JP2009223580A - 優先対象決定装置、電子機器、優先対象決定方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

優先対象決定装置、電子機器、優先対象決定方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの希望する適切な撮影対象を識別し、優先する対象として決定することができる優先対象決定装置を実現する。
【解決手段】複数の元画像に含まれる顔画像の中から優先的な顔画像を決定する撮影機器1であって、複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出部22と、検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔識別部24と、照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する優先情報登録部14とを備え、顔検出部22が検出した顔画像の位置が、前記元画像において設定された中央の領域外である場合、顔検出部22が当該顔画像を送出しないか、顔識別部24が該顔画像に関する照合を実行しないか、或いは、優先情報登録部14が前記顔画像同士の数から当該顔画像の数を除外している。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像された顔画像のデータを照合して優先する対象であるか否かを決定する優先対象決定装置、電子機器、優先対象決定方法、プログラム、および記録媒体に関するものである。
従来、デジタルカメラなどの撮影機器において、被写体に応じて顔を認識し、オートフォーカス、オートアイリス、オートフレーミングといった撮影のためのカメラの各種設定や制御処理などを自動で行わせる試みがなされてきた。
また、近時、被写体を識別し、識別された特定の被写体に対して特定の設定および制御処理を行って撮影を補助する機能について研究がなされている。
特許文献1では、過去に撮影された撮影フレームから、撮影頻度の多い被写体を今回撮影する撮影対象者候補として特定するカメラ装置およびプログラムについて開示されている。
また、特許文献2では、検出された顔の検出履歴から検出頻度を算出し、検出頻度が最も高い顔を登録し、フォーカス等の撮影制御の対象とする顔として選択する対象決定装置、撮像装置、および監視装置について開示されている。
特開2005−341017号公報(2005年12月8日公開) 特開2007−006033号公報(2007年1月11日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、頻度を計算する被写体は撮影フレームのどの位置にあっても同じ重みで計算しており、フレームの端に小さく写っている顔と真ん中に大きく写っている顔とを同様に扱うことになり、ユーザが意図しない人物が自動的に登録されてしまうという問題を生じる。
上記従来の構成では、被写体が登場する頻度に基づいて選択対象を決定しているので、本来選択対象としたい被写体以外が撮影画像内に複数回、登場している場合であっても撮影対象候補として計上してしまい、選択対象として相応しくない対象を選択してしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの希望する適切な撮影対象を識別し、優先する対象として決定することができる優先対象決定装置、電子機器、優先対象決定方法、プログラム、および記録媒体を実現することにある。
本発明に係る優先対象決定装置は、複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定装置であって、前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出手段と、前記顔検出手段が検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合手段と、該顔照合手段が照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定手段とを備えており、前記顔検出手段が検出した顔画像の位置が、前記画像において設定された領域外である場合、前記顔検出手段は、当該顔画像を送出しないか、前記顔照合手段は、当該顔画像に関する前記照合を実行しないか、或いは、前記決定手段は、前記顔画像同士の数から、当該顔画像の数を除外することを特徴としている。
また、本発明に係る優先対象決定方法は、複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定方法であって、前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップにおいて検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合ステップと、該顔照合ステップにより照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定ステップとを備えており、前記顔検出ステップにおいて検出した顔画像の位置が、前記画像において設定された領域外である場合、前記顔検出ステップ、前記顔照合ステップ、或いは、前記決定ステップでは、処理の対象外とすることを特徴としている。
