JP2004268865A - 車両用アンダーカバー - Google Patents

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Mitsunori Nagamoto
光紀 長本
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

【課題】アンダーカバーによる遮音効果を向上する。
【解決手段】車両用アンダーカバーは、車幅方向に設けられた車両のダッシュパネル9を貫通してインストルメントパネル10に交差するステアリングコラム11を下方から覆うように取付ける。ダッシュパネル9に設けられた後方に突出する突起14aに後方から嵌入可能な嵌合孔13cが前端に形成され、インストルメントパネル10の下部に形成された被係止孔12aに下方から係止可能な係止部材16が後端に形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングコラムの下方であってインストルメントパネルにおけるロアパネルの前部に連続するように取付けられる車両用アンダカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のダッシュパネルの後方にはインストルメントパネルが設けられる。このインストルメントパネルは、スピードメータ等の機器が組み込まれてステアリングコラムの上方に車幅方向に設けられるアッパパネルと、アッパパネルとともにステアリングコラムを挟んでアッパパネルの下端に連続するように取付けられるロアパネルとを備える。そして、ステアリングコラムはダッシュパネルを貫通して設けられアッパパネルとロアパネルからなるインストルメントパネルに交差するように設けられる。このステアリングコラムの下方にはこのステアリングコラムを下方から覆うアンダーカバーを設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。このアンダカバーは、インストルメントパネルの内部に配索されるワイヤーハーネスやステアリングコラム等を下方から覆って車室内の美感を向上させるとともに、ダッシュパネル前方におけるエンジンルームから生じる異音を遮蔽して車室内の静寂性を高めている。
【0003】
図4に示すように、従来のアンダカバー1の取付けは、平板をクランク状に折り曲げて形成されたブラケット2の後端をステアリングコラム3の下部に取付け、そのブラケット2の前方に向けられた前端にアンダカバー1の前部に形成された台形状の係止孔1aを前方から嵌入させることによりアンダカバー1の前端を係止している。そして、アンダカバー1の後端はロアパネル4に下側から重ね合わせ、アンダカバー1の後端に設けられたクリップ6をロアパネル4に貫通させることにより、インストルメントパネルを構成するロアパネル4にアンダカバー1の後端を取付けている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−260708号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ステアリングコラムポスト3に取付けられたブラケット2にアンダーカバー1の前部を係止させることは、アンダーカバー1の前端と図示しないダッシュパネルとの間に隙間を生じさせ、ダッシュパネル前方におけるエンジンルームから生じる異音がこの隙間から車室内に漏れ、アンダーカバーによる遮音効果を十分に発揮することができない不具合があった。
この点を解消するためにブラケット2の前端をダッシュパネルの近傍まで延長してアンダカバー1の前端をダッシュパネル近傍に位置させることも考えられる。しかし、アンダカバー1前部における係止作業は、アンダカバー1の前部に形成された台形状の係止孔1aを後方から進入させて一旦通り過ぎたブラケット2の先端に引き戻すようにして前方から係止させるため、ブラケット2の前端にアンダカバー1の係止孔1aが嵌入された状態でアンダーカバーの前端とダッシュパネルとの間に必ず隙間が生じてしまい、その隙間を完全になくすことはできない問題点がある。
本発明の目的は、アンダーカバーとダッシュパネルとの間の隙間を減少させて遮音効果を向上し得る車両用アンダカバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、車幅方向に設けられた車両のダッシュパネル9を貫通してインストルメントパネル10に交差するステアリングコラム11を下方から覆うように取付ける車両用アンダーカバーの改良である。
