JP2009220702A - 自動二輪車の駐車装置 - Google Patents

自動二輪車の駐車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009220702A
JP2009220702A JP2008067478A JP2008067478A JP2009220702A JP 2009220702 A JP2009220702 A JP 2009220702A JP 2008067478 A JP2008067478 A JP 2008067478A JP 2008067478 A JP2008067478 A JP 2008067478A JP 2009220702 A JP2009220702 A JP 2009220702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stand
shaft
motorcycle
switch
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008067478A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Takenaka
正彦 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008067478A priority Critical patent/JP2009220702A/ja
Publication of JP2009220702A publication Critical patent/JP2009220702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

【課題】車体フレームもしくはパワーユニットに、スタンド手段が脚部を地面に接地せしめる突出位置ならびに脚部を地面から離反させた格納位置間での回動を可能として支承される自動二輪車の駐車装置において、スタンド手段の回動をスタンドスイッチで検出可能としながら小型化を可能とする。
【解決手段】車体フレームもしくはパワーユニットに設けられる第1軸受部材26Lと、スタンド手段22に設けられて第1軸受部材26Lと同軸に配置される第2軸受部材24とに、スタンド手段22を回動可能に軸支する中空のスタンドシャフト27が挿通され、スタンド手段22の回動位置に応じて導通・遮断を切換える接点部29を有するスタンドスイッチ30の前記接点部29がスタンドシャフト27内に配設される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車体フレームもしくは車体フレームに支持されるパワーユニットに、地面に接地可能な脚部を有するスタンド手段が、前記脚部を地面に接地せしめる突出位置と前記脚部を地面から離反させた格納位置との間での回動を可能として支承される自動二輪車の駐車装置に関し、特に、スタンド手段の回動位置を検出し得るようにした自動二輪車の駐車装置の改良に関する。
車体フレームに設けられたスタンドブラケットに、単一の脚部を有するサイドスタンドが回動可能に支承され、サイドスタンドが脚部を地面に設定させた突出状態にあることを検出するためのスタンドスイッチが、サイドスタンドの外側に設けられるようにしたものが、特許文献1で知られている。
特公平6−31038号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるように、サイドスタンドの外側にスタンドスイッチが配置される構成では、サイドスタンドの外側にスタンドスイッチを取り付けるので自動二輪車の外側方への張り出しが大きくなり、駐車装置の大型化を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、スタンド手段の回動をスタンドスイッチで検出可能としながら小型化を可能とした自動二輪車用駐車装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体フレームもしくは車体フレームに支持されるパワーユニットに、地面に接地可能な脚部を有するスタンド手段が、前記脚部を地面に接地せしめる突出位置と前記脚部を地面から離反させた格納位置との間での回動を可能として支承される自動二輪車の駐車装置において、前記車体フレームもしくは前記パワーユニットに設けられる第1軸受部材と、前記スタンド手段に設けられて第1軸受部材と同軸に配置される第2軸受部材とに、前記スタンド手段を回動可能に軸支する中空のスタンドシャフトが挿通され、前記スタンド手段の回動位置に応じて導通・遮断を切換える接点部を有するスタンドスイッチの前記接点部が前記スタンドシャフト内に配設されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、ロータリー式のスイッチである前記スタンドスイッチの前記接点部が、前記スタンド手段の回動に連動して前記スタンドシャフトと同軸の軸線まわりに回動する可動接点と、該可動接点との接触を可能として前記スタンドシャフト内の固定位置に配置される固定接点とで構成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記スタンド手段に連動する可動部材に設けられて前記スタンドシャフト内に同軸に配置される軸部の外周面に、複数の前記可動接点が前記スタンドシャフトの軸線方向に並んで配設され、前記軸部を同軸に囲繞して前記スタンドシャフトに挿入される円筒状のケースの内周面に、前記スタンドシャフトの軸線を中心とした円弧状に形成される複数の前記固定接点が固定されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記スタンド手段が左右一対の脚部を有するメインスタンドであり、前記車体フレームもしくは前記パワーユニットに設けられる左右一対の第1軸受部材間に、前記両脚部間を結ぶ単一の第2軸受部材が配置され、両第1軸受部材の一方の外側方から両第1軸受部材および前記第2軸受部材内に挿通されるスタンドシャフト内に、両第1軸受部材の一方の外側方から前記スタンドスイッチが挿入されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記スタンドスイッチおよび前記スタンドシャフト間に、弾性材から成る緩衝部材が介設されることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加えて、前記スタンドシャフト内での前記ケースの周方向位置決めを果たすようにして前記スタンドシャフトの外部で前記ケースから上方に延出される位置決め腕部と、前記スタンドスイッチに連なるハーネスを導出すべく前記スタンドシャフトの外部で該スタンドシャフトの軸線よりも上方に配置されるハーネス取り出し部とが、前記スタンドシャフトの軸線に直交する同一平面に配置されるようにして、前記ケースに設けられることを特徴とする。
なお実施例のメインスタンド22が本発明のスタンド手段に対応し、実施例のOリング51が本発明の緩衝部材に対応する。
請求項1記載の発明によれば、スタンド手段の回動位置を検出するスタンドスイッチの接点部が、車体フレームもしくはパワーユニットに設けられる第1軸受部材と、スタンド手段に設けられて第1軸受部材と同軸に配置される第2軸受部材とに挿通されてスタンド手段を回動可能に軸支する中空のスタンドシャフト内に配設されるので、スタンドシャフト内のデッドスペースを有効に活用して接点部を配置するようにしてスタンドスイッチの構造を簡素化し、駐車装置の小型化を図ることができる。しかも接点部の分だけスタンドスイッチの車幅方向への突出を抑えることが可能であり、スタンド手段がメインスタンドであるときには、自動二輪車のバンク角をより大きく確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、スタンドスイッチが、ロータリー式のスイッチであるので、押し込み式スイッチ等に比べるとスタンド手段の回動位置検出精度を高めることができ、接点部が、スタンドシャフトと同軸の軸線まわりに回動する可動接点と、該可動接点との電気的接続が断続されるようにしてスタンドシャフト内の固定位置に配置される固定接点とを有するので、可動接点および固定接点の保護効果をより高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、スタンド手段に連動するようにしてスタンドシャフト内に同軸に配置される軸部の外周面に複数の可動接点がスタンドシャフトの軸線方向に並んで配設され、軸部を同軸に囲繞してスタンドシャフトに挿入される円筒状のケースの内周面に複数の円弧状の固定接点が固定されるので、スタンドシャフトを大径化することなく、該スタンドシャフト内に接点部をコンパクトに収納することができる。しかもスタンドシャフトの大径化を回避することで自動二輪車の下方への大型化を防止してバンク角の確保に寄与することができる。
請求項4記載の発明によれば、スタンド手段が左右一対の脚部を有するメインスタンドであり、左右一対の第1軸受部材と、両第1軸受部材間に配置される単一の第2軸受部材とに、両第1軸受部材の一方の外側方からスタンドシャフトが挿通され、両第1軸受部材の一方の外側方からスタンドシャフト内にスタンドスイッチが挿入されるので、スタンドシャフトおよびスタンドスイッチを自動二輪車の一側同一方向から組付けるようにして、メインスタンドの組付け性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、スタンドスイッチおよびスタンドシャフト間に介設される弾性材製の緩衝部材の働きによって、スタンド手段の回動作動時や、自動二輪車の走行中のパワーユニットからの振動からスタンドスイッチを保護することができるとともに、スタンドシャフト内でのスタンドスイッチのがたつきを抑えてスタンドスイッチによる検出精度の向上を図ることができる。
