JP5150817B2 - 接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置に関するものである。
従来、複数の重ね合わされた被接合物を接合する際、被接合物同士の所望の位置を高精度に接合するために、接合前に被接合物同士の接合面や被接合物を保持するステージの上面の平行度の倣い調整が行われている。
一般的には、接合装置に平面調整機構が備えられ、被接合物を保持するステージの位置や傾きを変えて倣い調整が行われる。
例えば、特許文献1の平面調整機構では、下面に球面状外形部を有するステージが支持部を介して基台部に備えられている。前記支持部は、ステージ下面の球面状外形部の水平接線方向への水平移動と、球面状外形部の水平接線を軸とする回転移動とが可能なロール状支持部で構成されており、被接合物をステージ上面に保持した状態で加圧機構により被接合物を加圧すると、ステージが水平面内の全ての方向に対して、いずれの方向でも振り子のように自在に傾きを変えるように移動し、被接合物の傾きを任意に変更することができる。
また、ステージは水平移動機構に連結されており、ステージ上面に力を加えるとステージは球面外形部に沿ってステージ上面の傾きを変更するとともに、それに追従して水平移動機構により水平移動する。また、反対に水平移動機構によってステージを水平移動させると、球面外形部に沿ってステージ上面の傾きを変更することもできる。したがって、被接合物をステージ上面に保持した状態で被接合物を加圧し、被接合物同士の接合面が倣うように水平移動機構を水平移動させ、被接合物同士の接合面を倣い調整している。
また、特許文献1の平面調整機構では、ステージの傾きが変化することにより、被接合物の位置は垂直方向に対しても変化する。そこで、ステージの下に垂直方向へ付勢力を発生する板バネ状部材を備えることにより、被接合物を加圧した状態でステージを水平方向に移動させたときのステージの垂直方向の変位を板バネ状部材の弾性力により吸収してステージの傾きと位置を調整している。したがって、被接合物への加圧と水平移動機構の水平移動により被接合物同士の接合面を概ね倣わせた後は、板バネ状部材の弾性を利用して倣い調整を行っている。
特開2003−295020号公報(段落0073、0078、0083、0094、図8、図11)
特許文献1に記載の発明では、上記したように、ステージ上面を加圧しながら水平移動機構を移動してステージ上面を所定の傾きに倣い調整すると、上記した板バネ状部材は、ステージの移動によってステージから圧力を受け、垂直方向(Z方向)のステージの変位を吸収するだけでなく、X方向、Y方向(または、ピッチング方向、ヨーイング方向)の任意の方向に撓みを生じている。そのため、加圧手段によりステージを加圧しながら倣い調整を行った後、水平移動機構を固定して加圧手段を退避した場合に、板バネ状部材の付勢力により倣い調整をしたステージの倣い位置に誤差が生じることとなる。
また、上記した板バネ状部材は厚さが薄いため破損し易く、ステージを加圧した状態で所定の範囲を超えてステージを移動させると、板バネ状部材が破壊するおそれがある。
さらに、板バネ状部材を備えた平面調整機構では、ステージ下面の球面の曲率中心の位置から離れたステージ上面の位置で倣い調整を行うと、板バネ状部材の撓みが大きくなるため上記誤差を生じやすく、また、ステージ上面を高精度に倣わせるために加圧手段の上下移動や水平移動機構の水平移動を何度も繰り返さなければならないため、倣い調整を高精度で簡便に行うことが難しいという問題がある。
また、例えば、超音波振動を被接合物に印加して被接合物の接合を行う場合には、被接合物に印加した超音波振動がステージを介して板バネ状部材に伝達され、板バネ状部材の弾性により超音波振動が吸収されたり、印加した超音波振動と異なる任意の方向の振動が発生して、被接合物に効率よく所望の超音波振動を与えることが難しいという問題も生じ得る。
そこで、本発明は、被接合物同士の接合面または被接合物を保持するステージの上面の倣い調整を高精度かつ容易に行うことができ、良好な倣いの状態で接合を行うことができる接合装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え、前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴とを特徴としている(請求項1)。
また、請求項1に記載の接合装置は、前記球面状基部の球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面状基部の球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項2)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段とを備え、前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え、前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴としている(請求項3)。
また、請求項3に記載の接合装置は、前記球面状基部の球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面状基部の球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項4)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え、前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴としている(請求項5)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え、前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴としている(請求項6)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴としている(請求項)。
また、請求項に記載の接合装置は、前記球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段とを備え、前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴としている(請求項)。
また、請求項に記載の接合装置は、前記球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴としている(請求項10)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴としている(請求項11)。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる接合装置は、上面に被接合物が載置される載置台と、基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴としている(請求項12)。
請求項1の発明によれば、連結機構が球面状の凹部を有し球面状基部および移動機構の一方に固着された受体と、受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が球面状基部および移動機構の他方に固着され他側が球体に固着された結合体とを備えるため、倣い基準部の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧すると、受体と受体の凹部に嵌挿された球体の摺動により、移動機構の移動と連動して倣い基準部の上面を倣い調整することができる。また、連結機構が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、高精度に被接合物の接合を行うことが可能である。
また、受体が移動機構の上面に配設され、結合体の一側が球面状基部の下面に配設されている場合には、倣い基準部の上面の傾きの変化量が微小であっても移動機構の水平移動距離は大きく表れるため、倣い基準部の上面の傾きの微調整をする場合に有効である。
また、受体が球面状基部の下面に配設され、結合体の一側が移動機構の上面に配設されている場合には、倣い基準部の上面の傾きの変化に対する移動機構の水平移動距離が小さくなる。したがって、スペースが狭く移動機構の移動距離を大きく取れない場合や、装置を小型化する場合に有利である。
また、連結機構の結合体が、球面状基部および移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えるため、連結機構の受体と受体の凹部に嵌挿された球体が摺動するとともに、円筒部と軸部が摺動して伸縮して、球面状基部と移動機構の間の距離変動が吸収調整される。したがって、倣い基準部または載置台の上面と基準体の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。
請求項2の発明によれば、球面状基部が支持部に摺動して移動しても、球面状基部の球面の曲率中心の位置は変わらず、倣い基準部の上面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準部の上面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準部の上面の中心を含む位置に倣い基準面を当接することにより、精度よく安定した倣い調整することができる。
請求項3の発明によれば、連結機構が球面状の凹部を有し球面状基部および移動機構の一方に固着された受体と、受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が球面状基部および移動機構の他方に固着され他側が球体に固着された結合体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧すると、受体と受体の凹部に嵌挿された球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面を倣わせることができる。また、連結機構が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、高精度に被接合物の接合を行うことが可能である。
また、連結機構の結合体が、球面状基部および移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えるため、連結機構の受体と受体の凹部に嵌挿された球体が摺動するとともに、円筒部と軸部が摺動して伸縮して、球面状基部と移動機構の間の距離変動が吸収調整される。したがって、倣い基準部または載置台の上面と基準体の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。
請求項4の発明によれば、倣い基準面を備えた基準体の下面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準面の下面の中心を含む位置を載置台の上面に当接することにより、精度よく安定した倣い調整することができる。
請求項5の発明によれば、連結機構が球面状の凹部を有し球面状基部および移動機構の一方に固着された受体と、受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が球面状基部および移動機構の他方に固着され他側が球体に固着された結合体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧すると、受体と受体の凹部に嵌挿された球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面を倣わせることができる。また、連結機構が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、高精度に被接合物の接合を行うことが可能である。
また、連結機構の結合体が、球面状基部および移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えるため、連結機構の受体と受体の凹部に嵌挿された球体が摺動するとともに、円筒部と軸部が摺動して伸縮して、球面状基部と移動機構の間の距離変動が吸収調整される。したがって、倣い基準部または載置台の上面と基準体の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。
