JP2009220114A - 揺動鍛造方法および揺動鍛造装置 - Google Patents

揺動鍛造方法および揺動鍛造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用性が高く、工程設計を容易に行うことができる揺動鍛造用の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置を提供する。
【解決手段】本発明の揺動鍛造方法は、基準軸Cに対して傾斜させた鍛造工具10の工具軸Gを揺動させて素材W2を成形する揺動鍛造方法であって、鍛造工具10を揺動させて素材Wを成形する揺動成形工程と、揺動成形工程と協調して基準軸Cを移動させる基準軸送り工程と、を含むことを特徴とする。さらに、基準軸Cと工具軸Gとが交差する揺動点Pを基準軸Cに沿って移動させる軸方向送り工程を含んでもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、揺動鍛造に使用される鍛造装置、および鍛造方法に関するものである。
鍛造は、金属などの素材の少なくとも一部を工具によって押し潰すことで所定の形状に成形する塑性加工法である。一般的な鍛造は、生産性および材料歩留まりが高いことから種々の部品の加工手段として広く活用されている。しかしながら、鍛造は大荷重を必要とするので、金型や装置の大型化によって初期投資が大きくなり、また、騒音や振動に対する対策費も必要となる。そのため、実際に鍛造を用いて製造されるものは、大量生産品に限られてしまう。
一方、金型や装置を小型化し、多品種少量生産に対応できる技術として、いわゆる揺動鍛造がある。揺動鍛造は、1929年に英国のH.F.Masseyが考案した技術に端を発するといわれている。しかし、揺動鍛造は、未だ十分に普及しているとはいえず、研究開発の事例もそれほど多くない。
特許文献1には、自動車用ホイールの揺動鍛造による成形方法および装置が開示されている。この成形装置は、主として、揺動する略円錐状の上型301と、上型301の下面と対向する上面をもつ下型302と、を備える。下型302の上面と上型301の下面との間に素材10を介在させ、上型301と下型302とを同期回転させつつ対向近接させ、上型301により素材10を圧下する。素材10の圧下により上型301の外周に流動した材料は、配設された成形ローラ2の表面と上型301の外周面とで成形される。
また、特許文献2には、金型(上型21および下型20)の間隔を検出し、検出結果に応じて金型の動作を選択させる鍛造機械が開示されている。たとえば、金型の間隔に応じた旋回揺動幅を選択して上型21を駆動させることで、製品の寸法精度が向上する。
特開平7−251232号公報 特開平2−151337号公報
近年、様々な部品形状や生産量に柔軟に対応できる成形方法、たとえば、部品のCADデータから自動的に成形工程を作成し、これに基づき部品を製造できる生産システムが望まれている。種々の部品形状に成形するには、鍛造において専用の金型を用いず、汎用工具で成形することが望ましい。
しかしながら、上記の特許文献では、揺動する上型が素材に対して圧下するのみであるため、素材の形状は上型および下型のサイズや形状に依存する。
本発明は、上記の問題点に鑑み、汎用性が高く、工程設計を容易に行うことができる揺動鍛造用の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置を提供することを目的とする。
本発明の揺動鍛造方法は、基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する揺動鍛造方法であって、
前記鍛造工具を揺動させて前記素材を成形する揺動成形工程と、
前記揺動成形工程と協調して前記基準軸を移動させる基準軸送り工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明の揺動鍛造方法によれば、基準軸を移動させて揺動鍛造を行うため、鍛造工具のサイズや形状によらず、素材を様々な形状に成形でき、汎用性が高い。また、基準軸の移動方向および移動量を製品形状に応じて数値制御することも可能である。
