JP2009216932A - 高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ - Google Patents

高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、高色濃度カラーフィルタの赤色着色層の欠陥を修正する際、修正された欠陥部が目視で発見されにくいような高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキを提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、少なくとも、着色剤と、反応性官能基を有するモノマーと、ポリマーと、溶剤とを含有する高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキであって、上記着色剤が、主顔料の赤色顔料に対し、調色用顔料として緑色顔料を用いたものであることを特徴とする高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキを提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えば液晶テレビ等に用いられる高色濃度カラーフィルタの赤色着色層の欠陥修正を行う高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキに関するものである。
例えば液晶表示素子用カラーフィルタなどのように、基板上にBk(黒)、R(赤)、G(緑)、B(青)の着色層を形成する場合には、製造工程中、あるいは材料中に存在する微小な異物などに起因して、ある程度の確率でパターン欠陥が生じる。パターン欠陥は、主として、微小な異物等の付着等に起因する黒欠陥と、白っぽく色が抜ける白欠陥(色抜け欠陥、あるいはパターン欠け欠陥)とに分類され、白欠陥は、黒欠陥部分の付着物が除去される際にも生じる。黒欠陥は、視覚的に黒っぽい点として認識されるだけでなく、突起がある欠陥のため、カラーフィルタをTFT基板と貼り合わせ表示パネルを組んだ際に、その突起がTFT基板にまで到達してしまい短絡を起こし、重大な製品不良の原因になり得る。白欠陥は、液晶表示素子を組み立て、表示した場合に、たとえそれが数十ミクロンの小さい欠陥でもピンホールのように光り、目立つため、避けるべき欠陥である。最近では液晶表示素子の大画面化に伴うパターン面積の増大に伴い、黒欠陥や白欠陥も生じやすくなってきており、そのような問題解決に対する重要度はますます増してきている。
また、近年では、例えばテレビ等に用いられる高NTSC比の高色濃度カラーフィルタの着色層の欠陥修正用インキの要請が高まっている。
欠陥部を生じても、歩留まりを向上させて生産性を損なわないために、特許文献1に示されるような部分的に欠陥部を修正する技術が確立されるようになった。この欠陥部修正装置は、黒欠陥部をレーザーで焼いて揮散させたり、白欠陥の色抜け部にカラー紫外線硬化性樹脂を塗布して、紫外線で硬化させるものである。
カラー紫外線硬化樹脂を塗布する手段としては、上記特許文献1のようにディスペンサによってペーストを必要量垂らす方法、インクジェットによる方法、または特許文献2に提示されているような、先端が平面を形成している針状物の先端にカラー紫外線硬化性樹脂を付着させ、それを欠陥部に押しつける手段等がある。この中で針状物により直接カラー紫外線硬化性樹脂を塗布する方法は、より微小な白欠陥に対応できるので好ましいとされている。
しかしながら、着色層を形成するために用いられるインキをそのまま用いても、うまく修正することはできない。例えば、印刷法によりカラーフィルタの着色層を形成するためのインキについては、ブランケットに対する付着性を考慮して調製されるために、そのまま修正部の塗布に用いると粘度が高すぎて、色抜け部のみならず正常な色画素部分にまでインキが重なった場合に、重なり部分が新たな突起になりやすいという問題がある。また、例えば、パターン露光で形成する着色レジスト用組成物については、スピンコート等によって均一に塗布することを目的とするために、そのまま修正部の塗布に用いると粘度が低すぎて、塗布後に塗布スポットが広がってしまい、正常な色画素部分への重なり部分の面積が大きくなり、新たに混色欠陥となることがあった。また、粘度が低い場合には、特に針状媒体による塗布の場合、インキの針への「のり」が悪いという問題がある。
一方、特許文献3には、針状媒体による色抜け部への欠陥修正用インキが開示されている。
しかしながら、上記特許文献3に従って調製された欠陥修正用赤インキを用いて高色濃度カラーフィルタの赤色着色層の修正を行うと、輝点として目視で見いだされやすくなる。したがって、輝度が低い必要がある。そこで、色度を維持しつつ、輝度を下げるため、特許文献3の欠陥修正用赤インキの顔料濃度を上げると、チキソトロピー性の影響が大きく欠陥部で濡れ広がらず、穴あき等を生じてしまう問題があり、また、輝度を下げるため、例えば従来から調色用顔料として用いられている黄色顔料を主顔料である赤色顔料に加えて所望の輝度まで下げると、粘度等の物性安定性が悪く欠陥修正に用いることができなくなるという問題が生じた。
特開平6−109919号公報 特開平8−182949号公報 特開2004−67777号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、高色濃度カラーフィルタの着色層の欠陥修正に用いても、目視で発見されにくい高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキを提供することを主目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、少なくとも、着色剤と、反応性官能基を有するモノマーと、ポリマーと、溶剤とを含有する高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキであって、上記着色剤が、主顔料の赤色顔料に対し、調色用顔料として緑色顔料を用いたものであることを特徴とする高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ(以下、単に欠陥修正用赤インキと記載する場合がある。)を提供する。
本発明によれば、主顔料の赤色顔料に調色用顔料として緑色顔料を少量加えることにより、Y値を所望の値まで下げることができるので、粘度が大きくならず、高濃度カラーフィルタの欠陥修正に用いることが可能となる。