請求項6の発明によれば、連結機構が球面状の凹部を有し球面状基部および移動機構の一方に固着された受体と、受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が球面状基部および移動機構の他方に固着され他側が球体に固着された結合体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧すると、受体と受体の凹部に嵌挿された球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面を倣わせることができる。また、連結機構が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、高精度に被接合物の接合を行うことが可能である。
また、連結機構の結合体が、球面状基部および移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えるため、連結機構の受体と受体の凹部に嵌挿された球体が摺動するとともに、円筒部と軸部が摺動して伸縮して、球面状基部と移動機構の間の距離変動が吸収調整される。したがって、倣い基準部または載置台の上面と基準体の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。
請求項の発明によれば、連結機構が、凹部を有し球面状基部および移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えるため、倣い基準部の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧すると、両受体と球体の摺動により、移動機構の移動と連動して倣い基準部の上面をより滑らかに倣わせることができる。
請求項の発明によれば、球面状基部が支持部に摺動して移動しても、球面状基部の球面の曲率中心の位置は変わらず、倣い基準部の上面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準部の上面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準部の上面の中心を含む位置に倣い基準面を当接することにより、精度よく安定した倣い調整することができる。
請求項の発明によれば、連結機構が、凹部を有し球面状基部および移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧すると、両受体と球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面をより滑らかに倣わせることができる。
請求項10の発明によれば、倣い基準面を備えた基準体の下面の中心が球面状基部の球面の曲率中心を通り倣い基準面に対して垂直方向の線上にあるため、倣い基準面の下面の中心を含む位置を載置台の上面に当接することにより、精度よく安定した倣い調整することができる。
請求項11の発明によれば、連結機構が、凹部を有し球面状基部および移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および搭載手段を加圧すると、両受体と球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面をより滑らかに倣わせることができる。
請求項12の発明によれば、連結機構が、凹部を有し球面状基部および移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えるため、載置台の上面に基準体の倣い基準面を当接して基準体および載置台を加圧すると、両受体と球体の摺動により、移動機構の移動と連動して載置台の上面と基準体の倣い基準面をより滑らかに倣わせることができる。
(第1実施形態)
本発明における接合装置として、超音波振動接合装置を例とした場合の第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。なお、図1は本発明の一実施形態における超音波振動接合装置の概略構成図、図2は第1の被接合物を搭載する搭載手段の斜視図、図3は搭載手段の上面図、図4は搭載手段の動作を表す図である。図5は第1および第2の被接合物を搭載した搭載手段の部分概略構成図である。本実施形態では、被接合物同士を超音波振動により接合するための装置について説明する。
1.装置構成
本実施形態における装置は、図1に示すように、第1の被接合物を保持するための搭載手段1と、被接合物を加圧するための加圧手段2とを備えている。
搭載手段1は、図1ないし4に示すように、基台10上に本発明における移動機構としてのスライドテーブル機構11と、支柱12と、支持台13とを備え、ローラー14a、14b、14cと、ステージ部15、連結機構16によって構成されている。なお、基台10、支柱12および支持台13は固定して連結され、一体可動するようになっている。
スライドテーブル機構11は、駆動機構を有しておらず、X方向に移動可能なスライドテーブル11aとY方向に移動可能なスライドテーブル11bを、図1のように基台10上に上下に配置して構成され、X方向、Y方向に自在に移動する構成となっている。したがって、ステージ部15の上面が加圧されて倣い動作することによってスライドテーブル機構11は所定の位置に移動することとなる。
ステージ部15は、円柱の下周面が球面状に加工されて下面に球面を有する球面状基部25と、平面視が球面状基部25と同じ形状を成し上面に第1の被接合物を保持する倣い基準部26によって構成される。倣い基準部26は、球面状基部25の上面に、断熱部27およびヒーター部28を介して被接合物を保持する保持部29が順次積層されて形成されている。また、倣い基準部26は、球面状基部25の下面の球面の曲率中心P(ここで、図1以下の点Pが曲率中心に相当)の位置に、倣い基準部26の上面の中心がほぼ一致するように配置されている。このように配置することにより、倣い基準部26の上面の中心を基準に倣い調整を行うと、精度よく倣い調整することができる。また、被接合物を上記した倣い基準部26の上面の中心を含む位置に保持することにより、安定した接合動作を行うことができる。
また、第1の被接合物を保持する保持部29には、被接合物を真空吸着により保持するための吸着機構(図示せず)が備えられている。なお、被接合物の保持方法は前記した真空吸着法に限らず、その他の方法でもよい。また、倣い基準部26は、本実施形態のように被接合物を加熱するためのヒーター部28を必ずしも備えている必要はない。
