JP2005178465A - ミラー装置用モータ制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの負荷変動などによる短時間の過電流には応答せず、所定位置で確実にミラーを停止させることができるミラー装置用モータ制御回路を得る。
【解決手段】ドアミラーが回動している途中にモータ20の負荷が一時的に増加し、モータ20に流れる駆動電流A4が所定値以上に増加し、過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧が増加するとトランジスタ68がオン状態になると共にトランジスタ72がオフ状態になり、コンデンサ52に電荷が蓄えられる。抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間が経過するまでは、トランジスタ48はオン状態を維持するので、MOSFET24はオン状態を維持する。トランジスタ68がオフ状態になると共にトランジスタ72がオン状態になり、トランジスタ48はオン状態を維持する。MOSFET24もオン状態を維持し続け、モータ20は駆動し続けてドアミラーを所定位置まで回動させる。
【選択図】図1
【解決手段】ドアミラーが回動している途中にモータ20の負荷が一時的に増加し、モータ20に流れる駆動電流A4が所定値以上に増加し、過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧が増加するとトランジスタ68がオン状態になると共にトランジスタ72がオフ状態になり、コンデンサ52に電荷が蓄えられる。抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間が経過するまでは、トランジスタ48はオン状態を維持するので、MOSFET24はオン状態を維持する。トランジスタ68がオフ状態になると共にトランジスタ72がオン状態になり、トランジスタ48はオン状態を維持する。MOSFET24もオン状態を維持し続け、モータ20は駆動し続けてドアミラーを所定位置まで回動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用電動ドアミラー装置等に用いられるミラー装置用モータ制御回路に関する。
車両の運転席や助手席に対応してドアパネルの側方に設けられた後方確認用の所謂ドアミラーには、モータの駆動力で鏡面が略車両幅方向室内側へ向くまでドアミラーを折り畳んで格納できる電動ドアミラー装置がある。
このような電動ドアミラー装置は、通常、車両の運転席近傍に設けられた格納/展開用のスイッチを備えており、このスイッチ及びモータの制御回路を介して格納/展開用のモータへ車両のバッテリーから電力が供給されるようになっている。
さらに、このような電動ドアミラー装置では、ミラーが所定の展開位置及び格納位置まで回動した際には、モータを停止させるように制御回路が構成されている。このような制御回路の一例としては、モータにかかる負荷を検出して、所定値以上の負荷がモータにかかった場合にモータに流れる電流を遮断する構成としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記構成のドアミラー装置では、展開位置若しくは格納位置までミラーが回動してそれ以上の回動が制限され、これにより、モータが所謂ロック状態になると、モータには通常の駆動電流よりも大きなロック電流(過電流)が流れる。上記の制御回路では、このロック電流を検出する回路が構成されており、ロック電流が当該制御回路に流れた場合にモータへ流れる電流を遮断する構成となっている。
ところで、この種の制御回路では、上述した如くモータに流れる過電流を検出してモータへの通電を遮断する構成であるため、例えば、ミラーが回動している途中においてモータ(ミラー)にかかる負荷が一時的に変動した場合でも、モータへの通電が遮断されてしまう可能性がある。例えば、高速走行時に格納位置に位置するドアミラーを展開方向に回動させた場合には、ミラーには大きな風圧が作用するので、モータへの負荷が増加して一時的に過電流が流れる場合がある。このような場合においても、制御回路が過電流を検出することでモータへの通電が遮断され、ミラーの回動が途中で停止されてしまう可能性がある。
特開2002−347522号公報
本発明は、上記事実を考慮し、モータの負荷変動などによる短時間の過電流には応答せず、所定位置で確実にミラーを停止させることができるミラー装置用モータ制御回路を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るミラー装置用モータ制御回路は、車両に取り付けられたミラーをモータの駆動力で所定方向へ変位させるミラー装置に用いられ、前記モータを駆動する駆動電流を制御するミラー装置用モータ制御回路であって、前記モータに接続され、特定の端子に所定の電気信号が入力されることで前記駆動電流を前記モータへ流すと共に、前記電気信号の入力を解除することで前記駆動電流を遮断するスイッチ手段と、前記スイッチ手段に接続され、作動を無効にされた状態では前記特定の端子への前記電気信号の入力を許容すると共に、作動を有効にされた状態を所定時間維持されると前記特定の端子への前記電気信号の入力を解除するタイマ手段と、前記スイッチ手段及び前記タイマ手段に接続され、前記駆動電流の電流値が所定値未満のときは前記タイマ手段の作動を無効にすると共に、前記駆動電流の電流値が所定値以上のときは前記タイマ手段の作動を有効にするタイマ切換手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路では、モータに接続されたスイッチ手段の特定の端子に所定の電気信号が入力されると、スイッチ手段がオン状態になり、モータへ駆動電流が流れ、これによりモータが駆動する。このモータの駆動力によってミラーが変位し、例えば、このモータがミラーの格納、展開用のモータであれば、ミラーは格納位置から展開位置、或いは、展開位置から格納位置まで変位させられる。
