JP2009206231A - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
受光面側から見える配線を見えなくするためのマスクを備えた太陽電池モジュールの製造工程において、配線とマスクの位置合わせが難しいため、配線に対してマスクが位置ずれした場合、配線の一部が太陽電池モジュールの受光面側から視認され、美観が損なわれるという問題があった。
【解決手段】
透光性基板7と透光性基板7上に設けられた透光性樹脂8と、透光性樹脂8上に設けられたマスク2a、2bと、透光性樹脂8上に設けられた複数の太陽電池素子3と、この太陽電池素子3と接続されており、ホットメルト接着剤21によりマスク2a、2bと接着された配線とを有する太陽電池モジュール。
【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関するものである。
近年、太陽光を光電変換し電力をつくり出す太陽電池モジュールは様々なところで利用されている。このような太陽電池モジュールは、複数の太陽電池素子が配線により電気的に接続されてなる。このような太陽電池素子は、透光性樹脂によって封止されている。複数の太陽電池素子間を接続する配線は、平面視で配線と重なるように遮光部を備えている。
特開2005−79170号公報
しかしながら、上述した従来の太陽電池モジュールは、製造工程上、複数の太陽電池素子間を電気的に接続した配線に対し、遮光部の位置合わせが難しいという問題があった。仮に、配線に対して遮光部が位置ずれした場合、配線の一部が太陽電池モジュールの受光面側から視認され、美観が損なわれる。また、このような太陽電池モジュールは、信頼性の向上も求められている。
本発明の太陽電池モジュールは、透光性基板上に設けられた透光性樹脂と、透光性樹脂上に設けられたマスクと、透光性樹脂上に設けられた複数の太陽電池素子と、複数の太陽電池素子を電気的に接続しており、ホットメルト接着剤によりマスクと接着された配線と、を有する。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、複数の太陽電池素子間を接続する複数の接続部材上に配線を載置する工程と、複数の接続部材上に載置された配線上に、ホットメルト接着剤とマスクとを配置する工程と、ホットメルト接着剤を加熱し、マスクと配線とを接着する工程と、マスクに接着された配線を有するストリングを積層体上に配置する工程と、を有する。
本発明は、上述のような構造により、安価で耐候性能の優れた太陽電池モジュールを提供できる。
また、本発明は、上述のような工程により、位置ズレを低減した太陽電池モジュールを簡易に作製できる。
本発明の太陽電池モジュール及びその製造方法の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
≪太陽電池モジュール≫
図1は、本実施形態に係る太陽電池モジュールを示す受光面側平面図である。図2は、図1に示した太陽電池モジュールの太陽電池パネルの分解断面図である。
本実施形態に係る太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池素子3が透光性基板7と裏面材10との間で、透光性樹脂8と裏面樹脂9とにより封止された太陽電池パネルからなる。複数の太陽電池素子3は、配線(タブ配線4、横配線11、出力配線12)により互いに電気的に接続されている。図1において太陽電池パネルの外周部には、モジュール枠5が嵌め込まれている。
また、本実施形態の太陽電池モジュール1は、透光性樹脂8上に設けられたマスク2a、2bを有する。 透光性基板7としては、例えば、屋外環境から太陽電池素子3を保護する機能を有するガラスやポリカーボネート樹脂などからなる基板が用いられる。ガラス板については、白板ガラス、強化ガラス、倍強化ガラス、熱線反射ガラスなどが用いられるが、一般的には厚さ3mm〜5mm程度の白板強化ガラスが使用される。他方、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂からなる基板を用いた場合には、厚みが5mm程度のものが多く使用される。
透光性樹脂8と裏面樹脂9は、太陽電池素子3やタブ配線4、横配線11、出力配線12などを封止し、固定、保護する機能を有しており、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)やポリビニルブチラール(PVB)から成り、Tダイと押し出し機により厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形されたものが用いられる。これらはラミネート装置により減圧下にて加熱加圧を行うことで、軟化、融着して他の部材と一体化する。また裏面樹脂9に用いるEVAやPVBは透明でも構わないし、太陽電池モジュールの設置される周囲の設置環境に合わせ酸化チタンや顔料等を含有させ白色や黒色等に着色させても構わない。
裏面材10は、水分の透過率を低減させるためアルミ箔を挟持した耐候性を有するフッ素系樹脂シートやアルミナまたはシリカを蒸着したポリエチレンテレフタレ−ト(PET)シートなどが用いられる。また裏面材10も太陽電池モジュールの設置される周囲の設置環境に合わせ顔料等を含有させ白色や黒色等に着色させても構わない。
太陽電池素子3は、図3に示すような外観を有し、例えば厚み0.2〜0.4mm程度、大きさ150〜160mm角程度の単結晶シリコンや多結晶シリコンの基板13で作られることが多い。この太陽電池素子3の内部には、ボロンなどのP型不純物を多く含んだP層とリンなどのN型不純物を多く含んだN層が接しているPN接合が形成されている。
バスバー電極14とフィンガー電極15は、銀ペーストなどの導電ペーストをスクリーンプリントすることなどにより形成される。このフィンガー電極15は幅0.1〜0.2mm程度で、光生成キャリヤーを収集するため、太陽電池素子2の辺と平行におよそ2〜4mmの間隔で多数本形成される。またバスバー電極14は収集された光キャリヤーを集電し、タブ配線4を取り付けるために幅1〜3mm程度で、フィンガー電極15と垂直に交わるように2〜3本程度形成される。なお、バスバー電極14の表面は、その保護と接続導体を取り付けやすくするために、そのほぼ全面にわたりハンダコートされることもある。このようなバスバー電極14とフィンガー電極15は、太陽電池素子3の裏面(非受光面)側にも同様に形成されている。
配線(タブ配線4、横配線11、出力配線12)は、例えば銅やアルミニウム等の厚さ0.1〜0.8mm程度のリボン状金属箔の表面に共晶ハンダ等からなるハンダを表面全面に片面20〜70μm程度、メッキやディピング等によりコートされたものを適当な長さに切断して用いられる。
またタブ配線4の幅は、ハンダ付け時にタブ配線4自身により太陽電池素子3の受光面に影を作らないように、太陽電池素子3の受光面側バスバー電極21の幅と同じかそれ以下とされる。その長さは、2つの太陽電池素子の受光面側と裏面のバスバー電極にほぼ重なる長さを有する。150mm角程度の多結晶シリコン太陽電池素子に用いられるタブ配線4の幅は、1〜3mm程度、長さは250〜300mm程度である。タブ配線4が太陽電池素子の受光面側と裏面のバスバー電極にほぼ重なるようにするのは、光発電時における太陽電池素子3の抵抗成分を低減するためである。
マスク2a、2bは、透光性樹脂8と配線(タブ配線4、横配線11、出力配線12)の間に配置され、上述のようにハンダでコーティングされることにより金属光沢で光りやすい配線を受光面側から見えなくすることにより、太陽電池モジュールを設置される周囲の環境に馴染ませる等のその外観を良好なものにする機能を有している。
本実施形態に係るマスク2a、2bは、配線と接する側の面にホットメルト接着剤が塗布されている。
図4はマスク2aとタブ配線4、横配線11を示す断面図である。図4においてマスク2aは、着色されたPETシート等からなり、タブ配線4が接着される側の面にスプレーや刷毛などでホットメルト接着剤21が塗布されたものである。ここで、本実施形態のホットメルト接着剤21とは、配線のハンダ付け前は固体で接着力は無く、ハンダ付け時の温度上昇で流動性が生じ、ハンダ付け後冷却されることにより固化、接着する機能を有するものをいう。発明者らが繰り返し行ったテストでは、ホットメルト接着剤21としては、軟化点が85℃〜160℃程度、引張強度が15kg/cm2以上のものがよい。このようなホットメルト接着剤21は、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合物系、ポリオレフィン系、ポリアミド系の接着剤からなる。特に、透光性樹脂8および裏面樹脂9にEVAを使用した場合、EVA系のホットメルト接着剤を使用すると、後のラミネート工程で、ホットメルト接着剤と透光性樹脂8と裏面樹脂9とを一体化し、マスク2a、2bを封止でき、太陽電池モジュールの耐候性能をより向上できる。また、ポリオレフィン系のホットメルト接着剤では、耐熱性、耐寒性に優れるため、熱帯や寒冷地での長期間での屋外での使用においても接着力が低下しにくい安定した太陽電池モジュールとなる。また、ポリアミド系ホットメルト接着剤では化学的安定性に優れているため、水分の浸入や塩分の浸入の可能性のある水上や海岸部に設置される太陽電池モジュールにおいても好適に使用可能である。
