JP2009218726A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時にたとえ通話ラインが一杯になっていたとしても、携帯親機へ緊急事態の報知を行うことができる集合住宅インターホンシステムを提供する。
【解決手段】制御機7の制御部71は、緊急信号を受信すると、通話ラインの使用状況を確認する。そして、通話ラインに空きがない場合、メモリ73に記憶されているメールデータをもとにして、どこの住戸でどのような異常があったのかに加え、通話ラインが使用できない旨が記載されたメールを作成するとともに、基地局52を介して作成したメールを携帯親機5、5・・へ送信するよう交換機6へ指令する。
【選択図】図1

Description

本発明は、緊急事態が発生しても管理者等へ確実に報知することができる集合住宅インターホンシステムに関するものである。
従来、集合住宅のエントランスに設置される玄関機と、各住戸に設置される居室端末と、管理室に設置される管理室親機とを通話可能に接続してなる集合住宅インターホンシステムにおいて、通話機能を有する携帯親機を管理者に携帯させ、管理者が管理室から外出している場合であっても、玄関機や居室端末から携帯親機を呼び出すことで緊急事態等を知らせることができるようにしたもの(たとえば、特許文献1)がある。
特開平9−233202号公報
一般的な集合住宅インターホンシステムにおいて、通話ラインは2ライン程度しか用意されていないため、緊急時に、他の居室端末同士の通話等により通話ラインが既に一杯になっているケースも考えられる。したがって、上記従来の集合住宅インターホンシステムにあっては、緊急時に通話ラインが一杯になっていると、携帯親機の呼び出しを行うことができない、すなわち携帯親機へは緊急事態の報知を行うことができないという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、緊急時にたとえ通話ラインが一杯になっていたとしても、携帯親機へ緊急事態の報知を行うことができる集合住宅インターホンシステムを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出すための玄関機と、各住戸に設置されて玄関機からの呼び出しに応答するための居室端末と、管理室に設置されて玄関機及び居室端末と通話可能な管理室親機と、管理者に携行されて居室端末と通話可能な携帯親機と、各機器間の通信を制御する制御機と、制御機による指令のもと携帯親機を呼び出す等するための交換機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、居室端末に、住戸内での異常を検知する異常検知手段と、当該異常検知手段による検知にもとづいて制御機へ緊急信号を送信する緊急信号送信手段とを設ける一方、制御機に、玄関機、居室端末、管理室親機、及び携帯親機の間での通話ラインを切り替える音声切替器と、緊急信号を受信する緊急信号受信手段と、携帯親機へ送信するメールの内容となるメールデータが記憶された記憶部と、自身の動作を制御する制御部とを設け、制御機は、緊急信号を受信すると、通話ラインに空きがあるか否かを判断し、通話ラインに空きがない場合には、メールデータにもとづいて緊急信号を受信した旨を記載したメールを作成し、交換機に対して作成したメールの携帯親機への送信を指令することを特徴とする。
この構成により、制御機が緊急信号を受信した際に、たとえ通話ラインに空きがない状態であったとしても、住戸で異常があった旨が記載されたメールを作成し、当該メールを携帯親機へ送信する。したがって、従来の如く、通話ラインが一杯であるがために携帯親機を呼び出すことができず、緊急事態の報知を行うことができないといったことがなく、携帯親機を所持している管理者等に緊急事態を確実に報知することができ、緊急時において迅速な対応が可能な集合住宅インターホンシステムとすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、居室端末に、異常検知手段が複数種類設けられ、緊急信号送信手段は、各異常検知手段毎に異なる緊急信号を送信する一方、制御機では、緊急信号毎に優先順位を設けており、制御機は、緊急信号を受信した際、当該緊急信号を記憶部に記憶するとともに、通話ラインに空きがない場合、当該緊急信号以外の緊急信号が既に記憶部に記憶されているか否かを判断し、他の緊急信号が記憶されている場合には、今回受信した緊急信号と他の緊急信号との優先順位を比較し、今回受信した緊急信号の方が優先順位が高い場合にのみ、メールを作成するとともに、交換機へ当該メールの送信を指令することを特徴とする。
