JP2009213465A - B型肝炎ウイルス薬剤耐性株検出用核酸プライマーセット、アッセイキットおよびb型肝炎ウィルスの薬剤耐性株の検出方法 - Google Patents

B型肝炎ウイルス薬剤耐性株検出用核酸プライマーセット、アッセイキットおよびb型肝炎ウィルスの薬剤耐性株の検出方法 Download PDF

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みちえ 橋本
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慶子 木津
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和明 高橋
Kazunori Miyazaki
和典 宮崎
Koji Hashimoto
幸二 橋本
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Abstract

【課題】短時間でより簡便、且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出可能な核酸プライマーセット、アッセイキットおよびB型肝炎ウィルスの薬剤耐性株の検出方法を提供する。
【解決手段】プライマーセットを用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し増幅産物を得る工程と、
前記増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせ、B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程とを具備するB型肝炎ウィルスの薬剤耐株の検出方法。
【選択図】なし

Description

薬剤耐性を示すHBVウィルスに特異的なアミノ酸配列をコードする塩基配列を検出するために用いられる核酸プライマーセット、アッセイキットおよびB型肝炎ウイルスの薬剤耐性株の検出方法に関する。
HBV患者への治療方法のひとつとして、逆転写酵素阻害剤等、HBV増殖を阻害する薬剤を投与する方法がある。このような薬剤は、DNA複製時に本来ならdCTPが結合する位置に対して結合し、逆転写酵素がdCTPを取り込もうとする作業を拮抗的に阻害する作用と、複製中の(−)鎖DNAに取り込まれる作用によりDNA鎖が伸長するのを阻害する作用によって、HBVの増殖を阻害する。
しかしながら、例えば、ラミブジンの長期投与を行った場合、あるアミノ酸領域(例えばYMDD領域)に変異を持つ、変異ウイルスが出現することがあり、この変異ウイルスはラミブジンに対して耐性があるため、ウイルス量の再上昇を引き起こすことが知られている(非特許文献1)。従って、薬剤耐性株の出現をモニタリングし、出現した場合は、薬剤の変更等、早急な対処が必要となる。薬剤耐性株の検出は、B型肝炎ウイルス(以下、HBVと記す)のDNAをPCRにより増幅し、シークエンス解析により、上記アミノ酸変異をコードする塩基配列を読む方法で行われている(非特許文献2)。しかしながら、より簡便な方法で薬剤耐性株を検出する方法が望まれている。
肝臓、47巻11号、499-502(2006) Int.J.Med.Sci.2005 2(1)
上記問題に鑑み、本発明は、短時間でより簡便、且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出可能な核酸プライマーセット、アッセイキットおよびB型肝炎ウィルスの薬剤耐性株の検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、
本発明は、
プライマーセットを用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し増幅産物を得る工程と、
前記増幅産物と、B型肝炎ウイルスの薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせ、B型肝炎ウィルスの薬剤耐性株または非薬剤耐耐性株を検出する工程とを具備するB型肝炎ウィルスの薬剤耐株または非薬剤耐性株の検出方法であって、
前記プライマーセットは、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーを具備し、
B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位および204位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
FIPプライマーが配列番号3、BIPプライマーが配列番号4、F3プライマーが配列番号27、B3プライマーが配列番号28で示されるプライマーセット1、および
FIPプライマーが配列番号5、BIPプライマーが配列番号6、F3プライマーが配列番号29、B3プライマーが配列番号30で示されるプライマーセット2、
B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の204位および236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号8、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるプライマーセット3、および
FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号10、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるプライマーセット4、
FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号121、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号123で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット11、
FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号122、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号124で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット12
B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
FIPプライマーが配列番号15、BIPプライマーが配列番号16、F3プライマーが配列番号33、B3プライマーが配列番号34で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット5、
FIPプライマーが配列番号17、BIPプライマーが配列番号18、F3プライマーが配列番号35、B3プライマーが配列番号36で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット6、
FIPプライマーが配列番号19、BIPプライマーが配列番号20、F3プライマーが配列番号37、B3プライマーが配列番号38で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット7、および
FIPプライマーが配列番号21、BIPプライマーが配列番号22、F3プライマーが配列番号39、B3プライマーが配列番号40で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット8
並びに、
B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
FIPプライマーが配列番号23、BIPプライマーが配列番号24、F3プライマーが配列番号41、B3プライマーが配列番号42で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット9、
FIPプライマーが配列番号25、BIPプライマーが配列番号26、F3プライマーが配列番号43、B3プライマーが配列番号44で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット10;
からなる群より少なくとも1が選択されることを特徴とするB型肝炎ウィルス薬剤耐性株または非薬剤耐株の検出方法である。
を提供する。
本発明によれば、短時間でより簡便、且つ安価に且つ高感度にHBVの薬剤耐性株または非薬剤耐性株を検出することができる。
HBVの薬剤耐性株は、一種の変異株である。当該薬剤耐性株は、HBVのポリメラーゼ領域のアミノ酸配列の181位、204位、または236位のアミノ酸が非薬剤耐性株(即ち、野生型株)とは異なる。このような変異は、HBVの遺伝子の変異に由来するものであり、また、当該変異部位は当該アミノ酸配列をコードする塩基配列の変異の存在による。従って、当該領域の塩基変異に基づく塩基多型を特定することによりHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、延いてはHBV感染患者などの対象からのHBVが薬剤耐性であるか、否かを判定することが可能である。
このような塩基変異に基づく塩基多型(以下「塩基多型」と表記する)の検出は、従来では主にPCR(Polymerase chain reaction)法より行われている。しかしながら、PCR法は核酸抽出などの前処理が煩雑である。また、サーマルサイクラーのような複雑な温度制御が必須であり、さらに反応時間に2時間以上を要するなどの不都合がある。また、PCR法による増幅産物は2本鎖であるため、相補鎖が、検出の際にプローブに対するコンペティターとなり、検出感度を低下させるという問題があった。そこで、増幅産物を1本鎖にするため、酵素や磁気ビーズを用いて、相補鎖を分解または分離する方法がとられているが、いずれも操作が煩雑であり、また費用がかかるという問題がある。
よって、本発明では、PCR法に替わってLAMP(Loop-mediated isothermal amplification)法を利用し、且つ増幅産物を核酸プローブとハイブリダイゼーションさせ、ハイブリダイゼーションを検知することにより塩基多型を検出する。
LAMP法とは、核酸を等温条件下60〜65℃で増幅する技術である。LAMP法はPCR法と比較して、短時間で多量の増幅産物が得られるという利点を有する。また、サンプル中の不純物の影響を受けにくいとも報告されている。LAMP法を用いることによって、簡便に標的核酸を増幅することが可能である。
増幅産物の検出は、これに限定されるものではないが、例えば核酸プローブを用いて測定することができる。核酸プローブは、本発明に従うLAMP増幅用プライマーにより増幅される領域を特異的に検出するプローブであればよい。核酸プローブは、野生型(即ち、非耐性株)の増幅産物、変異型(即ち、耐性株)の増幅産物にそれぞれ相補的であり、且つ相互の交差反応性がより低い核酸プローブを用い、増幅産物とそれぞれの核酸プローブとをハイブリダイゼーションさせ、それぞれの核酸プローブに結合した増幅産物を検出する。野生型の核酸プローブに結合した増幅産物と、変異型の核酸プローブに結合した増幅産物をそれぞれ検出することにより、検体中のHBVウイルスが薬剤耐性型か否かを判定することができる。
<LAMP法の概要>
以下にLAMP法の概要を説明する。なお、本明細書では、塩基多型の検出に供される核酸を検体核酸と称する。また、本発明に従うLAMP増幅プライマーにより増幅されるHBVのポリメラーゼ領域の181位、204位、または236位のアミノ酸をコードする領域を含む核酸を標的核酸と称する。また、LAMP法によって得られた産物を増幅産物と称する。また、増幅の対象となるHBVを含む溶液を試料溶液と称する。
LAMP法では、標的核酸に対してその5’末端側から順にF3領域、F2領域、F1領域を設定し、3’末端側から順にB3c領域、B2c領域、およびB1c領域を設定する。そして、図1に示すような4種のプライマーを用いて標的核酸を増幅する。なお、F1c、F2c、F3c、B1、B2、およびB3領域はそれぞれ、F1、F2、F3、B1c、B2c、およびB3c領域の相補鎖における領域を示す。
LAMP法において核酸を増幅するために使用される4種のプライマーとは、(1)3’末端側に前記F2領域と同じ配列を有し、且つ5’末端側に前記F1領域と相補的な配列を有するFIPプライマー;(2)前記F3領域と同じ配列から成るF3プライマー;(3)3’末端側に前記B2c領域と相補的な配列を有し、且つ5’末端側に前記B1c領域と同じ配列を有するBIPプライマー;および、(4)前記B3c領域と相補的な配列から成るB3プライマーである。一般に、FIPプライマーおよびBIPプライマーはインナープライマーと呼ばれ、F3プライマーおよびB3プライマーはアウタープライマーと呼ばれる。
上記4種のプライマーを用いてLAMP増幅を行うと、図2に示すようなダンベル構造を有する中間産物が生成される。一本鎖ループ内のF2cおよびB2c領域にFIPおよびBIPプライマーが結合し、該プライマーの3’末端および中間産物自体の3’末端から伸長反応が進行する。詳細には、特許第3313358号を参照されたい。
LAMP法ではさらに、ループプライマー;(5)と呼ばれるさらなるプライマーを任意に用いることによって、増幅時間を短縮させることができる。この場合、図3に示すように、前記F2領域からF1領域にかけての部分においてLF領域を設定し、前記B2c領域からB1c領域にかけての部分においてLBc領域を設定する。これらはループプライマー領域と称する。そして、上記の4種のプライマーに加えて、LF領域と相補的な配列から成るループプライマーLFc、および上記LBc領域と同じ配列から成るループプライマーLBcを用いる。詳細には、WO2002/0249028号を参照されたい。これらのループプライマーLFcおよびLBcは、同時に用いてもよいが、何れか一方のみを用いてもよい。ループプライマーは、図4に示すように、FIPおよびBIPプライマーがアニールするループとは別のループにアニールし、さらなる合成起点を与えることによって増幅を促進させる。
塩基多型を検出する場合は、検出される多型部位を図5に示すFP領域(F-Loop)またはBPc領域(B-Loop)に位置させる。或いは、FP領域およびBPc領域のそれぞれに異なる多型を位置させてもよい。図5に記載したように、F2領域からF1領域にかけての部分は、増幅産物中で一本鎖となる部分である。同様に、B2c領域からB1c領域にかけての部分も増幅産物中で一本鎖となる部分である。一本鎖である部分に検出すべき多型部位を位置させることによって核酸プローブとの反応効率が良く、核酸プローブによる検出を簡便にすることができる。
これらのプライマーの選択の詳細については後述する。
<LAMP増幅産物の検出;核酸プローブ>
核酸プローブは、多型部位を含むFP領域またはBPc領域と結合するように設計する。即ち、核酸プローブは、FP領域またはBPc領域のうち、多型部位を含む領域の配列と相補的な配列を有する。
なお、増幅産物中には、FP領域およびBPc領域とそれぞれ相補的なFPc領域およびBP領域も存在する。よって、これらのFPc領域およびBP領域を検出に利用することも可能である。
本明細書においては、野生型の増幅産物と相補的な配列を含む核酸プローブを野性型核酸プローブまたは非薬剤耐性プローブと称し、変異型の増幅産物と相補的な配列を含む核酸プローブを変異型核酸プローブまたは薬剤耐性プローブと称する。
核酸プローブは、特に限定されないが、DNA、RNA、PNA、LNA、メチルホスホネート骨格の核酸、その他の人工核酸鎖から構成されて良い。基体に固定化するために、末端をアミノ基、カルボキシル基、ヒドロシル基、チオール基、スルホン基などの反応性官能基で修飾してもよい。該官能基とポリヌクレオチドの間にスペーサーを導入することも可能である。スペーサーには、例えばアルカン骨格、エチレングリコール骨格などを用いることができる。
核酸プローブの長さは下限が15塩基以上、上限が45塩基以下である。より好ましくは15塩基以上40塩基以下、さらに好ましくは18塩基以上35塩基以下である。
<核酸プローブ固定化基体>
核酸プローブは、これに限定されないが、基体上に固定化して用いることができる。核酸プローブ固定化基体は、DNAチップ、DNAマイクロアレイと称されるそれ自身公知の装置を利用しても良い。
プローブ固定化基体の一実施態様の模式図を図6に示した。プローブは、基体1上の固定化領域2に固定化される。基体1は例えばシリコン基板などから製造することができるが、これに限定されない。プローブの固定化は、公知の手段によって行えばよい。1つの基体1に固定化されるプローブは1種でも複数種類であってもよく、その配置や数は当業者が必要に応じて適宜設計変更することが可能である。後述するように、プローブを蛍光検出する場合には、本実施態様のようなプローブ固定化基体を用いることができる。
プローブ固定化基体の他の実施態様の模式図を図7に示した。本実施態様においては、基体11に電極12が備えられる。プローブは電極12に固定化される。電極12は、電気的情報を取り出すためのパット13に接続される。基体11は例えばシリコン基板などから製造することができるが、これに限定されない。電極の製造およびプローブの固定化は、公知の手段によって行えばよい。電極は、特に限定されるものではないが、金、金の合金、銀、プラチナ、水銀、ニッケル、パラジウム、シリコン、ゲルマニウム、ガリウムおよびタングステン等の金属単体およびそれらの合金、あるいはグラファイト、グラシーカーボンのような炭素、およびこれらの酸化物または化合物で製造することができる。
図7の固定化基体は10個の電極を備えるが、これに限定されず、1つの基体に配置される電極の数は任意に変更できる。また電極の配置パターンも図に示したものに限定されず、当業者が必要に応じて適宜設計変更することが可能である。基体1には、必要に応じて、参照電極および対極を設けても良い。後述するように、プローブを電気化学的に検出する場合には、本実施態様のようなプローブ固定化基体を用いることができる。
<核酸プローブと増幅産物とのハイブリダイゼーション>
核酸プローブと増幅産物とのハイブリダイゼーションは適切な条件下で行う。適切な条件は、増幅産物の種類や構造、検出配列に含まれる塩基の種類、核酸プローブの種類によって異なる。例えば、イオン強度0.01〜5の範囲で、pH5〜10の範囲の緩衝液中で行う。反応溶液中には、ハイブリダーゼション促進剤である硫酸デキストラン、並びにサケ精子DNA、牛胸腺DNAやEDTAおよび界面活性剤などを添加しても良い。反応温度は、例えば10℃〜90℃の範囲で行い、攪拌や振盪などで反応効率を高めても良い。反応後の洗浄には、例えばイオン強度0.01〜5の範囲で、pH5〜10の範囲の緩衝液を用いればよい。
<検出方法>
前記基体に固定化されたプローブと増幅産物とがハイブリダイズすると2本鎖核酸が生じる。この2本鎖核酸は、電気化学的にまたは蛍光により検出することができる。
(a)電流検出方式
