JP2009206917A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、情報伝送に係る高効率性を実現可能なファクシミリ装置を得る。
【解決手段】発信元情報制御部79は、受信能力判定部77による判定結果に基づき、当該相手機73が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接する奇数ページ又は偶数ページのうち少なくともいずれか一方に、発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置に係り、特に、相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、情報伝送に係る高効率性を実現可能なファクシミリ装置に関する。
近年のファクシミリ装置において、複数ページにわたる送信原稿に係る画像データを伝送するにあたり、受信先ファクシミリ装置において、1ページの記録紙に複数ページに係る画像を集約して印刷出力させる旨を指定可能に構成したものが知られている。
かかる集約印刷指定送信技術の一例として、2ページ分の原稿画像を1枚に集約する場合であって、各原稿の向きが縦方向(副走査方向)の場合は、発信元情報(例えば、会社名、所属名、ファクシミリ番号、年月日、日時、文書番号、ページ番号等の情報)の文字方向を主走査方向として各画像の先端部に挿入することで、原稿の文字方向と発信元情報の文字方向とを一致させ、受信者が受信画像における発信元情報の位置を違和感なく容易に確認可能に構成した技術が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に係る技術では、原稿の文字方向と発信元情報の文字方向とが一致して見易くなるものの、奇数ページ(例えば向かって左側の画像)と偶数ページ(向かって右側の画像)とでほぼ同一の発信元情報を付加して送信することになる。このため、受信側では、奇数ページ(向かって左側の画像)を見れば済む内容が、偶数ページ(向かって右側の画像)にも重複して印刷されたファクシミリ文書が届くことになり、情報伝送に係る効率化を図る観点から改良の余地があった。
特開2003−8876号公報
解決しようとする問題点は、相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合に、既存の情報付加技術をそのまま適用したのでは、情報伝送に係る効率化を図れない点である。
本発明は、相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、情報伝送に係る高効率性を実現可能なファクシミリ装置を得ることを目的として、自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、ある相手機とのデータ通信中に、当該相手機の受信能力を判定する受信能力判定手段と、前記受信能力判定手段による判定結果に基づき、当該相手機が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、前記複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接するページの少なくともいずれか一方に、前記発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加する発信元情報制御手段と、を備えて構成されることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るファクシミリ装置は、自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、ある相手機とのデータ通信中に、当該相手機の受信能力を判定する受信能力判定手段と、次述する発信元情報制御手段と、を備え、発信元情報制御手段は、前記受信能力判定手段による判定結果に基づき、当該相手機が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、前記複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接するページの少なくともいずれか一方に、前記発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加するので、従って、相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、受信側において、奇数ページ(集約原稿の左側)を見れば済む内容が、偶数ページ(集約原稿の右側)にも重複して印刷されたファクシミリ文書が届くといった事態を未然に回避して、情報伝送に係る高効率性を実現することができる。
相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、情報伝送に係る高効率性を実現するといった目的を、受信能力判定手段による判定結果に基づき、当該相手機が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接するページの少なくともいずれか一方に、発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加する発信元情報制御手段により実現した。
以下、本発明実施例に係るファクシミリ装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下において、本発明実施例に係るファクシミリ装置として、ファクシミリ通信機能の他に、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の画像形成に関する多様な機能を備えたデジタル複合機を例示して説明する。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成]
