JP2009207012A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の輝度によるモニタ画像の画質のばらつきを低減させることができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供する。
【解決手段】撮像レンズと、フォーカスレンズとを含む光学系を介して被写体を撮像する撮像装置であって、前記光学系によって形成される前記被写体の光学像に応じて電荷を蓄積する複数の画素を含む撮像手段と、第1の読み出し制御で読み出された電荷又は第2の読み出し制御で読み出された電荷から前記被写体の輝度を検出し、当該被写体の輝度に基づいて、表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する読出回数制御手段を有することを特徴とする撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
デジタルカメラなどの撮像装置においては、フォーカスレンズを動かして被写体に焦点を合わせる方法として、CCDなどの撮像素子から得られる画像信号を用いて自動的に合焦動作を行うオートフォーカス(AF)方式が主流になっている。また、撮像装置においては、AF中であっても、撮像する被写体の画像をモニタ(表示部)に表示すること(以下、「モニタ画像」とする)が好ましい。
一方、撮像素子においては、AFに適した画素の読み出しとモニタ画像に適した画素の読み出しとが互いに異なる。従って、フォーカス精度(AF精度)を向上させようとするとモニタ画像の画質が低下し、モニタ画像の画質を向上させようとするとAF精度が低下してしまう。
そこで、モニタ画像の画質とAF精度の両方を向上させるために、モニタ画像用のフレームの読み出しとAF用のフレームの読み出しとを切り替えながらAFを行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−247443号公報
しかしながら、被写体の輝度(明るさ)に応じて撮像素子(の画素)に必要な蓄積時間は異なる。従って、特許文献1のように、AF用のフレーム数(AF用のフレームの読み出し回数)を固定すると、被写体の輝度によってモニタに表示される画像のレート(モニタ表示レート)が変わるため、モニタ画像の画質がばらついてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来技術の課題に鑑みて、被写体の輝度によるモニタ画像の画質のばらつきを低減させることができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての撮像装置は、撮像レンズと、フォーカスレンズとを含む光学系を介して被写体を撮像する撮像装置であって、前記光学系によって形成される前記被写体の光学像に応じて電荷を蓄積する複数の画素を含む撮像手段と、前記複数の画素のうち第1の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第1の読み出し制御又は前記複数の画素のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第2の読み出し制御が選択的に行われるように、前記撮像手段の前記複数の画素に蓄積された電荷の読み出しを制御する読出制御手段と、前記第1の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記被写体の画像を連続的に表示する表示手段と、前記第2の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記撮像レンズの合焦状態に対応する評価値を生成し、前記評価値が最大となるように、前記フォーカスレンズの位置を制御する焦点制御手段と、前記第1の読み出し制御で読み出された電荷又は前記第2の読み出し制御で読み出された電荷から前記被写体の輝度を検出し、当該被写体の輝度に基づいて、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する読出回数制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての制御方法は、撮像レンズと、フォーカスレンズとを含み光学系と、前記光学系によって形成される被写体の光学像に応じて電荷を蓄積する複数の画素を含む撮像手段とを備える撮像装置の制御方法であって、前記複数の画素のうち第1の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第1の読み出し制御又は前記複数の画素のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第2の読み出し制御が選択的に行われるように、前記撮像手段の前記複数の画素に蓄積された電荷の読み出しを制御する読出制御ステップと、前記第1の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記被写体の画像を連続的に表示手段に表示する表示ステップと、前記第2の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記撮像レンズの合焦状態に対応する評価値を生成し、前記評価値が最大となるように、前記フォーカスレンズの位置を制御する焦点制御ステップと、前記第1の読み出し制御で読み出された電荷又は前記第2の読み出し制御で読み出された電荷から前記被写体の輝度を検出し、当該被写体の輝度に基づいて、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する読出回数制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、被写体の輝度によるモニタ画像の画質のばらつきを低減させることができる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての撮像装置100の構成を示す概略ブロック図である。撮像装置100は、撮像レンズと、フォーカスレンズとを含む光学系を介して被写体を撮像する撮像装置であって、本実施形態では、デジタルカメラとして具現化される。
