JP2009211992A - 防水コネクタ及びこれを備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、防水性が要求される電子機器において、防水性を確保した状態で、信号供給部材の追加を行うことが可能な防水コネクタ及びこれを備えた電子機器を提供することにある。
【解決手段】制御回路を備えた電子機器に備えられる防水コネクタに関する。
防水コネクタ6は、ターミナル62と、ターミナル62を貫通させるターミナル貫通孔63aと、データ書き込み用の信号を供給する信号供給部材Pを挿通させる信号供給部材挿通孔63bが形成された隔離壁63とを有して構成されており、ターミナル62は、外部コネクタとの接続側端部をターミナル貫通孔63aより外部に突出させた状態で、隔離壁63により、外部と防水的に遮断可能となるように構成されており、隔離壁63に形成された信号供給部材挿通孔63bには、信号供給部材Pが制御回路5へ向けて挿通されている。
【選択図】図1
【解決手段】制御回路を備えた電子機器に備えられる防水コネクタに関する。
防水コネクタ6は、ターミナル62と、ターミナル62を貫通させるターミナル貫通孔63aと、データ書き込み用の信号を供給する信号供給部材Pを挿通させる信号供給部材挿通孔63bが形成された隔離壁63とを有して構成されており、ターミナル62は、外部コネクタとの接続側端部をターミナル貫通孔63aより外部に突出させた状態で、隔離壁63により、外部と防水的に遮断可能となるように構成されており、隔離壁63に形成された信号供給部材挿通孔63bには、信号供給部材Pが制御回路5へ向けて挿通されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、防水コネクタ及びこれを備えた電子機器に関し、より詳細には、防水状態を確保するとともにデータ書き込み用の信号供給部材が備えられた防水コネクタ及びこれを備えた電子機器に関するものである。
従来より、車載された種々の部材を自動的に駆動するために、車両には複数のモータが使用されている。
例えば、車両に備えられた開閉部材(例えば、パワーウインドウ)を駆動するためには、挟み込み反転制御回路付きの開閉モータが使用されている。
このようなモータにおいては、反転制御回路が備えられるのであるが、この反転制御回路が内蔵される回路ケース及び車両との電気的接続を行うためのコネクタにおいては、防水性が確保される必要がある。
このように、モータの回路ケース及びコネクタの防水性を確保するための技術として、種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
例えば、車両に備えられた開閉部材(例えば、パワーウインドウ)を駆動するためには、挟み込み反転制御回路付きの開閉モータが使用されている。
このようなモータにおいては、反転制御回路が備えられるのであるが、この反転制御回路が内蔵される回路ケース及び車両との電気的接続を行うためのコネクタにおいては、防水性が確保される必要がある。
このように、モータの回路ケース及びコネクタの防水性を確保するための技術として、種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
特許文献1乃至特許文献3には、回路ケース及びコネクタを備えたモータが開示されている。
この回路ケースの合せ部分及びコネクタの嵌合部分は、シールを行うことにより防水性を確保している。
つまり、合せ部分等の間隙が生じる部分にシール部材を配設することにより、各合せ部分の間隙をなくし、内部を密閉して防水性を確保している。
この回路ケースの合せ部分及びコネクタの嵌合部分は、シールを行うことにより防水性を確保している。
つまり、合せ部分等の間隙が生じる部分にシール部材を配設することにより、各合せ部分の間隙をなくし、内部を密閉して防水性を確保している。
しかし、特許文献1乃至特許文献3に記載の技術では、確かに防水性を確保することができるが、車両との通信端子(車両メーカと決定したコネクタ)以外に、内部に備えられる回路部との通信端子を設けたい場合には、上記技術に示される防水性確保のための密閉構造により、これらを設けることができなかった。
例えば、これらのモータ組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うための通信端子を設けたい場合には、車両との防水コネクタとは別の防水コネクタを追加する必要があるため、コストが上昇するという問題があった。
このように、別の防水コネクタを用意したり、防水コネクタの仕様を変更すると、納入先に負担を強いる可能性が生じるおそれがある。
