JP2009218043A - シールド電線付きコネクタ端子、並びにシールド電線付きコネクタ端子の製造方法 - Google Patents

シールド電線付きコネクタ端子、並びにシールド電線付きコネクタ端子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コネクタ端子の内部でのインピーダンスの乱れを無くして、高周波特性を向上させることができ、加えて、シールド端子及び絶縁部材の構造の簡素化を図って、これらの部品の製造コストを低減する。
【解決手段】シールド電線付きコネクタ端子20では、長手方向の、円筒部23cの中間部に、一対のスリット31,32が円筒部23cの周方向に沿って且つ長手方向で互いに離間するように形成され、一対のスリット31,32を長手方向に沿って架け渡すように切れ目部23dが形成され、一対のスリット31,32及び切れ目部23dにより円筒部23cの中間部に絶縁部材加締部34,35が形成される。これにより、円筒部23cに設けられた絶縁部材加締部34,35が、所定の工具により円筒部23cの内側に曲げられ、絶縁部材25の外周面の一部に食い込む。このため、シールド端子23の円筒部23cに装着される絶縁部材25は、円筒部23c内に固定されることになる。
【選択図】図5

Description

本発明は、相手方端子の接続に使用されるシールド電線付きコネクタ端子に関し、特に、部品形状を簡素にしながらも、端子本体の内部でのインピーダンスの乱れを無くして、高周波特性を向上させることのできるシールド電線付きコネクタ端子に関する。
図6は従来のシールド電線付きコネクタ端子の分解斜視図であり、図7は図6に示したシールド電線付きコネクタ端子の組立状態の縦断面図である。
なお、ここに示したシールド電線付きコネクタ端子101は、下記特許文献1に開示された構成のものであり、またシールド電線の一種である同軸ケーブル1を相手方端子(不図示)にコネクタ接続するために、この同軸ケーブル1の一端部に端子本体103が接続された構成になっている。
同軸ケーブル1は、図6に示すように、内部導体である中心導体(芯線)11と、この中心導体11の外周面を包囲しながらこの中心導体11の長手方向に延長する絶縁物(内部被覆)13と、シールド部材としてこの絶縁物13の外周面を包囲しながらその長手方向に延長する外部導体15と、この外部導体15の外周面を包囲しながらその長手方向に延長する絶縁外皮(外部被覆)17と、を備えて構成されている。そして、その長手方向の一端部(先端部)において、中心導体11、絶縁物13、外部導体15、及び絶縁外皮17のそれぞれの一端部が露出されている。
一方、端子本体103は、図6に示すように、一端部に中心導体加締部111aを有して同軸ケーブル1の一端部で中心導体11に電気的に接続された、相手方端子に中心導体11を電気的に接続するための導通性金属製の中心導体導通端子(芯線導通端子:一般的に「中心コンタクト」と呼ばれる)111と、この中心導体導通端子111が中心導体11に電気的に接続した状態でこの中心導体11と伴に貫通し且つ係止される貫通孔115aが形成された絶縁部材(絶縁部材:例えば、ポリエチレン等による発泡誘電体)115と、この絶縁部材115に外嵌し且つ中心導体導通端子111の周囲を包囲しながらこの中心導体導通端子111を、絶縁部材115を介して支持する円筒部113cが一端部に設けられ、同軸ケーブル1の一端部で外部導体15を加締めるための外部導体加締部(シールド部材加締部)113a及び絶縁外皮17を加締めるための絶縁外皮加締部(外部被覆加締部)113bが他端部で連設され、且つこの外部導体15に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子113と、備えている。
なお、同軸ケーブル1の一端部で露出された中心導体11と中心導体導通端子111との接続部、即ち中心導体11の加締め状態にある中心導体加締部111aは、その外周を熱収縮性チューブ117により密着状態で覆われており、また絶縁部材115により、シールド端子113内に挿入された中心導体導通端子111とシールド端子113の間に所定の誘電率が確保されることになる。
このとき、シールド端子113の円筒部113cに装着される絶縁部材115は、円筒部113cから脱落しないように、円筒部113c内に確実に固定される必要がある。
