JP4548045B2 - 自動焦点調節装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像装置における自動焦点調節装置に関する。
近年、撮像素子を用いたデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置が広く普及している。それに伴って、多機能化が進んでおり、自動焦点調節装置を備えた撮像装置が存在している。
一般に、自動焦点調節装置による焦点調節は、次のように行われる。まず、撮影レンズを移動させ、電荷蓄積型の撮像素子から出力される画像信号を取得し、得られた画像信号からコントラスト(又は高周波成分)を検出して得られる自動焦点調節評価値(以下、AF(Auto Focus)評価値という。)を算出する。そして、算出されたAF評価値に基づいて適正なレンズ位置(合焦位置)を導き出し、そのレンズ位置まで撮影レンズを移動させ焦点の調節を行う。
このような自動焦点調節装置の例として、従来、露光フィールドごとに撮影レンズを移動させ、フィールド期間毎に撮像素子の映像出力信号から抽出された合焦度情報のピーク超え検出に基づいて、合焦位置に対応する目標値を演算し、その目標値を基準にして合焦駆動する自動合焦装置が開示されている(特許文献1参照)。
ところが、合焦位置の調節動作はループ制御となっているため追従速度が遅いという欠点がある。そこで、合焦位置を早く検出する自動焦点調節装置として、レンズを無限端と至近端の間で連続的に一方向に移動させながら、設定された露光時間内に相当するレンズの移動範囲において、走査線毎に出力される尖鋭度の最大値を検出し、得られた最大値のピーク値のレンズ位置を合焦位置としてレンズを移動させる自動焦点調節装置が開示されている(特許文献2参照。)
特許第3103579号 特許第3232566号
現在、撮像装置に用いられる撮像素子としてCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサが多く採用されているが、近年のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサのノイズ除去回路等の各種回路の高性能化に伴う感度の向上に伴い、低消費電力化、小型軽量化、システムオンチップ化が可能であるという点でメリットのあるCMOSイメージセンサが採用され始めている。
CCDイメージセンサは、撮像領域の画素全てが同期間に光電変換し、信号電荷を蓄積する蓄積の同時性を維持するグローバル露光である。したがって、CCDイメージセンサを用いた合焦位置の調節に際しては、CCDイメージセンサ全体で同時に露光が行われた後、同時に露光を終了し、露光の終了と同時に各画素に蓄積された電荷が読み出されるため、各フレームの露光期間が重複することがなく、撮影レンズの駆動と露光とを分けてAF評価を行うことが容易である。
一方、COMSイメージセンサは、各走査線に対する画素列の蓄積期間が信号の出力されるタイミングに同期するため、走査線毎に露光開始時刻がずれ、信号電荷の蓄積の同時性を維持することができないライン露光(ローリング・シャッタ)である。したがって、COMSイメージセンサを用いた合焦位置の調節に際しては、走査線毎に露光開始時間に差が生じることとなり、露光時間が長い場合には、前後のフレーム相互間で露光期間が重複してしまう。
CMOSイメージセンサを用いた撮像装置に特許文献1を適用した場合、露光時間が長い場合には、各フレームの露光期間が重複してしまい、撮影レンズの移動と露光とを分けてAF評価を行うことができない。また、特許文献2の場合は、1フレームの間に無限端から至近端までレンズを移動させて走査線毎にAF評価を行うために1フレームに記憶される画像が一様でないとAF評価を行うことはできず、屋外等の1画面内に複数の被写体が存在する場合には適用することができないので、実用化するのが困難である。
そこで、COMSイメージセンサを用いた合焦位置の調節は、1フレームおき(2フレーム周期)に撮影レンズの移動と露光とを交互に行い、撮影レンズの移動が停止した状態で露光された画像信号を用いてAF評価を行う合焦位置の調節を行うことが考えられる。しかしながら、2フレーム周期でAF評価を行うことになるため、合焦位置の調節完了までに要する処理時間が長くなり、シャッターチャンスを逃してしまうという問題がある。
本発明の課題は、一定の精度を保ちつつ高速に合焦位置の調節を行うことが可能な自動焦点調節装置を実現することである。
請求項1に記載の発明は、光軸方向に移動可能に設けられ、被写体の光学像を結像させるための光学手段と、前記光学手段を介して結像された光学像を画像信号に変換するライン露光型の撮像手段と、前記光学手段を光軸方向に移動させる駆動手段と、前記撮像手段により得られた撮像領域に予め設定された評価領域の露光時間と前記撮像領域の1フレームに要する前記光学手段の駆動時間とに基づいて、前記評価領域での露光期間と前記光学手段の駆動期間とが重複しない1走査分の最低露光時間を算出する露光時間算出手段と、前記露光時間算出手段により算出された最低露光時間に基づいて、前記撮像手段を駆動させる駆動タイミング信号、及び、前記撮像手段により得られた撮像領域のフレーム毎の画像信号を区別する読み出しタイミング信号、の出力を行なうタイミング信号発生手段と、前記読み出しタイミング信号に基づいて、前記評価領域の露光終了時刻の計時をフレーム毎に行う計時手段と、前記評価領域における画像信号に基づいて、前記光学手段の光軸方向位置を評価するための自動焦点調節評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段により算出された自動焦点調節評価値に基づいて、前記計時手段により露光終了時刻が計時される度に前記駆動手段により前記光学手段を移動させ前記光学手段の合焦位置の調整を行う制御手段と、を備えた自動焦点調節装置あることを特徴としている 。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動焦点調節装置において、前記算出された最低露光時間では露光不足の場合、前記撮像手段から出力された画像信号の増幅調節を行う増幅手段を備えたこと、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動焦点調節装置において、前記算出された最低露光時間では露光不足の場合、光束量を調節する光量調節手段を備えたこと、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば評価領域の露光期間中は、前後のフレームの評価領域の露光期間と重複せず、前後のフレームの自動焦点調節価領域の露光期間との間に光学手段を移動させる期間を設けることができるため、評価領域の露光期間中は、光学手段の移動が無い状態で画像信号を得ることができ、一定の精度を保ちつつ高速に合焦位置の調節を行うことができる。
