JP2009214622A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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京平 金子
Takeshi Okada
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Abstract

【課題】燃料タンクの給油口から燃料が溢れ出たとしても、溢れ出た燃料が燃料タンクの周辺に配設された車体部品にかかることを、より効果的に防止する。
【解決手段】
自動二輪車10は、燃料タンク30の給油口31から溢れた燃料を受ける燃料キャッチャ100を備える。燃料キャッチャ100は、燃料が受け入れられる開口面100Aを有する。燃料キャッチャ100は、燃料タンク30の下部の表面(位置P)に取り付けられる。燃料キャッチャ100は、開口面100Aを自動二輪車10の上方に向けて、燃料タンク30の下部の表面に取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料タンクの給油口から溢れ出た燃料が燃料タンクを伝って燃料タンクの周辺にかかることが防止された鞍乗型車両に関する。
従来、自動二輪車では、燃料タンクに給油しているときに、給油のし過ぎなどによって、給油口から燃料が溢れ出ることがある。燃料タンクの給油口から溢れ出た燃料は、燃料タンクの表面を伝って、燃料タンクの周辺に配設されたエンジン等の車体部品にかかり、車体部品等を汚すことがあった。
そのため、従来の自動二輪車では、燃料タンクの給油口から溢れ出た燃料が燃料タンクの周辺に配設された車体部品にかかることを防止する対策が採られている。
例えば、燃料タンクの下側端部に、車幅方向外側に突出した庇状の部材(鍔部材)を設けた自動二輪車が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された自動二輪車では、燃料タンクの表面を伝って流れた燃料は、鍔部材を伝って鍔部材の端部から地面に滴下する。
特開平6−191456号公報
ところが、特許文献1に開示された自動二輪車では、燃料が滴下することによる燃料タンク周辺部の汚れを防げない場合があった。例えば、駐車時の車体の傾き度合によっては、燃料が庇状の部材の端部から燃料タンクの周辺に配設された車体部品に垂れることがある。また、強風時には、庇状の部材の端部から垂れた燃料が飛散して、燃料タンクの周辺に配設された車体部品にかかる虞もあった。
そこで、本発明は、燃料タンクの給油口から燃料が溢れ出たとしても、溢れ出た燃料が燃料タンクの周辺に配設された車体部品にかかることを、より効果的に防止することができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、車輪(前輪20、後輪90)と、前記車輪(後輪90)の駆動力を発生するエンジン(エンジン40)と、給油口(給油口31)を有しており前記エンジンに供給される燃料を蓄える燃料タンク(燃料タンク30)とを備える鞍乗型車両(自動二輪車10)であって、前記給油口から溢れた前記燃料を受ける燃料受け部(燃料キャッチャ100)を備え、前記燃料受け部は、前記燃料が受け入れられる開口面(開口面100A)を有し、前記燃料受け部は、前記燃料タンクの下部の表面(位置P)に取り付けられ、前記開口面は、前記鞍乗型車両の上方に向いていることを要旨とする。
このような特徴によれば、燃料受け部は、開口面を鞍乗型車両の上方に向けて、燃料タンクの下部の表面に取り付けられる。
したがって、燃料タンクの表面を伝う燃料を、燃料タンクの表面に取り付けられた燃料受け部の開口面から燃料受け部の内部に受け入れることができる。このため、燃料タンクの表面を流れた燃料が燃料タンクの周辺に配設された車体部品にかかることを、より効果的に防止することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記燃料受け部(燃料キャッチャ100)は、底部(底部110)と、前記底部の外縁の全部から上方に延びる壁部(壁部120、第1面121、第2面122、第3面123、第4面124)とを有し、前記開口面(開口面100A)は、前記壁部の上端部分(上端121a、122a、123a、124a)によって形成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジン(エンジン40)は、前記燃料タンクの下方に配設され、前記燃料受け部は、前記燃料タンクの下部における前記鞍乗型車両の車幅方向の外側(位置P)取り付けられることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記燃料受け部