この構成によれば、制御機において緊急信号の優先順位を定めており、緊急信号を受信した際、当該緊急信号を記憶部に記憶するとともに、通話ラインに空きがない場合、当該緊急信号以外の緊急信号が既に記憶部に記憶されているか否かを判断し、他の緊急信号が記憶されている場合には、今回受信した緊急信号と他の緊急信号との優先順位を比較し、今回受信した緊急信号の方が優先順位が高い場合にのみ、メールを作成するとともに、交換機へ当該メールの送信を指令する。したがって、たとえば火災等の優先順位の高い緊急信号に係るメールが優先順位の低い緊急信号に係るメールにまぎれるようなことがなく、優先度のより高い緊急状態を確実に報知することができ、緊急時に対する信頼性の高い集合住宅インターホンシステムとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、居室端末に、異常検知手段が複数種類設けられ、緊急信号送信手段は、各異常検知手段毎に異なる緊急信号を送信する一方、制御機は、緊急信号を受信した際に通話ラインに空きがなく、受信した緊急信号が所定の緊急信号である場合にのみ、メールを作成するとともに、交換機へ当該メールの送信を指令することを特徴とする。
この構成によれば、制御機が緊急信号を受信した際に、通話ラインに空きがなく、受信した緊急信号が所定の緊急信号である場合にのみ、メールを作成するとともに、交換機へ当該メールの送信を指令するため、たとえば比較的緊急度が高いと思われる火災や緊急ボタンの操作に起因する緊急信号についてのみメールの作成を行うようにすれば、当該メールが、たとえば機器故障等といった比較的緊急度の低いメールにまぎれるような事態を防止することができる。したがって、緊急度の高い異常事態を確実に報知することができ、緊急時に対する信頼性を向上することができる。
本発明によれば、制御機が緊急信号を受信すると、通話ラインに空きがあるか否かを判断し、通話ラインに空きがない場合には、メールデータにもとづいて緊急信号を受信した旨を記載したメールを作成し、交換機に対して作成したメールの携帯親機への送信を指令する。したがって、制御機が緊急信号を受信した際に、たとえ通話ラインに空きがない状態であったとしても、住戸で異常があった旨、及び通話ラインが使用できない旨が記載されたメールが作成され、当該メールが携帯親機へ送信されるため、従来の如く、通話ラインが一杯であるがために携帯親機を呼び出すことができず、緊急事態の報知を行うことができないといったことがなく、携帯親機を所持している管理者等に緊急事態を確実に報知することができ、緊急時において迅速な対応が可能な集合住宅インターホンシステムとすることができる。
以下、本発明の一実施形態となる集合住宅インターホンシステムについて、図面をもとに説明する。
図1は、集合住宅インターホンシステム1を示したブロック構成図である。
集合住宅インターホンシステム1は、集合住宅のエントランスに設置されて各住戸の居住者を呼び出すための玄関機2と、各住戸に設置されて玄関機2からの呼び出しに応答するための居室端末3、3・・と、管理室に設置されて玄関機2及び居室端末3、3・・と通話可能な管理室親機4と、管理者や介護人等に携帯されて玄関機2及び居室端末3、3・・と通話可能な携帯親機5、5・・と、当該携帯親機5、5・・の呼び出し等を行うための交換機6と、各機器間の通信を制御する制御機7とからなる。そして、制御機7と玄関機2及び管理室親機4とは伝送路L1を介して、制御機7と居室端末3、3・・とは伝送路L2を介して、制御機7と交換機6とは伝送路L3を介して接続されており、伝送路L1、L2、L3には、通話・映像ラインが2ラインと各機器間で各種信号(たとえば緊急信号)を伝えるための複数の信号ラインとが設けられている。
玄関機2は、玄関機2を制御する玄関機CPU10と、来訪者が居住者を呼び出すために操作するテンキー等を備えた操作部11と、来訪者等を撮像するためのカメラ12と、当該カメラ12が撮像した映像を居室端末3や管理室親機4へ送信するための映像回路13と、スピーカ14やマイク15、音声回路16等からなる通話部と、玄関機2を伝送路L1に接続するためのインターフェース17とを備えている。
