JP2009212214A - 接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被接合物同士の接合面または被接合物を保持するステージの倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができ、良好な接合を可能にする接合装置を提供することを目的とする。
【解決手段】加圧手段2により基準体45の倣い基準面をステージ部15の球面状基部25の球面の曲率中心Pを含む所定位置に当接して加圧しながら、ロードセル35a、35b、35cによりステージ部15にかかる荷重を検出して、検出された荷重バランスが均一になるように、X−Yテーブル制御部52によってX−Yステージ機構11を移動させることにより、ステージ部15の倣いの微調整を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重ね合わされた複数の被接合物を接合する超音波振動接合装置などの接合装置に関するものである。
従来、重ね合わされた複数の被接合物を接合する際、被接合物同士の所望の位置を高精度に接合するために、被接合物同士の接合面を均一の荷重で加圧して接合できるように、接合前に被接合物同士の接合面や被接合物を保持するステージの上面の平行度の倣い調整が行われている。
一般的には、接合装置に倣い調整機構が備えられ、被接合物を保持するステージの位置や傾きを変えて倣い調整が行われる。
例えば、特許文献1の平面調整機構では、下面に球面状外形部を有するステージが支持部を介して基台部に備えられている。前記支持部は、ステージ下面の球面状外形部の水平接線方向への水平移動と、球面状外形部の水平接線を軸とする回転移動とが可能なロール状支持部で構成されており、被接合物をステージ上面に保持した状態で加圧機構により被接合物を加圧すると、ステージが水平面内の全ての方向に対して、いずれの方向でも振り子のように自在に傾きを変えるように移動し、被接合物の傾きを任意に変更することができる。
また、ステージは水平移動機構に連結されており、ステージ上面に力を加えることによりステージは球面外形部に沿って倣い動作をし、それに追従してステージは水平移動機構により水平移動する。また、反対に水平移動機構によってステージを水平移動させ、球面外形部に沿ってステージの傾きを変化させることもできる。したがって、被接合物をステージ上面に保持した状態で被接合物を加圧し、被接合物同士の接合面が倣うように水平移動機構を水平移動させ、被接合物同士の接合面を倣い調整している。
また、特許文献1の平面調整機構では、ステージの傾きが変化することにより、被接合物の位置は垂直方向に対しても変化する。そこで、ステージの下に垂直方向へ付勢力を発生する板バネ状部材を備えることにより、被接合物を加圧した状態でステージを水平方向に移動させたときのステージの垂直方向の変位を板バネ状部材の弾性力により吸収してステージの傾きと位置を調整している。したがって、被接合物への加圧と平面移動機構の水平移動により被接合物同士の接合面を概ね倣わせた後は、板バネ状部材の弾性を利用して倣い調整を行っている。
特開2003−295020号公報(段落0035、0068〜0070、0073、0078、0081、0083、0094、図2)
しかし、特許文献1に記載の発明では、平面調整を行うときに加圧機構の上下動の制御と水平移動機構の移動制御を繰り返して調整を行わなければならないため煩雑であり、また、加圧力やステージの移動方向や移動距離などの調整が複雑である。したがって、高精度に平面調整を行うことは容易ではない。
また、上記した板バネ状部材により、加圧した状態でステージの水平移動を行うことも可能であるが、上記した板バネ状部材は厚さが薄く破損し易いため、加圧した状態でステージの水平移動を大きく行った場合には板バネ状部材が破壊するおそれもある。したがって、加圧した状態でステージを所定の範囲を超えて移動させることができず、倣い調整を高精度に安定して行うことが難しいという問題がある。
また、特許文献1に記載の発明では、倣い調整が高精度に行われているかどうかを監視する機構を備えていないため、例えば接合面を拡大した画像モニタに取り込んでを確認することにより、倣い調整を行っている。したがって、厳密に倣い調整が行われているかどうかを判断することも容易ではない。
そこで、本発明は、被接合物同士の接合面または被接合物を保持するステージの倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができ、良好な接合を可能にする接合装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、前記倣い基準部の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記搭載手段を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段と、前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記載置台を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項2)。
また、本発明にかかる接合装置は、球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と搭載手段を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項3)。
また、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記載置台を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項4)。
また、請求項1に記載の接合装置は、前記球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面の曲率中心を通り前記倣い基準部の上面に対して垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項5)。
また、請求項2に記載の接合装置は、前記球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面の曲率中心を通り前記倣い基準面に対して垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項6)。
また、請求項1ないし6のいずれかに記載の接合装置は、前記検出手段が、正三角形の頂点位置にそれぞれ配置された荷重センサを備え、前記正三角形の重心が、前記球面状基部の前記球面の曲率中心を通り前記正三角形の頂点が作る面に対して垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項7)。