また、マスク2a、2bの片面にホットメルト接着剤21を塗布したことにより、ハンダ付け時の温度上昇により配線(タブ配線4、横配線11、出力配線12)にマスク2a、2bを強固に接着することが可能となる。マスク2a、2bを透光性樹脂8と配線(タブ配線4、横配線11、出力配線12)の間に配置する場合、マスク2a、2bと配線の間の封止が不完全になり、この部分に気泡が残りやすい。このため、一般的にはマスク2a、2bと同形状のEVAなどの封止用樹脂シートをマスク2a、2bと配線の間に配置させるが、本実施形態の太陽電池モジュールでは、このような封止用樹脂シートをマスク2a、2bと配線の間に配置しない場合でも、気泡の発生を低減でき、安価で外観の優れた太陽電池モジュールの提供が可能となる。
また、マスク2aがホットメルト接着剤21により接着されることにより、EVAなどの封止用樹脂シートにより接着される場合と比べて、モジュール端部側を薄くできる。このため、モジュール端部から水分(湿度)がモジュール内部に浸入しにくくなり、耐候性能を低下させにくい。
≪太陽電池モジュール製造方法≫
本実施形態の太陽電池モジュールの製造方法について図面を参照して詳細に説明する。
<準備工程>
まず所定の数の太陽電池素子3をタブ配線4により直線状に接続し、ストリングを作製する。図5は、タブ配線4により接続された2つの太陽電池素子を示しており、図5(a)は受光面側の平面図、図5(b)はバスバー電極部分の長手方向の断面図を示す。
図5(a)(b)に示すように、第1の太陽電池素子3aの受光面に形成された受光面側バスバー電極14上には、タブ配線4aがハンダ付けされている。また第1の太陽電池素子3aの裏面に形成された裏面側バスバー電極18上にもタブ配線4bの一端部がハンダ付けされている。このタブ配線4bの他端部は、隣接する第2の太陽電池素子3bの受光面側バスバー電極上にハンダ付けされている。さらに第2の太陽電池素子3bの裏面に形成された裏面側バスバー電極上にも、タブ配線4cがハンダ付けされている。ストリングは、この様にタブ配線4により隣接する太陽電池素子の電極間が接続されてなる。
また上述の透光性基板7上に、この透光性基板7とほぼ同寸法に切断した透光性樹脂8を載置し、積層体を準備する。
さらに片面側にホットメルト接着剤21が塗布されたシートを所定の寸法に切断してマスク2aを準備する。このマスク2aは太陽電池モジュールの横配線11や出力配線12のある対向する2つの辺に配置するため2枚準備する。又所定の寸法に切断された横配線11と出力配線12を準備する。
<マスクとストリングと横配線と出力配線とを配置する工程>
図6は、マスク2aとストリング17と横配線11a、11b、11cと出力配線12とを配置した状態を示した平面図であり、図7はストリング17a、17bの接続状態を示すための拡大図である。
まず作業台上にホットメルト接着剤21が塗布された面側を上にして、概略定められた位置にマスク2aを配置する。その後複数のストリング17を太陽電池素子3の受光面側を下にしてマスク2a上の定められた位置に配置する。その後、横配線11a、11b、11cと出力配線12とをマスク2a上に配置する。図7に示すように、複数のストリング17a、17b間の接続は、横配線11aにより行なう。図7において、複数のストリング17a、17bは各々所定間隔をあけて逆方向に平行に並べられており、横配線11aは、ストリングの端部の太陽電池素子3の電極に繋がるタブ配線4上に配置されている。またストリング17aのうち、横配線11aと反対側の端部に配置された太陽電池素子3には、太陽電池素子で発生した光電力を太陽電池モジュール外部に導出するための出力配線12が配置される。さらにストリング17bの横配線11cは、その横に配置される別のストリングの端部の太陽電池素子3に繋がるタブ配線4に接続されるように配置される。この様にストリング17aの端部に位置する太陽電池素子3と、隣接するストリング17bの端部に位置し、ストリング17aの端部の太陽電池素子3と対向する位置の太陽電池素子3とを横配線11aを介して電気的に接続するように横配線11a、11b、11cは配置される。
この様にマスク2aとストリング17と横配線11a、11b、11cと出力配線12とを配置した状態で、マスク2aがストリング17端部の太陽電池素子に掛からず、横配線11a、11b、11cと出力配線12とを全て覆う位置に調整する。
<マスクと横配線、出力配線とを接着する工程>
上記の様に所定の位置に正確に位置決めされたマスク2aとストリング17と横配線11と出力配線12において、各接続点をハンダコテなどでハンダ付けしていく。例えば図7において、ストリング17aの端部の太陽電池素子3の電極に繋がるタブ配線4上の横配線11aにおいて、このタブ配線4と横配線11aが交わる点をハンダ付けする。同様に全てのタブ配線4と横配線11をハンダ付けする。またタブ配線4と出力配線12の交わる点においても同様にハンダ付けしていく。
この時、ハンダ付け時の熱で一番下側にあるマスク2aの、ハンダ付けを行なった上記接続点直下のホットメルト接着剤21は溶融し、その後ハンダ付け後冷却により固化し、マスク2aと横配線11と出力配線12と接着されることとなる。
発明者らが繰り返し行ったテストでは、ストリング17と横配線11と出力配線12のハンダ付けによるホットメルト接着剤21の加熱は、200℃以上250℃以下の温度で5秒以上10秒以下の時間で行なわれることが望ましい。200℃以上の温度又は5秒以上の加熱時間とすることによりホットメルト接着剤21を十分に加熱でき、マスク2aと横配線11、出力配線12の接着が後の作業でも強固となる。また250℃以下の温度又は10秒以下の加熱時間とすることにより、ホットメルト接着剤21の劣化を低減し、マスク2aと横配線11、出力配線12の接着を強固として、マスク2aの熱による収縮等変形を低減できる。
図8は、作業台上にマスク2aとストリング17と横配線11とを配置した状態を示した断面図である。図8において、ストリング17は、25は作業台、太陽電池素子が上方に配置される貫通孔26aと、マスク2aが上方に配置される貫通孔26bと、冷却管27とを備える作業台25上に置かれている。
図8において、作業台25は、マスク2aとストリング17と横配線11と出力配線12で、マスク2a及びストリング17の太陽電池素子を作業台上に固定しておく吸着手段を備える。このような吸着手段としては、例えば、作業台25のマスク2aの載置される部分とストリング17の太陽電池素子の載置される部分に直径1〜3mm程度の複数の貫通孔26a、26bを設け、この貫通孔26a、26bを真空ポンプなどの減圧手段に繋げる。さらにこの貫通孔26a、26bと減圧手段の間には電磁弁などが設けられ貫通孔26a、26bを必要に応じ減圧できるようにしておく。この様にすることによって、上記のようにマスク2aとストリング17を所定の位置に位置決めした後、電磁弁を開きマスク2aとストリング17を作業台25上に吸着、固定することが可能となる。これによりハンダ付け時にマスク2aやストリング17が動き、マスク2aが所定の位置からずれにくくできる。
また作業台25のうちマスク2aの載置される部分は金属板であることが望ましい。金属板としては、例えば銅やアルミニウムなどの熱伝導性の良い金属板で作製されることが望ましい。これによりハンダ付け時の温度を速やかに吸収、伝導、分散でき、マスク2aの温度が局部的に上昇することを低減でき、マスク2aが熱による影響で収縮等変形することを低減することができる。なお作業台20においては、マスク2aの載置される部分のみを金属板で作製し、ストリング17の載置される部分を太陽電池素子が割れやカケが発生しないようにフッ素樹脂などの樹脂で作製してもよい。
さらにマスク2aが載置されるこの金属板は、ハンダ付け前に予め冷却される構造としてもよい。このような構造としては、例えばマスク2aが載置される直下の部分の金属板内部に冷却管22を設け、この内部に冷却水を通す構造がある。このような構造とすることにより、作業台25で連続して上記のハンダ付け作業を行なった場合でも、作業台25の温度上昇を低減でき、マスク2aが熱による影響で収縮等変形することをより低減できる。
更に図9はマスク2aへの熱の影響を少なくするための別の方法として、吸熱板を使用したものを示す。図9(a)は吸熱板28を示す斜視図であり、図9(b)は吸熱板28を使用したハンダ付け部分を示す断面図である。図9(b)において、吸熱板28は、貫通孔29を有する。
吸熱板28は、銅やアルミニウムなどの熱伝導性の良い厚さ5〜10mm程度の金属板で作製され、ハンダ付け部分には貫通孔29が設けられている。この吸熱板を位置決めされたマスク2aとストリング17と横配線11と出力配線12の上に被せるように載置する。その後吸熱板に設けられた貫通孔29の中で上述のようにハンダ付けを行なう。これによってハンダ付け時の熱は、吸熱板28により吸収されマスク2aのハンダ付け部分以外にほとんど広がることは無くマスク2aが熱による影響で収縮等変形することを低減することができる。
<マスクが接着された配線を有するストリングを、積層体上に配置する工程>
その後、上記のようにマスク2aが接着されたタブ配線4と横配線11とを有するストリング17を、上述の透光性基板7上に透光性樹脂8を載置した積層体上に所定の位置に配置する。このマスク2aが接着されたタブ配線4と横配線11を有するストリング17の載置は、複数の人間により接続された複数のストリング17を同時に持ち上げる方法で行なっても良いが、例えば、複数の吸着パッドを具備したアームで太陽電池素子の各々を同時に持ち上げるように自動化することも可能である。
その後図2に示すように、透光性基板7上と透光性樹脂8とマスクが接着された配線を有するストリングの重畳された積層体上に裏面樹脂9及び裏面材10を順次積層する。このような状態にして、ラミネーター装置にセットし、減圧下にて加圧しながら100〜200℃で例えば15分〜1時間加熱することにより、これらが一体化して太陽電池パネルを作製する。
以上のような工程で本実施形態に係る太陽電池モジュールが完成する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えばハンダ付けに使用するハンダは、共晶ハンダの他、実質的に鉛を含まない鉛フリーハンダでも応用可能である。
本実施形態に係る太陽電池モジュールを示す受光面側平面図である。 図1に示す太陽電池モジュールの太陽電池パネルの分解断面図である。 本実施形態に係る太陽電池素子を示す受光面側平面図である。 マスク、タブ配線と横配線との積層関係を示す断面図である。 図5(a)はタブ配線により接続された2つの太陽電池素子を示す受光面側の平面図、図5(b)はタブ配線により接続された2つの太陽電池素子のバスバー電極の長手方向の断面図を示す。 マスクとストリングと横配線と出力配線とを配置した状態を示した平面図である。 図6の部分拡大図である。 作業台上にマスクとストリングと横配線とを配置した状態を示した断面図である。 図9(a)は吸熱板を示す斜視図であり、図9(b)は吸熱板を使用したハンダ付け部分を示す断面図である。
符号の説明
1;太陽電池モジュール
2a、2b;マスク
3、3a、3b;太陽電池素子
4、4a、4b、4c;タブ配線
7;透光性基板
8;透光性樹脂
11、11a、11b、11c;横配線
17、17a、17b;ストリング
21;ホットメルト接着剤

Claims (10)

  1. 透光性基板と、
    前記透光性基板上に設けられた透光性樹脂と、
    前記透光性樹脂上に設けられたマスクと、
    前記透光性樹脂上に設けられた複数の太陽電池素子と、
    前記複数の太陽電池素子と電気的に接続されており、ホットメルト接着剤により前記マスクと接着された配線と、
    を有する太陽電池モジュール。
  2. 前記ホットメルト接着剤が、エチレン酢酸ビニル共重合物系の接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記ホットメルト接着剤が、ポリオレフィン系の接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記ホットメルト接着剤が、ポリアミド系の接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  5. 複数の太陽電池素子が複数の接続部材により電気的に接続されてなるストリングと、透光性基板および透光性樹脂を含む積層体と、ホットメルト接着剤と、マスクと、配線と、を準備する工程と、
    前記ストリングの前記複数の接続部材上に前記配線を載置する工程と、
    前記複数の接続部材上に載置された前記配線上に、前記ホットメルト接着剤と前記マスクとを配置する工程と、
    前記ホットメルト接着剤を加熱し、前記マスクと前記配線とを接着する工程と、
    前記マスクに接着された前記配線を有する前記ストリングを、前記積層体上に配置する工程と、を有する太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 前記ホットメルト接着剤の加熱は、200℃〜250℃で5秒〜10秒行われることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 前記ホットメルト接着剤を加熱する工程において、前記配線を作業台に吸着させることを特徴とする請求項5または6に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 前記ホットメルト接着剤を加熱する工程において、前記マスクを金属板上に載置することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 前記マスクのうち前記配線と接着される部分を、前記金属板上に載置することを特徴とする請求項8に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  10. 前記金属板を予め冷却することを特徴とする請求項8または9に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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