JP2009220417A - テープ印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋部材による装置本体の開閉動作に連動して、テープ切断装置を駆動する切断操作部材を操作不能状態と操作可能状態とに切り換えることを可能とし、蓋部材を装置本体から開放した際には切断操作部材を操作不能状態にすることにより、蓋部材が開放された状態で過誤により切断操作部材を操作した場合においても、テープ切断装置が不意に作動することを防止可能なテープ印字装置を提供することを目的とする。
【解決手段】装置本体2にカッタユニット30及びカッタユニット30の可動刃31を作動するギア部材35が設けられる。また、カバー3にギア部材35と駆動連結可能なラックギア部材23及びラックギア部材23を作動させるカッタレバー7が設けられる。それにより、カバー3を装置本体2から開放した際にギア部材35とラックギア部材23との駆動連結が解除されるように構成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、装置本体と装置本体を開閉する蓋部材とを有するテープ印字装置に関し、特に、蓋部材による装置本体の開閉動作に連動して、テープ切断装置を駆動する切断操作部材を操作不能状態と操作可能状態とに切り換えるようにしたテープ印字装置に関するものである。
従来、テープカセットに収納されたテープに文字等を印字する各種のテープ印字装置が提案されており、この種のテープ印字装置では、文字等が印字されたテープを所望の位置で容易に切断できるように、テープ印字装置に設けられた印字テープ排出口の近傍に手動式テープ切断装置が取り付けられている。
例えば、特許文献1のテープ印刷装置では、文字や記号が印刷されたテープを切断するためのカッタレバーを押圧操作することで、カッタユニットに内蔵されたカッタ刃により印刷テープを切断するように構成された手動式切断装置が設けられている。
特開2006−181750号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたテープ印字装置では、手動式の切断装置を構成するカッタユニット及びカッタユニットを駆動するカッタレバーの双方が、共にテープ印字装置1の本体側に配設されており、カセットカバーを開放した場合においても、カッタレバーは操作可能な状態にあり、従って、カセットカバーを開放した状態でカッタレバーを誤って操作する虞がある。
このような場合、使用者の意図に反してカッタユニットが不意に作動したり、切断動作が誤って始まったりする問題点があり、また、カッタユニットの誤動作により、切断装置の使用寿命を短縮する虞がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、装置本体と装置本体を開閉する蓋部材とを備え、蓋部材による装置本体の開閉動作に連動して、テープ切断装置を駆動する切断操作部材を操作不能状態と操作可能状態とに切り換えることを可能とし、蓋部材を装置本体から開放した際には切断操作部材を操作不能状態にすることにより、蓋部材が開放された状態で過誤により切断操作部材を操作した場合においても、テープ切断装置が不意に作動することを防止可能なテープ印字装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印字装置は、テープが収納されたテープカセットが装着されるカセット装着部が設けられた装置本体と、装置本体に開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備えるテープ印字装置であって、前記テープカセットに収納されたテープに文字等の印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドを介して文字等の印字が行われたテープを切断する切断手段と、前記切断手段に駆動連結され、切断手段を駆動する第1駆動機構と、前記第1駆動機構に駆動連結された第2駆動機構と、前記第2駆動機構に駆動連結され、第2駆動機構を作動させる切断操作部材とを備えたテープ印字装置において、前記第2駆動機構と前記切断操作部材の少なくとも一方が前記蓋部材に設けられ、前記蓋部材で装置本体を閉じた際には、前記第1駆動機構と第2駆動機構と前記切断操作部材とが駆動連結されるとともに、前記切断操作部材の操作に基づき前記切断手段が駆動されて前記テープが切断され、前記蓋部材を装置本体から開放した際には、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構との駆動連結、及び前記第2駆動機構と前記切断操作部材との駆動連結の少なくとも一方が解除されることを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ印字装置は、テープが収納されたテープカセットが装着されるカセット装着部が設けられた装置本体と、装置本体に開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備えるテープ印字装置であって、前記装置本体には、前記テープカセットに収納されたテープに文字等の印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドを介して文字等の印字が行われたテープを切断する切断手段と、前記切断手段に駆動連結され、切断手段を駆動する第1駆動機構とが設けられ、前記蓋部材には、前記第1駆動機構と駆動連結可能に構成された第2駆動機構と、前記第2駆動機構に駆動連結され、第2駆動機構を作動させる切断操作部材とが設けられ、前記蓋部材で装置本体を閉じた際には、前記第1駆動機構と第2駆動機構とが駆動連結されるとともに、前記切断操作部材の操作に基づき前記切断手段が駆動されて前記テープが切断され、前記蓋部材を装置本体から開放した際には、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構との駆動連結が解除されることを特徴とする。
また、請求項3に係るテープ印字装置は、請求項2に記載のテープ印字装置において、前記切断手段は固定刃と可動刃からなりハサミ状に構成され、前記第1駆動機構は前記可動刃を回動させるギア部材を有し、前記第2駆動機構は前記ギア部材のギア歯に噛合するラック歯が形成されているラックギア部材を有していることを特徴とする。
請求項1に係るテープ印字装置では、蓋部材を装置本体から開放した際には、切断手段を駆動する第1駆動機構と、切断操作部材により作動される第2駆動機構との駆動連結、及び、第2駆動機構と切断操作部材との駆動連結の少なくとも一方が解除されるように構成されているので、蓋部材が装置本体から開放された状態で切断操作部材を操作した場合においても、切断手段の誤動作で不意に作動することを防止できる。これによって、テープ印字装置の切断手段の使用寿命を延ばすことができる。
また、請求項2に係るテープ印字装置では、装置本体には切断手段及び切断手段を駆動する第1駆動機構が設けられ、また、蓋部材には第1駆動機構と駆動連結可能な第2駆動機構及び第2駆動機構を作動させる切断操作部材が設けられ、蓋部材を装置本体から開放した際に第1駆動機構と第2駆動機構との駆動連結が解除されるように構成されているので、蓋部材が装置本体から開放された状態で切断操作部材を操作した場合においても、切断手段の誤動作で不意に作動することを防止できる。
請求項3に係るテープ印字装置では、第1駆動機構はハサミ状に構成された切断手段の可動刃を回動させるギア部材を有するとともに、第2駆動機構はギア部材のギア歯に噛合するラック歯が形成されているラックギア部材を有しており、ラックギア部材のラック歯は直線状に形成されていることから、蓋部材で装置本体を閉じる際に第1駆動機構のギア部材を第2駆動機構のラックギア部材のラック歯に容易に噛合させることができ、また、蓋部材を装置本体から開放する際に第1駆動機構のギア部材を第2駆動機構のラックギア部材のラック歯から容易に離脱させることができる。
以下、本発明に係るテープ印字装置について、本発明を具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態に係るテープ印字装置の概略構成を図1及び図2に基づき説明する。
図1は本実施形態に係るテープ印字装置を上面側から示す外観斜視図である。図2は本実施形態に係るテープ印字装置を底面側から示す外観斜視図である。
図1及び図2に示すように、テープ印字装置1は、装置本体2と、この装置本体2の背面部を覆うように取り付けられるカバー3から構成されている。カバー3は、装置本体2に脱着可能に取り付けられている。
装置本体2の長手方向の上側部分(図1中左側部分)には、横長の窓部5が形成されている。この窓部5の下側には、液晶表示装置6が配設されている。装置本体2の上面には、電源をオン・オフする電源ボタンや文字入力キー、スペースキーなどの複数の操作キーKが配置されている。
また、テープ印字装置1の側面(図1中、手前側の側面)には、カッタレバー7が設けられ、このカッタレバー7を内側に押すことにより、カッタユニット30(図8を参照)を介して印字テープを切断することができる。
装置本体2の長手方向のほぼ下半分側部分の左右幅寸法は、その上半分側部分の左右幅寸法より少し狭く形成される。これは、操作者が片手で持ち易いようにするためである。また、装置本体2の両側側面部には、滑り止め部8が形成されており、これにより操作者は、滑ることなく装置本体2を把持することができる。