そして、球面状基部25は連結機構16を介してスライドテーブル機構11に連結されている。連結機構16は、図1に示すように、球面状の凹部を有し上側のスライドテーブル11bの上面に固着された受体30と、受体30の凹部に嵌挿された球体31と、上端が球面状基部25の下面中央に固着され、下端が球体31に固着された結合体32からなる。さらに、結合体32は、円筒部33と軸部34からなり、円筒部33は球面状基部25の下面に固着され、軸部34は上端が前記円筒部33に内嵌され下端が球体31に固着されている。よって、連結機構16は受体30と球体31が摺動し、円筒部33と軸部34が軸部34の軸方向および軸周り方向に摺動して伸縮する構成である。
ここで、円筒部33は、ステージ部15の球面状基部25の球面の曲率中心Pを通る線上に配設されている。
このような構成により、連結機構16によってスライドテーブル機構11の両テーブル11a、11bの動作に対応してステージ部15の傾きを自在に変えることができる。つまり、スライドテーブル機構11の移動によりステージ部15の傾きが変化すると、ステージ部15およびスライドテーブル機構11の移動に伴い、連結機構16の円筒部33と軸部34によってステージ部15とスライドテーブル機構11との間の距離変動が吸収調整されるため、ステージ部15の倣い基準部26の上面の傾き角度を可変できるようになっている。
また、支持台13の上面には、正三角形の各頂点に相当する位置にそれぞれ配設された3個のローラー14a、14b、14cを介して、ステージ部15が支持されている。また、各ローラー14a、14b、14cに対し、次のような構成により、球面状基部25の球面が摺動可能に支持されている。
図3に示すように、各ローラー14a、14b、14cは、それぞれ水平方向に配設された軸35と軸35に外嵌されたストローク部36によって構成され、ストローク部36は軸35の軸方向に所定量移動可能で、かつ軸35の周りを自由に回転可能に設けられている。したがって、各ローラー14a、14b、14cの動作により、ステージ部15の倣い基準部26の上面の傾き角度を可変でき、ステージ部15を基準体(図1中の符号45)に対し安定して倣い移動させることができる。
なお、スライドテーブル機構11と連結機構16の受体30の間には、厚さ1mm程度のステンレス鋼(SUS)からなる薄板38が介挿されて配置されており、スライドテーブル機構11の移動に伴って薄板38も移動するようになっている。
そして、基部10には、直交するスライドテーブル11a、11bの移動方向の線上にほぼ位置するように、エアシリンダ37a、37bが、円周方向に約90度の角度を開けて配設されている。エアシリンダ37a、37bにエアが供給されると、エアシリンダ37a、37bのピストン部39a、39bが上動して、薄板38を支持台13の下面に押し付けることにより、薄板38の移動が規制されてスライドテーブル機構11が所定の位置に固定される。したがって、本実施形態では、エアシリンダ37a、37bと薄板38が固定機構に相当する。
加圧手段2は、第2の被接合物が保持されるヘッド部20と、第2の被接合物を第1の被接合物に当接するための上下駆動機構40によって構成されている。
ヘッド部20には、図1に示すように、振動子41を有する共振器42が備えられている。共振器42は最小振動振幅点の位置を共振器支持部43により支持されてヘッド部20に配設されている。そして、共振器42の最大振動振幅点の位置に相当する共振器の中央部分には、下面に第2の被接合物を保持するための保持部44が備えられている。第2の被接合物の保持方法には、真空吸着法が用いられ、保持部44には吸着機構(図示せず)が配設されている。なお、被接合物の保持方法は、真空吸着法に限らず、機械的に保持する方法などでもよい。また、保持部44は、共振器42の両端に位置する最大振動振幅点のいずれかの位置や、その他の位置に形成されるとしてもよい。
また、被接合物同士の接合が加熱により行われる場合には、ヘッド部20にヒーターなどの加熱機構を備えるとしてもよい。
また、保持部44は被接合物を保持するだけでなく、後述するように倣い調整を行うときに倣い調整のための基準面を有する基準体45を保持し、この基準面を基準として倣い調整を行う。なお、倣い調整を行うときには、基準体45を保持する代わりに、保持部44の下面自体を倣い基準面としてもよい。
2.倣い調整動作
次に倣い調整の動作について説明する。倣い調整は、第1および第2の被接合物の接合に先立って行われるもので、両被接合物を保持しない状態で、第1の被接合物を搭載する倣い基準部26の上面中心に、ヘッド部20の基準体45の倣い基準面を当接した状態で行う。以下に、本実施形態における倣い調整動作について説明する。
まず、倣い基準部26の上面の中心を含む所定位置にヘッド部20の保持部44に保持された基準体45の倣い基準面が当接するように、上下駆動機構40によりヘッド部20を下降させる。
そして、基準体45の倣い基準面が倣い基準部26の上面に当接した状態で、上下駆動機構40により所定圧力が加えられると、倣い基準部26の上面は基準体45の倣い基準面の傾きに従って所定の傾きに調整される。このとき、図4に示すように、ステージ部15の球面状基部25の球面は各ローラー14a、14b、14cを摺動して前記球面の曲率中心Pを中心にして回転移動する。
各ローラー14a、14b、14cは、球面状基部25の球面の摺動に伴い、各ローラー14a、14b、14cのストローク部36が軸35の軸方向および軸周りにそれぞれ移動するため、倣い基準部26の上面が倣い基準面に一致するように、ステージ部15が倣い調整される。このとき、ステージ部15が球面状基部25の球面の曲率中心Pを中心にして倣い調整されるため、球面状基部25の下面に配設された連結機構16も前記曲率中心Pを通る線、つまり軸部34の軸周りに回転するとともに、ステージ部15の上下方向への移動があれば連結機構16の円筒部33が軸部34の方向に摺動する。そして、スライドテーブル11a、11b自体はモーター等の駆動機構を備えていないため、連結機構16の移動に連動して所定の倣い位置に移動する。
