JP2009208267A - 記録制御装置、記録制御方法、及び記録制御プログラム - Google Patents

記録制御装置、記録制御方法、及び記録制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】短い吐出間隔であっても、各回の主走査においてインクを安定に吐出させることができ、高画質な画像を高速に記録媒体に記録することができる記録制御装置、記録制御方法、及び記録制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明によれば、今回の主走査及び次回の主走査のどちらにおいても、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子が、各列へのドット形成時に全負荷となる状態を確実に回避することができるので、1回の主走査あたりの記録ヘッドの負荷を軽減することができると共に、各回の主走査における負荷の変動も抑制できる。そのため、記録素子の駆動間隔を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態を安定に保つことができる。その結果、不均一又は不適正なドットの形成を防止でき、記録媒体に記録される画像の画質劣化を防止できるので、高画質な画像を高速に記録媒体に記録することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録制御装置、記録制御方法、及び記録制御プログラムに関するものである。
従来の記録装置の一例としてカラーインクジェットプリンタなどのインクジェット方式のプリンタが知られている。かかるインクジェット方式のプリンタは、複数の吐出口(記録素子)が副走査方向に形成されたインクヘッド(記録ヘッド)を有しており、このインクヘッドを主走査方向へ移動させつつ、吐出口から記録媒体に順次インクを吐出する主走査によって、複数行のラスタ(以下、主走査方向の複数のドットにより構成される1の行をラスタと称す)を記録媒体に形成することができる。
インクジェット方式のプリンタは、主走査方向への主走査を行うと、次いで、主走査方向とは、交差(一般には直交)する方向へ記録媒体を移動するなどの方法により副走査を行う。そして、副走査の後は、再び主走査を行い、主走査と副走査とを繰り返し行うことによって記録媒体への記録(印刷)が行われる。
ここで、インクヘッドは、1の吐出口毎に圧電アクチュエータを有している。記録媒体への記録時には、圧電アクチュエータに駆動電圧を印加し、該圧電アクチュエータを変形させることにより、対応する吐出口から所定量のインクを吐出させる。
近年、印刷物に対する画像の高解像度化及び印刷速度の高速化の要求に伴い、インクヘッドに形成される吐出口の高密度化及びインクの吐出間隔の短縮化が図られている。
しかし、高密度化された吐出口から短い吐出間隔でインクを吐出する場合に、今回の主走査におけるインクの吐出が全ての吐出口から行われると、各吐出口への負荷が重くなるため、系が次回の主走査までに応答し切れず、次回の主走査におけるインクの吐出が安定せず、噴射ムラ(例えば、インクの吐出量が正常な量より少なくなったり、吐出されたインク滴の形状が歪んでいたり、等)が生じ、形成されるドットが不均一又は不適正となって印刷結果の画質が劣化するという問題があった。
ところで、特許文献1には、間引きマルチパス印写モードで印写を行う場合に、各走査において印写する画像データを走査回数に関して疑似ランダマイズして画像データを入れ替えて印写することによって、画像ノイズの発生を低減させ、画像品質の向上を図るインクジェット装置が記載されている。
特開2000−218777号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるインクジェット装置は、疑似ランダマイズの結果、1回の主走査におけるインクの吐出が全ての吐出口から行われる場合も当然含まれており、上述した噴射ムラに対する対策としては十分でないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、短い吐出間隔(噴射サイクル)であっても、各回の主走査においてインクを安定に吐出させることができ、高画質な画像を高速に記録媒体に記録することができる記録制御装置、記録制御方法、及び記録制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の請求項1記載の記録制御装置は、記録素子を複数有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査手段と、前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査手段と、前記主走査手段による主走査と前記副走査手段による副走査とを繰り返し行うことによって、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御手段とを備えたものであって、前記主走査手段による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き手段と、前記主走査手段による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記今回主走査手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き手段とを備えている。
請求項2記載の記録制御装置は、請求項1記載の記録制御装置において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、前記第1の間引き手段は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、前記第2の間引き手段は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記今回主走査手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする。
請求項3記載の記録制御装置は、請求項1又は2に記載の記録制御装置において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、1又は複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、前記第1の間引き手段により前記今回の主走査において各列のドットを形成するために使用可能とする記録素子は、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群とする1群あたり、その群に属する記録素子のうちの約50%である。
請求項4記載の記録制御装置は、請求項1から3のいずれかに記載の記録制御装置において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、1又は複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
前記第1の間引き手段により前記今回の主走査において各列のドットを形成するために使用可能とする記録素子は、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群とする1群あたり、その群に属し前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ1つおきの記録素子である。
請求項5記載の記録制御方法は、記録素子を複数有する記録ヘッドを備えた記録装置を制御するための方法であって、前記記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査工程と、前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査工程と、前記主走査工程による主走査と前記副走査工程による副走査とを繰り返し行うことによって、記録媒体に対し、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御工程と、前記主走査工程による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き工程と、前記主走査工程による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記第1の間引き工程により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き工程を含んで構成される。
