2の開口部を介して前記第2の領域の前記第2の電極層に接続された第2の引き出し電極とを形成する工程とを有する電解キャパシタの製造方法が提供される。
本発明によれば、平面状の電解キャパシタ、例えば電解キャパシタの中でも高周波特性に優れる固体高分子型の平面状の電解キャパシタにおいて、電解キャパシタに接続される引き出し電極を、複数、狭ピッチで交互に配置するので、インダクタンスが低く大容量の電解キャパシタを構成することができる。また、押し型を押し付けることにより、第1の電極層に電気的に接続する引き出し電極を形成する領域の誘電体膜の絶縁性を破壊し、この領域の第2の電極層と第1の電極層とを電気的に接続するので、マイクロドリルなどを用いた場合と比較して、第1の電極層に電気的に接続する引き出し電極の形成プロセスを大幅に簡略化することができる。これにより、電解キャパシタの製造時間、ひいては製造コストを大幅に削減することができる。
また、このような電解キャパシタを用いて配線基板及び電子機器を構成することにより、電子部品から発生するノイズを効率よく吸収することができる。これにより、電子機器の性能及び信頼性を向上することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による電解キャパシタ及びその製造方法について図1乃至図9を用いて説明する。
図1は本実施形態による電解キャパシタの構造を示す上面図及び概略断面図、図2及び図3は本実施形態による電解キャパシタの製造方法を示す工程断面図、図4は本実施形態による電解キャパシタの製造方法における押し型加工を説明する図、図5は本実施形態による電解キャパシタの製造方法に適用しうる種々の押し型の形状を示す図、図6は本実施形態の変形例による電解キャパシタの製造方法を示す工程断面図、図7は本実施形態による電解キャパシタのインピーダンス特性を示すグラフ、図8は本実施形態による電解キャパシタのリーク特性を示すグラフ、図9は本実施形態の比較例による電解キャパシタの構造を示す概略断面図である。
はじめに、本実施形態による電解キャパシタの構造について図1を用いて説明する。図1(b)は図1(a)のA−A′線断面における概略断面図である。本実施形態の対象の一例としては、固体高分子型電解キャパシタが該当する。
図1(b)に示すように、表面が多孔質化されたアルミニウムなどよりなる導電性のシート基材10上には、例えば酸化アルミニウムよりなる誘電体膜12(誘電体膜12a,12b)が形成されている。誘電体膜12上には、導電性高分子材料よりなる導電層14(導電層14a,14b)が形成されている。導電層14上には、例えば銀(Ag)ペーストよりなる導電層16(導電層16a,16b)が形成されている。導電層16上には、例えばポリイミドよりなる絶縁膜18が形成されている。絶縁膜18には、導電層16a,16bに達するコンタクトホール20,22がそれぞれ形成されている。コンタクトホール20,22が形成された絶縁膜18上には、コンタクトホール20,22を介して導電層16に電気的に接続された引き出し電極24,26がそれぞれ形成されている。引き出し電極24,26上には、はんだバンプ28が形成されている。
導電層14a,16aが形成された領域と導電層14b,16bが形成された領域との間には、シート基材10に達する凹部30が形成されている。これにより、導電層14a及び導電層16aと、導電層14b及び導電層16bとは、凹部30によって電気的に分離されている。シート基材10と導電層14bとの間に形成された誘電体膜12(誘電体膜12b)は、少なくとも部分的に破壊されており、その部分においてシート基材10と導電層14bとが直に接続されている。
こうして、誘電体膜12と、これを挟持する一対の電極層とを有し、一方の電極(例えば陰極)が導電層14a及び導電層16aにより構成され、他方の電極(例えば陽極)がシート基材10により構成された平面型の固体電解キャパシタが形成されている。当該一方の電極は、導電層14aを介して引き出し電極24に電気的に接続され、当該他方の電極は、導電層14b及び導電層14bを介して引き出し電極26に電気的に接続されている。
引き出し電極24,26は、図1(a)に示すように、多数、狭ピッチで交互に配置されている。また、図1(b)に示すように、双方ともに対称性が高い構造であり、極めて低いインダクタンスを実現できる。
次に、本実施形態による電解キャパシタの製造方法について図2乃至図6を用いて説明する。
まず、シート基材10として、例えば膜厚100μm程度のアルミニウム箔を用意し、その表面を粗面化する。粗面化処理は、例えば、アルミ箔を塩酸水溶液中で電解エッチングすることにより行う。シート基材10の粗面化処理は、表面積を増加してキャパシタの単位面積当たりの容量を増加するためのものである。
シート基材10としては、少なくとも一方の面に金属層を有する任意のシート状の材料を用いることができる。この場合、金属層は、例えばアルミニウム(Al)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)等を主成分とする層である。更に、シート基材は、単層又は複数の金属層で構成される金属箔であってもよい。例えば、アルミニウム(Al)箔と銅(Cu)箔とを積層にしたもの(銅をコア材にして表面にアルミを貼り合わせたものなど)をシート基材として用いることができる。
シート基材10に用いる金属材料としては、陽極酸化により酸化被膜を形成できる金属、いわゆる弁金属(バルブ金属)が好ましい。陽極酸化法は、粗面化した表面に均一且つ緻密な膜を容易に形成できるからである。弁金属としては、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、タングステン(W)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)などの金属元素や、これらを主成分とする合金などが挙げられる。
次いで、表面を粗面化処理したシート基材10の表面に、例えば膜厚50nmの酸化アルミニウムよりなる絶縁膜12を形成する。絶縁膜12は、粗面化処理したアルミニウムよりなるシート基材10を、十分に水洗浄・乾燥した後、例えばアジピン酸アンモニウム水溶液中で陽極酸化することにより形成する。
なお、粗面化処理されたアルミニウム箔の表面に陽極酸化膜が形成されたシート基材10は、市販されている。市販のシート基材10を用いて以後工程を行うようにしてもよい。
次いで、絶縁膜12が形成されたシート基材10上に、例えばディッピングやインクジェットやスクリーン印刷等により、導電層14を形成する。例えば、ピロールモノマーを含む水溶液の塗布、重合、乾燥を繰り返し行うことにより、ポリピロール(polypyrrole)からなる導電性高分子材料よりなる導電層14を形成する(図2(a))。
導電層14としては、電解キャパシタに使用される各種導電材料が適用可能である。導電性高分子材料としては、ポリピロール以外にも、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT:polyethylenedioxythiophene)、ポリチオフェン(polythiophene)、ポリアニリン(polyaniline)等を用いることができる。
次いで、図4(a)乃至図4(c)に示すように、引き出し電極26の形成予定領域に、導電層14上から、例えば直径100μmの円形の押し型32を、例えば400μm間隔で押し付ける。これにより、押し型32の押し付け領域(引き出し電極26の接続予定領域に相当)の周囲に、シート基材10に達する凹部28が形成され、引き出し電極26の接続予定領域の導電層14(導電層14b)と、他の領域の導電層14(導電層14a)とが、凹部28によって電気的に分離される。また、押し型32の押し付け領域(引き出し電極26の接続予定領域)内では、押し付け時の圧力による変形によって誘電体膜12(誘電体膜12b)が破壊され、導電層14(導電層14b)とシート基材10とが電気的に接続される(図2(b))。
粗面化したシート基材10は、例えば図4(a)に示すように、非常に細かな表面凹凸を有しており、押し型32を押し付けることによってその表面に形成された誘電体膜12を容易に破壊することができる。誘電体膜12が破壊された部分では、例えば図4(c)に示すように、シート基材10と導電層14とが直接接触する。
押し型32は、導電層14aの形成領域の誘電体膜12aにダメージを与えることなく凹部28を形成して導電層14aと導電層14bとを分離する観点から、少なくとも周辺部が鋭利になっている必要がある。中央部の形状は、絶縁膜12を破壊するに十分なダメージを与えうる形状であれば特に限定されるものではなく、例えば図5(a)に示すように平坦でもよいし、例えば図5(b)に示すように凹凸を有していてもよいし、例えば図5(c)に示すように周辺部と同様の鋭利な突起形状を有していてもよい。
押し型32の材質は、タングステンやモリブデンなどの金属、WC、MoC、アルミナなどのセラミック、サーメットなどの金属とセラミックとの混合物などを適用できる。また、それらの表面にTiNやダイヤモンドライクカーボンなどで硬質コーティングを施したものでもよい。押し型の外形は、円形のほか、楕円、四角形等でもよい。
次いで、導電層14a,14b上に、等価直列抵抗(ESR)を下げるために、例えばスクリーン印刷により、例えば銀ペーストよりなる導電層16a,16bをそれぞれ形成する(図2(c))。導電層16としては、銀ペーストやカーボンペーストなどの導電性ペーストのほか、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、金(Au)等の金属のめっき膜、蒸着膜、スパッタリング膜等を適用することもできる。
なお、図6に示すように、導電層14上に導電層16を形成した後(図6(a)参照)、押し型32を押し付け、引き出し電極26の接続予定領域の導電層14b及び導電層16bと他の領域の導電層14a及び導電層16aとを電気的に分離するようにしてもよい(図6(b)参照)。
次いで、全面に、例えばスピンコート法により、例えばポリイミド樹脂を塗布・キュアし、ポリイミドよりなる絶縁膜18を形成する(図3(a))。
絶縁膜18としては、ポリイミドのほか、エポキシ系、アラミド系、フェノール系などの各種樹脂材料を適用することができる。また、樹脂材料のほか、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(Si)、酸化アルミニウム(Al)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)などの無機材料を適用してもよい。また、無機材料の層と樹脂材料の層とを組み合わせてもよい。
次いで、絶縁膜18に、例えばレーザー加工により、導電層16a,16bに達するコンタクトホール20,22を形成する(図3(b))。コンタクトホール20,22の形成は、レーザー加工のほか、フォトリソグラフィとエッチングとを組み合わせた加工プロセスその他の方法を用いてもよい。
次いで、例えばめっき法により、例えばニッケル(Ni)を堆積し、コンタクトホール20,22を介して導電層16a,16bに電気的に接続された引き出し電極24,26を形成する。
次いで、引き出し電極24,26上に、はんだバンプを形成し、本実施形態による電解キャパシタを完成する(図3(c))。
このようにして形成した5mm角の電解キャパシタを、電気特性評価用の基板にはんだバンプ実装し、ネットワークアナライザにより電気特性の評価を行った。
図7は本実施形態による電解キャパシタについてインピーダンス特性の測定を行った結果を示すグラフである。図7の測定結果から、静電容量が12μF、等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)が2mΩ、等価直列インダクタンス(ESL:Equivalent Series Inductance)が4pHであった。
図8は本実施形態による電解キャパシタについて電流−電圧特性の測定を行った結果を示すグラフである。図8の測定結果から、印加電圧が10Vのときのリーク電流は10−6A/cm程度と、非常に小さいことが判った。
比較例として、図9に示す電解キャパシタを形成した。図9に示す電解キャパシタは、押し型32により加工する代わりに、引き出し電極26の形成予定領域の導電層14及び誘電体膜12をマイクロドリルにより除去した後、シート基材10に直に接続される引き出し電極26を形成したものである。
図9に示す電解キャパシタについて図7及び図8と同様の測定を行ったところ、本実施形態による電解キャパシタと同等の特性が得られた。このことから、押し型32で形成した導電層14bとシート基材10との間の電気的接続が確実に行われていることが確認できた。