そこで、従来では、絶縁部材115の外周部に、前方(図中左方)への移動を規制するための段部115b(図6参照)と、後方(図中右方)への移動を規制するための段部115c(図7参照)とが設けられおり、これに対応して、円筒部113cの内周面には、それぞれの段部115b,115cに係止して絶縁部材115の移動を規制するための係止片113dが設けられている。
なお、図7は、円筒部113cの内周面に設けられた係止片113dが、絶縁部材115の段部115cに係止して、絶縁部材115の後方への移動が規制されている状態を示している。
特開2006−24499号公報
しかしながら、シールド端子113内での絶縁部材115の移動を規制するために、絶縁部材115の外周に段部115b,115cを形成し、加えて、シールド端子113の内周面に段部115b,115cに対応した係止片113dが設けられた従来のシールド電線付きコネクタ端子101では、この段部115b,115c、及び係止片113dがインピーダンスの乱れを招き、これにより、接続される同軸ケーブル1の高周波特性を低下させてしまっていた。
さらに、段部115b,115c、及び係止片113d等の形成のために、シールド端子113、及び絶縁部材115の構造が複雑化し、これらの部品の製造コストの増大を招いていた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタ端子の内部でのインピーダンスの乱れを無くして、高周波特性を向上させることができ、加えて、シールド端子及び絶縁部材の構造の簡素化を図って、これらの部品の製造コストを低減することのできるシールド電線付きコネクタ端子、並びにシールド電線付きコネクタ端子の製造方法を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内部導体である芯線と、当該芯線の外周面を包囲しながら当該芯線の長手方向に延長する内部被覆と、当該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長するシールド部材と、当該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を備え且つ前記長手方向の一端部において、前記芯線、前記内部被覆、及び前記シールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線と、
当該シールド電線の前記一端部に取り付けられた導電性金属製の端子本体と、
を備えたシールド電線付きコネクタ端子であって、
前記端子本体は、
前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属製の芯線導通端子と、
当該芯線導通端子が前記芯線に電気的に接続した状態で当該芯線と伴に貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
当該絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子の周囲を包囲しながら前記芯線導通端子を、前記絶縁部材を介して支持する円筒部が一端部に設けられ、前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めるシールド部材加締部が他端部に設けられ、且つ前記シールド部材に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子と、
を有し、そして
前記長手方向の、前記円筒部の中間部には、一対のスリットが当該円筒部の周方向に沿って且つ前記長手方向で互いに離間するように形成され、当該一対のスリットを当該長手方向に沿って架け渡すように切れ目部が形成され、
当該一対のスリット及び当該切れ目部により前記円筒部の中間部に絶縁部材加締部が形成されており、そして
当該絶縁部材加締部は、前記絶縁部材を前記円筒部内に固定するように、前記円筒部の内側に曲げられている
ことを特徴とするシールド電線付きコネクタ端子。
(2) 前記シールド端子は、所定の形状を有した板材が内側に曲げられることにより成形されており、前記切れ目部は、当該板材の両縁部に位置する側面が対峙するように配置されることで形成されている
ことを特徴とする上記(1)のシールド電線付きコネクタ端子。