請求項2又は3に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、露光不足を容易な構成で解消することができ、得られる画像信号のコントラストの低下を低減することができる。
[実施の形態1]
以下、図を参照して本発明の実施の形態1を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態1における自動焦点調節装置Aの概略構成のブロック図を示す。
自動焦点調節装置Aは、撮像光学系1、絞り2、撮像手段としての撮像素子10、タイミング信号発生部20、A/D変換・増幅部30、評価値算出手段としてのAF検波部40、絞り駆動部50、レンズ位置検出部60、駆動手段としてのレンズ駆動部70、及び制御手段としての制御部100を備える。
撮像光学系1は、光軸方向に移動可能に設けられ、被写体の光学像を結像させるための光学手段としてのフォーカスレンズ1aを有している。
絞り2は、撮像光学系1を透過する光束の量を調節する光量調節手段である。
撮像素子10は、ライン露光型(ローリング・シャッタ)のCMOSイメージセンサであり、撮像光学系1によって受光面上に結像された被写体の光学像を電気信号に変換し、変換されたアナログの画像信号をA/D変換・増幅部30に出力する。
図2及び3を用いて、撮像素子10の説明をする。
図2に、撮像素子10の概略構成図を示す。
図2に示すように、撮像素子10は、光電変換部11、読み出し用垂直シフトレジスタ12、リセット用垂直シフトレジスタ13、水平シフトレジスタ14、出力アンプ15を備える。
読み出し用シフトレジスタ12は、光電変換部11で光電変換された信号電荷を水平画素列(走査線)毎に読み出すアドレス指定を行う。リセット用直列シフトレジスタ13は、水平画素列(走査線)毎に各画素に蓄積された信号電荷をリセットするためのアドレス指定を行う。水平シフトレジスタ14は、光電変換部11で光電変換された信号電荷を水平画素列毎に水平転送する。
図3に、撮像素子10の一部拡大図を示す。
光電変換部11は、二次元的に配列されている複数の単位画素回路80、読み出し用垂直シフトレジスタ12に接続されている複数の垂直走査線81、リセット用垂直シフトレジスタ13に接続されている複数のリセット走査線82、水平スイッチトランジスタMLを介して水平シフトレジスタ14及び出力信号線84と接続されている垂直信号線83を有している。
各単位画素回路80は、フォトダイオードPD、アンプMA、垂直走査線81及び垂直信号線83に接続されている選択トランジスタMS、リセット走査線82に接続されているリセットトランジスタMR等を備える。
フォトダイオードPDで光電変換された信号電荷は、フォトダイオードPDの電圧変化に置き換えられ、アンプMAで増幅される。そして、読み出し用垂直シフトレジスタ12から垂直走査線81に順次選択パルスが印加されると、選択パルスの印加された垂直走査線81に接続された選択トランジスタMSがONになり、アンプMAで増幅された信号電荷が選択トランジスタMSを介して垂直信号線83に読み出される。そして、水平シフトレジスタ14から水平スイッチトランジスタMLに順次選択パルスが印字されると、垂直信号線83上の信号電荷が、順次出力信号線84に読み出される。
また、リセット用垂直シフトレジスタ13からリセットパルスが各リセット走査線82に印加されると、リセットトランジスタMRがONになり、フォトダイオードPDの信号電荷がリセットされる。
タイミング信号発生部20は、制御部100から入力される露光時間指示信号STexpに基づいて、撮像素子10の読み出し用垂直シフトレジスタ12、リセット用垂直シフトレジスタ13、水平シフトレジスタ14を駆動する各種タイミング信号を発生し、撮像素子10に出力する。また、各フレームの画像信号を区別するために用いられる読み出しタイミング信号SVを制御部100に出力する。
A/D変換・増幅部30は、撮像素子10から入力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するA/D変換手段と、変換された画像信号Siを増幅調整(ゲインアップ)する増幅手段とを有する。なお、撮像素子10から入力されたアナログの画像信号を増幅調整した後、デジタル信号に変換してもよい。
AF検波部40は、撮像素子10により得られA/D変換・増幅部30から入力された画像信号Siに基づいて、後述するAF評価領域からAF評価値(自動焦点調節評価値)を算出し、フレーム毎にAF評価値の算出が完了した場合、AF検波処理完了信号を制御部100出力する。また、制御部100からのAF評価値読み出し信号に基づいて、算出されたAF評価値を示すAF評価値信号SAFを制御部100に出力する。
AF検波部40は、ゲート回路部41、BPF(Band Pass Filter)42、積算部42を備える。ゲート回路部41は、制御部100から入力されるAF評価領域指示信号Swに基づいて画像信号SiからAF評価対象となる領域(評価領域としてのAF評価領域)が設定される。BPF42は、高周波領域の所定の周波数帯域の信号成分を抽出する。積算部43は、BPF42から入力された信号を積分しAF評価値を算出する。
絞り駆動部50は、制御部100からの信号に基づいて絞り2を駆動させる。
レンズ位置検出部60は、フォーカスレンズ1aの位置を検出し、検出したレンズ位置信号SPを制御部100へ出力する。
レンズ駆動部70は、制御部100から入力されるレンズ駆動指示信号Sm0に基づいてレンズ駆動用モータ(不図示)を駆動させるレンズ駆動信号Smを出力し、フォーカスレンズ1aを光軸方向に移動させる。
