JP2009210243A - 器具管理システム - Google Patents

器具管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009210243A
JP2009210243A JP2008056816A JP2008056816A JP2009210243A JP 2009210243 A JP2009210243 A JP 2009210243A JP 2008056816 A JP2008056816 A JP 2008056816A JP 2008056816 A JP2008056816 A JP 2008056816A JP 2009210243 A JP2009210243 A JP 2009210243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
appliance
unit
time
gas
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008056816A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosumi Nakamura
廣純 中村
Mitsuo Yokohata
光男 横畑
Yasuo Koba
康雄 木場
Mitsuo Nanba
三男 難波
Kazuo Kubo
和男 久保
Takashi Saito
尚 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
High Pressure Gas Safety Institute of Japan
Panasonic Corp
Original Assignee
High Pressure Gas Safety Institute of Japan
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by High Pressure Gas Safety Institute of Japan, Panasonic Corp filed Critical High Pressure Gas Safety Institute of Japan
Priority to JP2008056816A priority Critical patent/JP2009210243A/ja
Priority to CN2009801077900A priority patent/CN101960222A/zh
Priority to KR1020107019854A priority patent/KR20100120198A/ko
Priority to US12/921,104 priority patent/US20110012738A1/en
Priority to PCT/JP2009/000815 priority patent/WO2009110191A1/ja
Priority to EP09717284A priority patent/EP2258985A4/en
Publication of JP2009210243A publication Critical patent/JP2009210243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

【課題】家庭内で使用する器具の種類、設置から累積時間等に関する情報をリアルタイムに取得し、点検時期を事前に把握し器具の不具合を未然に防止することを目的とする。
【解決手段】流量計測部11の計測値から所定の演算処理により求めた瞬時流量に基づき、使用するガス器具を判別する器具判別部13と、監視対象器具の器具情報を任意に入力可能な器具設定部43と、器具判別部13の判別結果及び器具設定部43の入力結果に基づき監視対象器具を登録する器具登録部14と、監視対象器具として器具登録部14に記憶された時点から登録器具別に経過時間を積算し記憶するタイマ部16と、監視センター40と通信回線を介して接続され、流量情報や器具情報等の通信処理を行う通信部41と、タイマ部16の積算時間と予め定めた監視時間を比較し、積算時間が監視時間を超えたとき、ガス事業者又は使用者に通報するための信号を出力する制御部15を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、家屋等に設置されるガスメータを用いて、ガス器具やそれ以外の器具の設置状況の監視を行う器具管理システムに関する。
器具の使用の際には、ガスの消し忘れやガス漏れなどによる事故を未然に防止するために、ガスの使用者やガス供給路を管理しているセンターなどにおいて、異常時に通報やガス供給路の遮断を行うシステムが普及しつつある。