基準軸を移動させて素材を所望の形状に成形するため、鍛造工具自体は、素材の大きさや成形範囲にかかわらず小型であってよい。鍛造工具が小型であると、装置を小型化できることはもちろんのこと、工具と素材の接触面積が狭くなるため成形に要する荷重が小さくてすみ、また、工具寿命も向上する。
なお、「基準軸を移動」とは、基準軸を軸方向以外の方向に移動させることを意味する。
また、本発明の揺動鍛造装置は、基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する揺動鍛造装置であって、
前記鍛造工具と、
前記鍛造工具を揺動させて前記素材を成形する揺動成形手段と、
前記揺動成形手段と協調して前記基準軸を移動させる基準軸送り手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の揺動鍛造装置は、上記本発明の揺動鍛造方法に好適に用いることができる。
以下に、本発明の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置を実施するための最良の形態を説明する。
[揺動鍛造方法]
本発明の揺動鍛造方法は、基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する。使用する鍛造工具の形状に特に限定はないが、先端部の形状が円錐形状であるのが好ましく、球形状であってもよい。先端部が円錐形状であれば、素材と接触する加工面が、2°以上60°以下の先端角度αをもつとよい。なお、先端角度αは、工具軸と母線とが成す角をα’としたとき、(90−α’)°で表される。さらに好ましい先端角度αは、5°以上30°以下である。図1に、本発明に好適な鍛造工具の一例を示す。図1に示す鍛造工具10は、先端部11の形状が円錐形状の棒状体である。円錐の側面である加工面11sの先端角度αは、工具軸Gを鉛直方向と一致させたとき、水平方向と母線とが成す角と定義できる。
本発明の揺動鍛造方法は、主として、揺動成形工程と、基準軸送り工程と、を含む。以下に、それぞれの工程について説明する。
揺動成形工程は、鍛造工具を揺動させて前記素材を成形する工程である。すなわち、揺動成形工程では、基準軸に対して傾斜させた工具軸を揺動させる。なお、基準軸の方向に特に限定はないが、鉛直方向であるのが好ましい。基準軸に対する工具軸の角度(揺動角度)を一定または変化させることで、鍛造工具の揺動を所望の動きとすることができる。たとえば、揺動角度を一定に保って基準軸を中心に工具軸を旋回させると、単純な円モーションとなる。揺動角度を変化させると、その変化のさせ方に応じて、いわゆるシーソーモーション、スパイラルモーション、デージーモーションといった動きを実現することができる。なお、鍛造工具の先端部が先端角度αの円錐形状である場合には、揺動角度を先端角度αと同じ角度で円モーションさせることで、素材に平坦な面が形成される。また、鍛造工具は、工具軸を中心に回転させてもよい。
基準軸送り工程は、揺動成形工程と協調して基準軸を移動させる工程である。揺動成形工程の説明からわかるように、本発明の揺動鍛造方法は、基本的には、従来の揺動鍛造と同様であるが、基準軸を移動させる点において大きく異なる。基準軸を移動させる方法としては、鍛造工具および/または素材を基準軸と垂直な方向に移動させて、両者を相対的に移動させるとよい。なお、基準軸の移動量に限定はないが、たとえば、後の実施例1においては、まず揺動により素材を基準軸方向に0.25mm圧縮して、素材の表面に円形で底面が平坦な凹部を成形した後に、基準軸を中心として工具軸が傾斜する方向と反対の方向に鍛造工具を移動させるとよい。このとき、一回の移動量を0.5〜4mmとするのが望ましく、滑らかな形状に成形できる。
本発明の揺動鍛造方法は、さらに、基準軸と工具軸とが交差する揺動点を基準軸に沿って移動させる軸方向送り工程を含むのが望ましい。揺動点の位置に特に限定はないが、鍛造工具の先端部が円錐形状であれば、円錐の頂点を揺動点とするのがよい。揺動点を基準軸に沿って移動させる方法としては、鍛造工具および/または素材を移動させて、両者の対向する間隔を広狭させるとよい。なお、揺動点の移動量に限定はないが、一回の圧縮量(素材を基準軸方向に圧縮する距離)を0.05〜2mmさらには0.1〜0.5mmとするのが望ましく、滑らかな形状に成形できる。
このとき、基準軸および揺動点の移動方向および移動量を調整することにより、素材を任意の形状に成形できる。たとえば、基準軸をZ軸、基準軸に垂直かつ互いに垂直な軸をX軸およびY軸としたとき、X軸方向およびY軸方向への基準軸の移動量、必要に応じてZ軸方向への揺動点の移動量を適宜調整することにより、素材の形状を三次元的に設計できる。以下に、図2〜図4を用いて具体的に説明する。
図2では、鍛造工具10でZ軸方向下向きに揺動点Pを移動させて素材W2を圧縮するとともに、X軸方向に基準軸Cを移動させることで、素材W2に直線状の溝Wbが形成される。図3では、鍛造工具10でZ軸方向下向きに揺動点Pを移動させて素材W3を圧縮するとともに、X軸方向およびY軸方向に基準軸Cを移動させることで、素材W3に角形凹部Wcが形成される。図4では、鍛造工具10でZ軸方向下向きに揺動点Pを移動させて素材W4を圧縮するとともに、軸C’を中心として素材W4を回転させることで基準軸Cは相対的に移動し、素材W4に円形凹部Wdが形成される。
本発明の揺動鍛造方法では、基準軸を移動させるタイミングを制御するとよい。基準軸を移動させるタイミングは、たとえば、鍛造工具の先端角度α、揺動角度、揺動点の位置などに応じて、素材を移動方向にできるだけ圧縮しない、望ましくは全く圧縮しないように選定される。
たとえば、基準軸送り工程は、揺動成形工程において鍛造工具と素材との接触位置が基準軸の送り方向よりも後方にあるときに、基準軸を送り方向に移動させる工程であるのが望ましい。鍛造工具は揺動するため鍛造工具と素材との接触位置や接触範囲は経時的に変化する。基準軸を移動させる際、送り方向で鍛造工具と素材とが接触していると、基準軸の移動が滑らかに行われにくい。そのため、鍛造工具と素材との接触位置に応じて揺動点を移動させることで、基準軸の移動が滑らかに行われるとともに、バリの発生が抑制される。鍛造工具と素材との接触位置が基準軸の送り方向よりも後方にあるとは、具体的には、基準軸を中心とした工具軸の回転角度で接触位置を表すと、工具軸の傾斜方向と基準軸の送り方向とが一致するときの回転角度を270°としたときに、0°以上180°以下であり、望ましくは60°以上120°以下、さらには75°以上105°以下である。鍛造工具と素材との接触位置が回転角度にして上記の範囲にあるときに、基準軸を移動させるのが望ましい。
また、基準軸送り工程は、軸方向送り工程において、揺動点を、鍛造工具の加工面が素材の被加工面から離れる方向に移動させてから、基準軸を移動させる工程であるのが望ましい。たとえば、素材から鍛造工具をいったん離した状態で基準軸を移動させることで、基準軸の移動が滑らかに行われるとともに、バリの発生が抑制される。
本発明の揺動鍛造方法には、以下に説明する揺動鍛造装置を用いるのが好適である。
[揺動鍛造装置]
本発明の揺動鍛造装置は、基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する揺動鍛造装置であって、主として、鍛造工具と、揺動成形手段と、基準軸送り手段と、を備える。鍛造工具の形状に関しては、既に説明した通りである。
揺動成形手段は、鍛造工具を揺動させて素材を成形する。揺動成形手段に特に限定はなく、一般的な揺動機構を用いて鍛造工具を揺動させられればよい。
基準軸送り手段は、揺動成形手段と協調して基準軸を移動させる。前述のように、鍛造工具および/または素材を基準軸と垂直な方向に移動させて、両者を相対的に移動させることで、基準軸は移動する。したがって、基準軸送り手段は、鍛造工具を移動させる工具移動手段および/または素材を移動させる素材移動手段を有するとよい。工具移動手段は、上記の揺動成形手段に素材移動手段としての機能を付加してもよい。また、素材移動手段は、たとえば、本発明の揺動鍛造装置に素材を配置するための素材保持手段を移動させるとよい。