レンズ駆動部70は、最小移動距離単位でフォーカスレンズを移動(以下、1ステップ移動という。)させており、例えば、レンズ駆動指示信号Sm0に基づいて、フォーカスレンズ1aを数ステップ移動させる。
なお、レンズ駆動用モータとしては、ステッピングモータやDCモータ等の位置決め精度の高いモータを用いることが好ましい。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、CPUがROMに格納されたプログラム及びデータを読み出しRAM等に展開して実行することにより、自動焦点調節装置Aの動作全体を統括的に制御する。
本実施の形態1の制御部100は、フレーム周期Tf、AF評価領域WAF、1フレームに要するフォーカスレンズ1aの駆動時間(レンズ駆動時間Tm)、読み出しタイミング信号SVに基づいて各フレームの後述するAF上限走査線の露光開始時刻及びAF下限走査線の露光終了時刻の計時を行うタイマ、AF評価領域WAFの露光期間とフォーカスレンズ1aの駆動期間とか重複しないように最低露光時間Texpを算出する露光時間算出手段を有し、算出された最低露光時間Texpをタイミング信号発生回路部20に指示する露光時間指示信号STexpを出力した後、AF評価領域WAF内の画像信号に対してAF評価を行い合焦位置の調節動作を行うためのプログラム及び各種データが予め設定されておりROM内に記憶されている。また、制御部100は、算出された最低露光時間Texpでは露光量が不足する場合には、絞り2を開放側に動作させるよう絞り駆動部50に指示を行ったり、A/D変換・増幅部30での画像信号の増幅調整(ゲインアップ)の指示を行ったりする。
図4に、AF評価領域WAFの一例を示す。
一般に、ユーザが撮りたい被写体は撮像領域としてのフレーム領域WFの中央付近にあるという思想から、AF評価領域WAFは、フレーム領域WF内の中央部に設定されている。
フレーム領域WFは、最上部の走査線(第1走査線LW1)から最下部の走査線(第m走査線LWm)のm列の走査線で囲まれる領域である。
AF評価領域WAFは、フレーム領域WFの垂直方向に配列されている複数の走査線列に対して、第1走査線LW1からs番目の第s走査線(AF上限走査線)LWsから第1走査線LW1からe番目の第e走査線(AF下限走査線)LWeまでの垂直方向の範囲と、フレーム領域WFの水方向に配設されている複数の画素に対して水平方向一端部の例えばn番目の画素からx番目の画素までの水平方向の範囲とからなる二次元的な領域である。
制御部100は、AF下限走査線LWeとAF上限走査線LWsとの差分からAF評価領域WAFの垂直幅(垂直走査線数)LAFを例えば下記の(式1)を用いて算出する。
AF=LWe−LWs (式1)
制御部100は、予め設定されているフレーム周期Tf、AF評価領域WAFから算出されるAF評価領域WAFの垂直幅LAF、フレーム領域WFの垂直走査線総数m、1フレームに要するレンズ駆動時間Tmから、最低露光時間Texpを下記の(式2)を用いて算出する。
(1−LAF/m)×Tf−Tm>Texp (式2)
図5に、フォーカスレンズ1aの位置とAF評価値との関係を示す。
無限端から至近端の方向(正方向)にフォーカスレンズ1aをレンズ位置P1、P2、・・・・Pmに順次移動させたとき、各レンズ位置でのAF評価領域WAFからAF評価画像F1、F2・・・・Fmが取得され、各レンズ位置に対するAF評価値V1、V2・・・・Vmが算出される。横軸にフォーカスレンズ1aの位置をとり、縦軸にAF評価値をとるとその形状は山状になる。算出されたAF評価値は、得られた画像が鮮明である(合焦度が高い)ほど値が大きくなり、例えば、レンズ位置Pnに対するAF評価画像が最も鮮明な画像である場合、算出されたAF評価値Vnは他のAF評価値よりも大きい数値を示す。
制御部100は、複数のレンズ位置毎に算出されたAF評価値から最大値(ピークAF評価値)を検出し、ピークAF評価値に基づいた目標値(目標AF評価値)に対するレンズ位置にフォーカスレンズ1aを調節することにより合焦位置の調節を行う。
制御部100は、ピークAF評価値を検出する場合、例えばフォーカスレンズ1aを一方向(例えば、正方向)に各フレーム間にMステップづつ移動させ、レンズ位置PnのAF評価値Vnからレンズ位置がPn+1のときのAF評価値Vn+1を差分した値が予め定められた閾値よりも大きくなったとき、ピークAF評価値が検出されたと判断する。そして、ピークAF評価値が検出されたと判断したレンズ位置から、フォーカスレンズ1aを逆方向(例えば、至近端から無限端の方向(負方向))に各フレーム間にNステップづつ移動させ、検出されたAF評価値が、目標AF評価値以上となる場合、検出されたAF評価値に対するレンズ位置にフォーカスレンズ1aが調節される。
目標AF評価値は、ピークAF評価値が検出された後、検出されたピークAF評価値と焦点深度とに基づいて算出される。
ピークAF評価値が検出された後のフォーカスレンズ1aの駆動ステップ数Nは、最大AF評価値が検出される前の駆動ステップ数Mよりも小さいステップ数であり、Nの値が小さい程、合焦位置の調節精度が向上される。
このように調節されたフォーカスレンズ1aのレンズ位置は、ピークAF評価値と判断されたAF評価値に対するレンズ位置の焦点深度以内となり、一定の精度を確保することができる。
なお、制御部100は、自動焦点調節装置A固有の制御手段として説明するが、自動焦点調節装置Aが撮像装置等に備えられた場合、撮像装置全体を制御する制御手段に含まれる構成であってもよい。
次に、本実施の形態1の動作を説明する。
以下に説明する動作は、本発明の制御手段である制御部100によって実行される。
図6に、本実施の形態1における最低露光時間Texpの設定動作フローを示す。
制御部100は、自動焦点調節を行う指示が入力された場合、ゲート回路部41にAF評価領域WAFを設定する(ステップS1)。
制御部100は、ゲート回路部41にAF評価領域WAFを設定した後、最低露光時間Texpを算出する(ステップS2)。
制御部100は、最低露光時間Texpを算出した後、被写体の明るさを測光し(ステップS3)、適正露光時間Texp0を算出する(ステップS4)。
制御部100は、適正露光時間Texp0が最低露光時間Texp以下か否かを判断する(ステップS5)。適正露光時間Texp0よりも最低露光時間Texpが長いと判断した場合(ステップS5;No)、光束量が不足していると判断し、露光不足分を解消するためのゲインアップ量を算出する(ステップS6)。
