JP5023585B2 - ガス器具監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータを経由した後のガス配管に接続される複数のガス器具を特定してガスの使用状況を個別に監視する装置に関し、特に新旧ガスメータの交換作業に関するものである。
従来、この種のガス監視装置としては、ガス供給ライン中に配置されたガスメータを通過するガス量に応じて信号を発する流量測定手段と、該流量測定手段からの信号によりガスメータ通過ガス量の変化流量を算出し、個別ガス器具ごとのガス量に分類する個別ガス器具流量演算手段と、変化流量以外の入力信号、例えば外気温、カレンダー情報、使用開始時刻情報等を得るセンサ手段と、個別ガス器具流量演算手段及びセンサ手段から得られる情報を複合化し使用されているガス器具の判別を行う複合演算手段を備えたもの(例えば、特許文献1参照)や、各ガス器具の個々のガス流路にそれぞれ設置され、ガス流量に応じた強さで個々のガス器具に対応した所定の周波数の監視音を発生する各発音手段と、各発音手段が発生する監視音に基づき個々のガス器具の使用状況を監視する監視手段を備えたもの(例えば、特許文献2参照)がある。
また、旧メータに設定器を取り付け、設定器で旧メータに関する情報を読み取り、新メータに設定器を取り付け、社番を読み取り、設定器を網制御装置に接続して、旧メータに関する情報と新メータの社番をセンターに送り、センターで登録し、設定器を網制御装置から取り外し、新メータを網制御装置に取り付け、新メータでテスト発呼するもの(例えば、特許文献3参照)がある。
特開平3−236513号公報 特開平8−178195号公報 特開平8−214078号公報
しかしながら、上記各特許文献に開示されたガス器具監視装置は、複雑な制御回路を伴うガス器具判別手段を設ける必要があり、特に、特許文献1では、ガスメータ通過ガス量の変化流量から個別ガス器具ごとのガス量に分類する個別ガス器具流量演算手段を設け、さらに使用環境を特定するための各種センサ情報を複合化して使用ガス器具を推定するというものであり、複雑な回路構成を必要とする割には使用ガス器具を特定するにあたり確実性に問題を残すものであった。
また、特許文献2のものは、各ガス器具に流れるガス流量の大きさに応じた周波数の監視音を発し、その監視音を集音して使用ガス器具を特定するというものであるため、個別のガス器具から発せられる情報に基づいて使用ガス器具を特定するという点において確実性の向上は図れるものの、流量に応じた音を発生する笛装置及び音を集音するマイクロホン及び分析回路が必要であり、極めて複雑な回路構成が要求されるという問題があった。
また、ガスメータの交換作業においては特許文献3のように、設定器を介して旧メータの情報を読み取り、その後、センターとの通信により新メータを登録するという方法があるが、センターとの回線接続が必要であり、万一、ガスメータがセンターに接続されていない場合、いちいちガス事業者が設定器を介し、旧メータの設定されている情報を吸い上げ、新メータに設定器を接続し直し、設定するという手間を要し、又設定器を持参し忘れた場合、設置現場で即座に設定ができず、再度設定器を会社まで取りに帰り設定したり、
更に設定器の電池切れの場合もあり、設定するまでに煩わしい手間がかかり、或いはガス事業者が現場で電文設定器で各種設定を行い誤った設定をするのを防止できないという課題を有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、家庭内で使用するガス器具の増減に対応して器具を特定するための比較基準データとなる流量パターンを容易に設定したり変更したりすることを可能とし、かつガス事業者が提供するサービスに対する監視項目の設定や変更を可能とし、さらにガスメータの取替工事完了後に行う設定作業を経験の浅い作業者でも間違いなく確実に行うことができるとともに、センターとの回線を接続することなく新旧のガスメータ間で簡単に行うことができるガス器具監視装置を提供するものである。
上記従来の課題を解決するため本発明のガス器具監視措置は、ガスメータを経由した後の配管に接続される複数のガス器具の種類または使用状況を個別に監視する装置であって、ガスメータには、ガス流量を計測する流量計測手段と、予め申請されたガス器具の種類または使用形態に対応した流量パターンを登録データとして記憶する登録記憶手段と、前記登録記憶手段の流量パターンと前記流量計測手段で計測されるガス流量値とを比較し使用ガス器具または使用形態を判断する器具判定手段と、ガス事業者が提供するサービスに応じて予め分類された項目毎に使用状況を監視する器具別監視手段と、前記登録記憶手段の登録データ及び前記器具別監視手段の監視データを1つの記憶媒体に格納するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段を着脱自在に収納する収納部とを有するようにしたものである。
上記発明によれば、家庭内で使用するガス器具の種類または使用形態等の器具情報をガス事業者等に申請し、その器具情報に対応した器具判別用の流量パターンを記憶した登録記憶手段と所定の分類項目に従って管理される監視データを1つの記憶媒体に格納し、着脱自在に収納可能な構成としているため、精度の高い器具判別が可能となり、また、器具登録手段は家庭内のガス器具の使用状況に応じて取り替えが可能であり、器具の追加、使用停止、あるいは使用形態の変更があった場合に容易に変更することができる。
さらに、ガスメータの定期交換等の取替作業時における旧ガスメータの記憶データを新ガスメータに移植する場合、旧ガスメータのデータ記憶手段を取り出して新ガスメータに取り付けるという、極めて簡単な作業でデータ移植を行うことができるため、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
器具登録手段の設定方法として、器具の種類、使用形態に応じた信号、例えば、給湯器の場合A信号、ガス調理器の場合B信号、ガスファンヒータの場合C信号とし、さらに給湯器の使用形態として給湯の場合A−1信号、風呂の場合A−2信号、床暖房の場合A−3信号というような信号が設定され、この設定信号に基づいた流量パターンを登録データとして入力し、記憶しておくことで、家庭内で使用するガス器具またはその使用形態を正確に把握することができ、この設定信号に対応した器具判別用の登録データを用いて計測流量値と比較することで、より精度の高い器具判断を行うことができるため、この器具別に管理されるデータを用いて保安機能の充実やサービスの多様化を図ることができる。
ガスメータの定期交換等の取替作業時における旧ガスメータの記憶データを新ガスメー
タに移植する場合、旧ガスメータのデータ記憶手段を取り出して新ガスメータに取り付けるという、極めて簡単な作業でデータ移植を行うことができるため、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
第1の発明によるガス器具監視措置は、ガスメータを経由した後の配管に接続される複数のガス器具の種類または使用状況を個別に監視する装置であって、ガスメータには、ガス流量を計測する流量計測手段と、予め申請されたガス器具の種類または使用形態に対応した流量パターンを登録データとして記憶する登録記憶手段と、前記登録記憶手段の流量パターンと前記流量計測手段で計測されるガス流量値とを比較し使用ガス器具または使用形態を判断する器具判定手段と、ガス事業者が提供するサービスに応じて予め分類された項目毎に使用状況を監視する器具別監視手段と、前記登録記憶手段の登録データ及び前記器具別監視手段の監視データを1つの記憶媒体に格納するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段を着脱自在に収納する収納部とを有したことを特徴とするものである。
そして、家庭内で使用するガス器具の種類または使用形態等の器具情報をガス事業者等に申請し、その器具情報に対応した器具判別用の流量パターンを記憶した登録記憶手段と所定の分類項目に従って管理される監視データを1つの記憶媒体に格納し、着脱自在に収納可能な構成としているため、精度の高い器具判別が可能となり、また、器具登録手段は家庭内のガス器具の使用状況に応じて取り替えが可能であり、器具の追加、使用停止、あるいは使用形態の変更があった場合に容易に変更することができる。