電気化学的に2本鎖核酸を検出する方法を説明する。この方法では、2本鎖核酸を特異的に認識する2本鎖認識体を用いる。2本鎖認識体の例には、例えば、ヘキスト33258、アクリジンオレンジ、キナクリン、ドウノマイシン、メタロインターカレーター、ビスアクリジン等のビスインターカレーター、トリスインターカレーター、ポリインターカレーターなどが含まれるが、これらに限定されない。更に、これらの物質を電気化学的に活性な金属錯体、例えばフェロセン、ビオロゲンなどで修飾することも可能である。
2本鎖認識体の濃度はその種類によって異なるが、一般的には1ng/mL〜1mg/mLの範囲で使用する。この際には、イオン強度0.001〜5の範囲でpH5〜10の範囲の緩衝液を用いればよい。
ハイブリダイゼーション反応中または反応後、反応溶液中に2本鎖認識体を添加する。ハイブリダイズによって2本鎖核酸が生じている場合は、2本鎖認識体がこれに結合する。そこで、例えば2本鎖認識体が電気化学的に反応する電位以上の電位を印加して、2本鎖認識体に由来する反応電流値を測定することができる。この際、電位は定速で印加するか、あるいは、パルスで印加するかあるいな定電位を印加してもよい。測定の際に、例えばポテンショスタット、デジタルマルチメーター、およびファンクションジェネレーターなどの装置を用いて電流、電圧を制御してもよい。例えば特開平10-146183号公報に記載された公知の電気化学的検出手段が好適に用いられる。
(b)蛍光検出法
蛍光によって2本鎖核酸を検出する方法を説明する。予め、プライマーを蛍光学的に活性な物質で標識しておく。または、蛍光学的に活性な物質で標識した2次プローブを用いて検出する。或いは、複数の標識を使用してもよい。蛍光学的に活性な物質は、これらに限定されないが、FITC、Cy3、Cy5、もしくはローダミンなどの蛍光色素を含む。蛍光物質は、例えば蛍光検出器を用いて検出される。標識の種類に応じた適宜の検出装置を用い、標識された検出配列または2次プローブを検出する。
<核酸プライマーおよび核酸プローブの選択指針>
図5に示すように、問題の塩基多型部位をB1cとB2cの間、すなわちBPc領域に位置させる場合、BIPプライマーは、B2c領域と相補的な配列、および、B1c領域と同じ配列を有するプライマーである。したがって、このB2c領域とB1c領域とが、問題の塩基多型部位を挟んで位置する限り、様々な種類のプライマーを設計し、目的の増幅産物を得ることが可能である。
同様に、問題の塩基多型部位をF2とF1の間、すなわちFP領域に位置させる場合、FIPプライマーは、F1領域と相補的な配列、および、F2領域と同じ配列を有するプライマーである。したがって、このF1領域とF2領域とが、問題の塩基多型部位を挟んで位置する限り、様々な種類のプライマーを設計し、目的の増幅産物を得ることが可能である。
しかしながら、プライマーの種類によってLAMP法の増幅効率が異なることが、本発明者らの研究によって明らかとなった。例えば、後述する表1、表2および表3に4種のプライマーを例示する。それらのプライマー(FIP、BIP、F3、およびB3プライマー)を使用して増幅する。その結果、何れもスムーズに且つ短時間で増幅が終了する。従って、これらのプライマーは増幅のための良好なプライマーである。
さらに、増幅産物を、核酸プローブを用いて検出する場合には、増幅産物と核酸プローブとのハイブリダイゼーションが、高効率で生じることが必要である。よって、ハイブリダイゼーションの効率が優れた増幅産物であるかどうかも、上記プライマーを評価する際に考慮される。
塩基多型を間に挟まないもう一方のインナープライマーについては、F2からB2までの長さが450bp以下、より好ましくは350bp以下となる領域に設計することが好ましい。また、1本鎖ループの長さは、100bp以下、より好ましくは70bp以下となるように両インナープライマーを設計することが好ましい。
プライマー同士の非特異的な増幅はLAMP反応でしばしば見られる現象である。FIPプライマーはF1c領域とF2領域を含むため、長鎖の核酸となる。同じくBIPプライマーもB1c領域とB2領域を含むため、長鎖の核酸となる。よって、FIPプライマー同士、BIPプライマー同士、またはFIPプライマーとBIPプライマーが互いに絡み合い、プライマーを鋳型として増幅してしまう確率が高くなる。また、LAMP反応は、F3プライマー、B3プライマー、さらに場合によってはLFcプライマー、LBcプライマーも反応液中に存在するため、PCR反応と比較して非特異反応の確率はさらに高くなる。このような非特異反応が発生すると、検体核酸を鋳型とする所望のLAMP産物の量が低下する。
<核酸プライマーおよび核酸プローブの設計>
以上を踏まえて、本発明に従うLAMP増幅用核酸プライマーおよびその増幅産物を検出するための核酸プローブの塩基配列の設定は、以下のように行った。まず、基準配列をデータベースを基に設定した。まず、遺伝子配列情報データベースであるGenBank(http://www.ncbi.nlm.nih.gov./Genbank/index.html)から、B型およびC型のHBVの配列情報を入手した。図8および図9に、当該設定に使用した配列の受諾番号(Accession No.)を示す(図8および図9)。
次に、HBVのB型およびC型のそれぞれについて、アラインメント解析を行い、各塩基配列位置について最も高い頻度で存在ずる塩基を基準配列とした。基準配列を、B型については図10に、C型については図11に示した。この基準配列を基に、本発明に従うプライマーセット1〜12の12種のプライマーセットおよび核酸プローブの塩基配列を決定した。
<プライマーの設計>
[FIPプライマー(1)とBIPプライマー(3)]
まず、FIPプライマーとBIPプライマーを決定した。表1に、HBV薬剤耐性株検出用の12種の核酸プライマーセットのFIPプライマーおよびBIPプライマーを示す。
Figure 2009213465
表中、「SET No.」は、プライマーセット番号を示し、「FIP or BIP」は、FIPプライマーであるかBIPプライマーであるかを示し、「SEQ.ID.NO.」は各プローブに割り当てた配列番号を示し、「対象Type」はそのプライマーがHBVのB型またはC型の何れを検出対象とするかを示し、「検出対象」は、対象となる塩基変異部位を含む核酸が何位のアミノ酸に該当するかを示した。このようなFIPプライマーおよびBIPプライマーを使用することにより、検出対象アミノ酸をコードする塩基多型部位をループ内部にもつ、LAMPの増幅産物(一般的には、ターゲット核酸、ターゲットDNAとも称する)を得ることができる。
プライマーセット1〜4、11、12は表1に示したように検出対象となる塩基多型が2箇所である。すなわち、試料核酸の増幅により2箇所の塩基多型を含む増幅産物が得られる。例えば、プライマーセット1ではF-Loopに181位の多型、B-Loopに204位の多型を含む増幅産物が得られる。一方、プライマーセット5〜10はいずれも表1に示したように検出対象となる塩基多型が1箇所である。
図12に、例えばプライマーセット1〜4に対応する配列領域、検出対象アミノ酸の相対的な位置関係を示した。
四角で囲んだ3塩基がそれぞれ検出対象アミノ酸をコードするコドン領域である。プライマーセット1では四角に「GCT」と記した領域が181位のアミノ酸をコードする領域である。同様に四角に「ATG」と記した領域が204位のアミノ酸をコードする領域である。プライマーセット2では、四角に「GCT」と記した領域が181位のアミノ酸をコードする領域であり、四角に「ATG」と記した領域が204位のアミノ酸をコードする領域である。プライマーセット3では、四角に「AAC」と記した領域が236位のアミノ酸をコードする領域である。プライマーセット4では、四角に「AAC」と記した領域が236位のアミノ酸をコードする領域である。
また、一重下線は、インナープライマー(FIPとBIP)設計時に使用したF2、B2領域を示し、二重下線は、インナープライマー(FIPとBIP)設計時に使用したF1、B1領域の配列を示している。
ここで、表1に示したプライマーは、そこに記載されたプライマーのプライマーとしての機能を維持できる限りにおいて、当該多型塩基の位置の以外の位置にある塩基が一部置換されてもよく、当該多型塩基の位置以外の部位に更なる塩基が付加されてもよく、また、当該多型塩基の位置以外の部位の塩基が一部欠失してもよい。
[F3プライマー(2)および B3プライマー(4)]
F3およびB3プライマーは、F2領域の5’末端より上流の領域、B2c領域の3’末端より下流の領域に結合する配列を有するものであればよい。表1に示す各プライマーセットに対して表2に記載する配列を、F3 および B3プライマーセットとして使用する。
Figure 2009213465
表中、「Primer No.」はプライマー番号を示し、「F or B」は、当該プローブがF3プライマーであるか、B3プライマーであるかの識別を示し、「プライマー配列」は各プライマーの塩基配列を示し、「SEQ.ID.NO.」は各プライマーに割り当てた配列番号を示し、「対象プライマーセット」はそれぞれが組み合わせるのに適切な表1のプライマーセット番号を示した。
ここで、表2に示したプライマーは、そこに記載されたプライマーのプライマーとしての機能を維持できる限りにおいて、当該多型塩基の位置の以外の位置にある塩基が一部置換されてもよく、当該多型塩基の位置以外の部位に更なる塩基が付加されてもよく、また、当該SNPの位置以外の部位の塩基が一部欠失してもよい。
[ループプライマー(5)]
増幅効率の向上を目的として、各プライマーセットにループループプライマーを添加してもよく、本発明に従うと、例えば、表3に記載する配列をループプライマーとして使用してよい。
Figure 2009213465
表中、「Primer No.」はプライマー番号を示し、「F or B」は、当該プローブがFのループプライマーであるか、Bのループプライマーであるかの識別を示し、「プライマー配列」は各プライマーの塩基配列を示し、「SEQ.ID.NO.」は各プローブに割り当てた配列番号を示し、「対象プライマーセット」はそれぞれが組み合わせるのに適切な表1のプライマーセット番号を示した。
ここで、表3に示したプライマーは、そこに記載されたプライマーのプライマーとしての機能を維持できる限りにおいて、当該多型塩基の位置の以外の位置にある塩基が一部置換されてもよく、当該多型塩基の位置以外の部位に更なる塩基が付加されてもよく、また、当該多型塩基の位置以外の部位の塩基が一部欠失してもよい。
<プローブの設計>
図10および図11に示した各々の基準配列を元にプローブの設計を行なった。四角で囲んだ3塩基がそれぞれ変異部位である181位、204位、または236位のアミノ酸をコードするコドン領域の位置である。塩基変異に基づいて四角で囲んだ3塩基の配列は当然異なったものとなる。本発明で使用される核酸プローブは、B型、C型の181位、204位、または236位の対象アミノ酸に対応するプローブをその希望する検出対象に応じて選択して用いる。
本発明に使用するプローブ配列に必須の配列領域の例を表4に示す。
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
表中、「Probe No.」はプローブ番号を示し、「対象アミノ酸No.」は、検出の対象となる変異部位である181位、204位、または236位の識別を示し、「対象Type」はHBVのB型、C型の識別を示し、「アミノ酸」は、当該検出対象アミノ酸の種類を示し、「薬剤耐性」は非耐性プローブ(即ち、非薬剤耐性プローブ)であるか、耐性プローブ(即ち、薬剤耐性プローブ)であるかを示し、「塩基配列」は各プローブに必須の塩基配列を示し、「SEQ.ID.NO.」は各プローブに割り当てた配列番号を示した。なお、表4において、*のついた配列は、図10または図11に記載された基準配列と同様の塩基配列である。
さらに、本発明の核酸プローブは、上記表4に示される塩基配列またはその相補鎖を含む全長15塩基以上45塩基の核酸鎖である。上記「表4に示される塩基配列またはその相補鎖を含む全長15塩基以上45塩基の核酸鎖」について、さら詳細に説明すると、B型検出用プローブの場合は、図10に示した基準配列、C型検出用プローブの場合は図11に示した基準配列のうち連続する15塩基以上45塩基以下の塩基配列であって、かつ波線部の部分が表4に示した各配列に置換した塩基配列またはその相補鎖からなるものであることが望ましい。
また、表4に示される配列またはその相補鎖を含む核酸鎖のうち、より好ましい配列を表5に示す。
表5に示される配列のうち配列番号92〜120で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブは、検出条件を限定した際に、検体のウィルスDNAのポリメラーゼ204位のアミノ酸をコードする塩基配列が、薬剤耐性を示すものであるか、薬剤非耐性を示すものであるかを、より効率的に識別することができるプローブ配列である。特に各プローブDNAを固層に固定し、このプローブに標的核酸(ウィルスDNAからプライマーセット1〜4、11、12のいずれかを用いて増幅されたLAMP産物)を反応させ、0.2×SSC溶液中で、37℃で洗浄工程を行うことを仮定した場合、配列番号93で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号96で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号99で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号105で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号108で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号113で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号117で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号119で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブを用いた場合に、ポリメラーゼ204位のアミノ酸をコードする塩基配列を明確に識別することが可能であり、好ましい。
表5に示される配列のうち配列番号147〜167で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブは、検出条件を限定した際に、検体のウィルスDNAのポリメラーゼ236位のアミノ酸をコードする塩基配列が、薬剤耐性を示すものであるか、薬剤非耐性を示すものであるかを、より効率的に識別することができるプローブ配列である。特に各プローブDNAを固層に固定し、このプローブに標的核酸(ウィルスDNAからプライマーセット3、4、5、6、7,8、11、12のいずれかを用いて増幅されたLAMP産物)を反応させ、0.2×SSC溶液中で、37℃で洗浄工程を行うことを仮定した場合、配列番号147で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号149で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号151で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号155で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号157で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号158で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号161で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号164で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、および配列番号167で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブを用いた場合に、ポリメラーゼ236位のアミノ酸をコードする塩基配列を明確に識別することが可能であり、好ましい。
表5に示される配列のうち配列番号168〜196で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブは、検出条件を限定した際に、検体のウィルスDNAのポリメラーゼ181位のアミノ酸をコードする塩基配列が、薬剤耐性を示すものであるか、薬剤非耐性を示すものであるかを、より効率的に識別することができるプローブ配列である。特に各プローブDNAを固層に固定し、このプローブに標的核酸(ウィルスDNAからプライマーセット1,2、9、10のいずれかを用いて増幅されたLAMP産物)を反応させ、0.2×SSC溶液中で、37℃で洗浄工程を行うことを仮定した場合、配列番号169で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号171で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号173で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号176で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号179で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号181で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号183で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号184で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号186で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号188で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号190で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号192で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号193で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、および配列番号195で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブを用いた場合に、ポリメラーゼ181位のアミノ酸をコードする塩基配列を明確に識別することが可能であり、好ましい。
なお、表4または表5に示した配列は、そこに本発明で使用されるプローブとしての機能を維持できる限りにおいて、当該多型塩基の位置の以外の位置にある塩基が一部置換されてもよく、当該多型塩基の位置以外の部位に更なる塩基が付加されてもよく、また、当該多型塩基の位置以外の部位の塩基が一部欠失してもよい。
