JP2009206420A - 筐体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筺体の汎用性を維持することができる筐体装置を提供する。
【解決手段】筐体装置1は、筐体2及び昇降部3を有している。筐体2は、電子機器4を収容可能であって、設置面5上に互いに間隔を置いて配置された支柱6を4個備えている。昇降部3は、搭載部7及び歯車8を有している。搭載部7には電子機器4が搭載される。歯車8は、搭載部7の周囲に4個設けられており、支柱6の各々に互いに間隔を置いて設けられた複数の穴9と噛み合い、互いに同期して回転する。昇降部3は、各支柱6の内側を設置面5近傍から支柱6に沿って移動する。更に、昇降部3は、筐体2の支柱6と着脱可能である。
【選択図】図2
【解決手段】筐体装置1は、筐体2及び昇降部3を有している。筐体2は、電子機器4を収容可能であって、設置面5上に互いに間隔を置いて配置された支柱6を4個備えている。昇降部3は、搭載部7及び歯車8を有している。搭載部7には電子機器4が搭載される。歯車8は、搭載部7の周囲に4個設けられており、支柱6の各々に互いに間隔を置いて設けられた複数の穴9と噛み合い、互いに同期して回転する。昇降部3は、各支柱6の内側を設置面5近傍から支柱6に沿って移動する。更に、昇降部3は、筐体2の支柱6と着脱可能である。
【選択図】図2
Description
本発明は、筐体装置に関する。
汎用ラックと称される筐体は、ラックマウント型の電子機器を収容するためのものである。汎用ラックは、筐体の支柱の間隔やネジ穴のピッチなどがJIS(Japanese Industrial Standards)規格又はEIA(Electronic Industries Alliance)規格に準拠しており、異なるメーカの電子機器も組み合わせて収容することができる。汎用ラックは安価で入手性も良く、複数のサーバーなどの電子機器を効率良く集中的に収容することを可能にしている。
汎用ラックに電子機器を取り付ける際、電子機器が軽量の場合は汎用ラックの搭載位置まで電子機器を人手により持ち上げ、ネジで固定していた。この場合、電子機器を持ち上げる人とネジを固定する人とで作業には少なくとも2人が必要であった。また、電子機器の重量の問題で人手により持ち上げることが困難な場合や持ち上げ作業に危険性を伴う場合は、専用リフターを使い搭載位置まで電子機器を持ち上げ、電子機器をラックにネジで固定していた。
ラック自体にリフター機構を設けることで、ラック外からの供給が必需であった専用リフターを準備することなく、また人手のみで安全な作業を可能とする構造の一例が、図3に示す電子機器収納筐体において開示されている(特許文献1)。筐体であるラック1に備えられたリフター機構は、リフターベース部2と、リフターアーム部3と、リフター補強金具4とを有している。リフターベース部2は、ラック1の前面部左右の支柱に沿って設けられており、支柱の上下方向に移動可能である。リフターアーム部3においては、ラックマウントタイプ情報処理装置又はその周辺機器16を搭載したり、或いはこれらの機器の搭載位置を変更したりすることが可能となっている。
特開2002−164678号公報
しかしながら、このリフター機構を備えたラックの構造ではラックが各電子機器専用となることで、電子機器のみを更新させたい場合に電子機器と付随してラックも別形態のラックに変更しなければならない。そのため、ラックの汎用性が損なわれてしまっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ラックの汎用性を維持することができる筐体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の筐体装置は、電子機器を収容可能な筐体であって、設置面上に互いに間隔を置いて配置された支柱を4個備えた筐体と、電子機器が搭載される搭載部と、搭載部の周囲に設けられた4個の歯車であって、支柱の各々に互いに間隔を置いて設けられた複数の穴と噛み合い、互いに同期して回転する歯車と、を有し、各支柱の内側を設置面近傍から支柱に沿って移動する昇降部と、を有し、昇降部は、筐体の支柱と着脱可能である。
本発明によれば、電子機器を搭載する搭載部を備えた昇降部が筺体の支柱と着脱可能である。これにより、電子機器の更新の際、設置面において電子機器とともに昇降部を支柱から取り外すことができる。そのため、電子機器のみを更新でき、ラックは同一形態のまま使用し続けることができる。すなわち、ラックの汎用性を維持できる。従って、ラックの汎用性を維持することができる筐体装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明の一実施形態に係る筺体装置の斜視図を示す。更に、図2に図1の昇降部を拡大した模式図を示す。まず、図1及び図2を用いて筺体装置の構成を説明する。筺体装置1は筺体2及び昇降部を備えている。
筺体2は電子機器4を収容可能であって、設置面5上に互いに間隔を置いて配置された支柱6を4個備えている。各支柱6は、互いに間隔を置いて設けられた複数の穴9を有し、昇降部3の移動(図1における上下方向の移動)の案内手段として機能する。図1に示す支柱6の穴9は、隣接する穴9の間隔が一定ではない。しかしながら、穴9の配置は間隔が一定ではない形態に限定されるものではなく、隣接する穴9の間隔が一定であってもよい。支柱6の各穴9の間隔や筺体2の各支柱6の間隔は、JIS規格又はEIA規格に準拠して等間隔に設けられていてもよい。この場合、設置面5における4個の支柱6の配置形状は正方形となる。
昇降部3は筺体2の支柱6と着脱可能である。具体的には、昇降部3は、設置面5近傍に在る時に搭載部7を撓ませることで筺体2と着脱する。なお、搭載部7のこの強制的な撓みは、図2の紙面と交差する方向(昇降部3の歯車8の回転方向と直交する方向、奥行方向)における搭載部7の両端を図2の上方に向かって湾曲させて行うのが通常である。しかしながら、搭載部7の強制的な撓みは、この形態に限定されるものではない。すなわち、図2の紙面に沿う方向(昇降部3の歯車8の回転方向、幅方向)における搭載部7の両端を図2の上方に向かって湾曲させることで、搭載部7の強制的な撓みは行われてもよい。
