JP2006211738A - ミラー装置用モータ制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子数が少なく、構成が簡単なミラー装置用モータ制御回路を得る。
【解決手段】操作スイッチ16及び18が図1に示される状態になると、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積されるまでは、トランジスタ22がオン状態になる。これにより、モータ20を駆動する駆動電流A2が流れ始め、モータ20の駆動力によってドアミラー26が変位する。そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、コンデンサ32の電圧が高くなると、ツェナーダイオード26に流れる電流A1が減少し、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧以下になる。このため、ツェナーダイオード26のインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、トランジスタ22のエミッタ・ベース間を流れる電流A1が急激に減少する。これにより、トランジスタ22はオフ状態になり、モータ20への駆動電流A2の供給が遮断され、モータが停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用電動ドアミラー装置等に用いられるミラー装置用モータ制御回路に関する。
車両の運転席や助手席に対応してドアパネルの側方に設けられた後方確認用の所謂ドアミラーには、モータの駆動力で鏡面が略車両幅方向室内側へ向くまでドアミラーを折り畳んで格納できる電動ドアミラー装置がある。
この種の電動ドアミラー装置は、通常、車両の運転席近傍に設けられた格納/展開用のスイッチを備えており、このスイッチ及びモータの制御回路を介して格納/展開用のモータへ車両のバッテリーから電力が供給されるようになっている。
さらに、このような電動ドアミラー装置では、ミラーが一定の展開位置及び格納位置まで回動した際には、モータを停止させるように制御回路が構成されている。このような制御回路の一例としては、タイマ回路によってモータへの給電時間を制御したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この種の制御回路では、タイマ回路が多数の素子を備えた複雑な構成となっており、コスト高の原因となっている。
特開平10−285005号公報
本発明は、上記事実を考慮し、素子数が少なく構成が簡単なミラー装置用モータ制御回路を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のミラー装置用モータ制御回路は、車両に設けられたミラーをモータの駆動力で所定方向へ変位させるミラー装置に用いられ、前記モータへ供給する駆動電流を制御するミラー装置用モータ制御回路であって、前記駆動電流の供給経路に設けられ、所定値以上のベース電流を供給されることで前記モータへの前記駆動電流の供給を許容すると共に、前記ベース電流が所定値未満に減少することで前記駆動電流を遮断するトランジスタと、前記トランジスタへの前記ベース電流の供給経路に設けられ、前記ベース電流の上流側にカソード端子が接続されると共に前記ベース電流の下流側にアノード端子が接続されたツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードに対して直列に接続された蓄電素子及び抵抗と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路では、トランジスタに所定値以上のベース電流が供給されると、トランジスタがモータへの駆動電流の供給を許容し、モータが駆動する。これにより、ミラーはモータの駆動力によって所定方向へ変位される。
また、トランジスタへのベース電流の供給経路には、ツェナーダイオード、蓄電素子、及び抵抗が直列に接続されており、蓄電素子には、上述の如くトランジスタにベース電流が供給されることに対応して電荷が蓄積されていく。蓄電素子に所定量以上の電荷が蓄積され、蓄電素子の電圧が高くなると、抵抗及びツェナーダイオードに流れる電流が減少し、ツェナーダイオードに加わる電圧がツェナ電圧以下になる。このように、ツェナーダイオードに加わる電圧がツェナ電圧以下になると、ツェナーダイオードのインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、トランジスタに供給されるベース電流が急激に減少し所定値未満になる。これにより、トランジスタがモータへの駆動電流の供給を遮断し、モータが停止する。
このように、本ミラー装置用モータ制御回路では、トランジスタへのベース電流の供給経路に設けられた蓄電素子の充電時間に基づいてモータへの給電時間を制御すると共に、当該蓄電素子に直列に接続されたツェナーダイオードの非線型効果を用いて、トランジスタのベース電流を急激に減少させ、モータへの給電を遮断する構成である。したがって、素子数が少なく構成が簡単である。