(3) 内部導体である芯線と、当該芯線の外周面を包囲しながら当該芯線の長手方向に延長する内部被覆と、当該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長するシールド部材と、当該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を備え、且つ前記長手方向の一端部において、前記芯線、前記内部被覆、及び前記シールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線を用意するシールド電線用意工程と、
前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属製の芯線導通端子と、
当該芯線導通端子が前記芯線に電気的に接続した状態で当該芯線と伴に貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
当該絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子の周囲を包囲しながら前記芯線導通端子を、前記絶縁部材を介して支持する円筒部が一端部に設けられ、前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めるシールド部材加締部が他端部に設けられ、且つ前記シールド部材に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子と、
を有し、そして
前記長手方向の、前記円筒部の中間部には、一対のスリットが当該円筒部の周方向に沿って且つ前記長手方向で互いに離間するように形成され、当該一対のスリットを当該長手方向に沿って架け渡すように切れ目部が形成され、当該一対のスリット及び当該切れ目部により絶縁部材加締部が形成されている端子本体を用意する端子本体用意工程と、
前記シールド電線の前記一端部で露出された前記芯線に前記芯線導通端子を導通接続する芯線導通端子接続工程と、
前記シールド端子の前記円筒部内に前記絶縁部材を挿入する絶縁部材挿入工程と、
前記芯線導通端子接続工程により前記シールド電線の前記一端部に接続された前記芯線導通端子を、当該絶縁部材挿入工程により前記絶縁部材が装着された前記シールド端子の内部に挿入して、前記絶縁部材の貫通孔に当該芯線導通端子を係止すると共に、前記シールド電線の前記一端部で露出された前記シールド部材を前記シールド端子の前記シールド部材加締部に配置する芯線導通端子挿入工程と、
当該芯線導通端子挿入工程により得られた組上状態において、前記端子本体の前記絶縁部材加締部と前記シールド部材加締部とを同時に、所定の工具を用いて前記シールド端子の内側に曲げて加締める加締工程と、
を備える
ことを特徴とするシールド電線付きコネクタ端子の製造方法。
上記(1)の構成によれば、長手方向の、円筒部の中間部に、一対のスリットが円筒部の周方向に沿って且つ長手方向で互いに離間するように形成され、一対のスリットを長手方向に沿って架け渡すように切れ目部が形成され、一対のスリット及び切れ目部により円筒部の中間部に絶縁部材加締部が形成される。これにより、円筒部に設けられた絶縁部材加締部が、所定の工具により円筒部の内側に曲げられ、絶縁部材の外周面の一部に食い込む。このため、絶縁部材加締部は、円筒部の内側に曲げられており、シールド端子の円筒部に装着される絶縁部材は、円筒部内に固定されることになる。即ち、絶縁部材自体には、円筒部からの抜け止めを防止するための段部を形成する必要なく、加えて、シールド端子の円筒部においても、その内周面に係止片等を突出形成する必要がない。このため、絶縁部材の外周面に段部が不要になり、また、シールド端子の円筒部の内周面に抜け止めを防止するため係止片を突設する必要もなくなり、これらの部品を径方向における形状変化の少ない簡素な構造にすることができるため、シールド端子の内部での誘電体や導体の径方向における形状変化に起因するインピーダンスの乱れを防止でき、高周波特性の向上を図ることができる。また、シールド端子及び絶縁部材を簡素な構造にできるため、これらの部品の加工や成形が容易になり、これらの部品の製造コストを低減させることもできる。
上記(2)の構成によれば、シールド端子は、所定の形状を有した板材を内側に曲げることにより形成されており、切れ目部は、この板材の両縁部に位置する側面が対峙するように配置されることで形成されている。このため、切れ目部を新たに形成する必要がなくなり、即ち、プレス加工によりシールド端子を成形して、このとき形成される合わせ目(両側面が対峙配置される部分)を切れ目部として利用して、この合わせ目に交差するように一対のスリットを形成するだけで、容易に絶縁部材加締部を形成することができる。これにより、製造コストを低減することができる。