請求項6記載の記録制御方法は、請求項5記載の記録制御方法において、前記記録装置は、前記記録素子へ駆動電圧を供給する複数系統の電圧供給手段を有しており、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、前記第1の間引き工程は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、前記第2の間引き工程は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記第1の間引き工程により使用可能としたものとは異なる記録素子とする。
請求項7記載の記録制御プログラムは、記録素子を複数有する記録ヘッドを備えた記録装置を機能させるためのプログラムであって、前記記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査手段と、前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査手段と、前記主走査手段による主走査と前記副走査手段による副走査とを繰り返し行うことによって、記録媒体に対し、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御手段と、前記主走査手段による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き手段と、前記主走査手段による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記第1の間引き手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き手段として、前記記録装置を機能させる。
請求項8記載の記録制御プログラムは、請求項7記載の記録制御プログラムにおいて、前記記録装置は、前記記録素子へ駆動電圧を供給する複数系統の電圧供給手段を有しており、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、前記第1の間引き手段は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、前記第2の間引き手段は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記第1の間引き手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする。
請求項1記載の記録制御装置によれば、主走査手段による今回の主走査を行う場合には、第1の間引き手段により、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする。そして、今回の主走査を行った後、主走査手段による次回の主走査を行う場合には、第2の間引き手段により、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、今回の主走査により使用可能としたものとは異なる記録素子を、各列に対するドット形成に対して使用可能とする。
よって、今回の主走査及び次回の主走査のどちらにおいても、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避することができるので、1回の主走査あたりの記録ヘッドの負荷を軽減することができると共に、各回の主走査における負荷の変動も抑制することができる。
そのため、記録素子の駆動間隔(即ち、記録素子による記録間隔)を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態を安定に保つことができる。その結果、不均一又は不適正なドットの形成を防止することができ、記録媒体に記録される画像の画質劣化を防止できるので、高画質な画像を高速に記録媒体に記録することができるという効果がある。
また、請求項1記載の記録制御装置によれば、今回の主走査を行う場合には、第1の間引き手段により、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にする。そして、今回の主走査を行った後、今回の主走査において形成された行間であって各行(今回の主走査において形成された各行)に隣接する行にドットを形成する次回の主走査を行う場合には、第2の間引き手段により、当該記録素子(即ち、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子)が、各々、今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にする。
よって、今回の主走査において形成された行間にドットが形成されると共に、各記録素子において今回の主走査と次回の主走査とにより形成可能とされるドットが副走査方向に千鳥状に形成されることになるので、副走査方向の解像度を高めることができる上に、副走査方向に互いにずれた位置に配置される各列のドットによりバンディングを目立たなくすることができ、その点においても、高画質な画像を記録媒体に記録することができるという効果がある。
なお、特許請求の範囲において、「記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子」とは、直線状に並ぶ記録素子だけでなく、副走査方向に千鳥状に並ぶ記録素子を含むことを意図している。
請求項2記載の記録制御装置によれば、請求項1記載の制御装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。主走査手段による今回の主走査を行う場合には、第1の間引き手段により、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、複数の電圧供給手段のうちの1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする。そして、今回の主走査を行った後、主走査手段による次回の主走査を行う場合には、第2の間引き手段により、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、どの系統の電圧供給手段に接続されたかによって決まる記録素子の各群において、今回の主走査により使用可能としたものとは異なる記録素子を、各列に対するドット形成に対して使用可能とする。
よって、複数ある系統のうちどの系統の電圧供給手段に接続されたかによって決まる記録素子の群の単位で、どの群であっても、今回の主走査と次回の主走査とで記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避することができるので、圧供給手段に含まれる各系統における1回の主走査あたりの負荷を軽減することができると共に、各系統における各回の主走査における負荷の変動も抑制することができる。
そのため、記録素子の駆動間隔を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態の安定性の保持がより好適に実現される。その結果、不均一又は不適正なドットの形成をより好適に防止することができるという効果がある。
請求項3記載の記録制御装置によれば、請求項1又は2に記載の記録制御装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1の間引き手段により今回の主走査における各列のドット形成に対して使用可能とする記録素子が、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、複数の電圧供給手段のうちの1系統に接続される記録素子を1の群とした場合に、1群あたり、その群に属する記録素子のうちの約50%とされる。
よって、電圧供給手段の1系統あたりに属する記録素子は、今回の主走査において、その内の約50%が使用可能にされる。ここで、次回の主走査では、今回の主走査とは異なる記録素子が使用可能にされるので、次回の主走査においても、電圧供給手段の1系統あたりに属する記録素子の約50%が使用可能にされる。
従って、電圧供給手段の1系統あたりにおける各回の主走査における負荷の変動を最小限に抑制することができる。その結果、記録素子の駆動間隔を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態の安定性の保持がより好適に実現され、不均一又は不適正なドットの形成をより好適に防止することができるという効果がある。
請求項4記載の記録装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の記録装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1の間引き手段により今回の主走査における各列のドット形成に対して使用可能とする記録素子が、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、複数の電圧供給手段のうちの1系統に接続される記録素子を1の群とした場合に、1群あたり、その群に属する記録素子の中で、記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ1つおきの記録素子とされる。