さらに請求項6記載の発明によれば、スタンドシャフト内でのケースの周方向位置決めを果たす位置決め腕部がケースに設けられて上方に延出され、スタンドスイッチに連なるハーネスを導出するためのハーネス取り出し部がスタンドシャフトの軸線よりも上方に配置されてケースに設けられるので、スタンドシャフトよりも下方に位置決め腕部およびハーネスが突出するのを防止して自動二輪車のバンク角を確保することができ、しかも位置決め腕部およびハーネス取り出し部がスタンドシャフトの軸線に直交する同一平面に配置されるので、自動二輪車の外側方へのハーネスの突出を抑え、これによっても自動二輪車のバンク角をより確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の左側面図、図2はメインスタンドおよびスタンドスイッチの分解斜視図、図3は図1の要部拡大図、図4は図3の4−4線断面図、図5は固定接点の配置を示す斜視図、図6はメインスタンドの突出位置(A)および格納位置(B)での図4の6−6線に沿う断面図、図7はエンジンの点火回路に関連する電気回路の回路図である。
先ず図1において、スクータ型自動二輪車の車体フレームFが前端に有するヘッドパイプ13には、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12が操向可能に支承される。この車体フレームFには、パワーユニットPの前部が上下に揺動可能に支承されており、該パワーユニットPの後部右側に配置される後輪WRがパワーユニットPの後部に軸支される。
前記パワーユニットPは、エンジンと、該エンジンの出力を無段階に変速して後輪WRに伝達し得る無段変速機とから成り、前記エンジンのエンジン本体14に連設される変速機ケース15に前記無段変速機が収容される。
車体フレームFおよび前記パワーユニットPの一部は、合成樹脂から成る車体カバー16で覆われるものであり、この車体カバー16は、運転者の足の前方を覆うレッグシールド17と、運転者の足を載せるべくレッグシールド17の下部に連なるステップフロア18と、ステップフロア18に連なって車体後部を両側から覆うボディカバー19とを備え、ボディカバー19上に乗車用シート20が設けられる。
図2を併せて参照して、前記パワーユニットPにおけるエンジンのエンジン本体14には、スタンド手段であるメインスタンド22が回動可能に支承される。メインスタンド22は、地面に接地可能である左右一対の脚部23L,23Rを有するものであり、前記両脚部23L,23Rを地面に接地せしめる突出位置と、前記両脚部23L,23Rを地面から離反させた格納位置との間での回動を可能として前記エンジン本体14に支承される。
前記エンジン本体14の下部には、メインスタンド22を回動可能に支承すべく左右一対のスタンドブラケット25L,25Rが設けられており、それらのスタンドブラケット25L,25Rには、同軸に配置される円筒状の第1軸受部材26L,26Rが各スタンドブラケット25L,25Rを貫通するようにしてそれぞれ固着される。またメインスタンド22は、接地状態にある両脚部23L,23Rの上端部間を結ぶ単一の円筒状の第2軸受部材24を有しており、第2軸受部材24は、前記両第1軸受部材26L,26R間に同軸に配置される。なおスタンドブラケット25L,25Rが車体フレームFに設けられるものであってもよい。
メインスタンド22は、一対の第1軸受部材26L,26Rおよび単一の第2軸受部材24に挿通される中空のスタンドシャフト27で回動可能に軸支される。このスタンドシャフト27は、両第1軸受部材26L,26Rの一方、この実施例では左側の第1軸受部材26Lの外側方から両第1軸受部材26L,26Rおよび前記第2軸受部材24内に挿通されるものであり、左側の第1軸受部材26Lの外端に当接する鍔部27aが、前記スタンドシャフト27の一端から半径方向外方に張り出すようにしてスタンドシャフト27に一体に設けられる。
ところでメインスタンド22は、前記突出位置および前記格納位置間での回動時にその途中に設定される中立位置を通過するものであり、左側のスタンドブラケット25Lと、メインスタンド22の左側の脚部23Lとの間には、中立位置から前記突出位置側に回動したメインスタンド22を突出位置側に付勢するだけでなく、中立位置から前記格納位置側に回動したメインスタンド22を格納位置側に付勢するばね力を発揮するコイルばね28が縮設される。
図2に加えて図3および図4を参照して、前記メインスタンド22の回動位置は、メインスタンド22の回動位置に応じて導通・遮断を切換える接点部29を有するスタンドスイッチ30で検出されるものであり、このスタンドスイッチ30は、左側の第1軸受部材26Lの外側方から挿入されるようにして、スタンドシャフト27内に配設される。而して剛性の比較的高いスタンドシャフト27内に配設されることにより、スタンドスイッチ30を外力から保護することができ、たとえば泥や土塊または飛び石等からスタンドスイッチ30の前記接点部を29を保護することができる。