また、回路ケースに通信用の孔を穿孔すると、防水性が低下する。
更に、防水コネクタ数増による、車両及びモータのコネクタのコスト増等の問題もあった。
例えば、これらのモータ組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うための通信端子を設けたい場合には、車両との防水コネクタとは別の防水コネクタを追加する必要があるため、コストが上昇するという問題があった。
このように、別の防水コネクタを用意したり、防水コネクタの仕様を変更すると、納入先に負担を強いる可能性が生じるおそれがある。
また、回路ケースに通信用の孔を穿孔すると、防水性が低下する。
更に、防水コネクタ数増による、車両及びモータのコネクタのコスト増等の問題もあった。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、防水性が要求される電子機器において、防水性を確保した状態で、制御回路部との通信を行う信号供給部材の追加を行うことが可能な防水コネクタ及びこれを備えた電子機器を提供することにある。
上記課題は、本発明に係る防水コネクタによれば、制御回路を備えた電子機器に備えられる防水コネクタであって、該防水コネクタは、前記制御回路と外部コネクタとを電気的に接続するためのターミナルと、該ターミナルを貫通させるターミナル貫通孔と、データ書き込み用の信号を前記制御回路へ供給する信号供給部材を挿通させる信号供給部材挿通孔が形成された隔離壁と、を有して構成されており、前記ターミナルは、前記外部コネクタとの接続側端部を前記ターミナル貫通孔より外部に突出させた状態で、前記隔離壁により、外部と防水的に遮断可能となるように構成されており、前記隔離壁に形成された前記信号供給部材挿通孔には、前記信号供給部材が、外部より前記制御回路へ向けて挿通されていることにより解決される。
本発明においては、隔離壁に信号供給部材を挿通させるための信号供給部材挿通孔が形成されており、この信号供給部材挿通孔から信号供給部材を制御回路に向けて挿入することができる。
このため、信号供給部材を外部より挿入した状態であっても、この隔離壁により防水性が確保された状態を維持できる。
また、このように、信号供給部材を挿入したことにより、コネクタが既に電子機器に組み込まれた状態であっても、ソフトウエアの書き換えを簡易に行うことができる。
更に、既存の隔離壁に信号供給部材挿通孔を形成して信号供給部材を挿入するのみでよいため、信号供給部材の追加に伴い、コネクタの仕様を変更する必要がない。
このため、コストの増加及び納入先への負担を軽減することができる。
このため、信号供給部材を外部より挿入した状態であっても、この隔離壁により防水性が確保された状態を維持できる。
また、このように、信号供給部材を挿入したことにより、コネクタが既に電子機器に組み込まれた状態であっても、ソフトウエアの書き換えを簡易に行うことができる。
更に、既存の隔離壁に信号供給部材挿通孔を形成して信号供給部材を挿入するのみでよいため、信号供給部材の追加に伴い、コネクタの仕様を変更する必要がない。
このため、コストの増加及び納入先への負担を軽減することができる。
また、請求項1に記載の発明において、前記信号供給部材の、前記制御回路との接続側端部には、前記制御回路に電気接続して前記データ書き込み用の信号を伝達するためのデータ書き込み用ランド若しくは金属端子が接続されるよう構成されていると好適である。
このように構成されているので、防水性を維持した状態で、確実に制御回路の書き換えを実行することができる。
このように構成されているので、防水性を維持した状態で、確実に制御回路の書き換えを実行することができる。
更に、本発明に係る電子機器は、請求項1及び請求項2に記載の防水コネクタを備えて構成されている。
このため、防水性を確保するとともに、電子機器に組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことが可能な電子機器を安価に提供することができる。
このため、防水性を確保するとともに、電子機器に組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことが可能な電子機器を安価に提供することができる。
また、前記電子機器は、電動モータ装置である。
このように、防水性を確保するとともに、電子機器に組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことが可能であるという効果に加えて、例えば、パワーウインドウモータやスライドルーフモータのように車種毎に制御仕様が異なる製品では、電子機器の組付け前の回路状態での品番増加を防ぐことができ、管理コストを低減させることができる。