また、本発明の揺動鍛造装置は、さらに、基準軸と工具軸とが交差する揺動点を基準軸に沿って移動させる軸方向送り手段を備えるとよい。前述のように、鍛造工具および/または素材を移動させて、両者の対向する間隔を広狭させることで、揺動点は基準軸に沿って移動する。したがって、上記の揺動成形手段に軸方向送り手段としての機能を付加したり、上記の素材保持手段に軸方向送り手段としての機能を付加したりするとよい。
なお、素材保持手段は、鍛造工具と素材とを対向させて素材を装置に配置できれば、その形状等に特に限定はない。たとえば、素材保持手段は、図2に一例を示すように、素材W2が載置されるステージ2であるとよい。また、図4に一例を示すように、素材W4が載置され中心軸C’を中心として回転可能な回転ステージ2’であってもよい。また、素材保持手段は、素材を収容する金型であってもよい。金型に収容された状態で素材を鍛造工具により成形することで、成形により引き起こされる素材の変形を拘束できる。
基準軸送り手段は、鍛造工具と素材との接触位置が基準軸の送り方向よりも後方にあるときに、基準軸を該送り方向に移動させるのが好ましい。また、基準軸送り手段は、軸方向送り手段により揺動点を鍛造工具の加工面が素材の被加工面から離れる方向に移動させてから、基準軸を移動させるのが好ましい。そのため、基準軸送り手段が基準軸を移動させるタイミングを制御する協調制御手段を備えるとよい。協調制御手段により、基準軸送り手段を揺動成形手段および/または軸方向送り手段と協調して作動させることで、基準軸の移動が滑らかに行われるとともに、バリの発生が抑制される。
本発明の揺動鍛造装置は、さらに、素材の外形を成形する成形工具を備えるとよい。成形工具としては、たとえば、図3に一例を示すように、ステージ2に載置された素材W3の外周面を押圧しつつ素材W3の外周を移動する成形ロール13であるとよい。成形ロール13により素材W3の外周面を押圧しながら鍛造工具による成形を行うことで、鍛造工具による成形により引き起こされる素材の変形を拘束できる。なお、図3では、成形ロール13は円柱形状であるが、素材の形状に応じて適宜選択すればよい。たとえば、テーパ面をもつ円錐形状であってもよいし、表面に凹凸を有してもよい。
以上、本発明の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
以下に、本発明の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置の実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
[揺動鍛造装置]
以下に説明する参考例および実施例に用いた揺動鍛造装置の構成を、図1および図5を用いて説明する。揺動鍛造装置は、鍛造工具10と、素材保持手段20と、揺動成形手段30と、基準軸送り手段40と、軸方向送り手段50と、を備える。
鍛造工具10は、直径18mmの円錐形状の先端部11をもつ棒状体である。鍛造工具10の後端部側は、揺動成形手段30に固定されている。なお、以下の参考例および実施例では、円錐の頂点を揺動点Pとし、先端部11の形状(たとえば先端角度α)は、成形条件に応じて変更させた。
素材保持手段20は、素材Wを載置するステージ21からなる。ステージ21は、鍛造工具10に対向して配設されるため、素材Wは鍛造工具10と対向して保持される。
