JP2009222339A - 空気調和機用伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御対象とされる空調制御機が1台の場合における終端抵抗の伝送ラインへの挿入に要する処理時間を短縮する。
【解決手段】制御対象機器検出部(53)によって検出された空調制御機(50)が1台であって、終端抵抗(25c,25d)を信号伝送路(7,10)に接続させる空調制御機(50)として自らの空調制御機(50)が判別部(54)により判別され、抵抗切換制御部(55)が切換部(26a,26b)に終端抵抗(25c,25d)を信号伝送路(7,10)に接続させる一連の処理が一旦行われた後は、識別信号送受信部(52)、制御対象機器検出部(53)及び判別部(54)は識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、抵抗切換制御部(55)は、切換部(26a,26b)に終端抵抗(25c,25d)を信号伝送路(7,10)に接続させる空気調和機用伝送装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機用伝送装置に関し、特に、初期稼働時に行われる各空調制御機の初期設定処理に関する。
いわゆるマルチ型空気調和機では、下記特許文献1に示されるように、中央制御ユニットによる集中制御の対象とされる複数の空気調和機の空調制御機同士が有線伝送ライン(信号伝送路)で接続され、この伝送ラインを介して中央制御ユニット及び各空調制御機間で制御データが送受される伝送装置が採用されている。このような有線伝送を行う伝送装置では、反射等の影響で発生する送受信信号の波形の歪みを軽減するために、終端抵抗(終端抵抗)が伝送ラインに挿入される。この終端抵抗は各空調制御機に備えられており、空気調和機の初期稼働時に、終端抵抗を伝送ラインに接続する空調制御機が1台決定され、当該空調制御機が終端抵抗を伝送ラインに接続する。
特許第3136925号公報
終端抵抗を接続する空調制御機を上記のように決定する場合、空気調和機の初期稼働時には、互いに接続されている複数の空調制御機間で、上記電源供給親機の決定に必要な通信及び処理が行われ、当該複数の空調制御機の中から終端抵抗を接続する空調制御機が選定される。上記伝送装置は、制御対象とされる空調制御機が1台で現場に設置されることも多いが、この場合にも、複数の空調制御機の中から終端抵抗を接続するに適した空調制御機を選定する上記通信及び処理が同様に行われる。そのため、制御対象とされる空調制御機が1台の場合でも、終端抵抗を伝送ラインに挿入するために要する処理時に、複数台の空調制御機が制御対象とされる場合と同等の時間を要していた。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、制御対象とされる空調制御機が1台の場合における終端抵抗の伝送ラインへの挿入に要する処理時間を短縮することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、それぞれに空気調和機を制御する1以上の空調制御機を備え、当該各空調制御機に接続された信号伝送路により各空調制御機間で信号伝送を双方向に行う空気調和機用伝送装置であって、
前記各空調制御機は、前記信号伝送路に設けられた終端抵抗と、前記信号伝送路に対する当該終端抵抗の接続又は非接続を切り換える切換部と、固有の識別信号を他の空調制御機との間で送受信する識別信号送受信部と、他の空調制御機からの識別信号に基づいて、前記信号伝送路に接続されている空調制御機を検出する制御対象機器検出部と、当該制御対象機器検出部によって検出された空調制御機の中で前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる空調制御機を判別する判別部と、前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる空調制御機として自らの空調制御機が前記判別部によって判別されたとき、前記切換部に前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる抵抗切換制御部とを備え、
前記制御対象機器検出部によって検出された空調制御機が1台であって、前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる空調制御機として自らの空調制御機が前記判別部により判別され、前記抵抗切換制御部が前記切換部に前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる一連の処理が一旦行われた後は、前記識別信号送受信部、前記制御対象機器検出部及び判別部は前記識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、前記抵抗切換制御部は、前記切換部に前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させるものである。