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記給油口の下方に配設されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記燃料タンクは、曲げ加工が施された複数の金属板(天板35、底板36)によって形成され、前記複数の金属板の接合部分にはフランジ部(フランジ部32)が形成され、前記フランジ部は、第1部分(第1フランジ部32a)と、前記第1部分と連なる第2部分(第2フランジ部32b)とを有し、前記第1部分は、前記燃料タンクの表面からの高さが前記第2部分に比べて大きく、前記第1部分には、前記燃料受け部が取り付けられることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記壁部(壁部120、第1面121、第2面122、第3面123、第4面124)の一部には、前記第1部分(第1フランジ部32a)と係合する係合凸部(係合凸部140)が形成され、前記第1部分には、前記係合凸部が挿通される挿通孔(挿通孔321)が形成され、前記係合凸部は、前記壁部の内壁面(表面121b)から突設され、前記係合凸部は、前記挿通孔に対して、車幅方向の内側から外側に向かって圧入されることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記係合凸部及び前記壁部は、弾性部材により一体成形されることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記燃料受け部の底部(底部110)には、前記燃料を外部へ排出する排出孔(排出孔131)が形成され、前記排出孔には、前記燃料を排出する燃料排出管(燃料排出管130)が接続されており、前記燃料排出管は、前記エンジン(エンジン40)の下方まで延びていることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記燃料受け部は、側面視において、前記開口面(開口面100A)から前記底部(底部110)に至るほど細くなっていることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記燃料タンクの表面の少なくとも一部は、曲面になっており、前記燃料タンクに取り付けられる前記燃料受け部の前記壁部(第1面121)は、前記燃料タンクの表面の形状に沿って湾曲していることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記燃料タンクの側部に配設され、前記燃料タンクの下方に延びる車体カバー(シュラウド12)を備えており、前記車体カバーは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記燃料受け部を覆っていることを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第11の特徴に係り、前記燃料受け部の前記壁部は、前記鞍乗型車両の車幅方向の外側に配設される外壁面(第2面122)と、前記外壁面よりも前記車幅方向の内側に配設される内壁面(第1面121)とを有し、前記外壁面と前記内壁面とは、互いに向かい合って配設され、前記外壁面と前記内壁面との間隔(間隔D)は、前記鞍乗型車両の後方から前方に向かうにつれて車幅方向に広くなることを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記フランジ部(フランジ部32)の第2部分(第2フランジ部32b)には、前記給油口から溢れた前記燃料を受けて前記フランジ部に沿って案内するガイド部(ガイド部200)が取り付けられており、前記ガイド部は、前記燃料受け部の前記開口面(開口面100A)に引き込まれていることを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記燃料タンクは、前記給油口が形成された第1タンク面(タンク面30a)と、前記第1タンク面よりも前記燃料タンクの内側から外側に向かって張り出した第2タンク面(タンク面30b)と、前記第1タンク面から前記第2タンク面に連なる第3タンク面(段差面30c)とが前記曲げ加工により形成されており、前記第3タンク面は、少なくとも前記燃料タンクの側面を通って前記燃料受け部が取り付けられた位置の近傍まで連なることを要旨とする。
本発明によれば、給油時に給油口から燃料が溢れ出たとしても、溢れ出た燃料が燃料タンク周辺にかかることを、より効果的に防止することができる。
次に、本発明に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)全体概略構成、(2)燃料キャッチャの取付位置、(3)燃料キャッチャの構造、(4)作用・効果、及び(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)全体概略構成