そして、倣い基準部26の上面が基準体45の倣い基準面に合う所定の傾きに倣った状態で、エアポンプ(図示せず)によりエアシリンダ37a、37bにエアを供給し、エアシリンダ37a、37bのピストン部39a、39bを上動させて、薄板38を支持台13の下面に押圧し、スライドテーブル機構11を所定の位置に固定し、倣い基準部26の上面を所定の角度に傾斜して保持する。
こうして、倣い調整が終了すると、ヘッド部20は上下駆動機構40によって上昇され、その後、第1の被接合物である基板55と第2の被接合物であるチップ57がそれぞれ保持機構29および保持部44に保持され、第1実施形態における接合動作と同様、所定圧力の加圧下、超音波振動が与えられて接合動作が行われる。
3.接合動作
次に超音波振動による接合動作について説明する。本実施形態の第1の被接合物である基板55は、例えば図5に示すように基板表面に回路電極56を備えている。また、第2の被接合物であるチップ57は、金属バンプ58を備えており、基板55の回路電極56とチップ57の金属バンプ58の接合を行う。
基板55は、上記したように倣い基準部26の上面の中心を含む位置に、回路電極56を上に向けた状態で吸着保持される。また、チップ57は、金属バンプ58が基板55の回路電極56の所定の接合位置に対応するように、ヘッド部20の保持部44に吸着保持される。そして、上下駆動機構40により、チップ57の金属バンプ58が基板55の回路電極56の所定の位置に当接するようにヘッド部20が下降され、当接された基板55およびチップ57に超音波振動が印加されて接合動作が行われる。
超音波振動は、振動子41に所定の電圧を印加することにより発生する。振動子41は印加された電圧により振動を発生し、振動子41の振動は共振器42によってヘッド部20の保持部44に配設されたチップ57に伝達される。そして、伝達された超音波振動によりチップ57が振動し、チップ57の金属バンプ58と当接された基板55の回路電極56が摺動される。この摺動により、回路電極56と金属バンプ58の接合面では、不純物による膜や酸化膜などが除去されて新生面が露出する。そして、新生面が露出した両被接合物の表面では、原子同士が引き合うことによって、両被接合物が接合される。
接合が終了すると、振動子41の振動を停止し、基板55およびチップ57の吸着が解除される。そして、上下駆動機構40によりヘッド部20が上昇し、接合の終了した被接合物(基板55、チップ57)が取り出されて一連の接合動作が終了する。
したがって、第1実施形態によると、連結機構16の受体30と受体30の凹部に嵌挿された球体31が摺動するとともに、円筒部33と軸部34が摺動して伸縮するため、倣い基準部26の上面と基準体45の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。また、連結機構16が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、精度のよい安定した倣い調整を行うことができる。また、本装置により超音波振動接合を行う場合には、被接合物に効率よく超音波振動を印加して接合を行うことが可能である。
なお、接合の終了は加圧力や超音波振動の印加時間などにより判断してもよく、接合終了時を判断するためのセンサーなどを備えてもよい。また、超音波振動接合中に被接合物を加熱しながら接合を行ってもよい。被接合物を加熱しながら超音波振動接合を行うことにより、被接合物に与える超音波振動振幅を小さくしたり、接合時間を短縮することが可能となる。したがって、超音波振動による被接合物へのダメージを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図6および図7を参照して説明する。図6は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、図7は本実施形態の搭載手段の動作を表す図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図6および7において、図1ないし図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、本実施形態の連結機構が、第1実施形態の連結機構と上下逆に備えられている点である。
つまり、図6に示すように、受体30が球面状基部25側に固着され、円筒部33がスライドテーブル機構11側に固着された構成である。したがって、基準体45の倣い基準面が倣い基準26の上面に当接されて加圧されると、図7に示すように、ステージ部15の球面状基部25の球面は、各ローラー14a、14b、14cを摺動して前記球面の曲率中心Pを中心にして回転移動し、スライドテーブル機構11が移動して倣い調整される。
また、このような構成によると、ステージ部15の傾きの変化に対するスライドテーブル機構11の移動距離が第1実施形態の場合と比べて小さくなる。したがって、スライドテーブル機構11の移動距離を大きく取れない場合や、装置を小型化する場合に有利である。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
よって、第2実施形態によると、ステージ部15の傾きの変化に対するスライドテーブル機構11の移動距離が第1実施形態の場合と比べて小さくなるため、スライドテーブル機構11の移動距離を大きく取れない場合や、装置を小型化する場合に有利である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図8および図9を参照して説明する。図8は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、図9は本実施形態の搭載手段の動作を表す図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図8および9において、図1ないし図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、連結機構に凹部を有する2個の受体と、両受体の凹部間に挟持された球体を備えている点である。
つまり、図8に示すように、スライドテーブル機構11の上面と球面状基部25の下面にそれぞれ球面状の凹部を有する受60、61を固着し、それらの受部60、61の間に球体62を配設した構成である。
