JP2009205060A - 顕微鏡用コンデンサレンズ及びこれを有する顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高開口数(0.7以上)及び長作動距離(コンデンサレンズ全系の焦点距離をfとしたとき、0.6×fmm以上)を確保しつつ、瞳の色収差(特に倍率色収差)が十分に補正された顕微鏡用コンデンサレンズ及び顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】 本発明の顕微鏡用コンデンサレンズLConは、光源側から標本側に向かって順に並んだ、光源側に凹面を向けた接合負メニスカスレンズL1を有する第1レンズ群G1と、単体正レンズL2を有する第2レンズ群G2と、正レンズL31と負レンズL32とを有する第3レンズ群G3とから構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高開口数の対物レンズを使用した位相差観察に対応可能な、顕微鏡用コンデンサレンズ及びこれを有する顕微鏡装置に関するものである。
倒立型顕微鏡の透過照明用のコンデンサレンズとしては、使用用途に応じて(例えば、多様な標本形状やサイズに対応したり、マニピュレーションの作業を行いやすくしたりするため)、多くの提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。倒立型顕微鏡においては、生体標本、いわゆる位相物体の観察が対象となることが多い。位相物体は、明視野観察では標本構造が見え難いため、位相差観察が主となっている。
この種の顕微鏡で用いられるコンデンサレンズの作動距離(コンデンサレンズの金物端と(スライドガラス厚を含む)標本の被観察面との間の幾何学的距離)はなるべく長く確保されることが望ましい。なぜなら、生体標本は、透明な容器(いわゆるディッシュ)に収められており、その容器を介して照明されるので、コンデンサレンズの作動距離が長く確保されていないと、その容器が厚いときなどに、視野絞り像を標本の被観察面まで投影することができず、像のコントラストを落とす可能性があるからである。
また、この種のコンデンサレンズの開口数は、それと共に使用される対物レンズの開口数と同程度に高く確保されることが望ましい。なぜなら、コンデンサレンズの開口数が不足すると、対物レンズの性能(解像力)が十分に発揮されないからである。
さらに、この種のコンデンサレンズが、光源像を対物レンズの瞳面に投影するときの収差(以下、「瞳の収差」とも言う)は、コンデンサレンズが視野絞り像を被観察面に投影するときの収差(以下、「視野の収差」とも言う)と共に、十分に抑えられていることが望ましい。なぜなら、透明な生体標本の観察には、位相差観察法等が適用されることが多く、その時の観察像形成に瞳面操作が伴うため、瞳面同士の共役関係が像に直接影響を与えるからである。
しかしながら、以上の要求の全てを1つのコンデンサレンズが満足することは難しいので、現状では、高い開口数が必要な時には作動距離が短いことを許容し、長い作動距離が必要な時には開口数が低いことを許容せざるを得なかった。
特開2006−171183号公報
近年、標本として多く使用されるようになった35mmディッシュに対応できる作動距離(コンデンサレンズ全系の焦点距離をfとしたとき、0.6×fmm以上)と、油浸対物レンズの高開口数化(1.49に達する)、対象とする標本構造からの要求等により、これまでは一般に使用されていなかった高開口数(0.7程度)を利用した位相差観察に対応できるコンデンサレンズへのニーズが高まってきた。さらに、位相差観察においては、良好な観察像形成のため、コンデンサレンズの瞳の収差及び視野の収差が十分に補正されていることは当然であるが、高開口数化に伴い影響がより大きくなるため、いわゆる瞳の色収差(特に倍率色収差)も十分に補正される必要がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、高開口数(0.7以上)及び長作動距離(0.6×fmm以上)を確保しつつ、瞳の色収差(特に倍率色収差)が十分に補正された顕微鏡用コンデンサレンズ及びこれを有する顕微鏡装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の顕微鏡用コンデンサレンズは、光源側から標本側に向かって順に並んだ、光源側に凹面を向けた接合負メニスカスレンズを有する第1レンズ群と、単体両凸レンズを有する第2レンズ群と、正レンズと、負レンズとを有する第3レンズ群とから構成されていることを特徴とする。
また、本発明の顕微鏡装置は、上記顕微鏡用コンデンサレンズを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、高開口数(0.7以上)及び長作動距離(0.6×fmm以上)を確保しつつ、瞳の色収差(特に倍率色収差)が十分に補正された顕微鏡用コンデンサレンズ及びこれを有する顕微鏡装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態に係るコンデンサレンズは、位相差観察を主目的とする倒立型の顕微鏡装置で使用するものである。位相差観察法は、照明系に配した輪帯絞り(開口絞り)によって制限された照明光で位相物体等の被検物体を照明し、この絞りと共役位置の対物レンズ内に位相を変換する位相膜を配して被検物体を透過した照明光の0次光と回折光とに位相差を与え、被検物体によって生じる位相差を光の強弱であるコントラストに変えることにより、通常視認できないような透明な被検物体(いわゆる位相物体)を可視化して観察する方法である。
このようなコンデンサレンズの瞳面を利用する位相差観察において、コンデンサレンズ側に配置した輪帯絞りと対物レンズの瞳面に設けた位相膜との共役関係、すなわち、位相膜と輪帯絞り像の位置を合致させ、輪帯絞り像が位相膜からはみ出さないことが重要である。なぜなら、はみ出した光束があると、位相差像のコントラストを著しく減少させてしまうからである。一方で、光束のはみ出しを防ぐため位相膜を広げすぎると、これも像のコントラストを落とす原因となり、好ましくない。また、はみ出した光束が一部の波長であっても、同様に、漏れ光となり像に乗ってしまい、好ましくない。また、コンデンサレンズが瞳面に大きな倍率色収差を有する場合、共役面である対物レンズの瞳面に加工している位相膜の幅を収差量に応じて広げておく必要がある。この場合、漏れ光の存在は解消できるが、位相膜面積を広げすぎると上記のように像のコントラストの低下に結びつくため、好ましくない。したがって、コンデンサレンズの瞳面の共役関係においては、諸収差の補正、軸上・倍率の色収差補正が重要となる。軸上色収差は、比較的容易に補正可能であり、該色収差があった場合の影響も比較的軽微である。しかしながら、倍率色収差は、高開口数化するに従い、また長作動距離化するに従い補正が難しくなるとともに、上記のように色収差があった場合の影響が大きく、問題であった。
また、近年、使用頻度の高まっている35mmディッシュを使用可能とするため、本実施形態に係るコンデンサレンズでは長作動距離(コンデンサレンズの焦点距離をfとしたとき、0.6×fmm以上)の確保が必須条件となる。ここで、長作動距離を確保する方法の一つとして、該レンズの焦点距離を単純に長くする方法が有効であるが、本実施形態では長作動距離化だけではなく、従来になかった高開口数化(0.7以上)の確保が必要であるため、この方法を採ると瞳面の巨大化、ひいては照明光学系の巨大化を招いてしまう。そこで、本実施形態における焦点距離の設定は、顕微鏡装置の照明装置としての整合性のとれる範囲、つまり照明装置として設定した光源像(開口絞り径)と釣り合う範囲内での長焦点距離化に限定している。本実施形態の場合、開口絞り径は(従来のコンデンサレンズと同程度である)最大でも30mm程度とするのが適当であり、必要とされる開口数0.7程度である兼ね合いからも、焦点距離の上限を22程度に設定している。
すなわち、本実施形態のコンデンサレンズは、作動距離(本実施形態ではコンデンサレンズの第3レンズ群の有効径端寄りの平面取り部からスライドガラス厚を含んだ標本面までの距離)をWDとし、開口数をNAとし、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、次式(a)〜(c)の条件を満足するとともに、位相差観察のように瞳面の共役関係を利用して輪帯絞りという瞳面を制限する観察方法時に妨げとなり得る瞳面での倍率色収差補正を可能にすることを前提として設計されている。
0.6×f≦WD …(a)
0.7≦NA …(b)
f≦22 …(c)
まず、上記前提条件を満たしている、本実施形態に係るコンデンサレンズが搭載された顕微鏡装置について説明する。図1に示すように、顕微鏡装置1は、位相差観察を主目的とした倒立型の顕微鏡装置であり、透過照明光学系10と、観察光学系20とを有して構成されている。
透過照明光学系10は、光源HA側から順に並んだ、コレクタレンズLCollと、視野絞りFと、第1ミラーM1と、フィールドレンズLFと、リング状の開口(図示せず)を有する円板である開口絞り(輪帯絞り)Aと、本実施形態に係るコンデンサレンズLConとを有して構成されている。このような透過照明光学系10において、光源HAから出た光束は、コレクタレンズLCollでほぼ平行光束となって視野絞りF全体に拡がり、第1ミラーM1で反射され、フィールドレンズLFにより開口絞りAの面に結像され、開口絞りAの開口を通る際にリング状の光束となった後に、本コンデンサレンズLConにより平行光束となって、標本Oを照明するように構成されている。
観察光学系は20、標本O側から順に並んだ、対物レンズLObと、第2対物レンズTL1と、第2ミラーM2と、第1リレーレンズLR1と、第3ミラーM3と、第2リレーレンズLR2と、結像レンズTL2と、第4ミラーM4とを有して構成されている。このような観察光学系20において、標本Oを透過した照明光束は、対物レンズLObを通り、第2対物レンズTL1により一次像面Im1にて結像され、第2ミラーM2で反射した後、第1リレーレンズLR1と(第3ミラーM3を経て)第2リレーレンズLR2により一次像を平行光束とし、結像レンズTL2により(第4ミラーM4を経て)二次像面Im2にて再結像されるように構成されている。そして、観察者は図示しない接眼レンズを介して、この二次像を観察することができるようになっている。
次に、コンデンサレンズLConについて説明する。本実施形態に係るコンデンサレンズLConは、上記前提条件、すなわち式(a)〜(c)を満足するとともに瞳面における倍率色収差を良好に補正するため、図2に示すように、光源側から標本側に向かって順に並んだ、光源側に凹面を向けた接合負メニスカスレンズL1を有する第1レンズ群G1と、単体正レンズL2を有する第2レンズ群G2と、正レンズL31と負レンズL32とが接合されて標本側に凹面を向けた接合正メニスカスレンズを有する第3レンズ群G3とを有して構成される。
第1レンズ群G1を構成する接合負メニスカスレンズL1は、光源側からの入射光線を高い位置(光軸から離れた位置)にまで持ち上げて、作動距離を稼ぐ働きがある。また、接合負メニスカスレンズL1は、コンデンサレンズLConの全体の色収差を補正する役割と、第2レンズ群G2の単体正レンズと共に、視野の収差の球面収差成分を補正する役割も有している。
第2レンズ群G2を構成する単体正レンズL2は、照明側の開口数を高くするための光線(光軸となす角度が大きい光線)に関係する収差を補正する働き、特に視野の収差の球面収差成分を補正する働きがある。なお、単体正レンズL2は、両凸レンズであれば、収差補正上より好ましい。
第3レンズ群G3は、正レンズL31と負レンズL32とからなる接合正メニスカスレンズL3により構成されている。本実施形態では、第3レンズ群G3を接合レンズで構成することにより、コンデンサレンズLConの瞳面での倍率色収差を良好に補正する働きを有している。また、この色消し接合レンズL3をメニスカスレンズとすることで、光源HAからの平行光束を標本Oに良好な収差で結像させる働きを有している。
上記構成を有する本実施形態に係るコンデンサレンズLConにおいては、レンズ系全系の焦点距離をfとし、前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1としたとき、次式(1)の条件を満足することが好ましい。
4.2≦|f1/f|≦8.5 …(1)
上記条件式(1)は、本コンデンサレンズLConにおいて、長作動距離の確保及び球面収差を良好に補正するための条件式であり、第1レンズ群G1における屈折力を規定している。この条件式(1)の上限値を上回ると、収差は良好に補正できるものの、0.6×fmm以上の作動距離を確保することが難しくなってしまう。一方、条件式(1)の下限値を下回ると、0.6×fmm以上の作動距離を確保することができるが、コンデンサレンズとしての基本性能である球面収差の補正が十分に抑えられず、良好な視野絞りFの像を得ることができない。また、条件式(1)の下限値を下回ると、開口絞りA側の空間が減少し、該開口絞りAに関する駆動機構等の配置が不利になってしまう。
また、本実施形態に係るコンデンサレンズLConにおいては、第3レンズ群G3を構成する正レンズのd線における屈折率をn4とし、第3レンズ群G3を構成する負レンズのd線における屈折率をn5とし、第3レンズ群G3の前記正レンズのd線を基準としたアッベ数をν4とし、第3レンズ群G3の前記負レンズのd線を基準としたアッベ数をν5とし、レンズ系全系の焦点距離をfとし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、次式(2)、(3)および(4)の条件を満足することが好ましい。
n4≧1.75、n5≧1.75 …(2)
ν4≧40、ν5≧28 …(3)
1.9≦f3/f≦2.6 …(4)
上記したように、第3レンズ群G3を正レンズと負レンズとからなる色消し接合レンズとすることで、効果的にコンデンサレンズLConの瞳面での倍率色収差補正が可能となっている。また、この色消し接合レンズは、長作動距離を確保しつつ、球面収差を補正するため、高屈折率の硝材で構成することが必須であった。すなわち、上記条件式(2)および(3)は、第3レンズ群G3の接合レンズL3において、良好に色消しを行いつつ、長作動距離の確保及び球面収差の補正を行うための条件である。