従来技術では、信号伝送路に接続されている空調制御機の台数に関係なく、動作開始時に、上記一連の処理を繰り返していたが、本発明では、制御対象機器検出部によって検出された空調制御機が1台であって、当該空調制御機の終端抵抗が信号伝送路に接続された後は、識別信号送受信部、制御対象機器検出部及び判別部が識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わない。このため、本発明は、従来技術よりも、終端抵抗を信号伝送路に挿入するために要する処理時間を短縮することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和機用伝送装置であって、複数の空調制御機が互いに接続されている場合に、少なくとも1以上の空調制御機は、当該空調制御機と他の空調制御機とを接続する前記信号伝送路を分離可能とする伝送路遮断機構を備え、
前記伝送路遮断機構により前記信号伝送路が分離されることで前記制御対象機器検出部により検出される空調制御機が1台となって前記一連の処理が一旦行われた後であっても、前記識別信号送受信部、前記制御対象機器検出部及び判別部は前記識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、前記抵抗切換制御部は、前記切換部に前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させるものである。
この発明によれば、伝送路遮断機構により信号伝送路が分離されて、制御対象の空調制御機が1台となった後であっても、識別信号送受信部、制御対象機器検出部及び判別部は、前記一連の処理後には、識別信号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、抵抗切換制御部が終端抵抗を信号伝送路に接続させるので、当該伝送装置の設置当初は複数の空調制御機が信号伝送路に接続されていたが、その後に、信号伝送路に接続される空調制御機が伝送路遮断機構により1台だけに分離された場合であっても、当該伝送装置において、終端抵抗を信号伝送路に挿入するために要する処理時間を短縮することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気調和機用伝送装置であって、前記信号伝送路により信号伝送を双方向に行って前記各空調制御機を集中制御する中央制御ユニットを更に備え、
前記伝送路遮断機構は、当該空調制御機と前記中央制御ユニットとの間における信号伝送路をデータ通信可能としつつ分離した状態で、前記中央制御ユニットとの間で信号を中継して当該空調制御機に伝送し、
前記中央制御ユニットは、前記伝送路遮断機構により前記信号伝送路が分離されることで前記制御対象機器検出部により検出される空調制御機が1台となって前記一連の処理が行われたときは、当該伝送路遮断機構により前記信号伝送路が遮断された空調制御機を記憶しておき、この後に、前記抵抗切換制御部により前記判別済みの1台の空調制御機の前記切換部に前記終端抵抗を前記信号伝送路に接続させる処理が行われた場合には、当該判別済みの1台の空調制御機と、前記信号伝送路が分離された空調制御機とに対しての信号伝送を即座に開始するものである。
この発明によれば、中央制御ユニットは、伝送路遮断機構により信号伝送路が分離されて信号伝送路に接続される空調制御機が1台となって識別信号送受信部、制御対象機器検出部及び判別部による一連の処理が行われたときに、当該伝送路遮断機構により信号伝送路が分離された空調制御機を記憶しておき、この後に、上記判別済みの1台の空調制御機の終端抵抗が信号伝送路に接続された場合には、当該判別済みの1台の空調制御機と、上記信号伝送路が分離された空調制御機とに対しての信号伝送を即座に開始するので、終端抵抗を信号伝送路に挿入するために要する処理時間を短縮して、中央制御ユニットは、上記終端抵抗が信号伝送路に接続された1台の空調制御機と、信号伝送路が分離された空調制御機とを同期したタイミングで運転制御することができる。
本願発明によれば、信号伝送路に接続されている空調制御機の台数に関係なく動作開始時に制御対象機器検出部及び判別部による制御対象検出処理及び判別処理を繰り返す従来技術よりも、制御対象とされる空調制御機が1台の場合における終端抵抗を信号伝送路に挿入するために要する処理時間を短縮することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置の基本的構成を概略的に示す図、図2は本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置の構成のバリエーションを示す図である。
本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置1は、1台以上の空調制御機50を備え、各空調制御機50に接続された信号伝送路10により各空調制御機50間で信号伝送を双方向に行う構成である。空気調和機用伝送装置1が複数の空気調和機11を備え、各空気調和機11は、室外ユニット3及び室内ユニット4を備えている。各空気調和機11の室外ユニット3には、空調制御機50としての室外制御ユニット5が備えられている。室内ユニット4には、室内制御ユニット6が備えられている。各空気調和機11は、室外制御ユニット5及び室内制御ユニット6により運転制御される。但し、空調制御機50は、室外制御ユニット5及び室内制御ユニット6からなるものとしてもよい。
空気調和機用伝送装置1は、室外ユニット3及び室内ユニット4からなる冷媒循環ユニットを4系統備えている。冷媒循環ユニット2A、2B、2C、2Dは、例えば図2に示すように、それぞれ1台の室外ユニット3に対して4台の室内ユニット4が接続されていてもよい。
室外ユニット3は、図示しない圧縮機と四路切換弁とファンを有する室外熱交換器と室外電動膨張弁とを備えている。室内ユニット4は、室内電動膨張弁とファンを有する室内熱交換器とを備えている。各冷媒循環ユニット2A、2B、2C、2Dは、冷房運転モードと暖房運転モードとで冷媒流通方向が可変となるように構成されている。
また、各空気調和機11の冷媒循環ユニット2A、2B、2C、2Dにおいて、室外制御ユニット5と室内制御ユニット6との間は、制御信号の授受が可能となるように信号伝送路7によって接続され、冷媒循環ユニット2A、2B、2C、2Dは内外伝送系統としての制御系統として機能する。
また、各空気調和機11の室外制御ユニット5同士は信号伝送路10で接続されている。さらに、信号伝送路10には、中央制御ユニット9が接続されている。中央制御ユニット9からの制御信号は、この信号伝送路10及び各信号伝送路7によって各室外制御ユニット5及び各室内制御ユニット6に送信されて、中央制御ユニット9により各空気調和機11の室外ユニット3(室外制御ユニット5)及び室内ユニット(室内制御ユニット6)4が統括的に制御(集中制御)される。
また、各室内ユニット4には、リモコン15が接続されており、このリモコン15と室内制御ユニット6との間で設定温度などの制御信号が授受されて各室内ユニット4が個別にリモコン15により制御される。
また、中央制御ユニット9には、図2に示すように、ON/OFFコントローラ12が接続されており、複数台の室内ユニット4に対して運転及び停止の制御信号を送信して、各室内ユニット4を制御する。なお、中央制御ユニット9には、スケジュールタイマ13も備えられている。スケジュールタイマ13は、各室内ユニット4のそれぞれに対して例えば1週間単位で運転開始時刻及び停止時刻を夫々設定できるようになっている。
次に、室外制御ユニット5の構成を説明する。図3は、室外制御ユニット2の概略構成を示すブロック図である。室外制御ユニット5は、制御部51と、識別信号送受信部52と、制御対象機器検出部53と、判別部54と、抵抗切換制御部55とを備える。
制御部51は、室外ユニット3の動作制御を司り、室内制御ユニット6や、他の空気調和機の室外制御ユニット5との間の通信制御を行うものである。
識別信号送受信部52は、信号伝送路10に接続されている他の空気調和機11の室外制御ユニット5に対して、自身が保有する固有の識別信号(本実施形態では、製造シリアル番号)を送信し、他の空気調和機11の室外制御ユニット5から、その機器が保有する固有の識別信号を受信する。
制御対象機器検出部53は、他の室外制御ユニット5からの識別信号に基づいて、信号伝送路10に接続されている室外制御ユニット5を検出する。すなわち、制御対象機器検出部53は、信号伝送路10に接続されている他の室外制御ユニット5から受信する識別信号、或いは、当該他の室外制御ユニット5から識別信号を受信しないことに基づいて、信号伝送路10に接続されている空調制御機、或いは、信号伝送路10に他の室外制御ユニット5が接続されていないことを検出する。
判別部54は、制御対象機器検出部53によって検出された室外制御ユニット5の中で終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる室外制御ユニット5を判別する。すなわち、判別部54は、上記識別信号送受信部52による固有の識別信号の送受信による電源供給親機決定動作(詳細は後述)に基づいて、当該判別部54が備えられている自らの室外制御ユニット5が、終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる室外制御ユニット5に決定されたか否かを判別する。
抵抗切換制御部55は、終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる室外制御ユニット5として自らの室外制御ユニット5が判別部によって判別されたとき、切換部としてのリレースイッチ26a,26b(図4)に、終端抵抗25c,25dを、信号伝送路7,10に接続させる。
本実施形態に係る空気調和機用伝送装置1では、制御対象機器検出部53が検出した室外制御ユニット5が1台であって、終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる室外制御ユニット5として自らの室外制御ユニット5が判別部54により判別され、抵抗切換制御部55がリレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる一連の処理が一旦行われた後は、制御対象機器検出部53及び判別部54は、制御対象機器検出部53及び判別部54は上述した制御対象検出処理及び判別処理を行わず、抵抗切換制御部55は、リレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる。