このような構成により、基準体45の倣い基準面が倣い基準26の上面に当接されて加圧されると、図9に示すように、ステージ部15の球面状基部25の球面は、各ローラー14a、14b、14cを摺動して前記球面の曲率中心Pを中心にして回転移動し、受部60、61と球体62が摺動してスライドテーブル機構11が滑らかに移動し、倣い調整される。
したがって、受部60、61と球体62の摺動によりステージ部15の傾きが調整されるので、ステージ部15をより滑らかに倣わせることができる。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
よって、第3実施形態によると、受部60、61と球体62の摺動によりステージ部15の傾きが調整されるので、ステージ部15をより滑らかに倣わせることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図10を参照して説明する。図10は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について説明する。なお、図10において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、加圧手段2に、第1実施形態で示した搭載手段1に相当する手段が、第1実施形態と上下逆の配置で組み込まれて構成されている。
つまり、図10に示すように、第1の被接合物が載置される載置台70と、加圧手段2に、基台10と、スライドテーブル機構11と、支柱12と、支持台13と、ローラー14a、14b、14cと、球面状基部25と、倣い基準部26と、連結機構16と、エアシリンダ37a、37bと、薄板38とが備えられている。また、基台10は加圧手段2の上下駆動機構40に設置されている。なお、基台10、支柱12および支持台13は固定して連結され、一体的に可動するようになっている。
また、球面状基部25の下面には、振動子41を有する共振器42が共振器支持部43により支持されて取り付けられ、共振器42の中央部分に備えられた保持部44には、倣い基準面を有する基準体45が備えられており、基準体45の下面の中央に球面状基部25の球面の曲率中心Pが位置している。したがって、振動子41を有する共振器42、共振器支持部43、保持部44、基準体45が、本実施形態では倣い基準部26に相当する。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台70に当接されて加圧されると、加圧手段2に備えられた球面状基部25およびローラー14a、14b、14cが摺動して、スライドテーブル機構11が移動し、倣い調整する構成である。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第4実施形態によると、加圧手段2側に第1実施形態の搭載手段1に相当する手段を上下逆に配置しても、連結機構16の受体30と受体30の凹部に嵌挿された球体31が摺動するとともに、円筒部33と軸部34が摺動して伸縮するため、載置台70の上面と基準体45の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。また、連結機構16が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、精度のよい安定した倣い調整を行うことができる。また、本装置により超音波振動接合を行う場合には、被接合物に効率よく超音波振動を印加して接合を行うことが可能である。
なお、本実施形態では超音波振動接合により被接合物の接合を行うため、倣い基準部26に振動子41を有する共振器42を備えているが、共振器42に限らず、例えばヒーター等を備えることとしてもよい。
また、本実施形態においても、第2実施形態や第3実施形態に示した連結機構を使用してもよい。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について、図11を参照して説明する。図11は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図11において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、搭載手段1が第1実施形態と上下逆の配置となるように構成されている点である。
つまり、図11に示すように搭載手段1の基台10上に球面状基部25が設置され、ローラー14a、14b、14cと、支持台13と、支柱12と、上面に第1の被接合物が載置される載置台80と、スライドテーブル機構11と、連結機構16と、エアシリンダ37a、37bと、薄板38とが備えられている。また、支柱12、支持台13および載置台80は固定して連結され、一体可動するようになっている。なお、球面状基部25の球面の曲率中心Pは球面状基部25の下面側の任意の位置である。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台80に当接されて加圧されると、搭載手段1に備えられた球面状基部25に対してローラー14a、14b、14cが相対的に摺動することとなり、これによって、支持台13、支柱12、載置台80が一体となって移動し、倣い調整が行われる。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第5実施形態によると、搭載手段1を上下逆に配置しても、連結機構16の受体30と受体30の凹部に嵌挿された球体31が摺動するとともに、円筒部33と軸部34が摺動して伸縮するため、倣い基準部45または載置台80の上面と基準体45の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。また、連結機構16が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、精度のよい安定した倣い調整を行うことができる。また、本装置により超音波振動接合を行う場合には、被接合物に効率よく超音波振動を印加して接合を行うことが可能である。