その特徴ある構成は、ダッシュパネル9に設けられた後方に突出する突起14aに後方から嵌入可能な嵌合孔13cが前端に形成され、インストルメントパネル10の下部に形成された被係止孔12aに下方から係止可能な係止部材16が後端に形成されたところにある。
この請求項1に係る車両用アンダカバーでは、ダッシュパネル9に設けられた突起14aに後方から嵌合孔13cを嵌入させてアンダーカバー13を取付けるので、アンダーカバー13の前端とダッシュパネル9との間に隙間が生じることを防止することができ、その隙間から漏れる異音を減少させてアンダーカバーによる遮音効果を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両にはエンジン室と乗員室を仕切るダッシュパネル9が設けられる。図示しないが、このダッシュパネル前方のエンジン室には車両を走行させるためのエンジン及び操舵装置が設けられ、ダッシュパネル後方の乗員室には運転者が着座する運転席を含む各種のシートが設けられる。このダッシュパネル9の後方にはインストルメントパネル10が車幅方向に設けられる。このインストルメントパネル10は、図示しないスピードメータ等の機器が組み込まれてステアリングコラム11の上方に設けられるアッパパネル(図示せず)と、そのアッパパネルとともにステアリングコラム11を挟んでアッパパネルの下端に連続するように取付けられるロアパネル12とを備える。
【0008】
運転席前方のダッシュパネル9には縦長の貫通孔9aが形成され、エンジン室の操舵装置に前端が連結するステアリングコラム11がこの貫通孔9aを介してダッシュパネル9を貫通して設けられる。ダッシュパネル9を貫通したステアリングコラム11は、アッパパネルとロアパネル12に挟まれてそのアッパパネルとロアパネル12からなるインストルメントパネル10に交差するように設けられる。このステアリングコラム11の下方にはこのステアリングコラム11を下方から覆うアンダーカバー13が設けられる。このアンダーカバー13は樹脂成形品であり、その前端にステアリングコラム11との干渉を回避する凹部13aが形成される。
【0009】
アンダカバー13の前端が対向するダッシュパネル9には後方に向かって突出する一対の突起14aがステアリングコラム11を左右から挟むように設けられる。この実施の形態における突起はボルト14のねじ部14aからなり、ねじ部14aを後方に向けてボルト14の頭部14bをダッシュパネル9に溶接することにより設けられる。一方、その突起14bに対向するアンダーカバー13の前端には立上り壁13bが一体的に形成され、この立上り壁13bにはその突起14aに後方から嵌入可能な嵌合孔13cが形成される。この嵌合孔13cは車幅方向に延びる長孔であり、突起14aに遊嵌する幅寸法に形成される。
【0010】
図1〜図3に示すように、嵌合孔13cを突起14aに嵌入させた状態でアンダーカバー13はその後端がインストルメントパネル10を構成するロアパネル12の下端に下方から重なるように形成され、そのアンダーカバー13の後端には係止部材16が設けられる。図2及び図3に示すように、この実施の形態における係止部材は一対の係止脚16a,16aを有する樹脂成形品からなるクリップ16であり、一対の係止脚16a,16aは下端を広げた状態でその先端が支柱16bの先端に接続される。そして支柱16bの下端がアンダーカバー13の後端に取付けられる。一方、インストルメントパネル10を構成するロアパネル12の下部には、このクリップ16に対向して被係止孔12aが形成される。この被係止孔12aは樹脂成型する際にロアパネル12と一体的に形成される。
【0011】
次にアンダーカバーの取付け手順を説明する。
アンダーカバー13の取付けは、図3に示すように、先ず嵌合孔13cを突起14aに嵌入させる。この嵌入に際して、作業者はアンダーカバーの後端とロアパネル12との間の隙間から目視により嵌合孔13cを突起14aの後端に一致させ、その状態でアンダーカバー13を前方に移動させることにより嵌合孔13cを突起14aに嵌入させる。その後、嵌合孔13cを突起に嵌入させた状態で、図3の破線矢印で示すようにアンダカバー13の後端を持ち上げてロアパネル12に下側から重ね合わせる。すると、図2に示すようにアンダカバー13の後端に設けられた係止部材であるクリップ16はロアパネル12に形成された被係止孔12aに貫通する。被係止孔12aに貫通したクリップ16の一対の係止脚16a,16aは弾性によりその下端が広がり、図2に示すように被係止孔12aの孔縁にその下端が係止され、この係止部材であるクリップ16を介してアンダカバー13の後端はロアパネル12に下方から取付けられる。
