JP2009012337A - 流体吐出システム及び流体吐出装置の制御方法 - Google Patents

流体吐出システム及び流体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループを切り替えてラスタラインを形成するにあたり、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止する。
【解決手段】印刷システム10では、ラインヘッド22に対して記録紙Sを所定方向に搬送しつつ、1頁ごとにグループAとグループBとを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正テーブルで濃度補正をした上で使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて記録紙Sにラスタラインを形成するようにする。こうすることにより、どのグループを使用対象グループに設定したとしても、複数のラスタラインに濃度差が生じることがない。したがって、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、流体吐出システム及び流体吐出装置の制御方法に関する。
従来より、ノズルから流体を吐出させる流体吐出システムが知られている。例えば、特許文献1の流体吐出システムでは、不良ノズルをリカバーするために、シアン及びマゼンタのそれぞれに対応する予備ノズル列が形成されている。この流体吐出システムでは、予備ノズル列の不使用状態が長期間続くのは望ましくないという観点から、通常時には予備ノズル列ではない本ノズル列と予備ノズル列とを印刷の1枚毎や所定のジョブ数毎に切り替えて用いることとしている。
特開2003−118149号公報(段落0037,0038)
ところで、こうした流体吐出システムにおいて、本ノズル列と予備ノズル列とを切り替えるにあたり、例えば本ノズル列の奇数番目のノズルと予備ノズル列の偶数番目のノズルを一つのグループとし、本ノズル列の偶数番目のノズルと予備ノズル列の奇数番目のノズルをもう一つのグループとして、両グループを切り替えて用いることが考えられる。しかし、その場合には、各ノズルの製造時のばらつきに起因して各ノズルが吐出するインク滴の大きさに違いが生じたりドットの着弾順序が異なることに起因してドットの重なり方や着弾後の乾燥時間に違いが生じたりするため、どのグループのノズルで印刷するかによってラスタラインの濃度ムラの発生パターンが異なる。
本発明の流体吐出システム及び流体吐出装置の制御方法は、1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループを切り替えてラスタラインを形成するにあたり、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の流体吐出システムは、
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、
前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、
全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループを記憶するグループ記憶手段と、
前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された補正条件を記憶する補正条件記憶手段と、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとに前記グループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を前記補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で前記使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにラスタラインを形成するよう前記ヘッドを制御する制御手段と、
を備えたものである。
この流体吐出システムでは、ヘッドとターゲットとが相対移動するよう移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとにグループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させてターゲットにラスタライン(ヘッドとターゲットとの相対移動方向に沿って複数のドットが並んだライン)を形成するようヘッドを制御する。こうすることにより、どのグループを使用対象グループに設定したとしても、ターゲットに形成される複数のラスタラインに濃度差が生じることがない。したがって、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止することができる。
なお、流体は、ノズルから吐出することが可能なものであればよく、例えば印刷に用いるインクや半導体製造プロセスに用いる液剤などが挙げられる。ターゲットは、流体が付着可能なものであればよく、例えば紙や布、樹脂板、金属板などが挙げられる。移動手段は、固定したヘッドに対してターゲットを移動させる手段であってもよいし、固定したターゲットに対してヘッドを移動させる手段であってもよいし、所定方向にヘッドを移動させると共に該所定方向と直交する方向にターゲットを移動させる手段であってもよい。数値nは2以上の整数であれば特に限定されるものではないが、例えばドットの解像度やノズル列の長さに基づいて数十〜数千程度に決定される。流体吐出システムは、2つ以上の装置を組み合わせて構築してもよいし、1つの装置で構築してもよい。
本発明の流体吐出システムにおいて、前記補正条件記憶手段は、前記補正条件として、前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になり且つ各グループのk番目(k=1,2,…,n)のノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された条件を記憶してもよい。こうすれば、使用対象グループが別のグループに切り替えられたとしても、その切り替えの前後で濃度差が生じることがない。
本発明の流体吐出システムにおいて、前記ヘッドは、前記ノズル列を2つ有していてもよい。同じ流体を吐出可能なノズルが並んだノズル列を3つ以上形成してもよいが、そうするとヘッドが大型化しやすいしコストも嵩みやすい。したがって、こうしたノズル列を2つつまり最小限の数にすることがヘッドのコンパクト化や低コストを図るうえで好ましい。
本発明の流体吐出システムにおいて、前記ノズル列は、前記ノズルが千鳥に並んでいてもよい。こうすれば、ノズルが直線状に並んでいる場合に比べて千鳥つまりジグザグに並んでいるため、ノズルの高密度化を図ることができる。
本発明の流体吐出システムにおいて、前記制御手段は、前記ターゲット1枚ごとに各グループを切り替えて前記使用対象グループに設定してもよい。各グループを切り替えるタイミングは、ジョブごとでもよいが、そうすると同じノズルを連続して使用する時間が長くなりヘッドに熱が溜まるおそれがある。これに対して、ターゲット1枚ごとに切り替えると、同じノズルを連続して使用する時間が短くなり、ヘッドに熱が溜まりにくい。
本発明の流体吐出システムにおいて、前記ヘッドは、前記ノズル列が前記ターゲットの幅以上の長さになるように形成されたラインヘッドとしてもよい。こうしたラインヘッドを採用した場合にはヘッドが大型化するため、ターゲット上に形成されるラスタラインの濃度ムラが発生しやすい。したがって、本発明を適用する意義が高い。
本発明の流体吐出装置の制御方法は、
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、を備えた流体吐出装置を制御する方法であって、
(a)全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループをグループ記憶手段に記憶させるステップと、
(b)前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された補正条件を補正条件記憶手段に記憶させるステップと、
(c)前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとに前記グループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を前記補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で前記使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにラスタラインを形成するよう前記ヘッドを制御するステップと、
を含むものである。
この流体吐出装置の制御方法では、ヘッドとターゲットとが相対移動するよう移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとにグループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させてターゲットにラスタラインを形成するようヘッドを制御する。こうすることにより、どのグループを使用対象グループに設定したとしても、ターゲットに形成される複数のラスタラインに濃度差が生じることがない。したがって、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止することができる。なお、こうした制御方法において、上述した本発明の流体吐出システムが備える各種の構成によって奏される作用・機能を実現するためのステップを追加してもよい。
次に本発明を具現化した一実施形態について説明する。図1は本実施形態である印刷システム10の構成の概略を示す説明図、図2はインクジェットプリンタ20のラインヘッド22の概略を示す説明図、図3はグループA,Bに属するノズルの説明図である。
本実施形態の印刷システム10は、図1に示すように、インクジェットプリンタ20と、そのインクジェットプリンタ20のプリンタドライバ82がインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)80とで構成されている。
インクジェットプリンタ20は、図1に示すように、給紙トレイ52から搬送されてくる記録紙Sにインク滴を吐出して印刷を行うラインヘッド22と、搬送用の駆動モータ62により駆動される一対の搬送ローラ58,58に架け渡されたベルト60を含む紙送り機構50と、インクジェットプリンタ20全体をコントロールするコントローラ70とを備えている。
ラインヘッド22は、略直方形状に形成され、長手方向が搬送方向と直交した状態でプリンタ本体に固定されている。このラインヘッド22には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ24がチューブ26を介して接続されている。このラインヘッド22は、図2に示すように、底面にノズルプレート28を有している。ノズルプレート28には、長手方向に沿って、シアン(C)のインクを吐出可能な第1シアンノズルNC1がn個並んだ第1シアンノズル列C1、同じくシアン(C)のインクを吐出可能な第2シアンノズルNC2がn個並んだ第2シアンノズル列C2、マゼンタ(M)のインクを吐出可能な第1マゼンタノズルNM1がn個並んだ第1マゼンタノズル列M1、同じくマゼンタ(M)のインクを吐出可能な第2マゼンタノズルNM2がn個並んだ第2マゼンタノズル列M2、イエロー(Y)のインクを吐出可能な第1イエローノズルNY1がn個並んだ第1イエローノズル列Y1、同じくイエロー(Y)のインクを吐出可能な第2イエローノズルNY2がn個並んだ第2イエローノズル列Y2、ブラック(K)のインクを吐出可能な第1ブラックノズルNK1がn個並んだ第1ブラックノズル列K1、同じくブラック(K)のインクを吐出可能な第2ブラックノズルNK2がn個並んだ第2ブラックノズル列K2がそれぞれ形成されている。各ノズル列C1,C2,M1,M2,Y1,Y2,K1,K2の長さは印刷可能な記録紙のうち最大サイズの記録紙の紙幅以上になっている。また、数値nはドットの解像度やノズル列の長さに基づいて決定される値であり、数十〜数千程度(ここでは数百)である。なお、本実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを用いるとしたが、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の混色によりブラック(K)を作るようにしてもよい。
ここで、第1シアンノズル列C1を例に挙げて説明すると、第1シアンノズル列C1を長手方向に沿ってみたとき、第1シアンノズル列C1を構成する複数の第1シアンノズルNC1は千鳥(ジグザグ)になるように配列されている。具体的には、奇数番目(♯1,3,5,…)の第1シアンノズルNC1は長手方向に沿ってピッチが所定長さLとなるように一列に並び、偶数番目(♯2,4,6,…)の第1シアンノズルNC1は奇数番目の第1シアンノズルNC1の並び方向と平行に且つピッチが所定長さLとなるように一列に並び、隣接する奇数番目の第1シアンノズルNC1と偶数番目の第1シアンノズルNC1とのピッチは所定長さLの半分(L/2)となっている。本実施形態では、所定長さLはドットが180dpiの解像度となるように決められており、奇数番目の第1シアンノズルNC1から吐出されるインクによって形成されるドットと偶数番目の第1シアンノズルNC1から吐出されるインクによって形成されるドットが1列に並ぶように記録紙Sの搬送を伴って印刷を行うため、得られる印刷物の解像度は360dpiとなる。なお、所定長さLを適宜短くすることにより解像度を高くすることができる。ラインヘッド22内には、第1シアンノズルNC1ごとに、図示しないがインク室とそのインク室の室内容積を圧迫可能な圧電素子とが形成され、圧電素子に電圧を印加すると圧電素子が変形して室内容積を圧迫し、電圧の印加を解除すると圧電素子が復元して室内容積が元に戻る。これにより、インクが第1シアンノズルNC1から吐出する。なお、第2シアンノズル列C2や第1及び第2マゼンタノズル列M1,M2、第1及び第2イエローノズル列Y1,Y2、第1及び第2ブラックノズル列K1,K2についても、第1シアンノズル列C1と同様にして形成されているが、ここではその詳細な説明を省略する。こうしたラインヘッド22は、例えば特開2006−93312号公報に記載されているように、成膜技術によって圧電体膜を形成し、この圧電体膜をリソグラフィによってインク室に対応する形状に分割するという薄膜形成プロセスによって作製することができるため、低コストでノズルの高密度化が実現される。
本実施形態では、インクノズルは2つのグループA,Bに分けられる。図3はシアンノズルNC1,NC2を2つのグループA,Bに分けた一例を示す説明図である。図3(a)に示すように、グループAには、第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や偶数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように(つまり並び順が同じものを選ばないように)1つおきに並んだ3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2や偶数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2が含まれる。このグループAには、これと同様に選択された第1及び第2マゼンタノズルNM1,NM2や第1及び第2イエローノズルNY1,NY2、第1及び第2ブラックノズルNK1,NK2が含まれる。一方、図3(b)に示すように、グループBには、グループAで選択されなかった第1及び第2シアンノズルNC1,NC2、第1及び第2マゼンタノズルNM1,NM2、第1及び第2イエローノズルNY1,NY2、第1及び第2ブラックノズルNK1,NK2が含まれる。例えば、シアンを例に挙げると、第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1や偶数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2や偶数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2が含まれる。このように2つのグループA,Bに分けることにより、同じグループに属する同色のインクノズルは1番目からn番目まで揃うことになる。各グループA,Bにどのインクノズルが含まれるかの情報はROM74に予め記憶されている。
紙送り機構50は、図1に示すように、給紙トレイ52に載置された記録紙Sを挿入する記録紙挿入口54と、給紙トレイ52に載置された記録紙Sをラインヘッド22に供給する給紙ローラ56と、一対の搬送ローラ58,58の間に架け渡され記録紙Sを静電吸着又はバキューム吸着して搬送する無端状のベルト60とを備えている。この紙送り機構50は、ラインヘッド22に形成されたインクノズル列の並び方向に直交する方向に記録紙Sを搬送させる。なお、一対の搬送ローラ58,58のうち一方は駆動モータ62によって駆動される駆動ローラであり、もう一方はこの駆動ローラが回転するのに伴って回転する従動ローラである。給紙ローラ56及び一対の搬送ローラ58,58のうちの駆動ローラは、図示しないギヤ機構を介して搬送用の駆動モータ62により駆動される。
コントローラ70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM76と、データの消去・書き込みを自由に行うことができ電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリ77と、図示しない入出力ポートとを備えている。このコントローラ70には、搬送用の駆動モータ62に取り付けられた図示しないロータリエンコーダからの記録紙Sの位置に関する信号やPC80からの印刷ジョブなどが入力される。また、コントローラ70からは、ラインヘッド22の各ノズルNC1,NC2,NM1,NM2,NY1,NY2,NK1,NK2に対応した図示しない圧電素子への駆動信号や搬送用の駆動モータ62への制御信号、PC80への印刷ステータス情報などが出力される。
パーソナルコンピュータ80は、インクジェットプリンタ20と通信可能に接続されており、インクジェットプリンタ20に印刷データを含む印刷ジョブを出力する。このパーソナルコンピュータ80には、図示しないアプリケーションプログラムから出力された画像データをインクジェットプリンタ20が解釈できる形式の印刷データに変換する機能を実現するためのプリンタドライバ82がインストールされている。画像データは、印刷される画像の画素に関するデータである画素データを有している。この画素データは、後述する各処理の段階に応じて処理が施され、最終的に、記録紙S上に形成されるドットの色や大きさ等に関するデータである印刷データに変換される。また、画素データは、多段階(例えば0〜255の256段階)の階調値を表すデータである。以下、RGBの階調値を有する画素データをRGB画素データといい、RGB画素データから構成される画像データをRGB画像データという。
プリンタドライバ82は、図示しないアプリケーションプログラムから出力される画像データを受け取ると、その画像データに解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理及びラスタライズ処理を順次施すことにより印刷データを生成する。図4はこれらの処理の過程を示す工程図である。
解像度変換処理では、RGB画像データの解像度を記録紙Sに画像を印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する。本実施形態では印刷解像度を360×360dpiとしているため、RGB画像データを360×360dpiの解像度のRGB画像データに変換する。例えば、RGB画像データの解像度が印刷解像度より低いときには、図4(a)に示すように元のRGB画素データの隣り合うRGB画素データ同士の間に新たに補間(ここではコピー)によりRGB画素データを生成することにより、図4(b)に示す高解像度のRGB画像データに変換する。なお、図4では図示の都合上、図4(a)の1画素を図4(b)では4×4の16画素に変換している様子を示した。また、図4(a),(b)では、1つのマス目が1つの画素を表し、マス目内の数値はRGB画像データのRの階調値を表し、G,Bの階調値は省略した。一方、RGB画像データの解像度が印刷解像度より高いときには、一定の割合でRGB画素データを間引くことにより低解像度のRGB画像データに変換する。このように、解像度変換処理では、適宜、RGB画素データの補間や間引きを行う。なお、解像度変換処理後の画素は、インクを着弾させドットを形成する位置を規定するために記録紙S上に仮想的に定められた方眼状のマス目を表す。
色変換処理では、RGB画像データの各RGB画素データを、CMYK色空間により表される多段階(例えば0〜255の256段階)の階調値を有するデータに変換する。このCMYKの階調値を有する画素データをCMYK画素データといい、CMYK画素データから構成される画像データをCMYK画像データという。この色変換処理は、RGBの階調値とCMYKの階調値とを対応づけた図示しない色変換ルックアップテーブルを参照することにより行われる。例えば、図4(c)は、RGB画像データのRGBの階調値がCMYKの階調値に変換された様子を表す。図4(c)のマス目内の数値は色変換後のCMYK画像データのCの階調値を表し、M,Y,Kの階調値は省略した。
