JP2009224406A - 排熱利用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】動作状況により発熱量が異なる複数の熱源から排熱を回収して吸着式冷凍機等の排熱利用装置に用いる排熱利用システムにおいて、排熱利用装置の能力を十分に引き出す。
【解決手段】各ブレード21a〜21dから排出される温水の流路を温感自力式切り換えバルブ32a〜32dにより切り換える。所定温度以上の温水は吸着式冷凍機60に送られ、所定温度よりも低い温水は冷却水貯留タンク30に送られる。吸着式冷凍機60では、この温水を利用してデシカントを再生する。吸着式冷凍機60に送られる温水の流量が不足する場合、補助熱源34により加熱した温水を吸着式冷凍機60に送る。
【選択図】図2
【解決手段】各ブレード21a〜21dから排出される温水の流路を温感自力式切り換えバルブ32a〜32dにより切り換える。所定温度以上の温水は吸着式冷凍機60に送られ、所定温度よりも低い温水は冷却水貯留タンク30に送られる。吸着式冷凍機60では、この温水を利用してデシカントを再生する。吸着式冷凍機60に送られる温水の流量が不足する場合、補助熱源34により加熱した温水を吸着式冷凍機60に送る。
【選択図】図2
Description
本発明は、動作状況に応じて発熱量が変化する複数の熱源から排熱を回収して再利用する排熱利用システムに関する。
近年、情報処理の分野において、大量のデータ処理にブレードサーバが広く使用されるようになった。ブレードサーバは、ラック内にブレードと呼ばれる複数のコンピュータユニットを収納したものである。各ブレードにはCPU(Central Processing Unit)、メモリ、I/O(Input/Output)バス及びストレージなど、コンピュータとして必要な機能の殆どが搭載されている。このようなブレードサーバでは1ラック当たりの消費電力が数kW以上になり、大量の熱が発生する。このため、ラック内の温度を下げる冷却機構を設けて、熱による誤動作や故障の発生を防止することが必要となる。
図1は、ブレードサーバのラックの一例を示す図である。このブレードサーバでは、ラック10の下部に冷却装置11を配置してラック10内を一定の温度以下にしている。その他、ブレード間に冷却装置を配置してブレードを冷却する方法や、送風機によりラックの下部から冷気を取り込み、ラック上部に吹き出してラック全体を冷却する方法などがある。特許文献1〜3には、ブレードサーバの冷却機構の例が記載されている。
ところで、エコロジー及び環境保護の観点から、各種機器から排出される熱を回収して再利用することが提案されている。また、この種の用途に使用する装置として、吸着式冷凍機が開発されている。吸着式冷凍機は、蒸発器と、2つの吸着剤熱交換器と、凝縮器とにより構成されており、冷媒(一般的には水を使用)が気化するときに気化熱を奪うことを利用して蒸発器のパイプ中を通る水の温度を下げている。このとき気化した冷媒(水蒸気)は、吸着剤熱交換器内に配置されたデシカント(シリカゲル等の吸着剤)に吸着される。
一方の吸着剤熱交換器が冷媒の吸着に用いられている間、他方の吸着剤熱交換器ではデシカントの再生(乾燥)を行う。すなわち、吸着剤熱交換器内を通る温水によりデシカントを加熱して冷媒を蒸発させる。デシカントから離脱した冷媒(水蒸気)は、凝縮器において冷却され、液体(水)に戻る。吸着式冷凍機の構造及び動作原理は、例えば非特許文献1に記載されている。
その他、本発明に関係すると思われる従来技術として、非特許文献2に記載されたものがある。非特許文献2には、種々の温感自力式バルブが記載されている。
特開2007−34689号公報
特開2004−240967号公報
特開2007−250692号公報
ユニオン産業株式会社ホームページ<http://www.union-industry.co.jp/service/kankyo/kankyo.html>
シールテック株式会社ホームページ<http://www.sealtech.co.jp/therm_o_tech/>
ブレードサーバにおいて、ブレードで発生する熱を冷却水により回収し、この冷却水をデシカントを加熱する温水として利用することが考えられる。しかし、ブレードサーバで発生する熱を吸着式冷凍機に使用しようとすると、以下に示す問題点がある。
すなわち、ブレードサーバでは、ブレードの動作状態に応じて発生する熱量が大きく変化する。このため、デシカントの再生に使用する温水の温度を一定の温度以上に保つことが難しく、吸着式冷凍機の能力を十分に引き出すことができない。
以上から、本発明の目的は、動作状況により発熱量が異なる複数の熱源から排熱を回収して吸着式冷凍機等の排熱利用装置に用いる排熱利用システムにおいて、排熱利用装置の能力を十分に引き出すことである。
本発明の一観点によれば、熱源となる電子部品が搭載された複数の電子装置と、前記複数の電子装置から排出される熱を利用して稼動する排熱利用装置と、前記複数の電子装置のそれぞれに個別に設けられて前記電子部品を冷却した冷媒が通る複数の第1の配管と、前記複数の第1の配管のそれぞれに個別に接続され、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度が所定温度以上のときに前記冷媒を前記排熱利用装置に通じる第2の配管に通し、前記冷媒の温度が前記所定温度未満のときに前記冷媒を第3の配管に通す複数の流路切り換え機構部とを有する排熱利用システムが提供される。