上記発明においては、上記欠陥修正用赤インキのx値、y値、Y値が、x:0.620〜0.670の範囲内、y:0.310〜0.340の範囲内、Y:10〜20の範囲内であることが好ましい。x値、y値、Y値が上記範囲内にあることで、欠陥部の修正を行った際、目視で発見されにくくなるからである。
また本発明においては、上記着色剤中の上記緑色顔料の含有量が、1重量%〜15重量%であることが好ましい。上記緑色顔料の含有量が上記範囲内であることにより、粘度の上昇を抑えて、Y値の値を下げることができるからである。
さらに本発明においては、上記赤色顔料がジケトピロロピロール系顔料であり、上記緑色顔料がハロゲン化フタロシアニン系顔料であることが好ましい。上記顔料は、高色濃度カラーフィルタの着色層に用いられるため、相溶性が良いからである。
本発明においては、欠陥部の修正を目視で見いだされにくい、Y値の小さい高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキを提供するという効果を奏する。
以下、本発明を詳しく説明する。なお、本明細書中において(メタ)アクリルはアクリル及びメタクリルを表し、(メタ)アクリレートはアクリレート及びメタクリレートを表す。
また、本明細書中において光とは、光反応性官能基に光反応を引き起こさせることが可能な可視及び非可視領域の波長が全て含まれ、例えばマイクロ波、可視光、紫外線、電磁波、電子線等が全て含まれるが、主に紫外線、電子線等が用いられる。
本発明の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキは、少なくとも、着色剤と、反応性官能基を有するモノマーと、ポリマーと、溶剤とを含有する高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキであって、上記着色剤が、主顔料の赤色顔料に対し、調色用顔料として緑色顔料を用いたものであること特徴とする。
ここで、本発明における「高色濃度カラーフィルタの赤色着色層」とは、膜厚1μm〜2μm程度での色度および輝度が、x:0.635〜0.670の範囲内、y: 0.320〜0.340の範囲内、Y:13〜20の範囲内であるものとする。
なお、色度および輝度の測定は、分光高度計:OSP−SP200(オリンパス製)を用いて行い、バックライトはC光源を使用した。
このような高色濃度カラーフィルタの赤色着色層は、従来の欠陥修正用赤インキを用いて修正を行うと、輝点として目視で見いだされやすくなるという高色濃度カラーフィルタの赤色着色層特有の問題が生じる。しかしながら、上述したような従来の方法を用いたのでは、加工性や物性が悪くなるといった問題が生じてしまう。
そこで、高色濃度カラーフィルタの赤色着色層に用いることができる欠陥修正用赤インキの要請が高まってきている。
本発明によれば、主顔料の赤色顔料に調色用顔料として緑色顔料を少量加えることにより、Y値を所望の値まで下げることができるので、粘度等が大きくならず、高色濃度カラーフィルタの欠陥修正に用いることが可能となる。
以下、本発明の欠陥修正用赤インキについて、組成、物性、および製造方法に分けて説明する。
1.組成
まず、本発明の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキの組成について説明する。
本発明の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキは、少なくとも、着色剤と、反応性官能基を有するモノマーと、ポリマーと、溶剤とを含有するものである。以下それぞれの組成について説明する。
(1)着色剤
本発明に用いられる着色剤は、主顔料の赤色顔料に対して、調色用顔料として緑色顔料を用いたものである。
本発明に用いられる顔料としては、調製時に均一に混ざり、かつ、着色層に用いられるインキとの相溶性が良いものとすることができるのであれば、特に限定されない。
赤色顔料としては、アンスラキノン系、もしくはジケトピロロピロール系顔料であることが好ましい。具体例には、カラーインデックス(C.I.;The Society of Dyers and Colourists 社発行) においてピグメント(Pigment)に分類されている化合物、すなわち、下記のようなカラーインデックス(C.I.)番号が付されているものを挙げることができる。具体的には、C.I.ピグメントレッド254やC.I.ピグメントレッド177が挙げられ、中でもC.I.ピグメントレッド254を用いることが好ましい。C.I.ピグメントレッド254を用いることで、高輝度を維持した状態で高色度を出すことが可能となるからである。
緑色顔料としては、ハロゲン化フタロシアニン系顔料、特に臭化フタロシアニン系顔料であることが好ましい。具体例には、C.I.ピグメントグリーン36等である。
本発明に用いられる着色剤は、この着色剤を用いて製造された欠陥修正用赤インキが、修正を行う赤色着色層に対して目視されにくい程度の色度および輝度となるように、上記赤色顔料および緑色顔料を調整する必要がある。
本発明の欠陥修正用赤インキにおいては、修正部の周りの色に対して目視で見いだされにくい程度の色度と輝度を有しているものであれば特に限定されないが、x値が、0.620〜0.670の範囲内、中でも0.625〜0.670の範囲内、特に0.630〜0.670の範囲内であること好ましく、y値が、0.310〜0.340の範囲内、中でも0.320〜0.340の範囲内、特に0.330〜0.340の範囲内であること好ましく、Y値が、10〜20の範囲内、中でも13〜20の範囲内、特に15〜20の範囲内であることが好ましい。上記欠陥修正用赤インキのx値、y値、Y値が上記範囲内であることにより、目視で見いだされにくい欠陥修正用赤インキとすることができるからである。
なお、x値、y値、Y値の測定方法は、膜厚1.9μmに塗膜化した状態にて上述した「高色濃度カラーフィルタの赤色着色層」の色度および輝度の測定と同様の測定方法を用いた。
また、高色濃度カラーフィルタの赤色着色層と上記欠陥修正用赤インキとのY値の差が、5.0以下、中でも3.0以下、特に1.0以下であることが好ましい。Y値の差が上記範囲を超える場合、修正部が視覚的に異なる色の点に見える可能性があるからである。
なお、この場合のY値は、上述した高色濃度カラーフィルタの赤色着色層および欠陥修正用赤インキのそれぞれのY値の測定方法によって求めた値である。