請求項2に係る発明のミラー装置用モータ制御回路は、請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路において、前記モータは、前記駆動電流の方向が変更されることで正逆両方向に回転し、前記ベース電流の方向は、前記変更される前記駆動電流の方向に対応して変更されると共に、前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードは、前記変更される前記駆動電流の方向及び前記ベース電流の方向に対応してそれぞれ一対設けられ、かつ、一方の前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードと、他方の前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードとは、互いに並列に接続されると共に、前記蓄電素子及び前記抵抗に対してそれぞれ直列に接続されている、ことを特徴としている。
請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路では、モータは駆動電流の方向が変更されることで正逆両方向に回転する。したがって、例えば、このモータが、ミラーの格納・展開用のモータであれば、ミラーはモータの回転方向に応じて、展開位置から格納位置、或いは、格納位置から展開位置まで変位される。
また、このミラー装置用モータ制御回路では、ベース電流の方向は、上記変更される駆動電流の方向に対応して変更されるが、トランジスタ及びツェナーダイオードは、上記変更される駆動電流及びベース電流の方向に対応してそれぞれ一対設けられている。すなわち、モータの正転時には一方のトランジスタ及びツェナーダイオードが使用され、モータの逆転時には他方のトランジスタ及びツェナーダイオードが使用される。これにより、モータの正逆両方向の回転を制御できる。しかも、一方のトランジスタ及びツェナーダイオードと、他方のトランジスタ及びツェナーダイオードとは、互いに並列に接続されると共に、蓄電素子及び抵抗に対してそれぞれ直列に接続されている。すなわち、モータの正転時及び逆転時において蓄電素子及び抵抗を部品共用する構成であるため、素子数が少なく構成が簡単である。
請求項3に係る発明のミラー装置用モータ制御回路は、請求項1記載又は請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路において、前記トランジスタ、前記ツェナーダイオード、及び前記抵抗に対して並列に接続された第2抵抗を備えた、ことを特徴としている。
請求項3記載のミラー装置用モータ制御回路では、トランジスタ、ツェナーダイオード、及び抵抗には、第2抵抗の電圧降下に対応する電圧が印加され、この電圧によってトランジスタ、ツェナーダイオード、及び抵抗に電流(ベース電流)が流れる。このように、第2抵抗によって基準電圧が確保されるのでトランジスタのスイッチング動作が安定する。
請求項4に係る発明のミラー装置用モータ制御回路は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のミラー装置用モータ制御回路において、前記ツェナーダイオード、前記蓄電素子、及び前記抵抗に対して並列に接続され、前記ツェナーダイオード、前記蓄電素子、及び前記抵抗に一定の電圧を印加する第2ツェナーダイオードを備え、かつ、前記第2ツェナーダイオードのツェナ電圧は、前記ツェナーダイオードのツェナ電圧よりも高く設定されている、ことを特徴としている。
請求項4記載のミラー装置用モータ制御回路では、ツェナーダイオード、蓄電素子、及び抵抗には、第2ツェナーダイオードのツェナ電圧に対応する一定の電圧が印加される。したがって、電源電圧(車両のバッテリーの電圧など)が変動しても、ツェナーダイオードのツェナ電圧、蓄電素子の容量、及び抵抗の抵抗値により決定されるモータへの給電時間(タイマ時間)を常に一定にできる。
以上説明したように、本発明のミラー装置用モータ制御回路は、素子数が少なく構成が簡単である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路10(以下、単に「制御回路10」という)の構成が回路図により示されている。
この図に示されるように本制御回路10は、スイッチ部12と駆動制御部14とを備えている。スイッチ部12は一対の操作スイッチ16、18を備えている。操作スイッチ16は3つの端子16A、16B、16Cを備えており、端子16Aと端子16Bとの間及び端子16Bと端子16Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を断線状態とすることができるようになっている。
一方、操作スイッチ18も同様に3つの端子18A、18B、18Cを備えており、端子18Aと端子18Bとの間及び端子18Bと端子18Cとの間の何れか一方を導通状態として何れか他方を断線状態とすることができるようになっている。但し、操作スイッチ16の端子16Aは車両に搭載されたバッテリーのプラス端子へ接続されているのに対して操作スイッチ18の端子18Aはアースされている。また、これらの操作スイッチ16、18は端子16Aと端子18Cとが接続されていると共に、端子16Cと端子18Aとが接続されている。
さらに、これらの操作スイッチ16、18は互いに連動するように設定されており、操作スイッチ16にて端子16Aと端子16Bが接続されると、操作スイッチ18にて端子18Aと端子18Bが接続され、操作スイッチ16にて端子16Bと端子16Cが接続されると、操作スイッチ18にて端子18Bと端子18Cが接続されるようになっている。
操作スイッチ16の端子16Bには、モータ20の一方の端子が接続されており、モータ20の他方の端子は、駆動制御部14を構成するNPN型のトランジスタ22及びPNP型のトランジスタ24の各コレクタ端子に接続されている。トランジスタ22、24の各エミッタ端子は、操作スイッチ18の端子18Bに接続されている。