また、請求項1ないし7のいずれかに記載の接合装置は、前記連結機構が、球面を有する軸受を備えることを特徴としている(請求項8)。
また、請求項1ないし8のいずれかに記載の接合装置は、前記搭載手段が、所定の倣い位置に前記球面状基部を固定する固定機構をさらに備えることを特徴としている(請求項9)。
請求項1の発明によれば、検出手段で検出した荷重バランスを監視しながら移動機構の移動制御を行うので、倣い基準部の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧して倣い調整を行った後、検出手段により球面状基部にかかる荷重バランスを検出して荷重バランスが均一になるように移動機構を制御して精度よく微調整を行うことができる。したがって、倣い基準部の上面と基準体の倣い基準面を高精度にかつ容易に倣わせることができる。
請求項2の発明によれば、検出手段で検出した荷重バランスを監視しながら移動機構の移動制御を行うので、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧して倣い調整を行った後、検出手段により球面状基部にかかる荷重バランスを検出して荷重バランスが均一になるように移動機構を制御して精度よく微調整を行うことができる。したがって、載置台の上面と基準体の倣い基準面を高精度にかつ容易に倣わせることができる。
請求項3の発明によれば、検出手段で検出した荷重バランスを監視しながら移動機構の移動制御を行うので、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧して倣い調整を行った後、検出手段により球面状基部にかかる荷重バランスを検出して荷重バランスが均一になるように移動機構を制御して精度よく微調整を行うことができる。したがって、載置台の上面と基準体の倣い基準面を高精度にかつ容易に倣わせることができる。
請求項4の発明によれば、検出手段で検出した荷重バランスを監視しながら移動機構の移動制御を行うので、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧して倣い調整を行った後、検出手段により球面状基部にかかる荷重バランスを検出して荷重バランスが均一になるように移動機構を制御して精度よく微調整を行うことができる。したがって、載置台の上面と基準体の倣い基準面を高精度にかつ容易に倣わせることができる。
請求項5の発明によれば、球面状基部が支持部に摺動して移動しても、球面状基部の球面の曲率中心の位置は変わらず、倣い基準部の上面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準部の上面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準部の上面の中心を含む位置に倣い基準面を当接することにより、球面状基部にかかる荷重バランスを安定して精度よく検出することができる。また、球面状基部にかかる荷重バランスが均一になるように移動機構を制御することにより、容易に倣い調整することが可能である。
また、請求項6の発明によれば、倣い基準面を備えた基準体の下面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準面の下面の中心を含む位置を載置台の上面に当接することにより、球面状基部にかかる荷重バランスを安定して精度よく検出することができる。また、球面状基部にかかる荷重バランスが均一になるように移動機構を制御することにより、容易に倣い調整することが可能である。
請求項7の発明によれば、頂点位置に荷重センサが配置された正三角形の重心が、球面状基部の球面の曲率中心を通り正三角形の頂点が作る面に対して垂直方向の線上にあるので、各荷重センサにより検出された荷重の重心が正三角形の重心に重なるように移動機構を制御して球面状基部または支持部の倣い調整を行うことができる。また、正三角形の各頂点位置に備えられた荷重センサの各検出値が等しいときに荷重の重心と正三角形の位置が一致するので、荷重センサの各検出値が等しくなるように移動機構の制御を行うことができる。したがって、より簡便に倣い調整することが可能である。
請求項8の発明によれば、連結機構が球面を有しており、球面状基部または支持部をいずれの方向にもスムーズに倣わせることができる。したがって、精度よく倣い調整することができる。
請求項9の発明によれば、倣い調整が行われた後、固定機構により球面状基部を所定の傾きに固定することができる。したがって、倣い調整した状態を保持したまま被接合物の接合を行うことができる。
(第1実施形態)
本発明における接合装置として、超音波振動接合装置を例とした場合の第1実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。なお、図1は本発明の一実施形態における接合装置の概略構成図、図2は第1の被接合物を搭載する搭載手段の斜視図、図3は搭載手段の上面図、図4は第1および第2の被接合物を搭載した搭載手段の部分概略構成図、図5および図6は変形例における搭載手段の概略構成図である。本実施形態では、被接合物同士を超音波振動により接合するための装置について説明する。
1.装置構成
本実施形態における接合装置は、図1に示すように、第1の被接合物を保持するための搭載手段1と、被接合物を加圧するための加圧手段2と、装置全体の動作の監視および制御を行う制御装置3とを備えている。
搭載手段1は、図1ないし4に示すように、基台10上に本発明における移動機構としてのX−Yテーブル機構11と、支柱12と、支持台13とを備え、ローラー14a、14b、14cと、ステージ部15、連結機構16によって構成されている。なお、基台10、支柱12および支持台13は固着され、一体となって動作をするようになっている。
X−Yテーブル機構11は、サーボモーターからなる駆動モーター20a、20bとボールねじ(図示せず)と、それぞれX−Y方向に移動可能に構成される水平移動テーブル11a、11bとにより構成されている。上記水平移動テーブル11a、11bでは、駆動モーター20a、20bを励磁して動作させると、駆動モーター20a、20bの回転がボールねじに伝達されてボールねじが回転し、両テーブル11a、11bがボールねじに沿ってそれぞれX方向、Y方向に移動する。また、駆動モーター20a、20bに流す電流を逆にすることにより、駆動モーター20a、20bの回転が逆回転となり、両テーブル11a、11bはそれぞれX、Y方向へ逆方向に移動する。
また、駆動モーター20a、20bの励磁を解除した場合には、両テーブル11a、11bは駆動モーター20a、20bの動作とは関係なく自由に移動し、駆動モーター20a、20bを励磁して回転のためのサーボ制御信号を与えた状態では、両テーブル11a、11bは駆動モーター20a、20bの回転に連動して移動する。また、駆動モーター20a、20bを励磁した状態で停止すると、両テーブル11a、11bは所定の位置に固定された状態となる。