撮像装置100は、図1に示すように、撮像レンズ102と、絞り・シャッター部104と、AE処理部106と、フォーカスレンズ108と、AF処理部110と、ストロボ112と、EF処理部114と、撮像素子116とを有する。
また、撮像装置100は、アドレス指定部118と、垂直アドレス選択部120と、水平アドレス選択部122と、タイミング調整部124と、AGC(オートゲインコントロール)部126と、A/D変換部128と、画像処理部130とを有する。また、撮像装置100は、WB処理部132と、フォーマット変換部134と、メモリ(DRAM)136と、画像記録部138と、システム制御部140と、メモリ(VRAM)142と、画像表示部144と、操作部146とを有する。更に、撮像装置100は、メインスイッチ(SW)148と、第1のスイッチ(SW)150と、第2のスイッチ(SW)152と、撮像モードスイッチ(SW)154とを有する。
撮像レンズ102は、本実施形態では、ズーム機構を含み、被写体の光学像を形成する。
絞り/シャッター部104は、被写体からの光の光量を制御する。
AE処理部106は、自動露光(AE)処理を行う。
フォーカスレンズ108は、後述する撮像素子116に撮像レンズ102の焦点を合わせるためのレンズである。
AF処理部110は、自動合焦(AF)処理を行う。AF処理部110は、システム制御部140と共同して、撮像素子116から読み出される電荷(信号)に基づいて撮像レンズ102の合焦状態に対応する評価値を生成し、かかる評価値が最大となるように、フォーカスレンズ108の位置を制御する焦点制御を行う。
ストロボ112は、被写体に対して光を照射する発光装置である。
EF処理部114は、フラッシュプリ発光(EF)処理を行う。
撮像素子116は、複数の画素を含んで被写体からの光(反射光)を電気信号に変換する。
アドレス指定部118は、撮像素子116における2次元での画素の位置(X方向及びY方向)を指定する。
垂直アドレス選択部120は、アドレス指定部118によって指定されたY方向(垂直方向)の画素を選択する。
水平アドレス選択部122は、アドレス指定部118によって指定されたX方向(水平方向)の画素を選択する。
タイミング調整部124は、垂直アドレス選択部120及び水平アドレス選択部122によって選択された撮像素子116の画素(からの電荷)を読み出すタイミングを調整する。
AGC部126は、タイミング調整部124からの出力信号の電圧を制御する。
A/D変換部128は、AGC部126からの出力信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する機能を有し、本実施形態では、撮像素子116からの出力信号のノイズを除去するCDS回路や非線形増幅回路を含む。
画像処理部130は、A/D変換部128からの出力信号に画像処理を行う。
WB処理部132は、ホワイトバランス(WB)処理を行う。
フォーマット変換部134は、画像データのフォーマットを所定のフォーマット(例えば、ユーザによって設定されたフォーマット)に変換する。
メモリ136は、高速な内蔵メモリであって、例えば、ランダムアクセスメモリなどで構成される。メモリ136は、例えば、一時的に画像データを記憶する高速バッファとして、或いは、画像データの圧縮伸張における作業用メモリとして使用される。
画像記録部138は、メモリカートなどの記録媒体と、かかる記録媒体のインターフェースとを含み、画像データ(画像ファイル)を記録する。
システム制御部140は、撮像装置100の全体を制御する機能を有する。システム制御部140は、例えば、撮像シーケンスなどのシステムを制御する。システム制御部140は、AF処理部110などと共同して、撮像素子116の複数の画素に蓄積された電荷の読み出しを制御する(読出制御を行う)。本実施形態の読出制御では、撮像素子116の複数の画素のうち、第1の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第1の読み出し制御又は第1の領域とは異なる第2の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第2の読み出し制御が選択的に行われる。また、システム制御部140は、撮像素子116の複数の画素から読み出された電荷から被写体の輝度を検出し、かかる被写体の輝度に基づいて、第1の読み出し制御に対して第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する(読出回数制御を行う)。なお、システム制御部140による読出制御及び読出回数制御については後で詳細に説明する。
メモリ142は、画像表示用のメモリである。
画像表示部144は、撮像画像の表示、撮像装置100の操作を補助するための表示、撮像装置100の状態の表示、撮像時における焦点検出領域の表示などを行う。また、画像表示部144は、撮像中及びAF中において、被写体の画像を連続的に表示する。
操作部146は、撮像装置100を外部から操作するためのユーザインタフェース(UI)を提供する。操作部146は、撮像装置100の撮像機能の設定や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮像レンズ102のズーム動作を指示するズームレバー、動作モード(撮像モード又は再生モード)を切り替える切替スイッチなどを含む。
メインSW148は、撮像装置100に電源を供給する(即ち、撮像装置100の電源状態をON状態又はOFF状態に切り替える)ためのスイッチである。
第1のSW150は、AF処理やAE処理などの撮像スタンバイ動作を行うためのスイッチである。
第2のSW152は、第1のSW150の操作後において、被写体を撮像するための撮像スイッチである。
撮像モードSW154は、被写体を撮像するときの撮像モードを設定するためのスイッチである。
図2は、撮像素子116の一例を示す回路構成図である。図2に示すように、撮像素子116は、本実施形態では、増幅型MOSセンサを用いた固体撮像素子である。
図2を参照するに、撮像素子116においては、画像に相当する1画素回路210ijが2次元マトリクス状(縦及び横)に配列されている。図2では、説明を簡略化するために、2×2の1画素回路210ij(1画素回路21011、21012、21021及び21022)が配列されている場合を示しているが、実際には、数千個×数千個の1画素回路210ijが配列されている。ここで、iは水平(横)方向の変数であり、jは垂直(縦)方向の変数である。
1画素回路210ijは、フォトダイオード212ijと、増幅トランジスタ214ijと、垂直選択トランジスタ216ijと、リセットトランジスタ218ijとを含む。
また、2次元マトリクス状に配列されている1画素回路21011、21012、・・・、210ij、・・・を順に選択するために、1画素回路210ijには、垂直アドレス回路220と、水平アドレス回路230とが接続されている。
垂直アドレス回路220は、垂直アドレス選択部120の一部を構成し、n×mの2次元マトリクス状に配列された1画素回路210ijの横方向の配列数nに対応する数のアドレス出力端子及びリセット信号端子を有する。水平アドレス回路230は、水平アドレス選択部122の一部を構成し、n×mの2次元マトリクス状に配列された1画素回路210ijの縦方向の配列数mに対応する数のアドレス出力端子を有する。ここで、m、n、i及びjは、任意の整数である。
垂直アドレス回路220においては、水平方向(行方向)に配列された1画素回路210ijに沿って1つずつ、水平方向に垂直アドレス線222、222、・・・、222が配線されている。なお、垂直アドレス線222のそれぞれは、垂直アドレス回路220のn個のアドレス出力端子のうち対応する1つに接続されている。
また、垂直アドレス回路220においては、水平方向(行方向)に配列された1画素回路210ijに沿って1つずつ、水平方向にリセット信号線224、224、・・・、224が配線されている。なお、リセット信号線224のそれぞれは、垂直アドレス回路220のn個のリセット信号端子のうち対応する1つに接続されている。
水平アドレス回路230においては、垂直方向(列方向)に配列された1画素回路210ijに沿って1つずつ、垂直方向に垂直信号線232、232、・・・、232が配線されている。なお、垂直信号線232のそれぞれは、水平アドレス回路230のm個のアドレス出力端子のうち対応する1つに接続されている。
垂直アドレス回路220から水平方向に配線されている垂直アドレス線222は、それぞれ対応する1画素回路210ijの垂直選択トランジスタ216ijのゲートに接続され、電荷(信号)を読み出す水平ラインを選択(決定)する。同様に、垂直アドレス回路220から水平方向に配線されているリセット信号線224は、それぞれ対応する1画素回路210ijのリセットトランジスタ218ijのゲートに接続されている。
フォトダイオード212ijは、入射光を検出すると共に、かかる入射光の光量に応じた電荷(信号)を発生する機能を有し、1つの画素(1画素回路210ij)に対して1つのフォトダイオードが構成されている。1画素につき1つのフォトダイオードが構成されている。増幅トランジスタ214ijは、フォトダイオード212ijで発生した電荷を増幅して電荷信号として出力する。
垂直選択トランジスタ216ijは、直流電源と増幅トランジスタ214ijのドレイン側との間に自己のソース−ドレイン間が接続されるように配置される。また、垂直選択トランジスタ216ijのゲート側は、垂直アドレス回路220の垂直アドレス線222に接続される。
リセットトランジスタ218ijは、直流電源とフォトダイオード212ijのカソードとの間に自己のソース−ドレイン間が接続されるように配置され、動作時にフォトダイオード212ijの電荷をリセットする。
このように、撮像素子116においては、垂直選択トランジスタ216ijのソース側とリセットトランジスタ218ijのソース側とが、直流電源のドレイン電圧端子に共通に接続され、ドレイン電圧が供給されるように構成されている。
従って、n×mの2次元マトリクス状に配列された1画素回路210ijの読み出しにおいては、n本の水平ラインをその読み出し順にアクティブにすべく、垂直アドレス回路220が垂直アドレス線222を順次アクティブにする。また、1画素回路210ij(フォトダイオード212ij)の電荷のリセットすべく、垂直アドレス回路220がリセット信号線224を順次アクティブにする。
撮像素子116は、負荷トランジスタ240、240、・・・、240と、1行分の1画素回路210ij(フォトダイオード212ij)の電荷(信号)を取り込む信号転送トランジスタ250、250、・・・250とを更に有する。また、撮像素子116は、1行分の1画素回路210ij(フォトダイオード212ij)の電荷(信号)を蓄積する蓄積容量260、260、・・・、260と、水平選択トランジスタ270、270、・・・、270とを更に有する。
各列の1画素回路210ijの増幅トランジスタ214ijのソース側は、垂直方向に配線された垂直信号線232のうち自己に対応する列の垂直信号線232に接続されている。また、各列の1画素回路210ijに対応して1つの負荷トランジスタ240が配置されている。垂直信号線232の一端は、負荷トランジスタ240のうちの対応する1つと、かかる負荷トランジスタ240のソース、ドレイン側を介して直流電源に接続される。
また、垂直信号線232の他端は、信号転送トランジスタ250のうち自己に対応する1つを介して、蓄積容量260のうち自己に対応する1つに接続される。更に、垂直信号線232の他端は、水平アドレス回路230から供給される水平アドレスパルスによって選択される水平選択トランジスタ270を介して、信号出力端(水平信号線)SOEに接続されている。