このように、防水性を確保するとともに、電子機器に組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことが可能であるという効果に加えて、例えば、パワーウインドウモータやスライドルーフモータのように車種毎に制御仕様が異なる製品では、電子機器の組付け前の回路状態での品番増加を防ぐことができ、管理コストを低減させることができる。
本発明によれば、防水性が要求される電子機器において、防水性を低下させることなく、回路部との通信を行う信号供給部材の追加を行うことが可能となる。
また、この信号供給部材の追加を簡易かつ安価に行うことができる。
更に、この信号供給部材は、内壁に形成された挿入孔を介して挿入されるため、この信号供給部材の追加に伴い、コネクタの仕様を変更する必要がない。
よって、納入先に負担をかけることがない。
また、この信号供給部材の追加を簡易かつ安価に行うことができる。
更に、この信号供給部材は、内壁に形成された挿入孔を介して挿入されるため、この信号供給部材の追加に伴い、コネクタの仕様を変更する必要がない。
よって、納入先に負担をかけることがない。
また、電子機器に組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことができるため、制御仕様が異なる複数の製品に使用する場合であっても、電子機器の組付け前の回路状態での品番増加を防ぐことができ、管理コストを低減させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、防水性が要求される電子機器において、防水性を確保した状態で、回路部との通信を行う信号供給部材の追加を行うことが可能な防水コネクタ及びこれを備えた電子機器に関するものである。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、防水性が要求される電子機器において、防水性を確保した状態で、回路部との通信を行う信号供給部材の追加を行うことが可能な防水コネクタ及びこれを備えた電子機器に関するものである。
図1乃至図5は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1はモータの平面図、図2はコネクタの斜視図、図3はコネクタの側面図及び上面図、図4は図1をA方向からみた平面図、図5は改変例を示す説明図である。
図1により、本実施形態に係る電子機器及び電動モータ装置としてのモータMを説明する。
本実施形態に係るモータMは、パワーウインドウ装置等を駆動するための、挟み込み反転制御回路付きの開閉モータである。
本実施形態に係るモータMは、パワーウインドウ装置等を駆動するための、挟み込み反転制御回路付きの開閉モータである。
本実施形態に係るモータMは、モータ部1、減速部2を有して構成されている。
なお、減速部2には、制御回路基板5及びコネクタ6が含まれており、このモータ部1及び減速部2で、電子機器及び電動モータ装置を構成する。
また、モータ部1の構成は、公知のモータと同様の構成であるため、簡単に説明する。
なお、減速部2には、制御回路基板5及びコネクタ6が含まれており、このモータ部1及び減速部2で、電子機器及び電動モータ装置を構成する。
また、モータ部1の構成は、公知のモータと同様の構成であるため、簡単に説明する。
本実施形態に係るモータ部1は、電機子、整流子、ブラシ、回転軸等が備えられた公知のモータであり、これらの電機子、整流子、ブラシ等の部品は、ヨークハウジング11により被覆されている。
このヨークハウジング11の内側には、マグネットが、電機子外周部と対向するよう所定位置に貼設されている。
電機子は、コアシートを複数毎積層させて形成されたものであり、そのティース部分には巻線が巻回されている。
この巻線に電流が流されることにより生じる電磁力とヨークハウジング11の内側に貼設されたマグネットとの磁力相互作用により電機子が回転駆動する。
このヨークハウジング11の内側には、マグネットが、電機子外周部と対向するよう所定位置に貼設されている。
電機子は、コアシートを複数毎積層させて形成されたものであり、そのティース部分には巻線が巻回されている。
この巻線に電流が流されることにより生じる電磁力とヨークハウジング11の内側に貼設されたマグネットとの磁力相互作用により電機子が回転駆動する。
また、回転子の回転駆動力を出力するための回転軸の一端部がヨークハウジング11の底部側内部に備えられた軸受に回動可能に支承されるとともに、その他端部(後述する減速部2が配設される側)には整流子が固定されている。
