JP2009208793A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器2の口部20の外側に嵌合可能な外筒部5、及び外筒部5の内側に配設されていると共に外筒部5に連結されて口部20の内側に連通する内筒部6を有するキャップ本体3と、キャップ本体3に被着される上蓋4と、を備えるキャップ1において、キャップ本体3に、内筒部6の上部の内側に着脱可能に嵌合されて内筒部6に連通する注出筒部7が備えられ、外筒部5に、筒状の外周壁部52と外周壁部52の内側に配設されて口部20に嵌合可能な嵌合筒部51とが備えられ、外周壁部51と嵌合筒部52との間に、外筒部5の周方向に沿って延在する破断容易な弱化部55が介在され、外周壁部52のうち、径方向の一方側の部分が第一連結部9を介して注出筒部7に連結され、径方向の他方側の部分が第二連結部54を介して嵌合筒部51に連結されている。
【選択図】図1
Description
嵌合筒部51の下端には、径方向内側に膨出した係合部53が全周に亘って形成されており、この係合部53が容器口部20の係合部21の下方に係止されることで外筒部5(嵌合筒部51)が容器口部20にアンダーカット嵌合されている。
外周壁部52は、嵌合筒部51の外周面との間に隙間をあけて配設された略円筒形状の筒部である。外周壁部52の下端は、嵌合筒部51の下端と略同じ位置に形成されており、外周壁部51の上端は、嵌合筒部51の上端よりも下方の位置に形成されている。なお、嵌合筒部51と外周壁部52とは、キャップ軸Lを共通軸にして同軸上に配設されている。
傾斜壁部93は、傾斜溝部33の形状に対応する形状に形成されており、傾斜溝部33の底面に対向配置されている。この傾斜壁部93の上端は、側横壁部92の径方向外側の端部に連結されており、傾斜壁部93の下端は、第二ヒンジ部96Bを介して外周壁部52の後方側部分の上端に連結されている。傾斜壁部93の周方向の両側の側端は、外筒部5のテーパー部51から分離されている。
栓部42は、注出筒部7の上部内側に嵌め込まれており、栓部42の先端部の外周面は、注出筒部7の内周面に全周に亘って密接されている。これにより、上蓋4を閉じた際のシール性が確保され、容器2内の内容物が注出筒部7から漏出することが防止される。
容器口部20からキャップ1を取り外す際には、まず、上蓋4をキャップ本体3から取り外す。
例えば、上記した実施の形態では、外筒部5の係合部53及び容器口部20の係合部21がそれぞれ全周に亘って形成されているが、本発明は、外筒部5の係合部53が周方向に間欠的(断続的)に設けられていてもよい。これにより、外筒部5と容器口部20との嵌合強度を小さくすることができ、容器口部20から外筒部5が取り外し易くなる。なお、外筒部5の係合部53の膨出量(径方向の長さ)を小さくすることにより、外筒部5と容器口部20との嵌合強度を小さくすることも可能である。
また、本発明は、弱化部55を嵌合筒部51の上端部以外のところに連結させることも可能であり、また、弱化部55を外周壁部52の上端部以外のところに連結させることも可能である。例えば、嵌合筒部51のキャップ軸L方向の中間部と外周壁部52のキャップ軸L方向の中間部との間に弱化部55を介在させることも可能であり、或いは、嵌合筒部51の下端部と外周壁部52の下端部との間に弱化部55を介在させることも可能である。
また、上記した実施の形態では、注出筒部7の上部が内筒部6の上端から突出されているが、本発明は、注出筒部の全体が内筒部6の内側に収容され、内筒部6の上端から注出筒部7が突出していない構成にすることもできる。この場合、注出筒部を内筒部6から引き抜く際には、注出筒部の内側に指等を入れて注出筒部の下端等に指等を引っ掛けることにより、注出筒部を内筒部6から引き抜くことができる。
さらに、隔壁部8を別部材で構成し、内筒部6の内側に嵌合させてもよい。
2 容器
3 キャップ本体
4 上蓋
5 外筒部
6 内筒部
7 注出筒部
9 第一連結部
20 容器口部
30 凹溝
51 嵌合筒部
52 外周壁部
55 弱化部
70 フランジ部
L キャップ軸
Claims (4)
- 容器の口部の外側に嵌合可能な外筒部、及び、該外筒部の内側に配設されているとともに前記外筒部に連結されて前記口部の内側に連通する内筒部、を有するキャップ本体と、
該キャップ本体に被着される上蓋と、
を備えるキャップにおいて、
前記キャップ本体には、前記内筒部の上部の内側に着脱可能に嵌合されて該内筒部に連通する注出筒部が備えられ、
前記外筒部には、筒状の外周壁部と、該外周壁部の内側に配設されて前記口部に嵌合可能な嵌合筒部と、が備えられ、
前記外周壁部と前記嵌合筒部との間には、前記外筒部の周方向に沿って延在する破断容易な弱化部が介在されており、
前記外周壁部のうち、径方向の一方側の部分が第一連結部を介して前記注出筒部に連結され、径方向の他方側の部分が第二連結部を介して前記嵌合筒部に連結されていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1記載のキャップにおいて、
前記外周壁部の上端部と前記嵌合筒部の上端部とが前記弱化部を介して連結されていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1又は2に記載のキャップにおいて、
前記キャップ本体の外周面には、キャップ側面視において該キャップ本体の外周面に沿ってキャップ軸方向に延在する凹溝が形成されており、該凹溝の内側に前記第一連結部が着脱可能に嵌め込まれていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1から3のいずれかに記載のキャップにおいて、
前記注出筒部の外周面には、径方向外側に突出したフランジ部が設けられ、
該フランジ部の外縁部の少なくとも一部が、前記内筒部の上端部の外周面よりも径方向外側に突出されていることを特徴とするキャップ。
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