図1は、本発明実施例に係るファクシミリ装置(デジタル複合機)の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同ファクシミリ装置(デジタル複合機)における操作パネル部の外観図である。
本発明実施例に係るファクシミリ装置10は、自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理機能を有する。すなわち、本装置10は、ファクシミリ通信ジョブの他に、コピージョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置10は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、HDD(ハードディスクドライブ)61、ネットワークI/F(インタフェース)部63、並びに、ファクシミリ通信部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ19(本発明の「通信処理手段」の一部を構成する。)、を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサ25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサ25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部65等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部63を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部65を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、などの諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に用いられる。具体的には、例えば、ファクシミリ機能の利用時にユーザが送信宛先Fax番号を選択するためのテンキー入力操作を行う際や、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに係る入力操作を行う際に用いられる。
HDD(ハードディスクドライブ)61は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部63を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部63は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。
ファクシミリ通信部(本発明の「自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理手段」に相当する。)65は、スキャナ部21によって読み取られた送信原稿の画像データを公衆回線網71を介して相手機73へ送信したり、相手機73から送信されてきた画像データを受信する機能を有し、符号化/復号化部67、変復調部68、及び網制御部69を含んで構成されている。
符号化/復号化部67は、送信原稿に係る画像データの圧縮及び符号化を行なうとともに、受信した画像データの伸長及び復号化を行なう機能を有している。
変復調部68は、圧縮/符号化された画像データの音声信号への変調、並びに受信した音声信号の画像データへの復調を行なう機能を有している。
網制御部69は、NCU(Network Control Unit)に相当し、公衆回線網71網にダイヤル信号を送出する等の網制御を行う機能を有している。
ところで、相手先のファクシミリ装置が集約印刷に対応している場合であっても、情報伝送に係る高効率性を実現するために、主制御部11に内蔵されるファクシミリコントローラ19は、相手機の受信能力を含む相手機情報を取得する相手機情報取得部75と、ある相手機とのデータ通信中に、当該相手機の受信能力を判定する受信能力判定部(本発明の「受信能力判定手段」に相当する。)77と、発信元において相手先毎に予め用意しておいたカスタマイズ情報が、相手先と関連付けて記憶されるカスタマイズ情報記憶部78と、受信能力判定部77による判定結果に基づき、当該相手機が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接するページの少なくともいずれか一方に、発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加する発信元情報制御部(本発明の「発信元情報制御手段」に相当する。)79と、を備えて構成されている。なお、定型情報としては、例えば、発信元会社名、発信元所属名、発信元ファクシミリ番号、発信年月日、発信日時、発信元文書番号、送信原稿のページ番号のうち、一又は二以上の組み合わせを採用することができる。一方、カスタマイズ情報としては、例えば、ファクシミリ通信に関連する情報として、通信モード(例えば、Fコード通信か、同報通信か、親展通信か、タイマ予約通信か、ダイレクト通信か、ポーリング通信か、など)、Fコードアドレス、同報宛先アドレス、又は、ファクシミリ文書が表面か裏面かに係る表裏情報などを適宜採用することができる。
[本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作]
次に、本発明実施例に係るファクシミリ装置の動作の流れについて、図3及び図4を参照して説明する。図3は、ファクシミリ装置(自機)10の動作フローチャートを示し、図4は、発信元情報として、奇数ページ(集約原稿左側)に定型情報が付加される一方、偶数ページ(集約原稿右側)にカスタマイズ情報が付加されたファクシミリ文書に係る説明図である。