よって、電圧供給手段の1系統あたりに属する記録素子は、今回の主走査において、その内の約50%が使用可能にされるだけでなく、使用可能にされる記録素子が、その系統に属する記録素子のうち、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ1つおきの記録素子とされる。ここで、次回の主走査では、今回の主走査とは異なる記録素子が使用されるので、次回の主走査においても、電圧供給手段の1系統あたりに属する記録素子の約50%が使用可能とされるだけでなく、使用可能にされる記録素子が、その系統に属する記録素子のうち、記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ1つおきの記録素子とされる。
従って、電圧供給手段の1系統あたりにおける各回の主走査における負荷の変動を最小限に抑制することができるだけでなく、隣接する記録素子の同時駆動を低減させることができるので、構造的な干渉を抑制することができる。その結果、記録素子の駆動間隔を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態の安定性の保持がさらに好適に実現され、不均一又は不適正なドットの形成をさらに好適に防止することができるという効果がある。
請求項5記載の記録制御方法によれば、請求項1記載の記録制御装置と同様の効果を奏することができる。
請求項6記載の記録制御方法によれば、請求項5記載の記録制御方法の奏する効果に加えて、請求項2記載の記録制御装置と同様の効果を奏することができる。
請求項7記載の記録制御プログラムによれば、請求項1記載の記録制御装置と同様の効果を奏することができる。
請求項8記載の記録制御プログラムによれば、請求項7記載の記録制御プログラムの奏する効果に加えて、請求項2記載の記録制御装置と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の好ましい画像形成装置である第1実施形態における記録装置としてのプリンタ1について、添付図面を参照して説明する。図1は、プリンタ1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。プリンタ1は、複数色のインクを記録媒体に吐出することによりカラー画像を形成するインクジェット方式のものである。
プリンタ1を制御するための制御装置は、記録制御装置としての本体側制御基板12と、キャリッジ基板13とを含んで構成される。なお、詳細は後述するが、記録制御装置としての本体側制御基板12は、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を回避するように制御を行うように構成されており、かかる制御によって、本実施形態のプリンタ1は、高画質な画像を高速に記録媒体に記録することが可能とされている。
本体側制御基板12には、CPU2と、そのCPU2により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM3と、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM4と、フラッシュメモリ5と、イメージメモリ7と、ゲートアレイ(G/A)6等が搭載されている。
演算装置であるCPU2は、ROM3に予め記憶された制御プログラムに従い、入力される画像データを処理してイメージメモリ7に記憶したり、印字タイミング信号等を生成し、各信号を後述するゲートアレイ6へ転送する。また、CPU2には、ユーザが印刷の指示などを行うための操作パネル45、前述したインクヘッド109を搭載したキャリッジ64を副走査方向と交差(直交)する方向である主走査方向へ動作させるキャリッジモータ(CRモータ)16を、駆動するためのCRモータ駆動回路39、記録用紙(記録媒体)を副走査方向へ搬送する搬送ローラ101を駆動するための搬送モータ(LFモータ)40を動作させるためのLFモータ駆動回路41、ペーパセンサ106、リニアエンコーダ43、ロータリエンコーダ46が接続され、接続された各デバイスはこのCPU2により制御される。
ペーパセンサ106は、記録用紙の有無を検出するセンサである。リニアエンコーダ43は、キャリッジ64の移動量を検出するものであり、このリニアエンコーダ43により検出される移動量に応じてキャリッジ64の主走査方向の往復移動が制御される。ロータリエンコーダ46は、搬送ローラ101の回転量を検出するものであり、このロータリエンコーダ46により検出された回転量に応じて搬送ローラ101が制御される。
ROM3には、印刷処理を実行する印刷制御プログラム3aや、インクヘッド109における副走査方向(記録用紙の搬送方向)に並ぶ吐出口(記録素子)が、各列へのドット形成時(インク吐出時)に全負荷となる状態を回避するためにドット位置の配置処理を行う記録制御プログラムとしてのドット振り分け処理プログラム3bなどが格納されている。フラッシュメモリ5には、記録用紙を正確に搬送したり、ヘッドを正確に走査するための補正値などが、製品出荷前の試験により求められ格納される。尚、上記したCPU2と、ROM3、RAM4、フラッシュメモリ5及びゲートアレイ6とは、バスライン47を介して接続されている。
ゲートアレイ6は、CPU2から転送されるタイミング信号と、イメージメモリ7に記憶されている画像データとに基づいて、その画像データを記録用紙に記録するための記録データ(駆動信号)と、その記録データと同期する転送クロック等の信号をキャリッジ基板13へ転送する。また、ゲートアレイ6は、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどからUSBなどのインターフェース(I/F)44を介して転送される画像データをイメージメモリ7に記憶させる。
キャリッジ基板13は、インクヘッド109に形成された吐出口の圧電アクチュエータに駆動電圧を印加するものである。このキャリッジ基板13は、各吐出口の圧電アクチュエータに駆動電圧を供給するヘッドドライバ(駆動回路)13aを有している。
ヘッドドライバ13aは、本体側制御基板12に実装されたG/A36を介して制御され、必要に応じた駆動電圧を、インクヘッド109に形成された複数個の吐出口の各圧電アクチュエータに印加するものである。これにより、インクがインクヘッド109から所定量吐出される。なお、ヘッドドライバ13aと、インクヘッド109に形成された各吐出口の圧電アクチュエータとは、厚さ50〜150μmのポリイミドフィルムに銅箔配線パターンを形成したフレキシブル配線板19により接続されている。
また、記録ヘッドとしてのインクヘッド109は、その下面(即ち、記録用紙に対向する側の面)に記録素子としての吐出口が、各色のインク(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブルー、ブラックなど)毎に、所定のピッチ(例えば、150dpi)で記録用紙の搬送方向(副走査方向)に列設されている。なお、各色のインクにそれぞれ対応する吐出口の列は、直線配列であっても、千鳥配列であってもよい。また、各色のインクにそれぞれ対応する吐出口の列数は、1列であっても複数列であっても、各色に対する必要に応じて適宜設定することができる。
このインクヘッド109は、図示されないキャリッジに搭載されて、記録用紙における搬送方向とは垂直な方向(主走査方向)に往復移動する。また、インクヘッド109の各吐出口には、各色のインクを貯留する各インクカートリッジ(図示せず)が図示されないインク流路を介して接続されており、各インクカートリッジからインクが供給される。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態のプリンタ1により記録用紙に形成されるドットの配置について説明する。図2は、各回の主走査(パス)において吐出口によって記録用紙に記録されるドットの配置を示す模式図であり、図3は、第1実施形態における最終的なドットの配置を示す模式図である。
上述した通り、インクヘッド109には、各色のインク毎にそれぞれ複数個(例えば、100個)の吐出口が列設されている。なお、本実施形態では、発明の理解を容易にする目的で、インクヘッド109における1列の吐出口のみに着目して説明を行う。そのため、図2(a)〜図2(d)の各図に示したインクヘッド109には、1列の吐出口(斜線のハッチングが施されている丸)のみが図示されている。