ハーフトーン処理では、多段階の階調値を有するCMYK画素データを、インクジェットプリンタ20が表現可能な少段階の階調値を有するCMYK画素データに変換する。本実施形態では、256段階の階調値を示すCMYK画素データを、4段階の階調値を示す2ビットのCMYK画素データに変換する。この2ビットのCMYK画素データは、各色について設定され、“00”はドット形成なし、“01”は小ドットの形成、“10”は中ドットの形成、“11”は大ドットの形成を示す。なお、大、中、小のドットは、ラインヘッド22の各ノズルに対応して設けられた圧電素子への駆動パルスの波形を調整することで作り分けることができる。本実施形態では、ハーフトーン処理にディザ法を利用するものとする。図4(d)では、このようにして得られるCMYK画素データの4段階の階調値をドットに置き換えて示した。
ラスタライズ処理では、ハーフトーン処理が施されたCMYK画像データを、インクジェットプリンタ20に転送すべきデータ順に変更する。ラスタライズ処理が施されたデータは、印刷データとしてインクジェットプリンタ20に出力される。
ここで、ディザ法によるハーフトーン処理について詳細に説明する。色変換後のCMYK画像データは、C,M,Y,Kの各インク色につき256段階の階調値で示された画像データから構成される。すなわち、CMYK画像データは、シアン(C)に関する画素データであるC画素データを有するC画像データ、マゼンタ(M)に関する画素データであるM画素データを有するM画像データ、イエロー(Y)に関する画素データであるY画素データを有するY画像データ、及びブラック(K)に関する画素データであるK画素データを有するK画像データを備えている。なお、以下の説明は、C,M,Y,K画像データのいずれについてもあてはまるため、これらを代表してC画像データについて説明する。
プリンタドライバ82は、C画像データ中のすべてのC画素データを対象として、各C画素データを4段階の階調値を示す2ビットデータに変換する。図5は、大、中、小の各ドットに対するレベルデータの設定に利用されるレベルデータ導出テーブルを便宜上、グラフで表した説明図である。この図5において、横軸は色変換後のC画素データの階調値(0〜255)、左側の縦軸はドットの生成率(%)、右側の縦軸はレベルデータ(0〜255)を表す。ここで、レベルデータとは、ドットの生成率を値0〜255の256段階に変換したデータをいう。また、ドットの生成率とは、ある階調値に応じて一様な領域が再現されるときに、その領域内の画素のうちでドットが形成される画素の割合を意味する。たとえば、ある階調値におけるドット生成率が、大ドット65%、中ドット25%、及び小ドット10%であり、このドット生成率で、縦方向に10画素であって横方向に10画素からなる100画素の領域内を印刷したとする。この場合には、100画素のうち大ドットが形成される画素が65個、中ドットが形成される画素が25個、小ドットが形成される画素が10個となる。そして、図5中の実線で示されるプロファイルSDが小ドットの生成率を示している。また、破線で示されるプロファイルMDが中ドットの生成率を、一点鎖線で示されるプロファイルLDが大ドットの生成率をそれぞれ示している。
いま、ある1つのCMYK画素データのC画素データの階調値が値G1だったとする。そのとき、この値G1を図5のレベルデータ導出テーブルに照らすと、大ドット、中ドット、小ドットのレベルデータ値はそれぞれ値L1,M1,S1となる。図6は、大ドットのディザマトリクスを用いてドットのオンオフを決定する様子を表す説明図である。このディザマトリクスは、本実施形態では16×16の画素を有する正方形の画素ブロックに、0〜254までの値が現れるように設定されている。但し、図6では、図示の都合上、4×4のマトリクスで示している。そして、大ドットのディザマトリクスのうち今回のC画素データの位置に対応して設定されているしきい値THL1を読み出し、大ドットのレベルデータ値L1としきい値THL1とを比較する。このときレベルデータ値L1がしきい値THL1を超えていれば大ドットを形成する(つまりオンする)ために2ビットデータに“11”を設定する。一方、レベルデータ値L1がしきい値THL1を超えていなければ、続いて図示しない中ドットのディザマトリクスのうち今回のC画素データの位置に対応して設定されているしきい値THM1を読み出し、中ドットのレベルデータ値M1としきい値THM1とを比較する。このとき、レベルデータ値M1がしきい値THM1を超えていれば中ドットを形成する(つまりオンする)ために2ビットデータに“10”を設定する。一方、レベルデータ値M1がしきい値THM1を超えていなければ、続いて図示しない小ドットのディザマトリクスのうち今回のC画素データに対応して設定されているしきい値THS1を読み出し、小ドットのレベルデータ値S1としきい値THS1とを比較する。このとき、レベルデータ値S1がしきい値THS1を超えていれば小ドットを形成する(つまりオンする)ために2ビットデータに“01”を設定し、超えていなければドットを何も形成しないために2ビットデータに“00”を設定する。このようにして、すべてのC画素データの階調値を2ビットデータに変換する。また、M,Y,K画素データについても、同様に2ビットデータに変換する。ここで、レベルデータ導出テーブルや各ドットのディザマトリクスは、元の画素データの階調値が大きいほど、複数のドットによって形成される領域(例えば図5(d)の太線の正方形で囲まれた領域)を人間が見たときにその領域の濃度が濃く見えるように設計されている。
次に、インクジェットプリンタ20によって形成されるドットについて説明する。図7は、使用するインクノズルのグループがグループAに設定されているときに記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図である。ここで、記録紙Sに形成しようとするドット列(記録紙Sの移動方向と直交する方向に沿って複数のドットが並んだ列)は第1列目から第6列目までの合計6列のドット列であり、各ドット列には第1番目のドットから第9番目のドットまでの合計9個のドットが並ぶ。なお、時間T1〜T9は、記録紙Sが1ドット分ずつ搬送されるごとの時間を表す。
