JP2009213607A - 電気炊飯器 - Google Patents

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直樹 杉本
Akio Hokimoto
保木本  明雄
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哲也 松岡
Naomi Shimomura
直美 霜村
Daisuke Okamoto
大輔 岡本
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Abstract

【課題】 保温中のご飯の水分不足および黄変をなくした保温できる保温機能付きの伝記炊飯器を提供すること。
【解決手段】 本発明の電機炊飯器1は、被炊飯物が投入される鍋10と、被炊飯物を加熱する加熱手段と、鍋10の開口部を塞ぐ蓋体11と、鍋10内の蒸気を外部へ放出する蒸気孔13と、蒸気孔13を開閉する弁開閉機構15と、鍋10内へ蒸気を供給する蒸気発生装置26と、被炊飯物を炊飯する工程及び所定の温度で保温する保温工程を実行する制御装置9とを備え、制御装置9は、保温工程において、蒸気孔13を開成させて、蒸気発生装置26から鍋10内へ蒸気を供給し、この蒸気によって鍋10内の内部空気を蒸気孔13から外部へ放出させると共に鍋10内を蒸気で置換し、後に蒸気孔13を閉成して真空状態にすると共に加熱手段を制御して所定温度で炊飯物を保温する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気炊飯器に係り、詳しくは炊き上がったご飯を所定温度に保温する保温機能を備えた電気炊飯器に関するものである。
電気炊飯器(以下、単に「炊飯器」という)は、通常、炊飯終了後も炊き上げたご飯をほぼ炊き立ての状態のまま食することができるように、所定の温度で保温する保温機能が設けられている。この保温機能は、炊飯終了後、所定時間毎に所定の時間及び所定温度で保温する時間及び温度制御によって行なわれている。これらの制御のうち、特に保温温度は、その温度を高くするとご飯が過度に乾燥ししかも変色すると共に風味が低下し、また、反対に低くすると細菌などが繁殖してそのためにご飯が腐敗して不快臭などが発生することがある。そこで、この保温機能付き炊飯器は、このような過度な乾燥、変色或いは不快臭などが発生しない温度で制御するように工夫されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
例えば、下記特許文献1に開示された炊飯器は、ご飯の保温量に応じて保温温度を変更するようにしたものであり、また、下記特許文献2に開示された炊飯器は、保温中のご飯に水を噴射するものであり、さらに、下記特許文献3に開示された炊飯器は、保温中のご飯に蒸気などを噴射するものである。さらにまた、下記特許文献4に開示された炊飯器は、水又は薬剤を霧状ミストにして保温中のご飯に噴霧するようにしたものである。
以下に、これらの特許文献1〜4に開示された炊飯器のうち、図10を参照して、下記特許文献4に開示された炊飯器を説明する。なお、図10は下記特許文献4に記載された炊飯器の縦断面図である。
この炊飯器40は、米が収容される内釜44と、この内釜44が収容される炊飯器本体41と、この本体の底部に設置されて内釜44を加熱する加熱手段42と、炊飯器本体41の上部開口部を塞ぐ蓋部43と、この蓋部43に設けられた霧化装置45と、炊飯器本体41の側部に取付けられて内部に水または薬剤46が貯留された容器47とで構成されている。容器47に貯留される薬剤は、弱酸性を呈し食品衛生上問題のないもの、例えば、食酢を希釈した水溶液、希クエン酸水溶液などとなっている。この炊飯器40は、所定の炊飯工程が終了すると、容器47内の水または薬剤がポンプ48によって蓋部43の霧化装置15に導かれて霧化されて、内釜44内の炊き上がったご飯に散布するようになっている。
この炊飯器によれば、保温時に非常に弱い酸性の薬剤がミスト化されてご飯に散布されるので、pHを弱酸性側にコントロールできて黄変や保温臭を抑えることができる。
特開2002−109736号公報(段落〔0038〕〜〔0047〕、図5) 特開平5−56844号公報(段落〔0011〕〜〔0014〕、図1) 特開平7−39454号公報(段落〔0013〕、図1) 特開2007−209383号公報(段落〔0014〕〜〔0023〕、図1)