また、インクヘッド109における各吐出口の左側に記載される番号は、各吐出口を特定するための番号であり、先頭の吐出口を第1番目として、最後の吐出口へ至るまで、第2番目、…、と順次増加する番号が付されている。なお、本実施形態では、発明の理解を容易にする目的で、インクヘッド109に形成される吐出口の数を4として説明を行う。
ドットは、主走査方向において等間隔に分割された各位置である列(カラム)と、副走査方向において等間隔に分割された各位置である行との格子上の位置に配置される。なお、列については、記録用紙の左端から順に第1列、第2列、…と番号(カラム番号)を付す。同様に、行についても、記録用紙の先頭から順に第1行、第2行、…と番号(ラスタ番号)を付す。
図2及び図3では、印刷の解像度(以下「印刷解像度」と称する)が、副走査方向に並ぶ吐出口のピッチであるヘッド解像度の4倍である場合におけるドットの配置を例示している。そのため、図2及び図3に示すように、第1列から第16列までの列と、第1行から第16行までの行とからなる領域内にてドットの配置がなされている。なお、図2及び図3では、各行と各列との格子点を四角により表しており、ドットを形成可能とするべく配置されたドットの位置に濃色のハッチングを施している。また、濃色のハッチングが施された領域(ドットの位置)の内部に表記される数字は、そのドットが形成される主走査の回数を表す。
図2(a)は、1回目の主走査(1パス目)におけるドットの配置であり、図2(b)は、2回目の主走査(2パス目)におけるドットの配置であり、図2(c)は、3回目の主走査(3パス目)におけるドットの配置であり、図2(d)は、4回目の主走査(1パス目)におけるドットの配置である。
図2(a)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、1回目の主走査に対し、それぞれ、第1行目及び第9行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく1回目の主走査に対し、それぞれ、第5行目及び第13行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図2(b)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、1回目の主走査後に記録用紙を副走査方向B(図2(a)参照)に移動させて行われる2回目の主走査に対し、それぞれ、第2行目及び第10行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく2回目の主走査に対し、それぞれ、第6行目及び第14行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図2(c)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、2回目の主走査後に記録用紙を副走査方向Bに移動させて行われる3回目の主走査に対し、それぞれ、第3行目及び第11行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく3回目の主走査に対し、それぞれ、第7行目及び第15行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図2(d)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、3回目の主走査後に記録用紙を副走査方向Bに移動させて行われる4回目の主走査に対し、それぞれ、第4行目及び第12行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく4回目の主走査に対し、それぞれ、第8行目及び第16行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
このように、本実施形態によれば、各回の主走査(その時点を基準とすれば、「今回の主走査」ともいう)において、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口のうち、半分(50%)の吐出口を、各列のドット形成に対して使用可能とするようにドットの配置を行う。また、次回の主走査(例えば、今回の主走査を2回目の主走査とした場合における3回目の主走査)において、今回の主走査により使用可能としたものとは異なる吐出口を、各列に対するドット形成に対して使用可能とするように、ドットの配置を行う。
よって、本実施形態によれば、今回の主走査及び次回の主走査のどちらにおいても、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避することができる。
そのため、1回の主走査あたりのインクヘッド109の負荷が軽減されると共に、各回の主走査における負荷の変動も抑制することができる。特に、各回の主走査において使用可能とされる吐出口の数は、副走査方向に並ぶ全吐出口のうちの半分(50%)であるので、各回の主走査を比較した場合に、吐出口の負荷の変動を最小限に抑制することができる。
従って、吐出口の駆動間隔(即ち、吐出口からのインクの吐出間隔(噴射サイクル))を短くした場合であっても、吐出口への負荷に起因するインクヘッド109の歪みや圧電アクチュエータに生じるヒステリシスなど、吐出口の状態を不安定にする要因の発生を抑制することができる。
その結果、各回の主走査における吐出口の状態が安定に保たれこととなり、インク吐出量が予定量(例えば、3ピコリットル)より増減したり、記録用紙に着弾したドットの形状が歪むことを防止することができる。即ち、不均一又は不適正なドットの形成を防止することができる。よって、記録用紙(記録媒体)に記録される画像の画質劣化を防止でき、高画質な画像を高速に記録用紙に記録することができる。
さらには、本実施形態によれば、各回の主走査において使用可能とされる吐出口が、副走査方向に並ぶ全吐出口の中の1つおきの吐出口とされる。よって、上述のように各回の主走査における吐出口の負荷の変動を最小限に抑制することができるだけでなく、隣接する吐出口が同時駆動されることを低減できるので、構造的な干渉を抑制することができ、各回の主走査における吐出口の状態の安定性の保持をさらに好適に実現することができる。
また、図2(a)〜図2(d)に示すように、今回の主走査に次いで行われる次回の主走査では、今回の主走査により形成されるラスタの間(即ち、ドットにより構成される各行の行間)であって、各ラスタ(今回の主走査において形成された各行)に隣接する行にドットが形成される。よって、今回の主走査において形成された行間にラスタ(ドット)が形成されるので、副走査方向の解像度を高めることができる。
ここで、各回の主走査におけるドット形成可能な位置は、どの吐出口においても1列おきとされていると共に、今回の主走査と次回の主走査とにおいて、互いに異なる1列おきの列とされる。
その結果、図3に示すように、最終的なドットの配置は、各吐出口の単位で、今回の主走査と次回の主走査とにより形成可能とされるドットが副走査方向に千鳥状の配置とされる。このような千鳥状に配置されたドット(即ち、副走査方向に互いにずれた位置に配置される各列のドット)は、予定とする搬送量より大きく搬送された場合に生じる筋状の空白(バンディング)が一直線とならない。よって、少なくとも、この千鳥状に配置されたドットの領域では、バンディングを目立たなくすることができる。
このように、本実施形態によれば、今回の主走査において形成された行間にドットが形成されると共に、各吐出口において今回の主走査と次回の主走査とにより形成可能とされるドットが副走査方向に千鳥状に形成されることになるので、副走査方向の解像度を高めることができる上に、バンディングを目立たなくすることができ、その点においても、高画質な画像を記録用紙に記録することができる。
次に、図4を参照して、ドット振り分け処理プログラム3bに基づいてCPU2より実行される処理について説明する。図4は、ドット振り分け処理プログラム3bに基づいて実行される処理を示すフローチャートである。
図4に示す処理は、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時(インク吐出時)に全負荷となる状態を回避するための処理である。なお、この処理は、記録用紙1枚(1ページ)についての処理であるので、複数枚の記録用紙に印刷を行う場合は、この処理を複数回行う必要がある。
また、図4に示す処理では、振分前の列を指定する変数をi、振分前のラスタ(即ち、行)を指定する変数をj、振分後ラスタ変数をk、ヘッド解像度をRh、印刷解像度をRpとする。