上記(3)の構成によれば、シールド端子の円筒部に形成された絶縁部材加締部の加締工程は、シールド端子のシールド部材加締部を加締める際に同時に行うため、専用の加締工程を追加する必要がなくなる。したがって、製造工程が増えることがなく、生産性を向上させることができる。
本発明によれば、コネクタ端子の内部でのインピーダンスの乱れを無くして、高周波特性を向上させることができ、加えて、シールド端子及び絶縁部材の構造の簡素化を図って、これらの部品の製造コストを低減することのできるシールド電線付きコネクタ端子、並びにシールド電線付きコネクタ端子の製造方法を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係るシールド電線付きコネクタ端子(以下、単にコネクタ端子ともいう。)の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態のシールド電線としては、芯線である中心導体が、内部被覆である絶縁物により被覆され、さらにこの絶縁物が、編組である外部導体(即ち、シールド部材)により覆われ、さらに外部導体が、外部からの衝撃などから内部を保護する絶縁外皮(即ち、外部被覆)により被覆された構造を有した同軸ケーブルを採用している。
ここで、図1は本発明に係るシールド電線付きコネクタ端子の一実施の形態の斜視図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図1に示したシールド端子の単体での側面図である。図4は図3のB矢視図である。図5は図1に示したシールド電線付きコネクタ端子の組み立て方法の説明図である。
コネクタ端子20は、シールド電線の一種である同軸ケーブル1を相手方端子(不図示)にコネクタ接続するために、この同軸ケーブル1の一端部に端子本体20aが接続された構成になっている。
同軸ケーブル1は、図6に示したものと略同一構造で良く、図5に示すように内部導体である中心導体(芯線)11と、この中心導体11の外周面を包囲しながらこの中心導体11の長手方向に延長する絶縁物(内部被覆)13と、シールド部材としてこの絶縁物13の外周面を包囲しながらその長手方向に延長する編組の外部導体15と、この外部導体15の外周面を包囲しながらその長手方向に延長する絶縁外皮(外部被覆)17と、を備えて構成されている。そして、その長手方向の一端部において、中心導体11、絶縁物13、外部導体15、及び絶縁外皮17のそれぞれの一端部が露出されている。
一方、端子本体20aは、所謂プラグ型端子(雄型コネクタ)であり、図5に示すように、一端部に中心導体加締部21aを有して同軸ケーブル1の一端部で中心導体11に電気的に接続された、相手方端子に中心導体11を電気的に接続するための導通性金属製の中心導体導通端子(芯線導通端子:一般的に「中心コンタクト」と呼ばれる)21と、この中心導体導通端子21が中心導体11に電気的に接続した状態でこの中心導体11と伴に貫通し且つ係止される貫通孔25aが形成された絶縁部材(絶縁部材:例えば、ポリエチレン等による発泡誘電体)25と、この絶縁部材25に外嵌し且つ中心導体導通端子21の周囲を包囲しながらこの中心導体導通端子21を、絶縁部材25を介して支持する円筒部23cが一端部に設けられ、同軸ケーブル1の一端部で外部導体15を加締めるための外部導体加締部(シールド部材加締部)23a及び絶縁外皮17を加締めるための絶縁外皮加締部(外部被覆加締部)23bが他端部で連設され、且つこの外部導体15に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子23と、を備えている。
なお、同軸ケーブル1の一端部で露出された中心導体11と中心導体導通端子21との接続部、即ち中心導体11の加締め状態にある中心導体加締部21aは、その外周を熱収縮性チューブ117により密着状態で覆われており、また絶縁部材25により、シールド端子23内に挿入された中心導体導通端子21とシールド端子23との間に所定の誘電率が確保されることになる。
また、シールド端子23は、加工後、前述した円筒部23c、外部導体加締部23a、及び絶縁外皮加締部23bを得るための所定の形状を有した板材を、例えばプレス加工により内側に曲げられることにより成形されており、この結果、この曲げられた板材の両縁部に位置する側面が対峙する(合わさる)ように配置されることで、円筒部23cが形成されることになる(図1及び図5参照)。また、このとき、この側面の合わせにより、円筒部23cには、長手方向にわたって1本の切れ目部23dが形成されることになる。