このように、垂直信号線232の他端は、信号転送トランジスタ250のうち対応する信号転送トランジスタ250のソース−ドレインを介して、蓄積容量260のうち対応する蓄積容量260の一端に接続される。更に、垂直信号線232の他端は、水平選択トランジスタ270の対応する水平選択トランジスタ270のソース−ドレインを介して、信号出力端(水平信号線)SOEに接続される。
また、蓄積容量260の他端は接地され、信号転送トランジスタ250のゲート側は共通ゲートCGに接続される。電荷(信号)を転送すべきタイミングにおいて信号転送パルスを共通ゲートCGに印加することで、信号転送トランジスタ250を動作(オン)させて、垂直信号線232に現れた電圧を、蓄積容量260に転送して蓄積させることができる。
水平アドレス回路230は、水平方向の1ラインあたりの読み出すべき画素(1画素回路210ij)の位置を順次選択する機能を有する。水平アドレス回路230は、n×mの2次元マトリクス状に配列された1画素回路210ijの読み出しにおいて、水平方向の1ラインの読み出し走査速度に対応して、その時々の位置に相当する画素の水平選択トランジスタ270をアクティブにする。具体的には、水平アドレス回路230は、水平選択トランジスタ270をアクティブにするための水平アドレスパルスを発生するように構成される。
従って、システム制御部140は、アドレス指定部118、垂直アドレス選択部120及び水平アドレス選択部122を介して、読み出しラインを順次変えながら、かかる読み出しラインにおける画素の電荷を読み出すように、撮像素子116を制御する。
図3は、図2に示す撮像素子116の動作について説明するためのタイミングチャートである。
まず、垂直アドレス回路220から、垂直アドレス線222をアクティブにするアドレスパルスが印加されると、かかる行の増幅トランジスタ214ijのみが動作する。従って、増幅トランジスタ214ijと負荷トランジスタ240でソースフォロワ回路が構成される。これにより、増幅トランジスタ214ijのゲート電圧、即ち、フォトダイオード212ijの電圧とほぼ同等の電圧が垂直信号線232に現れる。このとき、信号転送トランジスタ250の共通ゲートCGに信号転送パルスを印加すると、蓄積容量260には、垂直信号線232に現れた電圧と蓄積容量260の容量との積で表される増幅された電荷(信号)が蓄積される。
蓄積容量260に電荷が蓄積されると、垂直アドレス回路220は、リセット信号線224にリセットパルスを印加する。そして、かかるリセットパルスによってリセットトランジスタ218ijが動作し、フォトダイオード212ijに蓄積された電荷がリセットトランジスタ218ijを介して放電される。これにより、フォトダイオード212ijはリセットされたことになる。
次に、水平アドレス回路230から水平アドレスパルスを水平選択トランジスタ270に順次印加する。水平選択トランジスタ270は、水平アドレス回路230から水平アドレスパルスが印加されている間、動作する。これにより、蓄積容量260に蓄積されていた電荷が、水平選択トランジスタ270を介して信号出力端(水平信号線)SOEから出力され、1行分の画像信号が得られる。
このような動作を順次続けることによって、2次元マトリクス状に配置された全ての1画素回路210ij(フォトダイオード212ij)から電荷を読み出すことができる。従って、読み出しラインを順次変えながら読み出し制御を行うことで、1画面分の画像信号を順次得ることができ、かかる動作を連続的に繰り返すことで動画像を得ることができる。
図4を参照して、撮像素子116におけるモニタ画像用のフレームの読み出し(第1の読み出し制御)とAF用のフレームの読み出し(第2の読み出し制御)について説明する。図4は、撮像素子116におけるモニタ画像用のフレームの読み出しとAF用のフレームの読み出しの一例を示す図である。
モニタ画像用のフレームの読み出しでは、図4(a)に示す撮像素子116の撮像領域IAにおいて、図4(b)に示すように水平方向及び垂直方向のいずれにおいても2画素ごとに画素(読み出し先の画素)が選択される。例えば、互いに隣接するR画素及びG画素、又は、G画素及びB画素が選択されると、次は2画素隔てた位置において隣接するR画素及びG画素、又は、G画素及びB画素が選択される。このように、モニタ画像用のフレームの読み出しでは、読み出し先の画素(第1の領域に存在する画素)は、水平方向の2画素及び垂直方向の2画素で構成される画素ブロックが水平方向及び垂直方向において等間隔で間欠的に存在する。
一方、AF用のフレームの読み出しでは、図4(a)に示す撮像素子116の撮像領域IAに含まれるAF用領域IAaにおいて、図4(c)に示すように、垂直方向に連続する8ラインのうち2ラインの画素(第2の領域に存在する画素)が選択される。なお、選択される2ラインは互いに隣接し、かかる2ラインの全ての画素から電荷が読み出される。
ここで、図5を参照して、図4(a)に示す撮像領域IAに含まれるAF用領域IAaを選択して画素の読み出しを行うための構成について説明する。図5は、図1に示す撮像装置100の撮像素子116、垂直アドレス選択部120及び水平アドレス選択部122の構成を詳細に示す図である。
垂直アドレス選択部120は、垂直アドレス回路220と、垂直デコーダー部510とを有し、水平アドレス選択部122は、水平アドレス回路230と、水平デコーダー部520とを有する。
垂直デコーダー部510には信号VD0及びVD1が入力され、垂直アドレス回路220にはクロックパルス(CLK)及び垂直リセットパルス(VRES)が入力される。また、垂直アドレス回路220からは、垂直アドレス線222及びリセット信号線224に信号が出力される。
一方、水平デコーダー部520には信号HD0及びHD1が入力され、水平アドレス回路230にはクロックパルス(CLK)及び水平リセットパルス(HRES)が入力される。
垂直デコーダー部510及び水平デコーダー部520は、撮像素子116の全体の領域である撮像領域IAを選択するか、或いは、撮像素子116の一部の撮像領域であるAF用領域IAaを選択するかを決定するために用いられる。