各プローブは、3箇所、即ち、181位、204位、または236位の対象アミノ酸に対応するプローブをその希望する検出対象に応じて選択して用いてよく、当該多型塩基の箇所に異なる塩基を具備する複数のプローブを同時に使用することが好ましい。例えば、204位の対象アミノ酸をコードする塩基多型を検出する場合、配列番号50〜57、配列番号92〜120で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ(プローブ群1)を使用する。また、B型とC型の236位の対象アミノ酸をコードする塩基多型をそれぞれ検出する場合、配列番号58〜75、配列番号147〜167で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ(プローブ群2)を使用する。B型とC型の181位の対象アミノ酸をコードする塩基多型を検出する場合、配列番号76〜91、配列番号132〜136、配列番号168〜196で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ(プローブ群3)を使用する。B型およびC型の181位、204位、または236位の対象アミノ酸をコードする塩基多型を検出する場合、プローブ群1〜3を同時に使用する。
上記データベースの配列情報は、追加登録される可能性があること、また、ある特定集団の均一な塩基頻度を示している保証は無いため、経時的に、または、対象集団により、基準配列の変更が想定される。従って、上記基準配列は、暫定的な配列であり、配列情報の変更に伴い、表1から表5に記載の配列も変更することが望ましい。これを考慮し、上記配列に対して、80%程度以上の相同性を有するか、または、HBVに対して増幅反応が生じる程度の相同性があれば良い。核酸プライマー、核酸プローブに使用する塩基配列の範囲については、表1から表4の配列を含むものであれば、その一部を削除した塩基数の少ない配列、または、基準範囲を参照して得られる周辺の配列を加えた、塩基数の多い配列でもよい。また、高頻度の変異が存在する場合、タイプ特異的な変異が存在する場合などは、核酸プライマー配列、核酸プローブ配列にミックス塩基(即ち、複数種塩基の混合)、修飾塩基を入れることも可能である。
<各プライマーセットの使用について>
当該プライマーセット1〜12を用いて検体核酸をLAMP増幅する際には、検出を行なうジェノタイプや多型塩基の種類に応じて、プライマーセット1〜12を単独で、または、プライマーセット1〜12から選択される複数のプライマーセットを組み合わせて混合して、増幅を実施しても良い。
すなわち、当該プライマーセット1〜12は、181位、204位および236位を全て検出するように複数のプライマーセットを組み合わせて使用しても、また、181位、204位または236位の少なくとも1箇所を検出するように単独で、若しくは複数のプライマーセットを組み合わせて使用しても良い。また、当該プライマーセット1〜12は、ジェノタイプB型およびC型の両方を検出するように複数のプライマーセットを組み合わせて使用しても、また、B型またはC型の何れか一方を検出するように単独で若しくは複数のプライマーセットを組み合わせて使用してもよい。
複数のプライマーセットの組み合わせ方としては、その目的に応じてジェノタイプ同じのもの、あるいは、検出対象の塩基多型が同じもの、さらには検出対象の塩基多型とその位置(F-Loop or B-Loop)が同じものの組み合わせ等があるが、増幅効率や検出効率の向上などを考慮すると、検出対象の塩基多型とその位置(F-Loop or B-Loop)が同じもの同士を組み合わせることが望ましい。例えば、プライマーセット1と2、プライマーセット3と4、プライマーセット5と6、プライマーセット7と8、プライマーセット9と10、プライマーセット11と12などの組み合わせは、検出対象の塩基多型とその位置(F-Loop or B-Loop)が同じであるプライマーセット同士の組み合わせである。
なお、複数のジェノタイプ若しくは異なる塩基多型を検出するために、上記のプライマーセット1〜12を単独若しくは複数用いて別個にLAMP増幅を行なった後、さらに別個に行なった増幅で得られた増幅産物を混合し、核酸プローブとのハイブリダイゼーション反応に供しても良い。
検出対象がB型、C型の181位、204位、および236位であり増幅効率および検出効率が良好な望ましい形態例としては、
(A)プライマーセット1と2(検出対象:B型、C型、181位、204位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット3と4(検出対象:B型、C型、204位、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
(B)プライマーセット1と2(検出対象:B型、C型、181位、204位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット5と6(検出対象:B型、C型、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
(C)プライマーセット1と2(検出対象:B型、C型、181位、204位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット7と8(検出対象:B型、C型、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
(D)プライマーセット1と2(検出対象:B型、C型、181位、204位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット11と12(検出対象:B型、C型、204位、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
(E)プライマーセット3と4(検出対象:B型、C型、204位、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット9と10(検出対象:B型、C型、181位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
(F)プライマーセット9と10(検出対象:B型、C型、181位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第1の増幅産物)、また別個にプライマーセット11と12(検出対象:B型、C型、204位、236位)の混合プライマーを用いて検体核酸に対してLAMP増幅反応を実施して増幅産物を得(第2の増幅産物)、さらに第1および第2の増幅産物を混合し、この混合物を、B型、C型の181位、204位、および236位検出用プローブとのハイブリダイゼーションに供する。
<例>
本発明に従うLAMP増幅用核酸プライマーセットの例およびプローブセットの例を以下に示す。
<例1>(プライマーセット1、2、3、4の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号5で示されるプライマー、配列番号7で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号6で示されるプライマー、配列番号8で示されるプライマーおよび配列場号10で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号29で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号30で示されるプライマーおよび配列番号32で示されるプライマーを含む
プライマーセットであってよい。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号48で示されるプライマーおよび配列番号49で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例2>(プライマーセット1、2、5、6の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号5で示されるプライマー、配列番号15で示されるプライマーおよび配列番号17で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号6で示されるプライマー、配列番号16で示されるプライマーおよび配列場号18で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号29で示されるプライマー、配列番号33で示されるプライマーおよび配列番号35で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号30で示されるプライマー、配列番号34で示されるプライマーおよび配列番号36で示されるプライマーを含む
プライマーセットであってよい。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブで示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例3>(プライマーセット1、2、7、8の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号5で示されるプライマー、配列番号19で示されるプライマーおよび配列番号21で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号6で示されるプライマー、配列番号20で示されるプライマーおよび配列場号22で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号29で示されるプライマー、配列番号37で示されるプライマーおよび配列番号39で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号30で示されるプライマー、配列番号38で示されるプライマーおよび配列番号40で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例4>(プライマーセット1、2、11、12の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号5で示されるプライマー、配列番号7で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号6で示されるプライマー、配列番号121で示されるプライマーおよび配列場号122で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号29で示されるプライマー、および配列番号31示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号30で示されるプライマー、配列番号123で示されるプライマーおよび配列番号124で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号125で示されるプライマーおよび配列番号126で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例5>(プライマーセット3、4、9、10の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号7で示されるプライマー、配列番号9で示されるプライマー、配列番号23で示されるプライマーおよび配列番号25で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号8で示されるプライマー、配列番号10で示されるプライマー、配列番号24で示されるプライマーおよび配列場号26で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号31で示されるプライマー、配列番号41で示されるプライマーおよび配列番号43で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号32で示されるプライマー、配列番号42で示されるプライマーおよび配列番号44で示されるプライマーを含み
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブで示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例6>(プライマーセット9.10、11、12の使用)
当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーからなり、二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号23で示されるプライマー、配列番号25で示されるプライマー、配列番号7で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号24で示されるプライマー、配列番号26で示されるプライマー、配列番号121で示されるプライマーおよび配列場号122で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号41で示されるプライマー、配列番号43で示されるプライマー、および配列番号31示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号42で示されるプライマー、配列番号44で示されるプライマー、配列番号123で示されるプライマーおよび配列番号124で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号125で示されるプライマーおよび配列番号126で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブ、配列番号83で示されるプローブ、配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例7>(プライマーセット1、3の利用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマーおよび配列番号7で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマーおよび配列番号8で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号27で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号28で示されるプライマーおよび配列番号32で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号48で示されるプライマーおよび配列番号49で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、
配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブであってよい。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例8>(プライマーセット2、4の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号5で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号6で示されるプライマーおよび配列場号10で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号29で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号30で示されるプライマーおよび配列番号32で示されるプライマー含むプライマーセットであってよい。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号48で示されるプライマーおよび配列番号49で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、
配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例9>(プライマーセット1、5の使用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号15で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号16で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号33で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号34で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例10>(プライマーセット2、6の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号5で示されるプライマー、配列番号17で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号6で示されるプライマー、配列番号18で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号29で示されるプライマー、配列番号35で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号30で示されるプライマー、配列番号36で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブで示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例11>(プライマーセット1、7の使用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマー、配列番号19で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマー、配列番号20で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号27で示されるプライマー、配列番号37で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号28で示されるプライマー、配列番号38で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例12>(プライマーセット2、8の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号5で示されるプライマー、配列番号21で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号6で示されるプライマー、配列番号22で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号29で示されるプライマー、配列番号39で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号30で示されるプライマー、配列番号40で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例13>(プライマーセット1、11の利用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号3で示されるプライマーおよび配列番号7で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号4で示されるプライマーおよび配列番号121で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号27で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号28で示されるプライマーおよび配列番号123で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号125で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、