上記の構成によれば、位置情報に基づいて、対象の顔画像が優先する対象であるか否かを決定するので、例えば、画面端に小さく写っているが高い頻度で撮影範囲に入っているといった、優先対象ではないが撮影されている顔画像を優先する対象と判断してしまうことを避け、ユーザが希望する優先対象をより正確に登録することができるという効果を奏する。
通常のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラの利用状況を考えると、ユーザは家族・親族等、ユーザにとって優先的にオートフォーカス等の処理を行いたい人物をフレームの真ん中付近にもってきて撮影しようとする。したがって、フレームの真ん中付近に写った人物の顔認識の類似度結果を用い、人物の出現頻度を計算することで、ユーザがどの人物を優先したいと思っているかを自動的に推定することが可能であると考える。
この出現頻度が高い人物の顔を自動的に登録することで、特定人物へのオートフォーカス等で必要となる登録処理を自動化することができる。これにより、機械の操作に不慣れなユーザでも特殊な操作を強いることなく、特定人物に対するオートフォーカス等の撮影制御を実現することが可能となる。
なお、上述の顔画像の位置情報については、顔の中心座標に基づいて判断してもよいし、顔を囲む矩形のいずれかの頂点を基準にしてもよい。また、顔の輪郭線や境界線、目や鼻や口などのパーツの位置を基準にしてもよい。画像領域に対して顔が存在する位置を把握することができれば、どのような基準を用いてもよい。
上記の優先対象決定装置では、前記決定手段は、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達し、かつ、当該顔画像のサイズ情報または頻度情報のうち少なくとも一方が所定の値に達しない場合に、当該顔画像を優先的な顔画像から除外することを特徴としている。
上記の構成によれば、顔画像の位置情報が所定の範囲内に存在することに加えて、顔画像の大きさや登場頻度に基づいて優先対象か否か判断するので、ユーザが優先対象として希望しない小さな顔画像や、登場頻度が低い顔画像、登録してから時間が経過してしまった顔画像などを優先対象として判断してしまう可能性を低減し、より正確に優先対象であるか否か判断することができるという効果を奏する。
なお、「顔サイズ」は、所定の値以上のサイズを持つ顔画像を優先する対象として登録するか否か判断するために用いる情報であり、例えば、画素単位の距離情報でもよいし、ベクトルやデータサイズを用いてもよい。頻度情報は、当該レコードが登録された時刻を示すデータから算出する情報であり、例えば、所定の期間内に当該分類に顔情報が登録された頻度を時刻情報から計算して算出してもよい。
上記の優先対象決定装置では、前記顔画像または当該顔画像の特徴を示す特徴量と当該顔画像の位置の情報とを対応付けて登録する顔画像登録手段をさらに備え、前記決定手段は、前記顔画像登録手段に登録された位置情報に基づいて優先的な顔画像から除外するか否かを決定することを特徴としている。
上記の構成によれば、位置情報を顔情報データベースに登録し、優先情報データベースに登録する際に位置情報に基づいて優先対象であるか否かを判断しているので、リアルタイムに位置情報の計算を行わなくても登録されている顔情報データベースに基づいて位置情報を取得できるので、優先対象か否かより高速に判断することができるという効果を奏する。
上記の優先対象決定装置では、顔画像の特徴量から類似度を計算する類似度検出手段をさらに備え、前記決定手段は、前記顔検出手段が検出した顔画像と、前記優先的な顔画像との類似度が高い場合に、当該検出した顔画像を優先的な顔画像として決定するための前記所定数を少なく設定することを特徴としている。
上記の構成によれば、類似度の高い顔画像の対象について、優先的な顔画像として決定するための所定数を少なく設定するので、類似度の高い対象、例えば、親子や親族などを優先対象である可能性が高いと判断して、優先対象としての登録条件を低く設定することで、より短期間に優先対象の判断を行うことができるという効果を奏する。なお、上記の処理は、前記顔照合手段が対象の顔画像を同一の人物ではないと識別した対象について行われる。
上記の優先対象決定装置を備えることで、同様の効果を奏する電子機器を構成することができる。
また、被写体を撮影する撮像手段と、前記優先的な顔画像の特徴を示す特徴量を記憶する優先情報記憶部と、前記優先情報記憶部に記憶された優先的な顔画像と、前記顔検出手段が検出した顔画像とを認証する顔認証手段と、前記顔認証手段の認証結果に基づいて、前記撮像手段によって撮影された被写体が優先対象であるか否かを判断し、前記撮像手段の撮像条件を設定する撮像条件設定手段とを備えることができる。
上記の構成によれば、より正確に登録された優先対象に基づいて被写体を識別し、撮影条件を変更することができるので、優先対象をより正確に判断し、適切な撮影条件を設定することができるという効果を奏する。