本発明においては、上記着色剤中の上記緑色顔料の含有量が、上述したような色度および輝度を保つことができる量であれば特に限定されないが、1重量%〜15重量%の範囲内が好ましく、中でも1重量%〜14重量%の範囲内、特に1重量%〜12重量%の範囲内が好ましい。上記緑色顔料の含有量が上記範囲に満たない場合、調整した着色剤のY値を所望する値まで下げることができず、この着色剤を用いた欠陥修正用赤インキで欠陥部の修正を行った場合、修正部が輝点となって目視で見いだされやすくなるからであり、上記範囲を超える場合、修正部の周りの色と異なって見える可能性があったり、粘度等の物性安定性が悪くなるからである。
また、修正を行う赤色着色層との色の調整を行うために、調色用顔料として、他の色の顔料を着色剤に加えてもよい。このような調色顔料としては、黄色顔料が挙げられ、具体的には、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー150等が挙げられる。
このような調色顔料の含有量は修正を行う赤色着色層の色により適宜調整される。
上記着色剤の配合量は、欠陥修正用赤インキ中に1重量%〜25重量%が好ましく、1重量%〜15重量%が更に好ましく、1重量%〜5重量%が特に好ましい。
(2)反応性官能基を有するモノマー
本発明の欠陥修正用赤インキは反応性官能基を有するモノマーを有することができる。
本発明の欠陥修正用赤インキは、バインダー成分として後述するポリマーと反応性官能基を有するモノマーとの両方を含有するため、従来ポリマーに求められていた粘度調整や塗布後の成膜性や硬化性、被塗工面に対する密着性等の機能を、反応性官能基を有するモノマーとポリマーとの両方で分けることができ、その結果、例えば必ずしもポリマーに硬化性を必要としない等、ポリマーの選択の自由度が高まり、欠陥修正用赤インキとしての設計の自由度が高まる。従って、反応性官能基を有するモノマーおよびポリマーの種類と量とを調節することによって、粘度等の塗布適性に関係する物性を適切な範囲に調整しながら、着色剤およびバインダー成分の量比も適切な範囲に調整して、充分な着色濃度と、基材に対する充分な密着性とが得られる。
また、本発明の欠陥修正用赤インキは、反応性官能基を有するモノマーを含有するために、ポリマーのみを含有する場合に比べて、修正部の耐溶剤性や耐熱性、被塗工面に対する密着性を向上させる効果がある。
更に、本発明の欠陥修正用赤インキは、反応性官能基を有するモノマーが、一部溶剤の代替となり得るため、インキ中の溶剤含有量を減らすことができる。このため、溶剤の揮発量が減少し、保存時や使用時にはインキの粘度等の物性安定性が良くなり、インキの塗布後においては溶剤の揮発による体積減少率が小さくなる。体積減少率が小さいため、色抜け部に補充した部分の膜厚を少ない修正インキの付着量で充分に厚くすることが可能であり、繰り返し塗布する手間がなくなり、また、付着させたインキ滴は乾燥前でも体積が小さいので周囲にはみ出し難くなり、新たな突起の形成や混色欠陥の発生を回避することができる。
本発明の欠陥修正用赤インキおいて、反応性官能基を有するモノマーは、後述するポリマーと共に成膜性や被塗工面に対する密着性を付与するためのバインダー成分を構成し、特に硬化反応性を付与する作用をする。
また、このモノマーは、溶剤の一部と置き換えられる液状成分であり、溶剤の使用量を減らせる効果を付与すると共に、インキの粘度等の物性を調整するための成分でもある。
従って、本発明の欠陥修正用赤インキに使用できる反応性官能基を有するモノマーは、重合反応の構成単位となり得る化合物であり、例えば、2以上のモノマーが重合したオリゴマーであっても反応性官能基を有し、常温で流動性があるものであれば、本発明において、モノマーとして用いることができる。
このような反応性官能基を有するモノマーは、単独で又は2種以上混合して用いることができる。
反応性官能基を有するモノマーとして、反応性官能基を1分子内に2以上有する多官能の反応性モノマーを用いる場合には、高い架橋密度が得られ、十分な硬化性を示すので好ましい。
反応性官能基の反応形式は硬化反応であれば特に限定されず、例えば、反応エネルギーの点では光反応又は熱反応のいずれに属するものであってもよいし、活性種の点ではラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合、光二量化反応等のいずれに属するものであってもよい。具体的には、例えば、モノマーが反応性官能基としてエチレン性不飽和結合を有する場合には光ラジカル重合及び熱ラジカル重合が可能であり、モノマーが反応性官能基としてエポキシ基を有する場合には熱硬化及び光カチオン重合が可能である。
光反応性のモノマーとしては、エチレン性不飽和結合を有するモノマーが好ましく用いられる。光ラジカル重合性基としてのエチレン性不飽和結合を有するモノマーは、光照射により直接、又は開始剤の作用を受けて間接的に重合反応を生じるものであり、赤色着色層の欠陥部に欠陥修正用赤インキを塗布した後、光照射により短時間にインキを定着させるのに好ましく用いられる。
エチレン性不飽和結合を有するモノマーとして具体的には、次のような多官能アクリレート系のモノマー、すなわち、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートプロピレンオキサイド付加物、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ(メタ)アクリレート、テトラトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、などを例示することができるが、中でも、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートが、高い架橋密度が得られ、充分な硬化性を示すので好ましい。
光カチオン重合反応性モノマーとしては、例えば、エポキシ基、オキセタニル基等の環状エーテル基、チオエーテル基、ビニルエーテル基等を有するモノマーが挙げられる。
光アニオン重合性モノマーとしては、例えば、電子吸引性基をもつビニル基、環状ウレタン基、環状尿素類、環状シロキサン基等を有するモノマーが挙げられる。
熱反応性の系としては、例えば、エポキシ基と活性水素、環状尿素基と水酸基等の開環付加反応系等を用いることができる。特に好ましくは、経時安定性の点からグリシジル基、脂環式エポキシ基、オキセタニル基を有するモノマー(オリゴマーも含む)と多価カルボン酸無水物又は多価カルボン酸の組み合わせを例示することができる。また、硬化性の点からは、グリシジル基、脂環式エポキシ基、オキセタニル基を有するモノマーと、特許第2682256号、特許第2850897号、特許第2894317号、特開2001−350010号公報に開示されているようなブロックカルボン酸の組み合わせを使用するのが特に好ましい。