本発明においては、電子部品を冷却した後の冷媒が通る第1の配管に流路切り換え機構部を設け、電子部品を冷却した後の冷媒の温度によりその流路を切り換えている。これにより、所定温度以上の冷媒のみを排熱利用装置に供給することができ、排熱利用装置の能力を十分に引き出すことができる。
流路切り換え機構部として、冷媒の温度に応じて体積変化する部材により冷媒の流路を機械的に切り換える温感自力式切り換えバルブを用いることが好ましい。これにより、例えば温度センサにより冷媒の温度を検出して電磁バルブにより流路を切り換える方式に比べてシステム構成が簡単になり、システムの設置及びメンテナンス等が容易になる。
本発明においては、電子装置から排出される冷媒のうち所定温度以上の冷媒のみを排熱利用装置に供給するので、各電子装置の稼働状態によっては排熱利用装置への冷媒の供給量が不足することが考えられる。この場合、流路切り換え機構部により分離された所定温度よりも低い冷媒を補助熱源により再加熱し、所定温度以上にしてから排熱利用装置に供給することが好ましい。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
1.第1の実施形態
(排熱利用システムの全体構成)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る排熱利用システムの全体構成を示す模式図である。この図2に示すように、本実施形態に係る排熱利用システムは、サーバラック20と、冷却水貯留タンク30と、補助熱源34と、吸着式冷凍機(排熱利用装置)60と、ポンプ31,33と、温感自力式切り換えバルブ(流路切り換え機構部)32a,32b,32c,32dと、流量検出器36と、流量制御バルブ35と、切り換えバルブ37,38とを有している。サーバラック20内には複数のブレード(電子装置)21a,21b,21c,21dが収納されてブレードサーバを構成している。なお、実際にはサーバラック20内に多くのブレードが収納されるが、ここでは説明を簡単にするために、サーバラック20内にはブレード21a,21b,21c,21dの4台のみが収納されるものとする。
(排熱利用システムの全体構成)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る排熱利用システムの全体構成を示す模式図である。この図2に示すように、本実施形態に係る排熱利用システムは、サーバラック20と、冷却水貯留タンク30と、補助熱源34と、吸着式冷凍機(排熱利用装置)60と、ポンプ31,33と、温感自力式切り換えバルブ(流路切り換え機構部)32a,32b,32c,32dと、流量検出器36と、流量制御バルブ35と、切り換えバルブ37,38とを有している。サーバラック20内には複数のブレード(電子装置)21a,21b,21c,21dが収納されてブレードサーバを構成している。なお、実際にはサーバラック20内に多くのブレードが収納されるが、ここでは説明を簡単にするために、サーバラック20内にはブレード21a,21b,21c,21dの4台のみが収納されるものとする。
冷却水貯留タンク30には冷却水が貯留される。この冷却水貯留タンク30とポンプ31のインレット(入口)との間は配管41により接続されている。また、ポンプ31のアウトレット(出口)には、配管42が接続されている。
配管43aは配管42とブレード21aとの間を接続しており、配管43bは配管42とブレード21bとの間を接続している。また、配管43cは配管42とブレード21cとの間を接続しており、配管43dは配管42とブレード21dとの間を接続している。これらの配管43a,43b,43c,43dを通る冷却水により、ブレード21a,12b,21c,21dに搭載されたCPUが冷却される。CPUを冷却することにより、冷却水の温度が上昇して温水となる。CPUを冷却した後の冷却水は、配管(第1の配管)44a,44b,44c,44dを介してラック20の外側に排出される。以下、ラック20から排出される冷却水を、温水という。
配管44aはブレード21aと温感自力式切り換えバルブ32aのインレットとの間を接続しており、配管44bはブレード21bと温感自力式切り換えバルブ32bのインレットとの間を接続している。また、配管44cはブレード21cと温感自力式切り換えバルブ32cのインレットとの間を接続しており、配管44dはブレード21dと温感自力式切り換えバルブ32dのインレットとの間を接続している。温感自力式切り換えバルブ(流路切り換え機構部)32a,32b,32c,32dは、いずれも1つのインレットと2つのアウトレットとを有している。
配管(第3の配管)45a,45b,45c,45dは、それぞれ温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dの一方のアウトレットと配管47との間を接続している。配管47は冷却水貯留タンク30に接続されており、配管45a,45b,45c,45dに流れる温水を冷却水貯留タンク30に戻して冷却水として再利用するために設けられている。
配管(第2の配管)46a,46b,46c,46dは、それぞれ温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dの他方のアウトレットと配管48との間を接続している。配管48は、切り換えバルブ37のインレットに接続されている。この配管48は、吸着式冷凍機60に温水を供給するために設けられている。
