JP2009216854A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ズーム調整時の利便性を向上させることが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】画面サイズ表示機構30は、レンズ操作口13の後方(−Y方向)、且つ光学部品用筐体170の上方(+Z方向)に配設されており、表示窓31と、平板状の可動板32と、可動板32を前後左右方向(±Y,±X方向)に移動させる可動板移動機構33とを有して構成されている。可動板32の上面(+Z側表面)には、画面サイズを表す複数の数値がマトリクス状に配列されて表記されており、可動板32が筐体2に対して前後左右(±Y方向、±X方向)に移動することにより、表示窓31の直下に位置する数値が切り換わるようになっている。表示窓31は、筐体2の上面2tに形成された開口部14にレンズ31aが嵌め込まれた構成になっており、可動板32に表記されている数値は、拡大した状態で表示窓31から視認される。
【選択図】図4
【解決手段】画面サイズ表示機構30は、レンズ操作口13の後方(−Y方向)、且つ光学部品用筐体170の上方(+Z方向)に配設されており、表示窓31と、平板状の可動板32と、可動板32を前後左右方向(±Y,±X方向)に移動させる可動板移動機構33とを有して構成されている。可動板32の上面(+Z側表面)には、画面サイズを表す複数の数値がマトリクス状に配列されて表記されており、可動板32が筐体2に対して前後左右(±Y方向、±X方向)に移動することにより、表示窓31の直下に位置する数値が切り換わるようになっている。表示窓31は、筐体2の上面2tに形成された開口部14にレンズ31aが嵌め込まれた構成になっており、可動板32に表記されている数値は、拡大した状態で表示窓31から視認される。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像を投写するプロジェクタに関する。
画像を投写するプロジェクタにおいて、ズーム機構を備えたプロジェクタが知られている。ズーム機構を備えていれば、プロジェクタの設置位置を変更することなく、スクリーンのサイズ等に合わせて、投写される画像の大きさ(画面サイズ)を調整することが可能となる。特許文献1には、カメラによってスクリーンを検出し、画面サイズをスクリーンのサイズに一致させるべくズーム調整を自動的に行う画像投写方法が提案されている。この方法を用いれば、画面サイズの最適化を容易に行うことが可能となる。
しかしながら、上記の画像投写方法を採用したプロジェクタであっても、画像の鑑賞環境(例えば、鑑賞する人数や鑑賞者とスクリーンまでの距離等)や画像の内容(コンテンツ)等に応じて画面サイズを変更したい場合には、所望の画面サイズとなるように、投写されている画像を見ながら手動でズーム調整を行う必要が生じてしまうため、利便性が損なわれてしまうという問題を有している。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光を変調して画像を形成する光変調装置と、ズーム状態を調整可能なズーム調整機構を有し、前記光変調装置で形成された前記画像を投写する投写光学系と、前記ズーム状態を調整するためのズーム操作がなされるズーム操作部と、装置本体を収容する筐体と、前記ズーム操作と連動して前記筐体との相対位置が変化する可動部を有し、当該可動部の前記相対位置によって、前記ズーム状態に対応する画面サイズを報知する画面サイズ報知部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクタによれば、ズーム操作と連動して相対位置が変化する可動部を備え、画面サイズ報知部が、この可動部の相対位置によって、ズーム状態に対応する画面サイズを報知するため、ユーザは、画面サイズを確認しながらズーム調整を行うことが可能となり、ズーム調整時の利便性が向上する。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記可動部には、複数のズーム状態にそれぞれ対応する複数の画面サイズが所定の配列で表記されており、前記画面サイズ報知部は、前記複数の画面サイズのうち現在のズーム状態に対応する画面サイズが前記筐体に対して所定の位置にくるように前記可動部の前記相対位置を変化させるとともに、当該所定の位置にある画面サイズを明示することが望ましい。