次に、制御信号の授受を行うための制御ユニットの回路構成について説明する。図4は、室外制御ユニット5のブロック回路図である。なお、上記室外制御ユニット5、室内制御ユニット6及び中央制御ユニット9間の伝送方式は、AMI通信方式で平衡通信方式が採用されており、予め設定された極性で半2重の信号伝送を行うように構成されている。
室外制御ユニット5は、図4に示すように、送信回路20と、受信回路21と、極性判定回路22と、マイコン30とを備えている。これら送信回路20、受信回路21及び極性判定回路22はマイコン30に接続されている。また、室内制御ユニット6及び中央制御ユニット9は、この室外制御ユニット5と略同様の構成でなる送信回路20、受信回路21、極性判定回路22、及び必要に応じてマイコン30を備えている。ここでは、室外制御ユニット5を例にして回路構成を説明する。また、信号伝送路10及び各信号伝送路7は、それぞれ伝送線としての正側信号線7a、10aと負側信号線7b、10bとにより構成されている。
送信回路20は、マイコン30からの出力信号に従って、情報信号を信号伝送路7及び信号伝送路10に送信する。送信回路20は、2つのドライバ20a,20bを備えている。ドライバ20a,20bは、結合配線20c,20dを介して、信号伝送路7及び信号伝送路10の正側信号線7a、10a及び負側信号線7b、10bに繋がる共通配線23,24に接続されている。更に、結合配線20c,20dには、直流分を除去するコンデンサ20e,20fが接続されている。
また、受信回路21は、結合配線21a,21bを介して、共通配線23,24に接続されている。受信回路21は、信号伝送路10及び信号伝送路7上の情報信号を受信して、マイコン30に出力する。
また、極性判定回路22は、共通配線23,24を介して、信号伝送路10及び信号伝送路7の正側信号線7a、10aと負側信号線7b、10bに接続されている。極性判定回路22は、信号伝送路10及び信号伝送路7の極性を判定しており、該極性判定回路22の異極性判定に基づいて、送信回路20のドライバ20a,20bは、送信する情報信号を反転可能としている。
また、信号伝送路10及び信号伝送路7は、直流重畳回路25に対して、第1開閉回路26を介して接続されている。直流重畳回路25は、電源線25a,25bを介して信号伝送路7及び信号伝送路10の正側信号線7a、10aと負側信号線7b、10bに接続される直流電源27を備えている。当該直流電源27は、信号伝送路7及び信号伝送路10に予め定められた直流電圧、例えば、+15Vの直流電圧を印加している。
また、第1開閉回路26は、各電源線25a,25bに設けられた2つのリレースイッチ26a,26bを備え、該両リレースイッチ26a,26bの開閉で直流重畳回路25と信号伝送路7及び信号伝送路10との導通及び遮断を行うように構成されている。
両リレースイッチ26a,26bは、マイコン30の制御で開閉される。室外制御ユニット5において、このリレースイッチ26a,26bが閉状態とされて直流重畳回路25と信号伝送路7及び信号伝送路10が導通されると、この直流電圧が重畳される。例えば、上記4つの室外制御ユニット5の中で、後述する電源供給親機となるべき製造シリアル番号「A」を有する室外制御ユニット5において、リレースイッチ26a,26bが閉状態とされて直流重畳回路25が信号伝送路7及び信号伝送路10に直流電圧を印加するように設定される。このとき、他の室外制御ユニット5においては、リレースイッチ26a,26bが開放(OFF)する設定とされる。
また、電源線25a,25bには、終端抵抗25c,25dが介設されると共に、両電源線25a,25bの間には、直流電源27と並列にコンデンサ25eが接続されている。終端抵抗25c,25dは、信号伝送路7及び信号伝送路10における信号波形の歪みの発生を抑制するものである。コンデンサ25eは、信号伝送路7及び信号伝送路10のインピーダンスを所定の低い値に保持させるものである。
また、信号伝送路10には、第2開閉回路28が設けられている。第2開閉回路28は、信号伝送路10に設けられた2つのリレースイッチ28a,28bを備えている。第2開閉回路28は、マイコン30の制御による該両リレースイッチ28a,28bの開閉で、各回路20,21,22と各信号線10a,10bとのハード的な導通及び遮断を行う。2つのリレースイッチ28a,28bは、通常の伝送状態では閉状態とされており、システム施工後などにおける室外ユニット3及び室内ユニット4に対するアドレス設定時や、信号伝送路7及び信号伝送路10に短絡などが発生した場合等に、マイコン30により開閉が制御される。
また、上記複数の室外制御ユニット5のうち、少なくとも1以上の室外制御ユニット5(本実施形態では冷媒循環ユニット2Bの室外制御ユニット5)には、当該室外制御ユニット5と、他の室外制御ユニット5及び中央制御ユニット9とを接続する信号伝送路7,10をハード的に遮断可能な伝送路遮断機構500を備える。図5は伝送路遮断機構500を備えた室外制御ユニット5のブロック回路図である。