押し型32を用いた加工では、マイクロドリルを用いた加工の場合のように引き出し電極26用の穴を一つ一つ開けていく必要はなく、総て或いは複数の引き出し電極26の形成予定領域の加工を一括して行うことができる。したがって、本実施形態による電解キャパシタでは、比較例の電解キャパシタと比較して、当該工程での加工時間を約1/100程度に短縮することができ、電解キャパシタの製造時間、ひいては製造コストを大幅に削減することができる。
このように、本実施形態によれば、平面状の電解コンデンサにおいて、電解コンデンサに接続される複数の引き出し電極を、狭ピッチで交互に配置するので、インダクタンスが低く大容量の電解キャパシタを構成することができる。
また、押し型を押し付けることにより、シート基材10に電気的に接続する引き出し電極26を形成する領域の誘電体膜12bの絶縁性を破壊し、この領域の絶縁層16bとシート基材10とを電気的に接続するので、マイクロドリルなどを用いた場合と比較して、シート基材10に電気的に接続する引き出し電極26の形成プロセスを大幅に簡略化することができる。これにより、電解キャパシタの製造時間、ひいては製造コストを大幅に削減することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態によるキャパシタインターポーザ及びその製造方法について図10乃至図12を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1実施形態による電解キャパシタ及びその製造方法と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図10は本実施形態によるキャパシタインターポーザの構造を示す上面図及び概略断面図、図11及び図12は本実施形態によるキャパシタインターポーザの製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態によるキャパシタインターポーザの構造について図11を用いて説明する。なお、キャパシタインターポーザとは、回路基板や電子部品を相互接続するための配線基板(インターポーザ)の一種であって、キャパシタを内包したものである。本実施形態によるキャパシタインターポーザは、第1実施形態による電解キャパシタを包含した配線基板である。
表面が多孔質化されたアルミニウムなどよりなる導電性のシート基材10の両面には、例えば酸化アルミニウムよりなる誘電体膜12が形成されている。誘電体膜12上には、導電性高分子材料よりなる導電層14(導電層14a,14b)が形成されている。導電層14上には、例えば銀(Ag)ペーストよりなる導電層16(導電層16a,16b)が形成されている。
導電層14a,16aが形成された領域と導電層14b,16bが形成された領域との間には、シート基材10に達する凹部30が形成されている。これにより、導電層14a及び導電層16aと、導電層14b及び導電層16bとは、凹部30によって電気的に分離されている。シート基材10と導電層14bとの間に形成された誘電体膜12は、部分的に破壊されており、その部分においてシート基材10と導電層14bとが直に接続されている。図10(b)では、絶縁膜12が破壊されていることを明示するため、導電層14b下の絶縁膜12の記載を省略している。
シート基材10、誘電体膜12、導電層14及び導電層16よりなる積層体34には、これを貫通するスルーホール36,38が形成されている。導電層16上及びスルーホール36,38内には、例えばポリイミドよりなる絶縁膜18が形成されている。
絶縁膜18には、導電層16aに達するコンタクトホール20と、導電層16bに達するコンタクトホール22と、スルーホール34内に埋め込まれた絶縁膜18を貫くスルーホール40,42とが形成されている。
絶縁膜18上には、電極パッド46,48,50が形成されている。電極パッド46,48,50は、例えば図10(a)に示すように、使用目的に応じた所定の位置に形成されている。
電極パッド46は、例えばグラウンド用パッドであり、スルーホール40に埋め込まれた導電体44に接続されている。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド46と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド46とは、スルーホール40内に埋め込まれた導電体44を介して電気的に接続されている。電極パッド46はまた、コンタクトホール20を介して電解キャパシタの一方の電極層(導電層16a)にされている。
電極パッド48は、例えば電源用パッドであり、コンタクトホール22に埋め込まれた導電体44及び導電層16bを介して電解キャパシタの他方の電極層(シート基材10)に電気的に接続されている。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド48と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド48とは、導電体44及びシート基材10を介して電気的に接続されている。
電極パッド50は、例えば電解キャパシタを介さずに信号を伝達するためのスルービア用パッドであり、スルーホール42に埋め込まれた導電体44に接続されている。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド50と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド50とは、スルーホール42に埋め込まれた導電体44を介して電気的に接続されている。
こうして、誘電体膜12及びこれを挟持する一対の電極層(導電層14a,16a及びシート基材10)を有する電解キャパシタを、シート基材10の両面側にそれぞれ内包し、電解キャパシタに接続された電極パッド46,48及び電解キャパシタから絶縁されたスルービアに接続された電極パッド50を有する両面キャパシタインターポーザが構成されている。
電極パッド46と電極パッド48とは、図10(a)に示すように、多数、狭ピッチで交互に配置されている。また、図10(b)に示すように、双方ともに対称性が高い構造であり、極めて低いインダクタンスを実現できる。また、グラウンド用パッド46及び電源用パッド48に接続される導電層44がキャパシタインターポーザを貫通しており、キャパシタインターポーザを通過する際の直流抵抗分も極めて小さい。
通常は、このようなインターポーザでは、信号ビア(電極パッド50部のスルービア)が高誘電率体や導体に近接して通過するために信号特性の劣化が生じるが、図10の例では、信号ビアは低誘電率の高絶縁材料からなる絶縁膜18を通過する構造となっており、信号の劣化も少ない。
次に、本実施形態によるキャパシタインターポーザの製造方法について図11及び図12を用いて説明する。
まず、シート基材10として、例えば膜厚100μm程度のアルミニウム箔を用意し、その表面を粗面化する。粗面化処理は、例えば、アルミ箔を塩酸水溶液中で電解エッチングすることにより行う。シート基材10には、第1実施形態に記載のものと同様の材料を用いることができる。
次いで、表面を粗面化処理したシート基材10の表面に、例えば膜厚50nmの酸化アルミニウムよりなる誘電体膜12を形成する。誘電体膜12は、粗面化処理したアルミニウムよりなるシート基材10を、十分に水洗浄・乾燥した後、例えばアジピン酸アンモニウム水溶液中で陽極酸化することにより形成する。
次いで、誘電体膜12が形成されたシート基材10上に、導電層14を形成する。例えば、ピロールモノマーを含む水溶液の塗布、重合、乾燥を繰り返し行うことにより、ポリピロール(polypyrrole)からなる導電性高分子材料よりなる導電層14を形成する。導電層14には、第1実施形態に記載のものと同様の材料を用いることができる。
次いで、導電層14上に、例えば銀ペーストよりなる導電層16を形成する。導電層16には、第1実施形態に記載のものと同様の材料を用いることができる。
こうして、シート状基材10の両面に、絶縁膜12、導電層14及び導電層16が積層されてなる積層体32を形成する(図11(a))。なお、導電層16は、図6に示す第1実施形態による電解キャパシタの製造方法の場合と同様に、後述する押し型加工の工程の後に形成してもよい。
次いで、積層体32のグラウンド用パッドの形成領域及び電極パッドの形成領域に、例えば打ち抜きプレスにより、積層体32を貫通するスルーホール36,38を、それぞれ形成する(図11(b))。
次いで、電極パッド48の接続予定領域に、導電層14上から、例えば直径100μmの円形の押し型32を押し付ける。これにより、押し型32の押し付け領域(電極パッド48の接続予定領域)の周囲に、シート基材10に達する凹部30が形成され、電極パッド48の接続予定領域の導電層14(導電層14b)と、他の領域の導電層14(導電層14a)とが、凹部30によって電気的に分離される。また、押し型32の押し付け領域(電極パッド48の接続予定領域)内では、押し付け時の圧力による変形によって絶縁膜12が破壊され、導電層14(導電層14b)とシート基材10とが電気的に接続される。なお、以後の図面では、絶縁膜12が破壊されていることを明示するため、導電層14b下の絶縁膜12の記載を省略している(図11(c))。
スルーホール36,38形成のためのプレス加工と、絶縁膜12を破壊するためのプレス加工とは、いずれを先に行ってもよい。また、一度に行ってもよい。
次いで、積層体34の両面に、例えばポリイミドよりなるラミネートフィルムを積層して加熱圧着することにより、絶縁膜18を形成する。絶縁膜18は、スルーホール36,38内にも埋め込まれる(図12(a))。絶縁膜18には、第1実施形態に記載のものと同様の材料を用いることができる。
次いで、絶縁膜18に、例えばレーザー加工により、導電層16a,16bに達するコンタクトホール20,22と、スルーホール34,36の形成領域の絶縁膜18を貫通するスルーホール40,42とを形成する(図12(b))。
次いで、例えば無電界銅(Cu)めっき及び電解銅めっきにより、コンタクトホール20,22及びスルーホール40,42内に埋め込まれた導電体44を形成するとともに、導電体44に接続された電極パッド46,48,50を形成する(図12(c))。
この際、電極パッド46は、スルーホール40に埋め込まれた導電体44に接続して形成される。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド46と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド46とは、スルーホール40内に埋め込まれた導電体44を介して電気的に接続される。電極パッド46はまた、コンタクトホール20を介して電解キャパシタの一方の電極層(導電層16a)に接続される。
電極パッド48は、コンタクトホール22に埋め込まれた導電体44及び導電層16bを介して電解キャパシタの他方の電極層(シート基材10)に電気的に接続して形成される。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド48と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド48とは、導電体44及びシート基材10を介して電気的に接続される。
電極パッド50は、スルーホール42に埋め込まれた導電体44に接続して形成される。積層体34の一方の面側に形成された電極パッド50と、積層体34の他方の面側に形成された電極パッド50とは、スルーホール42に埋め込まれた導電体44を介して電気的に接続される。
こうして、図10に示す本実施形態のキャパシタインターポーザを完成する。
(実施例1)
上述の製造方法を用いて形成したキャパシタインターポーザの20mm各の電解キャパシタを、電気特性評価用の基板にはんだバンプ実装し、ネットワークアナライザを用いて電気特性を評価した結果、静電容量が600μF、ESRが1mΩ、ESLが0.1pH以下、リーク電流が100μA以下であった。また、85℃、85%RH、2.5V、500hの高温高湿負荷試験後の静電容量変化は10%以下であり、リーク電流も10μA以下であった。
上述したサンプルの静電容量600μF/20×10mmという値は、150μF/cmの容量密度となる。従来の高誘電率薄膜を用いるキャパシタの容量密度の報告例は数μF/cm程度であり、本発明は、その数倍の高い値を達成している。
本実施形態によるキャパシタインターポーザの製造方法において、電解キャパシタの製造方法は、第1実施形態による電解キャパシタの製造方法と基本的に変わらない。また、大部分の工程をシートプロセスとして実施できるため、製造コストを低減することができる。
(実施例2)
下記の手順でキャパシタインターポーザを試作し、電解キャパシタを評価した。
まず、実施例1と同様にして導電層14を形成した。
次いで、カーボンペースト及び銀ペーストからなる複層の導電層16を形成した。
次いで、実施例1と同様に、図12(b)以降の工程を実施した。