まず、本実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10の全体概略構成について説明する。図1は、自動二輪車10の左側面図である。図2は、自動二輪車10の正面図である。
図1,図2に示すように、自動二輪車10は、自動二輪車10の骨格を形成する車体フレーム50を有する。自動二輪車10は、前輪20、燃料タンク30、エンジン40、シート70、及び後輪90を有する。燃料タンク30、エンジン40、及びシート70は、車体フレーム50に取り付けられる。
前輪20は、車体フレーム30に連結された一対のフロントフォーク21によって回転可能に支持される。
エンジン40は、自動二輪車10の駆動力を発生させるパワーユニットである。エンジン40は、自動二輪車10の前後方向略中央において、車体フレーム50に取り付けられる。エンジン40は、後輪90に伝達される駆動力を発生する。エンジン40において発生された駆動力は、チェーン60により後輪90に伝達される。
シート70は、燃料タンク30の後方に配置される。シート70には、ライダーが着座する。
燃料タンク30は、エンジン40に供給される燃料を貯留する。燃料タンク30は、エンジン40の上方に配置されている。燃料タンク30は、シート70の前方に配設される。
燃料タンク30の両側部には、車体カバー(以下、シュラウドという)12L,12Rが配設される。シュラウド12L,12Rは、燃料タンク30の下方に延びる。また、燃料タンク30には、燃料キャッチャ100が設けられている。
燃料キャッチャ100は、給油口から溢れた燃料を受ける。すなわち、本実施形態において、燃料キャッチャ100は、燃料受け部を構成する。
燃料キャッチャ100は、シュラウド12Rの内側、かつ燃料タンク30の下部の表面(位置P)に取り付けられる。すなわち、シュラウド12Rは、自動二輪車10の側面視において、燃料キャッチャ100を覆っている。
(2)燃料キャッチャ100の取付位置
図3は、シュラウド12を外した自動二輪車10の右側面図である。図4は、燃料キャッチャ100の取付位置を説明する自動二輪車の分解斜視図である。
燃料キャッチャ100は、燃料タンク30の下部の表面に配設される。具体的には、燃料キャッチャ100は、燃料タンク30の下部における自動二輪車10の車幅方向の外側に取り付けられる。また、燃料キャッチャ100は、エンジン40の上方付近に配設される。
燃料タンク30は、給油口31を有する。給油口31は、燃料タンク30の上側表面に略水平に形成されている。図3に示すように、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の右側方視において、燃料タンク30の給油口31の下方に配置される。
燃料タンク30は、曲げ加工が施された天板35、底板36によって形成される(底板36は、図4には不図示、図8参照)。天板35と底板36との接合部分には、フランジ部32が形成される。
フランジ部32は、第1フランジ部32aと、第1フランジ部32aと連なる第2フランジ部32bとを有する。第1フランジ部32aは、燃料タンク30の表面からの高さが第2フランジ部32bに比べて大きい。燃料キャッチャ100は、第1部フランジ部32aに取り付けられる。
燃料タンク30の表面の少なくとも一部は、曲面になっている。また、燃料タンク30は、給油口31が形成されたタンク面30aと、タンク面30aよりも燃料タンク30の内側から外側に向かって張り出したタンク面30bと、タンク面30aからタンク面30bに連なる段差面30cとが曲げ加工により形成される。
すなわち、本実施形態において、タンク面30aは第1タンク面を構成し、タンク面30bは第2タンク面を構成し、段差面30cは第3タンク面を構成する。
段差面30cは、燃料タンク30の側面を通って燃料キャッチャ100が取り付けられた第1フランジ部32aの近傍まで連なる。
また、図4に示すように、第2フランジ部32bには、ガイド部200が取り付けられる。ガイド部200は、給油口31から溢れて燃料タンク30表面を伝って流れた燃料を受ける。ガイド部200は、受けた燃料を第2フランジ部32bに沿って燃料キャッチャ100へ案内する。
(3)燃料キャッチャ100の構造
次に、図5乃至図7を用いて、燃料キャッチャ100の構造を説明する。図5は、図3の右側方図において、燃料キャッチャ100のみを拡大して示す拡大図である。
図5に示すように、燃料キャッチャ100は、底部110と、底部110の外縁の全部から上方に延びる壁部120を有する。壁部120は、第1面121、第2面122、第3面123、第4面124)とを有する。