また、グリシジル基、脂環式エポキシ基、オキセタニル基を有するモノマーとしては、常温で液状のノボラック系エポキシ、脂環式エポキシ、カルドエポキシ等を例示でき、例えば、商品名BPEFG(ナガセケムテックス製)、セロキサイド2021P、3000、2000、スチレンオキサイド、エポリードGT300、GT400(以上、ダイセル化学工業製)、エピコート901、801P、802、802XA、806、806L、807、815、819、825、827、828、815XA、828EL、828XA、152、604、630(以上、油化シェルエポキシ製)等を例示することができる。中でも、脂環式エポキシであるエポリードGT400が、粘度、反応性の点から、好ましい。
エポキシ基を有するモノマーと組み合わせて用いる多価カルボン酸無水物の具体例としては、無水フタル酸、無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバリル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水ジメチルテトラヒドロフタル酸、無水ハイミック酸、無水ナジン酸などの脂肪族または脂環族ジカルボン酸無水物;1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物などの脂肪族多価カルボン酸二無水物;無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの芳香族多価カルボン酸無水物;エチレングリコールビストリメリテイト、グリセリントリストリメリテイトなどのエステル基含有酸無水物を挙げることができ、特に好ましくは、芳香族多価カルボン酸無水物を挙げることができる。また、市販のカルボン酸無水物からなるエポキシ樹脂硬化剤も好適に用いることができる。
また、エポキシ基を有するモノマーと組み合わせて用いる多価カルボン酸の具体例としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ブタンテトラカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸などの脂肪族多価カルボン酸;ヘキサヒドロフタル酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸などの脂肪族多価カルボン酸、およびフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ピロメリット酸、トリメリット酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの芳香族多価カルボン酸を挙げることができ、好ましくは芳香族多価カルボン酸を挙げることができる。
これら多価カルボン酸無水物および多価カルボン酸は、1種単独でも2種以上の混合でも用いることができる。硬化剤の配合量は、エポキシ基を有するモノマー100重量部当たり、通常は50〜200重量部の範囲とする。
また、光反応及び熱反応性モノマーとしては、エチレン性不飽和結合とエポキシ基を有するモノマーが挙げられ、具体的には、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアクリル酸グリシジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジル、アクリル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリル酸−4,5−エポキシペンチル、アクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、メタクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、α−エチルアクリル酸−6,7−エポキシヘプチルなどの(メタ)アクリレート類;o−ビニルフェニルグリシジルエーテル、m−ビニルフェニルグリシジルエーテル、p−ビニルフェニルグリシジルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテルなどのビニルグリシジルエーテル類;2,3−ジグリシジルオキシスチレン、3,4−ジグリシジルオキシスチレン、2,4−ジグリシジルオキシスチレン、3,5−ジグリシジルオキシスチレン、2,6−ジグリシジルオキシスチレン、5−ビニルピロガロールトリグリシジルエーテル、4−ビニルピロガロールトリグリシジルエーテル、ビニルフロログリシノールトリグリシジルエーテル、2,3−ジヒドロキシメチルスチレンジグリシジルエーテル、3,4−ジヒドロキシメチルスチレンジグリシジルエーテル、2,4−ジヒドロキシメチルスチレンジグリシジルエーテル、3,5−ジヒドロキシメチルスチレンジグリシジルエーテル、2,6−ジヒドロキシメチルスチレンジグリシジルエーテル、2,3,4−トリヒドロキシメチルスチレントリグリシジルエーテル、及び、1,3,5−トリヒドロキシメチルスチレントリグリシジルエーテル、脂環式エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
反応性官能基を有するモノマーは、欠陥修正用赤インキ中に15重量%〜65重量%含まれることが好ましく、20重量%〜55重量%含まれることが更に好ましく、25重量%〜45重量%含まれることが特に好ましい。
(3)ポリマー
本発明の欠陥修正用赤インキにおいて、ポリマーは、成膜性や被塗工面に対する密着性を付与するためのバインダー成分として、また、インキの状態のときにモノマーと比べて高粘度であることから、インキの粘度等物性を調整するための成分として配合される。
本発明の欠陥修正用赤インキにおいては、特にバインダー成分としての機能を、上記反応性官能基を有するモノマーと分け合うため、使用できるポリマーの選択肢が広がり、設計の自由度が増す。
従って、本発明の欠陥修正用赤インキに使用できるポリマーとしては、特に限定されるものではなく、使用する溶剤に溶解するものであるか、使用するモノマーに相溶するものであれば良い。本発明の欠陥修正用赤インキは、溶剤の配合量が制限されて少ないので、反応性官能基を有するモノマーに一部溶剤の代替機能を持たせる必要があるため、使用するモノマーに相溶性が高いものがより好ましい。
ポリマーは、インキの状態のときにモノマーと比べて高粘度であり、粘度を高く調整するのに用いられるため、重量平均分子量は30,000以上(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算重量平均分子量)であることが好ましく、50,000以上であることがより好ましい。このような場合には、少量で充分な粘度上昇効果を得られる場合が多い。