このようにして形成したキャパシタインターポーザの20mm各の電解キャパシタを、電気特性評価用の基板にはんだバンプ実装し、ネットワークアナライザを用いて電気特性を評価した結果、静電容量が600μF、ESRが0.5mΩ、ESLが0.1pH以下、リーク電流が10μA以下であった。
(実施例3)
下記の手順でキャパシタインターポーザを試作し、電解キャパシタを評価した。
厚さ50μmのアルミ箔を30μmのポリイミド系耐熱フィルムに貼り合わせたシート基材を用い、その後、実施例1と同様にしてキャパシタインターポーザを形成した。ただし、電解キャパシタ及び絶縁膜18の形成は、アルミ箔側の表面のみである。なお、サンプルでは、フィルムラミネートもアルミ箔側のみである。
このようにして形成したキャパシタインターポーザの20mm各の電解キャパシタを、電気特性評価用の基板にはんだバンプ実装し、ネットワークアナライザを用いて電気特性を評価した結果、静電容量が300μF、ESRが1mΩ、ESLが0.1pH以下、リーク電流が10μA以下であった。
図13は、本実施形態によるキャパシタインターポーザの変形例を示す概略断面図である。図10の例では、シート基材10の両面に電解キャパシタを形成しているが、図13のキャパシタインターポーザでは、シート基材10の片面にのみ電解キャパシタを形成している。この場合も、平面型の大容量キャパシタが形成される。そして、図10のキャパシタインターポーザと同様に、シート基材10に電気的に接続された電源用パッド48と、電解キャパシタの導電層16a及びスルービアに電気的に接続されたグラウンド用パッド46と、電解キャパシタから絶縁されたスルービアに電気的に接続された信号用パッド50とを有する。
図14は、本実施形態によるキャパシタインターポーザの他の変形例を示す概略断面図である。
図14に示すキャパシタインターポーザは、図10に示すキャパシタインターポーザ70を、配線基板の内部に入れ込んだ構成としたものである。すなわち、キャパシタインターポーザ70の両面には、キャパシタインターポーザ70に接続される多層配線層80,90が形成されている。多層配線層80,90は、絶縁膜82と、絶縁膜82内に埋め込まれた配線層とにより構成されている。キャパシタインターポーザ70の絶縁膜18として、ポリイミド系やエポキシ系などの配線基板に用いられている各種材料となじみの良い樹脂材料を用いることにより、キャパシタインターポーザ70と多層配線層80,90とが一体化した配線基板を構成することができる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態による電解キャパシタを用いてキャパシタインターポーザを構成するので、インダクタンスが低く大容量の電解キャパシタを有するキャパシタインターポーザを構成することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による電子機器について図15乃至図18を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1実施形態による電解キャパシタ及びその製造方法並びに図10乃至図14に示す第2実施形態によるキャパシタインターポーザ及びその製造方法と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図15乃至図18は本実施形態による電子機器の構造を示す概略図である。
本実施形態では、第2実施形態によるキャパシタインターポーザを適用した種々の電子機器について説明する。
図15に示す電子機器66は、電子部品64、例えばLSIチップなどの半導体チップを、キャパシタインターポーザ56を介して回路基板52上へ搭載したものである。
回路基板52上には、バンプ54を介してキャパシタインターポーザ56が形成されている。キャパシタインターポーザ56上には、バンプ58を介して電子部品64が形成されている。回路基板52と電子部品64との間にキャパシタインターポーザ56を挿入することにより、回路基板52と電子部品64とを電気的に接続するとともに、これらの間にノイズを吸収するためのデカップリングキャパシタを挿入することができる。
図16に示す電子機器66は、電子部品64を、複数のキャパシタインターポーザ56を介して回路基板52上へ搭載したものである。
回路基板52上には、バンプ54を介してキャパシタインターポーザ56が形成されている。キャパシタインターポーザ56上には、バンプ58を介してキャパシタインターポーザ60が形成されている。キャパシタインターポーザ60上には、バンプ62を介して電子部品64が形成されている。回路基板52と電子部品64との間にキャパシタインターポーザ56,60を挿入することにより、回路基板52と電子部品64とを電気的に接続するとともに、これらの間にノイズを吸収するためのデカップリングキャパシタを挿入することができる。また、キャパシタインターポーザ56,60を複数設けることにより、組み合わせによって種々の容量値を実現することができ、また、異なる容量値のデカップリングキャパシタを設けることもできる。キャパシタインターポーザ56,60は、2つである必要はなく、3つ以上用いてもよい。
図17に示す電子機器66は、複数の電子部品64を、キャパシタインターポーザ56を介して回路基板52上へ搭載したものである。
回路基板52上には、柱状のバンプ54aを介してキャパシタインターポーザ56が形成されている。キャパシタインターポーザ56上には、球状のバンプ58を介して電子部品64a,64b,64cが形成されている。回路基板52と電子部品64a,64b,64cとの間にキャパシタインターポーザ56を挿入することにより、回路基板52と電子部品64a,64b,64cとを電気的に接続するとともに、これらの間にノイズを吸収するためのデカップリングキャパシタを挿入することができる。半導体チップの数は、3個である必要はなく、2個でもよいし、4個以上でもよい。また、図15の場合のように、任意の電子部品64の接続について、複数のキャパシタインターポーザを積層してもよい。また、図16では回路基板52とキャパシタインターポーザ56との接続に柱状のバンプ54aを用いているが、バンプ58と同様の球状のバンプとしてもよい。バンプの種類は、図16の電子機器の場合に限らず、適宜変更することができる。
図18に示す電子機器66は、電子部品64を、複数のキャパシタインターポーザ56を介して回路基板52条へ搭載したものである。