制御部100は、適正露光時間Texp0が最低露光時間Texp以下と判断した場合(ステップS5;Yes)、ゲインアップ量を「0」(増幅調整無し)とする(ステップS7)。
制御部100は、算出されたゲインアップ量に基づいてゲイン調整指示信号SGをA/D変換・増幅部30に出力する(ステップS8)。
制御部100は、算出した最低露光時間Texpを指示する露光時間指示信号STexpをタイミング信号発生部20に出力し、最低露光時間Texpを設定させる(ステップS9)。
なお、露光不足の解消方策として、ゲインアップ量を調整する方法について説明したが、絞り2の絞り量を調節して露光不足を解消してもよく、また、ゲインアップ量と絞り量とを調整してもよい。
図7に、本実施の形態1の合焦位置の調節動作フローを示す。
制御部100は、図6に示す最低露光時間Texpの設定動作終了後、ピークAF評価値を初期化し(ステップS11)、フォーカスレンズ1aの移動方向を正方向に設定する(ステップS12)。
制御部100は、読み出しタイミング信号SVに基づくタイマの計時により、AF下限走査線LWeの露光が終了したか否かを判断し(ステップS13)、AF下限走査線LWeの露光が終了されるまで待機する(ステップS13;No)。
制御部100は、AF下限走査線LWeの露光が終了されたと判断した場合(ステップS13;Yes)、フォーカスレンズ1aをMステップ移動させる(ステップS14)。
制御部100は、AF検波部40のAF検波処理が完了したか否かを判断するため、AF検波部40からAF検波処理完了信号が入力されたか否かを判断し(ステップS15)、AF検波処理完了信号が入力されるまで待機する(ステップS15;No)。
制御部100は、AF検波処理完了信号が入力された(AF検波処理完了)と判断した場合(ステップS15;Yes)、AF検波部40からAF評価値を読み出しAF評価値を取得する(ステップS16)。
制御部100は、取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きいか否かを判断する(ステップS17)。取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きいと判断した場合(ステップS17;Yes)、取得したAF評価値をピークAF評価値に更新し、ピークAF評価値の更新処理を行う(ステップS18)。
制御部100は、取得したAF評価値がピークAF評価値以下と判断した場合(ステップS17;No)又はピークAF評価値の更新処理が完了した後(ステップS18後)、取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きく下降したか否かを判断するため、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS19)。
制御部100は、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値以下と判断した場合(ステップS19;No)、ステップS13に戻る。
制御部100は、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値よりも大きいと判断した場合(ステップS19;Yes)、フォーカスレンズ1aの移動方向を負方向に設定する(ステップS20)。
制御部100は、読み出しタイミング信号SVに基づくタイマの計時により、AF下限走査線LWeの露光が終了したか否かを判断し(ステップS21)。AF下限走査線LWeの露光が終了されるまで待機する(ステップS21;No)。
制御部100は、AF下限走査線LWeの露光が終了されたと判断した場合(ステップS21;Yes)、フォーカスレンズ1aをNステップ移動させる(ステップS22)。
制御部100は、AF検波部40のAF検波処理が完了したか否かを判断するため、AF検波部40からAF検波処理完了信号が入力されたか否かを判断し(ステップS23)、AF検波処理完了信号が入力されるまで待機する(ステップS23;No)。
制御部100は、AF検波処理完了信号が入力された(AF検波処理完了)と判断した場合(ステップS23;Yes)、AF検波部40からAF評価値を読み出しAF評価値を取得する(ステップS24)。
制御部100は、取得したAF評価値が目標AF評価値以上であるか否かを判断する(ステップS25)。取得したAF評価値が目標AF評価値以上でないと判断した場合(ステップS25;No)、ステップS21に戻る。
制御部100は、取得したAF評価値が目標AF評価値以上であると判断した場合(ステップS25;Yes)、合焦位置の調節動作を終了する。
図8に、本実施の形態1のタイミングチャートの一例を示す。
なお、フレーム周期Tfは、読み出しタイミング信号SVの立下り時刻から次の立下り時刻までの期間であり、レンズ駆動信号Sm、各走査線の電荷蓄積信号、画像信号Si、AF評価値信号SAFは、模式的に示したものである。
時刻t1のとき、初期レンズ位置P0に対するAF下限走査線LWeの露光が終了され、時刻t1から時刻t2のとき、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがMステップ移動される(例えば、フォーカスレンズ1aが初期レンズ位置P0からMステップ移動したレンズ位置Paに移動される。)。
時刻t2のとき、レンズ位置Paに対するAF上限走査線LWsの露光が開始される。
また、フォーカスレンズ1aがMステップ移動開始された後(時刻t1後)、初期レンズ位置P0でのAF評価値V0が取得され、取得されたAF評価値V0に基づいてピークAF評価値の検出動作が行われる。
時刻t2から時刻t3は、レンズ位置Paに対するAF評価領域WAFのAF上限走査線LWsからAF下限走査線LWeが露光される。
時刻t3とき、レンズ位置Paに対するAF下限走査線LWeの露光が終了され、時刻t3から時刻t4は、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがMステップ移動される(例えば、フォーカスレンズ1aがレンズ位置PaからMステップ移動したレンズ位置Pbに移動される。)。