温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dは、配管44a,44b,44c,44dに流れる温水の温度に応じて温水の流路を2つのアウトレットのうちのいずれか一方に切り換えるという機能を有している。すなわち、温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dは、配管44a,44b,44c,44dに流れる温水の温度が所定温度(例えば、65℃)よりも低いときは温水が配管45a,45b,45c,45d及び配管47を介して冷却水貯留タンク30に流れるように動作し、所定温度以上のときは温水が配管46a,46b,46c,46dを介して配管48に流れるように動作する。温感自力式切り換えバルブについては後述する。
配管48には、配管48内を通る温水の流量を検出する流量検出器36が取り付けられている。また、この配管48には、流量検出器36の出力に応じて流量が制御される流量制御バルブ35のアウトレット側の配管52が接続されている。これらの流量検出器36及び流量制御バルブ35は、ブレードサーバ(ブレード21a,21b,21c,21d)から吸着式冷凍機60に供給される温水の流量が不足するときに不足分を補うために設けられている。
流量制御バルブ35のインレット側の配管51は補助熱源34のアウトレットに接続されており、補助熱源34のインレットはポンプ33のアウトレット側の配管50に接続されている。また、ポンプ33のインレットは、配管49を介して冷却水貯留タンク30に接続されている。補助熱源34は、例えば電熱ヒータを有している。この補助熱源34は、冷却水貯留タンク30からポンプ33により供給される冷却水を加熱し、所定温度以上の温水とするために設けられている。補助熱源34として、太陽光を利用する加熱装置を用いてもよい。
切り換えバルブ37は、1つのインレットと2つのアウトレットとを有している。また、切り換えバルブ38は、2つのインレットと1つのアウトレットとを有している。切り換えバルブ37の一方のアウトレットと切り換えバルブ38の一方のインレットとの間には、吸着式冷凍機60の一方の吸着剤熱交換器62の伝熱配管53aが接続されている。また、切り換えバルブ37の他方のアウトレットと切り換えバルブ38の他方のインレットとの間には、吸着式冷凍機60の他方の吸着剤熱交換器63の伝熱配管53bが接続されている。これらの切り換えバルブ37,38は、後述するように一定の時間毎に流路が切り換わるように制御される。
切り換えバルブ38のアウトレットは、配管55を介して冷却水貯留タンク30に接続されている。吸着式冷凍機60から排出される温水は配管55を介して冷却水貯留タンク30に戻り、冷却水として再利用される。
(吸着式冷凍機)
図3(a),(b)は吸着式冷凍機60の構造を示す模式図である。なお、吸着式冷凍機の構造については、非特許文献1にも記載されている。
図3(a),(b)は吸着式冷凍機60の構造を示す模式図である。なお、吸着式冷凍機の構造については、非特許文献1にも記載されている。
図3(a),(b)に示すように、吸着式冷凍機60は、下部に配置された蒸発器61と、上部に配置された凝縮器64と、蒸発器61及び凝縮器64の間に並列に配置された吸着剤熱交換器62,63とを有している。吸着式冷凍機60内の空間は、真空装置(図示せず)により例えば1/100気圧(10.13hPa)に減圧される。
蒸発器61には、冷却水コイル配管71と、冷却水コイル配管71に冷媒をスプレーするスプレー配管72とが設けられている。冷却水コイル配管71に冷媒をスプレーすると、蒸発器61内が減圧されているため冷媒が容易に蒸発し、冷却水コイル配管71から潜熱を奪う。これにより、冷却水コイル配管71内を通流する冷却水の温度が低下する。この冷却水は、例えばサーバラック20内に配置された電源やメモリ等の冷却に使用される。本実施形態では、冷媒として水を使用するものとする。
蒸発器61と吸着剤熱交換器62,63との間には、それぞれ駆動装置(図示せず)により開閉するダンパー73,74が設けられている。吸着剤熱交換器62,63内には、伝熱媒体が通る伝熱配管53a,53bと、伝熱配管53a,53bに沿って配置されたデシカント75とが設けられている。デシカント75としては、例えばシリカゲル又はゼオライトを主成分とするものを用いることができる。
デシカント75に冷媒(水蒸気)を吸着させるときには、伝熱配管53a(又は、伝熱配管53b)に図2に図示していない給水装置から冷却水が伝熱媒体として供給される。また、デシカント75を乾燥させるときには、伝熱配管53b(又は、伝熱配管53a)にブレード21a,21b,21c,21dから排出された温水が伝熱媒体として供給される。
吸着剤熱交換器62,63と凝縮器64との間にも、駆動装置(図示せず)により開閉するダンパー76,77が設けられている。凝縮器64内には、冷却水コイル配管79と受け皿78とが配置されている。冷却水コイル配管79には、図2に図示していない給水装置から冷却水が供給される。デシカント再生工程においてデシカント75から離脱した冷媒(水蒸気)は凝縮器64内に入り、冷却コイル配管79の周面で凝縮して液体(水)になり受け皿78の上に落ちる。この受け皿78で集められた冷媒は、ポンプ(図示せず)及びスプレー配管72介して蒸発器61内にスプレーされる。