時間T1では、図7(a)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1からインクが吐出する。これにより、図7(a)に示すように記録紙Sの第1列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。時間T2では、図7(b)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(b)に併せて示す。時間T3では、図7(c)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2のうち3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(c)に併せて示す。時間T4では、図7(d)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1のほか第2シアンノズル列C2のうち3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2や4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2からもインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(d)に併せて示す。その後の時間T5,T6では、図7(e),(f)に示すように、時間T4のときと同様にしてインクが吐出され、記録紙Sにドットが形成される。時間T7では、図7(g)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1のほか第2シアンノズル列C2のうち3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(g)に併せて示す。時間T8では、図7(h)に示すように、第2シアンノズル列C2のうち3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2や4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(h)に併せて示す。時間T9では、図7(i)に示すように、第2シアンノズル列C2のうち4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図7(i)に併せて示す。以上のようにして、第1列目から第6列目までのドット列がシアンインクによって形成されるドットによって埋め尽くされる。
図8は、使用するインクノズルのグループがグループBに設定されているときに記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図である。
時間T1では、図8(a)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1からインクが吐出する。これにより、図8(a)に示すように記録紙Sの第1列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。時間T2では、図8(b)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1や4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(b)に併せて示す。時間T3では、図8(c)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1や4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2のうち1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(c)に併せて示す。時間T4では、図8(d)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1や4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2のうち1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2や2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(d)に併せて示す。その後の時間T5,T6では、図8(e),(f)に示すように、時間T4のときと同様にしてインクが吐出され、記録紙Sにドットが形成される。時間T7では、図8(g)に示すように、第1シアンノズル列C1のうち4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2のうち1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2や2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(g)に併せて示す。時間T8では、図8(h)に示すように、第2シアンノズル列C2のうち1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2や2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(h)に併せて示す。時間T9では、図8(i)に示すように、第2シアンノズル列C2のうち2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2からインクが吐出する。そのとき形成されるドットを図8(i)に併せて示す。以上のようにして、グループAでは使用しなかったシアンノズルを用いて第1列目から第6列目までのドット列がシアンインクによって形成されるドットによって埋め尽くされる。
このように全面ベタ印刷が終了したあとの記録紙Sには、記録紙Sの搬送方向に沿って1番目から9番目までのラスタラインが形成される。グループAでは、1,2,5,6,9番目のラスタラインはそれぞれ第1シアンノズル列C1の1,2,5,6,9番目の第1シアンノズルNC1によって形成され、3,4,7,8番目のラスタラインはそれぞれ第2シアンノズル列C2の3,4,7,8番目の第2シアンノズルNC2によって形成される。図9は、濃度補正を行わない場合の各ラスタラインの濃度差を表す説明図である。図9(a)に示すように、グループAによって形成される各ラスタラインの濃度は、ノズルの加工精度のばらつきに起因するインク吐出量やインク飛行角度の違いのほか、着弾順序による着弾後の乾燥時間の違いやドットの重なり方の違いなどによって、濃度ムラが生じる。このため、こうした濃度ムラが生じないように、本実施形態では、ハーフトーン処理においてC,M,Y,K画素データの256段階の階調値を入力し4段階の階調値に変換するにあたり、各C,M,Y,K画素データごとに、入力する階調値を所定の補正テーブルで補正し、補正後の階調値を4段階の階調値に変換するようにしている。図10は各グループの補正テーブルの説明図である。このうち、図10(a)は、グループAの補正テーブルであり、グループAによって形成される各ラスタラインごとに(つまりグループAに属するノズルごとに)濃度が均一になるように設定されている。このグループAの補正テーブルはラスタラインの数(つまりノズル数であるn個)だけ設定されている。補正テーブルは、例えば、濃度が予め定められた基準濃度より濃いラスタラインに対応する画素データについては階調値が小さくなるようにつまり薄く明るくなるように設定され(図10(a)の「ラスタラインが濃いとき」参照)、濃度が基準濃度より薄いラスタラインに対応する画素データについては階調値が大きくなるようにつまり濃く暗くなるように設定されている(図10(a)の「ラスタラインが薄いとき」参照)。なお、図10では補正テーブルを図示の都合上、グラフで示した。