このようなポリマーは、単独で又は2種以上混合して用いることができる。
また、特に修正しようとする着色層に用いられているポリマーと同じ種類のポリマーである方が欠陥修正用赤インキの修正部位へのなじみ、密着性などの面で好ましい。例えば、カラーフィルタの着色層に一般的に用いられているポリマーはアクリル樹脂等であり、カラーフィルタの着色層を修正しようとする場合は、これらを好ましく用いることができる。
ポリマーは反応性のものでも非反応性のものでも使用できるが、反応性ポリマーを用いる場合には、塗膜を反応硬化させて膜強度を上げることができるので、好ましい。反応性官能基の反応形式は、上記反応性官能基を有するモノマーに例示したものと同様の反応形式が使用可能であり、特に限定されない。
ここで、非反応性ポリマーとしては、例えば、次のモノマーからなる重合体、又は2種以上のモノマーを用いた共重合体:(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、スチレン、ポリスチレンマクロモノマー、及びポリメチルメタクリレートマクロモノマー、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、α−ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、α−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロデニカル(メタ)アクリレート;等を用いることができる。
また、反応性ポリマーとしては、反応性官能基を有するポリマーであればよく、例えば、エチレン性不飽和結合を有するポリマー、エポキシ基を有するポリマー、オキサゾリン基を有するポリマー、環状尿素基を有するポリマー、環状エステル基を有するポリマー、ポリイミド前駆体(ポリアミック酸)、メラミン樹脂等を用いることができるが、安定性と反応性の点から、エチレン性不飽和結合を有するポリマー、エポキシ基を有するポリマーが好ましく用いられる。
エチレン性不飽和結合を有するポリマーとしては、上記エチレン性不飽和結合を含有する多官能アクリレート系のモノマーの1種又は2種以上用いた重合体及び共重合体を用いることができる。その中でも特に、ジアリルフタレートプレポリマー、特開2000−239497号公報で示されるポリマーは、熱硬化性の点から、好ましく用いられる。
ポリマーは、欠陥修正用赤インキ中に1重量%〜25重量%配合するが好ましく、2重量%〜20重量%配合するが更に好ましく、2重量%〜12重量%配合することが特に好ましい。
(4)溶剤
本発明の欠陥修正用赤インキに使用できる溶剤としては、特に限定されないが、着色剤の分散性や反応性官能基を有するモノマーやポリマーに対する溶解性又は分散性の良好な溶剤を用いることが好ましく、2種以上の溶剤を用いた混合溶剤であっても良い。
溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロピルアルコール、i−プロピルアルコールなどのアルコール系溶剤;メトキシアルコール、エトキシアルコールなどのセロソルブ系溶剤;メトキシエトキシエタノール、エトキシエトキシエタノールなどのカルビトール系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチルなどのエステル系溶剤;アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤;メトキシエチルアセテート、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのセロソルブアセテート系溶剤;メトキシエトキシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセテートなどのカルビトールアセテート系溶剤;ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶剤;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどの非プロトン性アミド溶剤;γ−ブチロラクトンなどのラクトン系溶剤;ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレンなどの不飽和炭化水素系溶剤;N−ヘプタン、N−ヘキサン、N−オクタンなどの飽和炭化水素系溶剤などの非水系有機溶剤を例示することができる。これらの溶剤の中では、メトキシエチルアセテート、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのセロソルブアセテート系溶剤;メトキシエトキシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセテートなどのカルビトールアセテート系溶剤;エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル系溶剤;メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチルなどのエステル系溶剤が特に好適に用いられる。特に好ましくは、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、CHOCHCH(CH)OCOCH)(商品名:メトキシプロピルアセテート(ダイセル化学工業製))、MBA(酢酸−3−メトキシブチル、CHCH(OCH)CHCHOCOCH)、DMDG(ジエチレングリコール時メチルエーテル、CH3OC24OCH3)又はこれらを混合したものを使用することができる。
溶剤は、本発明の欠陥修正用赤インキによって得られるインキ中に25重量%〜70重量%配合されることが好ましく、25重量〜55重量%配合することが更に好ましく、30重量〜45重量%配合することが特に好ましい。
(5)その他の添加剤
本発明の欠陥修正用赤インキでは反応性官能基を有するモノマーを必須成分として比較的多量に配合することが多いので、得られるインキのゲル化を防止して保存時の安定性を向上させるために、インキ製造時に重合禁止剤を配合することが好ましい。重合禁止剤としては、特に限定されず、ジフェニルピクリルヒドラジド、トリ−p−ニトロフェニルメチル,p−ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール、ピクリン酸、塩化銅、メチルハイドロキノン、メトキノン、tert−ブチルハイドロキノン等の反応の重合禁止剤を用いることができるが、中でも保存安定性の点からハイドロキノン系重合禁止剤が好ましく、メチルハイドロキノンを用いるのが特に好ましい。
