JP2009224343A - 非水電解液二次電池用セパレータ - Google Patents

非水電解液二次電池用セパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2009224343A
JP2009224343A JP2009161475A JP2009161475A JP2009224343A JP 2009224343 A JP2009224343 A JP 2009224343A JP 2009161475 A JP2009161475 A JP 2009161475A JP 2009161475 A JP2009161475 A JP 2009161475A JP 2009224343 A JP2009224343 A JP 2009224343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
secondary battery
electrolyte secondary
film
nonaqueous electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009161475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5170018B2 (ja
Inventor
Daijiro Hoshida
大次郎 星田
Yasuo Shinohara
泰雄 篠原
Hironori Nishida
裕紀 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2009161475A priority Critical patent/JP5170018B2/ja
Publication of JP2009224343A publication Critical patent/JP2009224343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170018B2 publication Critical patent/JP5170018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】負荷特性に優れた非水電解液二次電池を与え、高温での寸法安定性に優れた非水電解液二次電池用セパレータ、およびそれを含み安全性と負荷特性に優れた非水電解液二次電池を提供する。
【解決手段】水溶性ポリマーの多孔膜とポリオレフィンの多孔膜とが積層されてなることを特徴とする非水電解液二次電池用セパレータ。水溶性ポリマーの多孔膜が微粒子を含む多孔膜である前記の非水電解液二次電池用セパレータ。水溶性ポリマーがセルロースエーテル、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウムからなる群より選ばれる1種以上である前記の非水電解液二次電池用セパレータ。水溶性ポリマーがカルボキシルメチルセルロースである前記の非水電解液二次電池用セパレータ。前記の非水電解液二次電池セパレータを用いてなる非水電解液二次電池。
【選択図】なし

Description

本発明は、非水電解液二次電池セパレータ、その製造方法およびそれを用いた非水電解液二次電池に関する。
非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いのでパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末などに用いる電池として広く使用されている。
これらのリチウム二次電池に代表される非水電解液二次電池は、エネルギー密度が高く、電池の破損あるいは電池を用いている機器の破損等の事故により内部短絡・外部短絡が生じて発熱したときの発熱量が大きいので、非水電解液二次電池には一定以上の発熱を防止し、高い安全性確保することが求められている。事故の場合に一定以上の発熱を防止する方法として、正極と負極の間に配置され正極と負極が直接接触しないよう隔てているセパレータに、発熱した場合に電流を遮断してそれ以上の発熱を防止するシャットダウン機能を持たせる方法が一般的である。シャットダウン機能をセパレータに持たせる方法としては、発熱により溶融する材質の多孔質からなる膜をセパレータとして用いる方法が用いられている。すなわち、発熱前には多孔質の孔の中をイオンが通過するのでセパレータは電気を通すが、発熱時に多孔質が溶融して無孔化し、セパレータは電気を通さなくなる。
例えば、セパレータとしてはポリオレフィン製の多孔膜が用いられる。ポリオレフィン多孔膜からなるセパレータは、電池の発熱時には、約80〜180℃で溶融し無孔化することで電流を遮断し(シャットダウンし)、発熱を抑制する。しかしながら、発熱が激しい場合には、ポリオレフィンの多孔膜は寸法安定性が不十分であり、収縮を起こしたり穴が開いてしまうなどの変形を起こし、正極と負極が直接接触することがあり、発熱を抑制できなくなる可能性があった。
このため、ポリオレフィン多孔膜に耐熱性のある材質からなる多孔膜を積層することにより、セパレータに高温での寸法安定性を付与する方法が検討されており、例えば、再生セルロース膜をエタノールに浸漬させて多孔化した後、ポリオレフィン多孔膜と積層してなるセパレータが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、そのようなセパレータは、安全性の高い非水二次電池を与えるものの、正極と負極の間に、ポリオレフィン多孔膜に加えて耐熱性のある材質からなる多孔膜を設けることになるので、イオンの伝導が不十分となり、負荷特性が不十分な非水二次電池を与えるという問題があった。
特開平10−3898号公報
本発明の目的は、負荷特性に優れた非水電解液二次電池を与え、高温での寸法安定性に優れた非水電解液二次電池用セパレータ、およびその製造方法およびそれを含み安全性と負荷特性に優れた非水電解液二次電池を提供することにある。