上記特許文献1〜4に開示された炊飯器は、それぞれ固有の構成を備えており、これらの構成によって、保温中のご飯の変色、風味の低下或いは過度な乾燥などを防止できるものとなっている。しかしながら、これらの炊飯器は、未だ改善の余地が残っている。詳しく言えば、例えば上記特許文献1の炊飯器によれば、保温量に応じて低温から中間温度さらに通常保温温度へ昇温されるので、特に、ご飯の保温量が多いときに顕著な腐敗防止効果が発揮されるが、この温度制御は面倒なものになっている。また、上記特許文献2の炊飯器は、保温中のご飯に水を噴射するので、ご飯の乾燥及び黄変をある程度抑えることができるが保温臭を抑えるのが難しい。さらに、上記特許文献3の炊飯器は、保温中のご飯に蒸気などを噴射するので、ご飯の乾燥は抑えられるが蒸気が過剰になると、この蒸気の熱によって黄変が助長される恐れある。さらにまた、上記特許文献4の炊飯器は、薬剤を霧状ミストにして保温中のご飯に噴射するので、ある程度の黄変を抑えることができるが、所定の薬剤を必要とし、しかもその扱いが面倒であり、さらにご飯に薬剤の臭いが付いてしまいユーザーに好まれない場合がある。
これまでの炊飯器は、乾燥、黄変及び保温臭などに対して、様々な対策が講じられてきている。しかしながら、これらの黄変及び保温臭は、ご飯に含まれるアミノ酸と還元糖が反応して起こるメイラード反応或いは雑菌並びに保温温度など様々な要因によって発生している。そのため、一つの対策では、これらの黄変及び保温臭の発生を抑えることができない。
そこで、本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、保温中のご飯の黄変をなくした保温ができる保温機能付きの電気炊飯器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気炊飯器は、水と米とを含む被炊飯物が投入される鍋と、前記鍋内の被炊飯物を加熱する加熱手段と、前記鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、前記鍋内の蒸気を外部へ放出する蒸気孔と、前記蒸気孔を開閉する弁開閉機構と、前記鍋内へ蒸気を供給する蒸気発生装置と、前記加熱手段を制御して前記鍋内の被炊飯物を炊飯する工程及びこの炊飯工程終了後に所定の温度で保温する保温工程を実行する制御装置と、を備えた電気炊飯器において、前記制御装置は、前記保温工程において、前記弁開閉機構で前記蒸気孔を開成させて、前記蒸気発生装置から前記鍋内へ蒸気を供給して、前記蒸気によって前記鍋内に存在している内部空気を前記蒸気孔から外部へ放出させると共に前記鍋内をこの蒸気で置換して、前記鍋内を前記蒸気で置換した後に前記蒸気孔を閉成して真空状態にすると共に前記加熱手段を制御して所定温度で炊飯物を保温することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気炊飯器において、前記制御装置は、前記保温工程へ移行後、所定時間経過毎に又は前記蓋体が開成され再び閉成された際に、前記弁開閉機構で前記蒸気孔を開成させて、前記蒸気発生装置から前記鍋内へ蒸気を供給して、前記蒸気によって前記鍋内に存在している内部空気を前記蒸気孔から外部へ放出させると共に前記鍋内をこの蒸気で置換して、前記鍋内を前記蒸気で置換した後に前記蒸気孔を閉成して真空状態にすると共に前記加熱手段を制御して所定温度で炊飯物を保温することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電気炊飯器において、前記蒸気発生装置は、所定量の水を貯留するタンクと、前記タンク内の水を加熱して蒸気を生成する蒸気発生ヒータとで構成したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電気炊飯器において、前記蓋体には、前記蒸気発生装置のタンクと、前記鍋内で生成された一部のおねばを一時貯留するおねば貯留タンクとをそれぞれ着脱自在な固着手段で固定したことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の電気炊飯器において、前記蓋体には、前記蒸気発生装置から蒸気を前記鍋内へ注入する蒸気注入孔と、前記おねば貯留キャップからのおねばを前記鍋内へ戻すおねば戻し孔とを設け、これらの蒸気注入孔及びおねば戻し孔は負圧弁で開閉されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電気炊飯器において、前記制御装置は、前記保温工程へ移行後、所定時間前記負圧弁を開成させて、蒸気注入孔及びおねば戻し孔からおねばを戻すとともに蒸気を注入し、所定時間後に閉成して、所定温度での保温を実行することを特徴とする。