また、フォーカスレンズ1aがMステップ移動開始された後(時刻t3後)、レンズ位置PaでのAF評価値Vaが取得され、取得されたAF評価値Vaに基づいてピークAF評価値の検出動作が行われる。
このように、上記動作を繰り返しながらピークAF評価値の検出動作が行われる。
時刻t11のとき、レンズ位置Pn-Mに対するAF下限走査線LWeの露光が終了され、時刻t11から時刻t12のとき、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがMステップ移動される(例えば、フォーカスレンズ1aがレンズ位置Pn-MからMステップ移動したレンズ位置Pnに移動される。)。
時刻t12のとき、レンズ位置Pnに対するAF上限走査線LWsの露光が開始される。
フォーカスレンズ1aがMステップ移動開始された後(時刻t11後)、レンズ位置Pn-MでのAF評価値Vn-Mが取得され、取得されたAF評価値Vn-Mに基づいてピークAF評価値の検出動作が行われる。
時刻t12から時刻t13は、レンズ位置Pnに対するAF評価領域WAFのAF上限走査線LWsからAF下限走査線LWeが露光される。
時刻t13とき、レンズ位置Pnに対するAF下限走査線LWeの露光が終了され、時刻t13から時刻t14は、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがMステップ移動される(例えば、フォーカスレンズ1aがレンズ位置PnからMステップ移動したレンズ位置Pn+Mに移動される。)。
また、フォーカスレンズ1aがMステップ移動開始された後(時刻t13後)、レンズ位置PnでのAF評価値Vnが取得され、取得されたAF評価値Vnに基づいてピークAF評価値の検出動作が行われる。取得されたAF評価値VnがピークAF評価値と判断された場合、レンズ移動方向が負方向に設定される。
レンズ移動方向が負方向に設定された後は、フォーカスレンズ1aが負方向にNステップづつ移動され、検出されたAF評価値が目標AF評価値以上である場合、検出されたAF評価値に対するレンズ位置にフォーカスレンズ1aが調節される以外は、略同様であるため、タイミングチャートは省略する。
このように、最低露光時間Texpを算出し設定することによって、AF評価領域WAFの露光期間中は、前後のフレームのAF評価領域WAFの露光期間と重複せず、前後のフレームのAF評価領域WAFの露光期間との間にレンズを移動させる期間を設けることができるため、AF評価領域WAFの露光期間中は、フォーカスレンズ1aの移動が無い状態で画像信号を得ることができ、一定の精度を保ちつつ高速に合焦位置の調節を行うことができる。
[実施の形態2]
以下、図を参照して本発明の実施の形態2を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図9に、本実施の形態2における自動焦点調節装置Bの概略構成のブロック図を示す。
本実施の形態2における自動焦点調節装置Bの構成において、実施の形態1を同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明する。具体的には、実施の形態1における制御部100が、制御部200となる。
制御部200は、CPUやROM、RAM等を備え、CPUがROMに格納されたプログラム及びデータを読み出し、RAM等に展開して実行することにより、自動焦点調節装置Bの動作全体を統括的に制御する。
本実施の形態2の制御部200は、フレーム周期Tf、評価領域としてのAF評価領域WAF、読み出しタイミング信号SVに基づいて各フレームのAF上限走査線LWsの露光開始時刻及びAF下限走査線LWeの露光終了時刻等の計時を行うタイマ、フォーカスレンズ1aを一方向に一定速度で移動させながら自動焦点調節評価値の最大値としてのピークAF評価値を検出する第1の評価動作と、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値に基づいてフォーカスレンズ1aのレンズ位置(合焦位置)を調節する第2の評価動作とを行うためのプログラム及び各種データが予め設定されておりROM内に記憶されている。
第1の評価動作は、フォーカスレンズ1aを無限端と至近端との間で一方向(例えば、正方向。)に一定速度で移動させながら複数のフレームの画像信号を取得しつつ各フレームのAF評価領域WAFに対してAF評価値を算出し、算出された複数のAF評価値からピークAF評価値が検出されるまでフォーカスレンズ1aを移動させる。
また第1の評価動作では、各フレームのAF評価領域WAFのAF上限走査線LWsの露光開始時刻におけるフォーカスレンズ1aのレンズ位置(上限レンズ位置)とAF下限走査線LWeの露光終了時刻におけるフォーカスレンズ1aのレンズ位置(下限レンズ位置)の検出及び記憶処理が行われ、検出されたピークAF評価値に対するAF評価領域WAFのAF上限走査線LWsの露光開始時刻におけるフォーカスレンズ1aのレンズ位置(ピーク上限レンズ位置)とAF下限走査線LWeの露光終了時刻におけるフォーカスレンズ1aのレンズ位置(ピーク下限レンズ位置)とを記憶する。
第1の評価動作では、各フレームの露光期間中にフォーカスレンズ1aが移動しているためAF評価領域WAFのAF上限走査線LWsとAF下限走査線LWeとではレンズ位置が異なるが、第1の評価動作で算出される各AF評価値に対するレンズ位置は、算出されるAF評価値の上限レンズ位置と下限レンズ位置との中間位置に近似することができる。
第2の評価動作は、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値のピーク上限レンズ位置からピーク下限レンズ位置までの距離としての第1距離が焦点深度以内である場合、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値に対するレンズ位置(ピークレンズ位置)にフォーカスレンズ1aを調節する。
また第2の評価動作は、第1距離が焦点深度以内ではない場合、第1の評価動作においてフォーカスレンズ1aが停止された時点から第1の評価動作とは逆方向(例えば、負方向。)にフォーカスレンズ1aを2フレーム周期の間隔でNステップづつ移動させ画像信号を取得し、各フレームのAF評価領域WAFに対して取得されたAF評価値が目標値としての目標AF評価値以上となる場合、取得されたAF評価値に対するレンズ位置にフォーカスレンズ1aが調節される。
目標AF評価値は、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値と焦点深度とに基づいて算出される。
このように調節されたフォーカスレンズ1aのレンズ位置は、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値に対するレンズ位置の焦点深度以内となり、一定の精度を確保することができる。
AF評価領域WAFの概念及びフォーカスレンズ1aの位置とAF評価値の関係は、実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
なお、制御部200は、自動焦点調節装置B固有の制御手段として説明するが、自動焦点調節装置Bが撮像装置等に備えられた場合、撮像装置全体を制御する制御手段に含まれる構成であってもよい。
次に、本実施の形態2の動作を説明する。
以下に説明する動作は、本発明の制御手段である制御部200によって実行される。
図10に、本実施の形態2における第1の評価動作の動作フローを示す。
制御部200は、自動焦点調節を行う指示があった場合、ピークAF評価値、ピーク上限レンズ位置、ピーク下限レンズ位置の値を初期化し(ステップS31)、フォーカスレンズ1aを一方向(例えば、正方向)に一定速度で移動させるようレンズ駆動指示信号Sm0をレンズ駆動部70に出力する(ステップS32)。
制御部200は、各フレームの上限レンズ位置及び下限レンズ位置を検出し、RAM内に記憶する(ステップS33)。
なお、ステップS33は、割り込み処理等で処理される。
制御部200は、AF検波部40のAF検波処理が完了したか否かを判断するため、AF検波部40からAF検波処理完了信号が入力されたか否かを判断し(ステップS34)、AF検波処理完了信号が入力されるまで待機する(ステップS34;No)。
制御部200は、AF検波処理完了信号が入力された(AF検波処理完了)と判断した場合(ステップS34;Yes)、AF検波部40から入力されるAF評価値信号SAFからAF評価値を取得する(ステップS35)。
制御部200は、取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きいか否かを判断する(ステップS36)。取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きいと判断した場合(ステップS36;Yes)、取得したAF評価値をピークAF評価値に更新し、取得したAF評価値に対する上限レンズ位置及び下限レンズ位置をピーク上限レンズ位置及びピーク下限レンズ位置として更新する更新処理を行う(ステップS37)。
制御部200は、取得したAF評価値がピークAF評価値以下と判断した場合(ステップS36;No)又はピークAF評価値、ピーク上限レンズ位置及びピーク下限レンズ位置の更新処理が完了した後(ステップS37後)、取得したAF評価値がピークAF評価値よりも大きく下降したか否かを判断するため、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS38)。
制御部200は、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値以下と判断した場合(ステップS38;No)、ステップS33に戻る。
制御部200は、ピークAF評価値からAF評価値を差分した値が予め設定されている閾値よりも大きいと判断した場合(ステップS38;Yes)、フォーカスレンズ1aの移動を停止させ(ステップS39)、第1の評価動作を終了させる。
図11に、本実施の形態2における第2の評価動作の動作フローを示す。
制御部200は、第1の評価動作から検出されたピーク上限レンズ位置及びピーク下限レンズ位置とを読み出す(ステップS41)。
制御部200は、読み出したピーク上限レンズ位置とピーク下限レンズ位置から、第1距離を算出する(ステップS42)。
制御部200は、算出された第1距離が焦点深度以内であるか否かを判断する(ステップS43)。
制御部200は、第1距離が焦点深度以内であると判断した場合(ステップS43;Yes)、読み出したピーク上限レンズ位置とピーク下限レンズ位置とから、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値のピークレンズ位置を算出し(ステップS44)、算出したピークレンズ位置にフォーカスレンズ1aを移動させ(ステップS45)、合焦位置の調節を終了する。
制御部200は、第1距離が焦点深度以内でないと判断した場合(ステップS43;No)、フォーカスレンズ1aの移動方向を第1の評価動作とは逆の方向(例えば、負方向。)に設定する(ステップS46)。
制御部200は、読み出しタイミング信号SVが立ち下がったか否かを判断し(ステップS47)、読み出しタイミング信号SVが立ち下がるまで待機する(ステップS47;No)。
制御部200は、読み出しタイミング信号SVが立ち下がったと判断した場合(ステップS47;Yes)、フォーカスレンズ1aが負方向にNステップ移動されるようレンズ駆動指示信号Sm0をレンズ駆動部70に出力する(ステップS48)。
その後、制御部200は、再度、読み出しタイミング信号SVが立ち下がったか否かを判断し(ステップS49)、読み出しタイミング信号が立ち下がるまで待機する(ステップS49;No)。
制御部200は、読み出しタイミング信号SVが立ち下がったと判断した場合(ステップS49;Yes)、AF検波部40のAF検波処理が完了したか否かを判断するため、AF検波部40からAF検波処理完了信号が入力されたか否かを判断し(ステップS50)、AF検波処理完了信号が入力されるのを待機する(ステップS50;No)。
制御部200は、AF検波処理完了信号が入力された(AF検波処理完了)と判断した場合(ステップS50;Yes)、AF検波部40から入力されるAF評価値信号SAFからAF評価値を取得する(ステップS51)。
制御部200は、取得したAF評価値が目標AF評価値以上であるか否かを判断する(ステップS52)。取得したAF評価値が目標AF評価値以上でないと判断した場合(ステップS52;No)、ステップS47に戻る。
