JP2009210346A - 磁歪式トルクセンサ、磁歪式トルクセンサの製造方法および車両用操舵装置 - Google Patents

磁歪式トルクセンサ、磁歪式トルクセンサの製造方法および車両用操舵装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁歪式トルクセンサのバックヨークにスリットを形成した場合に、径方向の荷重に対するバックヨークの剛性を確保する。
【解決手段】 磁歪式トルクセンサの円筒状バックヨーク43に軸線方向に延びるスリット43aを形成したので、バックヨーク43に発生する渦電流をスリット43aにより遮断して抑制し、検出精度を高めることができる。またボビン40A,40Bに巻回したコイル41A,41B,41C,41Dに接続されたワイヤーを引き出す端子台47A,47Bをバックヨーク43のスリット43aに嵌合させたので、径方向の荷重が作用したときにバックヨーク43がスリット43aを閉じる方向に変形するのを端子台47A,47Bにより抑制し、スリット43aを形成したことによるバックヨーク43の剛性低下を補償することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転軸の表面に形成された磁歪膜の外周にボビンに巻回されたコイルを配置し、軸線方向に延びるスリットが形成された円筒状のバックヨークを前記コイルの外周に配置し、前記磁歪膜の磁気特性の変化を前記コイルで検出することで前記回転軸に加えられたトルクを検出する磁歪式トルクセンサおよびその製造方法と、前記磁歪式トルクセンサを操舵トルクセンサとして用いた車両用操舵装置とに関する。
シャフトに加わるトルクを検出する磁歪式トルクセンサが、シャフトの外周に相互に逆方向の磁気異方性を有するように形成された一対の磁歪膜と、各々の磁歪膜の外周を囲む励磁コイルおよび検出コイルとを備え、シャフトの捩じれ変形に応じて変化する一対の磁歪膜の透磁率の変化を前記励磁コイルおよび前記検出コイルの交流抵抗の変化に基づいて検出することで、シャフトに入力されるトルクを検出するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2007−292727号公報
ところで、かかる磁歪式トルクセンサは、励磁コイルおよび検出コイルの周囲を囲んで磁路を構成するためのバックヨークを備えているが、上記特許文献1に記載された磁歪式トルクセンサのバックヨークは、励磁コイルおよび検出コイルの周囲を360°に亘って囲繞しているため、渦電流が発生し易くなって検出精度に悪影響を及ぼす可能性があった。
そこで本出願人は、特願2008−52093において、バックヨークに軸線方向のスリットを形成することで渦電流の発生を抑制し、磁歪式トルクセンサの検出精度を高めるものを提案した。
しかしながら、バックヨークに軸線方向のスリットを形成すると、径方向の荷重に対するバックヨークの剛性が低下してしまい、外力によりスリットが閉じる方向にバックヨークが変形する懸念がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、磁歪式トルクセンサのバックヨークにスリットを形成した場合に、径方向の荷重に対するバックヨークの剛性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、回転軸の表面に形成された磁歪膜の外周にボビンに巻回されたコイルを配置し、軸線方向に延びるスリットが形成された円筒状のバックヨークを前記コイルの外周に配置し、前記磁歪膜の磁気特性の変化を前記コイルで検出することで前記回転軸に加えられたトルクを検出する磁歪式トルクセンサであって、前記コイルに接続されたワイヤーを引き出す端子台を前記スリットに嵌合させたことを特徴とする磁歪式トルクセンサが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ボビン、前記コイル、前記端子台および前記バックヨークは合成樹脂製のハウジングの内部に一体にモールドされることを特徴とする磁歪式トルクセンサが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2に記載された磁歪式トルクセンサの製造方法であって、前記ボビン、前記コイル、前記バックヨークおよび前記端子台を組み立ててコイルユニットを構成する工程と、前記コイルユニットを金型内に位置決めする工程と、前記金型のキャビティに合成樹脂を注入して前記ハウジングを成形する工程と、前記金型を型開きして前記コイルユニットを収納する前記ハウジングを取り出す工程とを備えることを特徴とする磁歪式トルクセンサの製造方法が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の磁歪式トルクセンサを用いた車両用操舵装置であって、前記磁歪式トルクセンサを、ステアリングシャフトに入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサとして使用し、前記操舵トルクセンサで検出した操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置のアクチュエータの作動を制御することを特徴とする車両用操舵装置が提案される。
尚、実施の形態の上部ステアリングシャフト12および下部ステアリングシャフト14は本発明のステアリングシャフトに対応し、実施の形態のピニオンシャフト17は本発明の回転軸に対応し、実施の形態の上部ケース23は本発明のハウジングに対応し、実施の形態の第1、第2磁歪膜39A,39Bは本発明の磁歪膜に対応し、実施の形態の第1、第2ボビン40A,40Bは本発明のボビンに対応し、実施の形態の第1〜第4コイル41A〜41Dは本発明のコイルに対応し、実施の形態の第1、第2端子台47A,47Bは本発明の端子台に対応し、実施の形態の操舵トルクセンサStは本発明の磁歪式トルクセンサに対応し、実施の形態の電動モータMは本発明のアクチュエータに対応する。
請求項1の構成によれば、磁歪式トルクセンサのバックヨークに軸線方向に延びるスリットを形成したので、バックヨークに発生する渦電流をスリットにより遮断して抑制し、検出精度を高めることができる。また回転軸の磁歪膜の外周に配置したコイルに接続されたワイヤーを引き出す端子台をバックヨークのスリットに嵌合させたので、径方向の荷重が作用したときにバックヨークがスリットを閉じる方向に変形するのを端子台により抑制し、スリットを形成したことによるバックヨークの剛性低下を補償することができる。
また請求項2の構成によれば、ボビン、コイル、端子台およびバックヨークを合成樹脂製のハウジングの内部に一体にモールドしたので、それらを強固に一体化できるだけでなく、ハウジングの金型成形時の圧力でバックヨークがスリットを閉じる方向に変形するのを確実に防止することができる。
また請求項3の構成によれば、磁歪式トルクセンサを製造する際に、ボビン、コイル、バックヨークおよび端子台を組み立ててコイルユニットを構成し、コイルユニットを金型内に位置決めし、金型のキャビティに合成樹脂を注入してハウジングを成形し、金型を型開きしてコイルユニットをインサートしたハウジングを取り出すので、ハウジングの金型成形時の圧力でバックヨークがスリットを閉じる方向に変形するのを確実に防止することができる。
また請求項4の構成によれば、磁歪式トルクセンサを車両用操舵装置の操舵トルクセンサとして使用するので、ステアリングシャフトに入力される操舵トルクを高精度で検出してパワーステアリング装置のアクチュエータの作動を制御することで、操舵フィーリングを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図14は本発明の実施の形態を示すもので、図1は電動パワーステアリング装置の全体斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6はバックヨークの斜視図、図7は操舵トルクに対するトルク検出信号の変化特性を示す図、図8はコイルユニットセット工程の説明図、図9は図8の9−9線断面図、図10は金型セット工程の説明図、図11は図10の11−11線断面図、図12は図10の12−12線断面図、図13は樹脂モールド工程の説明図、図14は完成した上部ケースを示す図である。