配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、
配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブであってよい。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例14>(プライマーセット2、12の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号5で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号6で示されるプライマーおよび配列場号122で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号29で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号30で示されるプライマーおよび配列番号124で示されるプライマー含むプライマーセットであってよい。
更に、ループプライマーセットを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい組み合わせは、配列番号45で示されるプライマーおよび/または配列番号46で示されるプライマー、および配列番号47で示されるプライマー、並びに配列番号126で示されるプライマーおよび配列番号49で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号127で示されるプローブ、配列番号128で示されるプローブ、配列番号129で示されるプローブ、配列番号130で示されるプローブ、配列番号131で示されるプローブ、
配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、
配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例15>(プライマーセット3、9の使用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号7で示されるプライマー、配列番号23で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号8で示されるプライマー、配列番号24で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号31で示されるプライマー、配列番号41で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号32で示されるプライマー、配列番号42で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例16>(プライマーセット4、10の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号9で示されるプライマー、配列番号25で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号10で示されるプライマー、配列番号26で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーセットが、配列番号31で示されるプライマー、配列番号33で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーセットが、配列番号32で示されるプライマー、配列番号44で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブで示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例17>(プライマーセット9、11の利用)
当該プライマーセットは、B型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号23で示されるプライマーおよび配列番号7で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号24で示されるプライマーおよび配列番号121で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号41で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号42で示されるプライマーおよび配列番号123で示されるプライマーを含む
プライマーセットである。
更に、ループプライマーを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい配列は、配列番号125で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、
配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号58で示されるプローブ、配列番号59で示されるプローブ、配列番号60で示されるプローブ、配列番号61で示されるプローブ、配列番号62で示されるプローブ、配列番号63で示されるプローブ、
配列番号76で示されるプローブ、配列番号77で示されるプローブ、配列番号78で示されるプローブ、配列番号79で示されるプローブ、配列番号80で示されるプローブ、配列番号81で示されるプローブ、配列番号82で示されるプローブおよび配列番号83で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブであってよい。またはこれらのプローブの相補鎖であってもよい。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例18>(プライマーセット10、12の使用)
当該プライマーセットは、C型のHBVの薬剤耐性を検出するものであってもよい。当該プライマーセットは、ポリメラーゼ領域の181位、204位、236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出するために、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーとを含み、
二本鎖標的核酸の一方の一本鎖核酸の5’末端側から順にF3領域、F2領域およびF1領域とし、他方の一本鎖核酸の3’末端側から順にB3c領域、B2c領域およびB1c領域とした場合に、
前記FIPプライマーセットが、配列番号25で示されるプライマーおよび配列番号9で示されるプライマーを含み、
前記BIPプライマーセットが、配列番号26で示されるプライマーおよび配列場号122で示されるプライマーを含み、
前記F3プライマーが、配列番号43で示されるプライマーおよび配列番号31で示されるプライマーを含み、
前記B3プライマーが、配列番号44で示されるプライマーおよび配列番号124で示されるプライマー含むプライマーセットであってよい。
更に、ループプライマーを同時に使用してもよく、上記の場合、ループプライマーとして使用するのに好ましい配列は、配列番号126で示されるプライマーである。
また、このようなプライマーセットを使用した場合に、同時に使用することが好ましいプローブは、配列番号50で示されるプローブ、配列番号51で示されるプローブ、配列番号52で示されるプローブ、配列番号53で示されるプローブ、配列番号54で示されるプローブ、配列番号55で示されるプローブ、配列番号56で示されるプローブ、配列番号57で示されるプローブ、配列番号64で示されるプローブ、配列番号65で示されるプローブ、配列番号66で示されるプローブ、配列番号67で示されるプローブ、配列番号68で示されるプローブ、配列番号69で示されるプローブ、配列番号70で示されるプローブ、配列番号71で示されるプローブ、配列番号72で示されるプローブ、配列番号73で示されるプローブ、配列番号74で示されるプローブ、配列番号75で示されるプローブ、
配列番号84で示されるプローブ、配列番号85で示されるプローブ、配列番号86で示されるプローブ、配列番号87で示されるプローブ、配列番号88で示されるプローブ、配列番号89で示されるプローブ、配列番号90で示されるプローブおよび配列番号91で示されるプローブ、配列番号132で示されるプローブ、配列番号133で示されるプローブ、配列番号134で示されるプローブ、配列番号135で示されるプローブ、配列番号136で示されるプローブである。またはこれらのプローブの相補鎖であっても良い。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行うことにより、短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能であり、当該ループプライマーセットおよび当該プローブを併用することにより、更にその効果は増大する。
<例19>
本発明のアッセイキットは、本発明に従うプライマーセット、任意にループプライマー、本発明に従うプローブを具備する。また、任意に、LAMP法に必要な試薬を具備してもよく、当該プローブを基体に固定化した状態で具備してもよい。
<例20>
対象からの血液、血清および臓器を試料として、上述の何れかのLAMP増幅用核酸プライマーセットとプローブを用いて、HBVからの標的核酸が薬剤耐性であるか、非薬剤耐性であるかを調べる。
まず、試料から核酸を抽出する。得られた試料溶液について、例1〜例8で示されるプライマーを用いて、適切な増幅をえら得る条件化で、即ち、等温条件下60〜65℃で適切なバッファーを用いてLAMP増幅を行う。
得られた増幅産物を各々例1〜例8で示される核酸プローブ固定化基体を用いて検出する。当該核酸固定化基体に対して、増幅産物を添加し、ハイブリダイゼーションを行い、電気化学的にハイブリダイゼーションの有無を検出し、試料からのHBVが薬剤耐性株であるか、非薬剤耐性株であるかを判定する。
このようなプライマーセットを用いて、それ自体知られたLAMP増幅法を利用してHBVからの核酸の増幅を行い、当該プローブにより検出を行うことにより短時間で簡便に且つ安価にHBVの薬剤耐性株を検出することが可能である。
<例21>
以下、プライマーセット1〜12を用いた増幅試験について記載する。
標的核酸としてLAMP産物を用いる場合、まず、検出対象塩基の配置を決定する必要がある。LAMP産物にはそれぞれ2種類のLoop配列(F-LoopとB-Loop、例えば、図2(a)ではF2cの部分がF-loopに、B2の部分がB-Loopに該当する)が存在し、そのループ配列中に検出対象塩基を配置するとプローブとの反応効率が良い。本例では、アミノ酸181位、204位、236位の3箇所をコードする塩基配列を検出するために、それぞれをループ配列に配置するには、2つのLAMP産物(計4つのループ配列)が必要となり、プライマーセット1〜12は、4つのループ配列に対する3箇所の検出対象配列の配置の組み合わせを示している。また、プライマーセット1と2、プライマーセット3と4、プライマーセット5と6、プライマーセット7と8、プライマーセット9と10、プライマーセット11と12は、それぞれ検出対象の配置は同じであるが、対象Genotype(BまたはC)が異なるプライマーセットである。以下、各プライマーセットを用いた増幅試験について記載する。
(1)鋳型配列
鋳型配列として、以下の配列をそれぞれ含むプラスミドDNAを2種類準備した。
Figure 2009213465
上記のジェノタイプBおよびジェノタイプCの配列において、四角で囲んだ部分の3塩基のコドンは、それぞれ上流からアミノ酸181位、204位、236位の3つのアミノ酸をコードする塩基を示す。
(2)LAMP法による標的核酸の増幅
LAMP反応に必要な酵素、dNTP、緩衝溶液を含むLAMP反応溶液に、表1に記載のプライマーセット1〜12をそれぞれ含む12本のLAMP反応溶液を調製した。63℃にてLAMP増幅を行い、LAMP増幅の立ち上がり時間を濁度計によって検出し、比較した。ここで、「立ち上がり時間」とは、増幅反応に伴い増加する濁度が濁度計で最初に検出される時間である。
(3)結果
12種類のプライマーセットから得られるLAMP増幅の立ち上がり時間を表6に示した。
ジェノタイプ B型およびC型ともに増幅時間が60分未満であったのは、プライマーセット1と2、およびプライマーセット11と12である。プライマーセット1と2は、F-Loop、B-Loopそれぞれに、aa181, aa204をコードする塩基配列が配置されている(表1参照)。一方、プライマーセット11と12は、F-Loop、B-Loopそれぞれに、aa204, aa236をコードする塩基配列が配置されている(表1参照)。次に、ジェノタイプB型およびC型ともに増幅時間が60分以上70分未満であったのは、プライマーセット3と4、およびプライマーセット7と8の組み合わせである。プライマーセット3と4は、F-LoopとB-Loopのそれぞれに、aa204, aa236をコードする塩基配列が配置されている(表1参照)。一方、プライマーセット7と8は、B-Loopそれぞれにaa236をコードする塩基配列が配置されている(表1参照)。その他のプライマーセットの場合では70分を超えていたが、実用上十分使用可能である。
ウィルスDNAの配列を検出する場合、そのプロトコルは、大きく、(1)DNA抽出、(2)標的核酸の増幅、(3)配列の検出、の3段階の工程に分けられる。検査全体の時間をより短くするために、各工程の所要時間はより短いほうが好ましく、目安は60分程度となる。
さらに、プライマーセット3と4の組み合わせ、プライマーセット7と8の組み合わせ、およびプライマーセット11と12の組み合わせを比較した場合、プライマーセット3と4およびプライマーセット11と12には、F-loopにaa204が配置されており、プライマーセット1と2の組み合わせと合わせると、両プライマーセットから増幅されたLAMP産物のLoopにaa.204が含まれることになる。
ウィルスDNAに対する増幅を行う場合、検出対象以外の変異が含まれることによって、増幅反応が阻害されることが考えられる。検出対象の塩基配列が、異なるプライマー領域によって増幅される2種類以上のLAMP産物に含まれていることは、上記阻害の確立を低減させる上でより好ましい。したがって、プライマーセット1と2で、aa181(F-Loop)およびaa204(B-Loop)を増幅し、プライマーセット3と4またはプライマーセット11と12でaa204(F-Loop)およびaa236(B-Loop)を含むLAMP産物を増幅し、標的核酸とすることがより好ましいと考えられる。
Figure 2009213465
<例22>
例11で決定されたより好ましいプライマーセットそれぞれについて、各アミノ酸を検出するためのプローブ配列を決定した。
以下、プライマーセット1を用いてLAMP増幅を行い、B型肝炎ウィルスのポリメラーゼ領域の204位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出する例を記載する。
(1)鋳型配列
鋳型配列として、以下の8種類の配列を合成した。
テンプレート1は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート2は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「ATC」である塩基配列である;
テンプレート3は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「ATT」である塩基配列である;
テンプレート4は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「ATA」である塩基配列である;
テンプレート5は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「GTG」である塩基配列である;
テンプレート6は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「GTC」である塩基配列である;
テンプレート7は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「GTT」である塩基配列である;
テンプレート8は、上述のテンプレート1の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「ATG」が「GTA」である塩基配列である。
(2)LAMP法による標的核酸の増幅
表1、表2に記載のプライマーセット1(FIP, BIPを40pmol, F3, B3を5pmol)、および表3に記載のループプライマー19(20pmol)、およびLAMP反応に必要な酵素(Bst-DNPポリメラーゼ[NEB社製]1μL)、dNTP、LAMP反応用緩衝溶液を含むLAMP反応溶液を8本調製した。調製した8本それぞれに対し、テンプレート1からテンプレート8をそれぞれ終濃度1E+03copies/reactionとなるように添加し、63℃で1時間反応させた。それぞれに得られた反応液の一部分について電気泳動を行い、LAMP産物が得られたことを確認した。
残りの反応液をLAMP産物溶液とし、これに20×SSC溶液を終濃度2×SSCとなるように添加し、標的核酸溶液とした。即ち、テンプレート1〜テンプレート8より得られた標的核酸溶液をそれぞれ核酸溶液1〜核酸溶液8とした。その中に含まれる標的核酸を標的核酸1〜標的核酸8とした。別に、標的核酸を含まないこと以外は組成が同じ溶液を作成し、これをネガティブコントロールとしての核酸溶液9とした。
(3)核酸プローブ固定化電極の作製
本実施例ではDNAプローブの支持体として金電極を使用した。核酸プローブを固定する作用極、電気化学測定に必要な対極と参照極、さらにこれらの電極と配線されている電極パッドが一枚のガラス基板上に複数配置されているDNAチップ用基板を作製した。
配列番号92から配列番号120の配列それぞれの末端にSH基が修飾されている核酸プローブをそれぞれ含む核酸プローブ溶液を作用極に滴下し、1時間放置した。その後、超純水で洗浄し乾燥させることで、核酸プローブ固定化電極(DNAチップ)を作製した。
(4)標的核酸の検出
上記で調製した標的核酸溶液1〜8、を上記核酸プローブ固定化電極上に添加後、45℃で10分間反応することで、標的核酸を核酸プローブにハイブリダイズさせた。その後、非特異的に吸着または結合している標的核酸を除去するために、0.2×SSC溶液を添加し、各温度(35、37、39℃)で20分間反応させることで洗浄を行った。洗浄用緩衝液を除去したあと、核酸に結合する挿入剤としてヘキスト33258を添加した。その後、リニアスイープボルタンメトリーを行い、得られたボルタモグラムからヘキスト33258の酸化に由来するピーク電流値を算出した。
標的核酸溶液添加以降の、設定温度でのハイブリダイズ反応、洗浄用緩衝液の添加、設定温度での洗浄、挿入剤の添加、電流検出、各電極から得られる電流値の比較は、これらに必要な送液制御系、温度制御系、ポテンシオスタットを含む自動検出装置、および各部の制御ソフトウェアを使用して行った。
(5)結果
本例は、プローブと標的核酸の一部が完全に相補的である組み合わせ、およびプローブと標的核酸の一部が1塩基だけ異なる組み合わせを選択し、各核酸プローブ固定化電極から得られる電流値をバックグラウンド電流値に対する割合(S/B比)として表7〜14に示した。
表7にはプローブ43から45に対して、標的核酸溶液1、2、3、4、5および9を反応させた際に得られたS/B比を、表8にはプローブ46〜48に対して核酸溶液1、2、6および9を反応させたときのS/B比を、表9にはプローブ49〜53に対して核酸溶液1、3、7および9を反応させたときのS/B比を、表10にはプローブ54〜57に対して核酸溶液1、4、8および9を反応させたときのS/B比を、表11にはプローブ58〜62に対して核酸溶液1、5および9を反応させたときのS/B比を、表12にはプローブ63〜65に対して核酸溶液2、6および9を反応させたときのS/B比を、表13にはプローブ66〜68に対して核酸溶液3、7および9を反応させたときのS/B比を、表14にはプローブ69〜71に対して核酸溶液4、8および9を反応させたときのS/B比を示した。また、それぞれS/B比は、35、37または39℃の温度でそれぞれに洗浄した際に得られたものである。
例えば、表7では、プローブ43〜45に対して核酸溶液1、2、3、4、5または9を反応させた際に得られたS/B比が示されているが、プローブ43から45は、それぞれ異なる塩基数であり、標的核酸1の一部と相補的な配列をもち、標的核酸2、3、4、5の相補鎖と1塩基異なる配列を有する。各表の網掛けをしたカラムは、使用したプローブと標的核酸が完全相補であるため、値が高くなるべき部分である。一方、その他の部分は、プローブと標的核酸が1塩基異なるために値が低くなるべき部分である。
表7では、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ44を使用することにより、核酸溶液1を反応させた際により高い値を示し、核酸溶液2、3、4、5を反応させた際により低い値を示すことが明らかとなった。従って、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ44を使用することが好ましい。
同様に、表8から表14に示すように、プローブ46〜71についても数値を取得し、各プローブ配列の複数の塩基数から最も好ましい塩基数を決定した。
表8に示した結果から、プローブ46〜48の中ではプローブ47が好ましく、表9に示した結果から、プローブ49〜53の中ではプローブ50が好ましく、表10に示した結果から、プローブ54〜57の中ではプローブ56が好ましく、表11に示した結果から、プローブ58〜62の中ではプローブ59が好ましく、表12に示した結果から、プローブ63〜65の中ではプローブ64が好ましく、表13に示した結果からプローブ66〜68の中ではプローブ68が好ましく、表14に示した結果からプローブ69〜71の中ではプローブ70が好ましかった。
これらの結果から、配列番号93で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号96で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号99で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号105で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号108で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号113で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号117で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、および配列番号119で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブにおいて、洗浄温度37℃で、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
さらに、表5に記載したその他のプローブでも、洗浄温度を変更した場合、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
Figure 2009213465
Figure 2009213465
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Figure 2009213465
Figure 2009213465
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Figure 2009213465
<例23>
以下、プライマーセット11、12を用いてLAMP増幅を行い、B型およびC型肝炎ウィルスのポリメラーゼ領域の236位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出する例を記載する。
(1)鋳型配列
鋳型配列として、以下の9種類の配列を合成した。
テンプレート15は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート16は、上述のテンプレート15の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「AAC」が「AAT」である塩基配列である;
テンプレート17は、上述のテンプレート15の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「AAC」が「ACC」である塩基配列である。
テンプレート18は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート19は、上述のテンプレート18の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GAAC」が「GAAT」である塩基配列である;
テンプレート20は、上述のテンプレート18の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GAAC」が「GACC」である塩基配列である;
テンプレート21は、上述のテンプレート18の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GAAC」が「AAAC」である塩基配列である;
テンプレート22は、上述のテンプレート18の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GAAC」が「AAAT」である塩基配列である;
テンプレート23は、上述のテンプレート18の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GAAC」が「AACC」である塩基配列である。
(2)LAMP法による標的核酸の増幅
表1、表2に記載のプライマーセット11、12(FIP, BIPを各40pmol, F3, B3を各5pmol)、および表3に記載のループプライマー125、126(各20pmol)、およびLAMP反応に必要な酵素(Bst-DNPポリメラーゼ[NEB社製]2μL)、dNTP、LAMP反応用緩衝溶液を含むLAMP反応溶液を9本調製した。調製した9本それぞれに対し、テンプレート15からテンプレート23をそれぞれ終濃度1E+03copies/reactionとなるように添加し、63℃で1時間反応させた。それぞれに得られた反応液の一部分について電気泳動を行い、LAMP産物が得られたことを確認した。
残りの反応液をLAMP産物溶液とし、これに20×SSC溶液を終濃度2×SSCとなるように添加し、標的核酸溶液とした。即ち、テンプレート15〜テンプレート23より得られた標的核酸溶液をそれぞれ核酸溶液15〜核酸溶液23とした。その中に含まれる標的核酸を標的核酸15〜標的核酸23とした。別に、標的核酸を含まないこと以外は組成が同じ溶液を作成し、これをネガティブコントロールとしての核酸溶液9とした。
(3)核酸プローブ固定化電極の作製
本実施例ではDNAプローブの支持体として金電極を使用した。核酸プローブを固定する作用極、電気化学測定に必要な対極と参照極、さらにこれらの電極と配線されている電極パッドが一枚のガラス基板上に複数配置されているDNAチップ用基板を作製した。
配列番号147から配列番号167の配列それぞれの末端にSH基が修飾されている核酸プローブをそれぞれ含む核酸プローブ溶液を作用極に滴下し、1時間放置した。その後、超純水で洗浄し乾燥させることで、核酸プローブ固定化電極(DNAチップ)を作製した。
(4)標的核酸の検出
上記で調製した標的核酸溶液15〜23を上記核酸プローブ固定化電極上に添加後、45℃で10分間反応することで、標的核酸を核酸プローブにハイブリダイズさせた。その後、非特異的に吸着または結合している標的核酸を除去するために、0.2×SSC溶液を添加し、各温度(35、37、39℃)で10分間反応させることで洗浄を行った。洗浄用緩衝液を除去したあと、核酸に結合する挿入剤としてヘキスト33258を添加した。その後、リニアスイープボルタンメトリーを行い、得られたボルタモグラムからヘキスト33258の酸化に由来するピーク電流値を算出した。
標的核酸溶液添加以降の、設定温度でのハイブリダイズ反応、洗浄用緩衝液の添加、設定温度での洗浄、挿入剤の添加、電流検出、各電極から得られる電流値の比較は、これらに必要な送液制御系、温度制御系、ポテンシオスタットを含む自動検出装置、および各部の制御ソフトウェアを使用して行った。
(5)結果
本例は、プローブと標的核酸の一部が完全に相補的である組み合わせ、およびプローブと標的核酸の一部が1塩基または2塩基だけ異なる組み合わせを選択し、各核酸プローブ固定化電極から得られる電流値をバックグラウンド電流値に対する割合(S/B比)として表A〜28に示した。
表Aにはプローブ92、93に対して、標的核酸溶液15、17および9を反応させた際に得られたS/B比を、表Bにはプローブ94、95に対して核酸溶液16,17および9を反応させたときのS/B比を、表Cにはプローブ96〜98に対して核酸溶液15、17および9を反応させたときのS/B比を、表Dにはプローブ99〜101に対して核酸溶液18、20および9を反応させたときのS/B比を、表Eにはプローブ102に対して核酸溶液19、20および9を反応させたときのS/B比を、表Fにはプローブ103、104に対して核酸溶液18、20および9を反応させたときのS/B比を、表Gにはプローブ105〜108に対して核酸溶液21、23および9を反応させたときのS/B比を、表Hにはプローブ109、110に対して核酸溶液22、23および9を反応させたときのS/B比を、表Iにはプローブ111、112に対して核酸溶液21、23および9を反応させたときのS/B比を示した。また、それぞれS/B比は、35、37または39℃の温度でそれぞれに洗浄した際に得られたものである。
各表の網掛けをしたカラムは、使用したプローブと標的核酸が完全相補であるため、値が高くなるべき部分である。一方、その他の部分は、プローブと標的核酸が1塩基または2塩基異なるために値が低くなるべき部分である。
表Aでは、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ92を使用することにより、核酸溶液15を反応させた際により高い値を示し、核酸溶液17を反応させた際により低い値を示すことが明らかとなった。従って、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ92を使用することが好ましい。
同様に、表Bから表Iに示すように、プローブ94〜112についても数値を取得し、各プローブ配列の複数の塩基数から最も好ましい塩基数を決定した。
表Bに示した結果から、プローブ94、95の中ではプローブ94が好ましく、表Cに示した結果から、プローブ96〜98の中ではプローブ97が好ましく、表Dに示した結果から、プローブ99〜101の中ではプローブ99が好ましく、表Eに示した結果から、プローブ102が好ましく、表Fに示した結果から、プローブ103、104の中ではプローブ103が好ましく、表Gに示した結果からプローブ105〜108の中ではプローブ106が好ましく、表Hに示した結果からプローブ109、110の中ではプローブ109が好ましく、表Iに示した結果から、プローブ111、112の中ではプローブ112が好ましかった。
これらの結果から、配列番号147で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号149で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号152で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号155で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号157で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号158示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号161で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号164で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、および配列番号167で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブにおいて、洗浄温度37℃で、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
さらに、表5に記載したその他のプローブでも、洗浄温度を変更した場合、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
<例24>
以下、プライマーセット1、2を用いてLAMP増幅を行い、B型およびC型肝炎ウィルスのポリメラーゼ領域の181位のアミノ酸をコードする塩基配列を検出する例を記載する。
(1)鋳型配列
鋳型配列として、以下の15種類の配列を合成した。
テンプレート24は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート25は、上述のテンプレート24の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCC」である塩基配列である;
テンプレート26は、上述のテンプレート24の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCA」である塩基配列である;
テンプレート27は、上述のテンプレート24の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCG」である塩基配列である;
テンプレート28は、上述のテンプレート24の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GTT」である塩基配列である。
テンプレート29は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート30は、上述のテンプレート29の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCC」である塩基配列である;
テンプレート31は、上述のテンプレート29の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCA」である塩基配列である;
テンプレート32は、上述のテンプレート29の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCG」である塩基配列である;
テンプレート33は、上述のテンプレート29の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GTT」である塩基配列である。
テンプレート34は以下の配列である。
Figure 2009213465
テンプレート35は、上述のテンプレート34の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCC」である塩基配列である;
テンプレート36は、上述のテンプレート34の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCA」である塩基配列である;
テンプレート37は、上述のテンプレート34の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GCG」である塩基配列である;
テンプレート38は、上述のテンプレート34の配列中の四角で囲まれた部分の配列、即ち、「GCT」が「GTT」である塩基配列である。
(2)LAMP法による標的核酸の増幅
表1、表2に記載のプライマーセット1、2(FIP, BIPを各40pmol, F3, B3を各5pmol)、および表3に記載のループプライマー46(各20pmol)、およびLAMP反応に必要な酵素(Bst-DNPポリメラーゼ[NEB社製]2μL)、dNTP、LAMP反応用緩衝溶液を含むLAMP反応溶液を9本調製した。調製した9本それぞれに対し、テンプレート24からテンプレート38をそれぞれ終濃度1E+03copies/reactionとなるように添加し、63℃で1時間反応させた。それぞれに得られた反応液の一部分について電気泳動を行い、LAMP産物が得られたことを確認した。