なお、上記優先対象決定装置および電子機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記優先対象決定装置および電子機器をコンピュータにて実現させる優先対象決定装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る優先対象決定装置は、複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定装置であって、前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出手段と、前記顔検出手段が検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合手段と、該顔照合手段が照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定手段とを備えており、前記顔検出手段が検出した顔画像の位置が、設定された領域外である場合、前記顔検出手段は、当該顔画像を送出しないか、前記顔照合手段は、当該顔画像に関する前記照合を実行しないか、或いは、前記決定手段は、前記顔画像同士の数から、当該顔画像の数を除外することを特徴としている。
また、本発明に係る優先対象決定方法は、複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定方法であって、前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出ステップと、前記顔検出手段が検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合ステップと、該顔照合ステップにより照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定ステップとを備えており、前記顔検出ステップにおいて検出した顔画像の位置が、設定された領域外である場合、前記顔検出ステップでは、当該顔画像を送出しないか、前記顔照合ステップでは、当該顔画像に関する前記照合を実行しないか、或いは、前記決定ステップでは、前記顔画像同士の数から、当該顔画像の数を除外することを特徴としている。
上記の構成によれば、位置情報に基づいて優先する対象となる顔画像を決定するので、誤った優先対象の決定を低減し、優先対象をより正確に決定することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1から5に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本実施形態における登録処理部、認識処理部、および撮像処理部を含む撮影装置の要部構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、撮影部を備えた撮影装置として説明するが、これに限るものではない。入力された画像データを記録する記録装置であってもよいし、入力された顔画像を印刷する印刷装置であってもよい。入力された顔画像を送信する通信装置であってもよいし、入力された顔画像を編集する画像処理装置であってもよい。
撮影機器(電子機器)1は、登録処理部10、認識処理部20、撮像処理部30、顔情報データベース40、および優先情報データベース50を備えている。登録処理部10は、顔登録部12(顔画像登録手段)、優先情報登録部(決定手段)14、および配置情報参照部16を備えている。認識処理部20は、顔検出部22(顔検出手段)、および顔識別部(顔照合手段、顔認証手段)24を備えている。撮像処理部30は、撮像条件変更部(撮像条件設定手段)32、撮像部(撮像手段)34、および画像記録部36を備えている。
画像記録部36には、撮像部34により撮像されてフレームメモリに格納された画像データが記録される。画像記録部36はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリや、ハードディスクなどの磁気ディスクを用いて構成される。
顔情報データベース40は、分類情報(ID)41、配置情報42、識別情報43、サイズ情報44、および時間情報45を対応付けて記憶している。優先情報データベース50は、分類情報(ID)51および識別情報52を対応付けて記録している。なお、顔情報データベース40および優先情報データベース50は、同じ記憶装置に別のデータベースとして記録されていてもよいし、別々の記憶装置に記録されていてもよい。また、画像記録部36の記憶領域の一部を用いて各データベースを保存していてもよい。
ユーザによって撮影が行われた場合の各部の動作について、順に説明する。まず、ユーザによって撮影が行われた場合、撮像部34から顔画像を含む任意の撮影画像が入力される。ここでは、入力される画像はリアルタイムで表示部(図示せず)へ出力され、表示が更新されるライブビュー画像として説明するが、これに限るものではない。画像記録部36に記録されている撮影画像を対象にデータ処理を行ってもよい。
撮像部34は、撮像レンズ、撮像素子、フレームメモリ、メカ機構、モータ等から構成される。撮像レンズは、例えば、ズーム機能を実現するためのズームレンズや、任意の被写体に対して焦点を合わせるためのフォーカスレンズ等を含む。モータは、ズームレンズモータやフォーカスモータやシャッターモータ等を含む。撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換素子が用いられる。
撮像部34から入力された撮影画像は認識処理部20に出力され、顔検出部22で撮影画像に含まれる顔領域の検出が行われる。顔検出部22は、入力された画像から人の顔を検出し、検出された顔の数や位置などを出力する。顔検出部22は、撮影画像から顔領域を所定の方法で切り出し、切り出した顔画像を撮影対象が誰か判別するために顔識別部24に出力する。さらに、顔検出部22は、分類情報41、顔画像の配置情報(位置情報)42、および切り出した顔画像のサイズ情報44を顔情報データベース40に登録させるために、登録処理部10の顔登録部12に切り出した顔画像を出力する。