前記スタンドスイッチ30は、ロータリー式のスイッチであり、前記接点部29は、メインスタンド22の回動に連動してスタンドシャフト27と同軸の軸線まわりに回動する一対の可動接点31,32と、該可動接点31,32との接触を可能として前記スタンドシャフト27内の固定位置に配置される3つの固定接点33,34,35とで構成される。
前記メインスタンド22が備える一対の脚部23L,23Rの一方、この実施例では左側の脚部23Lには、メインスタンド22の回動に連動する可動部材36が連結される。この可動部材36は、前記スタンドシャフト27の一端の鍔部27aと略同一の直径を有して前記鍔部27aから軸方向外方に間隔をあけた位置に同軸に配置される円板部36aと、該円板部36aの中央部に同軸に連なって前記スタンドシャフト27内に同軸に挿入される軸部36bと、前記円板部36aの外周に連設されて左側の前記脚部23Lに沿って延出される連結腕部36cとを一体に有する。而して左側の前記脚部23Lには、前記連結腕部36cの先端部を当接させる取付け部材37が固着されており、連結腕部36cの先端部および取付け部材37に挿通されるボルト38が、前記取付け部材37に固着されたウエルドナット39に螺合されることによって可動部材36がメインスタンド22に連動、連結され、可動部材36の前記軸部36bは、メインスタンド22の回動に連動して前記スタンドシャフト27内で回動することになる。
また前記スタンドシャフト27内には、前記軸部36bを同軸に囲繞するようにして内端を閉じた有底の円筒状に形成される合成樹脂製のケース40が挿入されるものであり、該ケース40の開放端すなわち外端から半径方向外方に張り出す鍔部40aが、前記スタンドシャフト27の鍔部27aに外方から当接する。また前記軸部36bの前記円板部36a寄り基端部および前記ケース40間には環状のシール部材41が介装される。
前記スタンドシャフト27の一端よりも外方で前記ケース40には、前記鍔部40aから上方に延びる位置決め腕部40bが設けられており、この位置決め腕部40bの先端に形成されて上方に開放した略U字状の凹部42に、左側のスタンドブラケット25Lに植設された位置決めピン43が挿通、係合される。これによりスタンドシャフト27内でのケース40の周方向位置が定められることになり、ケース40は、可動部材36の円板部36aおよびスタンドシャフト27の鍔部27aとの間に挟まれてスタンドシャフト27内に固定配置される。
前記可動部材36の軸部36bの外周面には、一対の前記可動接点31,32がスタンドシャフト27の軸線方向に並んで配設される。而して両可動接点31,32は、両端を係合部44a,44aとして折り曲げた接点板44に、ケース40の内面側に膨らんだ半球状にして一体に形成されるものであり、軸部36bの外周に対向して配置される前記接点板44の前記両係合部44a…は、軸部36bの軸線に沿う方向での接点板44すなわち両可動接点31,32の位置を一定に保持すべく、前記軸部36bの外周に設けられた係合凹部45,45にそれぞれ係合する。また前記軸部36bおよび前記接点板44間には、前記両可動接点31、32に個別に対応して配置される一対のばね46,46が縮設されており、それらのばね46…が発揮するばね力によって接点板44すなわち両可動接点31,32は、前記ケース40の内周面に近接する方向に付勢される。
図5において、3つの固定接点33〜35のうちの1つ33は、前記両可動接点31,32の一方である可動接点31に常時摺接するものであり、軸部36bを略全周にわたって囲繞するようにしてスタンドシャフト27の軸線を中心とする円弧状に形成される。また残余の固定接点34,35は、他方の可動接点32に摺接可能なものであり、スタンドシャフト27の軸線を中心とする円弧状に形成される。これらの固定接点33〜35は、固定接点33を可動接点31に対応する位置に配置するとともに固定接点34,35を可動接点32に対応する位置に配置するようにして前記ケース40の内周面に固定される。
而してメインスタンド22が中立位置よりも突出位置側にあるときには、図6(A)で示すように可動接点32は固定接点34に接触しており、メインスタンド22が中立位置よりも格納位置側に回動したときには、軸部36bがメインスタンド22とともに回動するのに応じて、図6(B)で示すように、可動接点32は固定接点35に接触することになる。
前記固定接点33〜35は、前記ケース40に埋設される端子板44,45,46の一端に一体に形成されており、端子板44〜46の他端に電気的に接続される導線47,48,49が纏められたハーネス50が、前記鍔部40aから側方に張り出すようにして前記ケース40に設けられるハーネス取り出し部40cから外部に導出される。
しかも前記ハーネス取り出し部40cは、スタンドシャフト27の外部で該スタンドシャフト27の軸線よりも上方に配置されるものであり、前記位置決め腕部40bおよび前記ハーネス取り出し部40cは、スタンドシャフト27の軸線に直交する同一平面に配置される。
