JP2009209623A - 構造物居住区の免振方法及び装置 - Google Patents
構造物居住区の免振方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009209623A JP2009209623A JP2008055266A JP2008055266A JP2009209623A JP 2009209623 A JP2009209623 A JP 2009209623A JP 2008055266 A JP2008055266 A JP 2008055266A JP 2008055266 A JP2008055266 A JP 2008055266A JP 2009209623 A JP2009209623 A JP 2009209623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support frame
- residential area
- displacement
- living
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 塔状構造物本体2に昇降駆動可能に取り付けた支持フレーム4上に、居住区3を水平面内の任意の方向に変位可能に支持させて、塔状構造物1を形成する。支持フレーム4と居住区3との間にはアクチュエータ5a,5bを介在させて設ける。支持フレーム4の揺れを検出するための加速度センサ6からの入力信号を基にアクチュエータ5a,5bへ制御指令を与える制御器7を備える。塔状構造物本体2と一緒に支持フレーム4に揺れが生じるときは、制御器7により制御されるアクチュエータ5a,5bにより、居住区3を、支持フレーム4の揺れによる絶対変位に対し同等振幅、逆位相で支持フレーム4上にて相対変位させることで、居住区3の絶対空間における変位の応答を小さくさせる。
【選択図】図1
Description
(1)構造物本体に取り付けた支持フレームに水平方向に変位可能に居住区を支持させて、構造物本体と一体に上記支持フレームに揺れによる水平方向の変位が生じるときに、上記支持フレームと居住区との間に介在させたアクチュエータにより、上記支持フレームの揺れの絶対変位と同等振幅、逆位相で支持フレームに対し上記居住区を相対変位させることで、上記居住区の絶対空間における変位を小さくするようにする構造物居住区の免振方法、及び、構造物本体に取り付けた支持フレームに、居住区を水平方向に変位可能に支持させると共に、上記支持フレームと居住区との間に、アクチュエータを介在させて設け、更に、上記構造物本体と一緒に揺れる上記支持フレームの揺れを検出するセンサと、該センサからの入力信号を基に上記アクチュエータへ上記居住区の絶対空間における変位を小さくするように制御指令を与える制御器を備えてなる構成を有する構造物居住区の免振装置としてあるので、構造物本体より居住区を振動絶縁することができて、構造物本体にいかなる揺れが生じようとも、居住区の揺れを抑えることができるため、該居住区内の人を揺れから保護することが可能になる。更に、上記居住区の揺れの低減は、構造物自体の揺れの低減に依存するものではないため、構造物自体に風外力等により生じる揺れを速やかに減衰させるためのマスダンパ方式の制振装置は不要なものとすることができる。
(2)構造物本体に昇降駆動可能に取り付けた支持フレームに水平方向に変位可能に居住区を支持させて、構造物本体と一体に上記支持フレームに揺れによる水平方向の変位が生じるときに、上記支持フレームと居住区との間に介在させたアクチュエータにより、上記支持フレームの揺れの絶対変位と同等振幅、逆位相で支持フレームに対し上記居住区を相対変位させることで、上記居住区の絶対空間における変位を小さくするようにする構造物居住区の免振方法、及び、構造物本体に昇降駆動可能に取り付けた支持フレームに、居住区を水平方向に変位可能に支持させると共に、上記支持フレームと居住区との間に、アクチュエータを介在させて設け、更に、上記構造物本体と一緒に揺れる上記支持フレームの揺れを検出するセンサと、該センサからの入力信号を基に上記アクチュエータへ上記居住区の絶対空間における変位を小さくするように制御指令を与える制御器を備えてなる構成を有する構造物居住区の免振装置とすると、上記(1)と同様の効果に加えて、居住区が支持フレームと共に構造物本体のいかなる高さ位置に配された状態であっても、装置構成の変更や調整を要することなく該居住区の揺れを確実に抑えることが可能となる。
(3)支持フレーム上に支持してなる居住区の外周と上側を覆うフレームを設けて、上記居住区に風外力が直接作用しないようにした構成とすることにより、制御器による各アクチュエータの制御則をより単純なものとする点で有利な構成とすることができる。
3 居住区
4 支持フレーム
5a,5b アクチュエータ
6 加速度センサ(センサ)
7 制御器
20 外周フレーム(フレーム)
21 天井フレーム(フレーム)
Claims (5)
- 構造物本体に取り付けた支持フレームに水平方向に変位可能に居住区を支持させて、構造物本体と一体に上記支持フレームに揺れによる水平方向の変位が生じるときに、上記支持フレームと居住区との間に介在させたアクチュエータにより、上記支持フレームの揺れの絶対変位と同等振幅、逆位相で支持フレームに対し上記居住区を相対変位させることで、上記居住区の絶対空間における変位を小さくするようにすることを特徴とする構造物居住区の免振方法。
- 構造物本体に昇降駆動可能に取り付けた支持フレームに水平方向に変位可能に居住区を支持させて、構造物本体と一体に上記支持フレームに揺れによる水平方向の変位が生じるときに、上記支持フレームと居住区との間に介在させたアクチュエータにより、上記支持フレームの揺れの絶対変位と同等振幅、逆位相で支持フレームに対し上記居住区を相対変位させることで、上記居住区の絶対空間における変位を小さくするようにすることを特徴とする構造物居住区の免振方法。
- 構造物本体に取り付けた支持フレームに、居住区を水平方向に変位可能に支持させると共に、上記支持フレームと居住区との間に、アクチュエータを介在させて設け、更に、上記構造物本体と一緒に揺れる上記支持フレームの揺れを検出するセンサと、該センサからの入力信号を基に上記アクチュエータへ上記居住区の絶対空間における変位を小さくするように制御指令を与える制御器を備えてなる構成を有することを特徴とする構造物居住区の免振装置。
- 構造物本体に昇降駆動可能に取り付けた支持フレームに、居住区を水平方向に変位可能に支持させると共に、上記支持フレームと居住区との間に、アクチュエータを介在させて設け、更に、上記構造物本体と一緒に揺れる上記支持フレームの揺れを検出するセンサと、該センサからの入力信号を基に上記アクチュエータへ上記居住区の絶対空間における変位を小さくするように制御指令を与える制御器を備えてなる構成を有することを特徴とする構造物居住区の免振装置。
- 支持フレーム上に支持してなる居住区の外周と上側を覆うフレームを設けて、上記居住区に風外力が直接作用しないようにした請求項3又は4記載の構造物居住区の免振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008055266A JP5282416B2 (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 構造物居住区の免振方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008055266A JP5282416B2 (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 構造物居住区の免振方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009209623A true JP2009209623A (ja) | 2009-09-17 |
JP5282416B2 JP5282416B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=41183048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008055266A Active JP5282416B2 (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 構造物居住区の免振方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5282416B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109653257A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-19 | 中航勘察设计研究院有限公司 | 一种用于主动减震的地下结构 |
JP2019157344A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 五洋建設株式会社 | 塔型構造物及びその構造最適化方法 |
CN111472597A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-07-31 | 安庆师范大学 | 一种面向多区块链平台的区块链网络节点服务装置 |
CN113404321A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-09-17 | 西安建筑科技大学 | 一种输电塔角钢斜材加固装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0762842A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-07 | Toshiba Corp | 免震床装置 |
JPH09279893A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Shimizu Corp | 免震建物 |
-
2008
- 2008-03-05 JP JP2008055266A patent/JP5282416B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0762842A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-07 | Toshiba Corp | 免震床装置 |
JPH09279893A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Shimizu Corp | 免震建物 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019157344A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 五洋建設株式会社 | 塔型構造物及びその構造最適化方法 |
JP7093203B2 (ja) | 2018-03-07 | 2022-06-29 | 五洋建設株式会社 | 塔型構造物及びその構造最適化方法 |
CN109653257A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-19 | 中航勘察设计研究院有限公司 | 一种用于主动减震的地下结构 |
CN111472597A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-07-31 | 安庆师范大学 | 一种面向多区块链平台的区块链网络节点服务装置 |
CN113404321A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-09-17 | 西安建筑科技大学 | 一种输电塔角钢斜材加固装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5282416B2 (ja) | 2013-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5282416B2 (ja) | 構造物居住区の免振方法及び装置 | |
US9868614B2 (en) | Elevator system | |
JPWO2012144066A1 (ja) | 制振装置、風力発電装置及び制振方法 | |
JP6372034B2 (ja) | 防振減震装置 | |
KR20120064139A (ko) | 엘리베이터 시스템의 흔들림 완화 | |
CN101219748A (zh) | 电梯轿厢的纵向振动抑制装置 | |
JP2007277817A (ja) | 2段階制振方法および2段階制振構造 | |
JPH05319739A (ja) | エレベータの制振装置 | |
JP2012013126A (ja) | 制振装置および制振方法 | |
JP5369618B2 (ja) | 昇降移動物を備えた塔状構造物の制振方法及び装置 | |
JP2011106519A (ja) | ダンパーと免制震機構 | |
JP6205229B2 (ja) | 免震建物の制振方法及び装置 | |
JP6490201B2 (ja) | リフティングシステム、電気的な検査のための方法、振動減衰器及び機械アセンブリ | |
JP2016008621A (ja) | 鉛直方向免震構造 | |
JP2001305012A (ja) | 風洞試験模型の振動抑制装置 | |
JP6811138B2 (ja) | 制振装置および制振システム | |
JP2015093750A (ja) | エレベータ装置 | |
JP2010215391A (ja) | エレベータ装置 | |
JP2002139096A (ja) | セミアクティブ免震システム | |
JP3747282B2 (ja) | ハイブリッド型免震装置 | |
JPS63293283A (ja) | 高層構築物の起震制震装置 | |
JP6935510B2 (ja) | 制振装置 | |
JP2008202371A (ja) | 建物の能動型制振装置 | |
JP2016169578A (ja) | 振動制御構造 | |
JP2005299173A (ja) | 塔状構造物の制振構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130430 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130513 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5282416 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |