JP2009220659A - 車両のフロント構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両のフロント構造10は、アッパグリル16およびボンネット11間にシール部材21が配置されている。アッパグリル16は、アッパグリル開口部31に設けられたグリル本体34と、グリル本体34の前面34aに重ねられたモールディング枠部35とを備えている。モールディング枠部35は、グリル本体34に重ねる際に、モールディング枠部35およびグリル本体34間に配置されたシール部材21を貫通し、シール部材21を貫通した先端部71aがグリル本体34に係止可能な係止爪71を有する。
【選択図】図6
Description
具体的には、アッパグリルの上端部にシール部材が載置された後、シール部材の取付孔およびアッパグリルの取付孔にクリップが上方から差し込まれる。
よって、アッパグリルの上端部にシール部材がクリップで取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、アッパグリルおよびボンネット間にシール部材を介在させることで、ボンネットを閉じたときに、ボンネットがアッパグリルに接触することを防ぐことが可能である。
このため、ボンネットを開けたときに、クリップが目視されるとともに、シール部材全体が目視されてしまい、見栄えを良好に保つことが難しいとされていた。
このため、アッパグリルの上端部にシール部材を取り付ける工数減らすことが難しいとされていた。
よって、シール部材を係止爪でグリルに保持することができる。
これにより、従来必要とされていたクリップを除去することができるので、ボンネットを開いた状態において見栄えを良好に保つことができるという利点がある。
これにより、シール部材をクリップで取り付けるという従来必要とされていた工程を除去することが可能になり、シール部材の取付工数を減らすことができるという利点がある。
これにより、モールディング枠部およびグリル本体でシール部材をずれないように安定させた状態に取り付けることができるという利点がある。
これにより、モールディング枠部で基部を隠して、基部を目視不能にすることが可能なので、ボンネットを開いた状態において見栄えを一層良好に保つことができるという利点がある。
車両のフロント構造10は、ボンネット11でエンジンルーム12が覆われ、ボンネット11の左右側に左右のフロントフェンダ13,14が設けられ、ボンネット11および左右のフロントフェンダ13,14の下方にバンパフェイス15が設けられ、バンパフェイス15にアッパグリル(グリル)16およびロアグリル17が設けられ、アッパグリル16にシール部材取付構造20が設けられている。
アッパグリル開口部31にアッパグリル16が設けられ、ロアグリル開口部32にロアグリル17が設けられている。
アッパグリル16は、バンパフェイス15のアッパグリル開口部31に設けられたグリル本体34と、グリル本体34の前面34aに重ねられた装飾用のモールディング枠部35とを備えている。
上部37は、略水平状に形成された上枠(以下、「グリル本体上枠」という)44と、グリル本体上枠44の後端部から上方に向けて張り出されたグリル本体張出部45と、グリル本体張出部45の上端部から車体後方に向けて突出された取付片38を有している。
このグリル本体34は、中央部にエンブレム受部47が設けられている。
ねじ孔52は、モールディング枠部35の裏面側から車体後方に向けて突出されたボス53(図7参照)に形成されている。
モールディング枠部35をグリル本体34の前面34aに重ねることで、グリル本体34の前面34a側がモールディング枠部35で装飾されている。
モールディング外枠57は、上枠(以下、「モールディング上枠」という)66に上モールディング横枠59が一体に形成されている。
シール部材取付構造20は、アッパグリル16の上部に設けられたシール部材21と、シール部材21を保持する複数の係止爪71(図4も参照)と、シール部材21を挟持するモールディング上枠66およびグリル本体上枠44と、シール部材21の取付け姿勢を保つグリル本体張出部45およびモールディング上枠66の後端部66aとを備えている。
脚部23および基部24は、略L字状に形成されている。
脚部23は、シール本体22の後下部22aから下方に張り出され、係止爪71が貫通可能な複数の貫通孔25が形成された部位である。
この脚部23は、モールディング上枠66の後端部66aと、グリル本体張出部45との間に配置される部位である。
基部24を脚部23の下端部から車体前方に向けて張り出すことで、基部24とシール本体22との間にモールディング上枠66を嵌め込み可能な嵌合溝26が形成されている。
よって、シール部材21を所定の取付位置に配置することができる。
係止爪71は、モールディング上枠66の後端部66aに、車幅方向に対して所定間隔をおいて複数個設けられている。
係止孔27…は、グリル本体張出部45に車体幅方向に所定間隔をおいて形成されている。
基部24は、モールディング上枠66およびグリル本体上枠44で挟持した状態に支えられている。
このグリル本体張出部45は、車体幅方向に所定間隔をおいて複数の係止孔27が形成されている。
係止孔27…は、係止爪71…に対向する部位に形成され、係止爪71…の先端部71a…が係止される孔である。
グリル本体張出部45およびモールディング上枠66の後端部66a間に脚部23が配置されることで、シール部材21が図6(a)に示す取付け姿勢に保たれている。
また、グリル本体張出部45およびモールディング上枠66の後端部66a間に脚部23を配置(介在)することで、シール部材21を図6(a)に示す取付け姿勢に保つことができる。
これにより、アッパグリル16およびボンネット11間の隙間をシール部材21で確実に密閉することができ、かつ、ボンネット11がアッパグリル16に接触することを防ぐことができる。
加えて、モールディング上枠66をグリル本体上枠44に重ねた状態で、モールディング上枠66およびグリル本体上枠44で基部24を挟持することで、基部24をモールディング上枠66で覆うことができる。
このように、シール部材を保持するためのクリップを除去し、さらに、基部24を目視できないようにモールディング上枠66で隠すことで、ボンネット11(図1、図2参照)を開いた状態において見栄えを良好に保つことができる。
図8(a),(b)は本発明に係るシール部材をアッパグリルに取り付ける手順を説明する図である。
(a)において、シール部材21の基部24を矢印Aの如くグリル本体上枠44に載置する。
この状態で、脚部23の貫通孔25が、グリル本体張出部45の係止孔27に対して同軸上に配置される。
よって、モールディング上枠66の係止爪71が脚部23の貫通孔25に差し込まれる。
貫通孔25に差し込まれた係止爪71の先端部71aが貫通孔25から突出する。突出した先端部71aが係止孔27に差し込まれて係止する。
モールディング枠部35をグリル本体34の前面34aに重ねた状態で、ビス51(図7参照)をねじ孔52にねじ込むことで、モールディング枠部35をグリル本体34に取り付ける。
さらに、図6(b)に示すように、グリル本体張出部45およびモールディング上枠66の後端部66a間に脚部23が配置される。
加えて、係止爪71でシール部材21が保持される。
これにより、シール部材21はアッパグリル16の上部に取り付けられる。
これにより、シール部材21をクリップで取り付けるという従来必要とされていた工程を除去して、シール部材21の取付工数を減らすことができる。
Claims (2)
- 車体前部にバンパフェイスが設けられ、前記バンパフェイスにエンジンルーム側へ空気を取り入れるグリル開口部が形成され、前記グリル開口部にグリルが設けられ、前記グリルおよびボンネット間にシール部材が配置された車両のフロント構造において、
前記グリルは、
前記グリル開口部に設けられたグリル本体と、
前記グリル本体の前面に重ねられ、前記グリル本体の前面側を装飾するモールディング枠部と、を備え、
前記モールディング枠部は、
前記グリル本体に重ねる際に、前記モールディング枠部および前記グリル本体間に配置された前記シール部材を貫通し、前記シール部材を貫通した先端部が前記グリル本体に係止可能な係止爪を有することを特徴とする車両のフロント構造。 - 前記シール部材は、
前記グリルおよび前記ボンネット間に配置されるシール本体と、
前記シール本体から下方に張り出され、前記係止爪が貫通可能な貫通孔が形成された脚部と、
前記脚部から車体前方に向けて張り出され、前記モールディング枠部および前記グリル本体で挟持される基部と、を有することを特徴とする車両のフロント構造。
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