ガス器具の定期点検等のメンテナンスサービスは、従来、ガス会社やプロパン業者などがガス使用者宅を直接訪問して定期的に行っている。また、従来のガス器具管理システムとして、ガスの使用状況の安全監視をネットワーク経由で行い、異常がある場合などに使用者へ通報するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−262367号公報
しかしながら、従来のガス器具管理システムでは、安全かどうかをチェックするのみであり、ガス器具の作動状況も含めたガスの使用状況をリアルタイムに監視することはできなかった。また、従来の所定の流量ごとに流れたガスの量を積算する膜式のガスメータでは、微少流量の漏れをチェックしようとすると、積算に時間がかかるので、即時にガス漏れのチェックを行うことはできなかった。また、ガス圧を測定する場合には、作業者が使用者宅に出向いてガス栓を全部閉める等の作業が必要なために手間がかかったり、ガスの停止を確認するのに時間を要するため、即時にチェックを行うことはできなかった。また、近年、ガス器具以外にも石油ファンヒーターや浴室暖房機などを定期的に点検することが義務付けられることになったが、対象器具を集中管理するシステムがなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ガス器具の使用時や不使用時などの種々の場合において、常時または所定のタイミングでガスの使用状況を即時に確認することが可能で、且つ様々な種類の定期点検が必要な器具を登録することで、器具を登録してからの経過時間を積算し器具の定期点検を確実に行うことで、消費者の器具による事故を防止することができ、且つ、点検業者やユーザーへ自動的に通報することができることで、器具使用上の安全性と利便性を向上させる器具管理システムを提供することを目的とする。
本発明の器具管理システムは、ガス流量情報からガス器具の種類を判別するガス器具判別手段と、入力手段を介してガス器具以外の器具情報を任意に入力可能な器具設定手段と、ガス器具判別手段の判別結果及び器具設定手段の設定情報から監視対象器具を特定し登録する監視対象器具登録手段と、監視対象器具登録手段に登録された時点からの経過時間を登録器具別に計時し記憶する器具別経過時間記憶手段と、登録器具別の点検時間又は寿命時間を記憶する器具別確認時間記憶手段と、器具別経過時間記憶手段に記憶された登録器具別の記憶値が器具別確認時間記憶手段の記憶値を超えたとき報知信号を出力する監視判定手段と、監視センターあるいは宅内表示装置と情報の通信を行う通信手段とを備えたものである。
上記発明によれば、ガス器具判別手段と器具設定手段を用いて、家庭内で使用されている全ての器具、例えば、ガス器具や石油、電気をエネルギーとする器具、の種類を判別することが可能であり、特に、監視が必要な器具に対しては、監視対象器具登録手段に登録することで以降の経過時間を登録器具別に監視することが可能となり、予め設定した点検時期あるいは寿命等による交換時期に達した時点で自動的に通報することで、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができる。
また、本発明の器具管理システムは、ガス供給管に接続されガス流量を所定の周期で計測する流量計測部と、流量計測部の計測値から所定の演算処理により求めた瞬時流量に基づき、予め特定した流量変化特性から使用するガス器具を判別する器具判別部と、監視対象器具の器具情報を手動で入力可能な器具設定部と、器具判別部の判別結果及び器具設定部の入力結果に基づき、予め定めた監視対象器具を選択し登録する器具登録部と、監視対象器具として器具登録部に記憶された時点から登録器具別に経過時間を積算し記憶するタイマ部と、監視センターと通信回線を介して接続され、流量情報や器具情報等の通信処理を行う通信部と、タイマ部の積算時間と予め定めた監視時間を比較し、積算時間が監視時間を超えたとき、ガス事業者又は使用者に通報するための信号を出力する制御部とを備えたものである。
上記発明によれば、家庭内で使用されている器具のうち監視対象器具を特定する手段として、ガス器具の場合は、ガスメータに内蔵の流量計測部の計測結果に基づいて判別処理を行う器具判別部の判別結果より予め定めた監視対象器具を選択して登録し、ガス器具以外の器具、例えば電気や石油をエネルギーとする器具の場合は、手動で任意に入力が可能な器具設定部により直接、監視対象器具の情報を登録し、器具登録部に記憶させ、新たな監視対象器具の追加がある場合は、器具判別部の判別結果及び器具設定部の入力結果に基づいて器具登録部の記憶情報を更新し、器具登録部への登録あるいは更新された時点から経過時間を計時し、その積算時間を器具登録部に記憶された監視対象器具別に管理し、積算時間が所定値に達したとき通報するようにしているため、家庭内で使用する器具の種類、設置から累積時間等に関する情報をリアルタイムにかつ確実に取得することができる。
また、取得した器具別設置情報を、器具の種類によって異なる点検時期または交換時期を器具別あるいは部品別に格納してある制御部の記憶値と比較することで、適切な点検時間を把握することができ、かつその点検時期到達情報を監視センター等の外部に報知することができるため、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができる。
