JP2009208755A - 移動体駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体駆動制御手段を構成する電力供給制御回路部、過負荷検出回路部、及び電力供給遮断回路部の構成を簡素化する。
【解決手段】電動格納負荷電流制御回路30が、操作スイッチ26、28よりも上流側(操作スイッチ26、28とバッテリー25との間)に電気的に接続されている。このため、バッテリー25から右側用モータ22及び左側用モータ24に供給される駆動電流の方向が操作スイッチ26、28によって切り替えられても、電動格納負荷電流制御回路30を流れる電流の方向は何れも同一方向とされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用電動ドアミラー装置等の移動体に用いられる移動体駆動制御装置に関する。
車両の運転席や助手席に対応してドアパネルの側方に設けられた後方確認用の所謂ドアミラーには、モータの駆動力で鏡面が略車両幅方向室内側へ向くまでドアミラーを折り畳んで格納できる電動ドアミラー装置がある。
この種の電動ドアミラー装置は、通常、車両の運転席近傍に設けられた格納/展開用の操作スイッチを備えており、この操作スイッチを操作すると車両のバッテリーからモータに供給される駆動電流の方向が切り換えられ、ミラーが格納方向又は展開方向へ回動するようになっている。さらに、このような電動ドアミラー装置では、ミラーが所定の格納位置及び展開位置まで回動した際には、モータへの給電を遮断するようにタイマ回路が構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている電動ドアミラー装置では、モータへの給電を遮断するための手段(前記特許文献1では、タイマ回路)は、操作スイッチとモータとの間に電気的に接続されており、操作スイッチによってモータに供給される駆動電流の方向が切り換えられると、モータへの給電を遮断する手段を流れる電流の方向も切り換わる構成とされている。このため、モータへの給電を遮断する手段は、両極性に作動可能な複雑な構成とされており、コスト高の原因となっている。
なお、参考として、近年では、モータへの給電を遮断する手段としてタイマ回路に代えて、電流負荷を検出してモータへの給電を遮断することがなされている(特許文献2参照)。
特開2001−158295公報 特開2006−027330公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電動ドアミラー装置では、モータへの給電を遮断する手段であるタイマ回路は、操作スイッチとモータとの間に電気的に接続されており、操作スイッチによってモータに供給される駆動電流の方向が切り換えられると、モータへの給電を遮断する手段(タイマ回路)を流れる電流の方向も切り換わる構成とされている。このため、モータへの給電を遮断する手段(タイマ回路)は、両極性に作動可能な複雑な構成とされており、コスト高の原因となっている。
本発明は上記事実を考慮し、移動体駆動制御手段を構成する電力供給制御回路部、過負荷検出回路部、及び電力供給遮断回路部の構成を簡素化することができる移動体駆動制御装置を得ることが目的である。
本発明は、駆動電流の方向に応じてモータを正転駆動及び逆転駆動させ、移動体が少なくとも2位置間を往復移動するように制御する移動体駆動制御装置であって、前記モータへ電力を供給する電源部と、前記モータと前記電源部との間に設けられ、前記電源部から前記モータに供給される前記電力の駆動電流の方向を切り替える操作スイッチと、前記操作スイッチと前記電源部との間に設けられ、前記モータへの電力供給を制御する電力供給制御回路部、前記モータが所定レベル以上の過負荷を検出する過負荷検出回路部、並びに、前記過負荷検出回路部での過負荷検出に基づき前記モータへの電力供給を遮断する電力供給遮断回路部と備え、前記2位置間における予め定めた複数の位置に基づいて移動体の駆動及び停止を制御する移動体駆動制御手段と、を有している。
本発明によれば、移動体駆動制御手段が、操作スイッチと前記電源部との間に設けられることで、操作スイッチの切り替えによる電流の流れる方向の反転によらず、移動体駆動制御手段を構成する各回路に流れる電流方向が同一であるため、回路構成を簡略化することができる。
本発明において、前記電力供給制御回路部における電力供給及び遮断のためのスイッチング素子が、リレー回路であることを特徴としている。
また、本発明において、前記電力供給制御回路部における電力供給及び遮断のためのスイッチング素子が、半導体素子であることを特徴としている。
さらに、本発明において、前記電力供給制御回路部が、前記モータへの電力供給時の電流値の立ち上がりを緩和するために充電されるコンデンサと、前記操作スイッチの切り替え操作中に、前記コンデンサに充電された電荷を放電する放電手段と、備えることを特徴としている。
過負荷検出による電力供給遮断においては、過負荷がなくなると再度電力供給が再開する可能性がある(ハンチング)。そこで、このようなハンチングを防止するべく、コンデンサの充電作用を利用シテ、電流値の立ち上がりを緩和することで、ハンチングを防止することができる。
また、本発明において、前記移動体が、車両の左右側面に配置される電動格納ミラーであり、前記電動格納ミラーは、前記操作スイッチの切替操作に基づいて、ミラー面を後方視界確認位置とする展開位置及び車両の左右側面からの突出量を軽減する格納位置の2位置の何れかで保持され、前記モータは、この電動格納ミラーにおける前記展開位置及び前記格納位置の2位置間を移動させることを特徴としている。
左右のそれぞれの電動格納ミラーに対して、各々移動体駆動制御手段を設ける必要がなくなり、電動格納ミラーの構成部品を削減することができる。
さらに、本発明において、前記電動格納ミラーを前記展開位置及び前記格納位置の2位置間を移動させるための移動体駆動制御手段を構成する回路が、車室内に設けられ、前記操作スイッチが取り付けられたスイッチケースの内部又は近傍に設けられることを特徴としている。
移動体駆動制御手段を構成する回路は、操作スイッチが配設されて車室内に設置されるスイッチケースの内部又は近傍に設けられている。従って、電動格納ミラーでは必須となる防水等の対策を、移動体駆動制御手段を構成する回路に施す必要がなくなる。
また、前記移動体駆動制御手段を構成する回路が、左右の電導格納ミラーを動作させるそれぞれのモータに対して共通又は独立して設けられていることを特徴としている。
車両の仕様により使い分けることができる。
さらに、前記移動体駆動制御手段の過負荷検出回路部が、少なくとも前記モータ駆動時に生じる電流のノイズを抽出するノイズ抽出部、前記ノイズ抽出部で抽出したノイズの振幅に基づいてモータの駆動状態を判定する判定部を備えることを特徴としている。
電流のノイズで検出することで、モータ仕様に依存することがなく、例えば、モータの通電を制御するしきい値等が画一的となり、汎用性が高くなる。
以上説明した如く本発明では、移動体駆動制御手段を構成する電力供給制御回路部、過負荷検出回路部、及び電力供給遮断回路部の構成を簡素化することができるという優れた効果を有する。
(第1の実施の形態)
図1に示される如く、車両用ミラー装置12は、車両後方を視認するために、車両右側(例えば運転席側)に設けられた右側用ドアミラー14と、車両左側(例えば助手席側)に設けられた左側用ドアミラー16とを備えている。右側用ドアミラー14内には右側用電動格納機構部18が設けられており、左側ドアミラー16内には左側用電動格納機構部20が設けられている。
図2に示される如く、右側用電動格納機構部18は、右側用モータ22を備えており、この右側用モータ22の出力軸が正方向に回転(正転)すると、右側用ミラー14は格納位置方向へ回動し、右側用モータ22の出力軸が逆方向に回転(逆転)すると、右側用ミラー14は展開位置方向へ回動するようになっている。
一方、左側用電動格納機構部20は、左側用モータ24を備えており、左側用モータ24の出力軸が正転すると、左側用ミラー16は格納位置方向へ回動し、左側用モータ24の出力軸が逆転すると、左側用ミラー16は展開位置方向へ回動するようになっている。