まず、相手機73が集約印刷に対応していない場合の、ファクシミリ送信手順に係る処理の流れについて説明する。
図3に示すように、ファクシミリ送信に先立って、主制御部(ファクシミリコントローラ19を含む。以下、同じ。)11は、相手機73の電話番号を発呼し、所定の規約に従って相手機73との間でネゴシエーションを行うことを通じて、相手機73の受信能力を含む相手機情報を取得する(ステップS11)。次いで、主制御部11は、ステップS11で取得した相手機情報に基づいて、相手機73が集約印刷に対応しているか否かに係る受信能力判定を行う(ステップS12)。
ステップS13において、主制御部11は、送信原稿に係る画像データが、偶数ページか、又は奇数ページか、に係る奇偶ページ判定を行う(ステップS13)。
ステップS13に係る奇偶ページ判定の結果、送信原稿が奇数ページである旨の判定が下されたとき、主制御部11は、処理の流れを次のステップS14へと進ませる。一方、ステップS13に係る奇偶ページ判定の結果、送信原稿が偶数ページである旨の判定が下されたとき、主制御部11は、処理の流れを次のステップS18へと進ませる。ステップS18では、発信元情報制御部79は、ステップS12に係る受信能力判定結果を参照して、相手機73が集約印刷に対応しているか否かに係る集約印刷対応可否判定結果に基づき、進むべき処理の流れを分岐させている。さて本例の場合、その前提条件から、相手機73は集約印刷に対応していないので、主制御部11は、送信原稿が奇数ページであるか、偶数ページであるかにかかわらず、処理の流れをステップS14へと進ませることになる。
ステップS14では、発信元情報制御部79は、発信元情報として、例えば、発信元会社名、発信元所属名、発信元ファクシミリ番号、発信年月日、発信日時、発信元文書番号、送信原稿のページ番号のうち、一又は二以上の組み合わせに係る定型情報を選択し、この選択した定型情報を、発信元情報として設定する。これを受けて主制御部11は、ステップS14で設定された定型情報を、奇数ページ又は偶数ページの送信原稿のうち先頭部分に付加することで、送信原稿に係る画像データを作成する(ステップS15)。
次に、主制御部11は、ステップS15で作成された送信原稿に係る画像データをもって、相手機73ヘの送信処理をファクシミリ通信部65に実行させる旨の指令信号を送出する。これを受けて、ファクシミリ通信部65は、ステップS15で作成された送信原稿に係る画像データをもって、相手機73ヘの送信処理を実行する(ステップS16)。
さて、主制御部11は、1ページのファクシミリ送信処理が終了する毎に、自機10から相手機73宛の、DCN(Disconnect)信号(切断命令信号)の送信有無を監視している(ステップS17)。ステップS17に係る監視の結果、主制御部11は、DCN信号の送信を検知しない旨の判定が下されたとき、処理の流れをステップS13へと戻し、以下の処理を順次実行させる一方、DCN信号の送信を検知すると、一連の送信処理を終了させる。
上述したステップS11〜S17が、相手機73が集約印刷に対応していない場合の、ファクシミリ送信手順に係る処理の流れである。
次に、相手機73が集約印刷に対応している場合の、本発明実施例の主題となるファクシミリ送信手順に係る処理の流れについて説明する。なお、相手機が集約印刷に対応しているとは、相手機が集約印刷機能を有しており、かつ、受信したファクシミリ文書を集約印刷モードで印刷出力する旨の設定がなされていることを意味する。また、以下の説明で「集約印刷」というときには、1ページの記録紙に2ページ分の受信画像を集約印刷することを意味するものとする。
さて、図3に示すように、ステップS13に係る奇偶ページ判定の結果、送信原稿が奇数ページである旨の判定が下されたとき、主制御部11は、処理の流れを次のステップS14へと進ませる。
ステップS14において、発信元情報制御部79は、発信元情報として、前述した定型情報を選択し、この選択した定型情報を、発信元情報として設定することになる。
一方、ステップS13に係る奇偶ページ判定の結果、送信原稿が偶数ページである旨の判定が下されたとき、主制御部11は、処理の流れを次のステップS18へと進ませる。ステップS18では、発信元情報制御部79は、ステップS12に係る受信能力判定結果を参照して、相手機73が集約印刷に対応しているか否かに係る集約印刷対応可否判定結果に基づき、進むべき処理の流れを分岐させている。さて本例の場合、その前提条件から、相手機73は集約印刷に対応しているので、主制御部11は、処理の流れをステップS19へと進ませることになる。
ステップS19では、発信元情報制御部79は、発信元情報として、カスタマイズ情報を選択する(ステップS19)。具体的には、発信元情報制御部79は、カスタマイズ情報記憶部78の記憶内容のなかから当該相手機73に係るカスタマイズ情報を読み出して、この読み出したカスタマイズ情報を、発信元情報として設定する。
ステップS14又はS19における発信元情報の設定処理後に、主制御部11は、ステップS14又はS19で設定された発信元情報を、具体的には、発信元情報として定型情報が設定された(奇数ページ)ときには送信原稿(集約原稿左側)のうち先頭部分に定型情報を付加する一方、発信元情報としてカスタマイズ情報が設定された(偶数ページ)ときには送信原稿(集約原稿右側)のうち先頭部分にカスタマイズ情報を付加することで、例えば図4に示すように、送信原稿(集約原稿)に係る画像データを作成する(ステップS15)。