このプロジェクタによれば、現在のズーム状態に応じた画面サイズが所定の位置に明示されるため、画面サイズを確認する際の視認性が向上する。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、投写距離を設定するための操作がなされる設定操作部をさらに備え、前記可動部には、複数の投写距離にそれぞれ対応する複数組の画面サイズが所定の配列で表記されており、前記画面サイズ報知部は、前記複数組の画面サイズのうち、前記設定操作部で設定された投写距離に対応する組の画面サイズが前記筐体に対して所定の位置にくるように、前記設定操作部になされる操作と連動して前記可動部の前記相対位置を変化させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、投写距離を設定するための操作がなされる設定操作部をさらに備え、可動部には、複数の投写距離にそれぞれ対応する複数組の画面サイズが表記されている。そして、画面サイズ報知部は、設定操作部で設定された投写距離に対応する画面サイズを明示するため、様々な投写距離に応じた画面サイズを報知することが可能となり、ズーム調整時の利便性がさらに向上する。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記可動部には、複数の画面サイズが複数の行及び複数の列を有するマトリクス状に配列されており、前記画面サイズ報知部は、前記ズーム操作と連動して、前記可動部の前記相対位置を前記行及び前記列のいずれか一方の方向に変化させるとともに、前記設定操作部になされる操作と連動して、前記可動部の前記相対位置を他方の方向に変化させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、画面サイズがマトリクス状に配列された可動部を有しており、この可動部の相対位置を行方向及び列方向に変化させる構成であるため、対応する画面サイズを所定の位置に位置させることを簡単な構成で実現することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記画面サイズ報知部は、前記所定の位置に配設されたレンズを有し、当該レンズを通して前記画面サイズを拡大して表示することが望ましい。
このプロジェクタによれば、所定の位置にある画面サイズがレンズを通して拡大して表示されるため、画面サイズを確認する際の利便性がさらに向上する。
以下、実施形態に係るプロジェクタについて、図面を参照して説明する。プロジェクタは、光源から射出された光を、外部から入力される画像信号に応じて変調して画像を形成し、この画像を拡大投写してスクリーン等の投写面に表示する光学装置である。
図1は、本実施形態のプロジェクタを示す斜視図であり、図2は、その平面図である。なお、これ以降、プロジェクタから見て画像の投写方向である前方を+Y方向、画像の投写方向に向かって左方向を+X方向、上方向を+Z方向とする。また、本明細書では、プロジェクタから投写されて投写面に表示される画像のことを「投写画像」とも呼ぶ。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ1は、装置本体を収容する筐体2を備えて構成されている。筐体2の前面2fには、投写レンズ160の前面部を露出させるための開口部10が形成されており、この投写レンズ160から前方(+Y方向)に向けて画像が投写される。また、筐体2の上面2tには、ユーザにより入力操作が行われる操作パネル11と、光源装置110(図3参照)を交換するためのランプカバー12が備えられている。さらに、筐体2の上面2tには、投写レンズ160の上方にレンズ操作口13が開口しており、投写レンズ160に備わるフォーカスリング161やズームリング162のレバー161a,162aがレンズ操作口13から露出している。ユーザは、このレバー161a,162aを操作して、フォーカスリング161やズームリング162を回動させることにより、フォーカス調整やズーム調整を行うことができる。レンズ操作口13の後方(−Y方向)には、投写画像の画面サイズが表示される表示窓31が備えられ、その側方(+X方向)には、投写面(スクリーン等)までの距離(以降、「投写距離」という。)を設定操作するための投写距離設定部45が配置されている。なお、筐体2の背面(図示せず)には、外部の画像出力装置から画像信号を入力するための入力端子が配置されている。
上記の構成の他に、筐体2の内部には、投写すべき画像を形成する光学ユニット100(図3参照)が備えられており、この光学ユニット100で形成された画像が投写レンズ160から投写される。また、筐体2の内部において、光学ユニット100や投写レンズ160の周囲には、プロジェクタ1の各種制御を司る制御基板、各部に電力を供給する電源ユニット、筐体2の内部を冷却するための冷却ユニット(いずれも図示せず)が配置されるとともに、上記の表示窓31から画面サイズを表示するための画面サイズ表示機構30(図4参照)が配置されている。