カバー3の長手方向の上端縁部(図1中、左側端縁部、図5参照)には、カバー開放部材9が形成されている。カバー3を装置本体2から取り外す場合に、カバー開放部材9を内側(図1の矢印A方向)に向かって押し込みながら装置本体2の上面側から底面側に向かってスライドすることにより、カバー開放部材9の裏面に形成された係止部(図示せず)と装置本体2側に形成された突起部(図示せず)との係止がリリースされ、これによりカバー3を装置本体2から取り外すことができる。また、カバー開放部材9に隣接して、装置本体2には、文字等が印字された印字テープを排出するテープ排出口4が形成されている。
次に、図3及び図4に基づき、装置本体2の裏面部の構造について説明する。図3は本実施形態に係るテープ印字装置に装着されるカバーやテープカセットを外した状態を底面側から示す斜視図である。図4は本実施形態に係るテープ印字装置に装着されるカバーを外してテープカセットを装着した状態を底面側から示す斜視図である。
また、図3に示すように、装置本体2の裏面部の上側には、テープカセット10(図4を参照)の外形とほぼ同じ水平断面略四角形状で、テープカセット10の厚さ寸法にほぼ等しい深さ寸法を有するカセット装着部11が設けられている。このカセット装着部11のほぼ中央部において、サーマルヘッド12が装置本体2の長手方向に沿うように立設されている。サーマルヘッド12には、発熱素子群が、垂直方向に列設されている。
また、サーマルヘッド12に対向するカセット装着部11の側部((図3中、左側部)には、プラテンローラ13が不図示のプラテンローラホルダに支持されており、プラテンローラ13はプラテンローラホルダの回動に伴いサーマルヘッド12に対して接離可能に構成されている。テープカセット10に内蔵されたフィルムテープにインクリボンを介して文字等の印字を行う際、プラテンローラ13がサーマルヘッド12に当接され、この状態でサーマルヘッド12及びインクリボンを介してフィルムテープに文字等の印字を行うことができる。
カセット装着部11には、テープカセット10のリボン巻取スプール(不図示)に連結されるリボン巻取軸16が配設されている。かかるリボン巻取軸16は、モータ等の駆動機構(図示せず)に連結されており、印字後のインクリボンを巻き取るリボン巻取スプールの回転駆動を行うものである。
また、図3に示すように、プラテンローラ13のテープ送り方向の下流側に、印字済みフィルムテープを送り出すためのテープ送りローラ14が配設されている。また、テープ送りローラ14に対向する位置には、テープカセット10に設けられた駆動ローラ(不図示)と噛合可能なテープ送り駆動軸15が配置されている。また、テープ送りローラ14は、駆動ローラ(不図示)との協働により、印字済みフィルムテープを後述するカッタユニット30まで送り出す。
図3に示すように、テープ送り駆動軸15の下流側にはカッタユニット30が設けられている。印字済みのフィルムテープが、テープ送り駆動軸15により駆動される駆動ローラ(不図示)とテープ送りローラ14の協働により、カッタユニット30まで送出され、この印字済みのフィルムテープが所望の長さになると、フィルムテープは、使用者がカッタレバー7を押すことにより、カッタユニット30にて切断される。
装置本体2の裏面部の下側(図3中左側部分)には、6本の乾電池(不図示)が直列に並べられて収納される平面視縦長四角形の電池収納部17が形成されている。この電池収納部17は、カセット装着部11の底面部より深く形成されている。
尚、カセット装着部11に装着されるテープカセット10の構成については既に公知であるので、ここでは、テープカセット10の構成に関する詳細な説明を省略する。
図4は、テープ印字装置1にテープカセット10を装着した状態を示している。印字を行う際、フィルムテープ及びインクリボンは、それぞれテープスプール及びリボンスプールから引き出され、サーマルヘッド12とプラテンローラ13との間で重ね合わされ、この状態でサーマルヘッド12の発熱素子群が発熱駆動される。これにより、フィルムテープにはインクリボンを介して文字等の印字が行われる。この後、インクリボンは、サーマルヘッド12の下流側に送り出され、フィルムテープから分離された後、リボン巻取スプール(不図示)により巻き取られる。
次に、本実施形態に係るテープ印字装置の切断機構について図5乃至図9に基づいて説明する。
まず、図5乃至図7に基づいて本実施形態に係るテープ印字装置のカバー側のラックギア部材23とカッタレバー7との駆動連結機構について説明する。
図5は本実施形態に係るテープ印字装置のカバーの裏側を示す斜視図である。図6は本実施形態に係るテープ印字装置の切断機構のカバー側部分を示す斜視図である。図7は本実施形態に係るテープ印字装置の切断機構のカバー側部分を示す平面図である。図6及び図7は説明の便宜上、図5とはフレーム27とラックギア部材23の位置関係が上下逆になっている。