これらの右側用モータ22及び左側用モータ24は、第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路10(以下、単に「制御回路10」という)を介して、車両に設けられた電源としてのバッテリー25に接続されている。
図2に示される如く、制御回路10は、右側用モータ22及び左側用モータ24とバッテリーとの間に電気的に接続されてバッテリーから右側用モータ22及び左側用モータ24に供給される駆動電流の方向を切り換える一対の操作スイッチ26、28を備えている。
操作スイッチ26は、3つの接点(コモン接点26A、第1接点26B、第2接点26C)を備えており、コモン接点26Aと第1接点26Bとの間、及びコモン接点26Aと第2接点26Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を絶縁状態とすることができるようになっている。
一方、操作スイッチ28は、3つの接点(コモン接点28A、第1接点28B、第2接点28C)を備えており、コモン接点28Aと第1第1接点28Bとの間、及びコモン接点28Aと第2接点28Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を絶縁状態とすることができるようになっている。
これらの操作スイッチ26、28は、第1接点26Bと第2接点28Cとが接続されていると共に、第2接点26Cと第1接点28Bとが接続されている。
また、これらの操作スイッチ26、28は、互いに連動するように設定されており、操作スイッチ26にてコモン接点26Aと第1接点26Bが接続されると、操作スイッチ28にてコモン接点28Aと第1接点28Bが接続される。
一方、操作スイッチ26にてコモン接点26Aと第2接点26Cが接続されると、操作スイッチ28にてコモン接点28Aと第2接点28Cが接続されるようになっている。
操作スイッチ26のコモン接点26Aには、右側用モータ22の一方の端子及び左側用モータ24の一方の端子がそれぞれ接続されており、操作スイッチ28のコモン接点28Aには、右側用モータ22の他方の端子及び左側用モータ24の他方の端子が接続されている。
操作スイッチ26の第1接点26B及び操作スイッチ28の第2接点28Cは、バッテリーのプラス端子に接続されており、操作スイッチ26の第2接点26C及び操作スイッチ28の第1接点28Bは、電動格納負荷電流制御回路30を介してアースされている。
この電動格納負荷電流制御回路30は、操作スイッチ26、28とバッテリー25との間に電気的に接続されている。また、操作スイッチ26及び操作スイッチ28は、この電動格納負荷電流制御回路30に接続されている。
第1の実施の形態の制御回路10では、操作スイッチ26、28が切り替え操作されると、バッテリー25から右側用モータ22及び左側用モータ24に供給される駆動電流の方向が切り換えられるようになっており、この操作スイッチ22、24の切り換え操作の際には、一時的ではあるが、接点のオープン状態、すなわち、操作スイッチ26のコモン接点26Aが、第1接点26B及び第2接点26Cの何れにも接続されない状態が生じると共に、操作スイッチ28のコモン接点28Aが、第1接点28B及び第2接点28Cの何れにも接続されない状態が生じるようになっている。
この接点のオープン状態では、電動格納負荷電流制御回路30に設けられたコンデンサ120(図3参照、詳細後述)に充電された電荷を放電するようになっている。
操作スイッチ26が第1接点26Bに切り替えられ、かつ操作スイッチ28が第1接点28Bに切り替えられると、右側用モータ22及び左側用モータ24は共に正転する(右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16は展開位置から格納位置まで変位される。)。
一方、操作スイッチ26が第2接点26Cに切り替えられ、かつ操作スイッチ28が第2接点28Cに切り替えられると、右側用モータ22及び左側用モータ24は共に逆転する(右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16は、格納位置から展開位置まで変位される。)。
電動格納負荷電流制御回路30では、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16が、格納位置に到達、或いは展開位置に到達したときの、右側用モータ22及び左側用モータ24にかかる負荷電流に基づいて、当該右側用モータ22及び左側用モータ24への駆動電流の供給を遮断する構成となっている。
図3には、電動格納負荷電流制御回路30並びに周辺回路構成が示されている。
電動格納負荷電流制御回路30における、図3左端の上部入力端子100は、バッテリー25(図1参照)のプラス端子(+V)に接続され、図3左端の下部入力端子102は、バッテリー25(図1参照)のマイナス端子(GND)が接続されている。
図3の上部入力端子100に接続された電源線104と、下部入力端子102に接続されたグランド線106との間には、電圧保護用のバリスタ108が接続されている。
電源線104はリレーユニット110のスイッチ112を介して、前記操作スイッチ26の第1接点26B及び操作スイッチ28の第2接点28Cに接続されている。リレーユニット110のスイッチ112は、当該スイッチ112と対向配置されたコイル114に電流が流れることでオンする。
なお、操作スイッチ26、28のコモン端子26A、28Aは、図3右端の上部出力端子116と下部出力端子118とにそれぞれ接続されている。この上部出力端子116と下部出力端子118とには、前述したように、右側用モータ22及び左側用モータ24が並列接続されている。
前記電源線104におけるバリスタ108との接続点とスイッチ112との間には、コンデンサ120の一端と、pnpトランジスタ122のエミッタにそれぞれ接続されている。このpnpトランジスタ122のベースは、抵抗124を介してグランド線106に接続されている。
前記コンデンサ120の他端は、前記コイル114の一端に接続されている。コイル114の他端は、グランド線106に接続されている。
また、コンデンサ120の他端は、抵抗126を介してpnpトランジスタのコレクタに接続されている。このpnpトランジスタ122、npnトランジスタ128のコレクタと、抵抗126との間(ポイントA)は、抵抗130を介して、前記スイッチ112と操作スイッチ26の第1接点26B(及び操作スイッチ28の第2接点28C)との間に接続される。
さらに、ポイントAは、npnトランジスタ128のコレクタに接続されている。
前記コンデンサ120は、充電する時間中、コイル114に電流を流す役目を有し、この結果、スイッチ112がオンになると、電源線104→スイッチ112→抵抗130→抵抗126→コイル114→グランド線106のように電流が流れ、コンデンサ120の充電が完了しても、コイル114へは電流が流れ続ける(自己保持)。
npnトランジスタ128のエミッタはグランド線106に接続され、npnトランジスタ128のベースは、抵抗132を介して操作スイッチ26の第2接点26(及び操作スイッチ28の第1接点28B)に接続されている。
この操作スイッチ26の第2接点26(及び操作スイッチ28の第1接点28B)は、抵抗134を介してグランド線106に接続されている。
前記npnトランジスタ128のベースと抵抗132との間は、コンデンサ136を介してグランド線106に接続されている。抵抗132、134及びコンデンサ136は、npnトランジスタ128がオンになるベース−エミッタ間の電圧(しきい値)を決定するものである。
第1の実施の形態では、先に展開位置に到達する一方のミラー(右側用ドアミラー14又は左側用ドアミラー16)に対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流に相当する電圧より大きく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22、左側用モータ24の負荷電流に相当する電圧よりも小さい値となるように、抵抗132及び抵抗134の抵抗値、並びにコンデンサ136の値を設定している。
ここで、前記操作スイッチ26のコモン接点26Aは、ダイオード137のアノード側に接続されている。一方、操作スイッチ28のコモン接点28Aは、ダイオード138のアノード側に接続されている。さらに、ダイオード137、138のカソード側が互いに接続されると共に、前記pnpトランジスタ122のベースと抵抗124との間に接続されている。
この配線は、操作スイッチ26、28が前述したオープン状態(コモン端子26A、28Aが、第1接点26B、28Bにも第2接点26C、28Cにも接続されていない状態)のときにpnpトランジスタ122をオン(エミッタ−コレクタ間をオン)する構成となっており、このpnpトランジスタ122のオン状態により、pnpトランジスタ122、コンデンサ120、抵抗126による閉ループ回路が形成され、コンデンサ120に充電されている電荷を放電させる役目を有している。
言い換えれば、コンデンサ120は、操作スイッチ26、28の接点が切り替わる毎に、初期状態(無電荷状態)となる。
図4には、車両用ミラー装置12の一部であるドアミラー制御スイッチ60が示されている。
図4(A)及び図4(B)に示される如く、ドアミラー制御スイッチ60は、車室内(例えば運転席近傍)に設けられている。このドアミラー制御スイッチ60は、スイッチケース62を有している。スイッチケース62内にはスイッチ機構部64が設けられており、スイッチ機構部64の裏面側(反乗員側)には、操作スイッチ26のコモン接点26A、及び操作スイッチ28のコモン接点28Aが設けられている。
また、スイッチケース64の裏面側(反乗員側)には、プリント配線基板66が設けられており、プリント配線基板66の表面側(乗員側)にはプリント配線(金属箔パターン)が設けられている。このプリント配線の一部は、操作スイッチ26の第1接点26B、第2接点26C、並びに、操作スイッチ28の第1接点28B、第2接点28Cを構成しており、第1接点26B、第2接点26Cはコモン接点26Aに接続可能に対向すると共に、第1接点28B、第2接点28Cはコモン接点28Aに接続可能に対向している。
プリント配線基板66の裏面側(反乗員側)には、カバー70が設けられている。このカバー70内には、電動格納負荷電流制御回路30が収容されており、前述したプリント配線に接続されている。すなわち、電動格納負荷電流制御回路30は、スイッチケース62の裏面側に一体的に設けられている。
さらに、プリント配線基板66の裏面側(反乗員側)には、右側用モータ22、左側用モータ24、及びバッテリーに等に接続されたコネクタ68が設けられており、このコネクタ68は前述したプリント配線に接続されている。これにより、制御回路10(操作スイッチ26、28及び電動格納負荷電流制御回路30)は、プリント配線及びコネクタ68等を介して右側用モータ22、左側用モータ24、及びバッテリー等に接続されている。
スイッチケース62の表面側(乗員側)には、操作ボタン72が設けられている。この操作ボタン72がオン位置に操作されると、操作スイッチ26のコモン接点26Aと第1接点26Bとが接続されると共に、操作スイッチ28のコモン接点28Aと第1接点28Bとが接続されるようになっている。
一方、操作ボタン72がオフ位置に操作されると、操作スイッチ26のコモン接点26Aと第2接点26Cとが接続されると共に、操作スイッチ28のコモン接点28Aと第2接点28Cとが接続されるようになっている。
すなわち、操作ボタン72がオン位置に操作されると、右側用モータ22及び左側用モータ24が正転し、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16が展開位置から格納位置へ変位されるようになっている。一方、操作ボタン72がオフ位置に操作されると、右側用モータ22及び左側用モータ24が逆転し、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16が格納位置から展開位置へ変位されるようになっている。
以下に、本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
コンデンサ120に電荷が蓄積されていない状態で、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bに切り替わると、バッテリー25からコンデンサ120→リレーユニット110のコイル114→グランド線106と電流が流れ、リレーユニット110のスイッチ112がオンする。
スイッチ112がオンすると、右側用モータ22及び左側用モータ24へそれぞれ図3の矢印H方向の電流が流れ、右側用モータ22及び左側用モータ24は正転する。
その後、コンデンサ120は充電が完了して、電流が流れなくなるがスイッチ112→抵抗130→抵抗126→コイル114→・・・のように電流が流れるため、スイッチ112は自己保持されて、オン状態が継続される。
また、ダイオード137を介して、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間は同電位となり、コンデンサ120が充電が完了しても、このpnpトランジスタ122はオフ状態である。
この右側用モータ22及び左側用モータ24の正転によって、ミラーは展開位置から格納位置へ移動を開始する。
ミラーが展開位置に到達すると、所定のストッパーによってその移動が阻止され、右側用モータ22及び左側用モータ24に負荷がかかり、相当の負荷電流が流れる。なお、このとき、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16とでは、移動量(回転角度)が異なり、かつほぼ等速度で移動しているため、格納位置に到達する時期が若干ずれる。
ここで、抵抗134に負荷電流が流れると、この抵抗134間の電圧が高くなって、抵抗132を介して、npnトランジスタ128のベース−エミッタ間に電流が流れて、コレクタ−エミッタ間がオンするが、このnpnトランジスタ128がオンする電流が流れるのは、先に展開位置に到達する一方のミラーに対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流より大きく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22及び左側用モータ24の負荷電流よりも小さい値となるように、抵抗134及び抵抗132の抵抗値、並びにコンデンサ136の値を設定している。
これにより、npnトランジスタ128がオンするときは、必ず双方のミラー(右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16)が展開位置に到達した後となる。
npnトランジスタ128がオンすると、スイッチ112→抵抗130→抵抗126→コイル114→・・・のように流れていた電流が、スイッチ112→抵抗130→npnトランジス128→グランド線106となり、コイル114へ電流が流れなくなって、スイッチ112はオフする。このスイッチ112のオフにより、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動は停止する。
また、この右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動停止時に、負荷電流がなくなって再度電流が流れ始めることを、コンデンサ120によって阻止しており、所謂ハンチングを起こすことがない。
次に、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わるとき、コモン端子26A、28Bは、一瞬オープン状態(いずれの接点にも非接触状態)となる。
これにより、抵抗130を介して、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間に電流が流れ、この結果、pnpトランジスタ122がオン(エミッタ−コレクタ間の導通)して、pnpトランジスタ122、コンデンサ120、抵抗126の閉ループ回路が形成され、コンデンサ120に蓄積された電荷が放電される。この放電は、前記操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わる間に完了する。言い換えれば、操作スイッチ26、28が第2接点26C、28Cに切り替わったときは、既にコンデンサ120の電荷放電は完了している。
この結果、上記で説明した、リレーユニット110のスイッチ112の自己保持による右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(この場合は、逆転)が開始され、ミラーは、格納位置から展開位置へ移動する。
ミラーが格納位置へ到達した後、一方の右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流よりも大きく、双方の右側用モータ22及び左側用モータ24の負荷電流よりも小さい電流によって、npnトランジスタ128がオンして、右側用モータ22及び左側用モータ24が停止する。
さらに、再度ミラーを展開位置へ移動するとき、操作スイッチ26、28の接点切り替え時のわずかなオープン期間でコンデンサ120の電荷が放電され、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(正転)に支障を来たすことがない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその構成の説明を省略する。
図5には、第2の実施の形態に係る電動格納負荷電流制御回路30A並びに周辺回路構成が示されている。
電動格納負荷電流制御回路30Aにおける、図5左端の上部入力端子100は、バッテリー25(図1参照)のプラス端子(+V)に接続され、図5左端の下部入力端子102は、バッテリー25(図1参照)のマイナス端子(GND)が接続されている。
図5の上部入力端子100に接続された電源線104と、下部入力端子102に接続されたグランド線106との間には、電圧保護用のバリスタ108が接続されている。
電源線104は、前記操作スイッチ26の第1接点26B及び操作スイッチ28の第2接点28Cに接続されている。
また、電源線104は、抵抗126を介してnpnトランジスタ128のコレクタに接続されている。このnpnトランジスタ128のエミッタは、グランド線106に接続され、npnトランジスタ128のベースは、抵抗132を介して、前記操作スイッチ26の第2接点26C及び操作スイッチ28の第1接点28Bに接続されている。
操作スイッチ26、28のコモン端子26A、28Aは、図5右端の上部出力端子116と下部出力端子118とにそれぞれ接続されている。この上部出力端子116と下部出力端子118とには、前述したように、右側用モータ22及び左側用モータ24が並列接続されている。
前記電源線104には、コンデンサ120の一端と、pnpトランジスタ122のエミッタにそれぞれ接続されている。このpnpトランジスタ122のベースは、抵抗124を介してグランド線106に接続されている。
前記コンデンサ120の他端は、前記pnpトランジスタ122のコレクタに接続されると共に、抵抗150を介してMOS−FET152のゲート、並びにツェナーダイオード154のカソード側に接続されている。ツェナーダイオード154のアノード側はグランド線106に接続されている。
コンデンサ120と抵抗150との間(ポイントB)は、抵抗130を介してnpnトランジスタ128のコレクタに接続されている。
MOS−FET152のドレインは、前記抵抗と操作スイッチ26の第2接点26C(操作スイッチ28の第1接点28B)との間に接続されており、MOS−FET152のソースは抵抗134を介してグランド線106に接続されている。
前記抵抗132、134は、npnトランジスタ128がオンになるベース−エミッタ間の電圧(しきい値)を決定するものである。
第2の実施の形態では、先に展開位置に到達する一方のミラー(右側用ドアミラー14又は左側用ドアミラー16)に対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流に相当する電圧より大きく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22、左側用モータ24の負荷電流に相当する電圧よりも小さい値となるように、抵抗132及び抵抗134の抵抗値を設定している。
ここで、前記操作スイッチ26のコモン接点26Aは、ダイオード137のアノード側に接続されている。一方、操作スイッチ28のコモン接点28Aは、ダイオード138のアノード側に接続されている。さらに、ダイオード137、138のカソード側が互いに接続されると共に、前記pnpトランジスタ122のベースに接続されている。
この配線は、操作スイッチ26、28が前述したオープン状態(コモン端子26A、28Aが、第1接点26B、28Bにも第2接点26C、28Cにも接続されていない状態)のときにpnpトランジスタ122をオン(エミッタ−コレクタ間をオン)する構成となっており、このpnpトランジスタ122のオン状態により、pnpトランジスタ122、コンデンサ120の両端が短絡され、コンデンサ120に充電されている電荷を放電させる役目を有している。
言い換えれば、コンデンサ120は、操作スイッチ26、28の接点が切り替わる毎に、初期状態(無電荷状態)となる。
以下に、本発明の第2の実施の形態の作用を説明する。
コンデンサ120に電荷が蓄積されていない状態で、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bに切り替わると、バッテリー25から操作スイッチ26、28→MOS−FET152→抵抗134→グランド線106と電流が流れ、右側用モータ22及び左側用モータ24へそれぞれ図3の矢印H方向の電流が流れ、右側用モータ22及び左側用モータ24は正転する。
このとき、コンデンサ120には充電がなされるため、電流は徐々に大きくなるため、MOS−FET152のスイッチング動作が安定する。
また、ダイオード137を介して、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間は同電位となり、コンデンサ120が充電が完了しても、このpnpトランジスタ122はオフ状態である。
この右側用モータ22及び左側用モータ24の正転によって、ミラーは展開位置から格納位置へ移動を開始する。
ミラーが展開位置に到達すると、所定のストッパーによってその移動が阻止され、右側用モータ22及び左側用モータ24に負荷がかかり、相当の負荷電流が流れる。なお、このとき、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16とでは、移動量(回転角度)が異なり、かつほぼ等速度で移動しているため、格納位置に到達する時期が若干ずれる。
ここで、抵抗134に負荷電流が流れると、この抵抗134間の電圧が高くなって、抵抗132を介して、npnトランジスタ128のベース−エミッタ間に電流が流れて、コレクタ−エミッタ間がオンするが、このnpnトランジスタ128がオンする電流が流れるのは、先に展開位置に到達する一方のミラーに対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流より大きく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22及び左側用モータ24の負荷電流よりも小さい値となるように、抵抗134及び抵抗132の抵抗値、並びにコンデンサ136の値を設定している。
これにより、npnトランジスタ128がオンするときは、必ず双方のミラー(右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16)が展開位置に到達した後となる。
npnトランジスタ128がオンすると、抵抗126→npnトランジス128→グランド線106のように電流が流れ、MOS−FET152はオフする。このMOS−FET152のオフにより、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動は停止する。
また、この右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動停止時に、負荷電流がなくなって再度電流が流れ始めることを、コンデンサ120によって阻止しており、所謂ハンチングを起こすことがない。
次に、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わるとき、コモン端子26A、28Bは、一瞬オープン状態(いずれの接点にも非接触状態)となる。
これにより、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間に電流が流れ、この結果、pnpトランジスタ122がオン(エミッタ−コレクタ間の導通)して、コンデンサ120の両端が短絡され、コンデンサ120に蓄積された電荷が放電される。この放電は、前記操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わる間に完了する。言い換えれば、操作スイッチ26、28が第2接点26C、28Cに切り替わったときは、既にコンデンサ120の電荷放電は完了している。
この結果、上記で説明した、MOS−FET152のオンにより、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(この場合は、逆転)が開始され、ミラーは、格納位置から展開位置へ移動する。
ミラーが格納位置へ到達した後、一方の右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流よりも大きく、双方の右側用モータ22及び左側用モータ24の負荷電流よりも小さい電流によって、npnトランジスタ128がオンして、右側用モータ22及び左側用モータ24が停止する。
さらに、再度ミラーを展開位置へ移動するとき、操作スイッチ26、28の接点切り替え時のわずかなオープン期間でコンデンサ120の電荷が放電され、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(正転)に支障を来たすことがない。
第2の実施の形態によれば、モータ駆動及び駆動停止のためのスイッチング素子として半導体(MOS−FET152)を用いたため、回路構成として小電流で済み、小型化することができる。
以上、第1の実施の形態及び第2の実施の形態によれば、電動格納負荷電流制御回路30が、操作スイッチ26、28よりも上流側(操作スイッチ26、28とバッテリー25との間)に電気的に接続されている。このため、バッテリー25から右側用モータ22及び左側用モータ24に供給される駆動電流の方向が操作スイッチ26、28によって切り替えられても、電動格納負荷電流制御回路30を流れる電流の方向は何れも同一方向とされる。したがって、電動格納負荷電流制御回路30を両極性に作動可能な複雑な構成とする必要がなく、これにより、電動格納負荷電流制御回路30の構成を簡素化できる。
また、電動格納タイマ制御回路30は、操作スイッチ26、28が配設されて車室内に設置されるドアミラー制御スイッチ60のスイッチケース62に一体的に設けられている。従って、この電動格納タイマ制御回路30には、防水等の対策を施す必要がなく好適である。
(第2の実施の形態の変形例2−1)
上記第2の実施の形態では、2つのモータ(右側用モータ22及び左側用モータ24)に対して共通の回路構成としたが、図6に示される如く、右側用モータ22及び左側用モータ24に対して、それぞれ独立した回路構成としてもよい。なお、各回路は前記第4の実施の形態と略同一である。異なる点は、ツェナーダイオード200によって所定以上の電圧がかからないようにしたこと、抵抗126に対して、それぞれの回路に直列に抵抗126A、126Bを介在させて、抵抗値を調整したことである。その他の構成の説明は同一の符号を付して構成の説明を省略する。この場合、右側用モータ22及び左側用モータ24に独立したため、共通使用されるもの以外の部材の符号の末尾にそれぞれ「R」、「L」を付加する。
右側用モータ22及び左側用モータ24に対して独立した回路構成とすることで、タイマ系の回路の時定数の設定等が容易となる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその構成の説明を省略する。
図7の左端の上部入力端子100は、バッテリー25(図1参照)のプラス端子(+V)に接続され、図7左端の下部入力端子102は、バッテリー25(図1参照)のマイナス端子(GND)が接続されている。
図7の上部入力端子100に接続された電源線104と、下部入力端子102に接続されたグランド線106との間には、電圧保護用のバリスタ108が接続されている。
電源線104は操作スイッチ26の第1接点26B及び操作スイッチ28の第2接点28Cに接続されている。
操作スイッチ26、28のコモン端子26A、28Aは、図7右端の上部出力端子116と下部出力端子118とにそれぞれ接続されている。この上部出力端子116と下部出力端子118とには、右側用モータ22及び左側用モータ24が並列接続されている。
前記電源線104には、コンデンサ120の一端と、pnpトランジスタ122のエミッタにそれぞれ接続されている。このpnpトランジスタ122のベースは、抵抗124を介してグランド線106に接続されている。
前記コンデンサ120の他端は、前記pnpトランジスタ122のコレクタ、抵抗150を介してグランド線106、ツェナーダイオード154のカソード側並びにMOS−FET152のゲートにそれぞれ接続されている。ツェナーダイオード154のアノード側はグランド線106に接続されている。
MOS−FET152のドレインは、抵抗204を介して操作スイッチ26の第2接点26C(及び操作スイッチ28の第1接点28B)に接続されており、MOS−FET152のソースはグランド線106に接続されている。
ここで、第3の実施の形態では、前記右側用モータ22及び左側用モータ24が駆動したときに発生する電流のノイズに着目し、このノイズがあるとき(所定のしきい値以上)は右側用モータ22及び左側用モータ24が駆動していると判断し、ノイズがないとき(所定のしきい値未満)は右側用モータ22及び左側用モータ24が停止していると判断する構成としている。
これを実現するため、操作スイッチ26、28の第2接点26C、28Cがコンデンサ206の一端に接続されている。コンデンサ206の他端は、抵抗208を介してグランド線106に接続されている。このコンデンサ206と抵抗208とによって交流分(すなわち、図8に示す、駆動電流に載るノイズ信号)を抽出するノイズ抽出回路部210を構成している。
前記コンデンサ206の他端は、ダイオード212のアノード側に接続されており、このダイオード212のカソード側はOPアンプ214のプラス側入力端に接続されている。OPアンプ214のマイナス側入力端は抵抗216を介してグランド線106に接続されると共に、抵抗218を介してOPアンプ214の出力端に接続されている。
このOPアンプ214(及び周辺部品)では、前記ノイズに基づく交流成分の内のプラス側成分を増幅する役目を有している(増幅回路部220)。
OPアンプ214の出力端は抵抗222を介してコンデンサ224の一端に接続されている。コンデンサ224の他端はグランド線106に接続されている。このコンデンサ224と抵抗222とによって、前記増幅されたノイズのプラス側成分を平滑化する平滑回路228を構成している。
この平滑回路部228により、モータ駆動に応じたレベルの判定信号(直流)が生成される。
抵抗222の他端(すなわち、平滑回路部228の出力端)は、コンパレータ230のプラス側入力端に接続されている。コンパレータ230のマイナス側入力端は抵抗232を介して電源線104に接続されると共に、抵抗234を介してグランド線106に接続されている。これにより、コンパレータ230のマイナス側入力端には、抵抗232、234で分圧された基準電圧(所定のしきい値)が入力されるようになっている。
なお、この分圧は、先に展開位置に到達する一方のミラー(右側用ドアミラー14又は左側用ドアミラー16)に対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の駆動電流のノイズに相当する電圧より小さく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22、左側用モータ24の駆動電流のノイズに相当する電圧(理論的には0V)よりも大きい値となるように、抵抗232及び抵抗234の抵抗値を設定している。
コンパレータ230では、この基準電圧と、前記判定信号とが比較され、判定信号が基準信号以上のレベルの場合はコンパレータ230の出力端はハイレベルの信号(H信号)を出力し、判定信号が基準信号未満のレベルの場合はコンパレータ230の出力端はローレベルの信号(L信号)を出力する比較回路部236としての役目を有する。
このコンパレータ230の出力端は、前記MOS−FET152のゲートにそれぞれ接続されている。すなわち、比較回路部236の判定結果に基づいて、MOS−FET152はオン・オフが制御される。より具体的には、MOS−FET152のゲートにH信号が入力されることでオンし、MOS−FET1152のゲートにL信号が入力されることでオフする。
ここで、前記操作スイッチ26のコモン接点26Aは、ダイオード137のアノード側に接続されている。一方、操作スイッチ28のコモン接点28Aは、ダイオード138のアノード側に接続されている。さらに、ダイオード137、138のカソード側が互いに接続されると共に、前記pnpトランジスタ122のベースに接続されている。
この配線は、操作スイッチ26、28が前述したオープン状態(コモン端子26A、28Aが、第1接点26B、28Bにも第2接点26C、28Cにも接続されていない状態)のときにpnpトランジスタ122をオン(エミッタ−コレクタ間をオン)する構成となっており、このpnpトランジスタ122のオン状態により、pnpトランジスタ1122、コンデンサ120の両端が短絡され、コンデンサ120に充電されている電荷を放電させる役目を有している。
言い換えれば、コンデンサ120は、操作スイッチ26、28の接点が切り替わる毎に、初期状態(無電荷状態)となる。
なお、上記図7に示す回路において、ダイオード137、138及びコンデンサ120、pnpトランジスタ122によってスイッチ検出回路238(図9参照)を構成している。また、ノイズ抽出回路部210、増幅回路部220、平滑回路228、コンパレータ236より、ノイズ検出回路240を構成している(図9参照)。さらに、MOS−FET152及びその周辺部品により、駆動回路242を構成している(図9参照)。
従って、図7の回路図を簡略化すると、図9に示すように、スイッチ検出回路238
、ノイズ検出回路240、駆動回路242に分類して示すことができる。
以下に、本発明の第3の実施の形態の作用を説明する。
コンデンサ120に電荷が蓄積されていない状態で、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bに切り替わると、バッテリー25から操作スイッチ26、28→抵抗204→MOS−FET152→グランド線106と電流が流れ、右側用モータ22及び左側用モータ24へそれぞれ図7の矢印H方向の電流が流れ、右側用モータ22及び左側用モータ24は正転する。
このとき、コンデンサ120には充電がなされるため、電流は徐々に大きくなり、MOS−FET152のスイッチング動作が安定する。
また、ダイオード137、138を介して、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間は同電位となり、コンデンサ120が充電が完了しても、このpnpトランジスタ122はオフ状態である。
この右側用モータ22及び左側用モータ24の正転によって、ミラーは展開位置から格納位置へ移動を開始する。
ミラーが展開位置に到達すると、所定のストッパーによってその移動が阻止され、右側用モータ22及び左側用モータ24に負荷がかかり、右側用モータ22及び左側用モータ24は停止する。なお、このとき、右側用ドアミラー14及び左側用ドアミラー16とでは、移動量(回転角度)が異なり、かつほぼ等速度で移動しているため、格納位置に到達する時期が若干ずれる。
ここで、右側用モータ22及び左側用モータ24は駆動時の電流に、当該右側用モータ22及び左側用モータ24の回転速度に応じたノイズがのっている。従って、右側用モータ22及び左側用モータ24が停止するとこのノイズも低下し、なくなる。
そこで、操作スイッチ26の第2接点26B、操作スイッチ28の第1接点28Aから抵抗204へと至る配線から分岐させ、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動電流の一部をノイズ抽出回路部210へ送る。
すなわち、ノイズ抽出回路部210のコンデンサ206と抵抗208とによって交流分(すなわち、ノイズ)を抽出する。抽出されたノイズは、増幅部220で増幅された後、平滑回路部228へ送られる。この平滑回路部228の抵抗222とコンデンサ224とによって、モータ駆動に応じたレベルの判定信号(直流)が生成される。
生成された判定信号は、コンパレータ230のプラス側入力端に入力される。一方、コンパレータ230のマイナス側入力端には、抵抗232、234で分圧された基準電圧(所定のしきい値)が入力される。
基準電圧は、先に展開位置に到達する一方のミラー(右側用ドアミラー14又は左側用ドアミラー16)に対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の駆動電流のノイズに相当する電圧より小さく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22、左側用モータ24の駆動電流のノイズに相当する電圧(理論的には0V)よりも大きい値である。
コンパレータ230において、判定信号が基準信号以上のレベルと判定されると、MOS−FET152のゲートにH信号が送られ、MOS−FET152はオンとなり、右側用モータ22及び左側用モータ24の通電を維持する。また、判定信号が基準信号未満のレベルと判定されると、MOS−FET152のゲートにL信号が送られ、MOS−FET152はオフし、右側用モータ22及び左側用モータ24の通電を停止する。
また、この右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動停止時に、負荷電流がなくなって再度電流が流れ始めることを、コンデンサ120によって阻止しており、所謂ハンチングを起こすことがない。
次に、操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わるとき、コモン端子26A、28Bは、一瞬オープン状態(いずれの接点にも非接触状態)となる。
これにより、pnpトランジスタ122のエミッタ−ベース間に電流が流れ、この結果、pnpトランジスタ122がオン(エミッタ−コレクタ間の導通)して、コンデンサ120の両端が短絡され、コンデンサ120に蓄積された電荷が放電される。この放電は、前記操作スイッチ26、28が第1接点26B、28Bから第2接点26C、28Cに切り替わる間に完了する。言い換えれば、操作スイッチ26、28が第2接点26C、28Cに切り替わったときは、既にコンデンサ120の電荷放電は完了している。
この結果、上記で説明した、MOS−FET152のオンにより、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(この場合は、逆転)が開始され、ミラーは、格納位置から展開位置へ移動する。
ミラーが格納位置へ到達した後、一方の右側用モータ22(又は左側用モータ24)の駆動電流のノイズに相当する電圧よりも小さく、双方の右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動電流のノイズに相当する電圧よりも大きい電圧によって、MOS−FET152がオフして、右側用モータ22及び左側用モータ24が停止する。
さらに、再度ミラーを展開位置へ移動するとき、操作スイッチ26、28の接点切り替え時のわずかなオープン期間でコンデンサ120の電荷が放電され、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動(正転)に支障を来たすことがない。
なお、上記第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態や第2の実施の形態における、電流検出方法の場合は適用される右側用モータ22及び左側用モータ24の仕様が異なると電流値が異なり、モータ固有の電流検出しきい値を設定する必要があるが、この第3の実施の形態では、検出回路はモータ仕様に依存されず、汎用的な電動格納機構の制御回路を実現することができる。また、電流検出の場合は温度による電流値の変動なども考慮する必要がなく、汎用性があり、設計上の細かな要因を考慮する必要がないという効果がある。
(第3の実施の形態の変形例3−1)
上記第3の実施の形態では、図9に示す駆動回路242の主要部品として、MOS−FET152を適用したが、図10に示される如く、駆動回路242の主要部品として、npnトランジスタ244を適用してもよい。
この場合、npnトランジスタ244のベースにノイズ検出回路からの信号(H信号又はL信号)が入力されると、コレクタ−エミッタ間がオン/オフされ、右側用モータ22及び左側用モータ24の駆動を制御することができる。
(第3の実施の形態の変形例3−2)
上記第3の実施の形態では、図9に示す駆動回路242の主要部品として、MOS−FET152を適用したが、図11に示される如く、駆動回路152の主要部品として、リレー246を適用してもよい。
この場合、リレー246の一次側であるコイル部246Aの一端にノイズ検出回路240のコンパレータ230の出力端が接続され、コイル部246Aの他端はグランド線106に接続されている。また、リレー246の二次側であるスイッチ部246Bの一端が前記抵抗204に接続され、他端がグランド線106に接続されている。
このような構成において、コンパレータ230からの信号(H信号又はL信号)に基づいて、コイル部246Aが通電/非通電し、二次側のスイッチ部246Bをオン/オフ制御することができる。
(第3の実施の形態の変形例3−3)
上記第3の実施の形態では、図9に示す駆動回路242の主要部品として、MOS−FET152を適用したが、図12に示される如く、駆動回路242の主要部品として、光半導体リレー248を適用してもよい。
この場合、光半導体リレー248の一次側である発光ダイオード248Aのアノード側にノイズ検出回路240のコンパレータ230の出力端が接続され、発光ダイオード248Aのカソード側はグランド線106に接続されている。また、光半導体リレー248の二次側であるスイッチ素子部248Bの一端が前記抵抗204に接続され、他端がグランド線106に接続されている。
このような構成において、コンパレータ230からの信号(H信号又はL信号)に基づいて、発光ダイオード248Aが発光/非発光し、二次側のスイッチ素子部248Bをオン/オフ制御することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
なお、前記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と同一の符号を付与しその構成の説明を省略する。
また、この第4の実施の形態は、基本的な構成は前記第2の実施の形態に類似する。
図13に示される如く、左端の上部入力端子100は、バッテリー25(図1参照)のプラス端子(+V)に接続され、図13の左端の下部入力端子102は、バッテリー25(図1参照)のマイナス端子(GND)が接続されている。
図13の上部入力端子100に接続された電源線104と、下部入力端子102に接続されたグランド線106との間には、電圧保護用のバリスタ108が接続されている。
電源線104は、前記操作スイッチ26の第1接点26B及び操作スイッチ28の第2接点28Cに接続されている。
操作スイッチ26、28のコモン端子26A、28Aは、図13の右端の上部出力端子116と下部出力端子118とにそれぞれ接続されている。この上部出力端子116と下部出力端子118とには、右側用モータ22及び左側用モータ24が並列接続されている。
前記電源線104には、ダイオード250、抵抗252を介して、コンデンサ120の一端と、pnpトランジスタ122のエミッタにそれぞれ接続されている。このpnpトランジスタ122のベースは、抵抗124を介してグランド線106に接続されている。
前記コンデンサ120の他端は、接続点Cを中継し、抵抗254を介してグランド線106に接続されている。
なお、抵抗252とコンデンサ120との間には、ツェナーダイオード154のカソート側が接続されている。このツェナーダイオード154のアノード側はグランド線106に接続されている。
前記pnpトランジスタ122のコレクタは、MOS−FET152のゲート、並びに接続点Cを中継し、抵抗256を介してnpnトランジスタ260のコレクタに接続されている。
MOS−FET152のドレインは、抵抗204を介して操作スイッチ26の第2接点26C(操作スイッチ28の第1接点28B)との間に接続されており、MOS−FET152のソースは抵抗134を介してグランド線106に接続されている。
ここで、前記操作スイッチ26のコモン接点26Aは、ダイオード137のアノード側に接続されている。一方、操作スイッチ28のコモン接点28Aは、ダイオード138のアノード側に接続されている。さらに、ダイオード137、138のカソード側が互いに接続されると共に、前記pnpトランジスタ122のベースに接続されている。
この配線は、操作スイッチ26、28が前述したオープン状態(コモン端子26A、28Aが、第1接点26B、28Bにも第2接点26C、28Cにも接続されていない状態)のときにpnpトランジスタ122をオン(エミッタ−コレクタ間をオン)する構成となっており、このpnpトランジスタ122のオン状態により、pnpトランジスタ122、コンデンサ120の両端が短絡され、コンデンサ120に充電されている電荷を放電させる役目を有している。
言い換えれば、コンデンサ120は、操作スイッチ26、28の接点が切り替わる毎に、初期状態(無電荷状態)となる。
また、操作スイッチ26の第2接点26B、操作スイッチ28の第1接点28Aは、抵抗262を介して、npnトランジスタ260のベースに接続されている。このnpnトランジスタ260のエミッタはグランド線に接続されている。
前記抵抗262は、npnトランジスタ128がオンになるベース−エミッタ間の電圧(しきい値)を決定するものである。
ここで、第4の実施の形態では、先に展開位置に到達する一方のミラー(右側用ドアミラー14又は左側用ドアミラー16)に対応する右側用モータ22(又は左側用モータ24)の負荷電流に相当する電圧より大きく、双方のミラーが使用に到達したときの右側用モータ22、左側用モータ24の負荷電流に相当する電圧よりも小さい値となるように、抵抗262の抵抗値を設定している。
ところが、何らかの不具合(電源電圧の変動に起因する、負荷電流の変動等)で、負荷電流がモータ駆動を停止するレベルに至らない場合、右側用モータ22及び左側用モータ24は駆動を継続(回転は阻止されている)することになる。
しかし、第4の実施の形態では、コンデンサ120→抵抗254のように徐々に電流が流れ続け、コンデンサ120が徐々に放電されていくと、結果的に充電のため、pnpトランジスタ122のエミッタへ流れるがなくなり、pnpトランジスタ122がオフして、MOS−FET152がオフする。
すなわち、ある程度、長期的なスパン(抵抗254によって決まるが、右側用モータ22及び左側用モータ24によるドアミラーの格納、展開動作に必要時間+α)で強制的に右側用モータ22及び左側用モータ24への通電を遮断することができるため、永続的に負荷電流がかかるといった不具合を回避し、右側用モータ22及び左側用モータ24を保護することができる。