第1面121は、自動二輪車10の車幅方向の内側に配設される。また、第2面122は、車幅方向の内側に配設される。第2面122は、略半円状の切抜部122b、122cを有する。
開口面100Aは、壁部120の上端部分である上端121a、122a、123a、124aによって形成される。開口面100Aは、自動二輪車10の上方に向いて開口する。
すなわち、上端121aは、第1面121の上端であり、上端122aは、第2面122の上端である。また、上端123aは、第3面123の上端であり、上端124aは、第4面124の上端である。
図5に示すように、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の側面視において、開口面100Aから底部110に至るほど細くなっている。
すなわち、燃料キャッチャ100は、側面視において、開口面100Aを底辺とし、第3面123及び第4面124を斜辺とする略三角形状を有する。第3面123及び第4面124は、図5には図示しないシュラウド200Rの下端部の形状に沿っている。
また、底部110には、受け止めた燃料を燃料キャッチャ100の外部へ排出する燃料排出管130が接続される。
図6は、燃料キャッチャ100の上面図である。図7は、燃料キャッチャ100の斜視図である。
図6に示すように、底部110には、受けた燃料を外部へ排出する排出孔131が形成される。排出孔131には、燃料排出管130(図6に不図示、図5参照)が接続される。燃料排出管130は、エンジン40の下方まで延びる。
また、図6に示すように、フランジ部32の少なくとも一部は、燃料タンク30の表面の形状に沿って曲面になっている。燃料キャッチャ100の第1面121は、燃料タンクのフランジ部32の形状に沿って湾曲している。
第1面121と第2面122との間隔D(図6に示す)は、自動二輪車10の後方から前方に向かうにつれて車幅方向に広くなる。すなわち、第1面121と第2面122との間隔Dは、後方に向かうほど狭い。
図6,図7に示すように、壁部120の一部には、第1フランジ部32aと係合する係合凸部140が形成される。本実施形態では、係合凸部140は、第1面121に形成される。すなわち、係合凸部140は、第1面121の内壁面である表面121bから突設される。
表面121bは、第1フランジ部32aの車両内側の表面と当接される。図6及び図7では、第1フランジ部32aが仮想線で示される。第1フランジ32aには、係合凸部140が挿通される挿通孔321が形成される。
係合凸部140は、挿通孔321に対して、車幅方向の内側から外側(図6の矢印L方向)に向かって挿入される。
図8は、図3のA−A線に沿った断面図である。図9は、図8の係合凸部140近傍の拡大図である。
図8,図9に示すように、第1面121は、第1フランジ部32aの車幅方向の内側の表面、すなわち底板36の表面36bと当接される。
図9に示すように、係合凸部140は、根元部141と、係止部142とを有する。根元部141は、第1面121の表面121bに連なる。根元部141の直径dは、挿通孔321の孔径と略同一である。
係止部142の直径は、根元部131及び貫通孔321の孔径よりも大きい。本実施形態では、係合凸部140及び壁部120は、弾性部材により一体成形される。
係合凸部140は、挿通孔321に対して、車幅方向の内側から外側に向かって圧入される。
(4)作用・効果
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100は、開口面100Aを自動二輪車10の上方に向けて、燃料タンク30の下部の表面に取り付けられる。
従って、燃料タンク30の表面を伝う燃料を開口面100Aから燃料キャッチャ100の内部に受け入れることができる。
これにより、燃料タンク30の表面を流れた燃料が燃料タンク30の周辺に配設された車体部品にかかることを、より効果的に防止することができる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100は、底部110と、底部110の外縁の全部から上方に延びる第1面121、第2面122、第3面123、及び第4面124を有する。開口面100Aは、上端121a、122a、123a、及び124aによって形成される。
このように、燃料キャッチャ100は、壁部120と底部110とから形成されており、開口面100Aは、壁部120の上端に形成されるので、開口面100Aから受け入れた燃料を壁部120と底部110とで受け止めることができる。
従って、燃料タンク30の下方に配設された車体部品に燃料がかかることを防止することができる。
自動二輪車10によれば、エンジン40は、燃料タンク30の下方に配設される。また、燃料キャッチャ100は、燃料タンク30の下部における自動二輪車10の車幅方向の外側である位置Pに取り付けられる。