なお、顔画像の位置情報は、顔の中心座標に基づいて判断してもよいし、顔を囲む矩形のいずれかの頂点を基準にしてもよい。また、顔の輪郭線や境界線、目や鼻や口などのパーツの位置を基準にしてもよい。画像領域に対して顔が存在する位置を相対的に把握することができれば、どのような基準を用いてもよい。また、顔画像のサイズ情報44は、画素単位の距離情報でもよいし、ベクトルやデータサイズであってもよい。ここでは、配置情報42には顔の中心座標を用い、サイズ情報44には顔画像の幅のピクセル数を用いるものとして説明する。
顔識別部24は、顔検出部22から出力された顔画像から所定の特徴量を算出し、顔情報データベース40に登録されている各顔情報、特に識別情報43と照合し、顔画像の対象が誰であるのか判断して、識別情報43として登録処理部10の顔登録部12に出力する。さらに、顔識別部24は、優先情報データベース50を参照して、検出された顔画像の人物の照合を行い、照合結果を撮像条件変更部32に対して出力する。
具体的には、顔識別部24は、検出された顔の特徴情報を抽出し、検出された顔の特徴情報と顔情報データベース40に記録されている顔の特徴情報を顔識別部24で比較し、検出された顔の検出履歴(目視確認用のサムネイル画像、検出された日時、顔サイズ、顔位置、顔認証用登録データなど)を顔情報データベース40に登録する。
登録処理部10の顔登録部12は、顔検出部22から入力された顔画像、配置情報42、およびサイズ情報44、ならびに、顔識別部24から出力された識別情報43を対応付けて、現在の時間情報45と共に顔情報データベース40に登録する。顔情報データベース40は、顔識別部24で識別された顔の検出履歴として、検出された日時、顔サイズ、顔位置、顔認証用登録データを保持する。
優先情報登録部14は、顔情報データベース40に記録されている検出履歴から、フレーム内の中央付近に特定のサイズ以上で撮影された人物の頻度が一定の閾値以上であれば優先情報データベース50に顔認証用の登録データ(分類情報51、識別情報52)を登録する。すなわち、優先情報登録部14は、顔情報データベース40が更新される毎に、配置情報参照部16を介して、当該顔情報の配置情報42が所定の範囲に含まれるか否かを判断する。
なお、以下では、配置情報参照部16が参照する配置情報42の所定の範囲を、撮影画像の中央付近の範囲(例えば、撮影画像の上下左右の両端から20%以上内側)の領域として説明するが、これに限るものではない。所定の範囲が、ユーザにとって優先する対象が多く含まれるような領域であれば、どのような範囲であってもよい。
顔情報データベース40に登録されたデータのうち、配置情報参照部16によって配置情報42が所定の範囲に含まれると判断された分類情報41が所定の数を越した場合、優先情報登録部14は、当該分類情報41が優先する対象である人物の顔画像であると決定し、優先情報データベース50に分類情報51および識別情報52を登録する処理を行う。
顔識別部24は、優先情報データベース50に登録された分類情報51および識別情報52から、撮像部34から入力された画像に含まれる顔画像が、優先する対象であるか否かを照合する。撮像条件変更部32は、顔識別部24で照合された優先対象の情報に基づいて、撮像条件を変更する。具体的には、撮像条件変更部は、撮像部を制御し、特定の被写体に対して焦点を合わせる、シャッタースピードや絞りを制御して露出を合わせるまたはズームレンズを制御して画角を変える等の制御を撮像部34に対して行う。
次に、図2を参照して、顔情報データベース40に各種情報を登録する処理の流れについて説明する。図2は、上記の撮像機器において、顔画像を識別しデータベースへの登録を行う際の処理の流れについて示したフロー図である。
処理が開始されると、まず、S101において、ユーザは撮影機器1の撮像部34を被写体に向けて構え、撮像が開始される。撮像された画像は、プレビュー画像として図示しない表示部(ファインダー画面)にライブビューでリアルタイム表示される。
次に、S102において、撮像部34で撮像された画像は、認識処理部20の顔検出部22で処理され、顔画像を含む領域が切り出されると共に、顔画像を含む領域の撮像された画像内における位置を示す位置情報が取得される。切り出された顔画像および取得された位置情報は、顔識別部24および登録処理部10の顔登録部12に出力される。
次に、S103において、S102の処理で切り出された顔画像から特徴量を計算して識別情報とし、対象の顔画像がどの人物であるのか識別する。S105において、特徴量が計算された顔画像の対象の識別情報と、優先情報データベース50に登録されている顔画像とを照合して、優先する対象であるか否かを判断する。
照合する対象が登録済であった場合(S105でYES)、その顔画像の対象は優先する対象として登録されているということなので、撮影条件を変更する処理を行い(S106)、その後処理はS101に戻る。照合する対象が登録されていない場合(S105でNO)、その顔画像の対象を優先する対象として登録するか否かを判断するために、顔情報データベース40に登録されているデータと照合する(S107)。
顔情報データベース40に、S107で照合を行う対象の顔画像が登録されている場合(S108でYES)、処理はS109に進む。顔情報データベース40に、S107で照合を行う対象の顔画像が登録されていない場合には(S108でNO)、処理はS110に進む。