重合禁止剤は、欠陥修正用赤インキ中に0.01重量%〜1重量%配合することが好ましく、0.01重量%〜0.5重量%配合することが更に好ましく、0.01重量%〜0.05重量%配合することが特に好ましい。
顔料分散剤は、着色剤の分散性を向上させる目的で、インキ製造時に配合することが好ましい。
顔料分散剤として具体例には、ノナノアミド、デカンアミド、ドデカンアミド、N−ドデシルヘキサデカンアミド、N−オクタデシルプロピオアミド、N,N−ジメチルドデカンアミド及びN,N−ジヘキシルアセトアミド等のアミド化合物、ジエチルアミン、ジヘプチルアミン、ジブチルヘキサデシルアミン、N,N,N',N'−テトラメチルメタンアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン及びトリオクチルアミン等のアミン化合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N,N',N'−(テトラヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N'−トリ(ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、N,N,N',N'−テトラ(ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)−1、2−ジアミノエタン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン及び1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン等のヒドロキシ基を有するアミン等、ニペコタミド、イソニペコタミド、ニコチン酸アミド等、その他に、ポリウレタン、ポリアクリレート等のポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステル、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミド及びその塩等のポリエステル系高分子量顔料分散剤を挙げることができるが、着色剤濃度が高い時でも分散性が良好な点から、ポリエステル系高分子量顔料分散剤を用いることが好ましく、特にソルスパース24000GR(アビシア製)を用いることが好ましい。
顔料分散剤は、欠陥修正用赤インキ中に1重量%〜25重量%配合することが好ましく、1重量%〜15重量%配合することが更に好ましく、1重量%〜10重量%配合することが特に好ましい。
重合開始剤は、反応性官能基を有するモノマーや、反応性ポリマーの反応性を向上させる目的で、製造時に配合することが好ましい。
例えば、エチレン性不飽和結合のようなラジカル重合性基を有するモノマー及び/又はポリマーを用いる場合には、通常、ラジカル重合開始剤を添加する。ラジカル重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、チウラム化合物類、フルオロアミン化合物などが用いられる。より具体的には、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケトン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、ベンゾフェノン等を例示できる。これらのうちでも、アセトフェノン類、チオキサントン類化合物の開始剤が好ましく用いられ、具体的には、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)2−モルフォリノ−プロパンー1−オン、ジエチルチオキサントンが、感度、酸素低阻害性の点から、本発明において好ましく用いられる。これらは、いずれか一方を単独で、又は、両方を組み合わせて用いることができる。
光カチオン重合開始剤としては、スルホン酸エステル、イミドスルホネート、ジアルキル−4−ヒドロキシスルホニウム塩、アリールスルホン酸−p−ニトロベンジルエステル、シラノール−アルミニウム錯体、(η6-ベンゼン)(η5-シクロペンタジエニル)鉄(II)等が例示され、さらに具体的には、ベンゾイントシレート、2,5−ジニトロベンジルトシレート、N−トシフタル酸イミド等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
光ラジカル重合開始剤としても、光カチオン重合開始剤としても用いられるものとしては、芳香族ヨードニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ホスホニウム塩、トリアジン化合物、鉄アレーン錯体等が例示され、更に具体的には、ジフェニルヨードニウム、ジトリルヨードニウム、ビス(p−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(p−クロロフェニル)ヨードニウム等のヨードニウムのクロリド、ブロミド、ホウフッ化塩、ヘキサフルオロホスフェート塩、ヘキサフルオロアンチモネート塩等のヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウム、4−tert−ブチルトリフェニルスルホニウム、トリス(4−メチルフェニル)スルホニウム等のスルホニウムのクロリド、ブロミド、ホウフッ化塩、ヘキサフルオロホスフェート塩、ヘキサフルオロアンチモネート塩等のスルホニウム塩、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン等の2,4,6−置換−1,3,5トリアジン化合物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
光アニオン重合開始剤としては、例えば紫外線照射によりアミンを発生する化合物、より具体的には、1,10−ジアミノデカンや4,4’−トリメチレンジピペリジン、カルバメート類及びその誘導体、コバルト−アミン錯体類、アミノオキシイミノ類、アンモニウムボレート類等を例示することができ、市販品としては、みどり化学(株)NBC−101がある。
重合開始剤は、欠陥修正用赤インキ中に2重量%〜20重量%配合することが好ましく、2重量%〜15重量%配合することが更に好ましく、5重量%〜9重量%配合することが特に好ましい。
また、本発明の欠陥修正用赤インキには、他にも、界面活性剤、架橋剤等を配合しても良い。