さらに、上記のようにモータが駆動してミラーが展開位置或いは格納位置まで変位させられることで、それ以上のミラーの変位が、例えばストッパ等により制限されると、モータには駆動電流が流れているにも関わらず、モータの出力軸が回転しないため、モータに流れる駆動電流の電流値は所定値以上に増加する(モータに過電流が流れる)。このように駆動電流の電流値が所定値以上に増加すると、タイマ切換手段によってタイマ手段の作動が有効にされる。ミラーはストッパ等により変位を制限されているため、モータには過電流が流れ続ける。したがって、タイマ手段は作動を有効にされた状態を所定時間維持され、所定時間が経過した時点でスイッチ手段の特定の端子への電気信号の入力を解除する。これにより、スイッチ手段はモータへの駆動電流を遮断する。
ところで、ミラーが回動している途中において、モータの負荷が一時的に増加した場合(例えば、高速走行時に格納位置に位置するミラーをモータの駆動力により展開方向へ変位させることでミラーに風圧がかかりモータの負荷が一時的に増加した場合や、ミラーの回動部分等に砂等の異物が挟まりモータの負荷が一時的に増加した場合等)においても、モータに流れる駆動電流の電流値は所定値以上に増加する場合がある。このような場合にも、タイマ手段はタイマ切換手段によって作動を有効にされるが、本ミラー装置用モータ制御回路では、タイマ手段は作動を有効にされた状態を所定時間維持されなければ、スイッチ手段の特定の端子への電気信号の入力を解除しないため、タイマ手段に設定された所定の時間が経過するまでは、スイッチ手段の特定の端子に電気信号が入力され続ける。このため、スイッチ手段はオン状態を維持し続け、モータには駆動電流が供給され続ける。
さらに、タイマ手段に設定された所定の時間が経過する前に、例えばミラーが上述した砂等の異物を乗り越えることでモータにかかる負荷が低減されると、駆動電流の電流値は再び所定値未満に減少する(定常値になる)。これにより、タイマ切換手段によってタイマ手段の作動が無効にされるので、モータは更に駆動し続け、ミラーを所定の展開位置或いは格納位置まで変位させる。ミラーが所定の展開位置或いは格納位置まで変位してストッパ等によりそれ以上の変位を制限されると、上述した如くタイマ手段に設定された所定時間経過後にモータへの通電が遮断される。
このように、請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路では、モータの負荷変動などによる短時間の過電流には応答せず、所定位置で確実にミラーを停止させることができる。
請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路は、請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路において、前記タイマ切換手段は、前記モータ及び前記スイッチ手段に対して直列接続された過電流検出用抵抗と、前記過電流検出用抵抗に接続され、前記過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値未満のときはオフ状態になると共に前記過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値以上のときはオン状態になる第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタ及び前記スイッチ手段の前記特定の端子に接続され、前記特定の端子への前記電気信号の入力に対応してオン状態になると共に前記第1のトランジスタがオン状態のときはオフ状態になる第2のトランジスタと、を有し、前記タイマ手段は、前記第2のトランジスタに接続され、前記第2のトランジスタがオン状態のときは前記第2のトランジスタによって入力端子をアースされると共に前記第2のトランジスタがオフ状態のときは自らに電荷を蓄えるコンデンサと、前記コンデンサ及び前記スイッチ手段の前記特定の端子に接続され、作動信号が入力されることでオン状態になり前記特定の端子への前記電気信号の入力を許容すると共に前記コンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になるとオフ状態になり前記特定の端子への前記電気信号の入力を解除する第3のトランジスタと、を有する、ことを特徴としている。
請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路では、第3のトランジスタに作動信号が入力されると、この第3のトランジスタがオン状態になる。これにより、スイッチ手段の特定の端子への電気信号の入力が許容され、スイッチ手段がオン状態になる。スイッチ手段がオン状態になると、モータへ駆動電流が流れ、これによりモータが駆動してミラーを変位させる。さらにこのとき、スイッチ手段の特定の端子に電気信号が入力されることに対応して第2のトランジスタがオン状態になり、第2のトランジスタによってコンデンサの入力端子がアースされる。
そして、上記のようにモータが駆動してミラーが所定位置まで変位させられることで、それ以上のミラーの変位が、例えばストッパ等により制限されると、モータに流れる駆動電流の電流値は所定値以上に増加する。このため、モータ及びスイッチ手段に対して直列接続された過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値以上になり、第1のトランジスタがオン状態になる。すると、第2のトランジスタがオフ状態になり、コンデンサが自らに電荷を蓄え始める。コンデンサが自らに電荷を蓄えることでコンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になると、第3のトランジスタがオフ状態になり、これにより、この第3のトランジスタによってスイッチ手段の特定の端子への電気信号の入力が解除される。