さらに、ガスメータの定期交換等の取替作業時における旧ガスメータの記憶データを新ガスメータに移植する場合、旧ガスメータのデータ記憶手段を取り出して新ガスメータに取り付けるという、極めて簡単な作業でデータ移植を行うことができるため、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
器具登録手段の設定方法として、器具の種類、使用形態に応じた信号、例えば、給湯器の場合A信号、ガス調理器の場合B信号、ガスファンヒータの場合C信号とし、さらに給湯器の使用形態として給湯の場合A−1信号、風呂の場合A−2信号、床暖房の場合A−3信号というような信号が設定され、この設定信号に基づいた流量パターンを登録データとして入力し、記憶しておくことで、家庭内で使用するガス器具またはその使用形態を正確に把握することができ、この設定信号に対応した器具判別用の登録データを用いて計測流量値と比較することで、より精度の高い器具判断を行うことができるため、この器具別に管理されるデータを用いて保安機能の充実やサービスの多様化を図ることができる。
第2の発明は、データ記憶手段はメモリーカードを用いて着脱自在な構成としたことを特徴とするものである。
そして、メモリーカードを用いることでガスメータ内にコンパクトに収納が可能となり、ガス事業者が使用者より申請された情報に基づいてデータの書き込みを行った後の挿着作業も容易で、繰り返し使用も可能となり、新旧ガスメータの交換作業においてもメモリーカードを入れ替えるだけで旧ガスメータの蓄積記憶データをそのまま新ガスメータに移
植することができ、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
第3の発明は、流量計測手段として超音波を用いたことを特徴とするものである。
そして、超音波を用いることで瞬時流量の計測を可能とし、より精度の高い器具判別を行うようにしている。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるガス器具監視装置の全体構成図である。
各家庭のガス供給管1の入口部分にガスメータ2が設置され、このガスメータ2を経由した後のガス配管3から分岐して家庭で使用する種々のガス器具が設置された場所まで配管されガスが供給される。例えば、屋外にはガス給湯器4が設置され、このガス給湯器4で生成される湯が水配管を介して台所の給湯栓5、浴槽やシャワー装置が設置された風呂6、リビング等に設置された床暖房7に供給され、種々の使用形態を形成している。
また、屋内にあっては、台所に設置されたガステーブル8、リビングや寝室等に設置されたガスファンヒータ9にガスが供給され、必要に応じて適宜使用される。
また、ガスメータ2は新築家屋等に新規に設置される場合と、保守点検を目的にガス事業者が定期的に取り替えて設置する場合があり、都度、初期設定を行う必要がある。
そして、ガスメータ2には、ガス流量を計測する流量計測部12が設けられ、例えば図2に示すように、ガス流路に一対の超音波センサを配置し流路を流れる流量に応じて変化する伝播時間を計測することで流量を測定するものがある。以下、その構成を簡単に説明すると、超音波を送信または受信する第1送受信器12Aと受信または送信する第2送受信器12Bが流れ方向に配置され、切換手段を有する計測制御部13によって送受信の切換えが可能になっており、ガス等の流体の流れ状態を検出している。この第1送受信器12Aと第2送受信器12Bの信号を処理して流量を計測するもので、具体的には、まず計測制御部13により第1送受信器12Aを駆動し、第2送受信器12Bに向け、すなわち上流から下流に超音波を送信する。そして第2送受信器12Bで受信した信号を計測制御部13に設けた増幅手段により増幅し、この増幅された信号は基準信号と比較され、基準信号以上の信号が検出された後、計測制御部13に設けた繰り返し手段により上記の送受信を所定の回数を繰り返し、それぞれの時間値を計測制御部13に設けたタイマカウンタのような計時手段で計測する。
次に、切換手段を有する計測制御部13で第1送受信器12Aと第2送受信器12Bの送受信を切換えて、第2送受信器12Bから第1送受信器12A、すなわち下流から上流に向かって超音波信号を送信し、この送信を前述のように繰り返し、それぞれの時間値を計測する。そして、第1送受信器12Aと第2送受信器12Bとの超音波の伝搬時間差から流路11の大きさや流体の流れ状態を考慮して信号処理手段14で流量値を求める。
また、流量計測手段12が配置された流路11内には異常時等にガスの流れを遮断する遮断弁15が設けられている。
また、ガスメータ2内には、使用者から申請される家庭内で使用するガス器具の器具情報に対応した流量パターンを入力し記憶する登録記憶手段16が設けられている。この登録記憶手段16は、例えば書き換え自在なメモリーカード22で構成され、ガスメータ2に設けられたカード収納部23に着脱自在に収納されている。
そして、メモリーカード22等で構成される登録記憶手段16が挿着されると、その登録記憶手段16に記憶された器具情報に基づいて、使用するガス器具の種類を特定する器具信号を設定し登録する器具信号登録手段17と、使用するガス器具の用途別に使用形態を特定する用途別信号登録手段18と、この器具信号登録手段17及び用途別信号登録手段18の登録情報より、ガス事業者等が特定のサービス等を対象として予め分類した項目毎に家庭内の使用ガス器具を分類する器具分類手段19とを有する器具特定手段20が設けられている。
ここで、器具信号登録手段17は、例えば下表(表1)のように、器具の種類に応じて信号を設定登録する。
また、用途別信号登録手段18は、例えば下表(表2)のように、器具の用途別に使用形態を特定する信号を設定登録する。
また、器具分類手段19は、ガス事業者がガス器具の種類及び使用形態等からガス料金の割引対象分野を予め設定し分類したものに、上記(表1)及び(表2)で得られる情報より家庭内で使用するガス器具を当てはめ分類するもので、例えば下表(表3)のように、給湯器を用いて床暖房を行っている場合は割引Aとし、ガスファンヒータ等で温風暖房を行っている場合は割引Bとし、それ以外は標準として分類し、家庭内で使用しているガス器具を設定登録する。
そして、信号処理手段14で求められる流量値と登録記憶手段16の登録データ(流量パターン)を比較して使用している器具を判断する器具判定手段24が設けられており、さらに器具判定手段24で判断したガス器具の使用状況に応じてガス使用量を監視する器具別監視手段21を有している。この器具別監視手段21は、流量計測部12の信号処理手段14で求められるガス流量値を入力し、器具判定手段24で判断されたガス器具の登録情報と共に管理され、ガス事業者からの要求があった場合、器具別監視手段21に記憶されている所定期間毎の累積流量値や異常遮断履歴等の情報を出力し、メータ側無線通信手段25から外部に送信される。そして、器具別監視手段21に記憶されている所定期間毎の累積流量値や異常遮断履歴等の情報は登録記憶手段16の登録データ(流量パターン)と共にデータ記憶手段として1つの記憶媒体として設けたメモリーカード22に記憶するようにしている。
ここで、上記器具判定手段24で行う器具判別について概略を説明すると、メモリーカード22で構成する登録記憶手段16に記憶する登録データとして、例えば図4に示すような流量パターンを用いる。実際の登録データとしては、器具スタート時から例えば0.2秒毎の流量値のデータを所定時間分記憶したものである。なお、データの時間間隔としては0.2秒に限定する必要はなく、要求される器具判別能力により任意に設定できるものである。
流量計測部12では一定間隔毎にガス流量を計測し、新たに計測されたガス流量値が直前の値から所定値以上増加すると、新たな器具が使用されたと判断し、その流量変化と登録記憶手段16に登録された器具のコードに対応する流量パターンと比較を行い、使用されている器具の判別を行う。
また、流量計測部12から異常流量等の信号が入力された場合は、遮断弁15を介して流路11を遮断することで安全性を確保する。
なお、本実施の形態では器具特定手段20の分類項目として、料金割引サービスを対象としたが、これに限定されるものではなく、保安サービス等、ガス事業者等が必要と考えるサービスを対象に器具別の監視方法を採用することができるものである。