居室端末3は、居室端末3を制御する居室機CPU20と、玄関機2からの呼び出しに応答したり居室端末3自身の設定をしたりするための操作部21と、映像を表示するためのモニター22と、玄関機2から送信されてきた映像をモニター22へ表示可能に復調するための映像回路23と、スピーカ24やマイク25、音声回路26等からなる通話部と、居室端末3を伝送路L2に接続するためのインターフェース27とを備えている。また、居室端末3には、トイレやバス等に設置されて居住者が緊急時に操作する緊急ボタン31、天井等に設置されて煙の有無を感知する煙感知器32、及び居住者の有無を検知する人体センサ33が、居室端末3に設けられたセンサインターフェース34を介して接続されている。そして、緊急ボタン31が操作されたり、煙感知器32や人体センサ33により異常が検知された場合には、伝送路L2を介して後述する制御機7へ緊急信号を送信するようになっている。また、居室機CPU20によって煙感知器32や人体センサ33の断線等が検出された場合にも、機器故障が発生しているとして、伝送路L2を介し制御機7へ緊急信号を送信するようになっている。
管理室親機4は、管理室親機4を制御する管理機CPU40と、居室端末3を呼び出したり応答したりするために操作するテンキー等を備えた操作部41と、映像を表示するためのモニター42と、モニター42に映像を表示するための映像回路43と、スピーカ44やマイク45、音声回路46等からなる通話部と、管理室親機4を伝送路L1に接続するためのインターフェース47とを備えている。また、管理室親機4は、居室端末3からの緊急信号をうけて点灯する点灯部48と、点灯部48を点灯/消灯するための点灯回路49とを備えている。
携帯親機5は、通話機能やメールの送受信機能を有するとともにメールの内容等を表示する表示画面51を備えた所謂携帯電話であって、基地局52及び交換機6を介して制御機7と通信(呼び出し及びメールの送信)可能に接続されている。
交換機6は、伝送路L3を介して制御機7と接続されており、制御機7からの指令にもとづき、基地局52へ携帯親機5の呼び出しや携帯親機5へのメールの送信を指令する。
制御機7は、伝送路L1〜L3の接続動作や自身の動作を制御する制御部71と、玄関機2、居室端末3、3・・、管理室親機4、及び携帯親機5、5・・における通話ラインの切り替えを行う音声切替器72と、メモリ73と、制御機7を伝送路L1に接続するための第1インターフェース74と、制御機7を伝送路L2に接続するための第2インターフェース75と、制御機7を伝送路L3に接続するための第3インターフェース76とを備えている。そして、メモリ73には、後述の如くして携帯親機5へメールを送信する際に、当該メールに記載する内容(メールデータと称す)が記憶されているとともに、緊急信号に優先順位を設けており、本実施例では煙感知器32、緊急ボタン31、人体センサ33、機器故障の順で優先順位が低くなるように記憶している。また、メモリ73には、各居室端末3から送信されてきた緊急信号が一時的に記憶され、当該一時的に記憶された緊急信号は、後述するように、管理室親機4による復旧操作をもって消去される。
ここで、上記構成の集合住宅インターホンシステム1における各種動作について説明する。
まず、集合住宅インターホンシステム1での通常時の動作について説明する。来訪者により玄関機2の操作部11が操作されると、当該操作をうけて制御機7の制御部71が通話ラインの使用状況を確認し、通話ラインに空きがある場合には当該操作に応じた居室端末3の呼び出しを許容する(つまり、居室端末3が呼び出される)。そして、居住者が居室端末3の応答ボタン(操作部21)を操作すると、制御部71は音声切替器72により通話ラインを接続して、玄関機2と居室端末3との間で通話を可能とする。また、カメラ12による撮像動作が行われ、呼び出された居室端末3のモニター22に映像が表示される。
また、集合住宅インターホンシステム1では、玄関機2と居室端末3との間のみではなく、居室端末3、3同士や居室端末3と管理室親機4又は携帯親機5との間でも通話が可能となっている。つまり、通話ラインに空きがあると、一の居室端末3の操作部21の操作により他の居室端末3や管理室親機4又は携帯親機5の呼び出しが可能であり、呼び出された側が応答操作することで、制御部71が音声切替器72による切り替え動作を制御し、両者間で通話が可能となるように通話ラインが接続される。
尚、居室端末3で通話終了ボタン(操作部21)が操作されると、制御部71は音声切替器72により接続していた通話ラインを切断する。また、玄関機2や居室端末3において呼び出し操作がされた際、既に通話ラインがどちらも使用されていると、制御部71は当該呼び出し操作を無効とする(すなわち、呼び出し対象での呼び出し動作は行われない)。