本発明者は、耐熱性のある材質からなる多孔膜とポリオレフィンの多孔膜が積層されてなる非水電解液二次電池用セパレータについて鋭意検討した結果、耐熱性のある材質からなる多孔膜として水溶性ポリマーの多孔膜を用いると、高温での寸法安定性に優れたセパレータとなるだけではなく、意外にも負荷特性に優れた非水電解液二次電池を与えることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、水溶性ポリマーの多孔膜とポリオレフィンの多孔膜とが積層されてなる非水電解液二次電池用セパレータを提供する。また本発明は、前記の非水電解液二次電池セパレータを用いてなる非水電解液二次電池を提供する。また本発明は、ポリオレフィン多孔膜に水溶性ポリマーと微粒子と媒体とを含む液を塗布して媒体を除去する前記の非水電解液二次電池用セパレータの製造方法を提供する。さらに本発明は、水溶性ポリマーと微粒子と媒体とを含む液を支持体上に塗布した後、媒体を除去し、水溶性ポリマーと微粒子とを含む多孔膜を支持体から剥し、ポリオレフィン多孔膜と積層する前記記載の非水電解液二次電池用セパレータの製造方法を提供する。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータはイオンの透過性に優れているので、本発明の非水二次電池用セパレータを用いた非水電解液二次電池は、負荷特性に優れると共に、本発明の非水電解液二次電池用セパレータは高温での寸法安定性の優れているので、事故により電池が激しく発熱してもセパレータが正極と負極が直接接触することを防止し、安全性の高い非水電解液二次電池となるので、本発明は工業的に極めて有用である。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータは、水溶性ポリマーの多孔膜(以下、A膜とすることがある。)とポリオレフィンの多孔膜(以下、B膜とすることがある。)とを含んでなる。B膜は、電池の事故発生時に溶融、無孔化し、セパレータにシャットダウンの機能を付与する。水溶性ポリマーは耐熱性が高いので、A膜は、シャットダウンが生じる高温における耐熱性を有しているおり、セパレータに寸法安定性の機能を付与する。そして、非水電解液二次電池を製造した場合、A膜とB膜とが積層されてなるセパレータを用いると、理由は明らかではないが、B膜を用いてなりA膜が積層されていないセパレータを用いた場合に比較して、負荷特性が実質的に低下することがなく、負荷特性の高い非水電解液二次電池を与えることを本発明者は見出したのである。
本発明のセパレータにおけるA膜について説明する。
本発明のA膜に含まれる水溶性ポリマーとしては、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、セルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリメタクリル酸等が挙げられ、セルロースエーテル、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウムが好ましく、セルロースエーテルがさらに好ましい。セルロースエーテルとしては具体的には、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、シアンエチルセルロース、オキシエチルセルロース等が挙げられ、長時間にわたる使用における劣化が少ないのでCMCが最も好ましい。
本発明のA膜において、水溶性ポリマー以外の組成として、分散剤、可塑剤、微粒子等を本発明の目的を損なわない範囲で含むことができ、微粒子を含むものが、負荷特性がより優れた非水電解液二次電池を与えることがあるので、好ましい。なお、微粒子については本発明の製造方法の説明におけるものと同様である。微粒子は、必要に応じて、例えば、微粒子が可溶で水溶性ポリマーが不溶である液に浸漬するなどして除去することも可能である。
本発明のA膜の厚みは0.1μm以上10μm以下の範囲が好ましく、0.5μm以上5μm以下の範囲がさらに好ましい。厚すぎると、非水電解液二次電池を製造した場合に、該電池の負荷特性が低下するおそれがあり、薄すぎると、事故等により該電池の発熱が生じたときにポリオレフィンの多孔膜の熱収縮に抗しきれずセパレータが収縮するおそれがある。
本発明におけるA膜の孔径は、孔を球形に近似したときの球の直径として3μm以下が好ましく、1μm以下がさらに好ましい。孔径の平均の大きさまたは孔径が3μmを超える場合には、正極や負極の主成分である炭素粉やその小片が脱落したときに、短絡しやすいなどの問題が生じるおそれがある。また、A膜の空隙率は30%〜70%が好ましく、より好ましくは40%〜60%である。
次に本発明のセパレータにおけるB膜について説明する。
B膜はポリオレフィンの多孔膜であり、重量平均分子量が5×105〜15×106の高分子量成分が含まれていることが好ましい。ポリオレフィンとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンなどを重合した高分子量の単独重合体または共重合体が挙げられる。これらのうちエチレンを主体とする高分子量ポリエチレンが好ましい。
B膜の空隙率は、30〜80体積%が好ましく、さらに好ましくは40〜70体積%である。該空隙率が30体積%未満では電解液の保持量が少なくなる場合があり、80体積%を超えるとシャットダウンが生じる高温における無孔化が不十分となる、すなわち事故により電池が発熱したときに電流が遮断できなくなるおそれがある。
また、B膜の厚みは、5〜50μmが好ましく、さらに好ましくは5〜30μmである。厚みが5μm未満であると、シャットダウンが生じる高温における無孔化が不十分であるおそれがあり、50μmを超えると、水溶性ポリマー多孔質層も加えた非水電解質二次電池用セパレータの厚みが厚くなるため電池の電気容量が小さくなるおそれがある。B膜の孔径は3μm以下が好ましく、1μm以下がさらに好ましい。
シャットダウンが生じる高温におけるB膜の寸法保持率としては70%以上、好ましくは75%以上、さらに好ましくは80%以上である。寸法保持率が70%未満であると、シャットダウンが生じる高温においてセパレータが変形し、シャットダウン機能が不十分となるおそれがある。なお、シャットダウンが生じる高温とは80〜180℃の温度であり、通常は130〜150℃程度である。