残りの反応液をLAMP産物溶液とし、これに20×SSC溶液を終濃度2×SSCとなるように添加し、標的核酸溶液とした。即ち、テンプレート24〜テンプレート38より得られた標的核酸溶液をそれぞれ核酸溶液24〜核酸溶液38とした。その中に含まれる標的核酸を標的核酸24〜標的核酸38とした。別に、標的核酸を含まないこと以外は組成が同じ溶液を作成し、これをネガティブコントロールとしての核酸溶液9とした。
(3)核酸プローブ固定化電極の作製
本実施例ではDNAプローブの支持体として金電極を使用した。核酸プローブを固定する作用極、電気化学測定に必要な対極と参照極、さらにこれらの電極と配線されている電極パッドが一枚のガラス基板上に複数配置されているDNAチップ用基板を作製した。
配列番号168から配列番号196の配列それぞれの末端にSH基が修飾されている核酸プローブをそれぞれ含む核酸プローブ溶液を作用極に滴下し、1時間放置した。その後、超純水で洗浄し乾燥させることで、核酸プローブ固定化電極(DNAチップ)を作製した。
(4)標的核酸の検出
上記で調製した標的核酸溶液24〜38を上記核酸プローブ固定化電極上に添加後、45℃で10分間反応することで、標的核酸を核酸プローブにハイブリダイズさせた。その後、非特異的に吸着または結合している標的核酸を除去するために、0.2×SSC溶液を添加し、各温度(35、37、39℃)で10分間反応させることで洗浄を行った。洗浄用緩衝液を除去したあと、核酸に結合する挿入剤としてヘキスト33258を添加した。その後、リニアスイープボルタンメトリーを行い、得られたボルタモグラムからヘキスト33258の酸化に由来するピーク電流値を算出した。
標的核酸溶液添加以降の、設定温度でのハイブリダイズ反応、洗浄用緩衝液の添加、設定温度での洗浄、挿入剤の添加、電流検出、各電極から得られる電流値の比較は、これらに必要な送液制御系、温度制御系、ポテンシオスタットを含む自動検出装置、および各部の制御ソフトウェアを使用して行った。
(5)結果
本例は、プローブと標的核酸の一部が完全に相補的である組み合わせ、およびプローブと標的核酸の一部が1塩基または2塩基だけ異なる組み合わせを選択し、各核酸プローブ固定化電極から得られる電流値をバックグラウンド電流値に対する割合(S/B比)として表J〜43に示した。
表Jにはプローブ113〜115に対して、標的核酸溶液24、28および9を反応させた際に得られたS/B比を、表Kにはプローブ116、117に対して核酸溶液25、28および9を反応させたときのS/B比を、表Lにはプローブ118に対して核酸溶液26、28および9を反応させたときのS/B比を、表Mにはプローブ119に対して核酸溶液27、28および9を反応させたときのS/B比を、表Nにはプローブ120〜122に対して核酸溶液24、28および9を反応させたときのS/B比を、表Oにはプローブ123〜125に対して核酸溶液29、33および9を反応させたときのS/B比を、表Pにはプローブ126、127に対して核酸溶液30、33および9を反応させたときのS/B比を、表Qにはプローブ128に対して核酸溶液31、33および9を反応させたときのS/B比を、表Rにはプローブ129に対して核酸溶液32、33および9を反応させたときのS/B比を、表Sにはプローブ130〜132に対して、標的核酸溶液29、33および9を反応させた際に得られたS/B比を、表Tにはプローブ133、134に対して核酸溶液34、38および9を反応させたときのS/B比を、表Uにはプローブ135、136に対して核酸溶液35、38および9を反応させたときのS/B比を、表Vにはプローブ137に対して核酸溶液36、38および9を反応させたときのS/B比を、表Wにはプローブ138に対して核酸溶液37、38および9を反応させたときのS/B比を、表Xにはプローブ139〜141に対して核酸溶液34、38および9を反応させたときのS/B比を示した。また、それぞれS/B比は、35、37または39℃の温度でそれぞれに洗浄した際に得られたものである。
各表の網掛けをしたカラムは、使用したプローブと標的核酸が完全相補であるため、値が高くなるべき部分である。一方、その他の部分は、プローブと標的核酸が1塩基または2塩基異なるために値が低くなるべき部分である。
表Jでは、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ114を使用することにより、核酸溶液24を反応させた際により高い値を示し、核酸溶液28を反応させた際により低い値を示すことが明らかとなった。従って、洗浄温度を37℃とした場合には、プローブ114を使用することが好ましい。
同様に、表Kから表Xに示すように、プローブ116〜141についても数値を取得し、各プローブ配列の複数の塩基数から最も好ましい塩基数を決定した。
表Kに示した結果から、プローブ116、117の中ではプローブ116が好ましく、表Lに示した結果から、プローブ118が好ましく、表Mに示した結果から、プローブ119が好ましく、表Nに示した結果から、プローブ120〜122の中ではプローブ121が好ましく、表Oに示した結果から、プローブ123〜125の中ではプローブ124が好ましく、表Pに示した結果からプローブ126、127の中ではプローブ126が好ましく、表Qに示した結果からプローブ128が好ましく、表Rに示した結果から、プローブ129が好ましく、表Sに示した結果から、プローブ130〜132の中ではプローブ131が好ましく、表Tに示した結果から、プローブ133、134の中ではプローブ133が好ましく、表Uに示した結果から、プローブ135、136の中ではプローブ135が好ましく、表Vに示した結果から、プローブ137が好ましく、表Wに示した結果から、プローブ138が好ましく、表Xに示した結果から、プローブ139〜141の中ではプローブ140が好ましかった。
これらの結果から、配列番号169で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号171で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号173で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号174で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号176で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号179示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号181で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号183で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号184示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号186で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号188で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号190示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号192で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、配列番号193で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブ、および配列番号195で示される塩基配列またはその相補鎖であるプローブにおいて、洗浄温度37℃で、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
さらに、表5に記載したその他のプローブでも、洗浄温度を変更した場合、目的の標的核酸鎖を明確に識別できることが示された。
Figure 2009213465
Figure 2009213465
Figure 2009213465
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Figure 2009213465
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LAMP法の概要図。 LAMP法の中間産物およびインナープライマー(FIP、BIP)のアニール位置を示す模式図。 ループプライマーの配置を示す概要図。 LAMP法の中間産物およびループプライマー(LFc、LBc)のアニール位置を示す模式図。 増幅産物の検出位置を示す模式図。 プローブ固定化基体の一実施形態の平面模式図。 プローブ固定化基体の一実施形態の平面模式図。 データバンクに登録されているHBV配列の受諾番号を示す図。 データバンクに登録されているHBV配列の受諾番号を示す図。 HBVの基準配列を示す図。 HBVの基準配列を示す図。 核酸プライマー配列、検出対象配列の相対位置を示す図。

Claims (18)

  1. FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーを具備し、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位および204位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
    FIPプライマーが配列番号3、BIPプライマーが配列番号4、F3プライマーが配列番号27、B3プライマーが配列番号28で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット1、および
    FIPプライマーが配列番号5、BIPプライマーが配列番号6、F3プライマーが配列番号29、B3プライマーが配列番号30で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット2、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の204位および236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号8、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット3、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号10、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット4、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号121、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号123で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット11、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号122、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号124で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット12、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
    FIPプライマーが配列番号15、BIPプライマーが配列番号16、F3プライマーが配列番号33、B3プライマーが配列番号34で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット5、
    FIPプライマーが配列番号17、BIPプライマーが配列番号18、F3プライマーが配列番号35、B3プライマーが配列番号36で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット6、
    FIPプライマーが配列番号19、BIPプライマーが配列番号20、F3プライマーが配列番号37、B3プライマーが配列番号38で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット7、および
    FIPプライマーが配列番号21、BIPプライマーが配列番号22、F3プライマーが配列番号39、B3プライマーが配列番号40で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット8、並びに、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
    FIPプライマーが配列番号23、BIPプライマーが配列番号24、F3プライマーが配列番号41、B3プライマーが配列番号42で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット9、および
    FIPプライマーが配列番号25、BIPプライマーが配列番号26、F3プライマーが配列番号43、B3プライマーが配列番号44で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット10:
    からなる群より少なくとも1セットが選択されることを特徴とするB型肝炎ウィルスの薬剤耐性株および非薬剤耐性株を検出するためのLAMP増幅用核酸プライマーセット。
  2. 更に、ループプライマーとして、前記プライマーセット1または2に対して、配列番号45、配列番号46、および配列番号47のうち、少なくとも1の配列で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーを具備し、前記プライマーセット3または4に対して、配列番号48および配列番号49のうち少なくとも1の配列で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーを更に具備し、前記プライマーセット11または12に対して、配列番号125および配列番号126のうち少なくとも1の配列で示されるプライマーを更に具備することを特徴とする請求項1記載のプライマーセット。
  3. プライマーセットを用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し増幅産物を得る工程と、
    前記増幅産物と、B型肝炎ウイルスの薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせ、B型肝炎ウィルスの薬剤耐性株または非薬剤耐性株を検出する工程とを具備するB型肝炎ウィルスの薬剤耐株または非薬剤耐性株の検出方法であって、
    前記プライマーセットは、FIPプライマーと、F3プライマーと、BIPプライマーと、B3プライマーを具備し、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位および204位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
    FIPプライマーが配列番号3、BIPプライマーが配列番号4、F3プライマーが配列番号27、B3プライマーが配列番号28で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット1、および
    FIPプライマーが配列番号5、BIPプライマーが配列番号6、F3プライマーが配列番号29、B3プライマーが配列番号30で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット2、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の204位および236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号8、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット3、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号10、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット4、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号121、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号123で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット11、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号122、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号124で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット12、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の236位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
    FIPプライマーが配列番号15、BIPプライマーが配列番号16、F3プライマーが配列番号33、B3プライマーが配列番号34で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット5、
    FIPプライマーが配列番号17、BIPプライマーが配列番号18、F3プライマーが配列番号35、B3プライマーが配列番号36で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット6、
    FIPプライマーが配列番号19、BIPプライマーが配列番号20、F3プライマーが配列番号37、B3プライマーが配列番号38で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット7、および
    FIPプライマーが配列番号21、BIPプライマーが配列番号22、F3プライマーが配列番号39、B3プライマーが配列番号40で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット8、並びに、
    B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ領域の181位のアミノ酸をコードする塩基配列を含む塩基配列領域を増幅するための
    FIPプライマーが配列番号23、BIPプライマーが配列番号24、F3プライマーが配列番号41、B3プライマーが配列番号42で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット9、および
    FIPプライマーが配列番号25、BIPプライマーが配列番号26、F3プライマーが配列番号43、B3プライマーが配列番号44で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット10;
    からなる群より少なくとも1セットが選択されることを特徴とするB型肝炎ウィルス薬剤耐性株または非薬剤耐株の検出方法。
  4. 前記薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または前記非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブが、
    配列番号50で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号51で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号52で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号53で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号54で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号55で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号56で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号57で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群1、
    配列番号58で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号59で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号60で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号61で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号62で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号63で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号64で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号65で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号66で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号67で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号68で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号69で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号70で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号71で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号72で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号73で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号74で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号75で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群2、並びに
    配列番号76で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号77で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号78で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号79で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号80で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号81で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号82で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号83で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号84で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号85で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号86で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号87で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号88で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号89で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号90で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号91で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号132で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号133で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号134で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号135で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号136で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群3、
    からなる群より、用いるプライマーセットに応じて、少なくとも1選択されるプローブ群であり、前記各々のプローブが全長15塩基以上45塩基以下であることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記プライマーセットが、
    FIPプライマーが配列番号3、BIPプライマーが配列番号4、F3プライマーが配列番号27、B3プライマーが配列番号28で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット1、
    FIPプライマーが配列番号5、BIPプライマーが配列番号6、F3プライマーが配列番号29、B3プライマーが配列番号30で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット2、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号121、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号123で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット11、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号122、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号124で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット12
    からなる群より少なくとも1選択されたプライマーセットであり、
    前記薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または前記非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブが、
    配列番号93で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号96で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号99で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号105で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号108で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号113で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号117で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号119で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号147で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号149で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号152で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号155で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号157で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号158示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号161で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号164で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号167で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号169で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号171で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号173で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号174で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号176で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号179示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号181で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号183で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号184示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号186で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号188で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号190示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号192で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号193で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、および配列番号195で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群であることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット1およびプライマーセット2を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット3およびプライマーセット4を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを有するプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを有するプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  7. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット1およびプライマーセット2を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット5およびプライマーセット6を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  8. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット1およびプライマーセット2を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット7およびプライマーセット8を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  9. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット3およびプライマーセット4を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット9およびプライマーセット10を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  10. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット1およびプライマーセット2を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット11およびプライマーセット12を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  11. 前記増幅産物を得る工程は、前記プライマーセット9およびプライマーセット10を同時に用いて試料溶液中のB型肝炎ウイルス核酸をLAMP増幅し第1の増幅産物を得る工程と、
    前記プライマーセット11およびプライマーセット12を同時に用いて試料溶液中のHBV核酸をLAMP増幅し、第2の増幅産物を得る工程を備え、
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐株を検出する工程は、前記第1および第2の増幅産物と、薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとをハイブリダイゼーションさせることを特徴とする請求項3記載の方法。
  12. 請求項1または2のいずれかに記載のプライマーセットと、
    B型肝炎ウィルスの薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブとを具備することを特徴とするB型肝炎ウィルスの薬剤耐性株または非薬剤耐性株を検出するためのアッセイキット。
  13. 前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブが、
    配列番号50で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号51で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号52で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号53で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号54で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号55で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号56で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号57で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群1、
    配列番号58で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号59で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号60で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号61で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号62で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号63で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号64で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号65で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号66で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号67で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号68で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号69で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号70で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号71で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号72で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号73で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号74で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号75で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群2、および
    配列番号76で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号77で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号78で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号79で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号80で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号81で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号82で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号83で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号84で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号85で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号86で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号87で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号88で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号89で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号90で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号91で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号132で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号133で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号134で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、配列番号135で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブ、および配列番号136で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含むプローブからなる群より少なくとも1種選択されたプローブを具備するプローブ群3、
    からなる群より、前記で選択されたプライマーセットに応じて、少なくとも1選択されるプローブ群を具備し、前記各々のプローブが全長15塩基以上45塩基以下であることを特徴とする請求項10記載のアッセイキット。
  14. 前記プライマーセットが、
    FIPプライマーが配列番号3、BIPプライマーが配列番号4、F3プライマーが配列番号27、B3プライマーが配列番号28で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット1、および
    FIPプライマーが配列番号5、BIPプライマーが配列番号6、F3プライマーが配列番号29、B3プライマーが配列番号30で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット2、
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号8、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット3、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号10、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号32で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット4
    FIPプライマーが配列番号7、BIPプライマーが配列番号121、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号123で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット11、および
    FIPプライマーが配列番号9、BIPプライマーが配列番号122、F3プライマーが配列番号31、B3プライマーが配列番号124で示されるポリヌクレオチドからなるプライマーセット12
    からなる群より少なくとも1選択されたプライマーセットであり
    前記B型肝炎ウィルスの薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブおよび/または非薬剤耐性株由来のポリヌクレオチドを含むプローブが、
    配列番号93で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号96で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号99で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号105で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号108で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号113で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号117で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号119で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号147で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号149で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号152で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号155で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号157で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号158示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号161で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号164で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号167で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号169で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号171で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号173で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号174で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号176で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号179示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号181で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号183で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号184示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号186で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号188で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号190示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号192で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、配列番号193で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブ、および配列番号195で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブで示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖からなるプローブからなる群であることを特徴とする請求項11記載のアッセイキット。
  15. 前記プライマーセットは、前記プライマーセット1、3、5、7、9、11のうち少なくとも1セットであり、ジェノタイプがB型であるB型肝炎ウィルスの薬剤耐性を検出するためのものであることを特徴とするための請求項1記載のプライマーセット。
  16. 前記プライマーセットは、前記プライマーセット2、4、6、8、10,12のうち少なくとも1セットであり、ジェノタイプがC型であるB型肝炎ウィルスの薬剤耐性を検出するためのものであることを特徴とするための請求項1記載のプライマーセット。
  17. ジェノタイプがB型であるB型肝炎ウィルスの薬剤耐性を検出するためのアッセイキットであり、
    請求項10に記載のプライマーセットと、
    配列番号50で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号51で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号52で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号53で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号54で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号55で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号56で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号57で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号58で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号59で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号60で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号61で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号62で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号63で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号76で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号77で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号78で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号79で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号80で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号81で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号82で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号83で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号132で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号133で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号134で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、配列番号135で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖、および配列番号136で示されるポリヌクレオチドまたは相補鎖を、それぞれに含み、全長15塩基以上45塩基以下であるプローブ群と
    を具備することを特徴とするアッセイキット。
  18. ジェノタイプがC型であるB型肝炎ウィルスの薬剤耐性を検出するためのアッセイキットであり、
    請求項11に記載のプライマーセットと、
    配列番号50で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号51で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号52で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号53で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号54で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号55で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号56で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号57で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号64で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号65で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号66で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号67で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号68で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号69で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号70で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号71で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号72で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号73で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号74で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号75で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号84で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号85で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号86で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号87で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号88で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号89で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号90で示されるポリヌクレオチドおよび配列番号91で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号132で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号133で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号134で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、配列番号135で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖、および配列番号136で示されるポリヌクレオチドまたはその相補鎖をそれぞれ含み、全長15塩基以上45塩基以下であるプローブ群と
    を具備することを特徴とするアッセイキット。
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