一方、例えば、モータの駆動力によりミラーが変位している途中において、ミラーにかかる風圧などによりモータの負荷が一時的に増加した場合にも、モータには一時的に過電流が流れ、モータ及びスイッチ手段に対して直列接続された過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が一時的に所定値以上に増加する場合がある。このような場合にも、第1のトランジスタがオン状態になると共に第2のトランジスタがオフ状態になり、コンデンサが自らに電荷を蓄え始める。ここで、コンデンサが電荷を蓄え始めてから、コンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になるまでは、第3のトランジスタはオン状態を維持するので、スイッチ手段の特定の端子に電気信号が入力され続け、スイッチ手段はオン状態を維持し、モータへ駆動電流が供給され続ける。
さらに、コンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になる前に、モータの負荷が低減され、過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値未満にされれば、第1のトランジスタがオフ状態になると共に第2のトランジスタがオン状態になり、コンデンサの入力端子がアースされ、コンデンサの電荷が放電される。このため、第3のトランジスタは更にオン状態を維持し続け、スイッチ手段の特定の端子に電気信号が入力され続ける。これにより、スイッチ手段はオン状態を維持し、モータは駆動し続けてミラーを所定位置まで変位させる。ミラーが所定位置まで変位してストッパ等によりそれ以上の変位を制限されると、上述した如くコンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になった時点でモータへの通電が遮断される。
このように、請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路では、タイマ切換手段及びタイマ手段を簡単な構成とすることができ、低コスト化を図ることができる。
以上説明したように、本発明のミラー装置用モータ制御回路によれば、モータの負荷変動などによる短時間の過電流には応答せず、所定位置で確実にミラーを停止させることができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路10(以下、単に「制御回路10」という)の構成が回路図により示されている。
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路10(以下、単に「制御回路10」という)の構成が回路図により示されている。
この図に示されるように本制御回路10は、スイッチ部12と駆動制御部14とを備えている。スイッチ部12は一対のスイッチ16、18を備えている。スイッチ16は3つの端子16A、16B、16Cを備えており、端子16Aと端子16Bとの間及び端子16Bと端子16Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を断線状態とすることができるようになっている。
一方、スイッチ18も同様に3つの端子18A、18B、18Cを備えており、端子18Aと端子18Bとの間及び端子18Bと端子18Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を断線状態とすることができるようになっている。但し、スイッチ16の端子16Aは車両に搭載されたバッテリーのプラス端子へ接続されているのに対してスイッチ18の端子18Aはアースされている。また、これらのスイッチ16、18は端子16Aと端子18Cとが接続されていると共に、端子16Cと端子18Aとが接続されている。
さらに、これらのスイッチ16、18は互いに連動するように設定されており、スイッチ16にて端子16Aと端子16Bが接続されると、スイッチ18にて端子18Aと端子18Bが接続され、スイッチ16にて端子16Bと端子16Cが接続されると、スイッチ18にて端子18Bと端子18Cが接続されるようになっている。
一方、駆動制御部14は、スイッチ手段としての一対のnチャンネルの電界効果トランジスタ22、24(以下、単に「MOSFET22、24」という)を備えている。MOSFET22は、ドレイン端子がモータ20の一方の端子に接続されており、ソース端子が後述するタイマ切換手段56の過電流検出用抵抗57の一方の端子に接続されている。過電流検出用抵抗57の他方の端子はスイッチ16の端子16Bに接続されている。
これに対し、MOSFET24は、ドレイン端子がモータ20の他方の端子に接続されており、ソース端子が後述するタイマ切換手段58の過電流検出用抵抗59の一方の端子に接続されている。過電流検出用抵抗59の他方の端子はスイッチ18の端子18Bに接続されている。
なお、上述したモータ20は、図4に示されるミラーとしてのドアミラー26の内側に収容されており、出力軸がドアミラー26を車両の略上下方向を軸方向としてこの軸周りに回動可能に軸支する支持シャフト27へ直接或いは間接的且つ機械的に接続されている。そして、モータ20の出力軸が正転方向に回転することでドアミラー26が展開方向(図4の矢印Y1方向)へ回動し、モータ20の出力軸が逆転方向に回転することでドアミラー26が格納方向(図4の矢印Y2方向)へ回動するようになっている。
また、駆動制御部14は、一対のツェナーダイオード30、32を備えている。ツェナーダイオード30は、アノード端子がスイッチ16の端子16Bおよび上述した過電流検出用抵抗57の他方の端子に接続されており、カソード端子がMOSFET22の特定の端子としてのゲート端子および抵抗34の一方の端子に接続されている。これに対し、ツェナーダイオード32は、アノード端子がスイッチ18の端子18Bおよび上述した過電流検出用抵抗59の他方の端子に接続されており、カソード端子がMOSFET24の特定の端子としてのゲート端子および抵抗34の他方の端子に接続されている。