ステージ部15は、円柱の下周面が球面状に加工されて下面に球面を有する球面状基部25と、平面視が球面状基部25と同じ形状を成し上面に第1の被接合物を保持する倣い基準部26によって構成される。倣い基準部26は、球面状基部25の上面に、断熱部27およびヒーター部28を介して被接合物を保持する保持部29が順次積層されて形成されている。また、倣い基準部26は、球面状基部25の下面の球面の曲率中心P(ここで、図1以下の点Pが曲率中心に相当)の位置に、倣い基準部26の上面の中心がほぼ一致するように配置されている。このように配置することにより、倣い基準部26の上面の中心を基準に倣い調整を行うと、精度よく倣い調整することができる。また、被接合物を上記した倣い基準部26の上面の中心を含む位置に保持することにより、安定した接合動作を行うことができる。
また、第1の被接合物を保持する保持部29には、被接合物を真空吸着により保持するための吸着機構(図示せず)が備えられている。なお、被接合物の保持方法は前記した真空吸着法に限らず、その他の方法でもよい。また、倣い基準部26は、本実施形態のように被接合物を加熱するためのヒーター部28を必ずしも備えている必要はない。
そして、球面状基部25は連結機構16を介してX−Yテーブル機構11に連結されている。連結機構16は、図1に示すように、上端が球面状基部25の下面中央に配設された丸棒状の軸体および該軸体の下端に一体形成された球体からなる軸部30と、軸部30の軸体に外嵌され軸部30を軸方向および軸周り方向に摺動自在に支持する円筒部31と、上側の水平移動テーブル11aの上面に固着され上面に軸部30の球体を摺動自在に保持する球面凹部を有する受部32とを備えている。
ここで、軸部30の軸体は、ステージ部15の球面状基部25の球面の曲率中心Pを通る線上に配設されている。
このような構成により、連結機構16の軸部30の球体と受部32によってX−Yテーブル機構11の両テーブル11a、11bの動作に対応してステージ部15の傾きを自在に変えることができる。また、X−Yテーブル機構11の移動によりステージ部15の傾きが変化すると、ステージ部15およびX−Yテーブル機構11の移動に伴い、連結機構16の円筒部31に対して軸部30が軸部30の軸方向および軸周り方向に摺動し、ステージ部15とX−Yテーブル機構11との間の距離変動が吸収調整されるため、ステージ部15の倣い基準部26の上面の傾き角度を可変できるようになっている。
また、支持台13の上面には、正三角形の各頂点に相当する位置にそれぞれ配設された3個のローラー14a、14b、14cを介して、ステージ部15が支持されている。また、各ローラー14a、14b、14cに対し、次のような構成により、球面状基部25の球面が摺動可能に支持されている。
図3に示すように、各ローラー14a、14b、14cは、それぞれ水平方向に配設された軸33と軸33に外嵌されたストローク部34によって構成され、ストローク部34は軸33の軸方向に所定量移動可能で、かつ軸33の周りを自由に回転可能に設けられている。したがって、各ローラー14a、14b、14cの動作により、ステージ部15の倣い基準部26の上面の傾き角度を可変でき、ステージ部15を基準体(図1中の符号45)に対し安定して倣い移動させることができる。
そして、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bの励磁を解除した状態では、倣い基準部26の上面が所定の傾きに加圧されると、X−Yテーブル機構11はステージ部15の傾きに連動して移動する。また、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bを励磁した状態でX−Yテーブル機構11が所定の位置に停止すると、X−Yテーブル機構11が固定された状態となり、ステージ部15の傾きも固定される。よって、駆動モーター20a、20bの励磁を制御する手段が、本発明における固定機構に相当する。
さらに、各ローラー14a、14b、14cと支持台13の間にはステージ部15にかかる荷重を検出するためのひずみゲージや半導体圧力センサなどの荷重センサからなるロードセル35a、35b、35cの3個がそれぞれ配設されている。このとき、各ロードセル35a、35b、35cは正三角形の各頂点位置に配設され、各ロードセル35a、35b、35cによって形成される正三角形の重心位置が、球面状基部25の球面の曲率中心Pを通る垂直方向の線上に位置するように各ロードセル35a、35b、35cが配設されている。
なお、各ロードセル35a、35b、35cは、上記したように正三角形の頂点の位置にそれぞれに配設され、正三角形の重心位置が上記した球面状基部25の球面の曲率中心Pを通る垂直方向の線上にさえ位置していれば、各ローラー14a、14b、14cの下に限らず、例えば基台10や支持台13の下などに配設されてもよい。また、各ロードセル35a、35b、35cが上記した位置に配設されていれば、各ローラー14a、14b、14cは、正三角形の頂点に配設されなくてもよい。
加圧手段2は、第2の被接合物が保持されるヘッド部39と、第2の被接合物を第1の被接合物に当接するための上下駆動機構40によって構成されている。
ヘッド部39には、図1に示すように、振動子41を有する共振器42が備えられている。共振器42は最小振動振幅点の位置を共振器支持部43により支持されてヘッド部39に配設されている。そして、共振器42の最大振動振幅点の位置に相当する共振器の中央部分には、下面に第2の被接合物を保持するための保持部44が備えられている。第2の被接合物の保持方法には、真空吸着法が用いられ、保持部44には吸着機構(図示せず)が配設されている。なお、被接合物の保持方法は、真空吸着法に限らず、機械的に保持する方法などでもよい。また、保持部44は、共振器42の両端に位置する最大振動振幅点のいずれかの位置や、その他の位置に形成されるとしてもよい。
また、被接合物同士の接合が加熱により行われる場合には、ヘッド部39にヒーターなどの加熱機構を備えるとしてもよい。
また、保持部44は被接合物を保持するだけでなく、後述するように倣い調整を行うときに倣い調整のための基準面を有する基準体45を保持し、この基準面を基準として倣い調整を行う。なお、倣い調整を行うときには、基準体45を保持する代わりに、保持部44の下面自体を倣い基準面としてもよい。
制御手段3は、荷重検出部50、加圧制御部51、X−Yテーブル制御部52、超音波振動制御部53を備えている。上記した各ロードセル35a、35b、35cにかかるステージ部15の荷重は、制御装置3の荷重検出部50によって検出され、検出された各ロードセル35a、35b、35cの荷重バランスが均一になる(ただし、各セルの荷重ゼロ時のオフセット量は無視するものとする)ように加圧制御部51とX−Yテーブル制御部52によってステージ部15の倣い制御が行われる。また、超音波振動制御部53では、振動子41の振動の制御が行われ、接合時に被接合物に加える超音波振動の制御が行われる。ここで、荷重検出部50、X−Yテーブル制御部52が本発明における「制御手段」に相当する。