各種界面活性剤を組み合わせて使用すると、塗布時に塗布上面が尖ることを防止したり、着色剤の分散安定性を向上させることが可能である。しかしながら、本発明においては後述する静的表面張力を後述の範囲にするために、配合しないほうが好ましい場合もある。界面活性剤としては特に制限はないが、具体的には、アルキルナフタレンスルホン酸塩、燐酸エステル塩に代表されるアニオン系界面活性剤、アミン塩に代表されるカチオン系界面活性剤、アミノカルボン酸、ベタイン型に代表される両性界面活性剤を例示することができる。
界面活性剤は、欠陥修正用赤インキ中に0.01重量%〜2重量%配合することが好ましく、0.01重量%〜0.5重量%配合することが更に好ましく、0.01重量%〜0.1重量%配合することが特に好ましい。
架橋剤を使用すると、修正部の耐溶剤性、耐熱性が向上したり、特にシラン系の架橋剤の場合には修正部の密着性を向上させることができる。
架橋剤としては、使用するモノマーやポリマーの硬化に効果があるものなら特に制限はないが、例えばアミノアルキル多価アルコキシシランあるいはアミノアリール多価アルコキシシランの加水分解物ないしこれらの縮合物などを好ましく用いることができる。また、アミノアルキル多価アルコキシシランあるいはアミノアリール多価アルコキシシラン、あるいはこれらの加水分解物ないし縮合物と、多価カルボン酸あるいは多価カルボン酸二無水物の反応体などの他、金属キレート等も好ましく用いることができる。
架橋剤は、欠陥修正用赤インキ中に0.1重量%〜5重量%配合することが好ましく、0.1重量%〜3重量%配合することが更に好ましく、0.1重量%〜1.5重量%配合することが特に好ましい。
本発明の欠陥修正用赤インキにおける固形分濃度としては、40重量%〜55重量%であることが好ましく、45重量%〜52重量%がより好ましく、45重量%〜50重量%であることが更に好ましい。
固形分中の着色剤濃度は、30重量%〜60重量%であることが好ましく、35重量%〜60重量%がより好ましく、40重量%〜55重量%であることが更に好ましい。
固形分中のバインダー成分は、30重量%〜60重量%であることが好ましく、35重量%〜60重量%がより好ましく、40重量%〜55重量%であることが更に好ましい。
なお、ここで固形分濃度とは、溶剤以外のインキ含有物、すなわち着色剤、反応性官能基を有するモノマー、ポリマー、その他の任意成分の正味の重量のインキ重量に対する重量%のことである。また、固形分中の着色剤濃度は、インキ中に含まれる固形分の重量に対する着色剤の重量%で表す。さらに、固形分中のバインダー成分の濃度は、インキ中に含まれる固形分の重量に対するバインダー成分(すなわち本発明においては、反応性官能基を有するモノマーとポリマーの合計量)の重量%で表す。
本発明において製造されるインキは、反応性官能基を有するモノマーを配合して溶剤機能を一部代替することにより溶剤配合量を少なくすることができるため、固形分濃度が高い傾向にある。従って、溶剤の揮発量が少ないことから、保存時や使用時にはインキの粘度等の物性安定性が良くなり、インキの塗布後においては溶剤の揮発による体積減少率が小さくなる。体積減少率が小さいため、色抜け部に補充した部分の膜厚を少ないインキの付着量で充分に厚くすることが可能であり、繰り返し塗布する手間がなくなり、また、付着させたインキ滴は乾燥前でも体積が小さいので周囲にはみ出し難くなり、新たな突起の形成や混色欠陥の発生を回避することができる。
また、本発明においては欠陥修正用赤インキの固形分中のバインダー成分濃度が、高い傾向にあるため、乾燥後の塗膜の基材に対する密着性が良く、修正部の耐溶剤性や耐熱性も高い。
2.物性
次に、本発明の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキの物性について説明する。
本発明の欠陥修正用赤インキにおける粘度としては、20〜300mPa・secであり、20〜150mPa・secであることがより好ましく、20〜70mPa・secであることが特に好ましい。
上記欠陥修正用赤インキの粘度が低すぎると塗布後にインキスポットがにじんで広がって混色欠陥を起こしやすくなり、逆に粘度が高すぎると、一回の塗布量を多くしてもにじみや広がりがなくなるものの、塗布スポット上面がなだらかでなくなり、突起高さが大きくなる。
上記欠陥修正用赤インキの粘度が上記範囲にあれば、なだらかな形状の塗布スポットになり、にじみも起こらず、突起高さも許容範囲内となることから好ましい。なお、粘度の調整は、通常溶剤添加量の調整で行われる。
本発明でいう欠陥修正用赤インキの粘度は、25℃において、B型粘度計(例えばTOKIMEC製、商品名:VISCOMETER TV−20)を用いて、BLアダプター、M1ローター、又はM2ローターを使用して1分間測定して、その値を求める。
また、せん断速度γ値とせん断応力τ値の関係は、下記式(1)で表すことができる。
τ=KγL ・・・式(1)
(但し、0.081≦K≦0.111、0.881≦L≦0.954)
本発明の欠陥修正用赤インキのせん断速度γ値とせん断応力τ値は、レオメーター(粘弾性測定器)(例えば、レオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イー製、ARES100)により、粘弾性を求め、せん断速度γ値と、せん断応力τ値との関係を演算することができる。この関係を両対数プロットし、このプロットの近似式を算出し、式(1)の傾きを得ることができる。
本発明の欠陥修正用赤インキにおいては、γ値が10の時にτ値が0.3〜1.3で、γ値が100の時にτ値が4.0〜10.0であることが、インキ塗布性の点から好ましい。
さらに、γ値が10〜100の時にτ値が0.3〜10.0で、傾きが0.030〜0.15で、且つ次数が0.8〜1.1であることが、インキ塗布性の点から好ましい。
せん断速度とせん断応力の関係が上記範囲内にある場合には、針状媒体によってインキを欠陥部に塗布する際、針先にインキが付着しやすくなるというメリットがある。
本発明の欠陥修正用赤インキにおける静的表面張力は、25℃の時に20mN/m〜45mN/mであることが好ましく、25mN/m〜35mN/mであることがさらに好ましく、25mN/m〜32mN/mであることが特に好ましい。
ここで、静的表面張力は、表面張力計(例えば協和化学製、商品名:DIGI−O−MATIC ESB−IV)を用いて、インキ30mLを小型シャーレ(直径5cm)にとり、白金板が接触して1分後の静的表面張力を求める。
静的表面張力が上記範囲にある場合には、インキを塗布後に塗布した位置からはみ出すことがなく、にじんで広がって混色欠陥を起こしたり、新たな突起を作るという問題が起き難いというメリットがある。
3.製造方法
