JP2009216191A - 遊星歯車およびこれを用いた遊星歯車装置 - Google Patents

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Atsushi Tsukizaki
敦史 月崎
Yoshitaka Miura
吉孝 三浦
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Abstract

【課題】構造が簡単で、潤滑油の周りもよくすることのできる遊星歯車を提供することである。
【解決手段】歯車部分1と、この歯車部分を支えて回転させる軸となる回転軸部分2とが一体化されており、回転軸部分2の両端が回転自在にボールベアリング3によって軸受けされ得ることを特徴とする遊星歯車10。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊星歯車およびこれを用いた遊星歯車装置に関する。
遊星歯車(ピニオンギヤ)は、サンギヤ、リングギヤの間を、キャリヤに支持されて回転する。従来のピニオンギヤはピニオンシャフトを介してキャリヤに支持されており、ピニオンギヤが回転することによる、ピニオンギヤとピニオンシャフトの相対運動をニードルベアリングで吸収し、ピニオンギヤとキャリヤの相対運動をワッシャで吸収している。
ニードルベアリングの潤滑に関しては、ピニオンギヤ、ワッシャ、キャリヤの隙間から入る潤滑油によって潤滑する方法や、ピニオンシャフトの内部に油路穴を設けてピニオンシャフトから潤滑油を供給し潤滑する方法などがある。また、ワッシャについてはピニオンギヤ、ワッシャ、キャリヤの隙間から入る潤滑油によって潤滑する方法がある(たとえば特許文献1、2、および3)。
特開平9−310754号公報 実開平5−34350号公報 実開平5−36124号公報
しかしながら、従来の技術のように、ニードルベアリング、ワッシャによって相対運動を吸収するという構成では、どうしても部品数が多くなり、構造が複雑になるという問題があった。
また、ニードルベアリング、ワッシャの潤滑をピニオンギヤ、ワッシャ、キャリヤの隙間から入る潤滑油によって潤滑しているため、隙間の大きさや状態によっては潤滑油が十分に行き渡らなくなるという問題があった。
さらにニードルベアリングの潤滑をピニオンシャフトから潤滑油を供給し潤滑する構成のため、ピニオンシャフトの形状が複雑になるという問題もあった。
そこで本発明の目的は、構造が簡単で、潤滑油の周りもよくすることのできる遊星歯車、およびこの遊星歯車を用いた遊星歯車装置を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の遊星歯車は、歯車部分と、当該歯車部分を支持する回転軸部分とが一体化されており、前記回転軸部分の両端が回転自在に軸受けされ得ることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明の遊星歯車装置は、歯車部分と、当該歯車部分を支持する回転軸部分が一体化された遊星歯車と、前記回転軸部分の両端を回転自在に支持する軸受部材と、前記遊星歯車を前記軸受部材を介して支持する支持部材と、前記支持部材に前記軸受部材を固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、歯車部分と回転軸部分が一体化しているため、部品数を削減することができて構造を簡素化できる。また、構造が簡単であるため、潤滑油の回り込みもよく潤滑性能を良くすることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の遊星歯車を適用した自動変速機の要部を示し、軸に垂直な平面で切断した断面図であり、図2は図1におけるA−A線に沿う断面図である。
本実施形態の遊星歯車10は、ピニオンギヤ部分1(歯車部分)とピニオンシャフト部分2(回転軸部分)を一体化したものである。このためピニオンギヤ部分1がピニオンシャフト部分2と相対回転することはない。したがって、この遊星歯車10を取り付ける際には、ピニオンシャフト部分2の両端を、ボールベアリング3などの軸受部材によって回転自在となるように支持する。
遊星歯車10は、具体的にはたとえば、自動変速機へ組み付けられる。このとき遊星歯車10は、ボールベアリング3および軸受固定部材5(固定部材)とともにピニオンギヤアセンブリとして提供され、キャリヤ4(支持部材)に組み付けられて遊星歯車装置20として構成される。したがって、自動変速機としては、ピニオンギヤアセンブリとして提供されて組み付けられた遊星歯車10に対し、ピニオンギヤ部分1の外側にリングギヤ31、内側にサンギヤ32が配置されることになる。
図3は遊星歯車装置を説明するための図面であって、図1のB−B線に沿う断面図である。また、図4は遊星歯車装置の組み立て手順を説明するための説明図である(図3と同じ断面を示す)。ただし、図3、図4共にサンギヤおよびリングギヤは図示していない。