この伝送路遮断機構500は、データ通信を行うために図略の送信ポート及び受信ポートをマイコン30に備えており、マイコン30は、図5に示す上流側と下流側の間に介在して送受信されるデータを中継する役割を果たす。このマイコン30は、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とのデータ通信時に、上流側からデータを受信すると、データの内容に応じて当該データを下流側に送信するか否かを判断し、必要なデータのみを下流側に送信する。また、当該マイコン30は、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とのデータ通信時に、下流側からデータを受信すると、データの内容に応じて当該データを上流側に送信するか否かを判断し、必要なデータのみを上流側に送信する。
伝送路遮断機構500は、図5に示す回路構成を有し、かつ、当該データ通信制御を行うことで、通信ラインの距離の影響、分岐の影響を減少させる。すなわち、伝送路遮断機構500は、自身が備えられた室外制御ユニット5と、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5との間でのデータ通信を可能にしつつ、当該伝送路遮断機構500が備えられた室外制御ユニット5と、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とを接続する信号伝送路7,10を電気的には遮断する。
例えば、伝送路遮断機構500のマイコン30は、後述する電源供給親機決定動作時及び実施制御用アドレス設定処理時には、当該伝送路遮断機構500が備えられた室外制御ユニット5と、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とを分離する。
次に、空気調和機用伝送装置1の動作開始時におけるアドレス設定動作を説明する。このアドレス設定動作では、複数の室外ユニット3のうちの1台を伝送電源供給用の室外ユニット(以下、電源供給親機という)に決定するための電源供給親機決定動作と、各室外ユニット3に対してアドレス番号を設定するための制御用アドレス設定動作と、自系統におけるアドレス番号を各ユニットに認識させるための系統アドレス認識動作とが順に行われる。空気調和機用伝送装置1では、電源供給親機決定動作で決定された室外ユニット3の室外制御ユニット5が終端抵抗25c,25dを信号伝送路7及び信号伝送路10に接続する設定であるため、電源供給親機決定動作は、終端抵抗25c,25dを信号伝送路7及び信号伝送路10に接続する室外制御ユニット5を決定するための動作でもある。以下、各動作について説明する。
まず、電源供給親機決定動作を説明する。図6は電源供給親機決定動作実施形態の処理を示すフローチャートである。この動作では、マイコン30は、第2開閉回路28のリレースイッチ28a,28bをON状態として信号伝送路10による各室外制御ユニット5間での信号の送受信を可能にする(S1)。但し、伝送路遮断機構500を有する室外制御ユニット5は、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とは分離されていると共に、当該各室外制御ユニット5間での信号の送受信を行わず、当該電源供給親機として決定されないようになっている。
続いて、マイコン30は、識別信号送受信部52、制御対象機器検出部53及び判別部54として機能し、信号伝送路10に接続されている室外制御ユニット5(空気調和機11)が自分自身の1台だけと記憶されているか否かを判断する(S2)。伝送装置1の初回動作時には、当該記憶は残されていないため(S2でNO)、処理はS3に移る。
次に、この状態で、マイコン30は、識別信号送受信部52として機能し、複数の室外ユニット3の個々において製造時に付された製造シリアル番号を各室外制御ユニット5間で送受信する(S3)。そしてマイコン30は、判別部54として機能して、CSMA/CD (キャリア検出多重アクセス/衝突検出)方式によるシリアル番号の競合により、電源供給親機となるか否かの勝ち負け判定を行い、電源供給親機を決定する(S4)。具体的には、マイコン30は、送受信されるシリアル番号の中で、自らが保有するシリアル番号が最も小さい番号である場合に、自らを電源供給親機として判定する。つまり、自分の持つシリアル番号よりも小さな番号のシリアル番号を受信した場合、マイコン30は、他の室外制御ユニット5に対するその後のシリアル番号の送信を停止して、電源供給親機から電源を受ける室外ユニット(以下、電源供給子機という)になる。
このようにして最終的に勝ち残ったシリアル番号の最も小さい1台の室外ユニット3のみが電源供給親機となり、その他の全室外ユニット3が電源供給子機になる。同時に、当該決定された電源供給親機は、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機として決定される。このとき、マイコン30は、制御対象機器検出部53として機能し、他の室外制御ユニット5からシリアル番号を受信せずに(すなわち、自らがシリアル番号を送信するのみで、他の室外制御ユニット5からのシリアル送信がなく、上記シリアル番号の比較が行われなかった場合)、自分が電源供給親機に決まったとき、信号伝送路10に他の室外制御ユニット5が接続されていないと検出し、信号伝送路10に接続されている室外制御ユニット5(空気調和機11)が自分自身の1台だけと記憶する(S5)。