上記条件式(2)は、球面収差を良好に補正するとともに、長作動距離を確保するための重要な条件である。この条件式(2)を満足しない場合、すなわち下限値を下回る場合は、球面収差補正が不足してしまうため、他の要素により球面収差を補正しようとすると、結果的に長作動距離の確保が極めて困難となり、好ましくない。また、上記条件式(3)は、瞳の色収差補正に必須の条件である。この条件式(3)を満足しない場合は、瞳の色収差を十分に補正することができず、好ましくない。すなわち、球面収差及び瞳の色収差をともに良好に補正するには、条件式(2)及び(3)をともに満足する必要がある。
上記条件式(4)は、本実施形態に係るコンデンサレンズLConにおける設計時の前提条件(a)〜(c)を満足するための条件である。条件式(4)の上限値を上回ると、球面収差は良好に補正できるものの、レンズ全系の焦点距離fとの関係で、第1レンズ群G1の負の屈折力を弱くし、第2レンズ群G2の正の屈折力を強くすることになり、目的とする作動距離(0.6×fmm以上)を確保することができなくなってしまう。一方、条件式(4)の下限値を下回ると、レンズ全系の焦点距離fとの関係で、第1レンズ群の負の屈折力を強くし、第2レンズ群の正の屈折力を弱くすることになり、本実施形態の目的である0.6×fmm以上の作動距離は確保できるものの、球面収差の補正が不十分となり、視野絞りFの像を良好に結像させる上で不都合となる。
以上説明した本実施形態に係るコンデンサレンズLConの実施例について、表を用いて説明する。各実施例のコンデンサレンズLConは、図2に示すように、光源側から標本側に向かって順に並んだ、両凹レンズL11と両凸レンズL12とからなり光源側に凹面を向けた接合負メニスカスレンズL1を有する第1レンズ群G1と、単体正レンズL2を有する第2レンズ群G2と、正レンズL31と負レンズL32とからなり標本側に凹面を向けた接合正メニスカスレンズL3を有する第3レンズ群G3とを有するとともに、第1レンズ群G1の光源側には開口絞りAが設けられた構成となっている。
以下の表1〜表5は、第1実施例〜第5実施例のコンデンサレンズLConにおける各レンズ諸元を示すものである。[面データ]においては、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔を、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率を、νdはd線を基準とするアッベ数を示す。なお、曲率半径の「0.000」は平面または開口を示している。また、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。[各種データ]においては、fはレンズ全系の焦点距離を、WDは作動距離を、NAは開口数を、f1は第1レンズ群の焦点距離を、f3は第3レンズ群の焦点距離を示す。[条件式]において、上記の条件式(1)〜(4)に対応する値を示す。なお、表1〜表5における面番号1〜11は、図2に示す面1〜11に対応している。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
(第1実施例)
表1に、第1実施例に係るコンデンサレンズLConを構成する各レンズの諸元値を示す。
(表1)
[面データ]
面番号 r d nd νd
0 6.0 開口絞りA
1 -47.650 3.0 1.79504 28.7 L11
2 26.900 16.0 1.56883 56.3 L12
3 -45.000 2.8
4 57.000 6.8 1.81600 46.6 L2
5 -182.800 0.2
6 22.500 13.0 1.81600 46.6 L31
7 -147.000 1.5 1.84666 23.8 L32
8 45.000 16.1
9 0.000 1.0 1.52300 58.8 標本O
10 0.000
[各種データ]
f=21.4、WD=14.7、NA=0.72、開口絞り径=30、f1=-110、f3=44
[条件式]
条件式(1) |f1/f|=5.14
条件式(2) n4=1.81600、n5=1.84666
条件式(3) ν4=46.6、ν5=23.8
条件式(4) f3/f=2.06
表1に示す諸元の表から、本実施例に係るコンデンサレンズLConでは、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図3(a)は、第1実施例に係るコンデンサレンズLConのd線(波長587.6nm)に対する球面収差図を示している。なお、NAは開口数を示す。また、図4に第1〜第5実施例に係るコンデンサレンズLConの瞳面におけるC線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)及びg線(波長435.8nm)における倍率色収差を示す。
図3(a)の収差図及び図4から明らかなように、第1実施例に係るコンデンサレンズLConは、球面収差及び瞳面での倍率色収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることが分かる。
(第2実施例)
表2に、第2実施例に係るコンデンサレンズLConを構成する各レンズの諸元値を示す。
(表2)
[面データ]
面番号 r d nd νd
0 5.8 開口絞りA
1 -50.500 3.0 1.79504 28.7 L11
2 28.000 16.0 1.56883 56.3 L12
3 -39.100 4.0
4 38.900 7.8 1.81600 46.6 L2
5 422.800 0.2
6 21.700 12.3 1.81600 46.6 L31
7 -170.000 1.5 1.84666 23.8 L32
8 34.450 14.5
9 0.000 1.0 1.52300 58.8 標本O
10 0.000
[各種データ]
f=21.4、WD=12.95、NA=0.71、開口絞り径=30、f1=-180.6、f3=50.25
[条件式]
条件式(1) |f1/f|=8.44
条件式(2) n4=1.81600、n5=1.84666
条件式(3) ν4=46.6、ν5=23.8
条件式(4) f3/f=2.35
表2に示す諸元の表から、本実施例に係るコンデンサレンズLConでは、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図3(b)は、第2実施例に係るコンデンサレンズLConの球面収差図である。図3(b)の収差図及び図4から明らかなように、第2実施例に係るコンデンサレンズLConは、球面収差及び瞳面での倍率色収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることが分かる。
(第3実施例)
表3に、第3実施例に係るコンデンサレンズLConを構成する各レンズの諸元値を示す。
(表3)
[面データ]
面番号 r d nd νd
0 6.2 開口絞りA
1 -48.000 3.0 1.79504 28.7 L11
2 25.600 16.0 1.56883 56.3 L12
3 -50.500 1.5
4 91.000 6.8 1.81600 46.6 L2
5 -83.360 0.2
6 22.400 14.0 1.81600 46.6 L31
7 -147.000 1.5 1.84666 23.8 L32
8 47.920 16.1
9 0.000 1.0 1.52300 58.8 標本O
10 0.000
[各種データ]
f=21.4、WD=14.7、NA=0.72、開口絞り径=30、f1=-89.9、f3=41.5
[条件式]
条件式(1) |f1/f|=4.2
条件式(2) n4=1.81600、n5=1.84666
条件式(3) ν4=46.6、ν5=23.8
条件式(4) f3/f=1.94
表3に示す諸元の表から、本実施例に係るコンデンサレンズLConでは、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図3(c)は、第3実施例に係るコンデンサレンズLConの球面収差図である。図3(c)の収差図及び図4から明らかなように、第3実施例に係るコンデンサレンズLConは、球面収差及び瞳面での倍率色収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることが分かる。
(第4実施例)
表4に、第4実施例に係るコンデンサレンズLConを構成する各レンズの諸元値を示す。
(表4)
[面データ]
面番号 r d nd νd
0 6.2 開口絞りA
1 -48.000 3.0 1.79504 28.7 L11
2 27.800 16.0 1.56883 56.3 L12
3 -40.650 4.5
4 41.000 7.7 1.81600 46.6 L2
5 -900.000 0.2
6 21.800 12.5 1.81600 46.6 L31
7 -180.000 1.5 1.84666 23.8 L32
8 31.350 14.7
9 0.000 1.0 1.52300 58.8 標本O
10 0.000
[各種データ]
f=21.4、WD=12.9、NA=0.71、開口絞り径=30、f1=-143、f3=48.9
[条件式]
条件式(1) |f1/f|=6.69
条件式(2) n4=1.81600、n5=1.84666
条件式(3) ν4=46.6、ν5=23.8
条件式(4) f3/f=2.59
表4に示す諸元の表から、本実施例に係るコンデンサレンズLConでは、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図3(d)は、第4実施例に係るコンデンサレンズLConの球面収差図である。図3(d)の収差図及び図4から明らかなように、第4実施例に係るコンデンサレンズLConは、球面収差及び瞳面での倍率色収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることが分かる。
(第5実施例)
表5に、第5実施例に係るコンデンサレンズLConを構成する各レンズの諸元値を示す。
(表5)
[面データ]
面番号 r d nd νd
0 6.4 開口絞りA
1 -48.000 3.0 1.79504 28.7 L11
2 26.300 16.0 1.56883 56.3 L12
3 -46.600 1.5
4 104.000 6.5 1.81600 46.6 L2
5 -84.4000 0.2
6 22.250 14.2 1.81600 46.6 L31
7 -147.000 1.5 1.84666 23.8 L32
8 47.700 15.9
9 0.000 1.0 1.52300 58.8 標本O
10 0.000
[各種データ]
f=21.4、WD=14.6、NA=0.72、開口絞り径=30、f1=-103、f3=41.0
[条件式]
条件式(1) |f1/f|=4.81
条件式(2) n4=1.81600、n5=1.84666
条件式(3) ν4=46.6、ν5=23.8
条件式(4) f3/f=1.91
表5に示す諸元の表から、本実施例に係るコンデンサレンズLConでは、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図3(e)は、第5実施例に係るコンデンサレンズLConの球面収差図である。図3(e)の収差図及び図4から明らかなように、第5実施例に係るコンデンサレンズLConは、球面収差及び瞳面での倍率色収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることが分かる。
なお、以上のような本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
本実施形態に係る顕微鏡用コンデンサレンズが搭載されている顕微鏡装置の構成図である。 本実施形態に係る顕微鏡用コンデンサレンズのレンズ構成の断面図である。 第1〜第5実施例に係る顕微鏡用コンデンサレンズの球面収差図であり、(a)は第1実施例、(b)は第2実施例、(c)は第3実施例、(d)は第4実施例、(e)は第5実施例のものである。 第1〜第5実施例に係る顕微鏡用コンデンサレンズの瞳面での倍率色収差を示す表図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L レンズ成分
A 開口絞り
O 標本

Claims (6)

  1. 光源側から標本側に向かって順に並んだ、
    光源側に凹面を向けた接合負メニスカスレンズを有する第1レンズ群と、
    単体正レンズを有する第2レンズ群と、
    正レンズと、負レンズとを有する第3レンズ群とから構成されていることを特徴とする顕微鏡用コンデンサレンズ。
  2. 前記第3レンズ群において、前記正レンズと前記負レンズとは接合され、標本側に凹面を向けた接合正メニスカスレンズを構成していることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用コンデンサレンズ。
  3. 前記第2レンズ群において、前記単体正レンズは両凸レンズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡用コンデンサレンズ。
  4. レンズ系全系の焦点距離をfとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
    4.2≦|f1/f|≦8.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の顕微鏡用コンデンサレンズ。
  5. 前記第3レンズ群の前記正レンズのd線における屈折率をn4とし、前記第3レンズ群の前記負レンズのd線における屈折率をn5とし、前記第3レンズ群の前記正レンズのd線を基準としたアッベ数をν4とし、前記第3レンズ群の前記負レンズのd線を基準としたアッベ数をν5とし、レンズ系全系の焦点距離をfとし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    n4≧1.75、n5≧1.75
    ν4≧40、ν5≧28
    1.9≦f3/f≦2.6
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の顕微鏡用コンデンサレンズ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の顕微鏡用コンデンサレンズを有することを特徴とする顕微鏡装置。
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