なお、上述したモータ20は、図2に示されるミラーとしてのドアミラー26の内側に収容されており、出力軸がドアミラー26を車両の略上下方向を軸方向としてこの軸周りに回動可能に軸支する支持シャフト27へ直接或いは間接的且つ機械的に接続されている。そして、モータ20の出力軸が正方向に回転(正転)することでドアミラー26が展開方向(図2の矢印Y1方向)へ回動し、モータ20の出力軸が逆方向に回転(逆転)することでドアミラー26が格納方向(図2の矢印Y2方向)へ回動するようになっている。
また、駆動制御部14は、一対のツェナーダイオード26、28を備えている。ツェナーダイオード26は、アノード端子がトランジスタ22のベース端子に接続されており、カソード端子がツェナーダイオード28のアノード端子に接続されている。ツェナーダイオード28のカソード端子は、トランジスタ24のベース端子に接続されている。
さらに、駆動制御部14は、抵抗30及びコンデンサ32を備えている。抵抗30は、一方の端子がツェナーダイオード26のカソード端子、及びツェナーダイオード28のアノード端子に接続されており、他方の端子がコンデンサ32の一方の端子に接続されている。コンデンサ32の他方の端子は、操作スイッチ16の端子16B及びモータ20の一方の端子に接続されている。
次に、本第1の実施の形態の作用を説明する。
上記構成の制御回路10では、格納位置に位置するドアミラー26を展開するには、図1に示す如く、操作スイッチ16の端子16Aと端子16Bとを接続すればよい。端子16Aと端子16Bとを接続すると、これに連動して操作スイッチ18の端子18Aと端子18Bとが接続される。これにより、操作スイッチ16の端子16B→コンデンサ32→抵抗30→ツェナーダイオード26→トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間→操作スイッチ18の端子18Bの経路で電流A1が流れる。
コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積されるまでは、トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間を所定値以上の電流A1(ベース電流)が流れ、トランジスタ22がオン状態になる。
トランジスタ22がオン状態になることで、操作スイッチ16の端子16B→モータ20→トランジスタ22のコレクタ端子・エミッタ端子間→操作スイッチ18の端子18Bの経路でモータ20を駆動する駆動電流A2が流れ始める。これにより、モータ20の出力軸が正転し、このモータ20の駆動力によってドアミラー26が展開方向(図2の矢印Y1方向)へ回動する。ドアミラー26が展開位置まで達すると、ドアミラー26の回動が図示しないストッパ部材や車体により制限される。
そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、コンデンサ32の電圧が高くなると、ツェナーダイオード26に流れる電流A1が減少し、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になる。このように、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になると、ツェナーダイオード26のインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間を流れる電流A1(ベース電流)が急激に減少し所定値未満になる(なお、図3にはツェナーダイオードの電圧電流特性が線図にて示されている)。このため、トランジスタ22はオフ状態になり、これにより、モータ20への駆動電流A2の供給が遮断され、モータが停止する。なお、モータ20が停止するまでの時間(タイマ時間)は、コンデンサ32の容量、抵抗30の抵抗値、ツェナーダイオード26のツェナ電圧により決定され、一定時間のタイマ動作が実現される。
一方、展開位置に位置するドアミラー26を格納するには、図4に示す如く、操作スイッチ16の端子16Cと端子16Bとを接続すればよい。端子16Cと端子16Bとを接続すると、これに連動して操作スイッチ18の端子18Cと端子18Bとが接続される。これにより、操作スイッチ18の端子18B→トランジスタ24のエミッタ端子・ベース端子間→ツェナーダイオード28→抵抗30→コンデンサ32→操作スイッチ16の端子16Bの経路で電流A3が流れる。
コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積されるまでは、トランジスタ24のエミッタ端子・ベース端子間を所定値以上の電流A3(ベース電流)が流れ、トランジスタ24がオン状態になる。
トランジスタ24がオン状態になることで、操作スイッチ18の端子18B→トランジスタ24のエミッタ端子・コレクタ端子間→モータ20→操作スイッチ16の端子16Bの経路でモータ20を駆動する駆動電流A4が流れ始める。これにより、モータ20の出力軸が逆転し、このモータ20の駆動力によってドアミラー26が格納方向(図2の矢印Y2方向)へ回動する。ドアミラー26が格納位置まで達すると、ドアミラー26の回動が図示しないストッパ部材や車体により制限される。
そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、コンデンサ32の電圧が高くなると、ツェナーダイオード28に流れる電流A3が減少し、ツェナーダイオード28に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になる。このため、ツェナーダイオード28のインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、トランジスタ24のエミッタ端子・ベース端子間を流れる電流A3(ベース電流)が急激に減少する。このため、トランジスタ24はオフ状態になり、これにより、モータ20への駆動電流A4の供給が遮断され、モータ20が停止する。なお、モータ20が停止するまでの時間(タイマ時間)は、コンデンサ32の容量、抵抗30の抵抗値、ツェナーダイオード28のツェナ電圧により決定され、一定時間のタイマ動作が実現される。
ここで、本発明の第1の実施の形態に係る制御回路10では、上述の如くモータ20への給電時間をコンデンサ32の充電時間に基づいて制御すると共に、コンデンサ32に直列に接続されたツェナーダイオード26、28の非線型効果を用いて、トランジスタ22、24のベース電流を急激に減少させ、モータ20への給電を遮断する構成である。したがって、素子数が少なく構成が極めて簡単である。
しかも、本発明の第1の実施の形態に係る制御回路10では、モータ20の正転時及び逆転時においてコンデンサ32及び抵抗30を部品共用する構成であるため、素子数を一層少なくすることができる。
なお、上記第1の実施の形態に係る制御回路10において、ツェナーダイオード26、28を省略した構成とした場合でも、コンデンサ32に電荷が蓄積されるに従ってトランジスタ22、24に流れるベース電流が減少し、トランジスタ22、24はオフ状態になるが、そのベース電流の減少は緩やかであり、トランジスタ22、24が活性状態を長時間かけて通過する。このため、トランジスタ22、24は大きな発熱を起こし、場合によっては破損する可能性がある。この点、上記第1の実施の形態に係る制御回路10では、ツェナーダイオード26、28を備えているため、これらのツェナーダイオード26、28が、トランジスタ22、24の発熱防止に積極的な役割を果たし、これにより、高い信頼性を確保することができる。この点は、以下の実施の形態においても同様である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路50(以下、単に「制御回路50」という)の回路図が示されている。
制御回路50は、前述した第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の構成であるが、前記第1の実施の形態に係る駆動制御部14とは異なる駆動制御部52を備えている。
駆動制御部52は、前記第1の実施の形態に係る駆動制御部14と基本的に同様の構成であるが、第2抵抗としての抵抗54を備えている。抵抗54は、一方の端子が抵抗30の前記他方の端子とコンデンサ32の前記一方の端子との間の接点56に接続されており、他方の端子が操作スイッチ18の端子18Bとトランジスタ22、24の各エミッタ端子との間の接点57に接続されている。
他の構成部品は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同じ構成である。
次に、本第2の実施の形態の作用を説明する。
上記構成の制御回路50では、操作スイッチ16及び操作スイッチ18が図5に示される状態になると、操作スイッチ16の端子16B→コンデンサ32→抵抗54→操作スイッチ18の端子18Bの経路で電流A5が流れる。当初は、所定値以上の電流A5が流れ、抵抗54の電圧降下が大きいため、接点56と接点57との間の電圧(抵抗54の両端電圧)により抵抗30→ツェナーダイオード26→トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間の経路で電流A6(ベース電流)が流れ、トランジスタ22がオン状態になる。これにより、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様に、モータ20に駆動電流A2が供給され、モータ20が駆動し、ドアミラー26が展開位置まで回動する。
そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、コンデンサ32の電圧が高くなると、抵抗54の電圧降下が小さくなり、ツェナーダイオード26を流れる電流A6が減少し、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になる。このため、ツェナーダイオード26のインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様に、トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間を流れる電流A6(ベース電流)が急激に減少し、トランジスタ22がオフ状態となる。これにより、モータ20への駆動電流A2の供給が遮断され、モータ20が停止する。なお、モータ20が停止するまでの時間(タイマ時間)は、コンデンサ32の容量、抵抗30、54の抵抗値、ツェナーダイオード26のツェナ電圧により決定され、一定時間のタイマ動作が実現される。
一方、操作スイッチ16の端子16Cと端子16Bとが接続され、操作スイッチ18の端子18Cと端子18Bとが接続された場合には、接点57と接点56との間の電圧(抵抗54の両端電圧)によりトランジスタ24のエミッタ端子・ベース端子間→ツェナーダイオード28→抵抗30の経路で電流が流れ、トランジスタ24がオン状態となる。これにより、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様に、モータ20に駆動電流(図4の矢印A4参照)が供給され、モータ20の駆動力によりドアミラー26が格納位置まで回動する。そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になると、トランジスタ24がオフ状態になり、モータ20への駆動電流の供給が遮断され、モータ20が停止する。なお、モータ20が停止するまでの時間(タイマ時間)は、コンデンサ32の容量、抵抗30、54の抵抗値、ツェナーダイオード28のツェナ電圧により決定され、一定時間のタイマ動作が実現される。
このように、本発明の第2の実施の形態に係る制御回路50は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、本発明の第2の実施の形態に係る制御回路50では、上述の如く抵抗54によってトランジスタ22、24のエミッタ端子・ベース端子間、ツェナーダイオード26、28、及び抵抗30に印加される基準電圧が確保されるのでトランジスタ22、24のスイッチング動作が安定する。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
図6には、本発明の第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路60(以下、単に「制御回路60」という)の回路図が示されている。
制御回路60は、前述した第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の構成であるが、前記第1の実施の形態に係る駆動制御部14とは異なる駆動制御部62を備えている。
駆動制御部62は、前記第1の実施の形態に係る駆動制御部14と基本的に同様の構成であるが、抵抗64を備えている。抵抗64は、一方の端子が操作スイッチ16の端子16B及びモータ10の前記一方の端子に接続されており、他方の端子がコンデンサ32の前記他方の端子に接続されている。
また、駆動制御部62は、第2ツェナーダイオードとしての一対のツェナーダイオード66、68を備えている。ツェナーダイオード66は、アノード端子がコンデンサ32の前記他方の端子と抵抗64の前記他方の端子との間の接点67に接続されており、カソード端子がツェナーダイオード68のカソード端子に接続されている。ツェナーダイオード68のアノード端子は、操作スイッチ18の端子18Bとトランジスタ22、24の各エミッタ端子との間の接点69に接続されている。
他の構成部品は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同じ構成である。
次に、本第3の実施の形態の作用を説明する。
上記構成の制御回路60では、操作スイッチ16及び操作スイッチ18が図6に示される状態になると、操作スイッチ16の端子16B→抵抗64→ツェナーダイオード66→ツェナーダイオード68→操作スイッチ18の端子18Bの経路で電流A7が流れ、接点67と接点69との間(ツェナーダイオード66、68間)は一定電圧になる。この一定電圧から、コンデンサ32→抵抗30→ツェナーダイオード26→トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間の経路で電流A8(ベース電流)が流れる。コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積されるまでは、トランジスタ24のエミッタ端子・ベース端子間を所定値以上の電流A8が流れ、トランジスタ24がオン状態になる。これにより、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様に、モータ20に駆動電流A2が供給され、モータ20が駆動し、ドアミラー26が展開位置まで回動する。
そして、コンデンサ32に所定量以上の電荷が蓄積され、コンデンサ32の電圧が高くなると、ツェナーダイオード26を流れる電流A8が減少し、ツェナーダイオード26に加わる電圧がツェナ電圧VZ以下になる。このため、ツェナーダイオード26のインピーダンス(抵抗)が極端に大きくなり、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と同様に、トランジスタ22のエミッタ端子・ベース端子間を流れる電流A8が急激に減少し、トランジスタ22がオフ状態となる。これにより、モータ20への駆動電流A2の供給が遮断され、モータが停止する。モータ20が停止するまでの時間(タイマ時間)は、コンデンサ32の容量、抵抗30の抵抗値、ツェナーダイオード26のツェナ電圧により決定され、一定時間のタイマ動作が実現される。
なお、操作スイッチ16の端子16Cと端子16Bとが接続され、操作スイッチ18の端子18Cと端子18Bとが接続された場合にも、動作は基本的に同様である。
このように、本発明の第3の実施の形態に係る制御回路60は、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、本発明の第3の実施の形態に係る制御回路60では、コンデンサ32、抵抗30、ツェナーダイオード26(又はツェナーダイオード28)から成るタイマ回路は、常時ツェナーダイオード66、68による一定電圧の元で作動するので、電源電圧(車両のバッテリーの電圧など)が変動しても、安定的なタイマ時間が得られる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
図7には、本発明の第4の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路70(以下、単に「制御回路70」という)の回路図が示されている。
制御回路70は、前述した第3の実施の形態に係る制御回路60と基本的に同様の構成であるが、前記第3の実施の形態に係る駆動制御部62とは異なる駆動制御部72を備えている。
駆動制御部72は、前記第3の実施の形態に係る駆動制御部62と基本的に同様の構成であるが、前記第2の実施の形態に係る駆動制御部52と同様に、第2抵抗としての抵抗54を備えている。抵抗54は、前記第2の実施の形態に係る抵抗54と同様の接続関係となっている。
上記構成の制御回路70においても、前記第1の実施の形態に係る制御回路10と基本的に同様の作用効果を奏する、しかも、この制御回路70では、前記第2の実施の形態に係る制御回路50と同様にトランジスタ22、24のスイッチング動作が安定すると共に、前記第3の実施の形態に係る制御回路60と同様に安定的なタイマ時間が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路が適用されて構成されたドアミラーの一部を破断した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の構成部材であるツェナーダイオードの電圧電流特性を示す線図である。 図1と同じ回路図で、モータを逆転駆動させた場合の図である。 本発明の第2の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係るミラー装置用モータ制御回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
10 ミラー装置用モータ制御回路
20 モータ
22 トランジスタ
24 トランジスタ
26 ツェナーダイオード
28 ツェナーダイオード
30 抵抗
32 コンデンサ(蓄電素子)
50 ミラー装置用モータ制御回路
54 抵抗(第2抵抗)
60 ミラー装置用モータ制御回路
66 ツェナーダイオード(第2ツェナーダイオード)
68 ツェナーダイオード(第2ツェナーダイオード)
70 ミラー装置用モータ制御回路

Claims (4)

  1. 車両に設けられたミラーをモータの駆動力で所定方向へ変位させるミラー装置に用いられ、前記モータへ供給する駆動電流を制御するミラー装置用モータ制御回路であって、
    前記駆動電流の供給経路に設けられ、所定値以上のベース電流を供給されることで前記モータへの前記駆動電流の供給を許容すると共に、前記ベース電流が所定値未満に減少することで前記駆動電流を遮断するトランジスタと、
    前記トランジスタへの前記ベース電流の供給経路に設けられ、前記ベース電流の上流側にカソード端子が接続されると共に前記ベース電流の下流側にアノード端子が接続されたツェナーダイオードと、
    前記ツェナーダイオードに対して直列に接続された蓄電素子及び抵抗と、
    を備えたミラー装置用モータ制御回路。
  2. 前記モータは、前記駆動電流の方向が変更されることで正逆両方向に回転し、
    前記ベース電流の方向は、前記変更される前記駆動電流の方向に対応して変更されると共に、
    前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードは、前記変更される前記駆動電流の方向及び前記ベース電流の方向に対応してそれぞれ一対設けられ、
    かつ、一方の前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードと、他方の前記トランジスタ及び前記ツェナーダイオードとは、互いに並列に接続されると共に、前記蓄電素子及び前記抵抗に対してそれぞれ直列に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のミラー装置用モータ制御回路。
  3. 前記トランジスタ、前記ツェナーダイオード、及び前記抵抗に対して並列に接続された第2抵抗を備えた、ことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載のミラー装置用モータ制御回路。
  4. 前記ツェナーダイオード、前記蓄電素子、及び前記抵抗に対して並列に接続され、前記ツェナーダイオード、前記蓄電素子、及び前記抵抗に一定の電圧を印加する第2ツェナーダイオードを備え、
    かつ、前記第2ツェナーダイオードのツェナ電圧は、前記ツェナーダイオードのツェナ電圧よりも高く設定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のミラー装置用モータ制御回路。
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JP2008056207A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ichikoh Ind Ltd 車両用ミラー装置

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