揺動成形手段30は、揺動点Pを中心に基準軸Cに対して傾斜させた鍛造工具10の工具軸Gを揺動させることで、鍛造工具10を揺動させる。なお、本揺動鍛造装置において、基準軸Cは、鉛直方向に一致し、本揺動鍛造装置の中心軸Mと平行である。揺動成形手段30は、鍛造工具10を保持する保持板31、保持板31を傾斜させる傾斜部材(図示せず)および鍛造工具10を回転させる回転装置(図示せず)を備える。傾斜部材により保持板31を傾斜させることで、鍛造工具10の工具軸Gを中心軸M(基準軸C)に対して所定の角度だけ傾斜させられる(矢印32参照)。同時に、回転装置によって工具軸Gを基準軸Cを中心に揺動させ(矢印33参照)、工具軸Gの揺動角度と傾斜方向とを同期制御することで、鍛造工具10は各種の揺動モーションで揺動する。揺動モーションと同期して、後述の軸方向送り手段50を駆動させて鍛造工具10で素材を所定の方向に圧縮することにより、揺動成形が行われる。なお、鍛造工具10は、ベアリングで保持板31に保持されており、素材と鍛造工具との摩擦や滑りが抑制されて転がり運動する。工具軸Gを中心とした鍛造工具10の回転を制限すれば、素材にねじれ変形を付与することが可能である。
基準軸送り手段40および軸方向送り手段50は、素材保持手段20(ステージ21)を移動させる駆動手段である(図示せず)。基準軸送り手段40は、X軸送り手段およびY軸送り手段を有する。軸方向送り手段50は、Z軸送り手段を有する。X軸送り手段およびY軸送り手段は、水平方向であって互いに垂直な二方向にステージ21を移動させる手段である。Z軸送り手段は、ステージ21を鉛直方向に上下動させて鍛造工具10と素材Wとの間隔を広狭させる手段である。
[参考例]
素材Wとして直径30mm高さ30mmの円柱形状の油粘土モデル材を用い、素材Wに略円柱形状の凹部を形成した。
成形には、先端角度αが30°の鍛造工具10を用い、揺動成形手段30により鍛造工具10を円モーションさせて成形を行った。円モーションは、基準軸Cに対する工具軸Gの傾斜(揺動角)を5°で一定に保って、基準軸Cを中心として工具軸Gを旋回させることで得た。なお、図5の上図は、鍛造工具10を先端側から平面視した平面図である。素材Wの被加工面と当接する加工面11sにおいて、素材Wを成形する際の接触範囲は、Sで示される範囲である。円モーションにより鍛造工具10を揺動させると、Sの範囲が加工面11sを周方向に移動する。
上記揺動鍛造装置に素材Wを配置し、鍛造工具10の加工面11sを素材Wの上面に当接させた状態で、成形を開始した。成形条件は、円モーションにより鍛造工具10の加工面11sが素材上面で一回転する間に、Z軸送り手段によりステージ21を上昇させることで鍛造工具10を素材Wに0.8〜4mm程度繰り返し押し込んで、深さ15mmの凹部を形成した。なお、工具軸Gの回転速度は、一回転あたり1秒とした。
Z軸方向に関しては、鍛造工具10を揺動させて成形を行うことにより、揺動させないで成形を行う場合の2分の1〜4分の1程度の荷重で、所定の深さの凹部を形成できることがわかった。また、凹部の形状に関しては、鍛造工具10を揺動させずに押し込んで凹部を形成した場合、素材Wの外径を軸方向に測定すると31〜35mm程度でばらつきがあるが、鍛造工具10を揺動させて凹部を形成することで素材Wの外径は33〜34mm程度に収まり、均一に成形された。
また、先端の形状が直径18mmの半球形状の鍛造工具を用いた場合でも、同様な凹部が成形された。
[実施例1]
素材Wとして長さ50mm×幅40mm×高さ30mmの直方体の油粘土モデル材を用い、素材Wに直線状の溝を形成した。
成形には、先端角度αが10°の鍛造工具10を用い、基準軸Cに対する工具軸Gの傾斜(揺動角)を10°で一定に保って、基準軸Cを中心として工具軸Gを旋回させ、揺動成形手段30により鍛造工具10を円モーションさせて成形を行った。なお、工具軸Gの回転速度は、一回転あたり5秒とした。
上記揺動鍛造装置に素材Wを配置し、鍛造工具10の加工面11sを素材Wの上面に当接させた状態で、成形を開始した。ステージ21を移動させて基準軸Cおよび揺動点Pをそれぞれ相対的に移動させた。揺動点Pの基準軸C(Z軸方向)に沿った下方への移動量を、成形前の素材Wの上面(0mm)に対して0.25mmとし、その状態で鍛造工具10を旋回させて浅い円筒溝を成形した。その後、鍛造工具10の素材Wとの接触位置が60°+(360×n)°〜120°+(360×n)°(nは2〜5の整数)の間に基準軸CをX軸方向へ4mm移動させた。なお、鍛造工具10と素材Wとが接触する位置は、基準軸Cを中心とした工具軸Gの回転角度で表すこととする。工具軸Gの傾斜方向と基準軸Cを移動させる方向とが一致するときの回転角度を270°+(360×n)°(nは0〜5の整数)とする。