またスタンドスイッチ30のケース40およびスタンドシャフト27間には、たとえば前記スタンドシャフト27の軸線方向に間隔をあけた2箇所に配置されるようにして、弾性材から成る緩衝部材としてのOリング51,51が介設される。
図7において、バッテリ52に接続されるメインスイッチ53と、点火コイル55およびスパークユニット56を含む点火回路との間には、イグニッションリレー54が設けられており、メインスイッチ53およびイグニッションリレー54が導通状態にあるときに点火コイル55に電流が供給され、パワーユニットPにおけるエンジンの点火が行われる。前記イグニッションリレー54は、スタンドスイッチ30の固定接点33,35間が導通状態にあるとき、すなわちメインスタンド22が中立位置および格納位置間にあるときに導通状態となる。またスタンドスイッチ30の固定接点33,34間が導通状態にあるとき、すなわちメインスタンド22が中立位置および突出位置間にあるときにはイグニッションリレー54が遮断状態となってエンジンの点火が不能となり、この状態では、メインスタンド22が突出状態にあることを示すパイロットランプ57が点灯することになる。
なお固定接点33,35間が導通状態にあるときと、固定接点33,34間が導通状態にあるときとの切換位置は、完成車のレイアウトに合わせて任意に設定されるものであってもよい。
次にこの実施例の作用について説明すると、パワーユニットPのエンジン本体14に設けられたスタンドブラケット25L,25Rには、円筒状の第1軸受部材26L,26Rが固定され、メインスタンド22に設けられて第1軸受部材26L,26Rと同軸に配置される円筒状の第2軸受部材24とに、メインスタンド22を回動可能に軸支する中空のスタンドシャフト27が挿通されており、メインスタンド22の回動位置を検出するスタンドスイッチ30の接点部29がスタンドシャフト27内に配設されるので、スタンドシャフト27内のデッドスペースを有効に活用して接点部29を配置するようにしてスタンドスイッチ30の構造を簡素化し、駐車装置の小型化を図ることができる。しかも接点部29の分だけスタンドスイッチ30の車幅方向への突出を抑えることが可能であり、自動二輪車のバンク角をより大きく確保することができる。
またスタンドスイッチ30が、ロータリー式のスイッチであるので、押し込み式スイッチ等に比べるとメインスタンド22の回動位置検出精度を高めることができ、接点部29が、メインスタンド22の回動に連動してスタンドシャフト27と同軸の軸線まわりに回動する可動接点31,32と、それらの可動接点31,32との接触を可能としてスタンドシャフト27内の固定位置に配置される固定接点33,34,35とで構成されるものであるので、可動接点31,32および固定接点33〜35の保護効果をより高めることができる。
しかもメインスタンド22に連動する可動部材36は、スタンドシャフト27内に同軸に配置される軸部36bを有しており、一対の可動接点31,32がスタンドシャフト27の軸線方向に並んで前記軸部36bの外周面に配設され、前記軸部36bを同軸に囲繞して前記スタンドシャフト27に挿入される円筒状のケース40の内周面に、スタンドシャフト27の軸線を中心とした円弧状に形成される3つの固定接点33〜35が固定されるので、スタンドシャフト27を大径化することなく、該スタンドシャフト27内に接点部29をコンパクトに収納することができる。しかもスタンドシャフト27の大径化を回避することで自動二輪車の下方への大型化を防止してバンク角の確保に寄与することができる。
またメインスタンド22が有する左右一対の脚部23L,23Rを結ぶ単一の第2軸受部材24が、パワーユニットPに固定される左右一対の第1軸受部材26L,26R間に同軸に配置され、両第1軸受部材26L,26Rの一方26Lの外側方から両第1軸受部材26L,26Rおよび第2軸受部材24内に挿通されるスタンドシャフト27内に、両第1軸受部材26L,26Rの一方26Lの外側方からスタンドスイッチ30が挿入されるので、スタンドシャフト27およびスタンドスイッチ30を自動二輪車の一側同一方向から組付けるようにして、メインスタンド22の組付け性を高めることができる。
またスタンドスイッチ30のケース40およびスタンドシャフト27間に、弾性材から成る緩衝部材である一対のOリング51…が介設されるので、それらのOリング51…の働きによって、メインスタンド22の回動作動時や、自動二輪車の走行中のパワーユニットPからの振動からスタンドスイッチ30を保護することができるとともに、スタンドシャフト27内でのスタンドスイッチ30のがたつきを抑えてスタンドスイッチ30による検出精度の向上を図ることができる。