そして、マイコン30は、抵抗切換制御部55として機能し、第1開閉回路26のリレースイッチ26a,26bをON状態にして、直流重畳回路25により各信号伝送路7,10に直流電圧を印加する。すなわち、当該決定された電源供給親機である室外ユニット3の室外制御ユニット5は、通常伝送状態において、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する(S6)。
このように、空気調和機用伝送装置1では、制御対象機器検出部53が検出した室外制御ユニット5が1台であって、終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる室外制御ユニット5として自らの室外制御ユニット5が判別部54により判別され、抵抗切換制御部55がリレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる一連の処理が一旦行われた後は(S1乃至S6)、その後の伝送装置1及び各空気調和機11の動作開始時には、制御対象機器検出部53及び判別部54は、上述した制御対象検出処理及び判別処理を行わず(S2でYES)、抵抗切換制御部55は、リレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる(S6)。
すなわち、上記S1乃至S6の処理が一旦行われ、マイコン30によって、信号伝送路10に接続されている室外制御ユニット5(空気調和機11)が自分自身の1台だけと記憶されると(S5)、伝送路遮断機構500により中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5とは分離されているが、中央制御ユニット9及び他の室外制御ユニット5との間で所定のデータ通信が可能な状態で空気調和機用伝送装置1に接続されている室外制御ユニット5が存在していても、室外制御ユニット5の制御対象機器検出部53及び判別部54は、上述した制御対象検出処理及び判別処理を行わず(S2でYES)、上記1台だけと記憶されている抵抗切換制御部55は、リレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる(S6)。この場合、中央制御ユニット9は、前回の通信時に、当該伝送路遮断機構500により分離された室外制御ユニット5を記憶しておき、この後に、抵抗切換制御部55がリレースイッチ26a,26bに終端抵抗25c,25dを信号伝送路7,10に接続させる処理を行った場合には(S2でYES,S6)、上記判別済みの1台の室外制御ユニット5と、当該伝送路遮断機構500により分離された室外制御ユニット5とに対しての信号伝送を即座に開始する。
なお、このようなシリアル番号の競合による電源供給親機決定動作の他に、各室外制御ユニット5のプリント基板上に強制親機設定ボタンを備えさせておき、作業者がこれを押すことによって、この室外ユニット3を強制的に電源供給親機として設定するようにしてもよい。この場合、この電源供給親機から親機決定オペレーションコード(以下、親決定OPC と略称する)を各室外制御ユニット5に送信し、この親決定OPCを受信した室外ユニット3は強制的に電源供給子機に決定される。
次に、制御用アドレス設定動作について説明する。図7は制御用アドレス設定動作実施形態の処理を示すフローチャートである。図8は、アドレス設定説明の容易化のためにシステム構成を概略的に示した図である。この動作では、先ず、マイコン30は、複数の室外ユニット3のうちの1台を、制御用アドレス番号を各ユニット3,4に振り分ける作業を行う室外ユニット(以下、アドレス設定親機という)に決定する(S11)。このアドレス設定親機の決定は、上述したシリアル番号の競合による電源供給親機の決定と同様の動作によって行われる。そして、この動作により決定されたアドレス設定親機は、全室内ユニット4及び全室外ユニット3に対してそれぞれ異なる制御用アドレス番号を設定する。
この動作を、図7び図8を参照して具体的に説明すると(この図8では理解し易くするために2系統の制御系統のみについて示す)、図8のように2台の室外ユニット3a,3bのうち信号伝送路10を使用したシリアル番号の競合により左側に位置する室外ユニット3aがアドレス設定親機に決定された場合、このアドレス設定親機3a(のマイコン30)は、まず、各室内ユニット4a,4b,4c,4dに対して、室内制御用アドレス番号(図8では説明を簡略するために1〜4の各番号とする)を振り分ける(S12)。その後、このアドレス設定親機3a(のマイコン30)は、自分自身も含めた各室外ユニット3a,3bに対して、室外制御用アドレス番号(図8では説明を簡略するためにA,Bとする)を振り分ける(S13)。このような動作により、全室内ユニット4a,4b,4c,4d及び全室外ユニット3a,3bに対してそれぞれ異なる制御用アドレス番号が設定される。
次に、制御用アドレスを制御系統毎(冷媒循環ユニット毎)に認識させる系統アドレス別認識動作について説明する。この動作では、マイコン30は、第2開閉回路28のリレースイッチ28a,28bをOFF状態として信号伝送路10による各室外制御ユニット5間での信号の送受信を不能にし、信号伝送路7による室外制御ユニット5と室内制御ユニット6との間のみにおいて信号の送受信を可能にする。そして、この状態で、信号伝送路7による信号の送受信により、室外制御ユニット5及び室内制御ユニット6は、自分が接続されている相手側ユニットのアドレス番号を認識させる。