最後に、本発明の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキの製造方法について説明する。
本発明の欠陥修正用赤インキの製造方法としては、欠陥部を修正するのに適したインキを製造する方法であれば特に限定されず、各成分をあらかじめ別々に混合してから全体を合わせて混合する方法、あるいは、溶剤と着色剤とを混合してあらかじめ分散した着色剤の分散液に、ポリマー、および反応性官能基を有するモノマーを混合する方法、等を用いることができる。粘度安定性を考慮すると、溶剤と着色剤とを混合してあらかじめ分散した着色剤の分散液に、ポリマー、および反応性官能基を有するモノマーを混合する方法が特に好ましい。
本発明における欠陥修正用赤インキの製造において、インキ中、または着色剤の分散液中における着色剤の分散方法としては、特に限定されず、ニーダー、ロールミル、アトライタ、スーパーミル、ディゾルバ、サンドミル等の公知の分散機等、様々な方法をとり得る。
4.用途
本発明の欠陥修正用赤インキの用途としては、上述した高色濃度カラーフィルタの赤色着色層の欠陥部の修正に用いられるものである。また、高色濃度カラーフィルタは、主に液晶テレビ等に用いられるものである。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、本発明について実施例および比較例を用いて具体的に説明する。
[実施例]
(製造例1〜3:顔料分散液の調製)
表1に示す配合量により、着色剤、顔料分散剤、溶媒を秤量し混合した。この混合液を、ジルコニアビーズ(0.3mmφ)(昭和シェル石油製、商品名:ミクロハイカZ Z300)を使用して、ペイントシェーカー(浅田鉄工製、商品名:PAINT SHAKER)にて、3時間分散し、顔料分散液を得た。
Figure 2009216932
(製造例4:ワニスの調製)
表2に示す配合量により、ポリマー、反応性官能基を有するモノマー、重合禁止剤を混合した。この混合液を、110℃まで加熱し、ポリマーを反応性官能基を有するモノマーに溶解させ、ワニス調整液を得た。
Figure 2009216932
(実施例1〜3)
実施例1から実施例3の欠陥修正用赤インキを下記のように調製した。
表3に示す配合量により、製造例1〜3で得られた顔料分散液、重合開始剤、溶剤を混合し、重合開始剤を溶解させ、新たに顔料分散液を得た。次に、製造例4で得られたワニスと反応性官能基を有するモノマーを混合し溶解させ、新たにワニス調製液を得た。上記顔料分散液と上記ワニス調製液を混合し、粘度を測定し、必要であればさらに溶剤を用いて粘度を調整した。
なお、インキの粘度は、25℃において、B型粘度計(TOKMEC製、商品名:VISCOMETER TV−20)を用いて、BLアダプター、M1ローター、M2ローターを使用して、1分間測定し、その値を求めた。
得られた各微小着色パターン欠陥修正用赤インキの組成を表4に示す。
Figure 2009216932
Figure 2009216932
[比較例]
(製造例5〜7および比較例1〜4)
表5に示した配合量により、製造例1〜3と同様にして、製造例5〜7の顔料分散液を得た。
Figure 2009216932
次いで、比較例1から比較例4の欠陥修正用赤インキを実施例1から実施例3と同様に調製した。重合開始剤および溶剤を加えた顔料分散液の各成分の配合量を表6に、比較例1から比較例4の組成については表7に示す。
Figure 2009216932
Figure 2009216932
得られた実施例1から実施例3、および、比較例1から比較例4の欠陥修正用赤インキを用いて、基板上にそれぞれ1.9μm厚に成膜し、x値、y値、Y値の測定を行った。なお、測定には分光光度計:OSP−SP200(オリンパス製)を用いて行い、バックライトはC光源を使用した。結果を表8に示す。
Figure 2009216932
(評価方法)
実施例1から実施例3、および、比較例1から比較例4で得られた欠陥修正用赤インキを用いて、高色濃度カラーフィルタの赤色着色層の欠陥部の修正を行い、塗布性検査および目視検査を行った。
<塗布性検査による評価方法>
修正装置(NTN社:インクリペア装置)の塗布針を用いて、素ガラス上に同一条件で得られた欠陥修正用赤インキを塗布した際の塗布径と、実際のカラーフィルタでのレーザー打ち抜き箇所内での塗布後の仕上がり形状の膜厚プロファイルを行うことによって、塗布性を判断した。結果を表9に示す。膜厚が均一なものについては○、膜厚に多少のムラを生じたものについては△、膜厚が不均一なものについては×とした。
<修正部の目視検査による評価方法>
修正したカラーフィルターをバックライト上におき、修正箇所を観察することにより合否を判断した。結果を表9に示す。なお、インキのにじみにより修正面積が広くなりすぎたり、色が薄すぎたりするために、目視で修正個所がはっきりわかる場合は、×とし、目視で修正個所がわかる場合は、△とし、目視で修正箇所がわからない場合は○とした。
Figure 2009216932
以上の結果から、実施例1から実施例3については、修正部への塗布性が良好で、修正、硬化後の目視外観の点において良好に修正を行うことができたが、比較例1から比較例4については、良好な修正を行うことができなかった。

Claims (4)

  1. 少なくとも、着色剤と、反応性官能基を有するモノマーと、ポリマーと、溶剤とを含有する高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキであって、
    前記着色剤が、主顔料の赤色顔料に対し、調色用顔料として緑色顔料を用いたものであることを特徴とする高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ。
  2. x値、y値、Y値が、x:0.620〜0.670の範囲内、y:0.310〜0.340の範囲内、Y:10〜20の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ。
  3. 前記着色剤中の前記緑色顔料の含有量が、1重量%〜15重量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ。
  4. 前記赤色顔料がジケトピロロピロール系顔料であり、前記緑色顔料がハロゲン化フタロシアニン系顔料であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の高色濃度カラーフィルタの赤色着色層欠陥修正用赤インキ。
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