また、昇降部3は搭載部7及び歯車8を有している。搭載部7には電子機器4が搭載される。更に、搭載部7は、互いに間隔を置いて配置された4個の支柱6の配置形状に伴い、平面形状が矩形又は正方形の直方体状である(図2参照)。直方体状の搭載部7の周囲を構成する側面には歯車8が4個設けられている。図2に示す歯車8は搭載部7の四隅に設けられているが、この形態に限定されるものではない。すなわち、支柱6の穴9と噛み合う歯車8の形態であればよい。歯車8は支柱6の各々に互いに間隔を置いて設けられた複数の穴9と噛み合い、互いに同期して回転する。各歯車8の回転方向は、図2に示す矢印の通りである。更に、歯車8は、支柱6に設けられた歯車8用のガイド機構と噛み合う形態であってもよい。なお、本発明の実施形態に係る筺体装置1では、4個の歯車8が同期して回転することで電子機器4が支柱6から脱落することはない。しかし、このガイド機構を支柱6に更に設けることで、歯車8と筺体2の支柱6との噛合がより確実となる。従って、筺体装置における電子機器の輸送性能が向上することで、電子機器の信頼性を向上できる。
更に、昇降部3は、設置面5近傍に在る時に各歯車8の互いに同期した回転が解除できるような電気的及び/又は機械的なロック機構を備えている。電気的なロック機構は、リミットスイッチのような位置制限手段を有している。この位置制限手段は、昇降部3の底面上と、筺体2の設置面5上と、支柱6内側の壁面上との少なくとも1つに設けられていてもよい。一方、機械的なロック機構は、凸状部を有している。この凸状部は、昇降部3の底面上と、筺体2の設置面5上と、支柱6内側の壁面上との少なくとも1つに設けられていてもよい。更に、このロック機構は、上述の位置制限手段及び凸状部の少なくとも1つで構成することができる。このロック機構が筺体装置に設けられていることにより、昇降部は、設置面近傍に在る時にそれ自身の位置がこのロック機構によって検知される。従って、この位置検知により昇降部は筺体の支柱と着脱可能となる。
以上のような筺体装置1の構成により、手動又は動力による駆動で複数の歯車8が回転すると、搭載部7に電子機器4が搭載された昇降部3は各支柱6の内側を設置面5近傍から支柱6に沿って移動する(図1における上向き矢印方向)。その後、昇降部3は筺体2内の電子機器4の取り付け箇所に到達する。そして、電子機器4を筺体2の支柱6にネジ10で固定し、電子機器4の取り付けが完了する。更に、歯車8の回転方向を昇降部3の上昇時に対して逆転させることで、昇降部3は支柱6に沿って下降し(図1における下向き矢印方向)、設置面5近傍に到達する。そして、昇降部3の搭載部7を撓ませることで、電子機器4が搭載された昇降部3を筺体2から取り外す。更に、次に搭載する電子機器4を搭載部7に載せ、上記と同じ作業を繰り返す。
このようにして、本発明の実施形態に係る筺体装置の昇降部が筺体の支柱と着脱可能であることで、電子機器の更新の際、設置面近傍において電子機器とともに昇降部を支柱から取り外すことができる。そのため、電子機器のみを更新でき、ラックは同一形態のまま使用し続けることができる。すなわち、ラックの汎用性を維持できる。
また、本発明の実施形態に係る昇降部の電子機器輸送が終了し、昇降部が不要となった際は、昇降部が筺体の支柱と着脱可能であることで昇降部を筺体から容易に取り外すことができる。更に、昇降部が不要となった際は、各歯車を互いに同期させずに回転させることが可能なことにより、昇降部を筺体から容易に取り外すことができる。
1 筺体装置
2 筺体
3 昇降部
4 電子機器
5 設置面
6 支柱
7 搭載部
8 歯車
9 穴
10 ネジ
2 筺体
3 昇降部
4 電子機器
5 設置面
6 支柱
7 搭載部
8 歯車
9 穴
10 ネジ
Claims (5)
- 電子機器を収容可能な筐体であって、設置面上に互いに間隔を置いて配置された支柱を4個備えた筐体と、
前記電子機器が搭載される搭載部と、該搭載部の周囲に設けられた4個の歯車であって、前記支柱の各々に互いに間隔を置いて設けられた複数の穴と噛み合い、互いに同期して回転する歯車と、を有し、各支柱の内側を前記設置面近傍から該支柱に沿って移動する昇降部と、
を有し、
前記昇降部は、前記筐体の前記支柱と着脱可能である、
筐体装置。 - 前記昇降部は、前記設置面近傍に在る時に前記搭載部を撓ませることで前記筺体と着脱する、請求項1に記載の筐体装置。
- 前記昇降部は、前記設置面近傍に在る時に各歯車の互いに同期した回転が解除できるような電気的および/または機械的なロック機構を備えている、請求項1または2に記載の筺体装置。
- 前記支柱には、前記歯車用のガイド機構が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の筺体装置。
- 前記筺体の各支柱の前記間隔、及び該支柱の各穴の前記間隔は、JIS規格またはEIA規格に準拠して等間隔に設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の筺体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008049759A JP2009206420A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 筐体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009206420A true JP2009206420A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41148373
Family Applications (1)
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JP2008049759A Pending JP2009206420A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 筐体装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009206420A (ja) |
Citations (5)
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JP2007076771A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Sanwa Tekki Corp | 昇降装置 |
-
2008
- 2008-02-29 JP JP2008049759A patent/JP2009206420A/ja active Pending
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