このように、燃料キャッチャ100は、エンジン40の側面の上方に配設されるので、燃料タンク30の表面を伝う燃料を効率よく受け止めることができる。従って、自動二輪車10によれば、特に、燃料によるエンジン40の汚れを防ぐことができる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の側面視において、給油口31の下方に配設される。燃料キャッチャ100の開口面100Aは、給油口31の下方に配設されるので、給油口31から溢れ出た燃料を効率よく受け止めることができる。
また、自動二輪車10によれば、燃料タンク30は、曲げ加工が施された天板35及び底板36から形成され、天板35及び底板36の接合部分にはフランジ部32が形成される。燃料キャッチャ100は、フランジ部は、燃料タンク30の表面からの高さが大きい第1フランジ部32aに取り付けられる。
燃料キャッチャ100は、燃料タンク30のフランジ部に取り付けられるので、燃料キャッチャ100を取り付けるために、燃料タンク30に新たな取付用部品を用意する必要がない。従って、部品点数の増加を抑えることができる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100は、壁部120の一部に係合凸部140を有しており、第1フランジ部32aに形成された挿通孔321に係合凸部140が圧入される。そのため、燃料キャッチャ100を取り付けるために、取付ネジ等を用いる必要がない。従って、部品点数の増加を抑えられる。
自動二輪車10によれば、係合凸部140及び壁部120は、弾性部材により一体成形することができるため、係合凸部140を後から取り付ける処理を行う場合に比べて、製造工程を削減できる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100で受けられた燃料は、エンジン40の下方まで延びている燃料排出管130を通って排出される。従って、給油口31から溢れ出て燃料タンク30を伝って流れる燃料が燃料タンク30の周辺に配設された車体部品にかかることを確実に防止することができる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の側面視において、開口面100Aから底部110に至るほど細くなっている。このように、燃料キャッチャ100は、開口面100Aがより広く、底部110が狭い構造を有するため、燃料を開口面100Aから燃料キャッチャ100内部に受け入れやすい。
自動二輪車10によれば、燃料タンク30に取り付けられている壁部120が燃料タンク30の形状に沿って湾曲しているので、壁部120と燃料タンク30との間に隙間がなく、燃料タンク30の表面を伝って流れる燃料を確実に受け止めることができる。
自動二輪車10によれば、シュラウド12Rが燃料キャッチャ100を覆っているため、燃料タンク30の表面を伝う燃料が燃料キャッチャ100に受け入れられる前に風などの影響を受けることが少ない。従って、燃料タンク30の周辺部に燃料がかかることを確実に防ぐことができる。
自動二輪車10によれば、燃料タンク30の表面を流れた燃料が第2フランジ部32bに取り付けられたガイド部200に沿って、開口面100Aに案内されるので、燃料タンク30において、燃料キャッチャ100が取り付けられていない位置に流れた燃料も燃料キャッチャ100の内部に確実に導くことができる。
自動二輪車10によれば、燃料タンク30がタンク面30aと、タンク面30bを有し、タンク面30aからタンク面30bに連なる段差面30cとが曲げ加工により形成されている。段差面30cは、燃料タンク30の側面を通って燃料キャッチャ100が取り付けられた位置の近傍まで連なる。このため、燃料タンクの表面を流れる燃料は、段差面30cに沿って流れ、燃料キャッチャ100に導かれる。
従って、燃料タンク30の表面を流れる燃料を燃料キャッチャ100で確実に受けることができる。
自動二輪車10によれば、第1面121と第2面122との間隔D(図6に示す)は、後方に向かうほど狭い。これにより、シート70前方において、シュラウド12Rが車幅方向に張り出すことを防止できる。従って、燃料キャッチャ100を配設してもライダーの邪魔にならない。
このように、燃料キャッチャ100は、燃料タンク30とシュラウド12Rとの間の空間に収まるとともに、燃料タンク30の表面を伝って流れる燃料を確実に受け止めることができる。
自動二輪車10によれば、燃料キャッチャ100の第2面122は、略半円状の切抜部122b、122cを有する。第1面121と第2面122との間隔Dは、自動二輪車10の後方ほど狭いので、第2面122に略半円状の切抜部122b、122cを設けることにより、係合凸部140が第2面122に当接することを防止することができる。従って、燃料キャッチャ100を第1フランジ部32aに確実に取り付けることができる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなる。