カバー3側において、図5に示すように、カバー3の側部にカッタレバー7が設けられている。このカッタレバー7のレバー連結部7Aは、バネ24を介してカバー3に固定されるフレーム27(図6を参照)と連結されている。カッタレバー7はフレーム27に固定されている軸部26(図6を参照)を中心に回動可能に軸支されている。
カッタレバー7とフレーム27を連結するバネ24の一端21は、フレーム27の裏面側からフレーム27の孔に挿通され、フレーム27に固定されている。また、バネ24の他端はカッタレバー7のレバー連結部7Aに係止されている。これにより、カッタレバー7は、バネ24の付勢力により常に図6における反時計方向に付勢されており、フレーム27から離間される状態にある。
フレーム27の側面からは、二本のガイドピン22A及び22Bが形成されている(図6を参照)。また、図6においてフレーム27の下側には、第2駆動機構としてラックギア部材23が配置されている。ラックギア部材23は、ラック歯23Aが形成された平板状のラックギア23Dと、ラックギア23Dから直角方向に延設されたラックギア枠部23C(図7参照)から構成されており、ラックギア23Dには、長溝状のガイド溝23Bが設けられている。
また、図6に示すように、フレーム27に形成された二本のガイドピン22A及び22Bがラックギア部材23のラックギア23Dに形成されたガイド溝23Bに摺動可能に挿嵌されている。また、ラックギア部材23は、図5に示すB方向又はC方向に沿って往復移動可能にされており、この往復移動の際、ラックギア部材23は、ガイド溝23Bに挿嵌された2本のガイドピン22A及び22Bを介して水平状態を保持しつつ往復移動する。
図7に示すように、カッタレバー7の連結部7Aには、円弧状部7Cが形成されており、この円弧状部7C上には、押圧ピン7Bが下向きに突設されている。かかる押圧ピン7Bは、後述するように、カッタレバー7が回動操作された際に、ラックギア部材23にて形成されたラックギア枠部23Cを構成する壁部材23Eの内側面を押圧し、ラックギア部材23を、図7中矢印B方向に移動させる。
具体的には、カッタレバー7が矢印D方向(時計回り方向)に沿って内側に押されると、カッタレバー7の連結部7Aに突設された押圧ピン7Bが矢印B方向(図7中右方向)に沿って移動される。そして、押圧ピン7Bは、ラックギア枠部23Cを構成する壁部材23Eの内側面に当接して押圧し、これによりラックギア部材23は、矢印B方向に沿って移動される。
尚、更にカッタレバー7を押すと、ラックギア部材23は押圧ピン7Bに押されて矢印B方向に沿って移動するが、ラックギア部材23のラックギア23Dに形成されたガイド溝23Bの左端部(図6参照)がフレーム27の左側のガイドピン22Bに当接すると、ガイドピン22Bによって、ラックギア部材23のさらなる移動が制限される。
また、カッタレバー7の押圧を解除すると、カッタレバー7はバネ24の付勢力によって矢印E方向(反時計回り方向)に回動され、元の非押圧位置に戻される。これによって、カッタレバー7の連結部7Aにおける押圧ピン7Bが矢印C方向(図7中左方向)に沿って移動し、押圧ピン7Bがラックギア枠部23Cの左側の壁に当接して押圧する。これにより、ラックギア部材23は矢印C方向に沿って移動される。また、ラックギア枠部23CのC方向の移動に基づき、ラックギア23Dのラック歯23Aも矢印C方向(図7中左方向)に沿って移動されて元の状態に戻る。
尚、カッタレバー7が元の位置に戻った状態では、ラックギア部材23のラックギア23Dにおけるガイド溝23Bの右端部が、右側のガイドピン22Aに当接しており、ガイドピン22Aによって、ラックギア部材23のC方向への移動が制限される。
このように、フレーム27の二本のガイドピン22A及び22Bを、ラックギア部材23のラックギア23Dに形成されたガイド溝23Bの中に摺動可能に挿嵌して、フレーム27とラックギア部材23を連結させる構成によって、カッタレバー7の矢印D又はE方向への移動、及び、ラックギア部材23の矢印B又はC方向への移動を適正な範囲で制限することができる。
次に、装置本体2側のギア部材35について図8に基づき説明する。図8は本実施形態に係るテープ印字装置の切断機構の装置本体側部分及び印字機構を示す斜視図である。
図8に示すように、装置本体2のテープ送り駆動軸15の下流側にカッタユニット30が設けられている。カッタユニット30は、固定刃32と可動刃31とから構成されている。可動刃31は略L字状をしており、軸部34を挟んで、刃先を有する刃部31Aと作動レバー部31Bとを備えている。可動刃31が軸部34を中心にして、後述する駆動機構の駆動により反時計方向に回動することによって、可動刃31の刃部31Aが固定刃32に摺接し、印字テープを切断することができる。
また、装置本体2において、カバー側のラックギア部材23と噛合可能なギア部材35が第1駆動機構として形成されている。ギア部材35は、ガイド部材35Aとギア35Bを同軸で連結することにより構成されている。ガイド部材35Aとギア35Bは支持軸35Eを中心として一体に回転する。