S109において、顔登録部12は、顔情報データベース40に既に識別され、分類して登録されている照合対象の顔画像の登録を行い、処理はS111に進む。また、S110において、顔登録部12は、顔情報データベース40に対して新規の分類を作成し、顔画像の登録を行い、処理はS11に進む。
なお、S109およびS110の登録処理では、S102の処理で切り出し、取得された顔画像、当該顔画像の配置情報42に加え、当該顔画像の識別情報43、サイズ情報44や、登録した時間を示す時間情報45も併せて登録する。これらの各情報は、優先情報データベース50に登録する優先対象であるか否かの判断に用いられる。
S111において、優先情報登録部14は、顔情報データベース40に登録された対象が優先する対象であるか否かを判断する。具体的には、画面の中央に位置する、所定の期間内に登録された数が所定の数を越した対象を選択する。
なお、本実施形態では、画面の中央に位置するか否かについては、配置情報参照部16が、顔情報データベース40に登録された配置情報42を参照することで判断しているが、これに限るものではない。顔検出部22が、所定の領域に含まれる顔画像だけを顔識別部24に出力してもよいし、顔登録部12が、所定の領域に含まれる顔画像に関する情報だけを顔情報データベース40に登録する構成であってもよい。
また、ここでは、画像の中央付近にある顔画像を優先する対象であるか否かの判断に用いたが、所定の範囲内として中央以外の範囲を用いてもよい。特定の領域に存在する顔画像が、優先対象として選ばれることが多ければ、どのような領域であってもよい。ただし、一般的に優先する対象は撮影領域の中央に位置することが多いので、所定の領域として中央を用いれば、より正確に優先対象を選別することができる。
また、優先情報データベース50に登録する分類情報51および識別情報52は、顔情報データベース40に登録されている分類情報41および識別情報43をそのまま優先情報データベース50に分類情報51および識別情報52として登録してもよいが、顔情報から計算した特徴量のみを各データベースに登録する構成としてもよい。
最後に、S112において、優先情報登録部14はS111で選択した対象の顔画像および識別情報を対応付けて優先情報データベース50に登録し、処理はS101に戻る。
以上の処理手順を繰り返すことによって、顔情報データベース40に新たな対象を分類して登録し、所定の領域に含まれる登録対象の数が一定の数を超えた対象を優先対象として決定する処理が行われる。
次に、図3を参照して、撮像条件変更部32において、撮影条件が変更される処理の流れについて説明する。図3は、撮影機器1において、優先する対象の情報が登録された優先情報データベース50を参照し、撮像条件変更部32が撮影条件を変更する処理の流れについて示したフロー図である。
まず、初期状態において、ユーザは撮影機器1の撮像部34を被写体に向けて構え、撮影を行おうとしている。その際、撮像された画像は、プレビュー画像として図示しない表示部(ファインダー画面)にライブビューでリアルタイム表示されている。ユーザは撮影機器1の図示しない撮影ボタン(シャッター)を半分押さえる動作によって、撮影対象にフォーカスを合わせる操作を行う。
S201において、撮影機器1の撮像処理部30は、撮影ボタンが半押しされたか否かを判断する。撮影ボタンが半押しされた場合(S201でYES)、処理はS202に進む。撮影ボタンが半押しされていない場合(S201でNO)、処理は終了する。
S202において、顔識別部24は、撮像部34で撮影された画像から、優先情報データベース50に優先対象として登録された対象の分類情報51または識別情報52を含む顔画像の領域の座標を取得する。なお、顔画像の座標は顔検出部22が算出して顔識別部24に渡してもよいし、配置情報参照部16を認識処理部20内に備えることで、配置情報参照部16を介して位置情報を取得する構成であってもよい。
次に、S203において、S202で座標を取得した顔画像に対して焦点を合わせ、明るさ調整を最適化するよう撮影条件の設定を行う。その後、撮影ボタンが完全に押されたことを検出すると(S204でYES)、撮像処理部30はS203で設定された撮像条件を用いて撮影を行い、画像記録部36に撮影した画像を記録して(S205)、撮影条件の変更処理を終了する。撮影ボタンが完全に押されなかった場合(S204でNO)、撮像条件の変更は行わずに、処理はそのまま終了する。
以上の一連の処理を行うことで、優先情報データベース50に登録された優先対象の情報を用いて、撮像条件を変更し撮影を行うことができる。
次に、図4および図5を用いて、本実施形態の撮影機器1で用いられる顔情報データベース40および優先情報データベース50のデータ構造の具体例を示す図である。
図4は、顔情報データベース40のデータ構造の一例を示す表である。図5は、優先情報データベースのデータ構造の一例を示す表である。
図4では、識別する対象として、AさんとBさんという2人の人物に分類されて分類情報41が登録されている。Aさんの顔情報には、Aさんという人物を識別するためのサムネイル画像が1枚、分類情報41と対応付けられて記録されている。このAさんの分類には、時間情報45を含む複数の顔情報とAを示す分類情報41とが対応付けられたレコードが複数、登録されている。また、Bさんの顔情報には、Bさんという人物をユーザが確認するためのサムネイル画像が1枚記録されており、複数の顔情報が分類情報41およびサムネイル画像と対応付けられて登録されている。