また、データ記憶手段であるメモリーカード22は着脱自在な挿着構成としているため、ガス事業者の意に反して交換されたり、いたずらにより無理やり取り外されたりする場合が想定され、このような行為を防止する一手段として、ガスメータ2の前面側に設けた蓋28が取り外されたことを検知する開閉検知手段29を設けると共に、ガスメータ2内に送受信が可能なメータ側無線通信手段25を設け、ガス事業者が携帯するワイヤレスキー10等を用いた認証コード送信手段31より予め設定した認証コードが送信され、この認証コードをメータ側無線通信手段25が受信し、この受信した認証コードを認証コード確認手段26でガスメータ2が有する認証コードと照合し一致する場合は、認定されたガス事業者が正規に取り替え作業を行っていると判断し、開閉検知手段29の検知信号を無効としてメモリーカード22の交換を可能とし、認証コードの照合結果が一致しない場合、または認証コードの受信がない状態で蓋28が取り外された場合は、警報手段27を介
してメモリーカード22の交換、取り外しができないことを音声や警告音で報知したり、遮断弁15を作動状態として流路11を遮断状態しガスメータ2の使用を禁止する。
以上の認証フローによりガス事業者または認定業者のみがメモリーカード22の交換、取り外しを可能とし、ガス事業者の意に反する交換やいたずらによる交換を防止するようにしている。
そして、この認証フローを用いて定期的に実施されるメータ交換時の旧メータから新メータへのデータ移植に伴うセキュリティー保護を行うようにしている。つまり、メータ交換作業はガス事業者が行うものであって、それ以外の者が行うことは禁止されている。
また、定期交換等により今まで使用していた旧ガスメータから新ガスメータに交換する場合、新たに初期設定から始める必要はなく、今までに使用していた器具情報及びガス事業者が提供するサービスに対応して分類した情報さらには分類された情報に従って計測された流量値を保存したデータが旧ガスメータに記憶されているため、この旧ガスメータに記憶された各種情報を新ガスメータに移植することで、今ままでと同じ条件で家庭内におけるガス器具の使用状況を監視することができるものである。本実施の形態ではデータの記憶形態としてカード方式を採用しているため、このメモリーカード22を旧ガスメータから取り外し、新ガスメータに取り付けることでデータ移植作業は完了するものである。
そこで、新ガスメータへの取替工事完了後に、まず旧ガスメータのメモリーカード22を上記認証フローを経てデータ収納部23から取り出す。次に、新ガスメータに対しても同様に上記認証フローを経てデータ収納部23に取り出した旧ガスメータのメモリーカード22を取り付ける。この簡単なメモリーカード22の取替作業だけで旧ガスメータから新ガスメータへのデータ移植作業は完了する。
ここで、旧ガスメータからのカード取出し作業時と新ガスメータへのカード取付け作業時の複数回の認証フローを経てカードの交換を可能な構成としているため、セキュリティーレベルの向上を図ることができ、かつ作業そのものは極めて簡単な内容で行うことができるため、経験の浅い作業者でも確実に交換作業を実施することができる。
なお、本実施の形態ではガスメータ2に内蔵したメータ側無線通信手段25とガス事業者が携帯するワイヤレスキー10の間で認証コードの送受信を行い照合作業を経て認証可否の判断を行うようにしているが、これに限定されるものではなく、カードリーダや暗証番号等を用いたものでもよく、ガス事業者が特定できる方法であればどのようなものでもよい。
以上のように構成されたガス器具監視装置において、まず使用者がガス事業者に対して家庭内で使用するガス器具の種類または使用形態を申請し、ガス事業者はこの器具情報を基にガス流量値から使用する器具を判別するための流量パターンを入力し記憶した器具登録手段16をメモリーカード22に作成し、ガスメータ2に挿着する。以降、この器具登録手段16の登録データと流量計測部12で求められる流量値を比較して、提供サービスに対応して予め分類された項目毎に計測データがメモリーカード22に記憶され、ガス事業者等からの要求があった場合、ガス器具の登録情報に対応した流量データを出力し、メータ側無線通信手段16を介して要求情報を送信する。
ガス事業者は入手した器具情報を予め設定した対象サービスに反映させることで、使用者への利便性、経済性、安全性をより高めることができる。