上述の実施形態では、鞍乗型車両の一例として自動二輪車10を挙げたが、鞍乗型車両であればよく、車輪の数は2つに限定されない。例えば、車輪の数は3つであってもよい。また、車輪の数は4つであってもよい。
上述した実施形態において、燃料キャッチャ100の燃料タンク30に対する取付位置は、図3,図4に示す位置に限定されない。必要に応じて、例えば、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の右側に取り付けられてもよい。
また、上述した実施形態において、燃料キャッチャ100は、係合凸部140を第1フランジ部32aの挿通孔321に挿入することにより、燃料キャッチャ100を燃料タンク30に取り付けるとした。しかし、取付方法は、この方法に限定されない。例えば、ネジにより固定してもよい。
上述した実施形態では、底部110には、燃料を燃料キャッチャ100の外部へ排出する排出孔131が形成され、排出孔131には、燃料排出管130が接続されるとした。しかし、排出孔131及び燃料排出管130は必ずしも設けなくてよい。
また、上述した実施形態において、燃料キャッチャ100は、自動二輪車10の側面視において、開口面100Aから底部110に至るほど細くなっているとした。また、第1面121と第2面122との間隔Dは、自動二輪車10の後方から前方に向かうにつれて車幅方向に広くなるとした。しかし、燃料キャッチャ100の形状は、この形状に限定されない。例えば、自動二輪車10にシュラウド12を取り付けた状態で、シュラウド12からはみ出してみえないようにすることが好ましい。燃料キャッチャ100の形状は、シュラウド12の形状に合わせて、適宜変更可能である。
上述した実施形態において、燃料タンク30は、給油口31が形成されたタンク面30aと、タンク面30aよりも燃料タンク30の内側から外側に向かって張り出したタンク面30bとを有しており、タンク面30aからタンク面30bに連なる段差面30cが形成されているとした。ここで、段差面30cの形成される位置、形状等は、図4に限定されない。給油口31から溢れた燃料を燃料キャッチャ100に導く形状であればよい。例えば、段差面30cは、1つに限定されない。複数であってもよい。
本実施形態では、燃料キャッチャ100は、燃料タンク30を伝って流れる燃料を受け止めるとして説明した。しかし、例えば、燃料タンク30の表面を伝って流れるものであれば、例えば、雨水、泥水等も受け止めることができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の正面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のシュラウドを外した右側面図である。 本発明の実施形態に係る燃料キャッチャの取付位置を説明する分解斜視図である。 図3の右側方図において燃料キャッチャを拡大して示す拡大図である。 本発明の実施形態に係る燃料キャッチャの上面図である。 本発明の実施形態に係る燃料キャッチャの斜視図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図8の係合凸部140近傍の拡大図である。
符号の説明
10…自動二輪車、12L,12R…シュラウド、21…フロントフォーク、20…前輪、30…燃料タンク、30a,30b…タンク面、30c…段差面、31…給油口、32…フランジ部、32a…第1フランジ部、32b…第2フランジ部、35…天板、36…底板、40…エンジン、50…車体フレーム、61…チェーン、70…シート、90…後輪、100…燃料キャッチャ、100A…開口面、110…底部、120…壁部、121…第1面、122…第2面、123…第3面、124…第4面、121a,122a,123a,124a…上端、122b,122c…切抜部、130…燃料排出管、131…排出孔、140…係合凸部、200…ガイド部、321…挿通孔、D…間隔、P…位置

Claims (14)

  1. 車輪と、
    前記車輪の駆動力を発生するエンジンと、
    給油口を有しており前記エンジンに供給される燃料を蓄える燃料タンクと
    を備える鞍乗型車両であって、
    前記給油口から溢れた前記燃料を受ける燃料受け部を備え、
    前記燃料受け部は、
    前記燃料が受け入れられる開口面を有し、
    前記燃料受け部は、前記燃料タンクの下部の表面に取り付けられ、
    前記開口面は、前記鞍乗型車両の上方に向いている鞍乗型車両。
  2. 前記燃料受け部は、
    底部と、