この動作を図8を用いて具体的に説明すると、アドレス番号が「A」である室外ユニト3aからアドレス番号が「1」及び「2」である各室内ユニット4a,4bに対し、この内外両者を繋ぐ信号伝送路7cによってアドレス信号が送信され、この各室内ユニット4a,4bは、接続されている室外ユニット3aのアドレス番号が「A」であることを認識する。これにより、アドレス番号「1」の室内ユニット4aは、自己アドレス番号「1」に加えて接続室外アドレス番号「A」を認識する。一方、アドレス番号「2」の室内ユニット4bも、自己アドレス番号「2」に加えて接続室外アドレス番号「A」を認識する。その後、アドレス番号「A」の室外ユニット3aは、信号伝送路7cにより接続されている各室内ユニット4a,4bのアドレスデータを読み込んでアドレス番号が「1」及び「2」である室内ユニット4aが接続されていることを認識する。このような動作が、他の制御系統(アドレス番号が「B」である室外ユニット3bとアドレス番号が「3」及び「4」である各室内ユニット4c,4dとが接続されて成る制御系統)においても行われて、それぞれが相手側ユニットのアドレス番号を認識する。
なお、この系統別アドレス認識動作では、制御用アドレスを利用して制御系統2A〜2Dの各別に相手側ユニットのアドレス番号を認識させるようにしたが、この制御用アドレスとは別に系統用アドレスを設定し、この系統用アドレスによって制御系統2A〜2Dの各別に相手側ユニットのアドレス番号を認識させるようにしてもよい。
このような一連の動作によりアドレス設定動作が終了する。そして、空気調和機11の運転開始時には、電源供給親機のみが第1開閉回路26のリレースイッチ26a,26bをON状態にし、直流重畳回路25と各信号伝送路7,10とを導通させて、直流電圧が各信号伝送路7,10上に重畳される(すなわち、終端抵抗25c,25dが信号伝送路7,10に接続される)。一方、全ての電源供給子機は第1開閉回路26のリレースイッチ26a,26bがOFF 状態となっている。また、全室外制御ユニット5の第2開閉回路28のリレースイッチ28a,28bは、当該伝送装置1にハード的に接続しない空気調和機11ではOFF状態とされる。但し、第2開閉回路28の開閉状態に拘わらず、伝送装置1を構成する各空気調和機11は、中央制御ユニット9との間でデータ通信を行って、中央制御ユニット9により集中制御される。このようにして、信号伝送路7による自系統内での制御信号の送受信、この信号伝送路7,10によるシステム全体の集中制御用信号の送受信が行われながら、各空気調和機11が運転される。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機11は電源供給親機に決定された空気調和機11である、すなわち、電源供給親機を決定する処理と、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機を決定する処理は同一であるとして説明したが、これに限られず、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機の決定処理を電源供給親機決定処理とは別個に行っても良い。なお、このように別個に行う場合も、製造シリアル番号に基づく勝ち負け処理によって、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機の決定処理を行えばよい。
また、上記実施形態では、終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する空気調和機の決定処理は、各空気調和機11(室外制御ユニット5)が行うとして説明したが、中央制御ユニット9が上記いずれかの空気調和機11の終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続するようにしてもよい。この場合、中央制御ユニット9は、操作者からの指示により特定された空気調和機11に対して、上述したネットワークを介して指示を送信し、当該空気調和機11の終端抵抗25c,25cを信号伝送路7,10に接続する制御を行う。
また、上記図1乃至図8に示した構成及び処理は、あくまでも本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置の基本的構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和機用伝送装置の構成のバリエーションを示す図である。 室外制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。 室外制御ユニットのブロック回路図である。 伝送路遮断機構を備えた室外制御ユニットのブロック回路図である。 電源供給親機決定動作実施形態の処理を示すフローチャートである。 制御用アドレス設定動作実施形態の処理を示すフローチャートである。 アドレス設定説明の容易化のためにシステム構成を概略的に示した図である。