なお、変数iにより表されるカラム番号(カラム番号=i+1)は、図2及び図3に示す場合と同様に、記録用紙の左端を1(i=0)とし、記録用紙の右側に向かって順次増加する番号が付されている。また、変数jにより表されるラスタ番号(ラスタ番号=j+1)は、図2及び図3に示す場合と同様に、記録用紙の先頭を1(j=0)とし、記録用紙の下方に向かって順次増加する番号が付されている。
図4に示す処理は、所望の印刷データに対する印刷指示がなされた場合に起動する処理であり、まず、列を指定する変数であるiを0とすると共に、行を指定する変数であるjを0とする(S1)。なお、このS1の処理により、カラム番号(列)が1であり、ラスタ番号(行)が1である位置が指定される。
次に、[j/(Rp/Rh)]を、さらに2で除した余りが0であるか否か、即ち、[j/(Rp/Rh)]が偶数であるか奇数であるかを確認する(S2)。なお、S2において、演算記号[]はガウス記号であり、「%」は、除算した結果の余りを示す演算子である。
S2の処理により確認した結果、その余りが0であれば(S2:Yes)、振分処理後のラスタkにおける8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数でAA(フローチャートに示す「0x」は、16進数を表す)に設定し、また、振分処理後のラスタk+1における8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数で55に設定する(S3)。S3の処理後、ドットデータ振分処理(S4)へ移行する。
従って、S2,S3の処理の結果、[j/(Rp/Rh)]が偶数となる領域において、変数kが偶数である場合(即ち、振分処理後の奇数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成し、偶数列にドットを形成しないように振り分けられる。一方、変数k+1が奇数である場合(即ち、振分処理後の偶数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成せず、偶数列にドットを形成するように振り分けられる。
なお、図2に示した例では、[j/(Rp/Rh)]が偶数となる領域は、1番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第1行目から第4行目までのラスタを含む領域)、及び、3番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第9行目から第12行目までのラスタを含む領域)となる。
また、S2の処理により確認した結果、[j/(Rp/Rh)]を2で除した余りが0でなければ(S2:No)、振分処理後のラスタkにおける8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数で55(フローチャートに示す「0x」は、16進数を表す)に設定し、また、振分処理後のラスタk+1における8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数でAAに設定する(S10)。S10の処理後、ドットデータ振分処理(S4)へ移行する。
従って、S2,S10の処理の結果、[j/(Rp/Rh)]が奇数となる領域において、変数kが偶数である場合(即ち、振分処理後の奇数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成せず、偶数列にドットを形成するように振り分けられる。一方、変数k+1が奇数である場合(即ち、振分処理後の偶数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成し、偶数列にドットを形成しないように振り分けられる。
なお、図2に示した例では、[j/(Rp/Rh)]が奇数となる領域は、2番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第5行目から第8行目までのラスタを含む領域)、及び、4番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第13行目から第16行目までのラスタを含む領域)となる。
S5のドットデータ振分処理は、印刷データにおける8ビットのドットデータと、設定された振り分けマスクとを乗算し、乗算されたドットデータをイメージメモリ7に記憶する処理である。
ドットデータ振分処理(S4)の実行後、変数iの値がラスタの最終ドットまで達したか否かを判断し(S5)、まだ達していない場合には(S5:No)、iを8だけインクリメントして(S11)、ラスタを構成する次の8ビットの値を読み出して変換を行うようにドットデータ振分処理(S4)に戻る。
一方、S5の処理により確認した結果、ラスタの最後のドットに達している場合には(S5:Yes)、変数iを0に戻し(S6)、ラスタを示す変数jがページの最終ラスタであるか否かを判断する(S7)。
S7の処理により確認した結果、ページの最後のラスタでない場合には(S7:No)、変数jを1だけインクリメントし(S8)、kを2インクリメントして(S9)、次のラスタについての処理を行うためにS2の処理に戻る。
一方、S7の処理により確認した結果、ページの最後のラスタであった場合には(S7:Yes)、このページのラスタの処理を全て終了したことになるので、ドットの振り分け処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態のプリンタ1(本体側制御基板12)によれば、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時(インク吐出時)に全負荷となる状態が回避されるので、各回の主走査における吐出口の状態が安定に保たれ、その結果として、不均一又は不適正なドットの形成を防止することができる。従って、記録用紙(記録媒体)に記録される画像の画質劣化を防止でき、高画質な画像を高速に記録用紙に記録することができる。
次に、図5から図7を参照して、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態は、単に、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口を1つおきに使用可能にすることによって、各回の主走査において使用可能とする吐出口を、全吐出口のうちの半分(50%)とするものであった。
これに対し、第2実施形態では、各吐出口に駆動電圧を供給する電気的な経路(駆動電圧の供給系統)を考慮した上で、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時に全負荷となる状態を回避するものである。なお、この第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
まず、図5を参照して、インクヘッド109に形成された各吐出口に駆動電圧を供給する電気的な経路について説明する。図5は、インクヘッド109に形成された各吐出口とヘッドドライバ13aとの接続対応を示す模式図である。
図5に示すように、インクヘッド109に形成された各吐出口は、その奇数番目の吐出口が奇数側ヘッドドライバ13a1に接続されている一方で、偶数番目の吐出口が偶数側ヘッドドライバ13a2に接続されている。
このように、奇数番目の吐出口へ駆動電圧を供給する電気的な経路と、偶数番目の吐出口へ駆動電圧を供給する電気的な経路とを別々に設け、各吐出口への駆動電圧の供給系統を2系統とすることにより、配線の引き回しを有利にすることができる。また、全ての吐出口に対する配線環境を同様にすることができるので、全ての吐出口を同じ特性に制御することができる。
なお、奇数側ヘッドドライバ13a1は、ヘッドドライバ13a(図1参照)の一部であり、奇数側の吐出口に駆動電圧を供給するものである。同様に、偶数側ヘッドドライバ13a2もまた、ヘッドドライバ13a(図1参照)の一部であり、偶数側の吐出口に駆動電圧を供給するものである。
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態のプリンタ1により記録用紙に形成されるドットの配置について説明する。図6は、第2実施形態において、各回の主走査(パス)において吐出口によって記録用紙に記録されるドットの配置を示す模式図であり、図7は、第2実施形態における最終的なドットの配置を示す模式図である。
図6(a)は、1回目の主走査(1パス目)におけるドットの配置であり、図6(b)は、2回目の主走査(2パス目)におけるドットの配置であり、図6(c)は、3回目の主走査(3パス目)におけるドットの配置であり、図6(d)は、4回目の主走査(1パス目)におけるドットの配置である。
図6(a)に示すように、第1番目及び第2番目の吐出口は、1回目の主走査に対し、それぞれ、第1行目及び第5行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第3番目及び第4番目の吐出口は、同じく1回目の主走査に対し、それぞれ、第9行目及び第13行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図6(b)に示すように、第1番目及び第2番目の吐出口は、1回目の主走査後に記録用紙を副走査方向B(図5(a)参照)に移動させて行われる2回目の主走査に対し、それぞれ、第2行目及び第6行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく2回目の主走査に対し、それぞれ、第10行目及び第14行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図6(c)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、2回目の主走査後に記録用紙を副走査方向Bに移動させて行われる3回目の主走査に対し、それぞれ、第3行目及び第7行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく3回目の主走査に対し、それぞれ、第11行目及び第15行目の奇数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
図6(d)に示すように、第1番目及び第3番目の吐出口は、3回目の主走査後に記録用紙を副走査方向Bに移動させて行われる4回目の主走査に対し、それぞれ、第4行目及び第8行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。一方、第2番目及び第4番目の吐出口は、同じく4回目の主走査に対し、それぞれ、第12行目及び第16行目の偶数列に、1列おきとなるようにドットを配置する。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、各回の主走査において、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口のうち、半分(50%)の吐出口を、各列のドット形成に対して使用可能とするようにドットの配置を行う。また、次回の主走査(例えば、今回の主走査を2回目の主走査とした場合における3回目の主走査)において、今回の主走査により使用可能としたものとは異なる吐出口を、各列に対するドット形成に対して使用可能とするように、ドットの配置を行う。
よって、第2実施形態のプリンタ1もまた、第1実施形態と同様に、今回の主走査及び次回の主走査のどちらにおいても、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避することができる。
その結果、第1実施形態において述べた理由と同様の理由によって、吐出口の駆動間隔(即ち、吐出口からのインクの吐出間隔(噴射サイクル))を短くした場合であっても、不均一又は不適正なドットの形成を防止することができるので、記録用紙(記録媒体)に記録される画像の画質劣化を防止でき、高画質な画像を高速に記録用紙に記録することができる。
加えて、第2実施形態によれば、奇数側ヘッドドライバ13a1から駆動電圧が供給される奇数番目の吐出口からなる1の群から、そのうちの半分である50%(全吐出口の25%)の吐出口が各列のドット形成に対して使用可能とするようにドットの配置を行う。同様に、偶数側ヘッドドライバ13a2から駆動電圧が供給される偶数番目の吐出口からなる1の群から、そのうちの半分である50%(全吐出口の25%)の吐出口が各列のドット形成に対して使用可能とするようにドットの配置を行う。
よって、各吐出口への駆動電圧の供給系統が2系統ある場合であっても、各系統に属する吐出口からなる群の単位で、各群(即ち、各供給系統)において、今回の主走査と次回の主走査とでインクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口(圧電アクチュエータ)が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避することができる。そのため、各吐出口を駆動する各駆動回路(即ち、ヘッドドライバ13a1,13a2)における1回の主走査あたりの負荷を軽減することができると共に、各駆動回路における各回の主走査における負荷の変動を最小限に抑制することができる。
従って、この第2実施形態によれば、各吐出口に駆動電圧を供給する電気的な経路を考慮したことにより、吐出口の駆動間隔を短くした場合であっても、各回の主走査における記録素子の状態の安定性の保持をより好適に実現することができる。その結果、不均一又は不適正なドットの形成をより好適に防止することができる。
さらには、第2実施形態によれば、各回の主走査において使用可能とされる吐出口が、各吐出口への駆動電圧の各供給系統に属する吐出口からなる群の単位で、各群において、副走査方向に並ぶ全吐出口の中の1つおきの吐出口とされる。よって、隣接する吐出口が同時駆動されることを低減できるので、構造的な干渉を抑制することができ、各回の主走査における吐出口の状態の安定性の保持をさらに好適に実現することができる。
また、図6(a)〜図6(d)に示すように、今回の主走査に次いで行われる次回の主走査では、今回の主走査により形成されるラスタの間であって、各ラスタに隣接する行にドットが形成される。よって、今回の主走査において形成された行間にラスタ(ドット)が形成されるので、副走査方向の解像度を高めることができる。
さらに、図7に示すように、最終的なドットの配置は、各吐出口の単位で、今回の主走査と次回の主走査とにより形成可能とされるドットが副走査方向に千鳥状の配置とされる。このような千鳥状に配置されたドットは、予定とする搬送量より大きく搬送された場合に生じる筋状の空白(バンディング)が一直線とならない。よって、少なくとも、この千鳥状に配置されたドットの領域では、バンディングを目立たなくすることができるので、その点においても、高画質な画像を記録用紙に記録することができる。
次に、図8を参照して、第2実施形態においてドット振り分け処理プログラム3bに基づいてCPU2により実行される処理について説明する。図8は、第2実施形態においてドット振り分け処理プログラム3bに基づいて実行される処理を示すフローチャートである。
第2実施形態においてドット振り分け処理プログラム3bに基づいて実行される処理は、上述した第1実施形態で説明した処理(図4参照)におけるS2の処理が、後述するS102に変更されたものである。
図8に示す処理は、所望の印刷データに対する印刷指示がなされた場合に起動し、まず、振分前の列を指定する変数であるiを0とすると共に、振分前の行を指定する変数であるj、及び、振分後の行を指定する変数であるkを0とする(S1)。
次に、[j/(Rp/(Rh/Nc))]を、さらに2で除した余りが0であるか否か、即ち、[j/(Rp/(Rh/Nc))]が偶数であるか奇数であるかを確認する(S102)。なお、S102において、Rhはヘッド解像度であり、Rpは、印刷解像度であり、Ncは、各吐出口に駆動電圧を供給する供給系統の数である。なお、図5に示した例では、Nc=2となる。また、演算記号[]はガウス記号であり、「%」は、除算した結果の余りを示す演算子である。
S102の処理により確認した結果、その余りが0であれば(S102:Yes)、振分処理後のラスタkにおける8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数でAA(フローチャートに示す「0x」は、16進数を表す)に設定し、また、振分処理後のラスタk+1における8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数で55に設定する(S3)。S3の処理後、ドットデータ振分処理(S4)へ移行する。
従って、S102,S3の処理の結果、[j/(Rp/(Rh/Nc))]が偶数となる領域において、変数kが偶数である場合(即ち、振分処理後の奇数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成し、偶数列にドットを形成しないように振り分けられる。一方、変数k+1が奇数である場合(即ち、振分処理後の偶数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成せず、偶数列にドットを形成するように振り分けられる。
なお、図7に示した例では、[j/(Rp/(Rh/Nc))]が偶数となる領域は、1番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第1行目から第4行目までのラスタを含む領域)、及び、2番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第5行目から第8行目までのラスタを含む領域)となる。