まず、遊星歯車10のピニオンシャフト部分2の両端にボールベアリング3を取り付ける。そしてキャリヤ4の所定位置に配置して、軸受固定部材5によりボールベアリング3を固定する。軸受固定部材5はキャリヤ4にねじ51によって固定する。また、ボールベアリング3の外周側は、キャリヤ4の保持部52によって保持している。
これにより、キャリヤ4に取り付けられる複数の遊星歯車10は、一つの軸受固定部材5によって固定される。したがって、キャリヤ4の両端のボールベアリング3を支持する部位は、キャリヤ4とともに一体化される。このため、ピニオンギヤ部分1にかかるトルクによる荷重負荷が分散されて均等にかかるようになり、耐久性が向上する。
本実施形態によれば次のような効果を奏する。
遊星歯車10は、ピニオンギヤ部分1とピニオンシャフト部分2を一体にし、ピニオンシャフト部分2の両端にボールベアリング3(軸受部材)を設け、キャリヤ4で支持する構造としたので、ニードルベアリング、ワッシャを1つの軸受部材とすることができる。このため部品数を削減し、構造を簡素化できる。
遊星歯車10は、ピニオンシャフト部分2の両端をボールベアリング3で軸受けしているため、キャリヤ4の外側から見える位置にボールベアリング3を設けることができる。このためピニオンシャフト内への油路穴加工や、オイルキャッチ部品を設けなくとも潤滑が必要な転送面に潤滑油を容易に供給することができる。
また、ピニオンギヤ部分1と一体にしたピニオンシャフト部分2に設けたボールベアリング3を軸受固定部材5によって固定してキャリヤ4と一体構造としたので、軸受固定部材5に対して複数の遊星歯車10が中心軸対称に設けられることになる。このためトルクによる荷重の向きが中心軸対称となる。したがって、全ての遊星歯車10から対称方向に同じ荷重が入力されるため、入力が相殺され部品の応力集中を抑制ことができ、耐久性が向上する。また、軸受固定部材5を小さくして、取り付け方法を簡易にすることができる。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。たとえば、自動変速機に使用した実施形態としたが、本発明の遊星歯車は自動変速機に以外にも適用可能である。
本発明の遊星歯車を適用した自動変速機の軸に垂直な平面で切断した断面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 遊星歯車装置を説明するための図面であって、図1のB−B線に沿う断面図である。 遊星歯車装置の組み立て手順を説明するための説明図である。
符号の説明
1 ピニオンギヤ部分(歯車部分)、
2 ピニオンシャフト部分(回転軸部分)、
3 ボールベアリング、
4 キャリヤ(支持部材)、
5 軸受固定部材(固定部材)、
10 一体化ピニオンギヤ、
20 遊星歯車装置、
31 リングギヤ、
32 サンギヤ。

Claims (3)

  1. 歯車部分と、当該歯車部分を支持する回転軸部分とが一体化されており、
    前記回転軸部分の両端が回転自在に軸受けされ得ることを特徴とする遊星歯車。
  2. 歯車部分と、当該歯車部分を支持する回転軸部分が一体化された遊星歯車と、
    前記回転軸部分の両端を回転自在に支持する軸受部材と、
    前記遊星歯車を前記軸受部材を介して支持する支持部材と、
    前記支持部材に前記軸受部材を固定する固定部材と、
    を有することを特徴とする遊星歯車装置。
  3. 複数の前記遊星歯車をそれぞれ支持する複数の前記軸受部材を、一つの前記固定部材によって前記支持部材に固定したことを特徴とする請求項2記載の遊星歯車装置。
JP2008061264A 2008-03-11 2008-03-11 遊星歯車およびこれを用いた遊星歯車装置 Pending JP2009216191A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015041107A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 英和 当 遊星歯車機構及びその動力伝達部材
DE102014214331A1 (de) * 2014-07-23 2016-01-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Planetengetriebe

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WO2015041107A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 英和 当 遊星歯車機構及びその動力伝達部材
JP2015059588A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 英和 当 遊星歯車機構及びその動力伝達部材
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