さらに、駆動制御部14は、一対のタイマ手段36、38を備えている。タイマ手段36は、第3のトランジスタとしてのpnp型のトランジスタ40と、抵抗42と、コンデンサ44と、ダイオード46とを備えている。トランジスタ40は、エミッタ端子がツェナーダイオード30のカソード端子および抵抗34の一方の端子に接続され、コレクタ端子がMOSFET22のゲート端子に接続され、ベース端子が抵抗42の一方の端子に接続されている。抵抗42の他方の端子は、コンデンサ44の入力端子としての一方の端子およびダイオード46のアノード端子に接続されている。コンデンサ44の他方の端子は、ツェナーダイオード30のアノード端子および過電流検出用抵抗57の他方の端子に接続されている。また、ダイオード46のカソード端子はツェナーダイオード30のカソード端子およびトランジスタ40のエミッタ端子に接続されている。
これに対し、タイマ手段38は、第3のトランジスタとしてのpnp型のトランジスタ48と、抵抗50と、コンデンサ52と、ダイオード54とを備えている。トランジスタ48は、エミッタ端子がツェナーダイオード32のカソード端子および抵抗34の他方の端子に接続され、コレクタ端子がMOSFET24のゲート端子に接続され、ベース端子が抵抗50の一方の端子に接続されている。抵抗50の他方の端子は、コンデンサ52の入力端子としての一方の端子およびダイオード54のアノード端子に接続されている。コンデンサ52の他方の端子は、ツェナーダイオード32のアノード端子および過電流検出用抵抗59の他方の端子に接続されている。また、ダイオード54のカソード端子はツェナーダイオード32のカソード端子およびトランジスタ48のエミッタ端子に接続されている。
またさらに、駆動制御部14は、一対のタイマ切換手段56、58を備えている。タイマ切換手段56は、前述した過電流検出用抵抗57と、第1のトランジスタとしてのnpn型のトランジスタ60と、このトランジスタ60のベース抵抗器である抵抗62と、第2のトランジスタとしてのnpn型のトランジスタ64と、このトランジスタ64のベース抵抗器である抵抗66とを備えている。抵抗62は、一方の端子がMOSFET22のドレイン端子に接続され、他方の端子がトランジスタ60のベース端子に接続されている。トランジスタ60のエミッタ端子は、タイマ手段36のコンデンサ44の他方の端子および過電流検出用抵抗57の他方の端子に接続されており、コレクタ端子は、抵抗66の一方の端子およびトランジスタ64のベース端子に接続されている。抵抗66の他方の端子は、タイマ手段36のトランジスタ40のコレクタ端子およびMOSFET22のゲート端子に接続されている。また、トランジスタ64のコレクタ端子は、タイマ手段36のコンデンサ44の一方の端子に接続され、エミッタ端子がこのコンデンサ44の他方の端子に接続されている。
これに対し、タイマ切換手段58は、前述した過電流検出用抵抗59と、第1のトランジスタとしてのnpn型のトランジスタ68と、このトランジスタ68のベース抵抗器である抵抗70と、第2のトランジスタとしてのnpn型のトランジスタ72と、このトランジスタ72のベース抵抗器である抵抗74とを備えている。抵抗70は、一方の端子がMOSFET24のドレイン端子に接続され、他方の端子がトランジスタ68のベース端子に接続されている。トランジスタ68のエミッタ端子は、タイマ手段38のコンデンサ52の他方の端子および過電流検出用抵抗59の他方の端子に接続されており、コレクタ端子は、抵抗74の一方の端子およびトランジスタ72のベース端子に接続されている。抵抗74の他方の端子は、タイマ手段38のトランジスタ48のコレクタ端子およびMOSFET24のゲート端子に接続されている。また、トランジスタ72のコレクタ端子は、タイマ手段38のコンデンサ52の一方の端子に接続され、エミッタ端子がこのコンデンサ52の他方の端子に接続されている。
次に、本第1の実施の形態の作用を説明する。
上記構成の制御回路10では、格納位置に位置するドアミラー26を展開するには、図1に示す如く、スイッチ16の端子16Aと端子16Bとを接続すればよい。端子16Aと端子16Bとを接続すると、これに連動してスイッチ18の端子18Aと端子18Bとが接続される。これにより、スイッチ16の端子16B→ツェナーダイオード30→抵抗34→トランジスタ48のエミッタ・ベース端子→抵抗50→コンデンサ52の経路で作動信号としての電流A1が流れ、トランジスタ48がオン状態になる。
このため、トランジスタ48のエミッタ・コレクタ端子が導通状態になり、抵抗74を介してトランジスタ72のベース端子にベース電流A2が流れ、トランジスタ72がオン状態になる。トランジスタ72がオン状態になることで、コンデンサ52の入力端子(抵抗50と接続された端子)がアースされると共に、スイッチ16の端子16B→ツェナーダイオード30→抵抗34→トランジスタ48のエミッタ・ベース端子→抵抗50→トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子→スイッチ18の端子18Bの経路で電流A1が流れ、トランジスタ48はオン状態を維持する。
さらに、このときのツェナーダイオード32の両端電圧に対応した所定値以上の電流A3がMOSFET24のゲート端子に流れ、MOSFET24のゲート端子に所定の電気信号としてのツェナーダイオード32の両端電圧に対応した所定値以上の電圧が印加される。これにより、MOSFET24がオン状態になる。
MOSFET24がオン状態になることで、スイッチ16の端子16B→過電流検出用抵抗57→MOSFET22の寄生ダイオード22A→モータ20→MOSFET24→過電流検出用抵抗59→スイッチ18の端子18Bの経路でモータ20を駆動する駆動電流A4が流れ始める。これにより、モータ20の出力軸が正転方向に回転し、このモータ20の駆動力によってドアミラー26が展開方向(図4の矢印Y1方向)へ回動する。