以下、撮像装置100において、撮像素子116の複数の画素(1画素回路210ij)に蓄積された電荷の読み出し(所謂、フレームの読み出し)を制御する読出制御について説明する。図6は、撮像する被写体の画像を画像表示部144に表示するためのフレームの読み出し(モニタ画像用のフレームの読み出し)制御と撮像レンズ102を合焦状態にするためのフレームの読み出し(AF用のフレームの読み出し)制御との関係を示す図である。図6に示すように、本実施形態の撮像装置100は、モニタ画像用のフレームの読み出し制御又はAF用のフレームの読み出し制御を選択的に行う。
図6において、602及び604は、モニタ画像用のフレームの読み出し制御におけるフレームを示し、606乃至610は、AF用のフレームの読み出し制御におけるフレームを示している。フレーム602乃至610のそれぞれにおいては、電荷の蓄積を開始するタイミング(リセット動作開始タイミング)を任意に決定することが可能である。リセット動作開始タイミングS1から電荷の読み出しを開始する読み出し開始タイミングS2までの時間が蓄積時間となる。
ここで、画像表示部144に表示される被写体の画像の表示レートをTm[fps]、画像表示部144に表示される被写体のフレームを取得する取得レートをTmF[fps]とする。また、モニタ画像用のフレームの読み出し制御においてフレームを読み出す期間をTmR[s]、AF用のフレームの読み出し制御においてフレームを読み出す期間をTaR[s]、AF用のフレームにおいて必要な電荷の蓄積時間をTaf[s]とする。
この場合、AF用のフレームを取得する回数(AF用のフレームの読み出し制御によって電荷を読み出す回数)Naf[回]は、以下の式1で算出される。但し、式1において、RD[ ]は、小数点以下を切り捨てた整数とする。
Naf=RD[(1/Tm−(1/TmF+TmR+TaR)/Taf) ・・・(式1)
また、AF用のフレームの読み出し制御からモニタ画像用のフレームの読み出し制御に切り替えるまで(即ち、最後にAF用のフレームを読み出してから次にモニタ画像用のフレームを読み出す)の待機時間Tw[s]は、以下の式2で算出される。但し、式2において、RE[ ]は、小数点以下の余りとする。
Tw=RE[(1/Tm−(1/TmF+TmR+TaR))/Taf] ・・・(式2)
本実施形態の撮像装置100においては、AF用のフレーム読み出し制御でNaf[回]のフレームを取得した後、待機時間Tw[s]が経過してからモニタ画像用のフレームの読み出し制御に切り替える読出制御が行われる。
例えば、表示レートTmを30[fps]、取得レートTmFを120[fps]とする。また、モニタ画像用のフレームの読み出し制御によってフレームを読み出す期間TmRを1/120[s]、AF用のフレームの読み出し制御によってフレームを読み出す期間TaRを1/600[s]とする。更に、AF用のフレームにおいて必要な電荷の蓄積時間Tafについて、被写体の輝度が高い(被写体が明るい)場合を1/480[s]、被写体の輝度が低い(被写体が暗い)場合を1/160[s]とする。
被写体の輝度が高い場合には、図7に示すように、AF用のフレームを取得する回数Naf[回]は7と算出され(以下の式3参照)、待機時間Tw[s]は0.2と算出される(以下の式4参照)。図7は、被写体の輝度が高い場合におけるモニタ画像用のフレームの読み出し制御とAF用のフレームの読み出し制御との関係を示す図である。
Naf=RD[((1/30)−(1/120+1/120+1/600))/(1/480)]=7 ・・・(式3)
Tw=RE[((1/30)−(1/120+1/120+1/600))/(1/480)]=0.2 ・・・(式4)
一方、被写体の輝度が低い場合には、図8に示すように、AF用のフレームの取得回数Naf[回]は2と算出され(以下の式5参照)、待機時間Tw[s]は0.4と算出される(以下の式6参照)。図8は、被写体の輝度が低い場合におけるモニタ画像用のフレームの読み出し制御とAF用のフレームの読み出し制御との関係を示す図である。
Naf=RD[((1/30)−(1/120+1/120+1/480))/(1/160)]=2 ・・・(式5)
Tw=RE[((1/30)−(1/120+1/120+1/480))/(1/160)]=0.4 ・・・(式6)
なお、待機時間Tw[s]は、AF用のフレームの読み出し制御からモニタ画像用のフレームの読み出し制御に切り替えるまでの間であれば、どこにあってもよい。また、待機時間Tw[s]の有無によって、表示レートのばらつきがユーザにわからない程度であるならば、待機時間Tw[s]はなくてもよい。
被写体の輝度が低い場合において、フォーカス精度(AF精度)を確保するために必要な電荷の蓄積時間がとれなければ、ゲイン補正処理や画素加算処理によって補ってもよい。
このように、本実施形態の撮像装置100は、被写体の輝度に基づいて、画像表示部144に表示される被写体の画像の表示レートが一定となるように、AF用フレームの読み出し制御によってAF用のフレームを取得する回数を制御する。これにより、撮像装置100は、被写体の輝度によるモニタ画像の画質のばらつきを低減させることができる。
但し、上述したようなフレームの読み出し制御を行うためには、AF用のフレームの読み出し制御において、AF用のフレームを取得する回数に相応してフォーカスレンズ108を移動させることができるフォーカス移動機構が必要となる。特に、被写体の輝度に関わらず、フォーカスレンズ108を移動させる移動間隔を一定にすると、AF用のフレームを取得する回数Nafが大きくなればなるほど、フォーカスレンズ108の移動速度を速くしなければならない。
図9は、撮像装置100のフォーカスレンズ108を移動させるフォーカスレンズ移動機構900の構成を示す図である。フォーカスレンズ移動機構900は、フォーカスレンズ108を高速に移動させることが可能である。