以下、図3(a),(b)を参照して吸着式冷凍機60の動作について説明する。ここでは、最初に図3(a)に示すように蒸発器61と吸着剤熱交換器62との間のバンパー73及び吸着剤熱交換器63と凝縮器64との間のバンパー77が開状態、蒸発器61と吸着剤熱交換器63との間のバンパー74及び吸着剤熱交換器62と凝縮器64との間のバンパー76が閉状態であるとする。また、吸着式冷凍機60内は1/100気圧(10.13hPa)程度に減圧されているものとする。
蒸発器61の冷却水コイル配管71には、例えば温度が13℃〜14℃の冷却水が供給される。この冷却水コイル配管71にスプレー配管72から水をスプレーする。スプレーされた水が冷却水コイル配管71の周面で蒸発(気化)すると、冷却水コイル配管71から潜熱を奪う。これにより、冷却水コイル配管71内を通流する冷却水の温度が下がり、冷却水コイル配管71から例えば9℃の冷却水が排出される。
蒸発器61で蒸発した水蒸気(気体状の冷媒)は、開状態のダンパー73を介して吸着剤熱交換器62に入る。このとき、吸着材熱交換器62内の伝熱配管53aには例えば温度が31℃の冷却水が供給されている。吸着剤熱交換器62内に入った水蒸気は、デシカント75に吸着される。水蒸気が水(液体)に変化するときに熱が発生する。伝熱配管53a内を通る冷却水によりデシカント75が冷却される。伝熱配管53aからは、例えば温度が34〜35℃の冷却水が排出される。
図3(a)に示すように、一方の吸着剤熱交換器62で蒸発器61から発生する気体状の冷媒を吸着する吸着工程を実施している間、他方の吸着剤熱交換器63ではデシカント75を再生(乾燥)するデシカント再生工程を実施する。すなわち、吸着剤熱交換器63の伝熱配管53bには、図2の配管48から温水(例えば温度が65℃以上)が供給される。この温水によりデシカント75が加熱され、デシカント75に吸着されていた冷媒が気体(水蒸気)となってデシカント75から離脱する。このデシカント75から離脱した冷媒は、開状態のダンパー77を介して凝縮器64内に入る。
凝縮器64内の冷却水コイル配管79には例えば温度が31℃〜35℃の冷却水が供給される。この冷却水として、吸着剤熱交換器62の伝熱配管53aから排出される冷却水を使用してもよい。凝縮器64内に入った水蒸気(気体状の冷媒)は、冷却コイル配管79の周面で凝縮して液体となり、受け皿78の上に落ちる。
本実施形態では、タイマー(図示せず)によりダンパー73,74,76,77が一定の時間毎(例えば約8分毎)に駆動されて、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に、又は図3(b)に示す状態から図3(a)に示す状態に変化する。これにより、吸着式冷凍機60の連続運転が可能になる。
図4は、横軸にデシカント再生温度(デシカント再生工程側の吸着剤熱交換器の伝熱配管に流れる温水の温度)をとり、縦軸に吸着式冷凍機の相対冷却能力をとって、両者の関係を示す図である。なお、ここでは、デシカントとしてシリカゲルを使用した場合を想定している。また、デシカントを冷却する冷却水(吸着工程側の吸着剤熱交換器の伝熱配管に流れる冷却水)の入り口温度は31℃、蒸発器61の冷却コイル配管71から排出される冷却水の温度が9℃としている。この図4からわかるように、デシカント再生温度が65℃以下になると、デシカント再生温度が90℃のときに比べて冷却能力は半分以下になってしまう。従って、本実施形態では、デシカントの再生に使用する温水の温度を65℃以上とする。
デシカント再生工程では、一般的にデシカントの加熱温度(再生温度)が高いほど再生効率が高くなる。本実施形態では、前述したように、ブレード21a,21b,21c,21d上のCPUを冷却した後の冷却水(温水)をデシカント再生時の熱源としている。この場合、ブレード21a,21b,21c,21dから排出される温水の温度は80℃以下であると考えられるが、CPUの動作状況に応じて温水の温度は大きく変動する。仮に、ブレード21a,21b,21c,21dから排出される温水を全て混合して吸着式冷凍機60に供給するとすると、温水の温度変動にともなって吸着式冷凍機60の冷却能力が大きく変動してしまう。
このような不都合を解消するために、本実施形態では温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dを設けて、一定の温度(本実施形態では65℃)以上の温水のみを吸着式冷凍機60に供給する。この場合、ブレード21a,21b,21c,21dの稼働率が低くなると、温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dから配管45a,45b,45c,45d及び配管47を介して冷却水貯留タンク30に戻る温水の量が増加し、その分だけ吸着式冷凍機60に供給される温水の量が減少する。そこで、本実施形態では、流量検出器36により温水の流量を検出し、流量が不足する場合には不足分に相当する量の水を補助熱源34で所定温度(65℃)以上に加熱して供給する。
(温感自力式切り換えバルブ)
図5は、温感自力式切り換えバルブ(図2の温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32d)を示す模式図である。この図5に示すように、温感自力式切り換えバルブは、コンパウンド81と、隔壁膜82と、可動ロッド83と、流路切り換え部84とを有している。コンパウンド81、隔壁膜82及び可動ロッド83はケーシング85内に収納されている。コンパウンド81は、温度が低いときには固体となり、温度が高くなると液体となって体積が増加するという性質を有している。このような性質を有するコンパウンドとして、サーモオメガテック社のワックス封入式アクチュエータに使用されているサーモロイドがある(非特許文献2)。本実施形態では、コンパウンド81として、65℃未満の温度では固体、65℃以上の温度では液体となるものを使用する。
図5は、温感自力式切り換えバルブ(図2の温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32d)を示す模式図である。この図5に示すように、温感自力式切り換えバルブは、コンパウンド81と、隔壁膜82と、可動ロッド83と、流路切り換え部84とを有している。コンパウンド81、隔壁膜82及び可動ロッド83はケーシング85内に収納されている。コンパウンド81は、温度が低いときには固体となり、温度が高くなると液体となって体積が増加するという性質を有している。このような性質を有するコンパウンドとして、サーモオメガテック社のワックス封入式アクチュエータに使用されているサーモロイドがある(非特許文献2)。本実施形態では、コンパウンド81として、65℃未満の温度では固体、65℃以上の温度では液体となるものを使用する。
コンパウンド81と可動ロッド83との間には弾力性を有する部材からなる隔壁膜82が配置されている。この隔壁膜82は、コンパウンド81の体積変化に応じて変形し、可動ロッド83をその軸方向に移動させる。可動ロッド83の先端は流路切り換え部84に接続されている。流路切り換え部84は、可動ロッド83の移動により、その流路が図5(a),(b)のように切り換えられる。
このように構成された温感自力式切り換えバルブにおいて、コンパウンド81は、その近傍を通る温水の温度が65℃未満の場合は固体になる。この場合、図5(a)に示すように、コンパウンド81の近傍を通った温水は、流路切り換え部84のインレットから入り、冷却水貯留タンク30に通じる配管に流れる。
コンパウンド81の近傍を通る温水の温度が65℃以上になると、コンパウンド81が液体になり、図5(b)に示すように可動ロッド83をその軸方向に移動させる。これにより、流路切り換え部84の流路が切り換わり、コンパウンド81の近傍を通った温水は、流路切り換え部84のインレットから入り、吸着式冷凍機60に通じる配管に流れる。
なお、本実施形態では温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dによりブレード21a,21b,21c,21dから排出された温水の流路を切り換えているが、配管44a,44b,44c,44dに流れる温水の温度を温度センサにより検出し、この温度センサの出力に基づいて駆動される電磁バルブにより温水の流路を切り換えるようにしてもよい。
(冷却水貯留タンク)
図6は冷却水貯留タンク30の一例を示す模式図である。この図6に示すように、冷却水貯留タンク30の底部には、貯留された水を冷却する冷却機91が設けられている。また、冷却水貯留タンク30には、ポンプ31のインレット側の配管41と、ブレード21a,21b,21c,21dから排出された温水のうち所定温度よりも低い(65℃未満)温水が戻る配管47と、吸着式冷凍機60でデシカント75の乾燥に使用された温水が戻る配管55とが接続されている。また、冷却水貯留タンク30には、補助熱源34において冷媒流路内に注入された冷却水を補助熱源34に戻す配管92とが接続されている。
図6は冷却水貯留タンク30の一例を示す模式図である。この図6に示すように、冷却水貯留タンク30の底部には、貯留された水を冷却する冷却機91が設けられている。また、冷却水貯留タンク30には、ポンプ31のインレット側の配管41と、ブレード21a,21b,21c,21dから排出された温水のうち所定温度よりも低い(65℃未満)温水が戻る配管47と、吸着式冷凍機60でデシカント75の乾燥に使用された温水が戻る配管55とが接続されている。また、冷却水貯留タンク30には、補助熱源34において冷媒流路内に注入された冷却水を補助熱源34に戻す配管92とが接続されている。
以上説明したように、本実施形態においては、各ブレード21a,21b,21c,21dから排出される温水のうち所定温度以上の温水のみを吸着式冷凍機60に供給し、温水の流量が不足するときには不足分に相当する量の温水を補助熱源34により加熱して吸着式冷凍機60に供給するので、ブレードサーバ(ブレード21a,21b,21c,21d)から排出される熱を有効利用できるとともに、吸着式冷凍機60の冷却能力が安定する。
また、本実施形態においては、温感自力式バルブ32a,32b,32c,32dにより所定温度以上の温水と所定温度未満の温水とを分離するので、各ブレード21a,21b,21c,21dの稼働状態や各ブレード21a,21b,21c,21dから排出される温水の温度を電気的に検出する必要がなく、複雑な制御回路等が不要である。例えば、各ブレードの稼働率に応じてブレードから排出される温水の流路を切り換えることが考えられるが、19インチラックの場合、最大84台のブレードを収納可能なため、84個のCPU稼働率センサと84個の電磁バルブとが必要になる。これに対し、本実施形態では、温感自力式切り換えバルブを使用しているので、図2に示すようにブレード21a,21b,21c,21dと吸着式冷凍機60との間には流量検出センサ36と該流量検出センサ36により制御される流量制御バルブ35とを設けるだけでよく、温水の流路制御に必要な電気部品の点数が大幅に削減される。
なお、本実施形態では1台のブレードサーバ(サーバラック20)から排出される温水を1台の吸着式冷凍装置60に供給する場合について説明したが、複数のブレードサーバから排出される温水を1台の吸着式冷凍装置に供給するようにしてもよい。また、本実施形態ではサーバラック20の外側に温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32d及び冷却水貯留タンク30を配置しているが、サーバラック内に温感自力式切り換えバルブ又は冷却水貯留タンク等を配置してもよい。
2.第2の実施形態
以下、図7を参照して本発明の第2の実施形態の排熱利用システムを説明する。図7はブレードラックに収納されるブレードを示している。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なる点はブレード上に温感自力式切り換えバルブを配置したことにあり、その他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので、重複する部分の説明を省略する。
以下、図7を参照して本発明の第2の実施形態の排熱利用システムを説明する。図7はブレードラックに収納されるブレードを示している。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なる点はブレード上に温感自力式切り換えバルブを配置したことにあり、その他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので、重複する部分の説明を省略する。
第1の実施形態では、ブレードラック20の外に温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dを配置しているが、本実施形態ではブレードラック内に収納される各ブレード(電子装置)毎に温感自力式開閉バルブを設けている。
すなわち、図7に示すように、ポンプ31(図2参照)により、各ブレード100に冷却水が供給される。この冷却水は、ブレード100上に設けられた配管111によりCPU101に取り付けられた冷却水ジャケット102に供給されてCPU101を冷却する。CPU101を冷却した後の冷却水(温水)は分岐部112と呼ばれる小さな空間に入る。
本実施形態においては、冷却水貯留タンク30内及び各冷却水配管内は減圧されており、分岐部112内で冷却水(温水)が例えば80℃の温度で突沸する。分岐部112には所定温度(本実施形態では65℃とする)以上の温水又は水蒸気が通る配管113と、所定温度よりも低い温水が通る配管114とが設けられている。配管113には、所定温度以上のときに開状態となり、所定温度よりも低いときに閉状態となる温感自力式開閉バルブ115が取り付けられている。また、配管114には、所定温度よりも低いときに開状態となり、所定温度以上のときに閉状態(又は、流量を十分に絞った状態)となる温感自力式開閉バルブ116が取り付けられている。
本実施形態においては、ブレード110に取り付けた分岐部112及び温感自力式開閉バルブ115,116により所定温度以上の温水と所定温度よりも低い温水とを分離するので、第1の実施形態と同様にブレードサーバで発生する熱を有効に利用することができる。また、本実施形態においては、第1の実施形態のように温度によって温水の流路を切り換える機構をブレードサーバの外に設ける必要がなく、第1の実施形態に比べてブレードラックの外側の配管が簡単になるという利点がある。
3.第3の実施形態
図8は、本発明の第3の実施形態に係る排熱利用システムの構成を示す模式図である。なお、図8において、図2と同一物には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る排熱利用システムの構成を示す模式図である。なお、図8において、図2と同一物には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dに接続されて所定温度よりも低い温水が通る配管45a,45b,45c,45dが、いずれもポンプ131のインレット側の配管121に接続されている。このポンプ121のアウトレット側の配管122は、熱交換器132を介して所定温度以上の温水が通る配管48に接続されている。
熱交換器132は、補助熱源133により所定温度以上に加熱された熱媒体(例えば温水)が通る配管123に接続されている。この熱交換器132は、配管123を通る熱媒体により、配管122を通る温水を所定温度以上に加熱する。
補助熱源133は、例えば電熱ヒータにより熱媒体を加温するものであり、配管48に設けられた流量検出器36からの信号により配管123に流れる熱媒体の温度を制御する。すなわち、サーバラック(ブレード21a,21b,21c,21d)から排出される所定温度以上の温水の量が少ない場合(すなわち、配管121,122に流れる温水の量が多い場合)は、補助熱源133により加熱される熱冷媒の温度が高くなる。また、サーバラック(ブレード21a,21b,21c,21d)から排出される所定温度以上の温水の量が多い場合(すなわち、配管121,122に流れる温水の量が少ない場合)は、補助熱源133により加熱される熱冷媒の温度が低くなる。これにより、配管122を通って吸着式冷凍機60に供給される温水の温度を所定温度以上に維持することができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態においては、冷却水貯留タンク30から吸着式冷凍機60に冷媒を送る配管が不要になるという利点がある。
4.その他の実施形態