2.倣い調整動作
次に倣い調整の動作について説明する。倣い調整は、第1および第2の被接合物の接合に先立って行われるもので、両被接合物を保持しない状態で、第1の被接合物を搭載する倣い基準部26の上面中心に、ヘッド部39の基準体45の倣い基準面を当接した状態で行う。
はじめに、倣い調整を行う。まず、ステージ部15の倣い基準部26の上面を加圧したときにX−Yテーブル機構11が自在に移動するように、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bの励磁を解除した状態にする。そして、倣い基準部26の上面の中心を含む所定位置にヘッド部39の保持部44に保持された基準体45の倣い基準面が当接するように、上下駆動機構40によりヘッド部39を下降させる。
基準体45の倣い基準面が倣い基準部26の上面に当接した状態で、加圧制御部51により所定圧力が加えられると、倣い基準部26の上面は基準体45の倣い基準面の傾きに従って所定の傾きに倣い調整される。このとき、ステージ部15の球面状基部25の球面は各ローラー14a、14b、14cを摺動し、前記球面の曲率中心Pを中心にして回転移動する。
各ローラー14a、14b、14cは、球面状基部25の球面の摺動に伴い、各ローラー14a、14b、14cのストローク部34が軸33の軸方向および軸周りにそれぞれ移動するため、倣い基準部26の上面が倣い基準面に一致するように、ステージ部15が倣い調整される。このとき、ステージ部15が球面状基部25の球面の曲率中心Pを中心にして倣い調整されるため、球面状基部25の下面に配設された連結機構16も前記曲率中心Pを通る線、つまり軸部30の軸周りに回転するとともに、ステージ部15の上下方向への移動があれば連結機構16の円筒部31が軸部30の方向に摺動する。
そして、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bの励磁が解除されて両テーブル11a、11bが自由に動ける状態にあるため、両テーブル11a、11bは連結機構16の移動に連動して所定の倣い位置に移動する。
そして、倣い基準部26の上面が基準体45の倣い基準面に合う所定の傾きに倣ったところで、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bを励磁させることにより、X−Yテーブル機構11の位置が固定されるため、ステージ部15は倣い状態における所定の傾きで固定される。
続いて、このようにステージ部15をほぼ倣い移動させ、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bを励磁した状態において、倣いの微調整が行われる。ステージ部15は上記したようにしてほぼ倣い調整が終了した状態では、加圧手段2により倣い基準部26の上面が加圧された状態のままである。この状態でステージ部15にかかる荷重バランスが検出される。ステージ部15にかかる荷重バランスの検出は、制御機構3の荷重検出部50により、各ロードセル35a、35b、35cにかかる荷重バランスを検出して行われる。
各ロードセル35a、35b、35cによって形成される正三角形の重心位置は、球面状基部25の球面の曲率中心Pを通る垂直方向の線上に位置しているので、各ロードセル35a、35b、35cで検出される荷重が同じであれば、加圧制御部51により加えられる荷重(圧力)は正三角形の重心に集中することとなる。したがって、各ロードセル35a、35b、35cによる検出荷重が等しくなるように、ステージ部15の倣いの微調整が行われる。
すなわち、倣いの微調整は、制御装置3の荷重検出部50、加圧制御部51、X−Yテーブル制御部52によりフィードバック制御によって行われ、加圧制御部51により上下駆動機構40が制御され、ヘッド部39により倣い基準部26の上面に所定圧力を加えた状態に保持されつつ、各ロードセル35a、35b、35cの検出荷重が等しくなるように、X−Yテーブル制御部52によりX−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bが駆動されて両テーブル11a、11bがX方向、Y方向に移動され、各ロードセル35a、35b、35cの検出荷重が等しくなったときに、駆動モーター20a、20bが励磁状態のまま回転が停止され、ステージ部15が倣い位置に高精度に微調整されることとなる。
こうして、倣いの微調整が終了すると、ヘッド部39は上下駆動機構40によって上昇され、その後、第1および第2の被接合物がそれぞれ倣い基準部26および保持部44に保持され、所定圧力の加圧下、超音波振動が与えられて接合動作が行われる。
3.接合動作
次に超音波振動による接合動作について説明する。本実施形態の第1の被接合物である基板55は、例えば図4に示すように基板表面に回路電極56を備えている。また、第2の被接合物であるチップ57は、金属バンプ58を備えており、基板55の回路電極56とチップ57の金属バンプ58の接合を行う。
基板55は、上記したように倣い基準部26の上面の中心を含む位置に、回路電極56を上に向けた状態で吸着保持される。また、チップ57は、金属バンプ58が基板55の回路電極56の所定の接合位置に対応するように、ヘッド部39の保持部44に吸着保持される。そして、上下駆動機構40により、チップ57の金属バンプ58が基板55の回路電極56の所定の位置に当接するようにヘッド部39が下降され、当接された基板55およびチップ57に超音波振動が印加されて接合動作が行われる。
超音波振動は、制御装置3の超音波振動制御部53によって、振動子41に所定の電圧を印加することにより発生する。振動子41は印加された電圧により振動を発生し、振動子41の振動は共振器42によってヘッド部39の保持部44に配設されたチップ57に伝達される。そして、伝達された超音波振動によりチップ57が振動し、チップ57の金属バンプ58と当接された基板55の回路電極56が摺動される。この摺動により、回路電極56と金属バンプ58の接合面では、不純物による膜や酸化膜などが除去されて新生面が露出する。そして、新生面が露出した両被接合物の表面では、原子同士が引き合うことによって、両被接合物が接合される。
なお、接合動作を行う前のみではなく、接合動作中にも各ロードセル35a、35b、35cによってステージ部15にかかる荷重バランスを検出し、フィードバック制御によって前記した荷重バランスが均一になるようにステージ部15の倣い調整を行ってもよい。
接合が終了すると、振動子41の振動を停止し、基板55およびチップ57の吸着が解除される。そして、上下駆動機構40によりヘッド部39が上昇し、接合の終了した被接合物(基板55、チップ57)が取り出されて一連の接合動作が終了する。
したがって、本実施形態によると、各ロードセル35a、35b、35cにより、ステージ部15にかかる荷重を検出しながらフィードバック制御により倣いの微調整を行うことができるため、倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができる。