本発明は、上記構成を備えることにより、以下の優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、炊飯工程が終了し保温工程へ移行すると、蒸気発生装置から鍋内へ所定時間毎に蒸気が注入される。この注入された蒸気は、鍋内に存在している内部空気を外部へ放出させながら鍋内に充満するため、内部空気がこの蒸気に置換される。その後、所定温度での保温状態へ移行されると、この保温工程において、鍋内は大気圧より低い真空状態になるとともに低酸素状態となる。すなわち、鍋内の空気が蒸気によって置換された後に、所定温度の保温工程へ移行されると、この過程で密閉された鍋内では、置換された蒸気が水滴に変化、すなわち気体から液体へ変化するので、鍋内は蒸気の体積を例えば1000とすると、液体はその約1000分の一程度に減少し、密閉された鍋内が大気圧より低い状態、すなわち真空状態となるとともに酸素が減少し低酸素状態となる。これにより、保温中のご飯は、低酸素状態で保温されるので黄変を抑えることができる。また、この低酸素状態の保温により保温臭の発生が無くなる。さらに、置換された蒸気は、水滴となって凝縮してご飯に付着するのでご飯の乾燥をも防ぐことができる。
また、請求項2の発明によれば、保温工程へ移行後、所定時間経過後又は前記蓋体が開成され再び閉成されると、鍋内は外部から空気が侵入し、低酸素状態でなくなるので、このタイミングで鍋内への蒸気の供給、鍋内からの空気の放出、蒸気による置換及び保温することにより、再び低酸素状態にして保温できる。
また、請求項3の発明によれば、蒸気発生装置は、所定量の水を貯留するタンクと、このタンク内の水を加熱して蒸気を生成させる蒸気発生ヒータとで構成したので、簡単な装置で蒸気を発生させることができる。
また、請求項4の発明によれば、蓋体にタンクを着脱自在な固着手段で固定したので、タンク内に貯留する水がなくなったときに取外して簡単に水を補給することができる。また、おねば貯留タンクも取外しができるので清掃などが簡単になる。
また、請求項5及び6の発明によれば、負圧弁を利用して、蒸気発生装置からの鍋内への蒸気の注入ができるとともに、保温中は鍋内を気密に保持することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気炊飯器として圧力式炊飯器(以下、炊飯器ともいう)を例示するものであって、本発明をこの炊飯器に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
最初に、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る炊飯器の構成を説明する。なお、図1は本発明の一実施形態に係る炊飯器の正面図、図2は図1の炊飯器の縦断面図、図3は図2の炊飯器において圧力弁が閉じた状態の縦断面図、図4は図2の圧力弁開放機構の拡大図、図5は図2のX1部分の拡大図である。
炊飯器1は、図1、図2に示すように、米と水とを含む被炊飯物が投入される鍋10と、上方にこの鍋10が収容される開口部及び内部にこの鍋10を加熱し被炊飯物を加熱する底部ヒータ5及び側面ヒータ6を有する炊飯器本体(以下、本体という)2と、この本体2の一側に枢支されて本体2の開口部を覆い閉塞状態に係止するロック機構21を有する蓋体11と、この蓋体11に装着されて鍋10内の圧力を調整する圧力弁13と、この圧力弁13を開閉制御する圧力弁開放機構15と、炊飯のスタート、タイマー予約及び保温などの操作を行う表示操作部8と、この表示操作部8からの炊飯の開始信号に従って底部ヒータ5及び側面ヒータ6など及び圧力弁開放機構15を制御する制御装置9と、を備えている。この制御装置9は記憶手段を有し、この記憶手段に、鍋10内の被炊飯物を所定温度に加熱すると共に所定時間かけて所定量の水分を被炊飯物に吸水させる吸水工程、この吸水された被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する立上加熱工程、この被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程、この沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程、この蒸らし工程後に炊き上がった炊飯物を所定温度で保温する保温工程等を順次実行する炊飯及び保温プログラムを記憶させている。これらの炊飯工程にのうち、立上加熱工程及び沸騰維持工程では、鍋内が大気圧以上、例えば1.1〜2.2気圧程度に昇圧されて炊飯工程が実行される。
本体2は、有底箱型の外部ケース3と、この外部ケース3に収容されてその中に鍋10が収容される内部ケース4とからなり、外部ケース3と内部ケース4との間に隙間を形成して、この隙間に制御装置9を構成する制御回路基板等(図示省略)が配設されている。内部ケース4は、その底部4aに底部ヒータ5、側部4bに側面ヒータ6がそれぞれ装着されている。底部ヒータ5は、ドーナツ状に巻装した電磁誘導コイルが使用されている。側面ヒータ6は、電熱線を耐熱部材で覆ったヒータが使用されている。また、底部4aには、鍋底温度を検出するサーミスタ等からなる鍋底温度センサ7が設けられている。