一方、グループBでは、1,2,5,6,9番目のラスタラインは第2シアンノズル列C2の1,2,5,6,9番目の第2シアンノズルNC2によって形成され、3,4,7,8番目のラスタラインは第1シアンノズル列C1の3,4,7,8番目の第1シアンノズルNC1によって形成される。図9(b)に示すように、グループBによって形成されるラスタラインの濃度は、グループAのときと同様の理由で濃度ムラが生じる。ここで、グループA,Bのそれぞれのk番目のラスタラインをみると、そのラスタラインを形成するのに使用するノズルがお互い異なり、しかもそのラスタラインを形成するドットの着弾順序も異なることから、濃度が異なる。したがって、その濃度ムラのパターンはグループAとグループBとで異なる。このため、その濃度ムラを解消するための補正テーブルもグループAとグループBとで異なる。こうしたことから、各C,M,Y,K画素データごとに設定される補正テーブルは、グループAとグループBとで異なるものとなる。なお、図10(b)にグループBの補正テーブルを示す。本実施形態では、グループBの補正テーブルは濃度が前出の基準濃度になるように設定されているから、グループ内でのラスタラインの濃度ムラが解消されるだけでなく、グループ間でのラスタラインの濃度ムラも解消される。こうした各グループの補正テーブルはフラッシュメモリ77に記憶されている。
グループA,Bの補正テーブルの設定はいずれも同様の手順で行うため、ここではグループAの補正テーブルの設定について説明する。すなわち、予めノズルとドットとの対応関係が明らかになるように設定されたテストパターンを用意しておき、そのテストパターンをグループAの第1及び第2シアンノズル列N1,N2を使ってベタ印刷したときの印刷結果を図示しないスキャナで読み取ってスキャナデータとし、そのスキャナデータに基づいて各ラスタラインの濃度を求め、それを前出の基準濃度となるように補正テーブルを各ノズルごとに設定する。これと同様にして、マゼンタ、イエロー、ブラックについても補正テーブルを各ノズルごとに設定する。こうすることにより、グループAで形成されるラスタラインの濃度ムラやグループBで形成されるラスタラインの濃度ムラが解消されるばかりでなく、グループAとグループBとで形成されるラスタラインの濃度ムラも解消される。
インクジェットプリンタ20は、最初の頁をグループAで印刷し、その後頁が更新されるごとにグループを切り替えて印刷するものとする。つまり、奇数頁目はグループAで、偶数頁目はグループBで印刷する。また、PC80は、ハーフトーン処理を実行するにあたり、奇数頁目の印刷データを作成する場合には、グループAの補正テーブルをフラッシュメモリ77から読み出し、256段階の階調値をその補正テーブルで補正したあと4段階の階調値(2ビットデータ)に変換するハーフトーン処理を実行し、偶数頁目の印刷データを作成する場合には、グループBの補正テーブルをフラッシュメモリ77から読み出し、256段階の階調値をその補正テーブルで補正したあと4段階の階調値に変換するハーフトーン処理を実行する。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンタ20の動作について説明する。図11は、印刷制御ルーチンのフローチャートである。コントローラ70のCPU72は、PC80から印刷データを入力すると、ROM74から印刷制御ルーチンのプログラムを読み出し、これを実行する。印刷制御ルーチンが開始されると、CPU72は、まず、使用するインクノズルのグループをグループAに設定する(ステップS100)。続いて、給紙処理を実行する(ステップS110)。給紙処理は、駆動モータ62の駆動により給紙ローラ56及び一対の搬送ローラ58,58を回転駆動させ、給紙トレイ52に載置された記録紙Sの印刷開始位置がラインヘッド22と対向する所定位置に来るまで搬送する処理である。次に、CPU72は、設定されたグループに含まれるノズルの中から、印刷データに基づいてインクを吐出すべきノズル(吐出対象ノズル)を選定する(ステップS120)。例えば設定されたグループがグループAだったときには、シアンについては、第1シアンノズル列C1の1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1、第2シアンノズル列C2の3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2、4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2の中から吐出対象ノズルを選定する。マゼンタやイエロー、ブラックについても同様にして吐出対象ノズルを選定する。また、設定されたグループがグループBだったときには、シアンについては、第1シアンノズル列C1の3番目、7番目、11番目、…の第1シアンノズルNC1や4番目、8番目、12番目、…の第1シアンノズルNC1、第2シアンノズル列C2の1番目、5番目、…の第2シアンノズルNC2、2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2の中から吐出対象ノズルを選定する。マゼンタやイエロー、ブラックについても同様にして吐出対象ノズルを選定する。
続いて、選定された吐出対象ノズルからインクが吐出するように各吐出対象ノズルの図示しない圧電素子に駆動信号を送る(ステップS130)。その後、1頁分の印刷が終了したか否かを判定し(ステップS140)、1頁分の印刷が終了していないときには、再びステップS120〜S140の処理を実行する。このステップS120〜S140の繰り返しの間、駆動モータ62の駆動により一対の搬送ローラ58,58を回転させて記録紙Sを所定速度で搬送する。このときの記録紙Sを搬送する所定速度は、記録紙Sに形成されるドットが360dpiの解像度で形成されるように定められている。このような処理を繰り返し実行し、ステップS140で1頁分の印刷が終了したと判定されたとき、排紙処理を実行する(ステップS150)。排紙処理は、駆動モータ62の駆動により一対の搬送ローラ58,58を回転駆動させ、印刷済みの記録紙Sを図示しない排紙トレイに排出する処理である。続いて、印刷すべき次の頁があるか否かを判定し(ステップS160)、次の頁があるときには、使用するインクノズルを現在設定されているグループとは異なるグループに変更し(ステップS170)、その後再びステップS110に戻り、次の頁がないときには本ルーチンを終了する。この印刷制御ルーチンによって得られる印刷物は、PC80のプリンタドライバ82によって予め奇数頁目の印刷データがグループAの補正テーブルを利用したハーフトーン処理を経由して作成され、偶数頁目の印刷データがグループBの補正テーブルを利用したハーフトーン処理を経由して作成されているため、各頁に形成されるラスタラインに濃度差が生じることはないし、各頁間でもラスタラインに濃度差が生じることはない。