なお、接合の終了は加圧力や超音波振動の印加時間などにより判断してもよく、接合終了時を判断するためのセンサーなどを備えてもよい。また、超音波振動接合中に被接合物を加熱しながら接合を行ってもよい。被接合物を加熱しながら超音波振動接合を行うことにより、被接合物に与える超音波振動振幅を小さくしたり、接合時間を短縮することが可能となる。したがって、超音波振動による被接合物へのダメージを防止することができる。
(変形例)
また、図1に示した連結機構16では、X−Yテーブル機構11上に受部32が配設され、球面状基部25に円筒部31が配設されているが、これらの配置は逆であってもよい。つまり、図5に示すように、受部32を球面状基部25側に固着し、円筒部31をX−Yテーブル機構11側に固着して配設してもよい。このような構成により、X−Yテーブル機構11の移動距離が小さい場合であってもステージ部15の傾きを大きくすることができる。したがって、ステージ部15の上面の傾きを大きく変化させるような場合には、このような配置が効果的である。
また、前記した連結機構16は、図6に示すような構成であってもよい。同図に示すように、X−Yテーブル機構11の上面と球面状基部25の下面にそれぞれ円錐の周面状の凹部を有する受部36、37を配設し、それらの受部36、37の間にボール状の球体38を配設してなる構成でもよい。このような構成により、X−Yテーブル機構11の移動によりステージ部15の傾きが調整されるので、ステージ部15をより滑らかに倣わせることができる。
また、本実施形態では、X−Yテーブル機構11の駆動モーター20a、20bの励磁によりX−Yテーブル機構11の位置固定が行われているが、ブレーキ板などの固定機構を備えることにより、X−Yテーブル機構11を所定の倣い位置に固定するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。図7は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について説明する。なお、図7において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1の被接合物が載置される載置台70と、加圧手段2に、第1実施形態で示した搭載手段1に相当する手段が、第1実施形態と上下逆の配置で組み込まれて構成されている。
つまり、図7に示すように、加圧手段2に、基台10と、X−Yテーブル11と、支柱12と、支持台13と、ローラー14a、14b、14cと、球面状基部25と、倣い基準部26と、連結機構16と、ロードセル35a、35b、35cが備えられている。また、基台10は加圧手段2の上下駆動機構40に設置されている。なお、基台10、支柱12および支持台13は固定して連結され、一体的に可動するようになっている。
また、球面状基部25の下面には、振動子41を有する共振器42が共振器支持部43により支持されて取り付けられ、共振器42の中央部分に備えられた保持部44には、倣い基準面を有する基準体45が備えられており、基準体45の下面の中央に球面状基部25の球面の曲率中心Pが位置している。したがって、振動子41を有する共振器42、共振器支持部43、保持部44、基準体45が、本実施形態では倣い基準部26に相当する。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台70に当接されて加圧されると、加圧手段2に備えられた球面状基部25およびローラー14a、14b、14cが摺動して倣い調整する構成である。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作(微調整も含む)および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第2実施形態によると、加圧手段2側に備えられた各ロードセル35a、35b、35cにより、球面状基部25にかかる荷重を検出しながらフィードバック制御により倣いの微調整を行うことができるため、倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができる。
なお、本実施形態では超音波振動接合により被接合物の接合を行うため、倣い基準部26に振動子41を有する共振器42を備えているが、共振器42に限らず、例えばヒーター等を備えることとしてもよい。
また、本実施形態においても、第1実施形態と同様に図5および図6に示した変形例を使用してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図8を参照して説明する。図8は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図8において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、搭載手段1が第1実施形態と上下逆の配置となるように構成されている点である。
つまり、図8に示すように搭載手段1の基台10上に球面状基部25が設置され、ローラー14a、14b、14cと、支持台13と、支柱12と、上面に第1の被接合物が載置される載置台80と、X−Yテーブル11と、連結機構16と、ロードセル35a、35b、35cとが備えられている。また、支柱12、支持台13および載置台80は固定して連結され、一体可動するようになっている。なお、球面状基部25の球面の曲率中心Pは球面状基部25の下面側の任意の位置である。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台80に当接されて加圧されると、搭載手段1に備えられた球面状基部25に対してローラー14a、14b、14cが相対的に摺動することとなり、これによって、支持台13、支柱12、載置台80が一体となって移動し、倣い調整が行われる。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作(微調整も含む)および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第3実施形態によると、搭載手段1を上下逆に配置しても、各ロードセル35a、35b、35cにより、球面状基部25にかかる荷重を検出しながらフィードバック制御により倣いの微調整を行うことができるため、倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に図5および図6に示した変形例を使用してもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図9を参照して説明する。図9は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図9において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、加圧手段2に、第1実施形態で示した搭載手段1に相当する手段が、上下同一の向きで組み込まれている点である。