さらに、長手方向の、シールド端子23の円筒部23cの中間部には、この切れ目23dを跨ぐように1対のスリット31,32が、例えばパンチ加工により長手方向で互いに離間するように形成されている。即ち、切れ目部23dは、この一対のスリット31,32を長手方向に沿って架け渡しており、この一対のスリット31,32,及び切れ目部23dにより絶縁部材加締部34,35が円筒部23cの中間部に形成されることになる。そして、後述するように、絶縁部材加締部34,35は、絶縁部材25を円筒部23c内に固定するように、円筒部23cの内側に曲げられることになる。
シールド端子23の円筒部23cに装着される絶縁部材25は、図3に示すように、外周に段部のない単純な厚肉円筒構造に形成されており、図1等に示すように、シールド端子23に挿入された後、絶縁部材加締部34,35の加締めにより、円筒部23c内に固定されることになる。
次に、前述のように形成された、シールド端子23の円筒部23cの絶縁部材加締部34,35の加締めを行う方法について、図5を参照して、説明する。
まず、前述した、一端部において、中心導体11、絶縁物13、及び外部導体15のそれぞれが露出された同軸ケーブル1を用意する(即ち、シールド電線用意工程)と共に、前述した、中心導体導通端子21、絶縁部材25、シールド端子23を有した端子本体20aを用意する(即ち、端子本体用意工程)。
そして、同軸ケーブル1の一端部で露出された中心導体11に中心導体導通端子21を導通接続する中心導体導通端子接続工程(即ち、芯線導通端子接続工程)を実施して中心導体導通端子21が一端に接続された同軸ケーブル1を製造する。なお、このとき、中心導体加締部21aの外周を熱収縮性チューブ117により密着状態で覆う。
一方、シールド端子23の円筒部23c内に絶縁部材25を挿入する(即ち、絶縁部材挿入工程)。
次に、同軸ケーブル1の一端部に接続された中心導体導通端子21を、絶縁部材25が装着されたシールド端子23の内部に挿入して、絶縁部材25の貫通孔に中心導体導通端子21を係止すると共に、同軸ケーブル1の一端部で露出された外部導体15をシールド端子23の外部導体加締部23aに、そして絶縁外皮17をシールド端子23の絶縁外皮加締部23bに、それぞれ配置する{即ち、中心導体導通端子挿入工程(芯線導通端子挿入工程)}。
そして、この結果得られたコネクタ端子20の組上状態において、3つの加締用プレス型41,42,43を有してこれらが同時に協動するプレス機を用いて、絶縁部材加締部34,35、外部導体加締部23a、及び絶縁外皮23bを同時に、シールド端子23の内側に曲げて加締める。このとき、図5に示すように、加締用プレス型41,42が外部導体加締部23a及び絶縁外皮23bをそれぞれシールド端子23の内側に曲げ、加締用プレス型43が、絶縁部材加締部34,35をシールド端子23の内側に曲げることになる。
ここで、シールド端子23の内側に曲げられた絶縁部材加締部34,35は、図2に示すように、それぞれの先端部34a,35aが絶縁部材25の内部に食い込み、これにより絶縁部材25が円筒部23c内に確実に固定されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コネクタ端子20では、長手方向の、円筒部23cの中間部に、一対のスリット31,32が円筒部23cの周方向に沿って且つ長手方向で互いに離間するように形成され、一対のスリット31,32を長手方向に沿って架け渡すように切れ目部23dが形成され、一対のスリット31,32及び切れ目部23dにより円筒部23cの中間部に絶縁部材加締部34,35が形成される。これにより、円筒部23cに設けられた絶縁部材加締部34,35が、所定の工具により円筒部23cの内側に曲げられ、絶縁部材25の外周面の一部に食い込む。このため、シールド端子23の円筒部23cに装着される絶縁部材25は、円筒部23c内に固定されることになる。
即ち、絶縁部材25自体には、円筒部23cからの抜け止めを防止するための段部を形成する必要なく、加えて、シールド端子23の円筒部23cにおいても、その内周面に係止片等を突出形成する必要がない。このため、絶縁部材25の外周面に段部が不要になり、また、シールド端子23の円筒部23cの内周面に抜け止めを防止するため係止片を突設する必要もなくなり、これらの部品を径方向における形状変化の少ない簡素な構造にすることができるため、シールド端子23の内部での誘電体や導体の径方向における形状変化に起因するインピーダンスの乱れを防止でき、高周波特性の向上を図ることができる。また、シールド端子23及び絶縁部材25を簡素な構造にできるため、これらの部品の加工や成形が容易になり、これらの部品の製造コストを低減させることもできる。