さらにスタンドシャフト27内での前記ケース40の周方向位置決めを果たすようにして前記スタンドシャフト27の外部でケース40から上方に延出される位置決め腕部40bと、スタンドスイッチ30に連なるハーネス50を導出すべくスタンドシャフト27の外部で該スタンドシャフト27の軸線よりも上方に配置されるハーネス取り出し部40cとが、スタンドシャフト27の軸線に直交する同一平面に配置されるようにしてケース40に設けられるので、スタンドシャフト27よりも下方に位置決め腕部40bおよびハーネス50が突出するのを防止して自動二輪車のバンク角を確保することができ、自動二輪車の外側方へのハーネス50の突出を抑え、これによっても自動二輪車のバンク角をより確保することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明を自動二輪車のサイドスタンドに適用することも可能である。
スクータ型自動二輪車の左側面図である。 メインスタンドおよびスタンドスイッチの分解斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図3の4−4線断面図である。 固定接点の配置を示す斜視図である。 メインスタンドの突出位置(A)および格納位置(B)での図4の6−6線に沿う断面図である。 エンジンの点火回路に関連する電気回路の回路図である。
符号の説明
22・・・スタンド手段であるメインスタンド
23L,23R・・・脚部
24・・・第2軸受部材
26L,26R・・・第1軸受部材
27・・・スタンドシャフト
29・・・接点部
30・・・スタンドスイッチ
31,32・・・可動接点
33,34,35・・・固定接点
36・・・可動部材
36b・・・軸部
40・・・ケース
40b・・・位置決め腕部
40c・・・ハーネス取り出し部
50・・・ハーネス
51・・・緩衝部材であるOリング
F・・・車体フレーム
P・・・パワーユニット

Claims (6)

  1. 車体フレーム(F)もしくは車体フレーム(F)に支持されるパワーユニット(P)に、地面に接地可能な脚部(23L,23R)を有するスタンド手段(22)が、前記脚部(23L,23R)を地面に接地せしめる突出位置と前記脚部(23L,23R)を地面から離反させた格納位置との間での回動を可能として支承される自動二輪車の駐車装置において、前記車体フレーム(F)もしくは前記パワーユニット(P)に設けられる第1軸受部材(26L,26R)と、前記スタンド手段(22)に設けられて第1軸受部材(26L,26R)と同軸に配置される第2軸受部材(24)とに、前記スタンド手段(22)を回動可能に軸支する中空のスタンドシャフト(27)が挿通され、前記スタンド手段(22)の回動位置に応じて導通・遮断を切換える接点部(29)を有するスタンドスイッチ(30)の前記接点部(29)が前記スタンドシャフト(27)内に配設されることを特徴とする自動二輪車の駐車装置。
  2. ロータリー式のスイッチである前記スタンドスイッチ(30)の前記接点部(29)が、前記スタンド手段(22)の回動に連動して前記スタンドシャフト(27)と同軸の軸線まわりに回動する可動接点(31,32)と、該可動接点(31,32)との接触を可能として前記スタンドシャフト(27)内の固定位置に配置される固定接点(33,34,35)とで構成されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の駐車装置。
  3. 前記スタンド手段(22)に連動する可動部材(36)に設けられて前記スタンドシャフト(27)内に同軸に配置される軸部(36b)の外周面に、複数の前記可動接点(31,32)が前記スタンドシャフト(27)の軸線方向に並んで配設され、前記軸部(36b)を同軸に囲繞して前記スタンドシャフト(27)に挿入される円筒状のケース(40)の内周面に、前記スタンドシャフト(27)の軸線を中心とした円弧状に形成される複数の前記固定接点(33〜35)が固定されることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の駐車装置。
  4. 前記スタンド手段(22)が左右一対の脚部(23L,23R)を有するメインスタンドであり、前記車体フレーム(F)もしくは前記パワーユニット(P)に設けられる左右一対の第1軸受部材(26L,26R)間に、前記両脚部(23L,23R)間を結ぶ単一の第2軸受部材(24)が配置され、両第1軸受部材(26L,26R)の一方の外側方から両第1軸受部材(26L,26R)および前記第2軸受部材(24)内に挿通されるスタンドシャフト(27)内に、両第1軸受部材(26L,26R)の一方の外側方から前記スタンドスイッチ(30)が挿入されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車の駐車装置。
  5. 前記スタンドスイッチ(30)および前記スタンドシャフト(27)間に、弾性材から成る緩衝部材(51)が介設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動二輪車の駐車装置。