まず、分類Aの1行目には、時刻情報45が「2007/10/12 10:22」、サイズ情報44が「32ピクセル」、配置情報42が「(128、125)」の分類情報41を示す登録データ「A」がレコードとして登録されている。また、分類Aの2行目には、「2007/10/14 18:19」、「20ピクセル」、「(132、95)」、「A」が、分類Aの3行目には「2007/11/16 17:45」、「80ピクセル」、「(204、150)」、「A」が、それぞれ対応するレコードとして登録されている。
「日時」は、当該レコードが登録された時刻を示すデータであり、当該分類に顔情報が登録された頻度を算出する際に用いる。「顔サイズ」は、所定の値以上のサイズを持つ顔画像を優先する対象として登録するか否か判断するために用いる。「顔位置」は、所定の領域、例えば中央付近に存在する顔画像に対して優先する対象として登録するか否かを判断するために用いる。「登録データ」は、入力された顔画像がどの分類に属するかを判断するために用いるデータであり、顔画像から計算した特徴量を識別情報43として用いてもよいし、切り出した顔画像データそのものであってもよい。
分類Bの1行目には、時刻情報45が「2007/11/13 18:52」、サイズ情報44が「24ピクセル」、配置情報42が「(32、92)」の分類情報41を示す登録データ「B」がレコードとして登録されている。また、分類Bの2行目には、「2008/1/30 9:34」、「30ピクセル」、「(100、98)」、「B」が、分類Bの3行目には「2008/2/14 13:38」、「60ピクセル」、「(120、110)」、「B」が、それぞれ対応するレコードとして登録されている。
これに対して、図5では、優先する対象として決定された人物の識別情報52が、各人物ごとに分類されて登録されている。図5では、図4と同様に識別する対象として、AさんとBさんという2人の人物に分類されて分類情報51が登録されている。
Aさんの顔情報には、Aさんという人物をユーザが確認するためのサムネイル画像が1枚、記録されている。このAさんの分類には、複数の分類情報51と識別情報52とが対応付けられたレコードが複数、登録されている。まず、分類Aの1行目には、識別情報52を示す登録データ「A」がレコードとして登録されている。また、分類Aの2行目には、「A」が、分類Aの3行目には「A」が、分類Aの4行目には「A」が、それぞれ対応するレコードとして登録されている。
Bさんの顔情報には、Bさんという人物をユーザが確認するためのサムネイル画像が1枚、記録されている。このBさんの分類には、複数の分類情報51と識別情報52とが対応付けられたレコードが複数、登録されている。まず、分類Bの1行目には、識別情報52を示す登録データ「B」がレコードとして登録されている。また、分類Aの2行目には、「B」が、分類Aの3行目には「B」が、分類Bの4行目には「B」が、それぞれ対応するレコードとして登録されている。
上記の優先対象を識別するための登録データである「A」「A2」…、「B」「B2」…は、図4で示した登録データをそのまま利用してもよいし、図4で示した登録データに対応する顔画像などを用いて新たに特徴量を計算し、識別情報52として用いてもよい。
以上のように、本実施形態の撮影機器1は、複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する撮影機器1であって、複数の画像から顔画像とその位置情報である配置情報42とを検出する顔検出部22と、顔検出部22が検出した顔画像の特徴である識別情報52を、過去に検出した顔画像の特徴である識別情報52と照合する顔識別部24と、顔識別部24が照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定し、優先情報データベース50に登録する優先情報登録部14とを備えており、顔検出部22が検出した顔画像の位置が、前記元画像において設定された中央の領域外である場合、優先情報登録部14は、前記顔画像同士の数から、当該顔画像の数を除外している。
上記の構成によれば、位置情報に基づいて、対象の顔画像が優先する対象であるか否かを決定するので、画面端に小さく写っているが高い頻度で撮影範囲に入っているといった、優先対象ではないが撮影されている顔画像を優先する対象と判断してしまうことを避け、ユーザが希望する優先対象をより正確に登録することができる。
なお、上述の顔画像の位置情報については、本実施形態では、顔の中心座標に基づいて判断してもよいし、顔を囲む矩形のいずれかの頂点を基準にしてもよい。また、顔の輪郭線や境界線、目や鼻や口などのパーツの位置を基準にしてもよい。画像領域に対して顔が存在する位置を相対的に把握することができれば、どのような基準を用いてもよい。
本実施形態の撮影機器1では、優先情報登録部14は、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達し、かつ、当該顔画像のサイズ情報44または時刻情報45から求められる頻度情報のうち少なくとも一方が所定の値以上の場合に、当該顔画像を優先的な顔画像から除外している。
上記の構成によれば、顔画像の位置情報が所定の範囲内に存在することに加えて、顔画像の大きさや登場頻度に基づいて優先対象か否か判断するので、ユーザが優先対象として希望しない小さな顔画像や、登場頻度が低い顔画像、登録してから時間が経過してしまった顔画像などを優先対象として判断してしまう可能性を低減し、より正確に優先対象であるか否か判断することができる。