本発明の器具管理システムによれば、家庭内で使用する器具の種類、設置から累積時間等に関する情報をリアルタイムにかつ確実に取得することができる。
また、取得した器具別設置情報を、器具の種類によって異なる点検時期または交換時期を器具別あるいは部品別に格納してある制御部の記憶値と比較することで、適切な点検時間を把握することができ、かつその点検時期到達情報を監視センター等の外部に報知することができるため、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができる。
第1の発明は、ガス流量情報からガス器具の種類を判別するガス器具判別手段と、入力手段を介してガス器具以外の器具情報を任意に入力可能な器具設定手段と、ガス器具判別手段の判別結果及び器具設定手段の設定情報から監視対象器具を特定し登録する監視対象器具登録手段と、監視対象器具登録手段に登録された時点からの経過時間を登録器具別に計時し記憶する器具別経過時間記憶手段と、登録器具別の点検時間又は寿命時間を記憶する器具別確認時間記憶手段と、器具別経過時間記憶手段に記憶された登録器具別の記憶値が器具別確認時間記憶手段の記憶値を超えたとき報知信号を出力する監視判定手段と、監視センターあるいは宅内表示装置と情報の通信を行う通信手段とを備えたことを特徴とするものである。
そして、ガス器具判別手段と器具設定手段を用いて、家庭内で使用されている全ての器具、例えば、ガス器具や石油、電気をエネルギーとする器具、の種類を判別することが可能であり、特に、監視が必要な器具に対しては、監視対象器具登録手段に登録することで以降の経過時間を登録器具別に監視することが可能となり、予め設定した点検時期あるいは寿命等による交換時期に達した時点で自動的に通報することで、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができる。
第2の発明は、ガス供給管に接続されガス流量を所定の周期で計測する流量計測部と、前記流量計測部の計測値から所定の演算処理により求めた瞬時流量に基づき、予め特定した流量変化特性から使用するガス器具を判別する器具判別部と、監視対象器具の器具情報を手動で入力可能な器具設定部と、前記器具判別部の判別結果及び前記器具設定部の入力結果に基づき、予め定めた監視対象器具を選択し登録する器具登録部と、監視対象器具として前記器具登録部に記憶された時点から登録器具別に経過時間を積算し記憶するタイマ部と、 監視センターと通信回線を介して接続され、流量情報や器具情報等の通信処理を行う通信部と、前記タイマ部の積算時間と予め定めた監視時間を比較し、積算時間が監視時間を超えたとき、ガス事業者又は使用者に通報するための信号を出力する制御部とを備えたことを特徴とするものである。
そして、家庭内で使用されている器具のうち監視対象器具を特定する手段として、ガス器具の場合は、ガスメータに内蔵の流量計測部の計測結果に基づいて判別処理を行う器具判別部の判別結果より予め定めた監視対象器具を選択して登録し、ガス器具以外の器具、例えば電気や石油をエネルギーとする器具の場合は、手動で任意に入力が可能な器具設定部により直接、監視対象器具の情報を登録し、器具登録部に記憶させ、新たな監視対象器具の追加がある場合は、器具判別部の判別結果及び器具設定部の入力結果に基づいて器具登録部の記憶情報を更新し、器具登録部への登録あるいは更新された時点から経過時間を計時し、その積算時間を器具登録部に記憶された監視対象器具別に管理し、積算時間が所定値に達したとき通報するようにしているため、家庭内で使用する器具の種類、設置から累積時間等に関する情報をリアルタイムにかつ確実に取得することができる。
また、取得した器具別設置情報を、器具の種類によって異なる点検時期または交換時期を器具別あるいは部品別に格納してある制御部の記憶値と比較することで、適切な点検時間を把握することができ、かつその点検時期到達情報を監視センター等の外部に報知することができるため、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、器具設定部は、通信部を用いて器具登録部への器具の登録、変更、削除を行うことが可能な構成としたことを特徴とするものである。
そして、ガス流量で判別できないガス器具以外の器具や特定器具を手動操作で通信部を介して登録することができ、また廃棄器具が発生した場合の監視対象器具からの削除、さらに監視対象器具が変更になった場合の変更処理を行うことができ、通信部を介することで、いたずら等による誤操作を防止でき、確実な監視対象器具の特定が可能になる。
第4の発明は、特に、第2、第3の発明において、タイマ部は積算時間を登録器具別に計測する器具タイマ部の構成とし、制御部はその計測積算時間と比較する監視時間を登録器具別に任意に設定できるようにしたことを特徴とするものである。