ところで、図3のタイムチャートに示されるように、P1点においてスイッチ16の端子16Aと端子16B及びスイッチ18の端子18Aと端子18Bとが接続された直後には、通常のモータ20の駆動電流A4よりも大きなパルス状の突入電流がモータ20に流れるので、駆動電流A4の電流値は急速に増加してP2点(電流検出レベルId)に達する。このため、モータ20に対して直列接続された過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧値が所定値以上に増加する。このとき、抵抗70を介してトランジスタ68に流れるベース電流A5の電流値も所定値以上に増加し、トランジスタ68がオン状態になる。
トランジスタ68がオン状態になると、図2に示すように、トランジスタ72のベース端子に流れていたベース電流A2は、トランジスタ68のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bへ流れ、トランジスタ72がオフ状態になる。このため、トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18に流れていた電流A1は、コンデンサ52に流れて、コンデンサ52に電荷が蓄えられる。ここで、本制御回路10では、抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間Td(図3参照)が経過してコンデンサ52の両端子間の電圧値が所定値以上に達するまでは、トランジスタ48のエミッタ・ベース間を所定値以上の電流A1が流れ続けるので、トランジスタ48はオン状態を維持する。したがって、抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間Tdが経過するまでは、MOSFET24のゲート端子には、ツェナーダイオード32の両端電圧に対応した所定値以上の電圧が印加され続け、これにより、MOSFET24がオン状態を維持し、モータ20の出力軸は正転方向に回転し続ける。
駆動電流A4の電流値は、タイマ時間Tdが経過する前にすぐに定常値に戻りはじめ、図3のP3点に達すると、トランジスタ68はオフ状態になる。このため、トランジスタ72は再びオン状態になり、トランジスタ72によってコンデンサ52の入力端子(抵抗50と接続された端子)がアースされてコンデンサ52のチャージが開放されると共に、コンデンサ52に流れていた電流A1は、トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れる(図1図示状態)。したがって、トランジスタ48はオン状態を維持し続け、これによりMOSFET24もオン状態を維持し続け、モータ20の出力軸は正転方向に回転し続ける。
モータ20の出力軸が正転方向に回転し続けることで、ドアミラー26が展開位置まで達すると、ドアミラー26の回動が図示しないストッパ部材や車体により制限され、これによりドアミラー26の回動が制限される。
ドアミラー26の回動が制限されると、モータ20には駆動電流A4が流れているにも関わらず、モータ20の出力軸が回転しないため、図3に示すように、モータ20に流れる駆動電流A4の電流値は急速に増加して(モータ20に所謂ロック電流が流れて)P4点(電流検出レベルId)に達する。このため、モータ20に対して直列接続された過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧値が所定値以上に増加する。このとき、抵抗70を介してトランジスタ68に流れるベース電流A5の電流値も所定値以上に増加し、トランジスタ68がオン状態になる。
トランジスタ68がオン状態になると、図2に示すように、トランジスタ72のベース端子に流れていたベース電流A2が、トランジスタ68のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れ、トランジスタ72がオフ状態になる。このため、トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れていた電流A1は、コンデンサ52に流れて、コンデンサ52に電荷が蓄えられる。さらに、抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間Tdが経過してコンデンサ52の両端子間の電圧値が所定値以上に増加すると、トランジスタ48のエミッタ・ベース間を流れていた電流A1の電流値が所定値以下に減少し、トランジスタ48はオフ状態になる。このため、MOSFET24のゲート端子の電位が下がり、MOSFET24はオフ状態になり、モータ20への駆動電流A4が遮断される。
このように、本制御回路10では、モータ20への突入電流により一時的に過電流が検出された場合(過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧値が一時的に所定値以上に上昇した場合)においても、モータ20への駆動電流A4の供給を誤って遮断することがなく、ドアミラー26を所定の展開位置まで確実に回動させることができる。
したがって、本制御回路10では、例えば、ドアミラー26が回動している途中において、モータ20の負荷が一時的に増加した場合(例えば、高速走行時に格納位置に位置するドアミラー26をモータ20の駆動力により展開方向へ変位させることでドアミラー26に風圧がかかりモータ20の負荷が一時的に増加した場合や、ドアミラー26の回動部分等に砂等の異物が挟まりモータ20の負荷が一時的に増加した場合等)においても、モータ20への駆動電流A4の供給を遮断することなく、モータ20を駆動し続けることができる。