また、本実施形態においても、第2実施形態や第3実施形態に示した連結機構を使用してもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について、図12を参照して説明する。図12は本実施形態における接合装置の概略構成図であり、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図12において、図1ないし図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す接合装置は、第1実施形態に示した接合装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、加圧手段2に、第1実施形態で示した搭載手段1に相当する手段が、上下同一の向きで組み込まれている点である。
つまり、図12に示すように、第1の被接合物が載置される載置台90と、加圧手段2には、基台10と、スライドテーブル機構11と、支柱12と、支持台13と、ローラー14a、14b、14cと、球面状基部25と、連結機構16と、エアシリンダ37a、37bと、薄板38とが備えられている。また、基台10、支柱12および支持台13は固定して連結され、一体可動するようになっている。また、球面状基部25の球面の曲率中心Pは球面状基部25の上面側の任意の位置である。したがって、本実施形態では、球面状基部25の上面が加圧手段2の上下駆動機構40に設置されている点が第2実施形態と異なっている。
さらに、基台10の下面には、振動子41を有する共振器42が共振器支持部43により支持されて取り付けられ、共振器42の中央部分に備えられた保持部44には、倣い基準面を有する基準体45が備えられている。
したがって、基準体45の倣い基準面が載置台90に当接されて加圧されると、加圧手段2に備えられた球面状基部25とローラー14a、14b、14cが摺動し、支持台13、支柱12、基台10、共振器支持部43により支持された振動子41を有する共振器42、基準体45が一体となって移動して倣い調整する構成である。
なお、本実施形態のその他の装置構成は第1実施形態と同様であり、各機構、各部の個々の動作もそれぞれ第1実施形態と同様である。したがって、倣い動作および接合動作も第1実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
したがって、第6実施形態によると、加圧手段2側に第1実施形態の搭載手段1に相当する手段を上下同一の向きに配置しても、連結機構16の受体30と受体30の凹部31に嵌挿された球体が摺動するとともに、円筒部33と軸部34が摺動して伸縮するため、載置台90の上面と基準体45の倣い基準面を滑らかに倣わせることができる。また、連結機構16が弾性を有さないので、倣い調整後に倣い位置の誤差が生じることがなく、精度のよい安定した倣い調整を行うことができる。また、本装置により超音波振動接合を行う場合には、被接合物に効率よく超音波振動を印加して接合を行うことが可能である。
また、本実施形態においても、第2実施形態や第3実施形態に示した連結機構を使用してもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、エアシリンダ37a、37bの配置は、円周方向に約90度の角度を開けた配置に限らず、どのような位置に配置してもよい。また、エアシリンダは2個に限らず、3個以上配置してもよい。
また、スライドテーブル機構11の固定は、本実施形態のようにエアシリンダ37a、37bと薄板38による固定機構に限らない。例えば、駆動モーターを備えたスライドテーブルにすれば、モーターを励磁した状態でスライドテーブルを所定の位置に停止させると、スライドテーブルは固定される。したがって、ステージ上面を所定の角度に保持することができる。また、駆動モーターは回転モーター式やシャフトモーター式などどのようなものでもよい。
また、倣いの微調整機構を備えるとしてもよい。例えば、半導体圧力センサによりステージ部15にかかる荷重を検出し、荷重が均一になるように、スライドテーブル機構11をフィードバック制御により移動させて倣い調整してもよい。
また、上記した実施形態では、超音波振動を利用した接合装置について記載しているため、ヘッド部20に振動子41や共振器42を備えた装置構成をしているが、加圧により被接合物の接合を行う場合には、振動子41および共振器42を備えない装置構成としてもよい。
例えば、被接合物が金などの金属からなる場合、両被接合物の接合部を当接して押し潰すことにより、接合部の表面に付着していた不純物や酸化物の層が押し破られて新生面が現れ、被接合物同士を接合することができる。また、樹脂などの接着剤により被接合物を接合する場合にも、被接合物表面の倣い調整を行った後、被接合物同士を加圧することにより、接合することができる。
また、前記した加圧による接合のほかにも、被接合物を加熱することにより接合する接合装置としてもよい。
この場合、図1に示したように、第1の被接合物を搭載する倣い基準部26にヒーター部28を備え、被接合物同士を加熱しながら加圧して接合を行うことができる。また、保持ステージに限らず、第2の被接合物を搭載するヘッド部の保持部にヒーターを備えてもよく、ヒーターは搭載手段1および加圧手段2のどちらにどのように配設してもよい。
また、被接合物はチップと基板に限らず、被接合物の材質や大きさ、形状などはどのようなものであってもよい。
また、被接合物の接合方法は、上記した超音波振動接合、加圧による接合、加熱による接合を組み合わせて行ってもよく、接合装置に振動子41や共振器42、ヒーター部28などをどのように組み合わせてもよい。また、その他の接合方法を用いるとしてもよい。
また、本発明の連結機構を備えた搭載手段および加圧手段は、接合装置の搭載手段および加圧手段としての使用に限らず、それぞれ倣い調整のみの装置に使用してもよい。
また、被接合物の接合部位置を高精度に合わせるためのアライメント調整機構をさらに備えるとしてもよい。
本発明の第1実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態における搭載手段の斜視図である。 図2における搭載手段の平面図である。 本発明の第1実施形態における搭載手段の動作を表す図である。 被接合物を搭載した接合装置の部分概略構成図である。 本発明の第2実施形態における搭載手段の概略構成図である。 本発明の第2実施形態における搭載手段の動作を表す図である。 本発明の第3実施形態における搭載手段の概略構成図である。 本発明の第3実施形態における搭載手段の動作を表す図である。 本発明の第4実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第5実施形態における接合装置の概略構成図である。 本発明の第6実施形態における接合装置の概略構成図である。
符号の説明
1……搭載手段
2……加圧手段
11……スライドテーブル機構(移動機構)
14a、14b、14c……ローラー(支持部)
15……ステージ部
16……連結機構
37a、37b……エアシリンダ(固定機構)
38……薄板(固定機構)
55……基板(被接合物)
57……チップ(被接合物)
60、61……受部(連結機構)
62……球体(連結機構)
70、80、90……載置台

Claims (12)

  1. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え
    前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴とする接合装置。
  2. 前記球面状基部の球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面状基部の球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
  3. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え
    前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴とする接合装置。
  4. 前記球面状基部の球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面状基部の球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項3に記載の接合装置。
  5. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え
    前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴とする接合装置。
  6. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、球面状の凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構の一方に固着された受体と、前記受体の凹部に摺動自在に嵌挿された球体と、一側が前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着され他側が前記球体に固着された結合体とを備え
    前記結合体が、前記球面状基部および前記移動機構の他方に固着された円筒部と、一端が前記球体に固着され他端が前記円筒部に内嵌され前記円筒部と軸方向および軸周り方向に摺動する軸部とを備えることを特徴とする接合装置。
  7. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、上面に被接合物が載置され前記球面状基部の上面に設置された倣い基準部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴とする接合装置。
  8. 前記球面の曲率中心が、前記倣い基準部の上面側に位置し、前記倣い基準部の上面の中心が前記球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項に記載の接合装置。
  9. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台の下面側に設置された支持台と、前記支持台下に設置された支持部と、球面を上面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、倣い基準面を有する基準体を備えた倣い基準部と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され水平面内の互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有する加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴とする接合装置。
  10. 前記球面の曲率中心が、前記倣い基準面を備えた基準体の下面側に位置し、前記基準体の下面の中心が前記球面の曲率中心を通る垂直方向の線上にあることを特徴とする請求項に記載の接合装置。
  11. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    球面を上面に有し基台上に設置された球面状基部と、前記球面状基部上に摺動自在に配設された支持部と、前記支持部上に設置された支持台と、前記球面状基部の前記上面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記支持部を前記球面状基部に対して摺動させて前記支持部を倣い移動させる移動機構と、前記支持台に設置され上面に被接合物が載置される載置台とを有する搭載手段と、
    倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴とする接合装置。
  12. 複数の重ね合わされた被接合物を接合する接合装置において、
    上面に被接合物が載置される載置台と、
    基台上に設置された支持台と、前記支持台上に設置された支持部と、球面を下面に有し前記支持部に対して摺動自在に配設された球面状基部と、前記球面状基部の前記下面側に配設された連結機構と、前記連結機構により前記球面状基部と連結され互いに直交する2方向に移動して前記球面状基部を前記支持部に対して摺動させて前記球面状基部を倣い移動させる移動機構とを有し、前記基台下に倣い基準面を有する基準体を備えた加圧手段とを備え、
    前記連結機構は、凹部を有し前記球面状基部および前記移動機構にそれぞれ固着された第1の受体および第2の受体と、前記両受体の凹部間に摺動自在に挟持された球体とを備えることを特徴とする接合装置。
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