つまり、図9に示すように、第1の被接合物が載置される載置台90と、加圧手段2には、基台10と、X−Yテーブル11と、支柱12と、支持台13と、ローラー14a、14b、14cと、球面状基部25と、連結機構16と、ロードセル35a、35b、35cが備えられている。また、基台10、支柱12および支持台13は固定して連結され、一体可動するようになっている。また、球面状基部25の球面の曲率中心Pは球面状基部25の上面側の任意の位置である。したがって、本実施形態では、球面状基部25の上面が加圧手段2の上下駆動機構40に設置されている点が第2実施形態と異なっている。
さらに、基台10の下面には、振動子41を有する共振器42が共振器支持部43により支持されて取り付けられ、共振器42の中央部分に備えられた保持部44には、倣い基準面を有する基準体45が備えられている。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台90に当接されて加圧されると、加圧手段2に備えられた球面状基部25とローラー14a、14b、14cが摺動し、支持台13、支柱12、基台10、共振器支持部43により支持された振動子41を有する共振器42、基準体45が一体となって移動して倣い調整する構成である。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作(微調整も含む)および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第4実施形態によると、加圧手段2側に備えられた各ロードセル35a、35b、35cにより、球面状基部25にかかる荷重を検出しながらフィードバック制御により倣いの微調整を行うことができるため、倣い調整を高精度にかつ容易に行うことができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に図5および図6に示した変形例を使用してもよい。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について、図10を参照して説明する。図10は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図10において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、駆動モーター20a、20bを備えた移動機構としてのX−Yテーブル機構11に代えて、基台10上にX方向、Y方向にそれぞれ移動可能に配設されたスライドテーブル60a、60bからなる駆動機構を有しないスライドテーブル機構60と、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cと、ピエゾ制御部65とを備えている点である。そして、図10に示すように、スライドテーブル機構60の上側のテーブル60aの上面のほぼ中央に連結機構16の受部32が固着されることにより、スライドテーブル機構60が連結機構16によって球面状基部25に連結されている。したがって、ステージ部15の上面が加圧されて倣い動作することによってスライドテーブル機構60は所定の位置に移動することとなる。
なお、スライドテーブル機構60と連結機構16の受部32の間には、厚さ1mm程度のステンレス鋼(SUS)からなる薄板62が介挿されて配置されており、スライドテーブル機構60の移動に伴って薄板62も移動するようになっている。
そして、基部10には、直交するスライドテーブル60a、60bの移動方向の線上にほぼ位置するように、エアシリンダ61a、61bが、円周方向に約90度の角度を開けて配設されている。エアシリンダ61a、61bにエアが供給されると、エアシリンダ61a、61bのピストン部63a、63bが上動して、薄板62を支持台13の下面に押し付けることにより、薄板62の移動が規制されてスライドテーブル機構60が所定の位置に固定される。したがって、本実施形態では、エアシリンダ61a、61bと薄板62が固定機構に相当する。
また、各ロードセル35a、35b、35cの下側には、電圧を印加することにより伸縮動作を行うピエゾアクチュエータ64a、64b,64cが配設されており、ピエゾ制御部65により、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cに印加する電圧が調整され、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cの伸縮の調整が行われる。
以下に、本実施形態における倣い調整動作について説明する。
まず、第1実施形態と同様に、倣い基準部26の上面の中心を含む所定位置にヘッド部39の保持部44に保持された基準体45の倣い基準面が当接するように、上下駆動機構40によりヘッド部39を下降させる。
そして、基準体45の倣い基準面が倣い基準部26の上面に当接した状態で、加圧制御部51により所定圧力が加えられ、倣い基準部26の上面は基準体45の倣い基準面の傾きに従って所定の傾きに倣い調整される。このとき、ステージ部15の球面状基部25の球面は各ローラー14a、14b、14cを摺動して前記球面の曲率中心Pを中心にして回転移動する。
各ローラー14a、14b、14cは、球面状基部25の球面の摺動に伴い、各ローラー14a、14b、14cのストローク部34が軸33の軸方向および軸周りにそれぞれ移動するため、倣い基準部26の上面が倣い基準面に一致するように、ステージ部15が倣い調整される。このとき、ステージ部15が球面状基部25の球面の曲率中心Pを中心にして倣い調整されるため、球面状基部25の下面に配設された連結機構16も前記曲率中心Pを通る線、つまり軸部30の軸周りに回転するとともに、ステージ部15の上下方向への移動があれば連結機構16の円筒部31が軸部30の方向に摺動する。そして、スライドテーブル60a、60b自体はモーター等の駆動機構を備えていないため、連結機構16の移動に連動して所定の倣い位置に移動する。
そして、倣い基準部26の上面が基準体45の倣い基準面に合う所定の傾きに倣った状態で、エアポンプ(図示せず)によりエアシリンダ61a、61bにエアを供給し、エアシリンダ61a、61bのピストン部63a、63bを上動させて、薄板62を支持台13の下面に押圧し、スライドテーブル機構60を所定の位置に固定し、ステージ部15の上面を所定の角度に傾斜して保持する。
続いて、倣いの微調整を行う。第1実施形態と同様に、ステージ部15は上記したようにしてほぼ倣い調整が終了した状態では、加圧手段2により倣い基準部26の上面は加圧された状態のままであり、この状態で制御装置3の加圧制御部51により上下駆動機構40が制御され、倣い基準部26の上面は所定圧力を加えた状態に保持される。
そして、制御装置3の荷重検出部50により、ステージ部15にかかる荷重バランスが検出される各ロードセル35a、35b、35cの検出荷重が等しくなるように、本発明における制御手段を構成するピエゾ制御部65によりピエゾアクチュエータ64a、64b,64cにそれぞれ所定の電圧が印加され、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cが伸縮してステージ部が上下に移動され、倣い基準部26の上面の傾きが調整される。そして、各ロードセル35a、35b、35cの検出荷重が等しくなったときに、電圧印加の停止により、ピエゾアクチュエータ64a、64b、64cの伸縮がその位置で停止され、倣いの微調整が終了する。
こうして、倣いの微調整が終了すると、ヘッド部39は上下駆動機構40によって上昇され、その後、第1の被接合物である基板55と第2の被接合物であるチップ57がそれぞれ保持機構29および保持部44に保持され、第1実施形態における接合動作と同様、所定圧力の加圧下、超音波振動が与えられて接合動作が行われる。
したがって、第5実施形態によると、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cの制御によりステージ部15の倣いの微調整を行うため、高精度に倣いの微調整を行うことができる。このとき、ピエゾアクチュエータ64a、64b、64cは小型でありかつ駆動力が大きいため、小型の接合装置の設計上、非常に有利である。
なお、本実施形態ではピエゾアクチュエータ64a、64b,64cをステージ部15の上下方向に移動させて倣い調整を行うための移動機構としてのみ使用しているが、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cを荷重検出手段として使用し、倣い基準部26の上面が加圧されたときのピエゾアクチュエータ64a、64b,64cの伸縮を検出することにより、ステージ部15の荷重バランスを検出することとしてもよい。このように構成すると、ロードセル35a、35b、35cの搭載を省略することができるので、接合装置をより小型化することが可能となる。
また、スライドテーブル機構60の固定は、本実施形態のようにエアシリンダ61a、61bと薄板62による固定機構に限らない。また、接合動作中も、ロードセル35a、35b、35cによりステージの荷重バランスを検出して、フィードバック制御により倣い調整を行うこととしてもよい。
また、エアシリンダ61a、61bの配置は、円周方向に約90度の角度を開けた配置に限らず、どのような位置に配置してもよい。また、エアシリンダは2個に限らず、3個以上配置してもよい。
また、ピエゾアクチュエータ64a、64b,64cの配設位置は、ロードセル35a、35b、35cの下側に限らず、ロードセル35a、35b、35cの上側やその他の位置であってもよい。
また、変形例として連結機構16を、例えば第1実施形態の図5および図6に示す連結機構としてもよく、本実施形態のピエゾアクチュエータ64a、64b,64c、ピエゾ制御部65、エアシリンダ61a、61bを第2ないし第4実施形態に組み合わせてもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について、図11を参照して説明する。図11(a)はシャフトモーター68aの概略構成図の平面図、(b)は正面図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、駆動モーター20a、20bにより駆動するX−Yテーブル機構11に代えてシャフトモーターをX−Y方向に移動可能に組み合わせて構成された移動機構としてのシャフトモーター式X―Yテーブル機構68を備えている点である。
図11に示すように、シャフトモーター68aは、テーブル69上に極性の異なる磁石が交互に配設された長尺のシャフト70と、該シャフト70を支持するシャフト支持部71と、シャフト70が貫通されてシャフト70の周囲を包囲して配設されたコイルを内部に備えた可動体73と、可動体73の両端部を貫通してシャフト70に平行に配設された2本のガイド74、75と、テーブル69上に立設されガイド74、75の両端を保持する保持体77とを備えている。なお、もう一方のシャフトモーターも同様の構成であり、2つのシャフトモーターによりシャフトモーター式X−Yテーブル機構68が構成される。
そして、前記した可動体73の内部のコイルとシャフト70の磁石によってリニアモーターが形成され、可動体73の内部のコイルに流れる電流が調整されて可動体73が移動する。したがって、リニアモーターの動作によって可動体73がボールねじを介することなくガイド74、75に沿って直接移動するので、本実施形態の移動機構としてシャフトモーター式X−Yテーブル機構68を配設することにより、高速かつ高精度で倣い調整を行うことができる。
また、シャフトモーター68aは、第1実施形態に示した駆動モーター20a、20bより駆動力が大きいので、ステージ部15を加圧する加圧力が大きい場合や、ステージ部15が大型である場合でも、高精度で倣い調整を行うことが可能である。
本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、したがって、倣い動作(微調整も含む)および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の説明は省略する。
よって、第6実施形態によると、より高精度な倣い調整を高速に行うことができ、より簡便に倣い調整を行って被接合物の接合を行うことができる。また、シャフト70の磁石と可動体73のコイルによってリニアモーターが形成されるため、装置の小型化も可能である。
なお、本実施形態においても、シャフトモーター68aを励磁させておくことによりX−Yステージを所定の位置に固定することができるが、その他の固定機構を備えることとしてもよい。また、連結機構の構成としては、例えば、図1に示すもののほか、図5、図6に示すものなどであってもよい。また、第2ないし第4実施形態のX−Yテーブル機構11に代えて、本実施形態のシャフトモーター式X−Yテーブル機構68を組み合わせてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
一例として、上記した実施形態では、超音波振動を利用した接合装置について記載しているため、ヘッド部39に振動子41や共振器42を備えた装置構成をしているが、加圧により被接合物の接合を行う場合には、振動子41および共振器42を備えない装置構成としてもよい。
例えば、被接合物が金などの金属からなる場合、両被接合物の接合部を当接して押し潰すことにより、接合部の表面に付着していた不純物や酸化物の層が押し破られて新生面が現れ、被接合物同士を接合することができる。また、樹脂などの接着剤により被接合物を接合する場合にも、被接合物表面の倣い調整を行った後、被接合物同士を加圧することにより、接合することができる。