図1に示すように、ステアリングホイール11と一体に回転する上部ステアリングシャフト12は、上部ユニバーサルジョイント13、下部ステアリングシャフト14および下部ユニバーサルジョイント15を介して、減速機16から上方に突出するピニオンシャフト17に接続される。減速機16の下端に接続されたステアリングギヤボックス18の左右両端から突出するタイロッド19,19が、左右の車輪WL,WRの図示せぬナックルに接続される。減速機16にはモータMが支持されており、このモータMの作動が、減速機16の内部に収納した操舵トルクセンサStからの信号が入力される電子制御ユニットUにより制御される。
図2および図3に示すように、減速機16はステアリングギヤボックス18と一体の金属製の下部ケース21と、その上面にボルト22…で結合された合成樹脂製の上部ケース23とを備えており、ステアリングギヤボックス18、下部ケース21および上部ケース23にボールベアリング25,26,27で前記ピニオンシャフト17が回転自在に支持される。ピニオンシャフト17の下端に設けられたピニオン28が、ステアリングギヤボックス18の内部に左右移動自在に支持したラックバー29に設けられたラック30に噛合する。ステアリングギヤボックス18に形成した貫通孔18aに押圧部材31が摺動自在に収納されており、貫通孔18aを閉塞するナット部材32との間に配置したスプリング33で押圧部材31をラックバー29の背面に向けて付勢することで、ラックバー29の撓みを抑制してラック30をピニオン28に正しく噛合させることができる。
減速機16の内部に延びるモータMの回転軸34は、一対のボールベアリング35,36で下部ケース21に回転自在に支持される。モータMの回転軸34に設けられたウオーム37は、ピニオンシャフト17に固定されたウオームホイール38に噛合する。
図2および図4に示すように、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサStは、ピニオンシャフト17の表面を所定幅で覆うように形成された、例えばNi−Feメッキよりなる第1、第2磁歪膜39A,39Bと、第1磁歪膜39Aの周囲を囲繞するように合成樹脂製の第1ボビン40Aに巻回された第1,第2コイル41A,41Bと、第2磁歪膜39Bの周囲を囲繞するように合成樹脂製の第2ボビン40Bに巻回された第3、第4コイル41C,41Dと、第1〜第4コイル41A〜41Dを囲む磁性体製の概略円筒状のバックヨーク43とを備える。
図4〜図6から明らかなように、バックヨーク43は磁性体で形成された矩形状の板材を略円筒状に湾曲させたもので、その対向する二つの辺の間にスリット43aが形成される。
第1ボビン40Aは、円筒状のボビン本体40aから径方向外向きに張り出す第1〜第3フランジ40b〜40dを備えており、第1、第2フランジ40b,40c間に第1コイル41Aが巻回され、第2、第3フランジ40c,40d間に第2コイル41Bが巻回される。第2ボビン40Bは、円筒状のボビン本体40eから径方向外向きに張り出す第1〜第3フランジ40f〜40hを備えており、第1、第2フランジ40f,40g間に第3コイル41Cが巻回され、第2、第3フランジ40g,40h間に第4コイル41Dが巻回される。
第1ボビン40Aの上端の第1フランジ40bの上面に、前記バックヨーク43と協働する磁性体よりなる円環状の第1ヨークリング48Aが重ね合わされ、第2ボビン40Bの下端の第1フランジ40fの下面に、前記バックヨーク43と協働する磁性体よりなる円環状の第2ヨークリング48Bが重ね合わされる。
第1〜4コイル41A〜41Dには励磁回路44および第1、第2変換回路45A,45Bが接続され、第1、第2変換回路45A,45Bにはアンプ46が接続される。このとき、第1〜4コイル41A〜41Dから延びるワイヤは、第1ボビン40Aと一体に形成された第1端子台47Aおよび第2ボビン40Bと一体に形成された第2端子台47Bを介して引き出される。そして第1、第2端子台47A,47Bは、バックヨーク43のスリット43aに、円周方向の隙間が存在しないように嵌合する。
上記バックヨーク43、第1、第2ヨークリング48A,48B、第1、第2ボビン40A,40B、第1〜第4コイル41A〜41Dおよび第1、第2端子台47A,47Bは、本発明のコイルユニット49を構成する。
ピニオンシャフト17にトルクが作用して捩じれ変形すると第1、第2磁歪膜39A,39Bの透磁率が変化するため、第1〜第4コイル41A〜41Dに励磁回路44から高周波の交流電圧を印可することで、第1、第2磁歪膜39A,39Bの透磁率の変化を第1〜第4コイル41A〜41Dのインピーダンスの変化として検出することができる。
図7に示すように、上記第1〜第4コイル41A〜41Dのインピーダンスの変化を第1、第2変換回路45A,45Bでそれぞれ電圧信号VT1,VT2に変換し、アンプ46が二つの電圧信号VT1,VT2の差を増幅率kで増幅し、それに所定のバイアス電圧Vb(例えば、2.5V)を加えたトルク検出信号VT3を出力する。このトルク検出信号VT3はピニオンシャフト17に入力されるトルクに応じて変化する。
VT3=k(VT1−VT2)+Vb
このようにして、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクによりピニオンシャフト17が第1、第2磁歪膜39A,39Bと共に捩じれ変形すると、第1、第2磁歪膜39A,39B、バックヨーク43および2個のヨークリング48A,48Bで構成される二つの磁路に沿う磁束密度が変化することで、その磁束密度の変化に基づいて操舵トルクを検出することができる。
次に、コイルユニット49を一体にインサートした上部ケース23の成形工程を、図8〜図14に基づいて説明する。
先ず、図8および図9に示すように、金型Dの下型51に立設した円柱状のコイルユニット支持部51aに、予めサブアセンブリ化したコイルユニット49の第1、第2ボビン40A,40Bの内周面を嵌合させる。このとき、下型51に立設した角柱状のスリット嵌合部51bが、バックヨーク43のスリット43aの下部、つまり第2端子台47Bよりも下側部分に嵌合する。
続いて、図10〜図12に示すように、下型51の上部に左右の横型52,53をセットし、更に上方から上型54をセットする。このとき、下型51のコイルユニット支持部51aの上端部は上型54の開口54aに密に嵌合し、また上型54から垂下する角柱状のスリット嵌合部54bが、バックヨーク43のスリット43aの上部、つまり第1端子台47Aよりも上側部分に嵌合する。
このようにして、コイルユニット49と、その周囲に配置された下型51、横型52,53および上型54との間にキャビティ55が形成されると.図13に示すように、前記キャビティ55に溶融した合成樹脂を射出して上部ケース23を成形する。そして合成樹脂の硬化後に金型Dを開くことで、図14に示すように、コイルユニット49を内部に一体にインサートした上部ケース23が完成する。
以上のように、第1〜第4コイル41A〜41Dを囲むバックヨーク43に軸方向に延びるスリット43aを形成したので、第1〜第4コイル41A〜41Dを励磁したときにバックヨーク43に渦電流が発生するのをスリット43aにより抑制し、操舵トルクセンサStの検出精度を高めることができる。しかも、バックヨーク43を1枚の矩形状の板部材を円筒状に曲げ加工して構成したので、その構造が極めて簡素化されて製造コストが削減されるだけでなく、曲げ加工時にバックヨーク43の相対向する二つの辺の間に前記スリット43aを自動的に形成することができるため、更なる製造コストの削減が可能になる。
またバックヨーク43にスリット43aを形成したことで、径方向内向きの荷重が加わったときにバックヨーク43がスリット43aを縮める方向に変形し易くなるが、そのスリット43aに第1、第2端子台47A,47Bを嵌合させたことで、前記バックヨーク43の変形を確実に阻止することができる。例えば、コイルユニット49を金型D内にセットして上部ケース23を射出成形する場合にも、射出される樹脂の圧力でバックヨーク43が径方向内向きに変形しようとするが、スリット43aに嵌合する第1、第2端子台47A,47Bと、下型51および上型54のスリット嵌合部51b,54bでバックヨーク43の変形を確実に阻止することができる。また前記下型51および上型54のスリット嵌合部51b,54bは、バックヨーク43のスリット43aに嵌合することで、コイルユニット49を金型D内で回転方向に位置決めする機能も発揮する。
しかして、本実施の形態で説明した操舵トルクセンサStを車両用操舵装置に使用すれば、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクを高精度で検出してパワーステアリング装置の電動モータMを制御することで、操舵フィーリングを向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では磁歪式トルクセンサを操舵トルクセンサStに適用しているが、本発明の磁歪式トルクセンサは回転軸に入力されるトルクを検出する任意の用途のトルクセンサに適用することができる。
また実施の形態では第1、第2端子台47A,47Bを第1、第2ボビン40A,40Bと一体に形成しているが、それらを別体に形成することができる。
また実施の形態のコイルユニット49は第1、第2ヨークリング48A,48Bを備えているが、それらの第1、第2ヨークリング48A,48Bは省略可能である。
電動パワーステアリング装置の全体斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3−3線断面図 図2の4部拡大図 図4の5−5線断面図 バックヨークの斜視図 操舵トルクに対するトルク検出信号の変化特性を示す図 コイルユニットセット工程の説明図 図8の9−9線断面図 金型セット工程の説明図 図10の11−11線断面図 図10の12−12線断面図 樹脂モールド工程の説明図 完成した上部ケースを示す図
符号の説明
12 上部ステアリングシャフト(ステアリングシャフト)
14 下部ステアリングシャフト(ステアリングシャフト)
17 ピニオンシャフト(回転軸)
23 上部ケース(ハウジング)
39A 第1磁歪膜(磁歪膜)
39B 第2磁歪膜(磁歪膜)
40A 第1ボビン(ボビン)
40B 第2ボビン(ボビン)
41A 第1コイル(コイル)
41B 第2コイル(コイル)
41C 第3コイル(コイル)
41D 第4コイル(コイル)
43 バックヨーク
43a スリット
47A 第1端子台(端子台)
47B 第2端子台(端子台)
49 コイルユニット
55 キャビティ
D 金型
M 電動モータ(アクチュエータ)
St 操舵トルクセンサ(磁歪式トルクセンサ)

Claims (4)

  1. 回転軸(17)の表面に形成された磁歪膜(39A,39B)の外周にボビン(40A,40B)に巻回されたコイル(41A〜41D)を配置し、軸線方向に延びるスリット(43a)が形成された円筒状のバックヨーク(43)を前記コイル(41A〜41D)の外周に配置し、前記磁歪膜(39A,39B)の磁気特性の変化を前記コイル(41A〜41D)で検出することで前記回転軸(17)に加えられたトルクを検出する磁歪式トルクセンサであって、
    前記コイル(41A〜41D)に接続されたワイヤーを引き出す端子台(47A,47B)を前記スリット(43a)に嵌合させたことを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  2. 前記ボビン(40A,40B)、前記コイル(41A〜41D)、前記端子台(47A,47B)および前記バックヨーク(43)は合成樹脂製のハウジング(23)の内部に一体にモールドされることを特徴とする、請求項1に記載の磁歪式トルクセンサ。
  3. 請求項2に記載された磁歪式トルクセンサの製造方法であって、
    前記ボビン(40)、前記コイル(41A〜41D)、前記バックヨーク(43)および前記端子台(47A,47B)を組み立ててコイルユニット(49)を構成する工程と、
    前記コイルユニット(49)を金型(D)内に位置決めする工程と、
    前記金型(D)のキャビティ(55)に合成樹脂を注入して前記ハウジング(23)を成形する工程と、
    前記金型(D)を型開きして前記コイルユニット(49)をインサートした前記ハウジング(23)を取り出す工程と、
    を備えることを特徴とする磁歪式トルクセンサの製造方法。
  4. 請求項1または請求項2の磁歪式トルクセンサを用いた車両用操舵装置であって、
    前記磁歪式トルクセンサを、ステアリングシャフト(12,14)に入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ(St)として使用し、前記操舵トルクセンサ(St)で検出した操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置のアクチュエータ(M)の作動を制御することを特徴とする車両用操舵装置。
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