(第4の実施の形態の変形例4−1)
なお、上記第4の実施の形態では、操作スイッチ26の切り替え動作を検出し、コンデンサ120を放電させる手段として、pnpトランジスタ122を適用したが、図14に示される如く、MOS−FET264を適用してもよい。
(第4の実施の形態の変形例4−2)
上記第4の実施の形態では、2つのモータ(右側用モータ22及び左側用モータ24)に対して共通の回路構成としたが、図15に示される如く、右側用モータ22及び左側用モータ24に対して、それぞれ独立した回路構成としてもよい。なお、各回路は前記第4の実施の形態と略同一である。異なる点は、ツェナーダイオード200によって所定以上の電圧がかからないようにしたこと、抵抗252に対して、それぞれの回路に直列に抵抗252A、252Bを介在させて、抵抗値を調整したこと、MOS−FET152周りに抵抗280、282、284を付加したことである。その他の構成の説明は同一の符号を付して構成の説明を省略する。この場合、右側用モータ22及び左側用モータ24に独立したため、共通使用されるもの以外の部材の符号の末尾にそれぞれ「R」、「L」を付加する。
右側用モータ22及び左側用モータ24に対して独立した回路構成とすることで、タイマ系の回路の時定数の設定等が容易となる。
第1の実施の形態に係る車両用ミラー装置の主要部の構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の概略的な構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 (A)は、第1の実施の形態に係る車両用ミラー装置の構成部材であるドアミラー制御スイッチを示す正面図であり、(B)は、このドアミラー制御スイッチを示す側面図である。 第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第2の実施の形態の変形例2−1に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第3の実施の形態係るモータ駆動電流波形を示す特性図である。 第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の概略的な構成を示す回路図である。 第3の実施の形態の変形例3−1に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第3の実施の形態の変形例3−2に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第3の実施の形態の変形例3−3に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第4の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第4の実施の形態の変形例4−1に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 第4の実施の形態の変形例4−2に係るミラー装置用モータ制御回路の具体的な構成を示す回路図である。
符号の説明
10 ミラー装置用モータ制御回路
12 車両用ミラー装置
14 右側用ドアミラー
16 左側用ドアミラー
18 右側用電動格納機構部
20 左側用電動格納機構部
22 右側用モータ
24 左側用モータ
25 バッテリー
26、28 操作スイッチ
26A コモン接点
26B 第1接点
26C 第2接点
28A コモン接点
28B 第1接点
28C 第2接点
30 電動格納負荷電流制御回路(移動体駆動制御手段)
60 ドアミラー制御スイッチ
62 スイッチケース
64 スイッチ機構部
66 プリント配線基板
68 コネクタ
70 カバー
72 操作ボタン
100 上部入力端子
102 下部入力端子
104 電源線
106 グランド線
108 バリスタ
110 リレーユニット(スイッチング素子、リレー回路)
112 スイッチ
114 コイル
116 上部出力端子
118 下部出力端子
120 コンデンサ
122 pnpトランジスタ
124 抵抗
126 抵抗
128 npnトランジスタ
130 抵抗
132 抵抗
134 抵抗
136 コンデンサ
136 コンデンサ
137、138 ダイオード
(第2の実施の形態)
150 抵抗
152 MOS−FET(スイッチング素子、半導体素子)
154 ツェナーダイオード
(第3の実施の形態)
204 抵抗
206 コンデンサ
208 抵抗
210 ノイズ抽出回路部
212 ダイオード
214 OPアンプ
216 抵抗
218 抵抗
220 増幅回路部
222 抵抗
224 コンデンサ
228 平滑回路
230 コンパレータ
232 抵抗
234 抵抗
236 比較回路部
238 スイッチ検出回路
240 ノイズ検出回路
242 駆動回路
244 npnトランジスタ
246 リレー
246A コイル部
246B スイッチ部
248 光半導体リレー
248A 発光ダイオード
248B スイッチ素子部
(第4の実施の形態)
252 抵抗
254 抵抗
256 抵抗
260 npnトランジスタ
262 抵抗
264 MOS−FET

Claims (8)

  1. 駆動電流の方向に応じてモータを正転駆動及び逆転駆動させ、移動体が少なくとも2位置間を往復移動するように制御する移動体駆動制御装置であって、
    前記モータへ電力を供給する電源部と、
    前記モータと前記電源部との間に設けられ、前記電源部から前記モータに供給される前記電力の駆動電流の方向を切り替える操作スイッチと、
    前記操作スイッチと前記電源部との間に設けられ、前記モータへの電力供給を制御する電力供給制御回路部、前記モータが所定レベル以上の過負荷を検出する過負荷検出回路部、並びに、前記過負荷検出回路部での過負荷検出に基づき前記モータへの電力供給を遮断する電力供給遮断回路部と備え、前記2位置間における予め定めた複数の位置に基づいて移動体の駆動及び停止を制御する移動体駆動制御手段と、
    を有する移動体駆動制御装置。
  2. 前記電力供給制御回路部における電力供給及び遮断のためのスイッチング素子が、リレー回路である請求項1記載の移動体駆動制御装置。
  3. 前記電力供給制御回路部における電力供給及び遮断のためのスイッチング素子が、半導体素子である請求項1記載の移動体駆動制御装置。
  4. 前記電力供給制御回路部が、前記モータへの電力供給時の電流値の立ち上がりを緩和するために充電されるコンデンサと、前記操作スイッチの切り替え操作中に、前記コンデンサに充電された電荷を放電する放電手段と、備える請求項1〜請求項3の何れか1項記載の移動体駆動制御装置。
  5. 前記移動体が、車両の左右側面に配置される電動格納ミラーであり、前記電動格納ミラーは、前記操作スイッチの切替操作に基づいて、ミラー面を後方視界確認位置とする展開位置及び車両の左右側面からの突出量を軽減する格納位置の2位置の何れかで保持され、前記モータは、この電動格納ミラーにおける前記展開位置及び前記格納位置の2位置間を移動させる請求項1〜請求項4の何れか1項記載の移動体駆動制御装置。
  6. 前記電動格納ミラーを前記展開位置及び前記格納位置の2位置間を移動させるための移動体駆動制御手段を構成する回路が、車室内に設けられ、前記操作スイッチが取り付けられたスイッチケースの内部又は近傍に設けられる請求項5記載の移動体駆動制御装置。
  7. 前記移動体駆動制御手段を構成する回路が、左右の電導格納ミラーを動作させるそれぞれのモータに対して共通又は独立して設けられている請求項5又は請求項6記載の移動体駆動制御装置。
  8. 前記移動体駆動制御手段の過負荷検出回路部が、少なくとも前記モータ駆動時に生じる電流のノイズを抽出するノイズ抽出部、前記ノイズ抽出部で抽出したノイズの振幅に基づいてモータの駆動状態を判定する判定部を備える請求項1〜請求項7の何れか1項記載の移動体駆動制御装置。
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