また、前記した加圧による接合のほかにも、被接合物を加熱することにより接合する接合装置としてもよい。
この場合、図1に示したように、第1の被接合物を搭載する倣い基準部26にヒーター部28を備え、被接合物同士を加熱しながら加圧して接合を行うことができる。また、保持ステージに限らず、第2の被接合物を搭載するヘッド部の保持部にヒーターを備えてもよく、ヒーターは搭載手段1および加圧手段2のどちらにどのように配設してもよい。
また、被接合物の接合方法は、上記した超音波振動接合、加圧による接合、加熱による接合を組み合わせて行ってもよく、接合装置に振動子41や共振器42、ヒーター部28などをどのように組み合わせてもよい。また、その他の接合方法を用いるとしてもよい。
また、倣い調整に高精度が求められない場合などには、ロードセル35a、35b、35cや制御装置3など倣いの微調整に関する機構を省略した接合装置であってもよい。
また、上記した実施形態のようにチップと基板の接合に限らず、例えば基板同士の接合など、被接合物はどのような組み合わせであってもよい。また、被接合物の材質や大きさ、形状などはどのようなものであってもよい。
また、荷重検出手段は、上記した実施形態のようにロードセルやピエゾアクチュエータに限らず、半導体圧力センサなどその他の荷重検出手段であってもよい。
また、被接合物同士の接合位置を高精度に合わせるためのアライメント調整機構をさらに備えるとしてもよい。
本発明の第1実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態における搭載手段の斜視図である。 図2における搭載手段の平面図である。 被接合物を搭載した接合装置の部分概略構成図である。 本発明の第1実施形態の変形例における搭載手段の概略構成図である。 本発明の第1実施形態の変形例における搭載手段の他の概略構成図である。 本発明の第2実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第4実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第5実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第6実施形態におけるシャフトモーター式X−Yテーブル機構の要部の概略構成図である。
符号の説明
1……搭載手段
2……加圧手段
11……X−Yテーブル機構(移動機構)
14a、14b、14c……ローラー(支持部)
15……ステージ部
16……連結機構
35a、35b、35c……ロードセル(検出手段)
50……荷重検出部(制御手段)
52……X−Yテーブル制御部(制御手段)
55……基板(被接合物)
57……チップ(被接合物)
60……スライドテーブル機構(移動機構)
61a、61b……エアシリンダ(固定機構)
62……薄板(固定機構)
64a、64b、64c……ピエゾアクチュエータ(移動機構)
65……ピエゾ制御部(制御手段)
68……シャフトモーター式X−Yテーブル機構(移動機構)
70、80、90……載置台

Claims (9)

  1. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、
    前記倣い基準部の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記搭載手段を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、
    前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする接合装置。
  2. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段と、
    前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記載置台を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、
    前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする接合装置。
  3. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、
    前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と搭載手段を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、
    前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする接合装置。
  4. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段と、
    前記載置台の上面に前記基準体の倣い基準面を当接した状態で前記加圧手段により前記基準体と前記載置台を加圧することによって倣い移動した前記球面状基部にかかる荷重バランスを検出する検出手段と、
    前記荷重バランスが均一になるように前記移動機構を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする接合装置。
  5. 前記球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面の曲率中心を通り前記倣い基準部の上面に対して垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
  6. 前記球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面の曲率中心を通り前記倣い基準面に対して垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項2に記載の接合装置。
  7. 前記検出手段は、正三角形の頂点位置にそれぞれ配置された荷重センサを備え、
    前記正三角形の重心が、前記球面状基部の前記球面の曲率中心を通り前記正三角形の頂点が作る面に対して垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の接合装置。
  8. 前記連結機構は、球面を有する軸受を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の接合装置。
  9. 前記搭載手段は、所定の倣い位置に前記球面状基部を固定する固定機構をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の接合装置。
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