まず、光学ユニット100について説明する。
図3は、光学ユニット100の概略構成を示す構成図であり、光源装置110から射出された光が投写レンズ160に至るまでの光路を示している。
図3に示すように、光学ユニット100は、光源装置110、インテグレータ光学系120、色光分離光学系130、リレー光学系140、画像形成装置150、及び光学部品用筐体170等を備えている。光学部品用筐体170は、上記の光学部品120〜150に加えて投写レンズ160の一部(上流側部位)を収納し、それぞれを所定の位置に固定するものであり、ねじ止め等によって筐体2に固定される。
図3は、光学ユニット100の概略構成を示す構成図であり、光源装置110から射出された光が投写レンズ160に至るまでの光路を示している。
図3に示すように、光学ユニット100は、光源装置110、インテグレータ光学系120、色光分離光学系130、リレー光学系140、画像形成装置150、及び光学部品用筐体170等を備えている。光学部品用筐体170は、上記の光学部品120〜150に加えて投写レンズ160の一部(上流側部位)を収納し、それぞれを所定の位置に固定するものであり、ねじ止め等によって筐体2に固定される。
光源装置110は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ111と、放物面鏡や楕円面鏡等からなるリフレクタ112を備えて構成されている。光源ランプ111から射出された放射状の光束は、光源ランプ111を覆うように配置されたリフレクタ112で反射されて略平行光束となり、インテグレータ光学系120へと射出される。
インテグレータ光学系120は、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、偏光変換素子123と、重畳レンズ124とを備えて構成され、光源装置110から射出された光束の輝度分布を一様する機能を有している。第1のレンズアレイ121及び第2のレンズアレイ122は、それぞれ微小なレンズ121a,122aがマトリクス状に配置された構成になっており、光源装置110から入射した光束は、第1のレンズアレイ121によって多数の微小な部分光束に分割される。第2のレンズアレイ122及び重畳レンズ124は、分割された部分光束のそれぞれが、照明対象である画像形成装置150(液晶パネル151)の全体に照射するように備えられている。このため、各部分光束が液晶パネル151で重畳され、液晶パネル151の全体がほぼ均一に照明される。
偏光変換素子123は、光源装置110からの光を液晶パネル151で効率よく利用可能とするため、特定の偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。インテグレータ光学系120を射出した偏光光は、色光分離光学系130に入射する。
色光分離光学系130は、第1のダイクロイックミラー131と、第1の反射ミラー132と、第2のダイクロイックミラー133とを備えており、インテグレータ光学系120から射出された光を、波長域の異なる3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー131は、略赤色の光(赤色光R)を反射するとともに、赤色光Rよりも短波長の光を透過する。第1のダイクロイックミラー131で反射した赤色光Rは、第1の反射ミラー132でさらに反射し、平行化レンズ125で平行化されて画像形成装置150の赤色光用の液晶パネル151Rを照明する。
第2のダイクロイックミラー133は、略青色の光(青色光B)を透過するとともに、透過する光よりも長波長の光を反射する。このため、第1のダイクロイックミラー131を透過した光のうち、略緑色の光(緑色光G)は、第2のダイクロイックミラー133によって反射し、平行化レンズ125で平行化されて画像形成装置150の緑色光用の液晶パネル151Gを照明する。また、青色光Bは、第2のダイクロイックミラー133を透過してリレー光学系140に入射する。そして、リレー光学系140を経由した後、平行化レンズ125で平行化されて画像形成装置150の青色光用の液晶パネル151Bを照明する。
なお、青色光Bの経路は他の色光の経路に比べて長くなってしまうことから、青色光Bの経路には、光束の発散によって液晶パネル151への照明効率が低下するのを抑制するために、リレー光学系140が設けられている。リレー光学系140は、入射側レンズ141と、第2の反射ミラー142と、リレーレンズ143と、第3の反射ミラー144とを備えており、リレー光学系140に入射した青色光Bは、入射側レンズ141によってリレーレンズ143の近傍で収束し、平行化レンズ125に向けて発散する。