回路基板52上には、バンプ54を介してキャパシタインターポーザ56a,56bが形成されている。キャパシタインターポーザ56a,56b上には、バンプ58を介して電子部品64が形成されている。回路基板52と電子部品64との間にキャパシタインターポーザ56a,56bを挿入することにより、回路基板52と電子部品64とを電気的に接続するとともに、これらの間にノイズを吸収するためのデカップリングキャパシタを挿入することができる。また、キャパシタインターポーザ56,60を複数設けることにより、組み合わせによって種々の容量値を実現することができ、また、異なる容量値のデカップリングキャパシタを設けることもできる。キャパシタインターポーザ56a,56bは、2つである必要はなく、3つ以上用いてもよい。
このように、本実施形態によれば、第2実施形態によるキャパシタインターポーザを用いて電子機器を構成するので、電子部品から発生するノイズを効率よく吸収することができる。これにより、電子機器の性能及び信頼性を向上することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施形態に記載した電解キャパシタ、キャパシタインターポーザ及び電子機器並びにこれらの製造方法は、代表的な構成を例示したものであり、本発明の範囲内で種々の変形、代用が可能である。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、
前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、
前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有し、
前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されている
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記2) 付記1記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の電極層に電気的に接続された第1の引き出し電極と、
前記第2の電極層に電気的に接続された第2の引き出し電極とを更に有し、
前記第1の引き出し電極は、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
前記第2の引き出し電極は、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記3) 付記2記載の電解キャパシタにおいて、
前記第2の電極層上に形成された絶縁膜を更に有し、
前記第1の引き出し電極及び前記第2の引き出し電極は、前記絶縁膜上に形成されており、前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第1の電極層及び前記第2の電極層にそれぞれ電気的に接続されている
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記4) 付記1乃至3のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の電極層の表面は、粗面化されている
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記5) 付記1乃至4のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の電極層は、弁金属を含む金属材料により構成されており、
前記誘電体膜は、前記金属材料の陽極酸化膜である
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記6) 付記1乃至5のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第2の電極層は、前記誘電体膜に接して設けられた導電性高分子材料よりなる第1の導電膜を有する
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記7) 付記6記載の電解キャパシタにおいて、
前記第2の電極層は、前記第1の膜上に、前記導電性高分子材料とは異なる材料よりなる第2の導電膜を更に有する
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記8) 付記1乃至7のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の引き出し電極及び前記第2の引き出し電極を、それぞれ複数有する
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記9) 付記1乃至8のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の電極層は、シート状の基材である
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記10) 付記1乃至8のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
前記第1の電極層は、シート状の基材上に形成されている
ことを特徴とする電解キャパシタ。
(付記11) 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、
前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、
前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドとを有し、
前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、
前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
ことを特徴とする配線基板。
(付記12) 付記11記載の配線基板において、
前記第1の電極層の両面に、前記電解キャパシタがそれぞれ形成されている
ことを特徴とする配線基板。
(付記13) 付記11又は12記載の配線基板において、
前記電解キャパシタの前記第1の電極パッド又は前記第2の電極パッドに電気的に接続された第1のスルービアを更に有する
ことを特徴とする配線基板。
(付記14) 付記11乃至13のいずれか1項に記載の配線基板において、
前記電解キャパシタから絶縁された第2のスルービアを更に有する
ことを特徴とする配線基板。
(付記15) 付記11乃至14のいずれか1項に記載の配線基板において、
前記絶縁膜上に形成された多層配線層を更に有する
ことを特徴とする配線基板。
(付記16) 回路基板と、前記回路基板に搭載される電子部品と、
前記回路基板と前記電子部品との間に挿入される配線基板とを有する電子機器であって、
前記配線基板は、
第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、
前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、
前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドと、
前記第1の電極パッド又は前記第2の電極パッドに接続された第2のスルービアとを有し、
前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、
前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記17) 付記16記載の電子機器において、
前記回路基板と前記電子部品とは、複数の前記配線基板を介して接続されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記18) 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層上に、誘電体膜を形成する工程と、
前記誘電体膜上に、第2の電極層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の領域に、前記第1の導電層上から押し型を押し付け、前記押し型により押し付けられた前記第1の領域の前記第1の導電層を、前記第2の領域の前記第1の導電層から電気的に分離するとともに、前記第1の領域の誘電体膜を破壊して前記第1の電極層と前記第1の領域の前記第1の導電層とを電気的に接続する工程と、
前記第1の導電層上に、絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜に、前記第1の領域の前記第2の電極層上に達する第1の開口部と、前記第2の領域の前記第2の電極層上に達する第2の開口部とを形成する工程と、
前記絶縁膜上に、前記第1の開口部を介して前記第1の領域の前記第2の電極層に接続され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の引き出し電極と、前記第2の開口部を介して前記第2の領域の前記第2の電極層に接続された第2の引き出し電極とを形成する工程と
を有することを特徴とする電解キャパシタの製造方法。
(付記19) 付記18記載の電解キャパシタの製造方法において、
前記第1の導電層を形成する工程よりも後、前記絶縁膜を形成する工程よりも前に、前記第1の導電層上に、前記第1の導電層とは異なる材料よりなり、前記第1の導電層とともに前記第2の電極層を構成する第2の導電層を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする電解キャパシタの製造方法。
(付記20) 付記18又は19記載の電極キャパシタの製造方法において、
前記押し型を押し付ける工程では、前記第1の引き出し電極を形成する予定の複数の領域に、前記押し型を同時に押し付ける
ことを特徴とする電極キャパシタの製造方法。
本発明の第1実施形態による電解キャパシタの構造を示す上面図及び概略断面図である。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタの製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタの製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタの製造方法における押し型加工を説明する図である。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタの製造方法に適用しうる種々の押し型の形状を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例による電解キャパシタの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタのインピーダンス特性を示すグラフである。 本発明の第1実施形態による電解キャパシタのリーク特性を示すグラフである。 本発明の第1実施形態の比較例による電解キャパシタの構造を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態によるキャパシタインターポーザの構造を示す上面図及び概略断面図である。 本発明の第2実施形態によるキャパシタインターポーザの製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態によるキャパシタインターポーザの製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態の変形例によるキャパシタインターポーザの構造を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態の他の変形例によるキャパシタインターポーザの構造を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その1)である。 本発明の第3実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その2)である。 本発明の第3実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その3)である。 本発明の第3実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その4)である。
符号の説明
10…シート基材
12…誘電体膜
14…導電膜
16…導電層
18…絶縁膜
20,22…コンタクトホール
24,26…引き出し電極
28…はんだバンプ
30…凹部
32…押し型
34…積層体
36,38,40,42…スルーホール
44…導電体
46,48,50…電極パッド
52…回路基板
54,58,62…バンプ
56,60…キャパシタインターポーザ
64…電子部品
66…電子機器
70…キャパシタインターポーザ
80,90…多層配線層
82…絶縁膜
84…配線層

Claims (8)

  1. 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、
    前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、
    前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有し、
    前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
    前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されている
    ことを特徴とする電解キャパシタ。
  2. 請求項1記載の電解キャパシタにおいて、
    前記第1の電極層に電気的に接続された第1の引き出し電極と、
    前記第2の電極層に電気的に接続された第2の引き出し電極とを更に有し、
    前記第1の引き出し電極は、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
    前記第2の引き出し電極は、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
    ことを特徴とする電解キャパシタ。
  3. 請求項2記載の電解キャパシタにおいて、
    前記第2の電極層上に形成された絶縁膜を更に有し、
    前記第1の引き出し電極及び前記第2の引き出し電極は、前記絶縁膜上に形成されており、前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第1の電極層及び前記第2の電極層にそれぞれ電気的に接続されている
    ことを特徴とする電解キャパシタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電解キャパシタにおいて、
    前記第1の引き出し電極及び前記第2の引き出し電極を、それぞれ複数有する
    ことを特徴とする電解キャパシタ。
  5. 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、
    前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドとを有し、
    前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
    前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、
    前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
    前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
    ことを特徴とする配線基板。
  6. 回路基板と、前記回路基板に搭載される電子部品と、
    前記回路基板と前記電子部品との間に挿入される配線基板とを有する電子機器であって、
    前記配線基板は、
    第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層と、前記第1の電極層における前記第1の領域上及び前記第2の領域上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成された第2の電極層とを有する電解キャパシタと、
    前記電解キャパシタを覆うように形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の電極パッドと、
    前記絶縁膜上に形成され、前記第2の導電層に電気的に接続された第2の電極パッドと、
    前記第1の電極パッド又は前記第2の電極パッドに接続された第2のスルービアとを有し、
    前記第1の領域上に形成された前記第2の電極層と、前記第2の領域上に形成された前記第2の電極層とは、電気的に分離されており、
    前記第1の領域上に形成された前記誘電体膜は少なくとも部分的に破壊されており、前記第1の電極層と前記第1の領域に形成された前記第2の電極層とは、電気的に接続されており、
    前記第1の電極パッドは、前記第1の領域に形成された前記第2の電極層を介して前記第1の電極層に電気的に接続されており、
    前記第2の電極パッドは、前記第2の領域に形成された前記第2の電極層に電気的に接続されている
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 第1の領域及び第2の領域を有する第1の電極層上に、誘電体膜を形成する工程と、
    前記誘電体膜上に、第2の電極層となる第1の導電層を形成する工程と、
    前記第1の領域に、前記第1の導電層上から押し型を押し付け、前記押し型により押し付けられた前記第1の領域の前記第1の導電層を、前記第2の領域の前記第1の導電層から電気的に分離するとともに、前記第1の領域の前記誘電体膜を破壊して前記第1の電極層と第1の領域の前記第1の導電層とを電気的に接続する工程と、
    前記第1の導電層上に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に、前記第1の領域の前記第2の電極層上に達する第1の開口部と、前記第2の領域の前記第2の電極層上に達する第2の開口部とを形成する工程と、
    前記絶縁膜上に、前記第1の開口部を介して前記第1の領域の前記第2の電極層に接続され、前記第1の電極層に電気的に接続された第1の引き出し電極と、前記第2の開口部を介して前記第2の領域の前記第2の電極層に接続された第2の引き出し電極とを形成する工程と
    を有することを特徴とする電解キャパシタの製造方法。
  8. 請求項7記載の電極キャパシタの製造方法において、
    前記押し型を押し付ける工程では、前記第1の引き出し電極を形成する予定の複数の領域に、前記押し型を同時に押し付ける
    ことを特徴とする電極キャパシタの製造方法。
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