ここで、図6は、本実施例の揺動鍛造方法を示す説明図であって、基準軸Cの移動開始および移動停止の状態を示す。なお、図6(A)は素材Wの上面から見た平面図、図6(B)は側面図である。本実施例では、基準軸Cを移動させずに工具軸Gを素材Wに押し付けて二回転程度回転させた後、工具軸Gの回転角度が780°の時点で基準軸CのX軸方向への移動を開始させた。このとき、基準軸Cの移動とともに、素材Wと当接する加工面11sの接触範囲S1も周方向に移動し、基準軸Cが移動した後の接触範囲S2は、図7のTで示される成形対象領域をその縁部(870°付近)から圧縮加工する。
図7に示すように、基準軸Cの移動量が16mmになるまでこの動作を繰り返し行った。図7は、横軸を工具軸Gの回転角度(°)、縦軸を変位(基準軸Cおよび揺動点Pの変位はmm、揺動角は°)とし、以上説明した基準軸Cおよび揺動点Pの移動量ならびに揺動角の変化を示すグラフである。なお、基準軸Cおよび揺動点Pの変位は、ステージ21の移動距離である。この一連の成形を素材Wに対して所定回繰り返し行うことで、深さ(Z方向)が4mmの直線状の溝を形成した。得られた成形体を図8に示す。基準軸Cの移動のタイミングを工具軸Gの回転角度に応じて制御することにより、バリの発生が抑制された。
なお、鍛造工具10の素材Wとの接触位置が180°+(360×n)°〜270°+(360×n)°(nは2〜5の整数)の時点で基準軸Cを移動したほかは、上記と同様の方法により成形した成形体を図9に示す。図8の成形体よりも、バリの発生が大きかった。
[実施例2]
素材Wとして長さ50mm×幅40mm×高さ30mmの直方体の油粘土モデル材を用い、素材Wに直線状の溝を形成した。
成形には、先端角度αが10°の鍛造工具10を用い、基準軸Cに対する工具軸Gの傾斜(揺動角)を10°で一定に保って、基準軸Cを中心として工具軸Gを旋回させ、揺動成形手段30により鍛造工具10を円モーションさせて成形を行った。なお、工具軸Gの回転速度は、一回転あたり5秒とした。
上記揺動鍛造装置に素材Wを配置し、鍛造工具10の加工面11sを素材Wの上面に当接させた状態で、成形を開始した。ステージ21を移動させて基準軸Cおよび揺動点Pをそれぞれ相対的に移動させた。揺動点Pの基準軸C(Z軸方向)に沿った下方への移動量を素材Wの上面(0mm)に対して0.5mmとし、その状態で成形してから、上方へ2mm移動後、基準軸CのX軸方向への移動を開始した。X軸方向へ4mm移動した後、鍛造工具10の素材Wとの接触位置が180°+(360×(8+7m))°(mは0〜3の整数)の時点で揺動点Pが素材Wの上面(0mm)に対して元の0.5mmとなるように、揺動点Pを下方へ2mm移動させた。なお、鍛造工具10の素材Wとの接触位置は、基準軸Cを中心とした工具軸Gの回転角度で表すこととする。工具軸Gの傾斜方向と基準軸Cを移動させる方向とが一致するときの回転角度を270°+(360×n)°(nは0以上の整数)とする。
ここで、図10は、本実施例の揺動鍛造方法を示す説明図であって、基準軸Cの移動開始および移動停止の状態を示す。なお、図10(A)は素材Wの上面から見た平面図、図10(B)は側面図である。本実施例では、揺動点PをZ軸方向上方へ移動させた後に、基準軸CをX軸方向へ移動させた。このとき、工具軸Gの回転角度が3060°の時点で基準軸Cの移動を停止し、揺動点Pを元の位置に戻すため、加工面11sの接触範囲S3は、素材Wの成形対象領域Tをその縁部から圧縮加工する。