符号の説明
1 空気調和機用伝送装置
3 室外ユニット
4 室内ユニット
5 室外制御ユニット
6 室内制御ユニット
7,10 信号伝送路
9 中央制御ユニット
11 空気調和機
25c,25d 終端抵抗
26 開閉回路
26a,26b リレースイッチ
30 マイコン
50 空調制御機
51 制御部
52 識別信号送受信部
53 制御対象機器検出部
54 判別部
55 抵抗切換制御部
500 伝送路遮断機構

Claims (3)

  1. それぞれに空気調和機(11)を制御する1以上の空調制御機(50)を備え、当該各空調制御機(50)に接続された信号伝送路(7,10)により各空調制御機間で信号伝送を双方向に行う空気調和機用伝送装置(1)であって、
    前記各空調制御機(50)は、前記信号伝送路(7,10)に設けられた終端抵抗(25c,25d)と、前記信号伝送路(7,10)に対する当該終端抵抗(25c,25d)の接続又は非接続を切り換える切換部(26a,26b)と、固有の識別信号を他の空調制御機との間で送受信する識別信号送受信部(52)と、他の空調制御機(50)からの識別信号に基づいて、前記信号伝送路(7,10)に接続されている空調制御機(50)を検出する制御対象機器検出部(53)と、当該制御対象機器検出部(53)によって検出された空調制御機(50)の中で前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる空調制御機(50)を判別する判別部(54)と、前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる空調制御機(50)として自らの空調制御機(50)が前記判別部(54)によって判別されたとき、前記切換部(26a,26b)に前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる抵抗切換制御部(55)とを備え、
    前記制御対象機器検出部(53)によって検出された空調制御機(50)が1台であって、前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる空調制御機(50)として自らの空調制御機(50)が前記判別部(54)により判別され、前記抵抗切換制御部(55)が前記切換部(26a,26b)に前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる一連の処理が一旦行われた後は、前記識別信号送受信部(52)、前記制御対象機器検出部(53)及び判別部(54)は前記識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、前記抵抗切換制御部(55)は、前記切換部(26a,26b)に前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる空気調和機用伝送装置。
  2. 複数の空調制御機(50)が互いに接続されている場合に、少なくとも1以上の空調制御機(50)は、当該空調制御機(50)と他の空調制御機(50)とを接続する前記信号伝送路 (7,10)を分離可能とする伝送路遮断機構(500)を備え、
    前記伝送路遮断機構(500)により前記信号伝送路(7,10)が分離されることで前記制御対象機器検出部(53)により検出される空調制御機(50)が1台となって前記一連の処理が一旦行われた後であっても、前記識別信号送受信部(52)、前記制御対象機器検出部(53)及び判別部(54)は前記識別番号送受信処理、制御対象検出処理及び判別処理を行わず、前記抵抗切換制御部(55)は、前記切換部(26a,26b)に前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる請求項1に記載の空気調和機用伝送装置。
  3. 前記信号伝送路(7,10)により信号伝送を双方向に行って前記各空調制御機(50)を集中制御する中央制御ユニット(9)を更に備え、
    前記伝送路遮断機構(500)は、当該空調制御機(50)と前記中央制御ユニット(9)との間における信号伝送路(7,10)をデータ通信可能としつつ分離した状態で、前記中央制御ユニット(9)との間で信号を中継して当該空調制御機(50)に伝送し、
    前記中央制御ユニット(9)は、前記伝送路遮断機構(500)により前記信号伝送路(7,10)が分離されることで前記制御対象機器検出部(53)により検出される空調制御機(50)が1台となって前記一連の処理が行われたときは、当該伝送路遮断機構(500)により前記信号伝送路(7,10)が遮断された空調制御機(50)を記憶しておき、この後に、前記抵抗切換制御部(55)により前記判別済みの1台の空調制御機(50)の前記切換部(26a,26b)に前記終端抵抗(25c,25d)を前記信号伝送路(7,10)に接続させる処理が行われた場合には、当該判別済みの1台の空調制御機(50)と、前記信号伝送路(7,10)が分離された空調制御機(50)とに対しての信号伝送を即座に開始する請求項2に記載の空気調和機用伝送装置。
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