また、本実施形態によれば、シールド端子23は、所定の形状を有した板材を内側に曲げることにより形成されており、切れ目部23dは、この板材の両縁部に位置する側面が対峙する(合わさる)ように配置されることで形成される。このため、切れ目部23dを新たに形成する必要がなくなり、即ち、プレス加工によりシールド端子23を成形して、このとき形成される合わせ目(両側面が対峙配置される部分)を切れ目部として利用して、この合わせ目に交差するように一対のスリット31,32を形成するだけで、容易に絶縁部材加締部34,35を形成することができる。これにより、製造コストを低減することができる。
さらに、本実施形態に係るコネクタ端子20の製造方法によれば、シールド端子23の円筒部23cに形成された絶縁部材加締部34,35の加締工程は、シールド端子23の外部導体加締部23a及び絶縁外皮加締分23bを加締める際に同時に行うため、専用の加締工程を追加する必要がなくなる。したがって、製造工程が増えることがなく、生産性を向上させることができる。
なお、本発明に係るコネクタ端子によりコネクタ接続される電線は、前述した実施形態に示した同軸ケーブルに限るものではなく、例えば、中心導体の他にシールド用の外部導体を備える各種の同軸ケーブル1にも応用可能である。例えば、前述した実施形態では、その絶縁物と絶縁外皮とに介在する外部導体として編組を備えたものを説明したが、これに限らず、外部導体は、編組の外周にアルミニウム箔、銅箔、等といった金属箔を更に巻きつけたもの、或いは絶縁物の外周に巻きつけられたアルミニウム箔、銅箔、等といった金属箔を更に有するものであってもよい。また、同軸ケーブルは、編組の代わりにスパイラル状のシールド線を備えたものであってもよい。
また、本発明に係るコネクタ端子は、前述の実施形態に示したプラグ型に限るものではなく、ジャック又はレセプタクル型のものにも適用することができる。
さらに、前述した実施形態では、シールド端子が板部材から成形されるとしたが、これに限らず、例えば金型等にてそのまま所望の形状を得るようにしてもよく、この場合には、切れ目部を、例えば別途パンチ等を用いて形成するようにしてもよい。
本発明に係るシールド電線付きコネクタ端子の一実施の形態の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1に示したシールド端子の単体での側面図である。 図3のB矢視図である。 図1に示したシールド電線付きコネクタ端子の組み立て方法の説明図である。 従来のシールド電線付きコネクタ端子の構成を示す分解斜視図である。 図6に示したシールド電線付きコネクタ端子の組立状態の縦断面図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル(シールド電線)
11 中心導体(芯線)
13 絶縁物(内部被覆)
15 外部導体(シールド部材)
17 絶縁外皮(外部被覆)
20 コネクタ端子(シールド電線付きコネクタ端子)
21 中心導体導通端子
21a 中心導体加締部
23 シールド端子
23a 外部導体加締部(シールド部材加締部)
23b 絶縁外皮加締部(外部被覆加締部)
23c 円筒部
23d 切れ目部
25 絶縁部材
25a 貫通孔
34,35 絶縁部材加締部

Claims (3)

  1. 内部導体である芯線と、当該芯線の外周面を包囲しながら当該芯線の長手方向に延長する内部被覆と、当該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長するシールド部材と、当該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を備え且つ前記長手方向の一端部において、前記芯線、前記内部被覆、及び前記シールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線と、
    当該シールド電線の前記一端部に取り付けられた導電性金属製の端子本体と、
    を備えたシールド電線付きコネクタ端子であって、
    前記端子本体は、