なお、「顔サイズ」は、所定の値以上のサイズを持つ顔画像を優先する対象として登録するか否か判断するために用いる情報であり、例えば、画素単位の距離情報でもよいし、ベクトルやデータサイズを用いてもよい。頻度情報は、当該レコードが登録された時刻を示すデータから算出する情報であり、例えば、所定の期間内に当該分類に顔情報が登録された頻度を時刻情報から計算して算出してもよい。
本実施形態の撮影機器1では、前記顔画像と当該顔画像の位置の情報とを対応付けて登録する顔登録部12をさらに備え、前記決定手段は、前記顔画像登録手段に登録された顔画像および位置の情報に基づいて優先的な顔画像から除外するか否かを決定している。
上記の構成によれば、配置情報42を顔情報データベースに登録し、優先情報データベースに登録する際に位置情報に基づいて優先対象であるか否かを判断しているので、リアルタイムに位置情報の計算を行わなくても登録されている顔情報データベースに基づいて位置情報を取得できるので、優先対象か否かより高速に判断することができる。
本実施形態の撮影機器1では、顔画像の特徴量から類似度を計算する類似度検出部を顔識別部24がさらに備え、優先情報登録部14は、前記顔検出部22が検出した顔画像と、前記優先的な顔画像との類似度が高い場合に、当該検出した顔画像を優先的な顔画像として決定するための前記所定数を少なく設定している。
上記の構成によれば、類似度の高い顔画像の対象について、優先的な顔画像として決定するための所定数を少なく設定するので、親子や親族などの類似度の高い対象を優先対象である可能性が高いと判断して、優先対象としての登録条件を低く設定することで、より短期間に優先対象の判断を行うことができる。なお、上記の処理は、前記顔照合手段が対象の顔画像を同一の人物ではないと識別した対象について行われる。
上記の登録処理部10を備えることで、上述の効果を奏する撮影機器1を構成することができる。
また、被写体を撮影する撮像部34と、前記優先的な顔画像の特徴を示す特徴量を記憶する優先情報データベース50と、優先情報データベース50に記憶された優先的な顔画像と、顔検出部22が検出した顔画像とを認証する顔識別部24と、顔識別部24の照合結果に基づいて、撮像部34によって撮影された被写体が優先対象であるか否かを判断し、撮像部34の撮像条件を設定する撮像条件変更部32とを備えることで、撮像した顔画像に対して同様の効果を奏する撮影機器1を構成している。
なお、上述の説明では、配置情報参照部16は登録処理部10に存在し、配置情報参照部16が顔情報データベース40に登録された配置情報42を参照して、優先情報登録部14が優先対象を決定する場合について説明したが、これに限るものではない。図6は、本発明の別の実施形態を示すものであり、登録処理部10、認識処理部20、および撮像処理部30を含む撮影機器2の要部構成を示すブロック図である。
図6の撮影機器2では、配置情報参照部16が顔検出部22から出力された位置情報を参照し、顔登録部12が顔情報データベース40にデータを分類して登録する際に、検出された顔画像の配置情報に基づいて顔情報データベース40に顔情報を登録するか否かを決定している。この場合、顔情報データベース40に配置情報42を登録する必要がないので、顔情報データベース40のデータサイズを抑え、優先情報登録部14が優先情報データベース50に優先対象を登録するまでの処理を高速化することができる。
なお、図6では、顔検出部22から顔登録部12に対して出力される、顔画像の配置情報に基づいてデータを出力するか否かを決定したが、これに限るものではない。認識処理部20内に配置情報参照部16を備え、顔検出部22から顔識別部24にデータを出力する際に、所定の領域に顔画像が収まっているか否かを判断し、データを出力するか否かを決定してもよい。この場合も、顔情報データベース40に配置情報42を登録する必要がないので、上述と同様の効果を奏することができる。
最後に、本発明の撮影機器1、2の各ブロック、特に優先情報登録部14、配置情報参照部16、および顔識別部24は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、撮影機器1、2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである優先対象決定装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記撮影機器1、2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、撮影機器1、2を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
以上のように、本発明の撮影機器1、2は、位置情報に基づいて、最終的に優先対象としてデータベースに登録する対象を決定するため、ユーザが希望する優先対象をより正確に登録することができるので、撮影機器、印刷装置、通信装置、画像編集装置などの画像処理を行う装置に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態を示すものであり、登録処理部、認識処理部、および撮像処理部を含む撮影装置の要部構成を示すブロック図である。 上記の撮像機器において、顔画像を識別しデータベースへの登録を行う際の処理の流れについて示したフロー図である。 上記の撮像機器において、登録されたデータベースを参照し、撮影条件を変更する処理の流れについて示したフロー図である。 上記識別装置で用いられる顔情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 上記識別装置で用いられる優先情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、登録処理部、認識処理部、および撮像処理部を含む撮影機器の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、2 撮像機器(優先対象決定装置、電子機器)
10 登録処理部(優先対象決定装置)
12 顔登録部(顔画像登録手段)
14 優先対象登録部(決定手段、類似度検出手段)
16 配置情報参照部
20 認識処理部
22 顔検出部(顔検出手段)
24 顔識別部(顔照合手段、顔認証手段)
30 撮像処理部
32 撮像条件変更部(撮像条件設定手段)
34 撮像部(撮影手段)
36 画像記録部
38 画像データ
40 顔情報データベース
41 分類情報
42 配置情報
43 識別情報
44 サイズ情報
45 時間情報
50 優先情報データベース(優先情報記憶部)
51 分類情報
52 識別情報

Claims (9)

  1. 複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定装置であって、
    前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段が検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合手段と、
    該顔照合手段が照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定手段とを備えており、
    前記顔検出手段が検出した顔画像の位置が、前記元画像において設定された領域外である場合、前記顔検出手段は、当該顔画像を送出しないか、前記顔照合手段は、当該顔画像に関する前記照合を実行しないか、或いは、前記決定手段は、前記顔画像同士の数から、当該顔画像の数を除外することを特徴とする優先対象決定装置。
  2. 前記決定手段は、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達し、かつ、当該顔画像のサイズ情報または頻度情報のうち少なくとも一方が所定の値に達しない場合に、当該顔画像を優先的な顔画像から除外することを特徴とする請求項1に記載の優先対象決定装置。
  3. 前記顔画像または当該顔画像の特徴を示す特徴量と当該顔画像の位置の情報とを対応付けて登録する顔画像登録手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記顔画像登録手段に登録された位置情報に基づいて優先的な顔画像から除外するか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の優先対象決定装置。
  4. 顔画像の特徴量から類似度を計算する類似度検出手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記顔検出手段が検出した顔画像と、前記優先的な顔画像との類似度が高い場合に、当該検出した顔画像を優先的な顔画像として決定するための前記所定数を少なく設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の優先対象決定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の優先対象決定装置を備えた電子機器。
  6. 被写体を撮影する撮像手段と、
    前記優先的な顔画像の特徴を示す特徴量を記憶する優先情報記憶部と、
    前記優先情報記憶部に記憶された優先的な顔画像と、前記顔検出手段が検出した顔画像とを認証する顔認証手段と、
    前記顔認証手段の認証結果に基づいて、前記撮像手段によって撮影された被写体が優先対象であるか否かを判断し、前記撮像手段の撮像条件を設定する撮像条件設定手段とを備えることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 複数の元画像中に含まれる複数の顔画像の中から優先的な顔画像を決定する優先対象決定方法であって、
    前記複数の元画像から顔画像とその位置情報とを検出する顔検出ステップと、
    前記顔検出ステップにおいて検出した顔画像の特徴を、過去に検出した顔画像の特徴と照合する顔照合ステップと、
    該顔照合ステップにより照合した結果、特徴が一致する顔画像同士の数が所定数に達した場合、当該顔画像同士を優先的な顔画像として決定する決定ステップとを備えており、
    前記顔検出ステップにおいて検出した顔画像の位置が、前記画像において設定された領域外である場合、前記顔検出ステップ、前記顔照合ステップ、或いは、前記決定ステップでは、処理の対象外とすることを特徴とする優先対象決定方法。
  8. 請求項1から4のいずれか1項に記載の優先対象決定装置、または、請求項5または6に記載の電子機器を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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