上記したA膜とB膜からなる本発明のセパレータにおいて、A膜とB膜は積層されてセパレータを構成する。A膜とB膜以外の、例えば、接着膜、保護膜等の多孔膜が本発明の目的を損なわない範囲で本発明のセパレータに含まれていてもよい。本発明のセパレータを用いて非水二次電池を製造した場合、高い負荷特性が得られるが、セパレータの透気度は50〜2000秒/100ccが好ましく、50〜1000秒/100ccがより好ましい。透気度が2000秒/100cc以上となると、負荷特性が低くなるおそれがある。
次に、本発明のセパレータの製造方法について説明する。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータは、水溶性ポリマーと微粒子と媒体とを含む液を適当な支持体上に塗布して乾燥等により媒体を除去し、得られた膜を支持体から剥がして水溶性ポリマーと微粒子とを含む多孔膜を作製し、ポリオレフィンの多孔膜と圧着させることにより製造することも、水溶性ポリマーと微粒子と媒体とを含む液をTダイにより押し出しで膜状に成形し、ポリオレフィンの多孔膜と圧着させることにより製造することも、水溶性ポリマーと微粒子と媒体とを含む液をポリオレフィンの多孔膜に塗布し、乾燥等により媒体を除去して製造することもできる。なお、ポリオレフィン多孔膜については上記記載の特性を有する市販品を用いることができる。または、炭酸カルシウムを無機フィラーとして含む多孔質ポリオレフィン原フィルムを、塩酸とメタノールとの等量の混合液に浸漬し、炭酸カルシウムを溶解・除去することによる製造方法など公知の製造方法により製造したものを用いることができる。
本発明の製造方法における微粒子としては、充填剤と一般的に呼ばれる無機または有機の微粒子が用いられる。微粒子としてはスチレン、ビニルケトン、アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、アクリル酸メチル等の単独あるいは2種類以上の共重合体;ポリテトラフルオロエチレン、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、4フッ化エチレン−エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド等のフッ素系樹脂;メラミン樹脂;尿素樹脂;ポリエチレン;ポリプロピレン;ポリメタクリレート等の有機物からなる微粒子が挙げられる。また、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、ハイドロタルサイト、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、ゼオライト、ガラス等の無機物からなる微粒子が挙げられる。2種類以上の微粒子や異なる粒度分布を持つ同種の微粒子を混合して用いてもよい。微粒子としては、これらの中でもアルミナが好ましい。微粒子の平均粒径は3μm以下が好ましく、1μm以下がさらに好ましい。なお、平均粒径は、SEM観察より求めた一次粒径の平均である。
本発明の製造方法において、水溶性ポリマーと微粒子と媒体を含む液(以下、「塗布液」ということがある。)を支持体またはB膜に塗布して乾燥などにより媒体を除去すると、理由は明らかではないが、水溶性ポリマーと微粒子とを含む膜は多孔膜となる。塗布した塗布液が乾燥するときに微粒子の周囲に隙間が生じて多孔膜が生成するものと思われる。水溶性ポリマーを含む液に微粒子が含まれていなければ多孔膜とはならない。
本発明の製造方法における塗布液としては、例えば、媒体中に水溶性ポリマーを溶解または膨潤させ(塗布する上で問題がなければ水溶性ポリマーが膨潤した液でもよい。)、水溶性ポリマー100重量部に対し微粒子を1〜2000重量部、好ましくは50〜1000重量部、より好ましくは100〜800重量部含ませた液が挙げられる。微粒子の量が少なすぎると、得られるセパレータの透気度が低下し、イオンの透過が低下して電池の負荷特性が低下するおそれがある。微粒子の量が多すぎると、得られるセパレータの寸法安定性が低下するおそれがある。なお、本発明の目的を損なわない範囲でこの液に界面活性剤、pH調整剤、無機塩等を添加することができる。また、水溶性ポリマーは塗布に適した粘度となるよう分子量等を適宜選択して用いればよい。該水溶性ポリマーの液中の濃度も同様に塗布に適した粘度となるよう調整すればよい。
塗布液を支持体またはB膜に塗布する方法は、コーター(ドクターブレードともいう。)による塗布、刷け塗りによる塗布などの工業的に通常行われる方法により行うことができる。A膜の厚さは塗布膜の厚み、水溶性ポリマーの塗布液中の濃度、微粒子の水溶性ポリマーに対する比を調節することによって制御することができる。なお、支持体としては、樹脂製のフィルム、金属製のベルト、ドラム等を用いることができる。
媒体の除去は、乾燥による方法が一般的である。該媒体に溶解し、しかも用いた水溶性ポリマーを溶かさない溶媒を準備し、塗布後で乾燥前の膜を該溶媒中に浸漬して該媒体を該溶媒に置換して水溶性ポリマーを析出させ、媒体を除去し、溶媒を乾燥により除去することもできる。なお、塗布液をB膜の上に塗布した場合、媒体または溶媒の乾燥温度は、B膜の透気度を低下させない温度が好ましい。
塗布液を支持体上に塗布した場合は、媒体を除去した後得られたA膜を支持体から剥がし、A膜と積層する。積層の方法は加熱ロールを用いて熱圧着する方法、多孔膜の接着膜を用いる方法を挙げることができる。
次に、本発明の非水電解液二次電池について説明する。
本発明の電池は、本発明の非水電解液二次電池用セパレータを含むことを特徴とする。以下に、本発明の電池がリチウム電池などの非水電解液二次電池の場合を例として、非水電解液二次電池用セパレータ以外の構成要素について説明するが、これらに限定されるものではない。
非水電解液としては、例えばリチウム塩を有機溶媒に溶解させた非水電解液を用いることができる。リチウム塩としては、LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(SO2CF32、LiC(SO2CF33、Li210Cl10、低級脂肪族カルボン酸リチウム塩、LiAlCl4などのうち1種または2種以上の混合物が挙げられる。リチウム塩として、これらの中でもフッ素を含むLiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、およびLiC(CF3SO23からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むものを用いることが好ましい。