ガイド部材35Aは、円板部35Cと作動部35Dとから構成されており、作動部35Dは支持軸35Eの軸線方向と同じ方向に延びるピン35Fを備えている。また、可動刃31の作動レバー部31Bには、長手方向に沿って長溝31Cが設けられている。図8に示すように、ガイド部材35Aの作動部35Dに設けられたピン35Fが、可動刃31の作動レバー部31Bに設けられた長溝31Cに摺動可能に挿嵌されている。
次に、ギア部材35とラックギア部材23とカッタレバー7との駆動連結機構について図9に基づき説明する。図9はカバーを装置本体に取り付けた状態における切断機構及び印字機構を示す斜視図である。
図9に示すように、装置本体2に対してカバー3を取り付けた状態では、カバー3に設けられたラックギア部材23のラック歯23Aと、装置本体2に設けられたギア部材35のギア35Bとは、相互に噛合される。この状態においては、カッタレバー7を操作してテープを切断することができる。
テープの切断時において、カッタレバー7を押圧することにより、カッタレバー7はテープ印字装置1の内側(図9中のD方向)に向かって回動し、カッタレバー7の押圧ピン7Bがバネ24の付勢力に抗して、ラックギア枠部23Cの壁部材23E(図7を参照)を押圧する。これにより、ラックギア部材23が図9における矢印B方向に沿って移動する。このラックギア部材23の移動に伴って、ラックギア部材23のラック歯23Aと噛合しているギア部材35のギア35Bは、時計方向に回転される。
かかるギア35Bの時計方向への回転に基づき、ギア部材35のガイド部材35Aに形成された作動部35Dが下方向(図9におけるF方向)に回動されるとともに、可動刃31の作動レバー部31Bは、作動レバー部31Bの長溝31Cに挿嵌された作動部35Dのピン35Fに押下されて反時計方向に回動される。この結果、可動刃31は、軸部34を中心にして反時計方向に回動し、可動刃31の刃部31Aは固定刃32に摺接して文字等が印字された印字テープの切断を行う。
一方、カッタレバー7の押圧を解除すると、カッタレバー7はバネ24の付勢力により元の位置まで回動し、また、ラックギア部材23はカッタレバー7の復帰時に押圧ピン7Bに押圧されて元の位置まで戻る。このカッタレバー7及びラックギア部材23の移動に伴い、ラックギア部材23のラック歯23Aは図9に示すC方向に沿って移動し、これに基づき、ラックギア部材23のラックギア23Dにおけるラック歯23Aと噛合するギア35Bは、反時計方向に回動される。
さらに、ギア部材35のギア35Bが反時計方向に回動するに従い作動部35Dも反時計方向に回動する。可動刃31の作動レバー部31Bは、作動レバー部31Bの長溝31Cに挿嵌された作動部35Dのピン35Fに押されて時計方向に回動される。この結果、可動刃31は軸部34を中心にして時計方向に回動し、可動刃31の刃部31Aは固定刃32から離間する。
尚、本実施形態ではテープ印字装置1には、ラックギア部材23とカッタレバー7がカバー3に設けられているが、カバー3には、ラックギア部材23とカッタレバー7の少なくとも一方が設けられていればよく、他方は装置本体2側に設けてもよい。
以上詳細に説明した通り本実施形態に係るテープ印字装置1では、カバー3を装置本体2から開放した際には、カッタユニット30の可動刃31を回動させるギア部材35と、カッタレバー7により作動されるラックギア部材23との駆動連結は、解除されるように構成されている。そのため、カバー3が装置本体2から開放された状態でカッタレバー7を操作した場合においても、カッタユニット30の可動刃31が誤動作で不意に作動することを防止できる。これによって、テープ印字装置1の可動刃31及び固定刃32の使用寿命を延ばすことができる。
また、装置本体2にはカッタユニット30及びカッタユニット30の可動刃31を作動するギア部材35が設けられ、また、カバー3にはギア部材35と駆動連結可能なラックギア部材23及びラックギア部材23を作動させるカッタレバー7が設けられている。カバー3を装置本体2から開放した際にギア部材35とラックギア部材23との駆動連結が解除されるように構成されている。そのため、カバー3が装置本体2から開放された状態でカッタレバー7を操作した場合においても、カッタユニット30の可動刃31が誤動作で不意に作動することを防止できる。
更に、ハサミ状に構成されたカッタユニット30の可動刃31を回動させるギア部材35を有するとともに、ギア部材35のギア35Bに噛合するラック歯23Aが形成されているラックギア部材23を有している。ラックギア部材23のラック歯23Aは直線状に形成されていることから、カバー3で装置本体2を閉じる際にギア部材35のギア35Bをラックギア部材23のラック歯23Aに容易に噛合させることができる。また、カバー3を装置本体2から開放する際にギア部材35のギア35Bをラックギア部材23のラック歯23Aから容易に離脱させることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態ではカバー3は装置本体2に着脱可能になっているが、カバー3はヒンジを中心として開閉するものであっても良い。