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷システム10が本発明の流体吐出システムに相当し、ラインヘッド22がヘッドに相当し、紙送り機構50が移動手段に相当し、フラッシュメモリ77がグループ記憶手段及び補正条件記憶手段に相当し、プリンタドライバ82及びコントローラ70が制御手段に相当する。また、所定の流体をシアンインクとした場合には第1及び第2シアンノズル列C1,C2が、所定の流体をマゼンタインクとした場合には第1及び第2マゼンタノズル列M1,M2が、所定の流体をイエローインクとした場合には第1及び第2イエローノズル列Y1,Y2が、所定の流体をブラックインクとした場合には第1及び第2ブラックノズル列K1,K2がそれぞれ本発明のノズル列に相当する。なお、本実施形態は印刷システム10の動作を説明することにより本発明の流体吐出装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態の印刷システム10によれば、グループA,Bのどのグループを使用対象グループに設定したとしても、記録紙S上に形成される複数のラスタラインに濃度差が生じることがない。したがって、どのグループを用いるかにかかわらず濃度ムラを防止することができる。また、使用対象グループが別のグループに切り替えられたとしても、その切り替えの前後で濃度差が生じることもない。また、第1及び第2シアンノズル列C1,C2はそれぞれ第1及び第2シアンノズルNC1,NC2が千鳥つまりジグザグに並んでいるため、直線状に並んでいる場合に比べてノズルの高密度化を図ることができる。この点は他の色も同様である。更に、各ノズルは1頁ごとにインク吐出と吐出休止とを繰り返すため、毎回インク吐出を行う場合に比べて駆動周波数が1/2になることから、ノズルの寿命が延びるし、ラインヘッド22に熱が溜まりにくい。更にまた、ラインヘッド22を採用した場合にはヘッドが大型化するため、記録紙S上に形成されるラスタラインの濃度ムラが発生しやすい。したがって、本発明を適用する意義が高い。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、グループA,Bを以下のように選定してもよい。すなわち、グループAには、シアンを例に挙げると、第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ1番目、5番目、9番目、…の第1シアンノズルNC1や偶数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ4番目、8番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ3番目、7番目、…の第2シアンノズルNC2や偶数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ2番目、6番目、…の第2シアンノズルNC2が含まれるようにする。このグループAには、これと同様に選択された第1及び第2マゼンタノズルNM1,NM2や第1及び第2イエローノズルNY1,NY2、第1及び第2ブラックノズルNK1,NK2が含まれる。このグループAを使用対象ノズルとして記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図を図12(a)〜(i)に示す。一方、グループBには、グループAで選択されなかった第1及び第2シアンノズルNC1,NC2、第1及び第2マゼンタノズルNM1,NM2、第1及び第2イエローノズルNY1,NY2、第1及び第2ブラックノズルNK1,NK2が含まれる。例えば、シアンを例に挙げると、第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ3番目、7番目、…の第1シアンノズルNC1や偶数番目の第1シアンノズルNC1のうち1つおきに並んだ2番目、6番目、…の第1シアンノズルNC1のほか、第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ1番目、5番目、9番目、…の第2シアンノズルNC2や偶数番目の第2シアンノズルNC2のうち先ほど選択した第1シアンノズルNC1と対をなさないように1つおきに並んだ4番目、8番目、…の第2シアンノズルNC2が含まれるようにする。このグループBには、これと同様に選択された第1及び第2マゼンタノズルNM1,NM2や第1及び第2イエローノズルNY1,NY2、第1及び第2ブラックノズルNK1,NK2が含まれる。このグループBを使用対象ノズルとして記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図を図13(a)〜(i)に示す。このようにしてグループA,Bを選定した場合でも、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
あるいは、グループA,Bを次のように設定してもよい。すなわち、グループAには、第1シアンノズル列C1に属する奇数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンノズル列C2に属する偶数番目の第2シアンノズルNC2が含まれるようにし、他の色についてもこれと同様にして選ばれたノズルが含まれるようにする。グループBには、シアンについては第1シアンノズル列C1に属する偶数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンノズル列C2に属する奇数番目の第2シアンノズルNC2が含まれるようにし、他の色についてもこれと同様にして選ばれたノズルが含まれるようにする。この場合も、上述した実施形態と同様の効果が得られる。そのほかに、グループAを各色の第1ノズル列C1,M1,Y1,K1とし、グループBを各色の第2ノズル列C2,M2,Y2,K2としてもよい。
上述した実施形態では、カラー印刷用のラインヘッド22を例示したが、各インクノズル列をすべてブラック(K)のインクを吐出するブラックノズルとすることによりモノクロ印刷用のラインヘッドとしてもよい。
上述した実施形態では、ハーフトーン処理時の入力階調値を補正したが、ハーフトーン処理時のレベルデータ導出テーブルを補正してもよい。すなわち、ラスタラインの濃度が濃いときには図5のグラフを右側にシフトしたレベルデータ導出テーブルを使用し、ラスタラインの濃度が薄いときには図5のグラフを左側にシフトしたレベルデータ導出テーブルを使用してもよい。
上述した実施形態では、レベルデータ導出テーブルは、C,M,Y,Kの各色ごとに別々に設定されているとしたが、一つのテーブルが全色に共通なものとして設定されていてもよい。また、ディザマトリクスは、各色ごとに別々に設定されているとしたが、一つのディザマトリクスが全色に共通なものとして設定されていてもよい。
上述した実施形態では、ハーフトーン処理としてディザ法によるものを例示したが、他の方法例えばγ補正法や誤差拡散法等によりハーフトーン処理を行うようにしてもよい。
上述した実施形態では、各ノズル列に含まれるノズルを千鳥(ジグザグ)に並べたが、直線的に並べてもよい。