この本体2は、図1に示すように、その正面2aに各種炊飯メニューを表示する表示パネル8a及びこの炊飯メニューを選択等する操作ボタンからなる表示操作部8が設けられている。
鍋10は、図2に示すように、米と水とからなる所定量の被炊飯物が投入される比較的深底の容器からなり、例えばアルミニウムとステンレスとのクラッド材で形成されている。
蓋体11は、図2に示すように、鍋10の開口部を閉蓋する内蓋12と、本体2の開口部全体を閉蓋する外蓋20等とで構成されている。この蓋体11は、一端が本体2の一端に枢軸11Aで枢支され、他端が本体2の他端にロック機構21により係止されるようになっている。内蓋12には、その上部に圧力弁13、この圧力弁13を強制的に開放させる圧力弁開放機構15、鍋10内の圧力が所定値以上の異常圧力に上昇したときに鍋10内の蒸気を外部に逃がすための安全弁(図示省略)、鍋10内を上方から加熱する内蓋ヒータ(上方ヒータともいう)19などが設けられている。
これらの部品のうち、内蓋ヒータ19は、側面ヒータ6と同じような電熱線を耐熱部材で覆ったヒータが使用されている。また、圧力弁13は、図2及び図4に示すように、所定径の弁孔131が形成された弁座13aと、この弁孔131を塞ぐように弁座13a上に載置される金属製のボール14と、このボール14の移動を規制しボールを弁座13a上に保持するカバー13bとで構成されている。このボール14は、所定の重さを有し、その自重により、弁孔131を閉塞する。
圧力弁開放機構15は、図4に示すように、電磁コイルが巻回されたシリンダ15aと、このシリンダ15a内を電磁コイルの励磁により摺動してボール14を移動させるプランジャ15bと、このプランジャ15bの先端に装着されたバネ及び作動棹15b’とで構成されている。作動棹15b’は、弾力性を有するシール部材15cで支持されている。
この圧力弁開放機構15は、制御装置9によって制御される。すなわち、制御装置9からの指令に基づいて電磁コイルが励磁されると、プランジャ15bがシリンダ15aから突出して作動棹15b’がボール14に衝突し、このボール14を横方向に押し出す。この押し出しにより、ボール14は弁座13a上から移動されて、弁孔131を強制的に開放させる。また、この開放状態において、電磁コイルへの励磁がストップされると、プランジャ15bがシリンダ15a内にばね力により引き戻され、この引き戻しにより、プランジャ15bがボール14を横方向に押す力がなくなるので、このボール14はその自重により弁座13a上に戻り、弁孔131がボール14により閉塞される。圧力弁13の上部には、弁孔131から噴出する蒸気の温度を測定する蒸気温度センサSが取付けられている。
内蓋12は、その外周に鍋10の開口部と接触して密閉する内蓋パッキン18が装着されている。この内蓋パッキン18は、図5にその一端部を示すように、内部に円盤状の内蓋12の直径より若干小さい直径を有する円形孔18Aと、内蓋12の外周縁にリング状の取付け枠16を介在して取付ける取付け部18Bと、鍋10の開口部と接触してこの開口部を密閉するシール部18Cとを有し、全体がドーナツ状をしたリングからなり、高い耐熱性及び弾性を有するシリコン樹脂で形成されている。
取付け部18Bは、リング状の取付け枠16が装着される凹状溝18B’を有し、円形孔18Aの外周囲に形成されている。この凹状溝18B’は、円形孔18Aから外方へ延設された略平坦な環状の溝底部18aと、この溝底部18aの円形孔18A側の端部から上方へ略直角に立設された筒状壁18bと、溝底部18aから延びた延設部18a’とで構成されている。筒状壁18bには、その頂部から外方へ突出してその先端が下方へ曲がった鉤状の係止爪18b’が形成されている。
シール部18Cは、溝底部18aの延設部18a’から更に延設され略U字状に形成されている。このU字状のシール部18Cは、延設部18a’から延びてU字状の底部に対応するバネ片部18dと、このバネ片部18dから延びた弾性シール部18eとで形成されている。弾性シール部18eは、鍋10の内壁10aに接触する先端接触部181と、内壁10aと鍋フランジ10cとの間の湾曲部10bに接触する中間接触部182とを有している。
取付け枠16は、凹状溝18B’内に嵌め込まれて溝底部18a面に当接される底部16aと、この底部16aから上方へ延びた胴部16bと、この胴部16bの上に設けた平坦な頂部16cとを有し、全体がドーナツ状をなしたリング枠からなり、高い耐熱性及び所定の機械的強度を有する樹脂成型体で形成されている。この取付け枠16は、その頂部16cの平坦面に、この平坦面から底部16aに向かって垂下した雌ネジ孔161が刻設されている。また、この頂部16cの平坦面には係止溝162が形成されている。さらに、胴部16bの側面、すなわち筒状壁18b面側に係止溝163を有するH型の係合部16b’が形成されている。このH型の係合部16b’の係止溝163には、筒状壁18bの頂部に設けた係止爪18b’が係止される。
内蓋12への内蓋パッキン18の装着は、先ず、内蓋パッキン18にリング状の取付け枠16を装着する。この装着は、リング状の取付け枠16を内蓋パッキン18の筒状壁18bの頂部に載置して、この取付け枠16を下方へ押付ける。この押付けにより、筒状壁18bは内側へその弾性力により撓み、取付け枠16の下方への挿入が許容される。取付け枠16の底部16aが凹状溝18B’の底部面に接触する位置まで押付けられると、筒状壁18bの復元力により元の位置へ復帰し、このタイミングで筒状壁18bの頂部の係止爪18b’をH型の係合部16b’の係合溝163に係止させる。この係止により、取付け枠16に内蓋パッキン18が固定される。その後、この内蓋パッキン18が固定された取付け枠16を内蓋12の外周縁に当接させて外周縁に設けた雌ネジ孔161に雄ネジ17を螺合させて固定する。
この内蓋パッキン18によれば、U字状のシール部18Cを有し、このシール部18Cは、U字状の底部に対応するバネ片部18dと、このバネ片部18dから延びた弾性シール部18eとで構成されているので、蓋体11で本体2の開口部を閉塞したときに、このシール部18Cの弾性シール部18eがバネ片部18dのバネ力に抗して鍋10の内壁面10a及び湾曲部10bに密着して気密性が確保される。したがって、鍋10内部からの蒸気漏れが殆ど無くなり、熱エネルギーの損失を最小限に抑えることができるので省エネルギー化となる。また、この内蓋パッキン18は、取付け枠16を介在させて内蓋12に固定するので、弾性を有する内蓋パッキン18を機械的強度の強い取付け枠16で支持した取付けとなり、内蓋パッキン18が堅固に固定される。さらに、取付け枠16と内蓋パッキン18とは、工具を使用することなく、装着及び取外しができるので、古くなった内蓋パッキン18は簡単に交換できる。
外蓋20は、図2に示すように、内蓋12、この内蓋12に装着された圧力弁13及び圧力弁開放機構15等を覆う化粧カバーで形成されている。この外蓋20は、一端部に蓋体11のロック機構21を解除する解除釦22が設けられている。この外蓋20には、図6に示すように、他端部の枢軸11A近傍におねば貯留キャップ25(貯留タンクともいう)が着脱自在に装着される第1装着穴24と、このおねば貯留キャップ25に隣接して蒸気発生装置26を構成するタンク27が着脱自在に装着される第2装着穴29とが形成されている。これらの第1、第2装着穴24、29は、それぞれおねば貯留キャップ25及び蒸気発生装置26を構成するタンク27を挿入できる大きさを有する有底の凹み穴からなり、各フレーム23a、23b、23cに形成されている。第1装着穴24は、その底部に後述するおねば貯留キャップ25の吐出筒25aが圧入される装着孔24aが形成されている。この装着穴24aには、内部に環状シール部材241が取付けられており、この環状シール部材241は吐出筒25aの外周面と圧接されて鍋10内の蒸気が外部へ漏出しないようになっている。おねば貯留キャップ25は、例えば圧力弁13を介して放出される蒸気などを吐出させる吐出筒25aと、うまみ成分のおねばを貯留する空室25bと、蒸気を外部へ放出する蒸気放出口25cとを有し、空室25bの底部には、貯留されたおねばを鍋10内に戻すおねば戻し弁(図示省略)が設けられている。なお、このうまみ成分であるおねばは、圧力弁13から蒸気が噴出する際に、この蒸気と一緒に鍋10内から圧力弁13を通して導出されて、この貯留キャップ25の空室25bに貯留される。そして、この空室25bに貯留されたおねばは、所定の量になるとおねば戻し弁が開いて鍋10内へ戻される。
図2、図6及び図7を参照して、蒸気発生装置26の構成を説明する。なお、図6は図3に示す蓋体の一部拡大図、図7(a)は図2のX2部分の拡大図、図7(b)は図3のX3部分の拡大図である。
蒸気発生装置26は、図6に示すように、所定量の水を貯留するタンク27と、このタンク27内の水を加熱して蒸気を生成する蒸気発生ヒータ28とを有している。タンク27は、タンク内へ水を注入する注入口(図示省略)と、タンク27内で生成された蒸気を外部へ吐出させる内部が中空な吐出管27aとを有し、耐熱性の樹脂材などで形成されている。このタンク27は、外蓋20に設けた第2装着穴29に着脱自在に装着されている。この第2装着穴29は、タンク27の底部より若干大きい底部29aと、この底部29aの周囲から立設した直立壁29bと、上方にタンク27が差込まれる大きさの開口部29cとを有し、この第2装着穴29は外蓋20の上フレーム23bに形成されている。この第2装着穴29の外壁には、その周囲に蒸気発生ヒータ28が装着されている。この蒸気発生ヒータ28は、制御装置9に接続されて、この装置からの指令により制御される。また、この第2装着穴29の近傍の上フレーム23bには、タンク27の吐出管27aが差込まれる筒状孔291が形成されている。この筒状孔291は、吐出管27aが隙間から蒸気が漏れないように圧入嵌合される。また、筒状孔291の下方には、タンク27内で生成された蒸気を鍋10内へ導入するパイプPが接続されている。このパイプPの他端は、蒸気を一時貯留する貯留室R2に連結されている。上フレーム23bと内蓋12との間に中フレーム23cが配設されている。この中フレーム23cは、一端が圧力弁13を覆い作動棹15b’を案内する弾性シール部材15c(図4参照)が装着され、他端が上フレーム23bに連結されている。この中フレーム23cを使用してモータ32が収容される収容室R1と、貯留室R2とが形成されている。
収容室R1は、第2装着穴29の底部29aの下方に配設されている。この収容室R1は、第2装着穴29の底部29aより若干大きい底面と、この底面の周囲から立設した内壁と、上方に第2装着穴29の底部29aが若干入り込む大きさの上壁部とを有している。この収容室R1には、その底面に小型のモータ32が設置されている。また、この収容室R1の底面は中フレーム23cで形成されており、この中フレーム23cの背面に貯留室R2を形成する垂下壁231が設けられている。
この貯留室R2は、中フレーム23cの背面と、この背面から垂下させて周壁となる垂下壁231と、内蓋12表面とで密閉された所定大きさの空間で形成されている。この貯留室R2は、この室内の内蓋12に蒸気注入孔121が形成されて、この貯留室R2へ一時貯留された蒸気が鍋10内へ注入されるようになっている。内蓋12には、図7に示すように、蒸気注入孔121と、この蒸気注入孔121に近接した箇所におねば戻し孔122が形成されている。これらの蒸気注入孔121とおねば戻し孔122とは、図7(a)に示すように、負圧弁30の弁蓋30aで閉塞されている。この負圧弁30は、蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122を塞ぐ大きさの弁蓋30aと、この弁蓋30aを支持するとともに作動させる作動棒30bとを有し、作動棒30bは弁蓋30aの略中央部から上方へ突出した所定長さを有する棒状体からなり、この棒状体の頂部にはコイルスプリング31の抜け出しを止める茸状頭部30cが形成されている。この負圧弁30は、内蓋12へ装着した状態で茸状頭部30cの頂部がモータ32の作動片32aと対峙する状態に装着される。
この負圧弁30は、その作動棒32aが内蓋12の貫通孔に挿通されて茸状頭部30cと内蓋12面との間にコイルスプリング31が伸張した状態で装着されている。この装着により、通常、図7(a)に示すように、蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122は負圧弁30の弁蓋30aで閉塞されている。また、モータ32の作動により、モータ32に設けた操作棒32aが突出して弁蓋30aが押下げられて、図7(b)に示すように、蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122が開成される。なお、この実施形態では蒸気発生装置26を蓋体11に設けたものについて説明したが、蓋体11ではなく、本体2に設けるようにしてもよい。
次に、図8を参照して、制御装置9の構成を説明する。なお、図8はこの制御装置を構成する制御ブロック図である。
制御装置9は、種々の演算処理を行うCPU、各種データの記憶を行うROM及びRAMからなる記憶手段、選択された炊飯メニューを検出する炊飯メニュー検出回路、圧力弁13の開閉時間が設定された弁開閉タイマー、圧力弁13の開閉回数をカウントするカウンタと、鍋10内の加熱温度及び加熱時間を制御する加熱制御回路、表示パネル8aに表示される表示画面を制御するための表示パネル制御回路、圧力弁開放機構15を駆動させて圧力弁13の開閉タイミングを制御する圧力弁開放機構駆動回路、及び負圧弁制御回路などを備えている。
記憶手段には、各種の炊飯メニューに対応した炊飯プログラムが記憶されている。この炊飯プログラムは、吸水工程、立上加熱工程、沸騰維持工程、蒸らし工程、追い炊き工程及びこれらの炊飯工程終了後の保温工程となっている。
この制御装置9には、表示操作部8のメニューキー81、スタートキー82、予約キー83、保温キー84等から各種の指令が入力される。同様に鍋底温度センサ7及び蒸気温度センサSなどから、それぞれの検出値が入力される。また、この装置は、底部ヒータ5、側面ヒータ6、内蓋ヒータ19、蒸気発生ヒータ28、表示パネル8a、圧力弁開放機構15及び負圧弁30を作動させるモータ32などが接続されている。