次に、集合住宅インターホンシステム1での緊急時の動作について説明する。
トイレにおいて居住者が体調が悪くなる等して緊急ボタン31が操作される(異常検知手段による異常の検知)と、居室端末3から制御機7へ緊急信号が送信される。また、住戸内で火災等に起因して煙が発生すると、煙感知器32により当該煙が感知され(異常検知手段による異常の検知)、上記同様に居室端末3から制御機7へ緊急信号が送信される。さらに、人体センサ33により所定時間(たとえば48時間)にわたって居住者が検知されない場合(異常検知手段による異常の検知)にも、上記同様、居室端末3から制御機7へ緊急信号が送信される。加えて、居室機CPU20により煙感知器32や人体センサ33の断線等が検出された場合(異常検知手段による異常の検知)にも、上記同様、居室端末3から制御機7へ緊急信号が送信される。尚、緊急信号には、当該緊急信号を送信した居室端末3がどの住戸に設置されているものであるのか及び内容(緊急ボタン31が操作されたのか或いは煙感知器32が動作したのか等)が含まれている。
制御機7の制御部71は、上記緊急信号を受信すると、当該緊急信号を一旦メモリ73に記憶するとともに、通話ラインの使用状況を確認する。そして、通話ラインに空きがある場合には、管理室親機4を呼び出し、管理室親機4側での応答ボタン(操作部41)の操作に応じて、音声切替器72により管理室親機4と緊急信号が送信された居室端末3との間での通話を可能とする。また、制御機7は、当該管理室親機4の呼び出しとともに、管理室親機4へ第1緊急指令信号を送信する。そして、管理室親機4では、当該第1緊急指令信号を受信すると、管理機CPU40による制御のもと、点灯回路49を介して点灯部48を点灯させ、どこの住戸でどのような異常があったのかを報知するとともに、管理者により応答ボタンが操作される又は後述するように管理者が携帯親機5で応答するまでの間、音声回路46を介してスピーカ44から警報音を報音させるといった緊急呼出動作を実行する。
尚、点灯部48による異常の報知等は、管理室親機4での操作(たとえば操作部41による解除操作)によって解除となる。
また、制御機7の制御部71は、上記緊急信号の受信時に通話ラインに空きがある場合、交換機6に対して基地局52を介して携帯親機5、5・・を呼び出す(着信させる)よう指令するとともに、携帯親機5側での通話ボタンの操作に応じて、音声切替器72により携帯親機5と緊急信号が送信された居室端末3との間での通話を可能とする。
尚、制御部71は、携帯親機5を呼び出すに際し、図2(a)に示す如くどこの住戸(図2(a)における「101」であって、101号室を示す)でどのような異常があったのか(図2(a)における「緊急呼出」であって、緊急ボタン31が操作されたことを示す)を着信時から終話までの間にかけて表示画面51に表示するように交換機6へ指令する。
一方、既に通話ラインがどちらも使用されていた場合、制御部71は、管理室親機4に対して第2緊急指令信号の送信のみを行い、管理室親機4の呼び出しは行わない。そして、管理室親機4では、第2緊急指令信号に応じて、点灯回路49を介して点灯部48を点灯させ、どこの住戸でどのような異常があったのかを報知するといった緊急報知動作を実行する。
さらに、制御部71は、既に通話ラインがどちらも使用されていた場合、今回受信しメモリ73に新たに記憶した緊急信号以外の緊急信号が既にメモリ73に記憶されているか否かを判断する。そして、他の緊急信号が記憶されていない場合、メモリ73に記憶されているメールデータをもとにして、どこの住戸でどのような異常があったのかに加え、通話ラインが使用できない旨が記載されたメール(図2(b)に示す)を作成するとともに、基地局52を介して作成したメールを携帯親機5、5・・へ送信するよう交換機6へ指令する。
また、上記判断の結果、他の緊急信号が記憶されていた場合、制御部71は、今回受信しメモリ73に新たに記憶した緊急信号と既に記憶されている緊急信号との優先順位を比較する。そして、今回受信した緊急信号の方が、既に記憶されている緊急信号よりも優先順位が高いと、上記同様、図2(b)に示すようなメールを作成し、基地局52を介して作成したメールを携帯親機5、5・・へ送信するよう交換機6へ指令する。したがって、たとえば緊急ボタン31の操作に起因した緊急信号が既にメモリ73に記憶されている状態で、煙感知器32の動作に起因した緊急信号を受信した場合には、煙感知器32の動作に起因した緊急信号の方が緊急ボタン31の操作に起因した緊急信号に比べて優先順位が高いため、メールの作成等を行う。