そして、登録された器具別に監視時間を設定することができ、器具に適した定期点検の期間や交換時期を設定することが可能となる。
第5の発明は、特に、第2−第4の発明において、器具登録部は、ガス器具以外の石油や電気をエネルギーとする器具の登録も可能とし、識別コードを付与して登録器具を区別し管理することを特徴とするものである。
そして、家庭内で使用される全ての器具を対象として監視対象器具を選択し登録することが可能となり、ガスメータを中継とする器具管理システムを利用してガス器具以外の器具の管理を行うことができる。
第6の発明は、特に、第2−第の発明において、登録器具別に通報する先を登録する通報先登録部と、前記通報先登録部に登録された通報先を選択する機能を有したことを特徴とするものである。
そして、定期点検等の通報時期が来たとき、登録された通報先に自動的に点検情報が通報されるため、ガス器具はガス事業者へ、石油器具は石油器具販売事業者へ、電気製品は電気製品小売業者へ定期点検の通知を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における器具管理システムの構成ブロック図である。
家庭内には、ガス供給路20に接続された超音波流量計11等で構成された流量計測部を経由した後の配管に接続され、供給されるガスをエネルギーとした器具A、器具B、器具Cが設置されている。そして、このガス器具が使用されたときに流れるガス流量を超音波流量計11で検出する。
超音波流量計11は、ガス供給管20の経路中に接続され、超音波信号を用いてガス供給管20内のガス流により生じる伝搬時間差を求め、ガスの瞬時流量を検出するものである。流量演算部12は、検出された瞬時流量を基に、瞬時流量の平均などによって流量値を算出したり、瞬時流量を積算して積算流量値を算出したり、器具判別のための流量値を算出するなど、流量に関する各種演算を行うものである。
なお、超音波流量計11及び流量演算部12の動作と、ガス器具の判別手段の詳細な説明は、後述の実施の形態2において行う。
そして、流量演算部12で求めた瞬時流量を所定の処理を行って得た流量情報より、ガス器具判別手段13で使用されているガス器具を判別する。
また、ガス器具以外の電気や石油をエネルギーとする器具D52、器具E53、器具F54の種類等を判別する手段として、入力手段55より必要な器具情報、例えば器具別、機能別、能力別、メーカ別、等の情報を器具情報として、例えば通信手段41を介して器具設定部43に入力する。
このようにして判別したガス器具及びそれ以外の器具の中から、予め設定した監視対象器具を選択し、監視対象器具登録手段14に登録する。この登録処理により、以降、家庭内で監視する器具として記憶され、同時に器具別経過時間記憶手段16で器具が設置されてからの経過時間が計時され、登録された器具別に記憶される。
この器具別の経過時間の記憶値は、予め定めた器具別の点検時間や交換時間を記憶した器具別確認時間設定手段50の記憶値と比較され、監視判定手段51で経過時間の記憶値が器具別確認時間設定手段50の記憶値を超えたとき、通信手段41を用いて監視センタ40や宅内表示器42に通報して、点検の必要性や交換の時期が到来したことを、ガス事業者あるいは使用者に訴求するようにしている。
以上のように、ガス器具判別手段13と器具設定手段43を用いて、家庭内で使用されている全ての器具、例えば、ガス器具や石油、電気をエネルギーとする器具、の種類を判別することが可能であり、特に、監視が必要な器具に対しては、監視対象器具登録手段14に登録することで以降の経過時間を登録器具別に監視することが可能となり、予め設定した点検時期あるいは寿命等による交換時期に達した時点で自動的に通報することで、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができるものである。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明すると、実施の形態2は実施の形態1における主要な構成要件をユーザ宅装置であるガス遮断装置10に内蔵させた構成を特徴としたものである。
まず、図2は実施の形態2におけるガス器具を主体とした器具管理システムを示す図である。
図において、ガス供給路20を管理している管理センター装置40と、ガスのユーザの家屋等に設けられるユーザ宅装置10とを有して構成される。管理センター装置40とユーザ宅装置10とは、公衆電話回線、携帯電話回線、光通信回線、有線や無線のLAN、広域無線や中継無線、その他の通信インタフェースなどの通信部41を介して接続され、各種信号や情報を送受信可能となっている。
また、通信部41には、外部からユーザが使用状況を確認するユーザ表示装置42が接続され、管理センター装置40とユーザ表示装置42との間で各種信号や情報を送受信可能となっている。