非水電解液としては、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、4−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,2−ジ(メトキシカルボニルオキシ)エタンなどのカーボネート類;1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメトキシプロパン、ペンタフルオロプロピルメチルエーテル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルジフルオロメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランなどのエーテル類;ギ酸メチル、酢酸メチル、Y−ブチロラクトンなどのエステル類;アセトニトリル、ブチロニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;3−メチル−2−オキサゾリドンなどのカーバメート類;スルホラン、ジメチルスルホキシド、1,3−プロパンサルトンなどの含硫黄化合物または前記の物質にフッ素基を導入したものを用いることができるが、通常はこれらのうちの2種以上を混合して用いる。
これらの中でもカーボネート類を含むものが好ましく、環状カーボネートと非環状カーボネート、または環状カーボネートとエーテル類の混合物がさらに好ましい。環状カーボネートと非環状カーボネートの混合物としては、作動温度範囲が広く、かつ負極の活物質として天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛材料を用いた場合でも難分解性であるという点で、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネートおよびエチルメチルカーボネートを含む混合物が好ましい。
正極シートは、通常、正極活物質、導電材および結着剤を含む合剤を集電体上に担持したものを用いる。具体的には、該正極活物質として、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な材料を含み、導電材として炭素質材料を含み、結着剤として熱可塑性樹脂などを含むものを用いることができる。該リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な材料としては、V、Mn、Fe、Co、Niなどの遷移金属を少なくとも1種含むリチウム複合酸化物が挙げられる。中でも好ましくは、平均放電電位が高いという点で、ニッケル酸リチウム、コバルト酸リチウムなどのα−NaFeO2型構造を有するリチウム複合酸化物、リチウムマンガンスピネルなどのスピネル型構造を有するリチウム複合酸化物が挙げられる。
該リチウム複合酸化物は、種々の金属元素を含んでもよく、特にTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Ag、Mg、Al、Ga、InおよびSnからなる群から選ばれた少なくとも1種の金属元素のモル数とニッケル酸リチウム中のNiのモル数との和に対して、前記の少なくとも1種の金属元素が0.1〜20モル%であるように該金属元素を含む複合ニッケル酸リチウムを用いると、高容量での使用におけるサイクル性が向上するので好ましい。
該結着剤としては、ポリビニリデンフロライド、ビニリデンフロライドの共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフロロプロピレンの共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレンの共重合体、ビニリデンフロライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレンの共重合体、熱可塑性ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
該導電剤としては、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス類、カーボンブラックなどの炭素質材料が挙げられる。導電材として、それぞれ単独で用いてもよいし、例えば人造黒鉛とカーボンブラックとを混合して用いてもよい。
負極シートとしては、例えばリチウムイオンをドープ・脱ドーブ可能な材料、リチウム金属またはリチウム合金などを用いることができる。リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス類、カーボンブラック、熱分解炭素類、炭素繊維、有機高分子化合物焼成体などの炭素質材料、正極よりも低い電位でリチウムイオンのドープ・脱ドープを行う酸化物、硫化物等のカルコゲン化合物が挙げられる。炭素質材料として、電位平坦性が高く、また平均放電電位が低いため正極と組み合わせた場合大きなエネルギー密度が得られるという点で、天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛材料を主成分とする炭素質材料が好ましい。
負極集電体としては、Cu、Ni、ステンレスなどを用いることができるが、特にリチウム二次電池においてはリチウムと合金を作り難く、かつ薄膜に加工しやすいという点でCuが好ましい。該負極集電体に負極活物質を含む合剤を担持させる方法としては、加圧成型する方法、または溶媒などを用いてペースト化し集電体上に塗布乾燥後プレスするなどして圧着する方法が挙げられる。
なお、本発明の電池の形状は、特に限定されるものではなく、ペーパー型、コイン型、円筒型、角形などのいずれであってもよい。
本発明の非水電解液二次電池用セパレータを用いて非水電解液二次電池を製造すると、高い負荷特性を有し、しかも事故により電池が激しく発熱した場合でもセパレータはシャットダウン機能を発揮し、セパレータの収縮による正極と負極の接触が避けられ、安全性の高い非水電解液二次電池となる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例および参考例において多孔質フィルムの物性等は以下の方法で測定した。
(1)透気度:JIS P8117に準拠。
(2)平均孔径:ASTM F316−86に準拠。
(3)膜厚:JIS K7130に準拠。
(4)空隙率
フィルムを一辺の長さ10cmの正方形に切り取り、重量:W(g)と厚み:D(cm)を測定した。サンプル中の材質の重量を計算で割りだし、それぞれの材質の重量:Wi(g)を真比重で割り、それぞれの材質の体積を算出して、次式より空隙率(体積%)を求めた。
空隙率(%)=100−[{(W1/真比重1)+(W2/真比重2)+・・+(Wn/真比重n)}/(100×D)]×100
フィルムの目付けは、フィルムを10cm角の正方形に切り出し、その重量を測定して下式より求めた。
フィルムの目付け(g/m2)=フィルムを10cm角の正方形に切り出したサンプルの重量(g)/0.01(m2
各材料の目付けは製膜に使用した量、比率より算出した。
(5)寸法保持率
フィルムを15cm角の正方形に切り出し、中央に10cm角で正方形の罫書き線を書き、離型剤を塗布した厚み0.5mmのアルミ板2枚の間に挟み、60℃に加熱したオーブンに入れた。オーブンの温度を1℃/分の速度で150℃に昇温して10分間保持したのち、取り出して正方形の寸法を測定し、寸法保持率を計算した。寸法保持率の計算方法は次のとおりである。
MD方向の加熱前の罫書き線長さ:L1
TD方向の加熱前の罫書き線長さ:W1
加熱後のMD方向の罫書き線長さ:L2
加熱後のTD方向の罫書き線長さ:W2
寸法保持率(%)=((L2×W2)/(L1×W1))×100
(6)非水電解質電池用セパレータとしての評価
コバルト酸リチウム粉末と黒鉛粉末、アセチレンブラックおよびポリフッ化ビニリデンを重量比87:9:1:3で混合したペースト(溶媒:N-メチルピロリドン(NMP))を、厚み20μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥、プレスして厚み85μmのシートを作製し正極とした。負極としてリチウム金属を用いた。電解液は、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートおよびエチルメチルカーボネートの混合溶媒に、6フッ化リン酸リチウムを溶解(濃度1モル/L)した液を用いた。セパレータは、本発明の実施例で述べる非水電解質電池用セパレータを用いた。
電池は、正極面積が3.0cm2の平板型構造とし、上記で準備したものをアルゴン雰囲気としたグローブボックス内で、負極シート、セパレータ、正極シートの順に重ねた後、セパレータに電解液を充分に含浸させた。作製した平板電池を充電電流1.5mAで4.2Vまで充電し、放電電流1.5mAで3.0Vまで放電したときの放電容量(放電電流1.5mA)を測定し、放電容量DAとする。上記の条件で充電し、放電容量(放電電流30.0mA)を測定したときにはこれを、放電容量DBとする。電池の負荷特性として下式で求めた。
負荷特性(%)=(DB/DA)×100
実施例1
1−1.塗布用スラリー溶液の調製
1000mlのセパラブルフラスコに591gのイオン交換水を入れ、攪拌しながらCMC(第一工業製薬製、品番3H)9gを徐々に加えた後、120分間攪拌した。続いてアルミナ微細粒子(日本アエロジル社製、アルミナC(商品名)、粒径0.013μm)を45g混合し、240分間攪拌した。アルミナ微細粒子を十分分散させ、減圧下で脱泡して塗布用スラリー溶液とした。
1−2.非水電解質二次電池電池用セパレータの作製
直径550mmのドラム上に厚さが100μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを巻き、PETフィルムの上に多孔質フィルム(多孔質ポリエチレンフィルム:目付け15g/m2、厚み25μm)を巻いた。その多孔質フィルム上にスラリー溶液を塗布した。塗布速度870mm/分、クリアランスは0.1mmとした多孔質フィルム全体に塗布したら、多孔質フィルムの両端をドラムに固定し、50℃の温風を当てて60分間乾燥させて媒体(水)を除去し、複合多孔質フィルムとした。
1−3.複合多孔質フィルムの物性
上記の複合多孔質フィルムは、厚みが28μm、目付け18g/m2(多孔質ポリエチレンフィルム15g/m2、CMC0.5g/m2、アルミナ2.5g/m2)、空隙率53%であった。走査型電子顕微鏡でフィルムを観察したところ、CMC樹脂と粒径0.013μm程度のアルミナ微粒子が均一に分散した多孔質層であった。本フィルムの透気度は500秒/100cc、寸法保持率は86%であった。
1−4.非水電解液電池用セパレータとしての評価
放電容量は、160mAH/g(放電電流1.5mA)であり、サイクル劣化もなく正常に動作した。負荷特性は41%であった。 以上の結果より本セパレータは、非水電解液電池用セパレータとしての性能を有することがわかった。
1−5.円筒電池での安全性試験
(1)正極シート状電極の作製
カルボキシメチルセルロース1重量部を水に溶解し、それにポリテトラフルオロエチレンが4.5重量部となるような量のポリテトラフルオロエチレンの濃度60重量%水分散液とアセチレンブラック2.5重量部と正極活物質であるコバルト酸リチウム粉末92重量部とを加えて分散混練し正極合剤ペーストとした。該ペーストを集電体である厚さ20μmのAl箔の両面の所定部分に塗布し、乾燥、ロールプレスを行い正極シート状電極を得た。
(2)負極シート状電極の作製
カルボキシメチルセルロース2重量部を水に溶解し、それに天然黒鉛98重量部を加えて分散混練し、負極合剤ペーストとした。該ペーストを集電体である厚さ10μmのCu箔の両面の所定部分に塗布し、乾燥、ロールプレスを行って負極シート状電極を得た。
上記のようにして作製した正極シート状電極、負極シート状電極を上記のセパレータを介して、負極、セパレータ、正極、セパレータの順に積層し、この積層体を一端より巻き取って渦巻形状の電極素子とした。
前記の電極素子を電池缶に挿入し、非水電解質溶液としてエチレンカーボネートとジメチルカーボネートとエチルメチルカーボネートの体積比16:10:74混合液にLiPF6を1モル/リットルとなるように溶解したものを含浸し、正極端子を兼ねる電池蓋をガスケットを介してかしめて、18650サイズの円筒型電池を得た。
(3)円筒型電池の安全性評価
このようにして得た円筒型電池について、安全性試験として4.3Vの過充電状態で釘刺し試験を実施した。その結果、試験に供した電池は過充電という苛酷な状態にもかかわらず、緩やかな温度上昇しか認められなかった。
比較例1
アルミナ微細粒子を入れなかった以外は実施例1と同様にして塗工用ポリマー溶液を調製し、実施例1と同様にしてセパレータを作製した。
上記のセパレータは、厚みが28μm、目付け18g/m2(多孔質ポリエチレンフィルムが15g/m2、CMCが3g/m2)、空隙率50%であった。走査型電子顕微鏡でフィルムを観察したところ、倍率10000倍でCMC表面に空孔が観察されなかった。本フィルムの透気度は10000≦秒/100cc、平均孔径は測定不可、寸法保持率は86%であり、水溶性ポリマー多孔質層とはならなかった。電解液の含浸不良のため電池性能は測定不可であった。
比較例2
実施例1と同じ多孔質ポリエチレンフィルム(CMC層なし)をセパレータとして用いて実施例1と同様にして電池を作製した。この多孔質ポリエチレンフィルムは、厚みが25μm、目付け15g/m2、空隙率50%であった。走査型電子顕微鏡でフィルムを観察したところ、フィブリル状の空孔が観察された。本フィルムの透気度は150秒/100cc、平均孔径0.05μm、寸法保持率は30%であった。
放電容量は、160mAH/g(放電電流1.5mA)であり、サイクル劣化もなく正常に動作した。負荷特性は41%であった。
2−2、円筒電池での安全性試験
この非水電解液二次電池用セパレータを用い、実施例1と同様にして円筒型電池を作製、実施例1と同様にして釘刺し試験を実施した。その結果、試験に供した電池は過充電状態での釘刺し試験において、釘刺し後に著しい温度上昇が認められた。
Figure 2009224343

Claims (8)

  1. 水溶性ポリマーの多孔膜とポリオレフィンの多孔膜とが積層されてなることを特徴とする非水電解液二次電池用セパレータ。
  2. 水溶性ポリマーの多孔膜が微粒子を含む多孔膜である請求項1記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  3. 水溶性ポリマーがセルロースエーテル、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウムからなる群より選ばれる1種以上である請求項1または2に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  4. 水溶性ポリマーがカルボキシルメチルセルロースである請求項1または2に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  5. ポリオレフィンがポリエチレンである請求項1〜4のいずれかに記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  6. 透気度が50〜2000秒/100ccである請求項1〜5のいずれかに記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
  7. 寸法保持率が70%以上である請求項1〜6のいずれかに記載の非水電解液二次電池セパレータ。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載の非水電解液二次電池セパレータを用いてなる非水電解液二次電池。
JP2009161475A 2009-07-08 2009-07-08 非水電解液二次電池用セパレータ Expired - Lifetime JP5170018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161475A JP5170018B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 非水電解液二次電池用セパレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161475A JP5170018B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 非水電解液二次電池用セパレータ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003015766A Division JP4792688B2 (ja) 2003-01-24 2003-01-24 非水電解液二次電池用セパレータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009224343A true JP2009224343A (ja) 2009-10-01
JP5170018B2 JP5170018B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41240862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009161475A Expired - Lifetime JP5170018B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 非水電解液二次電池用セパレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170018B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012018133A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 住友化学株式会社 セパレータ及びその製造方法
WO2013015228A1 (ja) * 2011-07-22 2013-01-31 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
WO2013015230A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