一方、今回受信した緊急信号の方が既に記憶されている緊急信号よりも優先順位が低いと、メールの作成等を行わない。したがって、たとえば緊急ボタン31の操作に起因した緊急信号が既にメモリ73に記憶されている状態で、機器故障の検出に起因した緊急信号を受信した場合には、機器故障の検出に起因した緊急信号の方が緊急ボタン31の操作に起因した緊急信号に比べて優先順位が低いため、メールの作成等を行わない。
そして、制御部71は、たとえば操作部41の操作等による管理室親機4での復旧操作に応じて、メモリ73に記憶している緊急信号のうち復旧に係る緊急信号を消去するとともに、残りの緊急信号の中から最も優先順位が高い緊急信号について、上記同様のメールを作成する(尚、受信した順番等の関係で、既にメールの送信を行っている場合、メールの作成は行わない)とともに、当該メールの携帯親機5、5・・への送信を交換機6へ指令する。
以上のように構成される集合住宅インターホンシステム1によれば、制御機7が緊急信号を受信した際に、たとえ通話ラインに空きがない状態であったとしても、どこの住戸でどのような異常があったのかに加え、通話ラインが使用できない旨が記載されたメールを作成し、当該メールを携帯親機5へ送信する。したがって、従来の如く、通話ラインが一杯であるがために携帯親機5を呼び出すことができず、緊急事態の報知を行うことができないといったことがなく、携帯親機5を所持している管理者等に緊急事態を確実に報知することができ、緊急時において迅速な対応が可能な集合住宅インターホンシステム1とすることができる。
また、制御機7において緊急信号の優先順位が定められており、制御機7が、通話ラインに空きがない状態において、優先順位の異なる複数の緊急信号を受信した際、既にメモリ73に記憶された緊急信号と比較して優先順位の低い緊急信号であった場合は、メールの作成等を行わない。したがって、火災等の優先順位の高い緊急信号に係るメールが機器故障等の優先順位の低い緊急信号に係るメールにまぎれるようなことがなく、より優先度の高い緊急状態を確実に報知することができ、緊急時に対する信頼性の高い集合住宅インターホンシステム1とすることができる。
なお、本発明に係る集合住宅インターホンシステムは、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、玄関機2、居室端末3、管理室親機4、携帯親機5、及び制御機7に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、緊急信号の種類に優先順位を設けており、通話ラインが一杯の状態において複数の緊急信号を受信した際、優先順位の高い緊急信号から順にメールを作成し送信する構成を採用しているが、当該構成に代えて、緊急信号の種類に応じてメールの作成の有無を決定するような構成としてもよい。つまり、制御部71は、通話ラインに空きがない状態において緊急信号を受信した際、緊急信号が煙感知器32の動作に起因する緊急信号、緊急ボタン31の操作に起因する緊急信号、及び人体センサ33の検知に起因する緊急信号の何れかであるとメールの作成及びメールの送信を指令する一方、機器故障に起因する緊急信号であるとメールの作成等を行わない構成としてもよい。
このような構成を採用しても、比較的緊急度が高いと思われる火災や緊急ボタンの操作を報知するメールが、比較的緊急度の低い機器故障を報知するメールにまぎれるような事態を防止することができる。したがって、緊急度の高い異常事態を確実に報知することができ、緊急時に対する信頼性を向上することができる。
また、異常検知手段は上記実施形態に記載の緊急ボタン31、煙感知器32、及び人体センサ33に何ら限定されることはなく、居室端末3自体に非常呼出用ボタン(異常検知手段)を設け、当該非常呼出用ボタンが操作された際(異常検知手段による異常の検知)にも緊急信号が送信されるようにしてもよいし、各住戸の窓や玄関に人体検知センサ(異常検知手段)を設け、所定の設定状態において人体検知センサにより人体が検知された場合(異常検知手段による異常の検知)にも緊急信号が送信されるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、緊急信号が送信され、通話ラインに空きがある場合、携帯親機5と居室端末3とを通話可能に接続する構成としているが、各住戸に居室端末3とは別に天井スピーカや天井マイクを設置し、緊急時には、当該天井スピーカや天井マイクを介して通話可能に接続されるように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、通話ラインに空きがあるか否かに拘わらず、管理室親機4では同様の報知を行うように構成しているが、通話ラインが一杯である場合には、管理室親機4のモニターにその旨表示するように構成してもよい。さらに、モード切替スイッチ等を管理室親機4に設け、管理者等が管理室から外出する場合にのみ携帯親機5へ着信やメール送信がなされるように構成してもよい。
加えて、通話ラインの数や居室端末3、3同士での通話の可/不可、緊急信号の優先順位や、メールデータの内容等について、適宜変更設定可能であることは言うまでもない。
集合住宅インターホンシステムを示したブロック構成図である。 携帯親機の表示画面における各種表示態様を示した説明図である。
符号の説明
1・・集合住宅インターホンシステム、2・・玄関機、3・・居室端末、4・・管理室親機、5・・携帯親機、6・・交換機、7・・制御機、20・・居室機CPU(緊急信号送信手段、異常検知手段)、21・・操作部、24・・スピーカ、25・・マイク、26・・音声回路、27・・インターフェース(緊急信号送信手段)、31・・緊急ボタン(異常検知手段)、32・・煙感知器(異常検知手段)、33・・人体センサ(異常検知手段)、34・・センサインターフェース、51・・表示画面、71・・制御部(緊急信号受信手段を含む)、72・・音声切替器、73・・メモリ(記憶部)、74・・第1インターフェース、75・・第2インターフェース(緊急信号受信手段)、76・・第3インターフェース。

Claims (3)

  1. 集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出すための玄関機と、各住戸に設置されて前記玄関機からの呼び出しに応答するための居室端末と、管理室に設置されて前記玄関機及び前記居室端末と通話可能な管理室親機と、管理者に携行されて前記居室端末と通話可能な携帯親機と、各機器間の通信を制御する制御機と、前記制御機による指令のもと前記携帯親機を呼び出す等するための交換機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
    前記居室端末に、住戸内での異常を検知する異常検知手段と、当該異常検知手段による検知にもとづいて前記制御機へ緊急信号を送信する緊急信号送信手段とを設ける一方、
    前記制御機に、前記玄関機、前記居室端末、前記管理室親機、及び前記携帯親機の間での通話ラインを切り替える音声切替器と、前記緊急信号を受信する緊急信号受信手段と、前記携帯親機へ送信するメールの内容となるメールデータが記憶された記憶部と、自身の動作を制御する制御部とを設け、
    前記制御機は、前記緊急信号を受信すると、前記通話ラインに空きがあるか否かを判断し、前記通話ラインに空きがない場合には、前記メールデータにもとづいて前記緊急信号を受信した旨を記載したメールを作成し、前記交換機に対して作成したメールの前記携帯親機への送信を指令することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 前記居室端末に、前記異常検知手段が複数種類設けられ、前記緊急信号送信手段は、各異常検知手段毎に異なる緊急信号を送信する一方、
    前記制御機では、前記緊急信号毎に優先順位を設けており、
    前記制御機は、前記緊急信号を受信した際、当該緊急信号を前記記憶部に記憶するとともに、前記通話ラインに空きがない場合、当該緊急信号以外の緊急信号が既に記憶部に記憶されているか否かを判断し、他の緊急信号が記憶されている場合には、今回受信した緊急信号と他の緊急信号との優先順位を比較し、今回受信した前記緊急信号の方が優先順位が高い場合にのみ、前記メールを作成するとともに、前記交換機へ当該メールの送信を指令することを特徴とする請求項1に記載の集合住宅インターホンシステム。
  3. 前記居室端末に、前記異常検知手段が複数種類設けられ、前記緊急信号送信手段は、各異常検知手段毎に異なる緊急信号を送信する一方、
    前記制御機は、前記緊急信号を受信した際に前記通話ラインに空きがなく、受信した緊急信号が所定の緊急信号である場合にのみ、前記メールを作成するとともに、前記交換機へ当該メールの送信を指令することを特徴とする請求項1に記載の集合住宅インターホンシステム。
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