ユーザ宅装置10は、ユーザの家屋等に敷設されたガス供給管20の途中に設けられ、このガス供給管20の下流側の配管には複数のガス器具として器具A1、器具B2、器具C3が接続されている。このユーザ宅装置10は、屋外または屋内の所定位置に設置される。なお、接続されるガス器具の数は図示例に限るものではなく、任意である。また、ユーザ宅としては、一般住宅の家屋だけでなく、共同住宅、店舗、工場、その他の各種施設を含むものとする。
ユーザ宅装置を構成するガス遮断装置10は、超音波流量計11、流量演算部12、器具判別部13、判別登録部14、制御部15、タイマ部16、感震器17、遮断弁18、表示部19、を有して構成される。
超音波流量計11は、ガス供給管20の経路中に接続され、超音波信号を用いてガス供給管20内のガス流により生じる伝搬時間差を求め、ガスの瞬時流量を検出するものである。流量演算部12は、検出された瞬時流量を基に、瞬時流量の平均などによって流量値を算出したり、瞬時流量を積算して積算流量値を算出したり、器具判別のための流量値を算出するなど、流量に関する各種演算を行うものである。
上記の超音波流量計11及び流量演算部12の動作について詳しく説明する。図3は超音波流量計11の概略構成を示す構成図である。
超音波流量計11は、ガス供給管20に連通する矩形断面を持つ計測流路35を有し、この計測流路35の相対向する流路壁の上流側と下流側には、一対の超音波送受信器36、37が配置されている。これらの超音波送受信器36、37は、超音波伝播経路が計測流路35を流動するガス流を斜めに横切るように設定され、交互に超音波を送受信させることによって、ガス流に対して順方向と逆方向に超音波の伝搬を行う。
このとき、超音波送受信器36、37間の距離、すなわち測定距離をL、ガス流に対する超音波伝播経路の角度をφ、超音波送受信器36、37の上流から下流への超音波伝播時間をt1、下流から上流への超音波伝播時間をt2、音速をCとすると、流速Vは以下の式により求められる。
V=L/2cosφ((1/t1)−(1/t2)) …(1)
この流速Vと計測流路35の断面積とからガス流の瞬時流量を算出する。
瞬時流量の計測の時間間隔は、超音波の送受信が可能な範囲で設定できる。ガス器具により起動や制御により変化する時間が器具ごとに異なるため、計測時間間隔を小さくすることは器具判別を瞬時に行う点では有利となるが、計測時間間隔を短くすると電池の消耗が大きくなる。
また、計測時間間隔が従来のガスメータで使用している膜式方式と同等の2桁オーダーの秒数間隔になると、流量変化を判断することが困難になる。そこで、本実施形態では、2秒間隔の周期的な瞬時流量の計測を行いガス器具を判別する。なお、計測時間間隔は更に短くすることも可能である。例えば、ガス器具起動後は計測精度を上げるために計測時間間隔を短くするなどの制御を行ってもよい。流量演算部12は、検出された瞬時流量を基に、瞬時流量を積算してガス流量を算出したり、後述する器具判別のための流量値を算出するなど、流量に関する各種演算を行う。
次に、器具判別部13の動作について図4を用いて詳しく説明する。
24は開始命令、25は流量計測命令、26は流量変化判断命令、27はインターバル設定命令、28は立上り波形作成命令、29は器具パターン比較判断命令、30はインターバル設定命令、31は器具特定命令である。
開始命令24によりプログラムが開始する。流量計測命令25により前述した通常の流量計測が行われる。ここで器具A1、器具B2、器具C3のいずれかが使用されると、流量変化が生じるが、これは流量変化判断命令26によりYesの側になる。器具A1、器具B2、器具C3の立上りでない場合にはNoの側になり、インターバル設定命令27にて設定された時間ののち、また同様の動作が繰返される。流量変化を検知した場合には、立上り波形作成命令28により流量の立上り波形が形成される。これは予め登録されている立上りパターンと器具パターン比較判断命令29により比較され、合致するものがあった場合には器具特定命令31により使用器具が特定される。もし、合致しない場合には別の要因によるものゆえ、Noの側を取り、インターバル設定命令27により定められた時間の後、再度上記の内容を繰返す。
判定登録部14は、前記流量値、前記積算流量値、流量の積算時間及び前記器具判別部13で判別された器具を登録するものである。
タイマ部16は、前記判定登録部14で器具が登録された時点から経過時間を積算するものである。
制御部15は、保安処理の機能を有しており、ガス遮断装置各部の動作制御、通信、警告やガスの遮断などの保安処理を行うものである。
ここで、流量演算部12、器具判別部13、判定記憶部14、制御部15、マイクロコンピュータ(マイコン)等を構成するプロセッサ及び動作プログラムにより構成され、プロセッサにおいて所定の動作プログラムを実行して対応する処理を行うことにより、各機能が実現される。また、判定記憶部14は、フラッシュROM、RAM等のメモリにより構成される。
感震器17は、地震などの振動を検出して検出信号を制御部15に出力するものである。遮断弁18は、ガス供給管20の経路中に接続され、制御部15からの指示に基づいてガス供給管20を閉塞してガスの供給を遮断するものである。
表示部19は、LED、液晶ディスプレイ等により構成され、ガス流量やガス器具の動作状態、警告などを表示するものである。
以上のように、家庭内で使用されている器具のうち監視対象器具を特定する手段として、ガス器具の種類を特定する場合は、ガス遮断装置10に内蔵の流量計測部を構成する超音波流量計11と流量演算部12を用いた計測結果に基づいて判別処理を行う器具判別部13の判別結果より予め定めた監視対象器具を選択して判別登録部14に登録する。
そして、判別登録部14への登録が完了した時点でタイマ部16において経過時間のカウントを開始し、制御部15でそのカウント値の積算時間と予め定めた監視時間を比較し、積算時間が監視時間を超えたとき、ガス事業者又は使用者に通報するための信号を出力することで、ガス器具の器具別監視動作を実行している。
このガス器具監視装置を基本として図5に示すように、監視対象器具の器具情報を手動で入力可能な器具設定部43を設け、通信部41を介して判別登録部14に直接登録できるようにしている。この追加構成により、家庭内で使用されている器具のうち監視対象器具を特定する手段として、ガス器具以外の器具、例えば電気や石油をエネルギーとする器具を特定する場合は、手動で任意に入力が可能な器具設定部43により直接、監視対象器具の情報を登録し、器具登録部14に記憶させ、新たな監視対象器具の追加がある場合は、器具判別部13の判別結果及び器具設定部43の入力結果に基づいて器具登録部14の記憶情報を更新し、器具登録部14への登録あるいは更新された時点から経過時間を計時し、その積算時間を器具登録部14に記憶された監視対象器具別に管理し、積算時間が所定値に達したとき通報するようにしているため、家庭内で使用する器具の種類、設置から累積時間等に関する情報をリアルタイムにかつ確実に取得することができる。
また、取得した器具別設置情報を、器具の種類によって異なる点検時期または交換時期を器具別あるいは部品別に格納してある制御部15の記憶値と比較することで、適切な点検時間を把握することができ、かつその点検時期到達情報を監視センター40等の外部に報知することができるため、事前の点検作業を徹底することができ、耐久性に関連する不具合を解消することができるものである。
さらに、ガス流量で判別できないガス器具以外の器具や特定器具を手動操作で通信部41を介して登録することができ、また廃棄器具が発生した場合の監視対象器具からの削除、さらに監視対象器具が変更になった場合の変更処理を行うことができ、通信部41を介することで、いたずら等による誤操作を防止でき、確実な監視対象器具の特定が可能になる。
次に、図6に示すように、タイマ部は積算時間を登録器具別に計測する器具タイマ部16の構成とし、制御部15はその計測積算時間と比較する監視時間を登録器具別に任意に設定できるようにしたことを特徴とするものである。
これによって、器具登録部14に登録された複数の器具毎に経過時間を積算することが可能となり、かつ登録された器具別に監視時間を設定することができるため、器具に適した定期点検の期間や交換時期を設定することが可能となる。
次に、図7に示すように、器具登録部14は、ガス器具以外の石油や電気をエネルギーとする器具の登録も可能とし、器具登録装置44により通信部41を介することなく、直接器具登録部14に識別コードを付与して登録器具を区別して登録できる。なお、器具登録装置44の具体的操作手段として、無線通信やスイッチのON/OFFや赤外線通信等で実現することが可能である。
次に、図8に示すように、通信先登録部45は、器具登録部14に登録された器具毎に通報先を登録するものであり、タイマ部16で積算された時間が経過すると、通信部41を介して、管理センター装置41、ユーザ表示装置43、灯油販売店46、電気店47等へ通報することができる。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明の器具管理システムは、ガス器具監視装置を利用してガス器具以外の器具を特定し、設置時間を監視することで点検業者や使用者に点検時期が来たことを通報することができ、点検時期以外の監視項目においても有用である。
本発明の実施の形態1における器具管理システムの構成ブロック図 本発明の実施の形態2における器具管理システムの構成ブロック図 同器具管理システムにおける超音波流量計の概略構成図 同器具管理システムにおける器具判別の動作フローチャート 本発明の他の実施の形態における器具管理システムの構成ブロック図 本発明の他の実施の形態における器具管理システムの構成ブロック図 本発明の他の実施の形態における器具管理システムの構成ブロック図 本発明の他の実施の形態における器具管理システムの構成ブロック図
符号の説明
11 超音波流量計(流量計測部)
12 流量演算部(流量計測部)
13 器具判別部(ガス器具判別手段)
14 器具登録部(監視対象器具登録手段)