【0012】
このように構成された車両用アンダカバーは、ダッシュパネル9に後方に突出する突起14aを設け、その突起14aにアンダーカバー13の前端に形成された嵌合孔13cを後方から嵌入させてその前端を取付けるので、アンダーカバー13の前端とダッシュパネル9との間に隙間が生じることを防止することができ、その隙間から漏れる異音は減少してアンダーカバーによる遮音効果は向上する。また、嵌合孔13cを突起に嵌入させた状態で、アンダカバー13の後端を持ち上げてロアパネル12に下側から重ね合わせるだけの作業で、アンダカバー13の後端はクリップ16を介してロアパネル12に取付けられるので、アンダーカバー13の取付け作業を比較的容易に行うことができる。
【0013】
また、ダッシュパネル9に頭部14bが溶接されたボルト14のねじ部14aが突起を構成するようにしたので、ボルト14をダッシュパネル9の任意の位置に容易に取付けることにより突起14aをダッシュパネル9の任意の位置に容易に取付けることができる。そして、嵌合孔13cを車幅方向に延びる長孔とすることにより、複数の突起14a,14a及び嵌合孔13c,13cを設ける場合に、その複数の突起14a,14a又は嵌合孔13c,13cが幅方向に多少ずれていても、長孔からなる嵌合孔13c,13cをそれぞれの突起14a,14aに確実に嵌入させることができ、アンダーカバー13を取付ける際の作業性を更に向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ダッシュパネルに設けられた後方に突出する突起に後方から嵌入可能な嵌合孔を前端に形成し、インストルメントパネルの下部に形成された被係止孔に下方から係止可能な係止部材を後端に形成したので、ダッシュパネルに設けられた突起に後方から嵌合孔を嵌入させ、アンダカバーの後端を持ち上げてロアパネルに下側から重ね合わせ、係止部材を被係止孔に係止させるだけの作業でアンダカバーを取付けることができる。そして、取付けられたアンダーカバーの前端とダッシュパネルとの間に隙間が生じることはなく、隙間が生じることに起因する異音の漏れは減少するので、アンダーカバーによる遮音効果を従来より向上させることができる。
また、ねじ部を後方に向けたボルトの頭部をダッシュパネルに溶接し、そのねじ部が突起を構成するようにすれば、ねじ部をダッシュパネルの任意の位置に容易に取付けることが可能になり、嵌合孔が車幅方向に延びる長孔であれば、複数の突起及び嵌合孔を設ける場合に、その複数の突起又は嵌合孔が車幅方向に多少ずれていても、長孔からなる嵌合孔をそれぞれの突起に確実に嵌入させることができ、アンダーカバーを取付ける際の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンダカバーが取付けられた状態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】突起に嵌合孔を嵌入させた状態を示す図2に対応する断面図。
【図4】従来のアンダカバーが取付けられた状態を示す図2に対応する断面図。
【符号の説明】
9 ダッシュパネル
10 インストルメントパネル
11 ステアリングコラム
12a 被係止孔
13 アンダーカバー
13c 嵌合孔
14a 突起
16 係止部材

Claims (1)

  1. 車幅方向に設けられた車両のダッシュパネル(9)を貫通してインストルメントパネル(10)に交差するステアリングコラム(11)を下方から覆うように取付ける車両用アンダーカバーにおいて、
    前記ダッシュパネル(9)に設けられた後方に突出する突起(14a)に後方から嵌入可能な嵌合孔(13c)が前端に形成され、
    前記インストルメントパネル(10)の下部に形成された被係止孔(12a)に下方から係止可能な係止部材(16)が後端に形成された
    ことを特徴とする車両用アンダーカバー。
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