すなわち、ドアミラー26の回動途中においてモータ20の負荷が一時的に増加することで、モータ20に過電流が流れると、上述した突入電流が流れた場合と同様に、モータ20に対して直列接続された過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧値は所定値以上に増加し、トランジスタ68はオン状態になる。トランジスタ68がオン状態になると、図2に示す如く、トランジスタ72のベース端子に流れていたベース電流A2が、トランジスタ68のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れ、トランジスタ72がオフ状態になる。このため、トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れていた電流A1は、コンデンサ52に流れてコンデンサ52に電荷が蓄えられる。ここで、上述した如く、本制御回路10では、抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間Tdが経過してコンデンサ52の両端子間の電圧値が所定値以上に達するまでは、トランジスタ48のエミッタ・ベース間を所定値以上の電流A1が流れ続けるので、トランジスタ48はオン状態を維持する。したがって、抵抗50とコンデンサ52の時定数によって定まるタイマ時間Tdが経過するまでは、MOSFET24のゲート端子には、ツェナーダイオード32の両端電圧に対応した所定値以上の電圧が印加され続け、これによりMOSFET24はオン状態を維持し、モータ20へ駆動電流A4が供給され続ける。
さらに、タイマ時間Tdが経過する前に、例えばドアミラー26が上述した砂等の異物を乗り越えることでモータ20にかかる負荷が低減されると、駆動電流A4の電流値は再び定常値に戻り、過電流検出用抵抗59の両端子間の電圧値は再び所定値未満に減少し、トランジスタ68はオフ状態になる。このため、トランジスタ72は再びオン状態になり、トランジスタ72を介してコンデンサ52のチャージが開放されると共に、コンデンサ52に流れていた電流A1は、トランジスタ72のコレクタ・エミッタ端子を介してスイッチ18の端子18Bに流れる(図1図示状態)。したがって、トランジスタ48およびMOSFET24はオン状態を維持し続け、これによりモータ20の出力軸は正転方向に回転し続けてドアミラー26を所定の展開位置まで回動させる。ドアミラー26が所定の展開位置まで回動してストッパ等によりそれ以上の変位を制限されると、上述した如くタイマ手段38の抵抗50とコンデンサ52の時定数により定まるタイマ時間Td経過後に、モータ20への駆動電流A4の供給が遮断される。
なお、図1に示されるように、本制御回路10では、モータ20を介してスイッチ16側(図1のモータ20を境とした上半分)とスイッチ18側(図1のモータ20を境とした下半分)とで回路構成が対称となっている。したがって、スイッチ16の端子16Bと端子16Cを接続しスイッチ18の端子18Bと端子18Cを接続した場合には、タイマ手段36のトランジスタ40、抵抗42、コンデンサ44、及びタイマ切換手段56の過電流検出用抵抗57、トランジスタ60、64が、タイマ手段38のトランジスタ48、抵抗50、コンデンサ52、及びタイマ切換手段58の過電流検出用抵抗59、トランジスタ68、72と同様の作用を奏する。このため、ドアミラー26を格納位置から展開位置まで変位させる場合にも同様の効果を得ることができる。
また、上述したようにスイッチ16、18の接点を切り替えることで、コンデンサ44、52に蓄えられた電荷が、ダイオード30、32を介して開放されるので、再びスイッチ16、18の接点を切り替えた際に、コンデンサ44、52のチャージを空にしておき、コンデンサ44と抵抗42によって定まる時定数、及びコンデンサ52と抵抗50によって定まる時定数を保証することができる。
以上説明した如く、本制御回路10では、モータ20の負荷変動などによる短時間の過電流には応答せず、所定位置で確実にドアミラー26を停止させることができる。
また、本制御回路10では、タイマ手段36、38及びタイマ切換手段56、58を、トランジスタや抵抗、コンデンサ、ダイオード等の安価な素子で構成することができるので、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
[第2の実施の形態]
図5には、本第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路80(以下、単に「制御回路80」という)の構成が回路図により示されている。
[第2の実施の形態]
図5には、本第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路80(以下、単に「制御回路80」という)の構成が回路図により示されている。
制御回路80は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の構成であり、スイッチ部12と駆動制御部82とを備えている。
スイッチ部12は、前記第1の実施の形態に係るスイッチ部12と同じ構成である。
駆動制御部82は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段36、38とは異なる一対のタイマ手段84、86を備えている。
タイマ手段84は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段36と基本的に同様の構成であるが、タイマ手段36のダイオード46に代えて、抵抗88を備えている。抵抗88は、一方の端子がトランジスタ40のエミッタ端子とツェナーダイオード30のカソード端子に接続されており、他方の端子が抵抗42の前記他方の端子とコンデンサ44の前記一方の端子に接続されている。
また、タイマ手段86は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段38と基本的に同様の構成であるが、タイマ手段38のダイオード54に代えて、抵抗89を備えている。抵抗89は、一方の端子がトランジスタ48のエミッタ端子とツェナーダイオード32のカソード端子に接続されており、他方の端子が抵抗50の前記他方の端子とコンデンサ52の前記一方の端子に接続されている。