ここで、カスタマイズ情報としては、例えば、ファクシミリ通信に関連する情報として、通信モード(例えば、Fコード通信か、同報通信か、親展通信か、タイマ予約通信か、ダイレクト通信か、ポーリング通信か、など)、Fコードアドレス、同報宛先アドレス、又は、ファクシミリ文書が表面か裏面かに係る表裏情報、発信元会社に係るマーク、スローガン、コマーシャルメッセージ、発信日に係る占い情報、又は、ユーザにより適宜作成される編集可能な情報などの情報群のなかから選択される、一又は二以上の組み合わせに係る情報のうち、相手先の事情を考慮した適切な情報を、適宜設定すればよい。具体的には、例えば、相手先が自社の商品を購入している顧客である場合には、自社商品のコマーシャルメッセージや、自社商品を使用している顧客に対するお礼のメッセージを、カスタマイズ情報として設定することなどが考えられる。このようにすれば、発信元情報に係るスペースを無駄なく有効に活用することができるのに加えて、情報提示の自由度を高めるといった副次的な効果をも期待することができる。
また、ユーザ認証機能を有するファクシミリ装置では、カスタマイズ情報として、例えば、ユーザ認証機能を経由したアクセスに係るユーザ名又はそのユーザが所属する部門名のうち両者若しくはいずれか一方を採用することができる。
さらに、部門管理機能を有するファクシミリ装置では、カスタマイズ情報として、例えば、部門管理機能を経由したアクセスに係る部門名又はその部門の管理者名のうち両者若しくはいずれか一方を採用してもよい。
[実施例の効果]
以上説明したように、本発明実施例に係るファクシミリ装置10によれば、発信元情報制御部79は、受信能力判定部77による判定結果に基づき、当該相手機73が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接する奇数ページ又は偶数ページのうち少なくともいずれか一方に、発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加するので、従って、相手機73が集約印刷に対応している場合であっても、受信側において、奇数ページ(例えば集約原稿の左側)を見れば済む内容が、偶数ページ(例えば集約原稿の右側)にも重複して印刷されたファクシミリ文書が届くといった事態を未然に回避して、情報伝送に係る高効率性を実現することができる。
また、相手先毎に用意されるカスタマイズ情報として、例えば、相手先が自社の商品を購入している顧客である場合には、自社の商品のコマーシャルメッセージや、自社商品を使用していることに対するお礼のメッセージを、カスタマイズ情報として設定するといったように、相手先の事情を考慮した適切な情報を設定するように構成した場合には、発信元情報に係るスペースを無駄なく有効に活用することができるのに加えて、情報提示の自由度を高めるといった副次的な効果をも期待することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うファクシミリ装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、例えば、本発明実施例において開示したカスタマイズ情報は、あくまでも例示的に列挙したものに過ぎない。従って、本発明は、本発明実施例において開示したもの以外のカスタマイズ情報であって、受信側に提示して好ましい情報であれば、いかなる情報をも採用することができることはいうまでもない。
本発明実施例に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。 本ファクシミリ装置における操作パネル部の外観図である。 本ファクシミリ装置の動作フローチャート図である。 図4は、発信元情報として、奇数ページ(集約原稿左側)に定型情報が付加される一方、偶数ページ(集約原稿右側)にカスタマイズ情報が付加されたファクシミリ文書に係る説明図である。
符号の説明
11 主制御部
19 ファクシミリコントローラ(通信処理手段)
65 ファクシミリ通信部(通信処理手段)
73 相手機
75 相手機情報取得部
77 受信能力判定部(受信能力判定手段)
78 カスタマイズ情報記憶部
79 発信元情報制御部(発信元情報制御手段)

Claims (4)

  1. 自機と相手機間における複数ページにわたる各送信原稿の全てに発信元情報を付加して伝送する通信処理手段を備えたファクシミリ装置であって、
    ある相手機とのデータ通信中に、当該相手機の受信能力を判定する受信能力判定手段と、
    前記受信能力判定手段による判定結果に基づき、当該相手機が集約印刷に対応している旨の判定が下されたとき、前記複数ページにわたる送信原稿のうち、相互に隣接するページの少なくともいずれか一方に、前記発信元情報として、定型情報に代えて、当該定型情報とは異なるカスタマイズ情報を付加する発信元情報制御手段と、
    を備えて構成されることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    前記発信元情報は、
    送信原稿に係る先頭部分に付加されるものであり、
    前記定型情報は、
    発信元会社名、発信元所属名、発信元ファクシミリ番号、発信年月日、発信日時、発信元文書番号、送信原稿のページ番号のうち、一又は二以上の組み合わせからなる一方、
    前記カスタマイズ情報は、
    ファクシミリ通信に関連する情報である、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    ユーザ認証機能を有し、
    前記カスタマイズ情報は、
    前記ユーザ認証機能を経由したアクセスに係るユーザ名又はそのユーザが所属する部門名のうち両者若しくはいずれか一方である、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    部門管理機能を有し、
    前記カスタマイズ情報は、
    前記部門管理機能を経由したアクセスに係る部門名又はその部門の管理者名のうち両者若しくはいずれか一方である、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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