フォーカスレンズ移動機構900は、撮像素子116を保持する保持部材902と、移動レバー904と、移動レバー904を介して撮像素子を移動させる電歪素子906とを有する。また、フォーカスレンズ移動機構900は、フォーカスレンズ108を移動させるためのモーター908と、ギア910と、ナット部材912と、スクリュー部材914と、フォーカスレンズ108を保持する保持部材916とを有する。更に、フォーカスレンズ移動機構900は、フォーカスレンズ108の移動方向を安定させるためのガイド軸918と、フォーカスレンズ108を撮像素子116の方向に引き寄せるバネ920とを有する。
フォーカスレンズ移動機構900において、撮像素子116は、電歪素子906及び移動レバー904によって光軸方向に移動する。なお、電歪素子906の出力は移動レバー904によって増幅されている。また、フォーカスレンズ108は、モーター908、ギア910、ナット部材912及びスクリュー部材914によって光軸方向に移動する。
このように、フォーカスレンズ移動機構900は、撮像素子116及びフォーカスレンズ108の少なくとも一方を移動させることができる。従って、撮像装置100においては、フォーカスレンズ108の移動、撮像素子116の移動、或いは、フォーカスレンズ108と撮像素子116の両方の移動によって、焦点調整(焦点制御)が行われる。
一般的に、フォーカスレンズの焦点敏感度は1未満(0.6以下の場合が多い)であるため、撮像素子116を移動させる場合の方が、フォーカスレンズ108を移動させる場合よりも高速に焦点を変化させることができる。従って、フォーカスレンズ移動機構900においては、撮像素子116とフォーカスレンズ108を同時に移動させることで高速に焦点を変化させた後、フォーカスレンズ108のみを移動させることで高精度に撮像レンズ102を合焦状態にすることができる。
このように、本実施形態の撮像装置100においては、被写体の輝度によるモニタ画像の画質のばらつきを低減させながらも、AF処理の高速化を図ることが可能となっている。
撮像装置100においては、上述したように、被写体の輝度に応じてAF用のフレームを取得する回数を制御する(変える)ことで、モニタ画像の画質のばらつきを低減させることができる。但し、AF用のフレームを取得する回数を変えることで、被写体の輝度が低い場合は、被写体の輝度が高い場合と比較して、AF用のフレームの取得数が少なくなり、AF処理に時間がかかることが予想される。
そこで、本実施形態では、AF用のフレームを取得する回数を変えた場合であっても、AF処理に要する時間のばらつきを低減するために、AF処理におけるフォーカスレンズ108の移動範囲を変更する。図10は、撮像装置100におけるAF処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示す各ステップは、実際には、システム制御部140及びAF処理部110が共同して、或いは、単独で行うが、ここでは便宜上、システム制御部140が行うものとする。
図10を参照するに、まず、ステップS1002において、システム制御部140は、上述した式1からAF用のフレームを取得する回数Nafを算出する。
次いで、ステップS1004において、システム制御部140は、被写体の輝度が閾値よりも低いかどうかを判定する。被写体の輝度が閾値よりも低いと判定された場合には、ステップS1006に進み、被写体の輝度が閾値よりも低くないと判定された場合には、ステップS1012に進む。なお、被写体の輝度は、AF処理前に行われた最新の測光結果を用いてもよいし、AF処理において改めて測光を行い、かかる測光結果を用いてもよい。
ステップS1006において、システム制御部140は、ストロボ112の発光設定情報(ストロボ112を発光させるか発光させないかを表す情報)や被写体の輝度に基づいて、撮像時にストロボ112を発光させるかどうかを判定する。ストロボ112を発光させると判定された場合には、ステップS1008に進み、ストロボ112を発光させないと判定された場合には、ステップS1010に進む。
ステップS1008において、システム制御部140は、フォーカスレンズ108の移動範囲(AFスキャン範囲)として、ストロボ112を発光させる場合のフォーカスレンズ108の移動範囲を設定する。ここで、ストロボ112を発光させる場合のフォーカスレンズ108の移動範囲は、例えば、ストロボ112から照射される光の到達範囲である。これにより、ストロボ112からの光が到達しない範囲で無駄にフォーカスレンズ108を移動させることを防止することが可能であり、AF処理に要する時間を短縮することができる。
ステップS1010において、システム制御部140は、フォーカスレンズ108の移動範囲として、被写体の輝度が低い場合のフォーカスレンズ108の移動範囲を設定する。ここで、被写体の輝度が低い場合のフォーカスレンズ108の移動範囲は、例えば、被写体の輝度が通常である又は高い場合のフォーカスレンズ108の移動範囲よりも狭い範囲である。換言すれば、システム制御部140は、被写体の輝度が第1の値である場合には、被写体の輝度が第1の値よりも高い第2の値である場合よりもフォーカスレンズ108の移動範囲を狭くする。
ステップS1012において、システム制御部140は、フォーカスレンズ108の移動範囲として、被写体の輝度が通常である(又は高い)場合のフォーカスレンズ108の移動範囲を設定する。
次に、ステップS1014において、システム制御部140は、AF用のフレームを取得して、AF処理を終了する。具体的には、ステップS1008、S1010又はS1012で設定したフォーカスレンズ108の移動範囲内で所定の移動間隔でフォーカスレンズ108を移動させて、ステップS1002で算出した回数Naf分のAF用のフレームを取得する。
このように、被写体の輝度やストロボ112を発光させるかどうかに基づいて、フォーカスレンズ108の移動範囲を変更することで、AF処理に要する時間を短縮することができる。従って、被写体の輝度に基づいてAF用のフレームを取得する回数を変えた場合であっても、被写体の輝度によるAF処理に要する時間のばらつきを低減させることができる。