    前記底部の外縁の全部から上方に延びる壁部と
    を有し、
    前記開口面は、前記壁部の上端部分によって形成されている請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記エンジンは、前記燃料タンクの下方に配設され、
    前記燃料受け部は、前記燃料タンクの下部における前記鞍乗型車両の車幅方向の外側に取り付けられる請求項1に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記燃料受け部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記給油口の下方に配設される請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記燃料タンクは、曲げ加工が施された複数の金属板によって形成され、
    前記複数の金属板の接合部分にはフランジ部が形成され、
    前記フランジ部は、第1部分と、前記第1部分と連なる第2部分とを有し、
    前記第1部分は、前記燃料タンクの表面からの高さが前記第2部分に比べて大きく、
    前記第1部分には、前記燃料受け部が取り付けられる請求項2に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記壁部の上端の一部には、前記第1部分と係合する係合凸部が形成され、
    前記第1部分には、前記係合凸部が挿通される挿通孔が形成され、
    前記係合凸部は、前記壁部の内壁面から突設され、
    前記係合凸部は、前記挿通孔に対して、車幅方向の内側から外側に向かって圧入される請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記係合凸部及び前記壁部は、弾性部材により一体成形される請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記燃料受け部の底部には、前記燃料を前記燃料受け部の外部へ排出する排出孔が形成され、
    前記排出孔には、前記燃料を排出する燃料排出管が接続され、
    前記燃料排出管は、前記エンジンの下方まで延びている請求項2に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記燃料受け部は、前記鞍乗型車両の側面視において、前記開口面から前記底部に至るほど細くなっている請求項2に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記燃料タンクの表面の少なくとも一部は、曲面になっており、
    前記燃料タンクに取り付けられる前記燃料受け部の前記壁部は、前記燃料タンクの表面の形状に沿って湾曲している請求項2に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記燃料タンクの側部に配設され、前記燃料タンクの下方に延びる車体カバーを備えており、
    前記車体カバーは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記燃料受け部を覆っている請求項4に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記燃料受け部の前記壁部は、
    前記鞍乗型車両の車幅方向の外側に配設される外壁面と、
    前記外壁面よりも前記車幅方向の内側に配設される内壁面と
    を有し、
    前記外壁面と前記内壁面とは、互いに向かい合って配設され、
    前記外壁面と前記内壁面との間隔は、前記鞍乗型車両の後方から前方に向かうにつれて車幅方向に広くなる請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記フランジ部の前記第2部分には、
    前記給油口から溢れた前記燃料を受けて前記第2部分に沿って案内するガイド部が取り付けられており、
    前記ガイド部は、前記燃料受け部の前記開口面に引き込まれている請求項5に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記燃料タンクは、
    前記給油口が形成された第1タンク面と、
    前記第1タンク面よりも前記燃料タンクの内側から外側に向かって張り出した第2タンク面と、
    前記第1タンク面から前記第2タンク面に連なる第3タンク面とが前記曲げ加工により形成されており、
    前記第3タンク面は、少なくとも前記燃料タンクの側面を通って前記燃料受け部が取り付けられた位置の近傍まで連なる請求項4に記載の鞍乗型車両。
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