制御部200は、取得したAF評価値が目標AF評価値以上であると判断した場合(ステップS52;Yes)、合焦位置の調節動作を終了する。
このように、第1の評価動作においてフォーカスレンズ1aを移動させつつ複数のフレームの画像信号を取得して光学像に対するピークAF評価値を検出し、第2の評価動作において検出されたピークAF評価値に基づいてフォーカスレンズ1aの位置を調節する。
図12に、本実施の形態2の第1の評価動作のタイミングチャートの一例を示す。
なお、フレーム周期Tfは、読み出しタイミング信号SVの立下り時刻から次の立下り時刻までの期間であり、レンズ駆動信号Sm、各走査線の電荷蓄積信号、画像信号Si、AF評価値信号SAFは、模式的に示したものである。
時刻t21のとき、レンズ駆動信号Smに基づいてフォーカスレンズ1aが一方向(例えば、正方向。)に一定速度で移動開始される。また、読み出しタイミング信号SVが立下がり、AF上限走査線LWsの露光開始時刻及びAF下限走査線LWeの露光終了時刻の計時が開始される。
時刻t22のとき、AF上限走査線LWsの露光が開始され、上限レンズ位置の検出及び記憶処理が行われる。
時刻t24のとき、AF下限走査線LWeの露光が終了され、下限レンズ位置の検出及び記憶処理が行われる。
時刻t21から時刻t23の1フレーム周期Tfの期間を第1フレーム期間とした場合、第1フレーム期間に対するAF評価値は、図12に示すV1となる。
時刻t25とき、AF検波部40からAF評価値V1が取得される。このように、フォーカスレンズ1aが一定速度で一方向に移動されながら各フレームのAF評価値が算出され、ピークAF評価値の検出動作が行われる。
時刻t31のとき、読み出しタイミング信号SVが立下がり、AF上限走査線LWsの露光開始時刻及びAF下限走査線LWeの露光終了時刻の計時が開始される。
時刻t32のとき、AF上限走査線LWsの露光が開始され、上限レンズ位置の検出及び記憶処理が行われる。
時刻t35のとき、AF下限走査線LWeの露光が終了され、下限レンズ位置の検出及び記憶処理が行われる。
時刻t31から時刻t33の1フレーム周期Tfの期間を第nフレーム期間とした場合、第nフレーム期間に対するAF評価値は、図12に示すVnとなる。
時刻t36のとき、AF検波部40からAF評価値Vnが取得される。
例えば、AF評価値VnがピークAF評価値より大きい場合、AF評価値VnがピークAF評価値に更新され、AF評価値Vnに対する上限レンズ位置及び下限レンズ位置がピーク上限レンズ位置及びピーク下限レンズ位置として更新される。
更新処理が行われたピークAF評価値からAF評価値Vnを差分した値は「0」となり、予め設定されている閾値以下となるため、次のフレーム(第n+1フレーム)におけるピークAF評価値の検出動作が行われる。
時刻t37とき、第n+1フレーム期間に対するAF評価値Vn+1が取得される。
時刻t38のとき、ピークAF評価値からAF評価値Vn+1を差分した値が予め設定されている閾値よりも大きいと判断され、フォーカスレンズ1aの移動が停止された時刻であり、第1の評価動作が終了される。
第1の評価動作では、ピークAF評価値としてAF評価値Vn、ピーク上限レンズ位置として時刻t32に対するフォーカスレンズ1aの位置、ピーク下限レンズ位置として時刻t35に対するフォーカスレンズ1aの位置が検出される。
このとき、第1距離は、時刻t32から時刻t35までのフォーカスレンズ1aの移動距離として算出できる。また、ピークレンズ位置は、時刻t32から時刻t35間の中間時刻t34に対するレンズ位置として近似することができる。
第2の評価動作において、算出された第1距離が焦点深度以内である場合、ピークレンズ位置としての時刻t34に対するレンズ位置にフォーカスレンズ1aが移動される。
図13に、本実施の形態2の第2の評価動作のタイミングチャートの一例を示す。
図13に示すタイミングチャートは、算出された第1距離が焦点深度よりも大きい場合に行われる動作のタイミングチャートの一例である。
また、第1の評価動作においてフォーカスレンズ1aが停止したレンズ位置をPA0とする。
なお、フレーム周期Tfは、読み出しタイミング信号SVの立下り時刻から次の立下り時刻までの期間であり、レンズ駆動信号Sm、各走査線の電荷蓄積信号、画像信号Si、AF評価値信号SAFは、模式的に示したものである。
時刻t41のとき、読み出しタイミング信号SVが立下がり、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがレンズ位置PA0から負方向にNステップ移動開始される。
時刻t42のとき、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aの移動が終了される(例えば、フォーカスレンズ1aがレンズ位置PA0からNステップ移動したレンズ位置PA1に移動される。)。
時刻t43のとき、読み出しタイミング信号SVが立下がる。このとき、フォーカスレンズ1aは移動されず、レンズ位置PA1に停止された状態である。
読み出しタイミング信号SVが立下がった後(時刻t43後)、時刻t44のとき、レンズ位置PA1でのAF評価値VA1が取得され、取得されたAF評価値VA1と目標AF評価値との比較動作が行われる。
例えば、AF評価値VA1が目標AF評価値以上ではない場合、読み出しタイミング信号SVが立下がるのを待機する。
時刻t45のとき、読み出しタイミング信号SVが立下がり、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aがレンズ位置Pbから負方向にNステップ移動開始される。
時刻t46のとき、レンズ駆動信号Smによりフォーカスレンズ1aの移動が終了される(例えば、フォーカスレンズ1aがレンズ位置PA1からNステップ移動したレンズ位置PA2に移動される。)。
時刻t45から時刻t46は、露光期間中にフォーカスレンズ1aが移動されている。
時刻t41から時刻t45の期間は、フレーム周期Tfの2周期分に相当しており、レンズ位置PA1に対するAF評価値VA1を2回取得することができるが、時刻t45から時刻t46において、露光期間中にフォーカスレンズ1aが移動されているため、後半のフレーム周期Tfに対するAF評価値は評価精度が低くなる。そのため、一点鎖線で囲まれた前半のフレーム周期の電荷蓄積信号に基づくレンズ位置PA1の有効画像信号から算出されたAF評価値のみAF評価に有効な値となり、後半のフレーム周期の電荷蓄積信号に基づくレンズ位置PA1の無効画像信号から算出されるAF評価値は取得しない。したがって、2フレーム周期毎にAF評価値が取得される。
時刻t47のとき、読み出しタイミング信号SVが立下がる。このとき、フォーカスレンズ1aは移動されず、レンズ位置PA2に停止されている。
読み出しタイミング信号SVが立下がった後(時刻t47後)、時刻t48のとき、レンズ位置PA2でのAF評価値VA2が取得され、取得されたAF評価値VA2と目標AF評価値との比較動作が行われる。
例えば、AF評価値VA2が目標AF評価値以上である場合、合焦位置の調節動作が終了される。即ち、AF評価値VA2に対するレンズ位置PA2の位置にフォーカスレンズ1aが調節される。
このように、第1の評価動作では、ピークAF評価値を検出することによって合焦位置の目安を設定することができる。
そして、第2の評価動作では、第1の評価動作から検出されたピークAF評価値に基づいて、第1距離が焦点深度以内である場合には、瞬時に検出されたピークAF評価値に対するピークレンズ位置にフォーカスレンズ1aを調節することができ、第1距離が焦点深度よりも大きい場合には、2フレーム周期でフォーカスレンズ1aを移動させ、2フレーム周期毎に検出されたAF評価値が目標AF評価値以上となるレンズ位置にフォーカスレンズ1aを調節するため、露光期間中にフォーカスレンズ1aの移動が無い状態での画像信号に基づいて合焦位置の調節を行うことができる。
従って、第1の評価動作と第2の評価動作とを行うことにより、合焦位置の目安に基づいてフォーカスレンズ1aの位置を調節するため、合焦位置の調節完了までに要する処理時間を短縮することができ、一定の精度を保ちつつ高速に合焦位置の調節を行うことができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態1における自動焦点調節装置Aの概略構成のブロック図である。 撮像素子10の概略構成図である。 撮像素子10の一部拡大図である。 AF評価領域WAFの一例である。 フォーカスレンズ1aの位置とAF評価値の関係図である。 本実施の形態1における露光時間Texpの調節動作フロー図である。 本実施の形態1の焦点調節動作フロー図である。 本実施の形態1のタイミングチャートの一例である。 本実施の形態2における自動焦点調節装置Bの概略構成のブロック図である。 本実施の形態2における第1の評価動作の動作フロー図である。 本実施の形態2における第2の評価動作の動作フロー図である。 本実施の形態2の第1の評価動作のタイミングチャートの一例である。 本実施の形態2の第2の評価動作のタイミングチャートの一例である。
符号の説明
1 撮像光学系
1a フォーカスレンズ
2 絞り
10 撮像素子
11 光電変換部
12 読み出し用垂直シフトレジスタ
13 リセット用垂直シフトレジスタ
14 水平シフトレジスタ
15 出力アンプ
20 タイミング信号発生回路部
30 A/D変換・増幅部
40 AF検波部
41 ゲート回路部
42 BPF
43 積算部
50 絞り駆動部
60 レンズ位置検出部
70 レンズ駆動部
80 単位画素回路
81 垂直走査線
82 リセット走査線
83 垂直信号線
84 出力信号線
100、200 制御部
A、B 自動焦点調節装置
AF AF評価領域WAFの垂直幅(垂直走査線数)
W1 第1走査線
We AF下限走査線
Wm 第m走査線
Ws AF上限走査線
m フレーム領域WFの走査線総数
アンプ
水平スイッチトランジスタ
リセットトランジスタ
選択トランジスタ
PD フォトダイオード
AF AF評価値信号
G ゲイン調整指示信号
i 画像信号
m レンズ駆動信号
m0 レンズ駆動指示信号
P レンズ位置信号
V 読み出しタイミング信号
W AF評価領域指示信号
exp 最低露光時間
exp0 適正露光時間
m レンズ駆動時間
f フレーム周期
AF AF評価領域
F フレーム領域

Claims (3)

  1. 光軸方向に移動可能に設けられ、被写体の光学像を結像させるための光学手段と、
    前記光学手段を介して結像された光学像を画像信号に変換するライン露光型の撮像手段と、
    前記光学手段を光軸方向に移動させる駆動手段と、
    前記撮像手段により得られた撮像領域に予め設定された評価領域の露光時間と前記撮像領域の1フレームに要する前記光学手段の駆動時間とに基づいて、前記評価領域での露光期間と前記光学手段の駆動期間とが重複しない1走査分の最低露光時間を算出する露光時間算出手段と、
    前記露光時間算出手段により算出された最低露光時間に基づいて、前記撮像手段を駆動させる駆動タイミング信号、及び、前記撮像手段により得られた撮像領域のフレーム毎の画像信号を区別する読み出しタイミング信号、の出力を行なうタイミング信号発生手段と、
    前記読み出しタイミング信号に基づいて、前記評価領域の露光終了時刻の計時をフレーム毎に行う計時手段と、
    前記評価領域における画像信号に基づいて、前記光学手段の光軸方向位置を評価するための自動焦点調節評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値算出手段により算出された自動焦点調節評価値に基づいて、前記計時手段により露光終了時刻が計時される度に前記駆動手段により前記光学手段を移動させ前記光学手段の合焦位置の調整を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 請求項1に記載の自動焦点調節装置において、
    前記算出された最低露光時間では露光不足の場合、前記撮像手段から出力された画像信号の増幅調節を行う増幅手段を備えたこと、
    を特徴とする自動焦点調節装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自動焦点調節装置において、
    前記算出された最低露光時間では露光不足の場合、光束量を調節する光量調節手段を備えたこと、
    を特徴とする自動焦点調節装置。
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