図9を参照して、炊飯工程及び保温工程を説明する。なお、図9は保温工程における鍋内の温度変化、圧力弁制御、蒸気注入、加熱ヒータ制御などを示すチャート図である。
表示パネル8aに表示された炊飯メニューから所定のメニューが選定されて、表示操作部8が操作されると、制御装置9は、選定された炊飯プログラムにしたがって、底部ヒータ5、側面ヒータ6、内蓋ヒータ19及び圧力弁開放機構15を制御して、鍋10内の被炊飯物を所定温度に加熱すると共に、所定温度及び時間をかけて所定量の水分を被炊飯物に吸水させる吸水工程I、この吸水された被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する立上加熱工程II、この被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程III、この沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程IVを実行する。これらの炊飯工程にのうち、吸水工程Iでは例えば60℃及び15分掛けて吸水され、また立上加熱工程II及び沸騰維持工程IIIでは、鍋内を所定圧力、例えば1.2気圧に昇圧して炊飯される。そして、この沸騰維持工程IIIでは、圧力弁13を強制的に1回乃至複数回開成させて沸騰中の鍋10内の圧力を大気圧近傍となるように一気に低下させる。この圧力弁の開成により鍋内には突沸現象が発生し米粒が撹拌攪拌される。また、この圧力弁13の開成によって、鍋10内に生成されたうまみ成分のおねばがこの圧力弁13を通っておねば貯留キャップ25内に貯留される。
この炊飯工程が終了した後に、表示操作部8からの指令により或いは自動的に保温工程Vへ移行される。この保温工程Vにおいて、制御装置9は鍋10内を所定時間t及び所定の保温温度T1で保温される。この時間帯tにおいて、制御装置9は、底部ヒータ5、側部ヒータ6及び内蓋ヒータ19をそれぞれ間歇的にオン・オフ制御して、所定の保温温度T1、例えば70℃以上で保温制御する。この保温制御により鍋の内壁10aに付着する結露を少なくして最適な温度で保温される。この時間帯tは、例えば2時間毎に設定されており、この時間帯では圧力弁13が閉成されている。また、鍋10内は、圧力弁13が閉成されているが保温温度が炊飯工程時の温度より低温となっているので鍋内の圧力Pは低下する。さらに、蒸気発生装置26は不作動、すなわち蒸気発生ヒータ28への給電がされず、負圧弁30はコイルスプリング31の伸張力によって蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122を閉成している。したがって、鍋10内への蒸気の注入は行なわれていない。
この所定時間tが経過すると、制御装置9は、圧力弁開放機構15を作動させて圧力弁13を開成するとともに、蒸気発生装置26の蒸気発生ヒータ28への通電及びモータ32を作動させて負圧弁30の弁蓋30aを押下げて蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122を開成させる。おねば戻し孔122が開成されると、おねば貯留キャップ25に貯留されたおねばがこのおねば戻し孔122を通って鍋10内へ戻される。一方、蒸気発生ヒータ28への通電が開始されると、タンク27内の水が加熱されてタンク27内に蒸気が生成され、生成された蒸気は、パイプPを通って貯留室R2へ送られ、この貯留室R2から、図2の矢印A1に示すように、蒸気注入孔121を経由して鍋10内へ噴出・注入される。この蒸気発生装置26からの鍋10内への蒸気の注入は、所定時間t1継続される。この間、圧力弁13は開成されているので、図2の矢印A2に示すように、内部の空気は炊飯器1外部へ放出される。所定時間t1経過すると、鍋10内は注入された蒸気によって、内部に存在していた空気が蒸気に置換される。このタイミングで制御装置9は、図3に示すように、圧力弁13を閉成するとともに、蒸気発生ヒータ28への通電を停止及び負圧弁30の弁蓋30aで蒸気注入孔121及びおねば戻し孔122を閉成する。密閉された鍋10内では、置換された蒸気が水滴に変化、すなわち気体から液体へ変化する。このため鍋10内は蒸気の体積を例えば1000とすると、液体はその約1000分の一程度に減少し、密閉された鍋10内が大気圧より低い状態、すなわち真空状態となるとともに酸素が減少し低酸素状態となる。これにより、保温中のご飯は、黄変要因の一つの酸素による影響が低減された低酸素状態で保温されるので黄変を抑えることができる。また、この低酸素酸素状態の保温により保温臭の発生が無くなる。さらに、置換された蒸気は、水滴となって凝縮してご飯に付着するのでご飯の乾燥をも防ぐことができる。
制御装置9は、以後、所定時間t(2時間)毎に、所定時間t1の間鍋10内のご飯を加熱するとともに鍋10内の空気の蒸気への置換を行う。この蒸気発生・置換動作は、保温量の判定と兼用するのが好ましい。保温工程Vでは、所定時間毎に保温量を検知してヒータの加熱量の制御を行うが、この保温量の検知も鍋内の温度を上昇させ、このときの上昇勾配によって保温量を判定するので、このタイミングに合わせて行う。また、この蒸気発生・置換は蓋体の開閉に連動させてもよい。すなわち、保温中に蓋体11を開くと内部に空気が入り込むので、蓋体11が再び閉成されたタイミングで行うようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態の圧力式炊飯器を説明したが、この発明は、この圧力式炊飯器に限定されるものではなく、通常の非圧力式の炊飯器にも適用できるものである。非圧力式炊飯器は、鍋内の蒸気を外部へ放出する蒸気孔が設けられているので、この蒸気孔にこの蒸気孔を開閉する弁開閉機構を設けることにより、上記作用効果を奏する炊飯器を構成できる。
図1は本発明の一実施形態に係る圧力式炊飯器の正面図である。 図2は図1の圧力式炊飯器の縦断面図である。 図3は図2の炊飯器において圧力弁が閉じた状態の縦断面図である。 図4は図2の圧力弁開放機構の拡大図である。 図5は図2のX1部分の拡大図である。 図6は図3に示す蓋体の一部拡大図である。 図7(a)は図2のX2部分の拡大図、図7(b)は図3のX3部分の拡大図である。 図8は制御装置を構成する制御ブロック図である。 図9は炊飯工程における温度・圧力変化を示す特性図である。 図10は従来技術の炊飯器の断面図である。
符号の説明
1 (圧力式)炊飯器(電気炊飯器)
2 (炊飯器)本体
3 外部ケース
4 内部ケース
5 底部ヒータ
6 側面ヒータ
7 鍋底温度センサ
8 表示操作部
9 制御装置
10 鍋
11 蓋体
12 内蓋
121 蒸気注入孔
122 おねば戻し孔
13 圧力弁(蒸気孔)
14 ボール
15 圧力弁開放機構(弁開閉機構)
16 取付け枠
18 内蓋シール
19 内蓋ヒータ(上方ヒータ)
20 外蓋
25 おねば貯留タンク
26 蒸気発生装置
27 タンク
28 蒸気発生ヒータ
30 負圧弁
30a 弁蓋
31 コイルスプリング
32 モータ

Claims (6)

  1. 水と米とを含む被炊飯物が投入される鍋と、前記鍋内の被炊飯物を加熱する加熱手段と、前記鍋の開口部を塞ぐ蓋体と、前記鍋内の蒸気を外部へ放出する蒸気孔と、前記蒸気孔を開閉する弁開閉機構と、前記鍋内へ蒸気を供給する蒸気発生装置と、前記加熱手段を制御して前記鍋内の被炊飯物を炊飯する工程及びこの炊飯工程終了後に所定の温度で保温する保温工程を実行する制御装置と、を備えた電気炊飯器において、
    前記制御装置は、前記保温工程において、前記弁開閉機構で前記蒸気孔を開成させて、前記蒸気発生装置から前記鍋内へ蒸気を供給して、前記蒸気によって前記鍋内に存在している内部空気を前記蒸気孔から外部へ放出させると共に前記鍋内をこの蒸気で置換して、前記鍋内を前記蒸気で置換した後に前記蒸気孔を閉成して真空状態にすると共に前記加熱手段を制御して所定温度で炊飯物を保温することを特徴とする電気炊飯器。
  2. 前記制御装置は、前記保温工程へ移行後、所定時間経過毎に又は前記蓋体が開成され再び閉成された際に、前記弁開閉機構で前記蒸気孔を開成させて、前記蒸気発生装置から前記鍋内へ蒸気を供給して、前記蒸気によって前記鍋内に存在している内部空気を前記蒸気孔から外部へ放出させると共に前記鍋内をこの蒸気で置換して、前記鍋内を前記蒸気で置換した後に前記蒸気孔を閉成して真空状態にすると共に前記加熱手段を制御して所定温度で炊飯物を保温することを特徴とする請求項1に記載の電気炊飯器。
  3. 前記蒸気発生装置は、所定量の水を貯留するタンクと、前記タンク内の水を加熱して蒸気を生成する蒸気発生ヒータとで構成したことを特徴とする請求項1に記載の電気炊飯器。
  4. 前記蓋体には、前記蒸気発生装置のタンクと、前記鍋内で生成された一部のおねばを一時貯留するおねば貯留タンクとをそれぞれ着脱自在な固着手段で固定したことを特徴とする請求項1に記載の電気炊飯器。
  5. 前記蓋体には、前記蒸気発生装置から蒸気を前記鍋内へ注入する蒸気注入孔と、前記おねば貯留キャップからのおねばを前記鍋内へ戻すおねば戻し孔とを設け、これらの蒸気注入孔及びおねば戻し孔は負圧弁で開閉されることを特徴とする請求項3に記載の電気炊飯器。
  6. 前記制御装置は、前記保温工程へ移行後、所定時間前記負圧弁を開成させて、蒸気注入孔及びおねば戻し孔からおねばを戻すとともに蒸気を注入し、所定時間後に閉成して、所定温度での保温を実行することを特徴とする請求項5に記載の電気炊飯器。
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