上述した実施形態では、圧電素子を変形させてインク室のインクを加圧することによりインクを吐出させる方式を採用したが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)によりインク室のインクを加熱して発生した気泡でインクを加圧することによりインクを吐出させる方式を採用してもよい。
上述した実施形態では、各色のインクにつきノズル列を2列形成したが、3列以上形成してもよい。例えば各色のインクにつきノズル列を3列形成した場合、全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分けてもよい。こうしても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、プリンタ本体に固定されたラインヘッド22を使用するとしたが、記録紙Sの搬送方向と直交する方向に移動可能なキャリッジに搭載したヘッドに各インクノズル列を形成してもよい。
上述した実施形態では、インクジェットプリンタ20を例示したが、スキャナ装置と印刷装置の両方を備えたマルチファンクションプリンタやファクシミリ装置としてもよい。
印刷システム10の構成の概略を示す説明図。 ラインヘッド22の構成の概略を示す説明図。 グループA,Bに属するノズルの説明図。 プリンタドライバ82の処理の過程を示す工程図。 レベルデータの設定に利用されるレベルデータ導出テーブルの説明図。 ディザマトリクスを用いてドットのオンオフを決定する様子を表す説明図。 グループAを使用したときの時間とドットとの関係を表す説明図。 グループBを使用したときの時間とドットとの関係を表す説明図。 各グループのラスタラインの濃度差を表す説明図。 各グループの補正テーブルを示す説明図。 印刷制御ルーチンのフローチャート。 別のグループAを使用したときの時間とドットとの関係を表す説明図。 別のグループBを使用したときの時間とドットとの関係を表す説明図。
符号の説明
10 印刷システム、20 インクジェットプリンタ、22 ラインヘッド、24 インクカートリッジ、26 チューブ、28 ノズルプレート、50 紙送り機構、52 給紙トレイ、54 記録紙挿入口、56 給紙ローラ、58 搬送ローラ、60 ベルト、62 駆動モータ、70 コントローラ、72 CPU、74 ROM、76 RAM、77 フラッシュメモリ、80 パーソナルコンピュータ(PC)、82 プリンタドライバ、C1 第1シアンノズル列、C2 第2シアンノズル列、M1 第1マゼンタノズル列、M2 第2マゼンタノズル列、Y1 第1イエローノズル列、Y2 第2イエローノズル列、K1 第1ブラックノズル列、K2 第2ブラックノズル列、NC1 第1シアンノズル、NC2 第2シアンノズル、NM1 第1マゼンタノズル、NM2 第2マゼンタノズル、NY1 第1イエローノズル、NY2 第2イエローノズル、NK1 第1ブラックノズル、NK2 第2ブラックノズル、S 記録紙。

Claims (7)

  1. 所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、
    前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、
    全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループを記憶するグループ記憶手段と、
    前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された補正条件を記憶する補正条件記憶手段と、
    前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとに前記グループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を前記補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で前記使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにラスタラインを形成するよう前記ヘッドを制御する制御手段と、
    を備えた流体吐出システム。
  2. 前記補正条件記憶手段は、前記補正条件として、前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になり且つ各グループのk番目(k=1,2,…,n)のノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された条件を記憶する、
    請求項1に記載の流体吐出システム。
  3. 前記ヘッドは、前記ノズル列を2つ有する、
    請求項1又は2に記載の流体吐出システム。
  4. 前記各ノズル列は、前記ノズルが千鳥に並んでいる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体吐出システム。
  5. 前記制御手段は、前記ターゲット1枚ごとに各グループを切り替えて前記使用対象グループに設定する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の流体吐出システム。
  6. 前記ヘッドは、前記ノズル列が前記ターゲットの幅以上の長さになるように形成されたラインヘッドである、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体吐出システム。
  7. 所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、を備えた流体吐出装置の制御方法であって、
    (a)全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように分けた複数のグループをグループ記憶手段に記憶させるステップと、
    (b)前記複数のグループの各々につき1番目からn番目までのノズルによって形成されるラスタラインの濃度が略均一になるように設定された補正条件を補正条件記憶手段に記憶させるステップと、
    (c)前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、所定タイミングごとに前記グループ記憶手段に記憶された各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該使用対象グループに対応する補正条件を前記補正条件記憶手段から読み出し、該補正条件で濃度補正をした上で前記使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにラスタラインを形成するよう前記ヘッドを制御するステップと、
    を含む流体吐出装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102233721A (zh) * 2010-04-16 2011-11-09 精工爱普生株式会社 流体喷射装置以及流体喷射方法

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