また、S102の処理により確認した結果、[j/(Rp/(Rh/Nc))]を2で除した余りが0でなければ(S102:No)、振分処理後のラスタkにおける8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数で55(フローチャートに示す「0x」は、16進数を表す)に設定し、また、振分処理後のラスタk+1における8ビットのドットデータにかけるマスクを16進数でAAに設定する(S10)。S10の処理後、ドットデータ振分処理(S4)へ移行する。
従って、S102,S10の処理の結果、[j/(Rp/(Rh/Nc))]が奇数となる領域において、変数kが偶数である場合(即ち、振分処理後の奇数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成せず、偶数列にドットを形成するように振り分けられる。一方、変数jが奇数である場合(即ち、振分処理後の偶数行のラスタ)では、奇数列にドットを形成し、偶数列にドットを形成しないように振り分けられる。
なお、図7に示した例では、[j/(Rp/(Rh/Nc))]が奇数となる領域は、3番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第9行目から第12行目までのラスタを含む領域)、及び、4番目の吐出口によりドットが形成される領域(即ち、第13行目から第16行目までのラスタを含む領域)となる。
S3、S10の実行後、ドットデータ振分処理(S4)を実行する。ドットデータ振分処理(S4)の実行後は、変数iの値がラスタの最終ドットまで達したか否かを判断し(S5)、まだ達していない場合には(S5:No)、iを8だけインクリメントして(S11)、ラスタを構成する次の8ビットの値を読み出して変換を行うようにドットデータ振分処理(S4)に戻る。
一方、S5の処理により確認した結果、ラスタの最後のドットに達している場合には(S5:Yes)、変数iを0に戻し(S6)、ラスタを示す変数jがページの最終ラスタであるか否かを判断する(S7)。ここで、ページの最後のラスタでない場合には(S7:No)、変数jを1だけインクリメントし(S8)、kを2インクリメントして(S9)、次のラスタについての処理を行うためにS2の処理に戻る。
一方、S7の処理により確認した結果、ページの最後のラスタであった場合には(S7:Yes)、このページのラスタの処理を全て終了したことになるので、ドットの振り分け処理を終了する。
以上説明したように、第2実施形態のプリンタ1(本体側制御基板12)によれば、各吐出口に駆動電圧を供給する電気的な経路(供給系統)を考慮し、各供給系統に属する吐出口が、各列へのドット形成時(インク吐出時)に全負荷となる状態が回避されるので、各回の主走査における吐出口の状態の安定性をより好適に保持することができ、その結果として、不均一又は不適正なドットの形成をより好適に防止することができる。従って、記録用紙(記録媒体)に記録される画像の画質劣化をより好適に防止でき、より高画質な画像を高速に記録用紙に記録することができる。
なお、各吐出口へインクを供給する流路もまた、各吐出口に駆動電圧を供給する電気的な経路(供給系統)と同様に、奇数番目の吐出口と偶数番目の吐出口とで別系統に構成されている場合が多く、その場合には、第2実施形態によるドット配置を行うことにより、各吐出口へのインク供給を安定化させることができ、その点においても、記録用紙に記録される画像の高画質化を図ることができる。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記第1実施形態では、各回の主走査において、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口のうち、各列のドット形成に対して使用可能とする吐出口を全体の半分(50%)としたが、各列のドット形成に対して使用可能とする吐出口と、使用不可とする吐出口との比率は50%ずつであることに限定されるものではなく、両者に数個(例えば、1個や2個)の吐出口の差があってもよい。
なお、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、各列へのドット形成時に全負荷となる(全て駆動される)状態を確実に回避するという点では、各列のドット形成に対して使用可能とする吐出口と、使用不可とする吐出口との比率が40:60など、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口の全てでない一部の吐出口を各列へのドット形成時に使用可能とすることにより達成される。
同様に、上記第2実施形態では、各回の主走査において使用可能とされる吐出口が、各吐出口への駆動電圧の各供給系統に属する吐出口からなる群の単位で、各群において、その群に含まれる吐出口のうち半分のである50%(全吐出口の25%)としたが、どの群についても、各列のドット形成に対して使用可能とする吐出口と、使用不可とする吐出口との比率は50%ずつであることに限定されるものではなく、両者に数個(例えば、1個や2個)の吐出口の差があってもよい。また、40:50など、その他の比率に構成してもよい。
また、上記各実施形態では、印刷解像度がヘッド解像度の4倍である場合におけるドットの配置について例示したが、ヘッド解像度に対する印刷解像度の倍率は4倍に限定されるものではなく、整数倍であれば他の倍率であっても同様に本発明を適用できる。
また、図2、図3、図6及び図7では、第1列から第16列までの列と、第1行から第16行までの行とからなる領域内におけるドットの配置を例示したが、行や列の数は特に限定されるものではない。
また、上記第2実施形態では、インクヘッド109における各吐出口に駆動電圧を供給する供給系統の数(即ち、Nc)を2としたが、この数値は、プリンタ1の構成に応じて種々の値を取り得る。例えば、インクヘッド109における副走査方向に並ぶ吐出口が、n組の千鳥配列、即ち、2列の吐出口である場合に、各列ごとに、駆動電圧を供給する供給系統を分割すれば、Nc=2となる。また、Ncの値は奇数であってもよい。なお、上記第1実施形態は、Nc=1に相当する。
また、上記各実施形態では、[j/(Rp/Rh)]又は[j/(Rp/(Rh/Nc))]を、さらに2で除した余りが0であれば、振分処理後のラスタkにかけるマスクを16進数でAAに設定し、振分処理後のラスタk+1にかけるマスクを16進数で55に設定する一方で、[j/(Rp/Rh)]又は[j/(Rp/(Rh/Nc))]を、さらに2で除した余りが0でなければ、振分処理後のラスタkにかけるマスクを16進数でAAに設定し、また、振分処理後のラスタk+1にかけるマスクを16進数で55に設定した。これに換えて、[j/(Rp/Rh)]又は[j/(Rp/(Rh/Nc))]を、さらに2で除した余りが0であれば、振分処理後のラスタkにかけるマスクを16進数でAAに設定し、振分処理後のラスタk+1にかけるマスクを16進数で55に設定する一方で、[j/(Rp/Rh)]又は[j/(Rp/(Rh/Nc))]を、さらに2で除した余りが0でなければ、振分処理後のラスタkにかけるマスクを16進数で55に設定し、振分処理後のラスタk+1にかけるマスクを16進数でAAに設定する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、本体側制御基板12を本発明における記録制御装置として説明したが、図4や図7のフローチャートに示す処理を実行する記録制御装置を、プリンタ1とは別体の装置(例えば、パーソナルコンピュータや、プリンタサーバなど)に搭載する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、インクジェット式のプリンタ1を例示して説明したが、多機能周辺装置や、ファクシミリ装置などの装置に対しても本発明を同様に適用できる。
また、上記各実施形態では、記録媒体として記録用紙(紙媒体)に印刷を行うものとしたが、材質は紙に限らず、布やビニールなどであってもよい。
プリンタの電気回路構成の概略を示すブロック図である。 各回の主走査において吐出口によって記録用紙に記録されるドットの配置を示す模式図である。 第1実施形態における最終的なドットの配置を示す模式図である。 第1実施形態においてドット振り分け処理プログラムに基づいて実行される処理を示すフローチャートである。 インクヘッドに形成された各吐出口とヘッドドライバとの接続対応を示す模式図である。 第2実施形態において、各回の主走査において吐出口によって記録用紙に記録されるドットの配置を示す模式図である。 第2実施形態における最終的なドットの配置を示す模式図である。 第2実施形態においてドット振り分け処理プログラムに基づいて実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ(記録装置の一例)