他の部品構成は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同じ構成である。
本第2の実施の形態に係る制御回路80においても、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様の作用効果を奏する。
また、本制御回路80では、スイッチ16、18の接点を切り替えた際に、コンデンサ44、52に蓄えられた電荷が、抵抗88、89を介して開放されるので、再びスイッチ16、18の接点を切り替えた際に、コンデンサ44、52のチャージを空にしておき、コンデンサ44と抵抗42によって定まる時定数、及びコンデンサ52と抵抗50によって定まる時定数を保証することができる。
このように本制御回路80では、前記第1の実施の形態に係るダイオード46、54に代えて、安価な抵抗88、89を用いたことで、さらに低コスト化を図ることができる。
[第3の実施の形態]
図6には、本第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路90(以下、単に「制御回路90」という)の構成が回路図により示されている。
[第3の実施の形態]
図6には、本第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路90(以下、単に「制御回路90」という)の構成が回路図により示されている。
制御回路90は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の構成であり、スイッチ部12と駆動制御部92とを備えている。
スイッチ部12は、前記第1の実施の形態に係るスイッチ部12と同じ構成である。
駆動制御部92は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段36、38とは異なる一対のタイマ手段94、96を備えている。
タイマ手段94は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段36と基本的に同様の構成であるが、タイマ手段36のダイオード46に代えて、抵抗98を備えている。抵抗98は、一方の端子がトランジスタ40のエミッタ端子とツェナーダイオード30のカソード端子に接続されており、他方の端子がトランジスタ40のベース端子と抵抗42の前記一方の端子に接続されている。
また、タイマ手段96は、前記第1の実施の形態に係るタイマ手段38と基本的に同様の構成であるが、タイマ手段38のダイオード54に代えて、抵抗99を備えている。抵抗99は、一方の端子がトランジスタ48のエミッタ端子とツェナーダイオード32のカソード端子に接続されており、他方の端子がトランジスタ48のベース端子と抵抗50の前記一方の端子に接続されている。
他の部品構成は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同じ構成である。
本第3の実施の形態に係る制御回路90においても、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様の作用効果を奏する。
また、本制御回路90では、スイッチ16、18の接点を切り替えた際に、コンデンサ44、52に蓄えられた電荷が、抵抗42、98及び抵抗50、99を介して開放されるので、再びスイッチ16、18の接点を切り替えた際に、コンデンサ44、52のチャージを空にしておき、コンデンサ44と抵抗42によって定まる時定数、及びコンデンサ52と抵抗50によって定まる時定数を保証することができる。
このように本制御回路90では、前記第1の実施の形態に係るダイオード46、54に代えて、安価な抵抗98、99を用いたことで、さらに低コスト化を図ることができる。
面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の概略的な回路図である。
モータに過電流が流れた状態での図1に対応した回路図である。
駆動電流の電流値の変化、並びに、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、及びスイッチ手段のオン/オフ状態を示すタイムチャートである。
本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路が適用されて構成されたドアミラーの一部を破断した斜視図である。
本発明の第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の概略的な回路図である。
本発明の第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の概略的な回路図である。
10 ミラー装置用モータ制御回路
20 モータ
22 電解効果トランジスタ(スイッチ手段)
24 電解効果トランジスタ(スイッチ手段)
36 タイマ手段
38 タイマ手段
40 トランジスタ(第3のトランジスタ)
44 コンデンサ
48 トランジスタ(第3のトランジスタ)
52 コンデンサ
56 タイマ切換手段
58 タイマ切換手段
57 過電流検出用抵抗
59 過電流検出用抵抗
60 トランジスタ(第1のトランジスタ)
64 トランジスタ(第2のトランジスタ)
68 トランジスタ(第1のトランジスタ)
72 トランジスタ(第2のトランジスタ)
80 ミラー装置用モータ制御回路
84 タイマ手段
86 タイマ手段
90 ミラー装置用モータ制御回路
94 タイマ手段
96 タイマ手段
20 モータ
22 電解効果トランジスタ(スイッチ手段)
24 電解効果トランジスタ(スイッチ手段)
36 タイマ手段
38 タイマ手段
40 トランジスタ(第3のトランジスタ)
44 コンデンサ
48 トランジスタ(第3のトランジスタ)
52 コンデンサ
56 タイマ切換手段
58 タイマ切換手段
57 過電流検出用抵抗