第1及び第2の実施形態では補助熱源として電熱ヒータを使用するものとしたが、屋上や窓に設置した太陽熱温水器を補助熱源として利用してもよい。
第1及び第2の実施形態では補助熱源として電熱ヒータを使用するものとしたが、屋上や窓に設置した太陽熱温水器を補助熱源として利用してもよい。
また、第1及び第3の実施形態ではいずれも1台のブレードサーバ(ブレードラック)から排出される温水を吸着式冷凍機に供給する場合の例を説明しているが、複数のブレードサーバから排出される温水を1台の吸着式冷凍機に供給するようにしてもよいことは勿論である。また、第1及び第3の実施形態では温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dをサーバラック20の外側に配置しているが、温感自力式切り換えバルブ32a,32b,32c,32dをサーバラック20の内側に配置してもよい。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1)熱源となる電子部品が搭載された複数の電子装置と、
前記複数の電子装置から排出される熱を利用して稼動する排熱利用装置と、
前記複数の電子装置のそれぞれに個別に設けられて前記電子部品を冷却した冷媒が通る複数の第1の配管と、
前記複数の第1の配管のそれぞれに個別に接続され、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度が所定温度以上のときに前記冷媒を前記排熱利用装置に通じる第2の配管に通し、前記冷媒の温度が前記所定温度未満のときに前記冷媒を第3の配管に通す複数の流路切り換え機構部と
を有することを特徴とする排熱利用システム。
前記複数の電子装置から排出される熱を利用して稼動する排熱利用装置と、
前記複数の電子装置のそれぞれに個別に設けられて前記電子部品を冷却した冷媒が通る複数の第1の配管と、
前記複数の第1の配管のそれぞれに個別に接続され、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度が所定温度以上のときに前記冷媒を前記排熱利用装置に通じる第2の配管に通し、前記冷媒の温度が前記所定温度未満のときに前記冷媒を第3の配管に通す複数の流路切り換え機構部と
を有することを特徴とする排熱利用システム。
(付記2)前記排熱利用装置が、前記電子装置から排出される熱を利用してデシカントを再生する吸着式冷凍機であることを特徴とする付記1に記載の排熱利用システム。
(付記3)前記電子装置がコンピュータユニットであり、1台のラックに前記複数の電子装置が全て収納されていることを特徴とする付記1に記載の排熱利用システム。
(付記4)前記電子装置がコンピュータユニットであり、前記複数の電子装置が複数のラックに分けて収納されていることを特徴とする付記1に記載の排熱利用システム。
(付記5)前記流路切り換え機構部が、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度に応じて体積変化する部材により前記冷媒の流路を機械的に切り換える温感自力式切り換えバルブからなることを特徴とする付記1に記載の排熱利用システム。
(付記6)前記流路切り換え機構部が、前記電子装置内に組み込まれていることを特徴とする付記1に記載の排熱利用システム。
(付記7)更に、前記冷媒を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第2の配管を通る前記冷媒の流量に応じて前記貯留タンクから前記排熱利用装置に第4の配管を介して前記冷媒を供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管に流れる前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記第3の配管を通った前記冷媒と前記排熱利用装置から排出される前記冷媒とが流入することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の排熱利用システム。
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第2の配管を通る前記冷媒の流量に応じて前記貯留タンクから前記排熱利用装置に第4の配管を介して前記冷媒を供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管に流れる前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記第3の配管を通った前記冷媒と前記排熱利用装置から排出される前記冷媒とが流入することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の排熱利用システム。
(付記8)更に、前記冷媒を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第3の配管を通る前記冷媒を第4の配管を介して前記排熱利用装置に供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管を通る前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記排熱利用装置から排出される前記冷媒が流入することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の排熱利用システム。