3a 印刷制御プログラム(記録制御プログラムの一部の一例)
3b ドット振分処理プログラム(記録制御プログラムの一部の一例)
12 本体側制御基板(記録制御装置の一例)
13a ヘッドドライバ(電圧供給手段の一例)
13a1 奇数側ヘッドドライバ(電圧供給手段の一例)
13a2 偶数側ヘッドドライバ(電圧供給手段の一例)
109 インクヘッド(記録ヘッドの一例)
S3 (第1の間引き手段の一例、第2の間引き手段の一例、第1の間引き工程の一例、第2の間引き工程の一例)
S10 (第1の間引き手段の一例、第2の間引き手段の一例、第1の間引き工程の一例、第2の間引き工程の一例)

Claims (8)

  1. 記録素子を複数有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査手段と、前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査手段と、前記主走査手段による主走査と前記副走査手段による副走査とを繰り返し行うことによって、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御手段とを備えた記録制御装置において、
    前記主走査手段による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き手段と、
    前記主走査手段による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記今回主走査手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き手段とを備えていることを特徴とする記録制御装置。
  2. 前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
    前記第1の間引き手段は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、
    前記第2の間引き手段は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記今回主走査手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とすることを特徴とする請求項1記載の記録制御装置。
  3. 前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、1又は複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
    前記第1の間引き手段により前記今回の主走査において各列のドットを形成するために使用可能とする記録素子は、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群とする1群あたり、その群に属する記録素子のうちの約50%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録制御装置。
  4. 前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、1又は複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
    前記第1の間引き手段により前記今回の主走査において各列のドットを形成するために使用可能とする記録素子は、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群とする1群あたり、その群に属し前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ1つおきの記録素子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録制御装置。
  5. 記録素子を複数有する記録ヘッドを備えた記録装置を制御する記録制御方法において、
    前記記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査工程と、
    前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査工程と、
    前記主走査工程による主走査と前記副走査工程による副走査とを繰り返し行うことによって、記録媒体に対し、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御工程と、
    前記主走査工程による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き工程と、
    前記主走査工程による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記第1の間引き工程により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き工程を含んで構成されることを特徴とする記録制御方法。
  6. 前記記録装置は、前記記録素子へ駆動電圧を供給する複数系統の電圧供給手段を有しており、
    前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
    前記第1の間引き工程は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、
    前記第2の間引き工程は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記第1の間引き工程により使用可能としたものとは異なる記録素子とすることを特徴とする請求項5記載の記録制御方法。
  7. 記録素子を複数有する記録ヘッドを備えた記録装置を機能させるための記録制御プログラムにおいて、
    前記記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する主走査方向に搬送しつつ前記記録媒体への駆動電圧の供給によってドットを形成する主走査を行う主走査手段と、
    前記記録媒体を副走査方向に搬送する副走査を行う副走査手段と、
    前記主走査手段による主走査と前記副走査手段による副走査とを繰り返し行うことによって、記録媒体に対し、主走査方向に離間された位置を示す列と、副走査方向に離間された位置を示す行とにより指定される位置にドットを形成させる記録制御手段と、
    前記主走査手段による今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける副走査方向に並ぶ記録素子のうち、全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とする第1の間引き手段と、
    前記主走査手段による今回の主走査後に、前記今回の主走査において形成された行間であって各行に隣接する行にドットを形成するための次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記第1の間引き手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とする第2の間引き手段として、前記記録装置を機能させることを特徴とする記録制御プログラム。
  8. 前記記録装置は、前記記録素子へ駆動電圧を供給する複数系統の電圧供給手段を有しており、
    前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子は、各々、複数系統の電圧供給手段の中の1系統に接続されて駆動電圧が供給されるように構成されており、
    前記第1の間引き手段は、前記今回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ記録素子のうち、前記電圧供給手段の1系統に接続される記録素子を1の群として、各群における全てではない一部の記録素子を各列のドット形成に対して使用可能とし、
    前記第2の間引き手段は、前記次回の主走査において、前記記録ヘッドにおける前記副走査方向に並ぶ各記録素子が前記今回の主走査において形成された列とは異なる1列おきの列にドットを形成可能にすると共に、各列に対するドット形成に対して使用可能とする記録素子を、前記各群において、前記第1の間引き手段により使用可能としたものとは異なる記録素子とすることを特徴とする請求項7記載の記録制御プログラム。


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