    前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属製の芯線導通端子と、
    当該芯線導通端子が前記芯線に電気的に接続した状態で当該芯線と伴に貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
    当該絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子の周囲を包囲しながら前記芯線導通端子を、前記絶縁部材を介して支持する円筒部が一端部に設けられ、前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めるシールド部材加締部が他端部に設けられ、且つ前記シールド部材に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子と、
    を有し、そして
    前記長手方向の、前記円筒部の中間部には、一対のスリットが当該円筒部の周方向に沿って且つ前記長手方向で互いに離間するように形成され、当該一対のスリットを当該長手方向に沿って架け渡すように切れ目部が形成され、
    当該一対のスリット及び当該切れ目部により前記円筒部の中間部に絶縁部材加締部が形成されており、そして
    当該絶縁部材加締部は、前記絶縁部材を前記円筒部内に固定するように、前記円筒部の内側に曲げられている
    ことを特徴とするシールド電線付きコネクタ端子。
  2. 前記シールド端子は、所定の形状を有した板材が内側に曲げられることにより成形されており、前記切れ目部は、当該板材の両縁部に位置する側面が対峙するように配置されることで形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド電線付きコネクタ端子。
  3. 内部導体である芯線と、当該芯線の外周面を包囲しながら当該芯線の長手方向に延長する内部被覆と、当該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長するシールド部材と、当該シールド部材の外周面を包囲しながら前記長手方向に延長する外部被覆と、を備え、且つ前記長手方向の一端部において、前記芯線、前記内部被覆、及び前記シールド部材それぞれの一端部が露出されたシールド電線を用意するシールド電線用意工程と、
    前記シールド電線の前記一端部で前記芯線に電気的に接続された、相手方端子に前記芯線を電気的に接続するための導電性金属製の芯線導通端子と、
    当該芯線導通端子が前記芯線に電気的に接続した状態で当該芯線と伴に貫通し且つ係止される貫通孔が形成された絶縁部材と、
    当該絶縁部材に外嵌し且つ前記芯線導通端子の周囲を包囲しながら前記芯線導通端子を、前記絶縁部材を介して支持する円筒部が一端部に設けられ、前記シールド電線の前記一端部で前記シールド部材を加締めるシールド部材加締部が他端部に設けられ、且つ前記シールド部材に電気的に接続される導電性金属製のシールド端子と、
    を有し、そして
    前記長手方向の、前記円筒部の中間部には、一対のスリットが当該円筒部の周方向に沿って且つ前記長手方向で互いに離間するように形成され、当該一対のスリットを当該長手方向に沿って架け渡すように切れ目部が形成され、当該一対のスリット及び当該切れ目部により絶縁部材加締部が形成されている端子本体を用意する端子本体用意工程と、
    前記シールド電線の前記一端部で露出された前記芯線に前記芯線導通端子を導通接続する芯線導通端子接続工程と、
    前記シールド端子の前記円筒部内に前記絶縁部材を挿入する絶縁部材挿入工程と、
    前記芯線導通端子接続工程により前記シールド電線の前記一端部に接続された前記芯線導通端子を、当該絶縁部材挿入工程により前記絶縁部材が装着された前記シールド端子の内部に挿入して、前記絶縁部材の貫通孔に当該芯線導通端子を係止すると共に、前記シールド電線の前記一端部で露出された前記シールド部材を前記シールド端子の前記シールド部材加締部に配置する芯線導通端子挿入工程と、
    当該芯線導通端子挿入工程により得られた組上状態において、前記端子本体の前記絶縁部材加締部と前記シールド部材加締部とを同時に、所定の工具を用いて前記シールド端子の内側に曲げて加締める加締工程と、
    を備える
    ことを特徴とするシールド電線付きコネクタ端子の製造方法。
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