KR20130095273A (ko) * 2010-08-06 2013-08-27 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 세퍼레이터
KR101446162B1 (ko) 2011-05-13 2014-10-01 주식회사 엘지화학 세퍼레이터 및 이를 구비한 전기화학소자
KR20190070322A (ko) 2016-10-28 2019-06-20 도레이 카부시키가이샤 비수 전해질 전지용 세퍼레이터 및 비수 전해질 전지
US10516148B2 (en) 2017-04-14 2019-12-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Nonaqueous electrolyte secondary battery insulating porous layer

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109363A (en) * 1979-02-15 1980-08-22 Toshiba Battery Co Ltd Manufacturing method of alkaline cell
JPH0845353A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Kansai Shin Gijutsu Kenkyusho:Kk 導電性を備えたポリマー組成物及びその製造方法
JPH09245761A (ja) * 1996-03-06 1997-09-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 電池用セパレータおよびその製造方法
JPH1064765A (ja) * 1996-08-22 1998-03-06 Elna Co Ltd 電気二重層キャパシタの製造方法
JP2001319634A (ja) * 2000-04-10 2001-11-16 Celgard Inc 高エネルギー充電型リチウム電池用セパレーター
JP2002100338A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Nippon Muki Co Ltd 非水電解液電池用セパレータ及びその製造方法
JP2003123724A (ja) * 2001-10-11 2003-04-25 Toyota Central Res & Dev Lab Inc リチウム二次電池用セパレータおよびそれを用いたリチウム二次電池

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109363A (en) * 1979-02-15 1980-08-22 Toshiba Battery Co Ltd Manufacturing method of alkaline cell
JPH0845353A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Kansai Shin Gijutsu Kenkyusho:Kk 導電性を備えたポリマー組成物及びその製造方法
JPH09245761A (ja) * 1996-03-06 1997-09-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 電池用セパレータおよびその製造方法
JPH1064765A (ja) * 1996-08-22 1998-03-06 Elna Co Ltd 電気二重層キャパシタの製造方法
JP2001319634A (ja) * 2000-04-10 2001-11-16 Celgard Inc 高エネルギー充電型リチウム電池用セパレーター
JP2002100338A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Nippon Muki Co Ltd 非水電解液電池用セパレータ及びその製造方法
JP2003123724A (ja) * 2001-10-11 2003-04-25 Toyota Central Res & Dev Lab Inc リチウム二次電池用セパレータおよびそれを用いたリチウム二次電池

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101965916B1 (ko) * 2010-08-06 2019-04-04 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 세퍼레이터
KR101965915B1 (ko) * 2010-08-06 2019-04-04 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 세퍼레이터 및 그 제조 방법
JP2012054229A (ja) * 2010-08-06 2012-03-15 Sumitomo Chemical Co Ltd セパレータ及びその製造方法
WO2012018133A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 住友化学株式会社 セパレータ及びその製造方法
CN106887554A (zh) * 2010-08-06 2017-06-23 住友化学株式会社 隔膜及其制造方法
CN103026531A (zh) * 2010-08-06 2013-04-03 住友化学株式会社 隔膜及其制造方法
KR20130095273A (ko) * 2010-08-06 2013-08-27 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 세퍼레이터
KR20140003384A (ko) * 2010-08-06 2014-01-09 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 세퍼레이터 및 그 제조 방법
JP2016040784A (ja) * 2010-08-06 2016-03-24 住友化学株式会社 セパレータ及びその製造方法
KR101446162B1 (ko) 2011-05-13 2014-10-01 주식회사 엘지화학 세퍼레이터 및 이를 구비한 전기화학소자