また、本実施形態においては、テープ印字装置3における印字方式は熱転写方式を採用しているが、これに限定されることはなく、各種の印字方式を採用することができる。
本実施形態に係るテープ印字装置を上面側から示す外観斜視図である。 テープ印字装置を底面側から示す外観斜視図である。 テープ印字装置に装着されるカバーやテープカセットを外した状態を底面側から示す斜視図である。 テープ印字装置に装着されるカバーを外してテープカセットを装着した状態を底面側から示す斜視図である テープ印字装置のカバーの裏側を示す斜視図である。 テープ印字装置の切断機構のカバー側部分を示す斜視図である。 テープ印字装置の切断機構のカバー側部分を示す平面図である。 テープ印字装置の切断機構の装置本体側部分及び印字機構を示す斜視図である。 カバーを装置本体に取り付けた状態における切断機構及び印字機構を示す斜視図である。
符号の説明
1 テープ印字装置
2 装置本体
3 カバー
7 カッタレバー
10 テープカセット
11 カセット装着部
12 サーマルヘッド
23 ラックギア部材
23A ラック歯
30 カッタユニット
31 可動刃
32 固定刃
35 ギア部材
35B ギア

Claims (3)

  1. テープが収納されたテープカセットが装着されるカセット装着部が設けられた装置本体と、装置本体に開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備えるテープ印字装置であって、
    前記テープカセットに収納されたテープに文字等の印字を行う印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドを介して文字等の印字が行われたテープを切断する切断手段と、
    前記切断手段に駆動連結され、切断手段を駆動する第1駆動機構と、
    前記第1駆動機構に駆動連結された第2駆動機構と、
    前記第2駆動機構に駆動連結され、第2駆動機構を作動させる切断操作部材とを備えたテープ印字装置において、
    前記第2駆動機構と前記切断操作部材の少なくとも一方が前記蓋部材に設けられ、
    前記蓋部材で装置本体を閉じた際には、前記第1駆動機構と第2駆動機構と前記切断操作部材とが駆動連結されるとともに、前記切断操作部材の操作に基づき前記切断手段が駆動されて前記テープが切断され、
    前記蓋部材を装置本体から開放した際には、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構との駆動連結、及び前記第2駆動機構と前記切断操作部材との駆動連結の少なくとも一方が解除されることを特徴とするテープ印字装置。
  2. テープが収納されたテープカセットが装着されるカセット装着部が設けられた装置本体と、装置本体に開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備えるテープ印字装置であって、
    前記装置本体には、
    前記テープカセットに収納されたテープに文字等の印字を行う印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドを介して文字等の印字が行われたテープを切断する切断手段と、
    前記切断手段に駆動連結され、切断手段を駆動する第1駆動機構とが設けられ、
    前記蓋部材には、
    前記第1駆動機構と駆動連結可能に構成された第2駆動機構と、
    前記第2駆動機構に駆動連結され、第2駆動機構を作動させる切断操作部材とが設けられ、
    前記蓋部材で装置本体を閉じた際には、前記第1駆動機構と第2駆動機構とが駆動連結されるとともに、前記切断操作部材の操作に基づき前記切断手段が駆動されて前記テープが切断され、
    前記蓋部材を装置本体から開放した際には、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構との駆動連結が解除されることを特徴とするテープ印字装置。
  3. 前記切断手段は固定刃と可動刃からなりハサミ状に構成され、
    前記第1駆動機構は前記可動刃を回動させるギア部材を有し、
    前記第2駆動機構は前記ギア部材のギア歯に噛合するラック歯が形成されているラックギア部材を有していることを特徴とする請求項2に記載のテープ印字装置。
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