また、AF用のフレームを取得する回数を変えた場合であっても、AF処理におけるフォーカスレンズ108の移動間隔を変更することで、AF処理に要する時間のばらつきを低減することもできる。図11は、撮像装置100におけるAF処理の別の例を説明するためのフローチャートである。なお、図11のフローチャートに示す各ステップは、実際には、システム制御部140及びAF処理部110が共同して、或いは、単独で行うが、ここでは便宜上、システム制御部140が行うものとする。
図11を参照するに、まず、ステップS1102において、システム制御部140は、上述した式1からAF用のフレームを取得する回数Nafを算出する。
次いで、ステップS1104において、システム制御部140は、AF処理におけるフォーカスレンズ108の移動間隔Wを算出する。具体的には、フォーカスレンズ108の移動間隔Wは、フォーカスレンズ108の基準の移動間隔をWsとして、以下の式7から算出される。
W=Ws/Naf ・・・(式7)
ここで、基準の移動間隔Wsは、例えば、AF処理におけるフォーカスレンズ108の移動範囲内において、AF処理に必要な数のフレームを取得でき、且つ、AF精度を確保できる最大の移動間隔とする。なお、AF用のフレームを取得する回数Nafが2以上である場合には、AF処理に要する時間のばらつきが認識されない範囲内において、以下の式8に示すように、AF用のフレームを取得する回数Nafに乗数Rwをかけてもよい。但し、乗数Rwは、(Naf×Rw)が1〜Nafとなるように設定する。
W=Ws/(Naf×Rw)
次に、ステップS1106において、システム制御部140は、AF用のフレームを取得して、AF処理を終了する。具体的には、ステップS1104で算出したフォーカスレンズ108の移動間隔でフォーカスレンズ108を移動させて、ステップS1102で算出した回数Naf分のAF用のフレームを取得する。
このように、AF用のフレームを取得する回数Nafに基づいて、フォーカスレンズ108の移動間隔を変更する。例えば、AF用のフレームを取得する回数が第1の回数である場合には、AF用のフレームを取得する回数が第1の回数よりも少ない第2の回数である場合よりもフォーカスレンズ108の移動間隔を狭くする。これにより、被写体の輝度によるAF処理に要する時間のばらつきを低減させることができる。また、被写体の輝度が高い場合には、AF精度を向上させることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての撮像装置の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す撮像装置の撮像素子の一例を示す回路構成図である。 図2に示す撮像素子の動作について説明するためのタイミングチャートである。 図2に示す撮像素子におけるモニタ画像用のフレームの読み出しとAF用のフレームの読み出しの一例を示す図である。 図1に示す撮像装置の撮像素子、垂直アドレス選択部及び水平アドレス選択部の構成を詳細に示す図である。 図1に示す撮像装置において、撮像する被写体の画像を画像表示部に表示するためのフレームの読み出し制御と撮像レンズを合焦状態にするためのフレームの読み出し制御との関係を示す図である。 被写体の輝度が高い場合におけるモニタ画像用のフレームの読み出し制御とAF用のフレームの読み出し制御との関係を示す図である。 被写体の輝度が低い場合におけるモニタ画像用のフレームの読み出し制御とAF用のフレームの読み出し制御との関係を示す図である。 図1に示す撮像装置のフォーカスレンズを移動させるフォーカス移動機構の構成を示す図である。 図1に示す撮像装置におけるAF処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す撮像装置におけるAF処理の別の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 撮像装置
102 撮像レンズ
104 絞り・シャッター部
106 AE処理部
108 フォーカスレンズ
110 AF処理部
112 ストロボ
114 EF処理部
116 撮像素子
118 アドレス指定部
120 垂直アドレス選択部
122 水平アドレス選択部
124 タイミング調整部
126 AGC部
128 A/D変換部
130 画像処理部
132 WB処理部
134 フォーマット変換部
136 メモリ(DRAM)
138 画像記録部
140 システム制御部
142 メモリ(VRAM)
144 画像表示部
146 操作部
148 メインスイッチ
150 第1のスイッチ
152 第2のスイッチ
154 撮像モードスイッチ

Claims (10)

  1. 撮像レンズと、フォーカスレンズとを含む光学系を介して被写体を撮像する撮像装置であって、
    前記光学系によって形成される前記被写体の光学像に応じて電荷を蓄積する複数の画素を含む撮像手段と、
    前記複数の画素のうち第1の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第1の読み出し制御又は前記複数の画素のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第2の読み出し制御が選択的に行われるように、前記撮像手段の前記複数の画素に蓄積された電荷の読み出しを制御する読出制御手段と、
    前記第1の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記被写体の画像を連続的に表示する表示手段と、
    前記第2の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記撮像レンズの合焦状態に対応する評価値を生成し、前記評価値が最大となるように、前記フォーカスレンズの位置を制御する焦点制御手段と、