15 制御部
16 タイマ部(器具別経過時間記憶手段)
40 管理センター装置(監視センター)
41 通信部(通信手段)
43 器具設定部(器具設定手段)
50 器具別確認時間設定手段
51 監視判定手段

Claims (6)

  1. ガス流量情報からガス器具の種類を判別するガス器具判別手段と、
    入力手段を介してガス器具以外の器具情報を任意に入力可能な器具設定手段と、ガス器具判別手段の判別結果及び/又は器具設定手段の設定情報から監視対象器具を特定し登録する監視対象器具登録手段と、
    監視対象器具登録手段に登録された時点からの経過時間を登録器具別に計時し記憶する器具別経過時間記憶手段と、
    登録器具別の点検時間又は寿命時間を記憶する器具別確認時間記憶手段と、
    器具別経過時間記憶手段に記憶された登録器具別の記憶値が器具別確認時間記憶手段の記憶値を超えたとき報知信号を出力する監視判定手段と、
    監視センターあるいは宅内表示装置と情報の通信を行う通信手段と、
    を備えた器具管理システム。
  2. ガス供給管に接続されガス流量を所定の周期で計測する流量計測部と、
    前記流量計測部の計測値から所定の演算処理により求めた瞬時流量に基づき、予め特定した流量変化特性から使用するガス器具を判別する器具判別部と、
    監視対象器具の器具情報を手動で入力可能な器具設定部と、
    前記器具判別部の判別結果及び/又は前記器具設定部の入力結果に基づき、予め定めた監視対象器具を選択し登録する器具登録部と、
    監視対象器具として前記器具登録部に記憶された時点から登録器具別に経過時間を積算し記憶するタイマ部と、
    監視センターと通信回線を介して接続され、流量情報や器具情報等の通信処理を行う通信部と、
    前記タイマ部の積算時間と予め定めた監視時間を比較し、積算時間が監視時間を超えたとき、ガス事業者又は使用者に通報するための信号を出力する制御部と、を備えた器具管理システム。
  3. 器具設定部は、通信部を用いて器具登録部への器具の登録、変更、削除を行うことが可能な請求項1記載の器具管理システム。
  4. タイマ部は積算時間を登録器具別に計測する器具タイマ部の構成とし、制御部はその計測積算時間と比較する監視時間を登録器具別に任意に設定できるようにした請求項2記載の器具管理システム。
  5. 器具登録部は、ガス器具以外の石油や電気をエネルギーとする器具の登録も可能とし、識別コードを付与して登録器具を区別し管理する請求項2から4のいずれか1項記載の器具管理システム。
  6. 登録器具別に通報する先を登録する通報先登録部と、前記通報先登録部に登録された通報先を選択する機能を有した請求項2から5のいずれか1項記載の器具管理システム。
JP2008056816A 2008-03-06 2008-03-06 器具管理システム Pending JP2009210243A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056816A JP2009210243A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 器具管理システム
CN2009801077900A CN101960222A (zh) 2008-03-06 2009-02-24 器具管理系统及燃气供给系统
KR1020107019854A KR20100120198A (ko) 2008-03-06 2009-02-24 기구 관리 시스템 및 가스 공급 시스템
US12/921,104 US20110012738A1 (en) 2008-03-06 2009-02-24 Appliance management system and gas supply system
PCT/JP2009/000815 WO2009110191A1 (ja) 2008-03-06 2009-02-24 器具管理システム及びガス供給システム
EP09717284A EP2258985A4 (en) 2008-03-06 2009-02-24 INSTRUMENT HANDLING SYSTEM AND GAS SUPPLY SYSTEM

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008056816A JP2009210243A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 器具管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009210243A true JP2009210243A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41183579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008056816A Pending JP2009210243A (ja) 2008-03-06 2008-03-06 器具管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009210243A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071648A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ホーチキ株式会社 火災報知設備

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044750A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Asahi Kasei Corp 設備機器遠隔監視診断システム
JP2004363880A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置及びプログラム
JP2007292393A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具管理システム及びガス供給システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044750A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Asahi Kasei Corp 設備機器遠隔監視診断システム
JP2004363880A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置及びプログラム
JP2007292393A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具管理システム及びガス供給システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071648A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ホーチキ株式会社 火災報知設備
JP7309343B2 (ja) 2018-10-31 2023-07-18 ホーチキ株式会社 火災報知設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009110191A1 (ja) 器具管理システム及びガス供給システム
JP5213234B2 (ja) ガス器具監視装置
JP2007225129A (ja) 保安システム
EP2175247A1 (en) Flow rate metering device, communication system, flow rate measuring method, flow rate measuring program, fluid supply system, and gas tool monitoring device
JP2008224281A (ja) ガス器具管理システムおよびガス供給システム
JP5223174B2 (ja) ガス器具監視装置
JP2009210243A (ja) 器具管理システム
JP5213225B2 (ja) 流量計測装置、流量計測システム、及び流量計測方法
JP5074791B2 (ja) ガス漏れ判別装置
JP2007327775A (ja) 警報器管理システム
JP4997855B2 (ja) ガス器具監視装置
JP3901159B2 (ja) ガス配管漏洩監視装置
JP5126077B2 (ja) 流量計測装置
JP2008209097A (ja) ガス器具管理システム
JP2009210244A (ja) ガス供給システム
JP5213221B2 (ja) 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム
JP2009052754A (ja) ガス遮断装置
JP5023584B2 (ja) ガス器具監視装置
JP5169846B2 (ja) 流量計測装置およびこれを用いた流量計測システム
JP5223175B2 (ja) ガス器具監視装置
JP5223173B2 (ja) ガス器具監視装置
JP5372390B2 (ja) 器具監視装置
JP6474003B2 (ja) 器具判定装置
JP5023585B2 (ja) ガス器具監視装置
JP4609389B2 (ja) ガス器具監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100310

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120529

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120821