  6. 前記スタンドシャフト(27)内での前記ケース(40)の周方向位置決めを果たすようにして前記スタンドシャフト(27)の外部で前記ケース(40)から上方に延出される位置決め腕部(40b)と、前記スタンドスイッチ(30)に連なるハーネス(50)を導出すべく前記スタンドシャフト(27)の外部で該スタンドシャフト(27)の軸線よりも上方に配置されるハーネス取り出し部(40c)とが、前記スタンドシャフト(27)の軸線に直交する同一平面に配置されるようにして、前記ケース(40)に設けられることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の駐車装置。
JP2008067478A 2008-03-17 2008-03-17 自動二輪車の駐車装置 Pending JP2009220702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067478A JP2009220702A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 自動二輪車の駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067478A JP2009220702A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 自動二輪車の駐車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009220702A true JP2009220702A (ja) 2009-10-01

Family

ID=41237961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008067478A Pending JP2009220702A (ja) 2008-03-17 2008-03-17 自動二輪車の駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009220702A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106864626A (zh) * 2017-02-21 2017-06-20 王权 一种自带断电装置的新型前置支撑两轮车
JP2023028454A (ja) * 2021-08-19 2023-03-03 本田技研工業株式会社 メインスタンド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106864626A (zh) * 2017-02-21 2017-06-20 王权 一种自带断电装置的新型前置支撑两轮车
JP2023028454A (ja) * 2021-08-19 2023-03-03 本田技研工業株式会社 メインスタンド
JP7344938B2 (ja) 2021-08-19 2023-09-14 本田技研工業株式会社 メインスタンド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4771420B2 (ja) サイドスタンドスイッチ
ES2401498B1 (es) Aparato de control de cambio de marcha de vehiculo del tipo de montar a horcajadas
JP2003002277A (ja) 電動式動力ユニット、電動車両および電動二輪車
JP5211358B2 (ja) 自動二輪車のヘッドライト
JPH10241504A (ja) ステアリング用信号伝達装置
WO2013077335A1 (ja) 接続具
WO2013001640A1 (ja) アクセル開度検出装置
JP2013071717A (ja) 電動二輪車
JP5171149B2 (ja) 自動二輪車における転倒センサの配設構造
JP2009220702A (ja) 自動二輪車の駐車装置
JP2010163093A (ja) ロータリセンサ
JPH0631038B2 (ja) 自動二輪車のサイドスタンド
JPH1064647A (ja) 舵角センサ付コネクタ及びそれを用いたコラム構造
US8991670B2 (en) In-vehicle mobile-terminal holding device
JP5952429B2 (ja) サイドスタンドの位置検出装置
JP2012074139A (ja) スリップリング、差動式キャスタ、及び電動車いす
JP2012066007A (ja) 差動式キャスタ、及び電動車いす
WO2011033614A1 (ja) 車両における車速センサ配設構造
JP2004120900A (ja) ステアリングロールコネクタとステアリングホイールとの接続構造
JP3934942B2 (ja) 二輪車の変速位置検出装置
EP3305642B1 (en) Straddled vehicle
US20070173078A1 (en) Volute Spring
JP2007210600A (ja) サイドスタンドスイッチ
JP6717045B2 (ja) ステアリング装置
JP2015063272A (ja) 鞍乗り型車両における電装部品のケーブル配索構造