画像形成装置150は、光変調装置としての3つの液晶パネル151(赤色光用の液晶パネル151R、緑色光用の液晶パネル151G、青色光用の液晶パネル151B)と、各液晶パネル151の入射側及び射出側にそれぞれ配置された入射側偏光板152及び射出側偏光板153と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム154とを備えて構成されている。
液晶パネル151は、一対の透明基板間に液晶が封入されたものであり、透明基板の内面には、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能な透明電極(画素電極)がマトリクス状に形成されている。入射側偏光板152及び射出側偏光板153は、それぞれ特定の偏光方向の偏光光のみを透過可能であり、入射側偏光板152は、偏光変換素子123によって揃えられた偏光方向の偏光光を透過可能となっている。このため、液晶パネル151に向けて照射された各色光の大部分は入射側偏光板152を透過して、液晶パネル151に入射する。
ここで、液晶パネル151の各画素に、画像信号に応じた駆動電圧が印加されると、液晶パネル151に入射した光は、駆動電圧に応じて変調され、画素毎に異なる偏光方向を有した偏光光となる。この偏光光のうち、射出側偏光板153を透過可能な偏光成分のみが射出側偏光板153から射出される。つまり、液晶パネル151及び射出側偏光板153が、画像信号に応じて画素毎に異なる透過率で入射光を透過させることによって、階調を有する画像光が色光毎に形成される。射出側偏光板153から射出した各色光からなる画像光は、クロスダイクロイックプリズム154に入射する。
クロスダイクロイックプリズム154は、射出側偏光板153からから射出された各色の画像光を、画素毎に合成してカラー画像を表す画像光を形成する。クロスダイクロイックプリズム154によって合成された画像光は、投写レンズ160によって外部に拡大投写される。
投写レンズ160は、光学ユニット100で形成された画像を外部に投写する投写光学系に相当するものであり、筒状の鏡筒内に複数のレンズ群(図示せず)が収納されて構成されている。投写レンズ160は、フォーカス調整機構及びズーム調整機構を備えており、各レンズ群の光軸方向の相対位置を変更することによって、投写画像のフォーカス調整、及びズーム調整(倍率調整)が可能になっている。投写レンズ160の前方側(+Y側)端部の外周には、前方から順にフォーカスリング161及びズームリング162が備えられ、これらは光軸を略中心にして回動可能になっている。また、前述したように、フォーカスリング161及びズームリング162には、回動操作を行うためのレバー161a,162aがそれぞれ設けられている。レバー161a,162aは、筐体2の上面2tに設けられたレンズ操作口13から露出しており、ユーザがレバー161aを操作してフォーカスリング161を回動させることにより、フォーカス調整がなされ、レバー162aを操作してズームリング162を回動させることにより、ズーム調整がなされる。
次に、画面サイズ表示機構30について、図2に加えて、図4〜図8を用いて説明する。
図4及び図6〜図8は、筐体2の内部を示す部分断面図であり、各図において(a)は上方から見た図、(b)は側方から見た図である。また、図5は、画面サイズ表示機構30の一部を示す斜視図である。
図4(a)、(b)に示すように、画面サイズ表示機構30は、レンズ操作口13の後方(−Y方向)、且つ光学部品用筐体170の上方(+Z方向)に配設されており、表示窓31と、平板状の可動板32と、可動板32を前後左右方向(±Y,±X方向)に移動させる可動板移動機構33とを有して構成されている。可動板32の上面(+Z側表面)には、画面サイズを表す複数の数値がマトリクス状に配列されて表記されており、可動板32が筐体2に対して前後左右(±Y方向、±X方向)に移動することにより、表示窓31の直下(−Z側)に位置する数値が切り換わるようになっている。表示窓31は、筐体2の上面2tに形成された開口部14にレンズ31aが嵌め込まれた構成になっており、可動板32に表記されている数値は、レンズ31aによって拡大した状態で表示窓31から視認される。
図4及び図6〜図8は、筐体2の内部を示す部分断面図であり、各図において(a)は上方から見た図、(b)は側方から見た図である。また、図5は、画面サイズ表示機構30の一部を示す斜視図である。
図4(a)、(b)に示すように、画面サイズ表示機構30は、レンズ操作口13の後方(−Y方向)、且つ光学部品用筐体170の上方(+Z方向)に配設されており、表示窓31と、平板状の可動板32と、可動板32を前後左右方向(±Y,±X方向)に移動させる可動板移動機構33とを有して構成されている。可動板32の上面(+Z側表面)には、画面サイズを表す複数の数値がマトリクス状に配列されて表記されており、可動板32が筐体2に対して前後左右(±Y方向、±X方向)に移動することにより、表示窓31の直下(−Z側)に位置する数値が切り換わるようになっている。表示窓31は、筐体2の上面2tに形成された開口部14にレンズ31aが嵌め込まれた構成になっており、可動板32に表記されている数値は、レンズ31aによって拡大した状態で表示窓31から視認される。
可動板移動機構33は、傘歯車41と、平歯車42と、スライド部43と、スライド支持部44と、投写距離設定部45とを備えて構成されている。光学部品用筐体170の上面には、ズームリング162の後方側(−Y側)の位置から斜め前方(+Y,+Z方向)に45°傾いて突出する軸46が設けられており、傘歯車41は、この軸46の周りを回動可能に取り付けられている。同じく光学部品用筐体170の上面には、軸46の後方側(−Y側)の位置から略鉛直上方(+Z方向)に突出する軸47が設けられており、平歯車42は、この軸47の周りを回動可能に取り付けられている。ズームリング162の後方側(−Y側)端部の外周面には、略上半分の領域に歯車162bが形成されており、傘歯車41は、歯車162bと平歯車42の双方に噛合している。このため、ズームリング162になされた回動は、傘歯車41を介して平歯車42に伝達する。
平歯車42のさらに後方(−Y方向)には、スライド部43が配置されている。図4及び図5に示すように、スライド部43は、左右方向(±X方向)に延在するスライド部本体43aと、スライド部本体43aから後方(−Y方向)に延出する2本の支持棒43bとを備えており、スライド部本体43aは、光学部品用筐体170の上面に固定されたスライド支持部44によって支持されている。スライド支持部44の上面には、左右方向(±X方向)に長い溝部44aが形成されており、スライド部本体43aの下側端部は、この溝部44aと摺動可能に嵌合している。また、スライド部本体43aの前面には、ラック43cが形成されており、このラック43cは、平歯車42と噛合されている。このため、平歯車42が回動すると、スライド部43は、溝部44aに沿って左右方向(±X方向)に摺動する。
スライド部43の支持棒43bは、可動板32に接続されている。可動板32の裏面(−Z側表面)の前方側(+Y側)端部には、支持棒43bを接続するための第1接続部32aが設けられており、第1接続部32aには、前後方向(±Y方向)に貫通する貫通孔32bが形成されている。そして、支持棒43bは、この貫通孔32bに対して摺動可能に嵌挿されている。
投写距離設定部45は、略L字型の設定操作部45aと、矢印状の指示部45bとを備えている。設定操作部45aの一端は、筐体2の内部から上方(+Z方向)に突出し、筐体2の上面2tに形成された開口部15から露出している。開口部15は、前後方向(±Y方向)に細長い形状になっており、筐体2の上面2tには、投写距離を表す複数の数値が開口部15に沿って表記されている(図2参照)。本実施形態では、前方側(+Y側)から順に、「2m」、「3m」、「4m」、「5m」の4つの数値(投写距離)が表記されている。そして、指示部45bは、これらの数値を指示すべく、開口部15から露出する設定操作部45aの一端に固定されている。
設定操作部45aの他端は、筐体2の内部で右方向(−X方向)に向かって延出し、可動板32に接続されている。可動板32の裏面(−Z側表面)の左側(+X側)端部には、設定操作部45aを接続するための第2接続部32cが設けられており、第2接続部32cには、左右方向(±X方向)に貫通する貫通孔32dが形成されている。そして、設定操作部45aは、この貫通孔32dに対して摺動可能に嵌挿されている。
画面サイズ表示機構30は、上記のように構成されているため、ユーザがズームリング162を回動させてズーム状態を調整すると、可動板32は、ズームリング162の回動と連動して左右方向(±X方向)に移動する。また、ユーザが、開口部15から露出する設定操作部45aを前後方向(±Y方向)に動かすと、可動板32は、この動作と連動して前後方向(±Y方向)に移動する。
本実施形態では、ズームリング162のレバー162aを、その可動範囲内で最も右側(−X側)の位置に移動させると、投写レンズ160のズーム状態はテレ端となり、投写画像の画面サイズは最も小さくなる。また、レバー162aを最も左側(+X側)に移動させると、ズーム状態はワイド端となり、投写画像の画面サイズは最も大きくなる。また、投写画像の画面サイズは、投写距離によっても変動し、投写距離が長くなるほど画面サイズは大きくなる。本実施形態では、ズーム状態がテレ端の場合、投写距離が2m、3m、4m、5mと長くなるにつれて、画面サイズは、30インチ、45インチ、60インチ、75インチと変動し、ズーム状態がワイド端の場合には、投写距離が2m、3m、4m、5mと長くなるにつれて、画面サイズは、50インチ、75インチ、100インチ、125インチと変動する。また、レバー162aが、その可動範囲内の中間位置にある場合には、投写距離が2m、3m、4m、5mと長くなるにつれて、画面サイズは、40インチ、60インチ、80インチ、100インチと変動する。
可動板32の上面には、前後方向(±Y方向)に4行、左右方向(±X方向)に3列の合計12の数値(画面サイズ)が表記されている。4つの行は、投写距離に対応するものであり、前方側(+Y側)から順に、投写距離が5m、4m、3m、2mの場合の画面サイズを示している。また、各行に含まれる3つの数値は、ズーム状態に対応するものであり、左側(+X側)から順に、テレ端、中間位置、ワイド端の場合の画面サイズを示している。
そして、これらの数値(画面サイズ)は、投写距離設定部45で設定された投写距離、及びズームリング162の回動によって設定されたズーム状態に対応する画面サイズが、表示窓31の直下に位置するように配列されている。このため、図4に示すように、指示部45bが「2m」(最も前方側(+Y側)の数値)を指し示すように投写距離設定部45を設定し、ズーム状態を中間位置にした状態では、表示窓31の直下には、投写距離が2mでズーム状態が中間位置の場合の画面サイズ(40)が位置し、この数値が表示窓31から拡大されて表示される。
また、例えば、図6に示すように、投写距離設定部45を2mに設定したまま、ズームリング162のレバー162aを右方向(−X方向)に操作し、ズーム状態をテレ端にすると、上方から見て傘歯車41は時計回り、平歯車42は反時計回りに回動し、スライド部43及び可動板32は、右方向(−X方向)に移動する。このとき、表示窓31の直下には、投写距離が2mでズーム状態がテレ端の場合の画面サイズ(30)が位置し、この数値が表示窓31から拡大されて表示される。
また、図7に示すように、投写距離設定部45を2mに設定したまま、ズームリング162のレバー162aを左方向(+X方向)に操作し、ズーム状態をワイド端にすると、上方から見て傘歯車41は反時計回り、平歯車42は時計回りに回動し、スライド部43及び可動板32は、左方向(+X方向)に移動する。このとき、表示窓31の直下には、投写距離が2mでズーム状態がテレ端の場合の画面サイズ(50)が位置し、この数値が表示窓31から拡大されて表示される。
さらに、例えば、図8に示すように、ズーム状態をワイド端としたまま、設定操作部45aを後方(−Y方向)に移動させ、指示部45bが「5m」(最も後方側(−Y側)の数値)を指し示すように投写距離設定部45を設定すると、可動板32は、後方(−Y方向)に移動する。このとき、表示窓31の直下には、投写距離が5mでズーム状態がワイド端の場合の画面サイズ(125)が位置し、この数値が表示窓31から拡大されて表示される。
本実施形態のプロジェクタ1は、上記のように構成されているため、ユーザは、実際の投写距離に合わせて投写距離設定部45を設定することにより、表示窓31で画面サイズを確認しながらズーム調整を行うことが可能となる。また、レバー162aや、投写距離設定部45の設定操作部45aを操作して、表示窓31に所望の画面サイズを表示させた後に、指示部45bが指し示す投写距離に合わせてプロジェクタ1を設置するようにしてもよい。なお、可動板32に所望の画面サイズが表記されていない場合であっても、表示される画面サイズを目安にすることで、所望の画面サイズに近づけることができる。また、画面サイズをより細かく調整できるように、可動板32に表記されている数値(画面サイズ)に目盛りを付して、これを表示窓31から視認できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、現在のズーム状態に応じた画面サイズが表示窓31に表示されるため、ユーザは、画面サイズを確認しながらズーム調整を行うことが可能となり、ズーム調整時の利便性が向上する。
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、ズーム状態に応じた画面サイズが、筐体2の所定の位置(表示窓31)に明示されるため、画面サイズを確認する際の視認性が向上する。
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、投写距離を設定するための操作がなされる設定操作部45aを備え、可動板32には、4つの投写距離(2m、3m、4m、5m)に対応する4組(4行)の画面サイズが表記されている。そして、画面サイズ表示機構30は、設定操作部45aで設定された投写距離に対応する画面サイズを表示窓31に表示するため、様々な投写距離に応じた画面サイズを表示することが可能となり、ズーム調整時の利便性がさらに向上する。
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、可動板32には、4行3列のマトリクス状に画面サイズが配列されており、画面サイズ表示機構30は、ズーム調整がなされると、行方向である前後方向(±Y方向)に可動板32を移動させ、投写距離の設定操作がなされると、列方向である左右方向(±X方向)に可動板32を移動させる。このため、現在のズーム状態に対応する画面サイズを、簡単な構成で表示窓31の直下に位置させることが可能となる。
(5)本実施形態のプロジェクタ1によれば、表示窓31にレンズ31aが備えられており、表示窓31の直下に位置する数値(画面サイズ)がレンズ31aを通して拡大して表示されるため、画面サイズを確認する際の利便性がさらに向上する。
なお、上記実施形態では、ズーム操作を行うためのズームリング162及びそのレバー162aがズーム操作部に相当し、ズーム操作及び投写距離の設定操作と連動して光学部品用筐体170に対する相対位置、即ち筐体2に対する相対位置が変化する可動板32が可動部に相当する。また、ズーム状態や投写距離に対応する画面サイズを表示窓31に表示する画面サイズ表示機構30が画面サイズ報知部に相当する。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、ズームリング162のレバー162aを操作してズーム状態を調整する態様を示したが、この態様に限定されない。例えば、図9(a)、(b)に示すように、軸47を中心にして平歯車42と一体的に回動するダイアル部50を設けるとともに、これを筐体2の上面2tから露出させるようにしてもよい。この場合には、ダイアル部50を回動させることによって、平歯車42及び傘歯車41を介してズームリング162が回動し、ズーム調整がなされるとともに、平歯車42及びスライド部43を介して可動板32が移動し、対応する画面サイズが表示窓31から表示される。なお、図9に示したように、レバー162a及びダイアル部50の双方でズーム調整が可能な構成にしてもよいし、レンズ操作口13からズームリング162を露出させずに、ダイアル部50のみでズーム調整が可能な構成にしてもよい。
上記実施形態では、可動板32に4行3列の12個の画面サイズが表記されているが、可動板32に表記すべき画面サイズの数(行数及び列数)はこれに限定されない。ただし、行数(投写距離の数)及び列数(ズーム状態の数)が多いほど画面サイズをより細かく調整することが可能となる。
上記実施形態では、ズーム操作と連動して可動板32が左右方向(±X方向)に動き、投写距離の設定操作と連動して可動板32が前後方向(±Y方向)に動く構成を示しているが、可動板32の移動方向はこれに限定されず、互いに逆の動きをするようにしてもよい。また、可動板32の代わりに、投写レンズ160を囲う円筒状の部材を用い、ズームリング162の回動と連動してこの部材を回動させるとともに、投写距離の設定操作に連動してこの部材を前後方向に移動させる構成にすることも可能である。
上記実施形態では、投写距離設定部45によって可動板32を手動で前後方向に動かす構成を示したが、投写距離に応じて最適なフォーカス状態が定まることから、フォーカスリング161の回動と連動して可動板32が動く構成にしてもよい。
上記実施形態では、光変調装置として3つの液晶パネル151を用いた3板式のプロジェクタ1について説明したが、光変調装置の態様は、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶パネルによって画像を形成する態様とすることも可能である。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶パネル151を用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源装置110から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
上記実施形態では、光源装置110は、放電型の光源ランプ111によって構成されているが、LED光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
1…プロジェクタ、2…筐体、11…操作パネル、30…画面サイズ表示機構、31…表示窓、31a…レンズ、32…可動板、33…可動板移動機構、41…傘歯車、42…平歯車、43…スライド部、44…スライド支持部、45…投写距離設定部、45a…設定操作部、45b…指示部、100…光学ユニット、110…光源装置、120…インテグレータ光学系、130…色光分離光学系、140…リレー光学系、150…画像形成装置、151…液晶パネル、152…入射側偏光板、153…射出側偏光板、154…クロスダイクロイックプリズム、160…投写レンズ、161…フォーカスリング、161a…レバー、162…ズームリング、162a…レバー、170…光学部品用筐体。
Claims (5)
- 光源装置と、
前記光源装置から射出された光を変調して画像を形成する光変調装置と、
ズーム状態を調整可能なズーム調整機構を有し、前記光変調装置で形成された前記画像を投写する投写光学系と、
前記ズーム状態を調整するためのズーム操作がなされるズーム操作部と、
装置本体を収容する筐体と、
前記ズーム操作と連動して前記筐体との相対位置が変化する可動部を有し、当該可動部の前記相対位置によって、前記ズーム状態に対応する画面サイズを報知する画面サイズ報知部と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記可動部には、複数のズーム状態にそれぞれ対応する複数の画面サイズが所定の配列で表記されており、
前記画面サイズ報知部は、前記複数の画面サイズのうち現在のズーム状態に対応する画面サイズが前記筐体に対して所定の位置にくるように前記可動部の前記相対位置を変化させるとともに、当該所定の位置にある画面サイズを明示することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2に記載のプロジェクタであって、
投写距離を設定するための操作がなされる設定操作部をさらに備え、
前記可動部には、複数の投写距離にそれぞれ対応する複数組の画面サイズが所定の配列で表記されており、
前記画面サイズ報知部は、前記複数組の画面サイズのうち、前記設定操作部で設定された投写距離に対応する組の画面サイズが前記筐体に対して所定の位置にくるように、前記設定操作部になされる操作と連動して前記可動部の前記相対位置を変化させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタであって、
前記可動部には、複数の画面サイズが複数の行及び複数の列を有するマトリクス状に配列されており、
前記画面サイズ報知部は、前記ズーム操作と連動して、前記可動部の前記相対位置を前記行及び前記列のいずれか一方の方向に変化させるとともに、前記設定操作部になされる操作と連動して、前記可動部の前記相対位置を他方の方向に変化させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載のプロジェクタであって、
前記画面サイズ報知部は、前記所定の位置に配設されたレンズを有し、当該レンズを通して前記画面サイズを拡大して表示することを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008059087A JP2009216854A (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008059087A JP2009216854A (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009216854A true JP2009216854A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41188809
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JP2008059087A Withdrawn JP2009216854A (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009216854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102544495B1 (ko) * | 2023-03-13 | 2023-06-16 | 주식회사 엠엔지 이엔티 | 렌즈의 듀얼 포커싱 기능을 갖춘 빔 프로젝터 |
-
2008
- 2008-03-10 JP JP2008059087A patent/JP2009216854A/ja not_active Withdrawn
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