更に、ヨークハウジング11の開口部には、整流子に摺接する一対のブラシが収納されたブラシホルダが嵌入されており、このブラシホルダの中央部には軸受が配設されている。
この軸受には、回転軸の先端部が回転可能に支承されている。
更に、ヨークハウジング11の開口部には、整流子に摺接する一対のブラシが収納されたブラシホルダが嵌入されており、このブラシホルダの中央部には軸受が配設されている。
この軸受には、回転軸の先端部が回転可能に支承されている。
また、このブラシホルダは、蓋部材3と一体形成されている。
この蓋部材3は、樹脂製部材であり、ヨークハウジング11の開口部及び後述するギアハウジング21の開口部を被覆するように配設される。
また、この蓋部材3には、ブラシに各々接続される一対の接続片31が、インサート成形により一体的に形成されている。
この蓋部材3は、樹脂製部材であり、ヨークハウジング11の開口部及び後述するギアハウジング21の開口部を被覆するように配設される。
また、この蓋部材3には、ブラシに各々接続される一対の接続片31が、インサート成形により一体的に形成されている。
更に、蓋部材3の内側(ヨークハウジング11及びギアハウジング21の開口部を密閉可能な位置)には、樹脂製のシール部材32が一体的に成形されている。
このシール部材32には、後述する制御回路基板5を固定するための押圧突起32aが複数形成されている。制御回路基板5は、この押圧突起32aの弾性力で付勢されることによって固定される。
また、回転軸には減速部2のウォーム軸が連結される。
このシール部材32には、後述する制御回路基板5を固定するための押圧突起32aが複数形成されている。制御回路基板5は、この押圧突起32aの弾性力で付勢されることによって固定される。
また、回転軸には減速部2のウォーム軸が連結される。
本実施形態に係る減速部2は、ウォーム軸、ウォームギア、ウォームホイール、制御回路基板5、コネクタ6を有して構成されている。
本実施形態に係るウォーム軸は、モータ部1の回転軸と連結されており、回転軸の回転出力の伝達を受ける。
このウォーム軸にはウォームギアが配設されており、このウォームギアはギアハウジング21内に配設されるウォームホイールと噛合している。
本実施形態に係るウォーム軸は、モータ部1の回転軸と連結されており、回転軸の回転出力の伝達を受ける。
このウォーム軸にはウォームギアが配設されており、このウォームギアはギアハウジング21内に配設されるウォームホイールと噛合している。
このように、ウォームホイールとウォームとが噛合することにより、モータ部1からの回転出力を減速して次段へと順々に伝達していくよう構成されている。
このギアハウジング21は、回転軸収容部21a、ウォーム軸収容部21b、ウォームホイール収容部21c、基板収容部21dを有して構成されている。
このギアハウジング21は、回転軸収容部21a、ウォーム軸収容部21b、ウォームホイール収容部21c、基板収容部21dを有して構成されている。
回転軸収容部21aは、回転軸のウォーム軸との連結側端部を被覆し、ウォーム軸収容部21bは、この回転軸収容部21aと連通し、ウォーム軸を被覆する。
なお、ウォーム軸収容部21bの先端部内部には、軸受が配設されており、この軸受にウォーム軸の先端部が回転可能に支承されている。
なお、ウォーム軸収容部21bの先端部内部には、軸受が配設されており、この軸受にウォーム軸の先端部が回転可能に支承されている。
また、ウォームホイール収容部21cは、ウォーム軸収容部21bと、ウォーム及びウォームホイール噛合部分で連通し、ウォームホイールを被覆する。
更に、基板収容部21dは、回転軸収容部21aと連通するとともに、ウォーム軸収容部21bに対してウォームホイール収容部21cと反対側に配設されており、制御回路基板5及び周辺電子部品を被覆する。
この制御回路基板5には、後述するコネクタ6が配設されている。
更に、基板収容部21dは、回転軸収容部21aと連通するとともに、ウォーム軸収容部21bに対してウォームホイール収容部21cと反対側に配設されており、制御回路基板5及び周辺電子部品を被覆する。
この制御回路基板5には、後述するコネクタ6が配設されている。
以上のように、本実施形態に係るモータMは、モータ部1と減速部2とが一体的に組みつけられ、これらを構成する各部品が、ヨークハウジング11及びギアハウジング21に被覆された状態で構成される。
また、本実施形態に係るモータMの減速部2には、このモータMのモータ部1の駆動を制御するための制御回路基板5が備えられており、この制御回路基板5はギアハウジング21の一部(基板収容部21d)により被覆され、モータMとして一体となり構成されている。
また、本実施形態に係るモータMの減速部2には、このモータMのモータ部1の駆動を制御するための制御回路基板5が備えられており、この制御回路基板5はギアハウジング21の一部(基板収容部21d)により被覆され、モータMとして一体となり構成されている。
次いで、図1乃至図3により、基板収容部21dに収容される制御回路基板5及びコネクタ6について説明する。
前述のように、ギアハウジング21の基板収容部21dには、制御回路基板5が内装されている。
前述のように、ギアハウジング21の基板収容部21dには、制御回路基板5が内装されている。
制御回路としての制御回路基板5は、モータ部1の回転を制御するための制御回路、制御部品が実装されている。
例えば、回転軸の回転を検出する円環状のセンサマグネットの近傍位置には、一対のホール素子が搭載されている。
このホール素子がセンサマグネットの磁界変化を検知することにより、回転軸の回転数や回転速度等の回転情報が検出され、この情報に基づき、モータ部1の制御が実行される。
例えば、回転軸の回転を検出する円環状のセンサマグネットの近傍位置には、一対のホール素子が搭載されている。
このホール素子がセンサマグネットの磁界変化を検知することにより、回転軸の回転数や回転速度等の回転情報が検出され、この情報に基づき、モータ部1の制御が実行される。
制御回路基板5は、蓋部材3の内側に形成された樹脂製のシール部材32の押圧突起32aと、基板収容部21dの底部(コネクタ6配設側)内壁面とに挟持された状態で固定される。この押圧突起32aは弾性力を有するため、この弾性力により、制御回路基板5は確実に固定される。
この制御回路基板5には、防水コネクタとしてのコネクタ6が配設されている。
なお、このコネクタ6は、コネクタ6を包囲する各部材との接続面がシールされており、必要最小限の開口のみを残して、基本的に外部と防止的に閉塞状態を維持している。
この制御回路基板5には、防水コネクタとしてのコネクタ6が配設されている。
なお、このコネクタ6は、コネクタ6を包囲する各部材との接続面がシールされており、必要最小限の開口のみを残して、基本的に外部と防止的に閉塞状態を維持している。
コネクタ6は、コネクタ本体部61、6本のターミナル62、隔離壁としての内壁63、信号供給部材としてのプローブP、を有して構成されている。
コネクタ本体部61は、制御回路基板5にネジBにより固定されている。
ターミナル62のターミナル基端部62aは、制御回路基板5と電気的に接続されており、ターミナル先端部62bは、モータ部1の軸線L方向に沿って突出している。
コネクタ本体部61は、制御回路基板5にネジBにより固定されている。
ターミナル62のターミナル基端部62aは、制御回路基板5と電気的に接続されており、ターミナル先端部62bは、モータ部1の軸線L方向に沿って突出している。
つまり、ターミナル62は、コネクタ本体部61を貫通した状態で、ターミナル基端部62aが制御回路基板5と電気的に接続されるとともに、ターミナル先端部62bが、内壁63より軸線L方向に沿って突出している。
また、コネクタ6配設部分のターミナル先端部62bが配設される側に形成される開口部は、内壁63により閉塞されている。
内壁63には、ターミナル先端部62bが配設される位置と整合する位置に、ターミナル貫通孔としての6個の突出孔63aが形成されており、この6個の突出孔63aより6個のターミナル先端部62aが各々突出している。
内壁63には、ターミナル先端部62bが配設される位置と整合する位置に、ターミナル貫通孔としての6個の突出孔63aが形成されており、この6個の突出孔63aより6個のターミナル先端部62aが各々突出している。
このターミナル先端部62aの突出部分は、車両側から延びる車両側コネクタと連結可能である。
このように、車両側コネクタと電気的に接続されることにより、車両側から駆動電源の供給を受けることが可能となるとともに、車両側と電気信号の授受を行うことが可能となる。
また、この内壁63には、信号供給部材挿入孔としてのプローブ挿入孔63bが穿孔されている。
このように、車両側コネクタと電気的に接続されることにより、車両側から駆動電源の供給を受けることが可能となるとともに、車両側と電気信号の授受を行うことが可能となる。
また、この内壁63には、信号供給部材挿入孔としてのプローブ挿入孔63bが穿孔されている。
このプローブ挿入孔63bからは、データ書き込み用のプローブPが挿入される。
このプローブPは、公知のデータ書き込み用の通信端子である。
つまり、プローブPは、外部より内壁63を貫通して一端部を制御回路基板5に配設されているデータ書き込み用ランドRに接続するよう構成されている。
データ書き込み用ランドRは、プリント基板銅箔で形成されている。
このプローブPは、公知のデータ書き込み用の通信端子である。
つまり、プローブPは、外部より内壁63を貫通して一端部を制御回路基板5に配設されているデータ書き込み用ランドRに接続するよう構成されている。
データ書き込み用ランドRは、プリント基板銅箔で形成されている。
図4は、図1をA方向から見た図である。
この図4により、本実施形態における、プローブPを挿入するためのプローブ挿入孔63bの形成位置を示す。
本実施形態においては、内壁63の下部(図4における下部)内隅部に形成されている。
しかし、このプローブ挿入孔63bの形成位置はこれに限られることはなく、ターミナル先端部62bが配設される位置以外の場所、つまり突出孔63aが形成される以外の場所であれば、どの位置に形成されていてもよい。
この図4により、本実施形態における、プローブPを挿入するためのプローブ挿入孔63bの形成位置を示す。
本実施形態においては、内壁63の下部(図4における下部)内隅部に形成されている。
しかし、このプローブ挿入孔63bの形成位置はこれに限られることはなく、ターミナル先端部62bが配設される位置以外の場所、つまり突出孔63aが形成される以外の場所であれば、どの位置に形成されていてもよい。
このように、本実施形態に係るコネクタ6によれば、防水性を確保した状態で、データ書き込み用のプローブPを配設することができる。
また、モータ組み立て後に、このソフトウエアの書き換えを行うデータ書き込み用のプローブPの追加を低コストで行うことが可能であるとともに、防水性をもまた確保することができる。
また、モータ組み立て後に、このソフトウエアの書き換えを行うデータ書き込み用のプローブPの追加を低コストで行うことが可能であるとともに、防水性をもまた確保することができる。
更に、このデータ書き込み用のプローブP挿入用のプローブ挿入孔63bは、内壁63に形成するため、データ書き込み用のプローブPの追加に伴い、コネクタ仕様を変更する必要がない。
よって、納入先に負担をかけることがない。
よって、納入先に負担をかけることがない。
また、モータ組み立て後にソフトウエアの書き換えを行うことができるため、例えば、パワーウインドウモータやスライドルーフモータのように車種毎に制御仕様が異なる製品では、モータ組付け前の回路状態での品番増加を防ぐことができ、管理コストを低減させることができる。
(改変例)
図5により、改変例を示す。
図5は、データ書き込み用のプローブPとデータ書き込みランドRを改変した例である。
本例に係るデータ書き込み用のプローブP´は、針状の部材であり、前例と同様に、内壁63に形成されたプローブ挿入孔63bを貫通した状態で挿入されている。
また、本例にかかるデータ書き込み用ランドR´は、金属端子で構成されている。
本例においては、針状に形成されたプローブP´の内部側端部を金属端子で形成されたデータ書き込み用ランドR´に突き当てるように構成されている。
図5により、改変例を示す。
図5は、データ書き込み用のプローブPとデータ書き込みランドRを改変した例である。
本例に係るデータ書き込み用のプローブP´は、針状の部材であり、前例と同様に、内壁63に形成されたプローブ挿入孔63bを貫通した状態で挿入されている。
また、本例にかかるデータ書き込み用ランドR´は、金属端子で構成されている。
本例においては、針状に形成されたプローブP´の内部側端部を金属端子で形成されたデータ書き込み用ランドR´に突き当てるように構成されている。
このように、プローブP,P´及びデータ書き込み用ランドR,R´の形状及び構成は、本発明の目的を逸脱しない範囲のものであればどのようなものであってもよい。
つまりプローブ挿入孔63bを貫通したプローブP,P´により、防水性を確保した状態でデータの書き込みを行うことが可能であれば、どのような形状及び構成であってもよい。
例えば、データ書き込み用ランドR,R´は、コネクタ本体部61と一体形成されたものであってもよい。
つまりプローブ挿入孔63bを貫通したプローブP,P´により、防水性を確保した状態でデータの書き込みを行うことが可能であれば、どのような形状及び構成であってもよい。
例えば、データ書き込み用ランドR,R´は、コネクタ本体部61と一体形成されたものであってもよい。
1‥モータ部、
11‥ヨークハウジング、
2‥減速部、
21‥ギアハウジング、
21a‥回転軸収容部、21b‥ウォーム軸収容部、21c‥ウォームホイール収容部、21d‥基板収容部、
3‥蓋部材、31‥接続片、32‥シール部材、32a‥押圧突起、
5‥制御回路基板、
6‥コネクタ、
61‥コネクタ本体部、
62‥ターミナル、62a‥ターミナル基端部、62b‥ターミナル先端部、
63‥内壁、63a‥突出孔、63b‥プローブ挿入孔、
B‥ネジ、M‥モータ、P,P´‥プローブ、R,R´‥データ書き込み用ランド
11‥ヨークハウジング、
2‥減速部、
21‥ギアハウジング、
21a‥回転軸収容部、21b‥ウォーム軸収容部、21c‥ウォームホイール収容部、21d‥基板収容部、
3‥蓋部材、31‥接続片、32‥シール部材、32a‥押圧突起、
5‥制御回路基板、
6‥コネクタ、
61‥コネクタ本体部、
62‥ターミナル、62a‥ターミナル基端部、62b‥ターミナル先端部、
63‥内壁、63a‥突出孔、63b‥プローブ挿入孔、
B‥ネジ、M‥モータ、P,P´‥プローブ、R,R´‥データ書き込み用ランド
Claims (4)
- 制御回路を備えた電子機器に備えられる防水コネクタであって、
該防水コネクタは、
前記制御回路と外部コネクタとを電気的に接続するためのターミナルと、
該ターミナルを貫通させるターミナル貫通孔と、データ書き込み用の信号を前記制御回路へ供給する信号供給部材を挿通させる信号供給部材挿通孔が形成された隔離壁と、
を有して構成されており、
前記ターミナルは、前記外部コネクタとの接続側端部を前記ターミナル貫通孔より外部に突出させた状態で、前記隔離壁により、外部と防水的に遮断可能となるように構成されており、
前記隔離壁に形成された前記信号供給部材挿通孔には、前記信号供給部材が、外部より前記制御回路へ向けて挿通されていることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記信号供給部材の、前記制御回路との接続側端部には、前記制御回路に電気接続して前記データ書き込み用の信号を伝達するためのデータ書き込み用ランド若しくは金属端子が接続されることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
- 請求項1又は請求項2に記載の防水コネクタを備えた電子機器。
- 前記電子機器は、電動モータ装置であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008054933A JP2009211992A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 防水コネクタ及びこれを備えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008054933A JP2009211992A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 防水コネクタ及びこれを備えた電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009211992A true JP2009211992A (ja) | 2009-09-17 |
Family
ID=41184936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008054933A Withdrawn JP2009211992A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 防水コネクタ及びこれを備えた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009211992A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3166214A1 (de) * | 2015-11-05 | 2017-05-10 | ebm-papst Mulfingen GmbH & Co. KG | Elektronikeinheit für einen elektromotor |
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2008
- 2008-03-05 JP JP2008054933A patent/JP2009211992A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3166214A1 (de) * | 2015-11-05 | 2017-05-10 | ebm-papst Mulfingen GmbH & Co. KG | Elektronikeinheit für einen elektromotor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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