WO2013015228A1 (ja) * 2011-07-22 2013-01-31 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
JP2013046998A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
WO2013015230A1 (ja) * 2011-07-28 2013-01-31 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
JP2018006354A (ja) * 2011-07-28 2018-01-11 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
US9882191B2 (en) 2011-07-28 2018-01-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Laminated porous film and non-aqueous electrolyte secondary battery
US9705120B2 (en) 2011-07-28 2017-07-11 Sumitomo Chemical Company, Limited Laminated porous film and non-aqueous electrolyte secondary battery
JP2016130027A (ja) * 2011-07-28 2016-07-21 住友化学株式会社 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
US10418608B2 (en) 2011-07-28 2019-09-17 Sumitomo Chemical Company, Limited Laminated porous film and non-aqueous electrolyte secondary battery
KR20190070322A (ko) 2016-10-28 2019-06-20 도레이 카부시키가이샤 비수 전해질 전지용 세퍼레이터 및 비수 전해질 전지
US10992009B2 (en) 2016-10-28 2021-04-27 Toray Industries, Inc. Nonaqueous electrolyte battery separator and nonaqueous electrolyte battery
US10516148B2 (en) 2017-04-14 2019-12-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Nonaqueous electrolyte secondary battery insulating porous layer

Also Published As

Publication number Publication date
JP5170018B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4792688B2 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータの製造方法
JP6193333B2 (ja) セパレータ及びその製造方法
US10147923B2 (en) Laminated porous film, method for producing same, non-aqueous electrolyte secondary battery separator, laminated electrode sheet, and non-aqueous electrolyte secondary battery
JPWO2011129169A1 (ja) 電気化学素子用セパレータおよびそれを用いた電気化学素子、並びにその電気化学素子用セパレータの製造方法
JP5170018B2 (ja) 非水電解液二次電池用セパレータ
JP6341993B2 (ja) 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
JP6264163B2 (ja) セパレータの製造方法
JP5865168B2 (ja) 積層多孔質フィルムの製造方法及び積層多孔質フィルム、並びに非水電解液二次電池
US10230085B2 (en) Method for producing laminated porous film
JP2013022876A (ja) 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
JP2012094493A (ja) スラリー及び該スラリーを使用した非水電解液二次電池用セパレータの製造方法
JP2018133245A (ja) 非水系二次電池用セパレータ、および、非水系二次電池
KR102272013B1 (ko) 적층 다공질 필름 및 비수 전해액 이차 전지
JP6612739B2 (ja) 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
JP7218104B2 (ja) 多孔質層および非水電解液二次電池用積層セパレータ
JP2019010883A (ja) 積層多孔質フィルム及び非水電解液二次電池
US20190123382A1 (en) Nonaqueous electrolyte secondary battery porous layer
CN111834589A (zh) 非水电解液二次电池用多孔层
CN111834588A (zh) 非水电解液二次电池用多孔层
US20190123381A1 (en) Nonaqueous electrolyte secondary battery porous layer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5170018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term