    前記第1の読み出し制御で読み出された電荷又は前記第2の読み出し制御で読み出された電荷から前記被写体の輝度を検出し、当該被写体の輝度に基づいて、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する読出回数制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記読出回数制御手段は、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レート、前記表示手段に表示される前記被写体の画像を取得する取得レート、前記第1の読み出し制御によって電荷を読み出す期間、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す期間及び前記被写体の輝度から算出される前記複数の画素が電荷を蓄積するために必要な蓄積時間に基づいて、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートをTm[fps]、前記表示手段に表示される前記被写体の画像を取得する取得レートをTmF[fps]、前記第1の読み出し制御によって電荷を読み出す期間をTmR[s]、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す期間をTaR[s]、前記被写体の輝度から算出される前記複数の画素が電荷を蓄積するために必要な蓄積時間をTaf[s]とすると、
    前記読出回数制御手段は、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を、(1/Tm−(1/TmF+TmR+TaR))/Tafで算出される結果の整数とすることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記被写体の輝度に基づいて、前記撮像レンズの焦点を検出する際の前記フォーカスレンズの移動範囲を変更する変更手段を更に有し、
    前記変更手段は、前記被写体の輝度が第1の値である場合には、前記被写体の輝度が前記第1の値よりも高い第2の値である場合よりも前記フォーカスレンズの移動範囲を狭くすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記被写体に対して光を照射する発光手段と、
    前記発光手段が前記光を照射するかどうかに基づいて、前記撮像レンズの焦点を検出する際の前記フォーカスレンズの移動範囲を変更する変更手段とを更に有し、
    前記変更手段は、前記発光手段が前記光を照射する場合には、前記発光手段が前記光を照射しない場合よりも前記フォーカスレンズの移動範囲を狭くすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記変更手段は、前記発光手段が前記光を照射する場合には、光の到達範囲に応じて、前記撮像レンズの焦点を検出する際の前記フォーカスレンズの移動範囲を変更することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数に基づいて、前記撮像レンズの焦点を検出する際の前記フォーカスレンズの移動間隔を変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記変更手段は、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数が第1の回数である場合には、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数が前記第1の回数よりも少ない第2の回数である場合よりも前記フォーカスレンズの移動間隔を狭くすることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記フォーカスレンズの予め設定された基準の移動間隔をWs、前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数をNafとすると、
    前記変更手段は、前記撮像レンズの焦点を検出する際の前記フォーカスレンズの移動間隔を、Ws/Nafとすることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 撮像レンズと、フォーカスレンズとを含み光学系と、前記光学系によって形成される被写体の光学像に応じて電荷を蓄積する複数の画素を含む撮像手段とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画素のうち第1の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第1の読み出し制御又は前記複数の画素のうち前記第1の領域とは異なる第2の領域に存在する画素に蓄積された電荷を読み出す第2の読み出し制御が選択的に行われるように、前記撮像手段の前記複数の画素に蓄積された電荷の読み出しを制御する読出制御ステップと、
    前記第1の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記被写体の画像を連続的に表示手段に表示する表示ステップと、
    前記第2の読み出し制御で読み出された電荷に基づいて前記撮像レンズの合焦状態に対応する評価値を生成し、前記評価値が最大となるように、前記フォーカスレンズの位置を制御する焦点制御ステップと、
    前記第1の読み出し制御で読み出された電荷又は前記第2の読み出し制御で読み出された電荷から前記被写体の輝度を検出し、当該被写体の輝度に基づいて、前記表示手段に表示される前記被写体の画像の表示レートが一定となるように、前記第1の読み出し制御に対して前記第2の読み出し制御によって電荷を読み出す回数を制御する読出回数制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
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