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第3の配管を通る前記冷媒を第4の配管を介して前記排熱利用装置に供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管を通る前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記排熱利用装置から排出される前記冷媒が流入することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の排熱利用システム。
10,20…ラック、
11…冷却装置、
21a〜21d,100…ブレード、
30…冷却水貯留タンク、
31,33…ポンプ、
32a〜32d…温感自力式切り換えバルブ、
34,133…補助熱源、
35…流量制御バルブ、
36…流量検出器、
37,38…切り換えバルブ、
41,42,43a〜43d,44a〜44d,45a〜45d,47,48,49,50,51,52,55,92,111,113,114,121,122,123…配管、
53a,53b…伝熱配管、
60…吸着式冷凍機、
61…蒸発器、
62,63…吸着剤熱交換器、
64…凝縮器、
71,79…冷却水コイル配管、
72…スプレー配管、
73,74,76,77…ダンパー、
75…デシカント、
78…受け皿、
81…コンパウンド、
82…隔壁膜、
83…可動ロッド、
84…流路切り換え部、
85…ケーシング、
91…冷却機、
101…CPU、
102…冷水ジャケット、
112…分岐部、
115,116…温感自力式開閉バルブ、
132…熱交換器。
11…冷却装置、
21a〜21d,100…ブレード、
30…冷却水貯留タンク、
31,33…ポンプ、
32a〜32d…温感自力式切り換えバルブ、
34,133…補助熱源、
35…流量制御バルブ、
36…流量検出器、
37,38…切り換えバルブ、
41,42,43a〜43d,44a〜44d,45a〜45d,47,48,49,50,51,52,55,92,111,113,114,121,122,123…配管、
53a,53b…伝熱配管、
60…吸着式冷凍機、
61…蒸発器、
62,63…吸着剤熱交換器、
64…凝縮器、
71,79…冷却水コイル配管、
72…スプレー配管、
73,74,76,77…ダンパー、
75…デシカント、
78…受け皿、
81…コンパウンド、
82…隔壁膜、
83…可動ロッド、
84…流路切り換え部、
85…ケーシング、
91…冷却機、
101…CPU、
102…冷水ジャケット、
112…分岐部、
115,116…温感自力式開閉バルブ、
132…熱交換器。
Claims (5)
- 熱源となる電子部品が搭載された複数の電子装置と、
前記複数の電子装置から排出される熱を利用して稼動する排熱利用装置と、
前記複数の電子装置のそれぞれに個別に設けられて前記電子部品を冷却した冷媒が通る複数の第1の配管と、
前記複数の第1の配管のそれぞれに個別に接続され、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度が所定温度以上のときに前記冷媒を前記排熱利用装置に通じる第2の配管に通し、前記冷媒の温度が前記所定温度未満のときに前記冷媒を第3の配管に通す複数の流路切り換え機構部と
を有することを特徴とする排熱利用システム。 - 前記排熱利用装置が、前記電子装置から排出される熱を利用してデシカントを再生する吸着式冷凍機であることを特徴とする請求項1に記載の排熱利用システム。
- 前記流路切り換え機構部が、前記第1の配管を通る前記冷媒の温度に応じて体積変化する部材により前記冷媒の流路を機械的に切り換える温感自力式切り換えバルブからなることを特徴とする請求項1に記載の排熱利用システム。
- 更に、前記冷媒を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第2の配管を通る前記冷媒の流量に応じて前記貯留タンクから前記排熱利用装置に第4の配管を介して前記冷媒を供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管に流れる前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記第3の配管を通った前記冷媒と前記排熱利用装置から排出される前記冷媒とが流入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排熱利用システム。 - 更に、前記冷媒を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから前記電子装置に前記冷媒を移送する第1の冷媒移送部と、
前記第3の配管を通る前記冷媒を第4の配管を介して前記排熱利用装置に供給する第2の冷媒移送部と、
前記第4の配管を通る前記冷媒を前記所定温度以上に加熱する補助熱源とを有し、
前記貯留タンクに前記排熱利用装置から排出される前記冷媒が流入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排熱利用システム。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-03-13 JP JP2008064730A patent/JP2009224406A/ja not_active Withdrawn
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