以上のように、家庭内で使用するガス器具の種類または使用形態等の器具情報をガス事
業者等に申請し、その器具情報に対応した器具判別用の流量パターンを記憶した登録記憶手段と所定の分類項目に従って管理される監視データを1つの記憶媒体に格納し、着脱自在に収納可能な構成としているため、精度の高い器具判別が可能となり、また、器具登録手段は家庭内のガス器具の使用状況に応じて取り替えが可能であり、器具の追加、使用停止、あるいは使用形態の変更があった場合に容易に変更することができる。
さらに、ガスメータの定期交換等の取替作業時における旧ガスメータの記憶データを新ガスメータに移植する場合、旧ガスメータのデータ記憶手段を取り出して新ガスメータに取り付けるという、極めて簡単な作業でデータ移植を行うことができるため、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
また、メモリーカードを用いることでガスメータ内にコンパクトに収納が可能となり、ガス事業者が使用者より申請された情報に基づいてデータの書き込みを行った後の挿着作業も容易で、繰り返し使用も可能となり、新旧ガスメータの交換作業においてもメモリーカードを入れ替えるだけで旧ガスメータの蓄積記憶データをそのまま新ガスメータに移植することができ、経験の浅い作業者でも間違いなく確実に交換作業を行うことができ、従来通りの設定内容に基づく流量管理が可能になると共に、異常履歴等旧ガスメータに記憶されている情報を引き継いで監視することができる。
そして、超音波を用いることで瞬時流量の計測を可能とし、より精度の高い器具判別を行うことができるものである。
本発明は、家庭内で使用するガス器具の種類、使用形態を特定し流量データと共に管理する監視装置に限らず、オフィスや店舗で使用する複数の器具に対して種類、使用形態を特定し、電力使用量、水道使用量と共に管理する装置等にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるガス監視装置の全体構成図 同ガス監視装置におけるガスメータ側の制御ブロック図 同ガス監視装置におけるメモリーカードの収納形態を示す図 同ガス監視装置における流量パターンの一例を示す図
符号の説明
2 ガスメータ
3 ガス配管
10 ワイヤレスキー(認証コード送信手段)
12 流量計測部
16 登録記憶手段
20 器具特定手段
21 器具別監視手段
22 メモリーカード(データ記憶手段)
23 カード収納部
24 器具判定手段
25 メータ側無線通信手段
26 認証コード確認手段
27 警報手段
31 認証コード送信手段

Claims (4)

  1. ガスメータを経由した後の配管に接続される複数のガス器具の種類または使用状況を個別に監視する装置であって、
    ガスメータには、
    ガス流量を計測する流量計測手段と、
    予め申請されたガス器具の種類または使用形態に対応した流量パターンを登録データとして記憶する登録記憶手段と、
    前記登録記憶手段の流量パターンと前記流量計測手段で計測されるガス流量値とを比較し使用ガス器具または使用形態を判断する器具判定手段と、
    ガス事業者が提供するサービスに応じて予め分類された項目毎に使用状況を監視する器具別監視手段と、
    前記登録記憶手段の登録データ及び前記器具別監視手段の監視データを1つの記憶媒体に格納するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段を着脱自在に収納する収納部と
    を有することを特徴とするガス器具監視装置。
  2. 前記ガスメータが定期交換等により取替え作業が行われる場合、旧ガスメータのデータ記憶手段を取り出し、新ガスメータの収納部へ取り付けることで、旧ガスメータの記憶データを新ガスメータへ移植するようにした請求項1記載のガス器具監視装置。
  3. データ記憶手段は、書き換え自在なメモリカードを用いて着脱自在な構成とした請求項1記載のガス器具監視装置。
  4. 流量計測手段として超音波を用いた請求項1乃至3のいずれか1項記載のガス器具監視装置。
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