図11に示すように、基準軸Cの移動量が16mmになるまでこの動作を繰り返し行った。図11は、横軸を工具軸Gの回転角度(°)、縦軸を変位(基準軸Cおよび揺動点Pの変位はmm、揺動角は°)とし、以上説明した基準軸Cおよび揺動点Pの移動量ならびに揺動角の変化を示すグラフである。この一連の成形を素材Wに対して所定回繰り返し行うことで、深さ(Z方向)が3mmの直線状の溝を形成した。得られた成形体を図12に示す。基準軸Cの移動のタイミングを揺動点Pの位置および工具軸Gの回転角度に応じて制御することにより、バリの発生が抑制された。
本発明の揺動鍛造方法および揺動鍛造装置に用いられる鍛造工具の一例を示す側面図である。 本発明の揺動鍛造方法により素材に直線状の溝を形成する動作の説明図である。 本発明の揺動鍛造方法により素材に角形凹部を形成する動作の説明図である。 本発明の揺動鍛造方法により素材に円形凹部を形成する動作の説明図である。 本発明の揺動鍛造装置の一例を示す概略図であって、装置の主要部を示す。 実施例1の揺動鍛造方法を示す説明図であって、基準軸の移動開始および移動停止の状態を示す。 実施例1において、工具軸Gの回転角度(°)に対する、基準軸C、揺動点Pおよび揺動角の変位を示すグラフである。 実施例1の揺動鍛造方法により加工された成形体の外観を示す図面代用写真である。 実施例1の揺動鍛造方法において、基準軸の移動のタイミングを変更して加工した成形体の外観を示す図面代用写真である。 実施例2の揺動鍛造方法を示す説明図であって、基準軸および揺動点の移動開始および移動停止の状態を示す。 実施例2において、工具軸Gの回転角度(°)に対する、基準軸C、揺動点Pおよび揺動角の変位を示すグラフである。 実施例2の揺動鍛造方法により加工された成形体の外観を示す図面代用写真である。
符号の説明
C:基準軸
10:鍛造工具
11:先端部 11s:加工面 G:工具軸 P:揺動点
20:素材保持手段 2、2’、21:ステージ
30:揺動成形手段
40:基準軸送り手段
50:軸方向送り手段

Claims (9)

  1. 基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する揺動鍛造方法であって、
    前記鍛造工具を揺動させて前記素材を成形する揺動成形工程と、
    前記揺動成形工程と協調して前記基準軸を移動させる基準軸送り工程と、
    を含むことを特徴とする鍛造方法。
  2. さらに、前記基準軸と前記工具軸とが交差する揺動点を該基準軸に沿って移動させる軸方向送り工程を含む請求項1記載の揺動鍛造方法。
  3. 前記基準軸送り工程は、前記揺動成形工程において前記鍛造工具と前記素材との接触位置が前記基準軸の送り方向よりも後方にあるときに、該基準軸を該送り方向に移動させる工程である請求項1記載の揺動鍛造方法。
  4. 前記基準軸送り工程は、前記軸方向送り工程において前記揺動点を前記鍛造工具の加工面が前記素材の被加工面から離れる方向に移動させてから、該基準軸を移動させる工程である請求項2または3記載の揺動鍛造方法。
  5. 基準軸に対して傾斜させた鍛造工具の工具軸を揺動させて素材を成形する揺動鍛造装置であって、
    前記鍛造工具と、
    前記鍛造工具を揺動させて前記素材を成形する揺動成形手段と、
    前記揺動成形手段と協調して前記基準軸を移動させる基準軸送り手段と、
    を備えることを特徴とする揺動鍛造装置。
  6. さらに、前記基準軸と前記工具軸とが交差する揺動点を該基準軸に沿って移動させる軸方向送り手段を備える請求項5記載の揺動鍛造装置。
  7. 前記基準軸送り手段は、前記鍛造工具と前記素材との接触位置が前記基準軸の送り方向よりも後方にあるときに、該基準軸を該送り方向に移動させる請求項5記載の揺動鍛造装置。
  8. 前記基準軸送り手段は、前記軸方向送り手段により前記揺動点を前記鍛造工具の加工面が前記素材の被加工面から離れる方向に移動させてから、該基準軸を移動させる請求項6または7記載の揺動鍛造方法。
  9. 前記鍛造工具は、円錐形状の先端部をもつ請求項5記載の揺動鍛造装置。
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