59 過電流検出用抵抗
60 トランジスタ(第1のトランジスタ)
64 トランジスタ(第2のトランジスタ)
68 トランジスタ(第1のトランジスタ)
72 トランジスタ(第2のトランジスタ)
80 ミラー装置用モータ制御回路
84 タイマ手段
86 タイマ手段
90 ミラー装置用モータ制御回路
94 タイマ手段
96 タイマ手段
Claims (2)
- 車両に取り付けられたミラーをモータの駆動力で所定方向へ変位させるミラー装置に用いられ、前記モータを駆動する駆動電流を制御するミラー装置用モータ制御回路であって、
前記モータに接続され、特定の端子に所定の電気信号が入力されることで前記駆動電流を前記モータへ流すと共に、前記電気信号の入力を解除することで前記駆動電流を遮断するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段に接続され、作動を無効にされた状態では前記特定の端子への前記電気信号の入力を許容すると共に、作動を有効にされた状態を所定時間維持されると前記特定の端子への前記電気信号の入力を解除するタイマ手段と、
前記スイッチ手段及び前記タイマ手段に接続され、前記駆動電流の電流値が所定値未満のときは前記タイマ手段の作動を無効にすると共に、前記駆動電流の電流値が所定値以上のときは前記タイマ手段の作動を有効にするタイマ切換手段と、
を備えたミラー装置用モータ制御回路。 - 前記タイマ切換手段は、前記モータ及び前記スイッチ手段に対して直列接続された過電流検出用抵抗と、前記過電流検出用抵抗に接続され、前記過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値未満のときはオフ状態になると共に前記過電流検出用抵抗の両端子間の電圧値が所定値以上のときはオン状態になる第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタ及び前記スイッチ手段の前記特定の端子に接続され、前記特定の端子への前記電気信号の入力に対応してオン状態になると共に前記第1のトランジスタがオン状態のときはオフ状態になる第2のトランジスタと、を有し、
前記タイマ手段は、前記第2のトランジスタに接続され、前記第2のトランジスタがオン状態のときは前記第2のトランジスタによって入力端子をアースされると共に前記第2のトランジスタがオフ状態のときは自らに電荷を蓄えるコンデンサと、前記コンデンサ及び前記スイッチ手段の前記特定の端子に接続され、作動信号が入力されることでオン状態になり前記特定の端子への前記電気信号の入力を許容すると共に前記コンデンサの両端子間の電圧値が所定値以上になるとオフ状態になり前記特定の端子への前記電気信号の入力を解除する第3のトランジスタと、を有する、
ことを特徴とする請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003419457A JP2005178465A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ミラー装置用モータ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003419457A JP2005178465A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ミラー装置用モータ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005178465A true JP2005178465A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34781342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003419457A Pending JP2005178465A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ミラー装置用モータ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005178465A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149657A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Ichikoh Ind Ltd | ドアミラー制御装置 |
JP2010215009A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Mitsuba Corp | 車両用ドアミラーのモータ駆動回路 |
-
2003
- 2003-12-17 JP JP2003419457A patent/JP2005178465A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010149657A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Ichikoh Ind Ltd | ドアミラー制御装置 |
JP2010215009A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Mitsuba Corp | 車両用ドアミラーのモータ駆動回路 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060428 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090323 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090331 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |