JP2009204902A - プロジェクタ天吊り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタに接続されたケーブルを極力目立たせることなく、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することが可能なプロジェクタ天吊り装置を提供する。
【解決手段】天井側に取り付けられる天井側固定部材10と、プロジェクタ側に取り付けられるプロジェクタ側固定部材20と、天井側固定部材10及びプロジェクタ側固定部材20を連結する連結部材30と、プロジェクタの向き及び姿勢を調整するための向き/姿勢調整装置40とを備えるプロジェクタ天吊り装置1。連結部材30の管状部32は、内部が空洞状であって、天井側固定部材側に開口する第1の開口部34及びプロジェクタ側固定部材側に開口する第2の開口部36を有する。向き/姿勢調整装置40は、x軸、y軸及びz軸を中心としてプロジェクタの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構50、y軸調整機構60及びz軸調整機構70を有し、これら調整機構は互いに独立して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ天吊り装置に関する。
従来、プロジェクタを天井から吊り下げるためのプロジェクタ天吊り装置として、ボールジョイント機構からなる向き/姿勢調整装置を備えるプロジェクタ天吊り装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来のプロジェクタ天吊り装置によれば、ボールジョイント機構からなる向き/姿勢調整装置を備えるため、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することが可能となる。
なお、この明細書において「プロジェクタの向きを調整する」とは、水平面内で直交する2軸のうちプロジェクタの投写レンズの光軸に沿った軸をx軸とし、他方をy軸とし、x軸及びy軸に直交する軸をz軸としたとき、x軸及びz軸を含むx−z面内におけるプロジェクタの回転角度を調整すること、並びにx軸及びy軸を含むx−y面内(水平面内)におけるプロジェクタの回転角度を調整することを意味する。また、「プロジェクタの姿勢を調整する」とは、y軸及びz軸を含むy−z面内におけるプロジェクタの回転角度を調整することを意味する。
特開2002−72352号公報
ところで、近年の天吊り型のプロジェクタにおいて、プロジェクタに接続されたケーブル(例えばAVケーブルや電源ケーブルなど)を目立たせたくないという要望がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、プロジェクタに接続されたケーブルを極力目立たせることなく、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することが可能なプロジェクタ天吊り装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、上記の目的を達成するため、プロジェクタに接続されたケーブルを目立たせなくするための手段を探るべく鋭意研究を重ねた結果、天井側固定部材とプロジェクタ側固定部材とを連結する部分を空洞化させれば、プロジェクタに接続されたケーブルを極力目立たせなくすることが可能となるという知見を得た。
しかしながら、従来のプロジェクタ天吊り装置においては、ボールジョイント機構が存在するため、天井側固定部材とプロジェクタ側固定部材とを連結する部分を空洞化させることは容易なことではない。なお、ボールジョイント機能を無くせば、天井側固定部材とプロジェクタ側固定部材とを連結する部分を空洞化させることができるが、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することができなくなる。
本発明の発明者は、以上の知見に基づいて、プロジェクタに接続されたケーブルを極力目立たせることなく、かつ、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することを可能とする手段を探るべく、さらなる研究を重ねた結果、内部が空洞状の連結部材を用いるとともに、ボールジョイント機構からなる向き/姿勢調整装置に代えて、x軸、y軸及びz軸を中心としてプロジェクタの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構、y軸調整機構及びz軸調整機構を有する向き/姿勢調整装置を用いれば、プロジェクタに接続されたケーブルを極力目立たせることなく、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することが可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のプロジェクタ天吊り装置は、投写レンズを有するプロジェクタを天井から吊り下げるためのプロジェクタ天吊り装置であって、前記天井側に取り付けられる天井側固定部材と、前記プロジェクタ側に取り付けられるプロジェクタ側固定部材と、前記天井側固定部材及び前記プロジェクタ側固定部材を連結する連結部材と、前記プロジェクタの向き及び姿勢を調整するための向き/姿勢調整装置とを備え、前記連結部材は、内部が空洞状であって、前記天井側固定部材側に開口する第1の開口部及び前記プロジェクタ側固定部材側に開口する第2の開口部を有し、前記向き/姿勢調整装置は、水平面内で直交する2軸のうち前記投写レンズの光軸に沿った軸をx軸とし、他方をy軸とし、前記x軸及び前記y軸に直交する軸をz軸としたとき、前記x軸、前記y軸及び前記z軸を中心として前記プロジェクタの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構、y軸調整機構及びz軸調整機構を有し、前記x軸調整機構と前記y軸調整機構と前記z軸調整機構とは、互いに独立して設けられていることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、内部が空洞状の連結部材を備えているため、連結部材の内部にプロジェクタのケーブルを通すことにより、プロジェクタのケーブルを目立たせなくすることが可能となる。
また、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、x軸、y軸及びz軸を中心としてプロジェクタの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構、y軸調整機構及びz軸調整機構を有する向き/姿勢調整装置を備えているため、x軸調整機構によってy−z平面におけるプロジェクタの回転角度を調整することができ、y軸調整機構によってx−z平面におけるプロジェクタの回転角度を調整することができ、z軸調整機構によってx−y平面におけるプロジェクタの回転角度を調整することができる。つまり、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、プロジェクタの向き及び姿勢を調整することが可能となる。
ところで、ボールジョイント機構からなる向き/姿勢調整装置は、x−y平面、y−z平面及びx−z平面におけるプロジェクタの回転角度を同時に調整することができる反面、これら3つの平面のうち例えば1つの平面におけるプロジェクタの回転角度だけを調整するのは容易なことではなく、プロジェクタ設置時の最終段階におけるプロジェクタの向き及び姿勢を微調整するのは容易なことではない。
これに対し、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、x軸調整機構とy軸調整機構とz軸調整機構とは互いに独立して設けられているため、3つの平面のうち1つの平面におけるプロジェクタの回転角度だけを調整したり、3つの平面のうち2つの平面におけるプロジェクタの回転角度を調整したりするのも容易に行うことができる。このため、プロジェクタ設置時の最終段階におけるプロジェクタの向き及び姿勢を比較的容易に微調整することができる。
また、ボールジョイント機構を用いた場合、ボールジョイント機構の大きさの都合上、天井とプロジェクタとの距離を比較的広く確保しなければならないが、プロジェクタが天井から離れた位置に配設されるとプロジェクタが目立ってしまうという理由により、このようなプロジェクタ天吊り装置はユーザから敬遠されがちであるという実情がある。
これに対し、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、そのようなボールジョイント機構を用いていないことから、天井とプロジェクタとの距離を従来よりも近づけることができ、プロジェクタが目立ってしまうのを極力抑制することが可能となる。
さらにまた、本発明のプロジェクタ天吊り装置によれば、コスト高の要因となるボールジョイント機構を用いていないことから、製造コストを低く抑えることが可能となる。
本発明のプロジェクタ天吊り装置においては、前記天井側固定部材は、前記第1の開口部に対応する位置に設けられた開口部を有することが好ましい。
このように構成することにより、連結部材の内部に通したケーブルを、外部に露出させることなく天井の内部にそのまま通すことができ、プロジェクタに接続されたケーブルをさらに目立たせなくすることが可能となる。
本発明のプロジェクタ天吊り装置においては、前記プロジェクタは、ケーブルが接続されるインタフェース部をさらに有するプロジェクタであって、前記インタフェース部を覆う覆い部材をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、プロジェクタに接続されたケーブルをさらに目立たせなくすることが可能となる。
本発明のプロジェクタ天吊り装置においては、前記x軸調整機構、前記y軸調整機構及び前記z軸調整機構は、ネジ調整式の調整機構であることが好ましい。
ネジ調整式の調整機構は、ボールジョイント機構に比べてコストが安いことから、製造コストを従来よりも低く抑えることが可能となる。
以下、本発明のプロジェクタ天吊り装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1を説明するために示す図である。図1(a)はプロジェクタ天吊り装置1及びプロジェクタPJの正面斜視図であり、図1(b)はプロジェクタ天吊り装置1及びプロジェクタPJの背面斜視図であるなお、図1(a)及び図1(b)においては、インタフェース部Iに接続されたAVケーブルA及び電源ケーブルBの図示並びにボルト部材18,28の図示を省略している。
図2は、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1を説明するために示す図である。図2(a)はプロジェクタ天吊り装置1及びプロジェクタPJの正面図であり、図2(b)はプロジェクタ天吊り装置1及びプロジェクタPJの側面図である。なお、図2(a)及び図2(b)において、発明の理解を容易にするため、管状部32の周辺部分及び天井Cを断面図で示している。
図3は、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1の全体斜視図である。
図4は、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1の分解斜視図である。
図5は、天井側固定部材10の斜視図である。
図6は、プロジェクタ側固定部材20の斜視図である。
図7は、連結部材30を説明するために示す図である。図7(a)は連結部材30を上から見た斜視図であり、図7(b)は連結部材30を下から見た斜視図である。
図8は、向き/姿勢調整装置40による調整動作を説明するために示す図である。図8(a)はx軸調整機構50のx軸調整ダイヤル54を回転させたときのプロジェクタPJの動作を示す図であり、図8(b)はy軸調整機構60のy軸調整ダイヤル64を回転させたときのプロジェクタPJの動作を示す図であり、図8(c)はz軸調整機構70のダイヤルネジ部72を回転させたときのプロジェクタPJの動作を示す図である。
なお、以下の説明においては、水平面内で直交する2軸のうちプロジェクタの投写レンズの光軸に沿った軸をx軸とし、他方をy軸とし、x軸及びy軸に直交する軸(鉛直軸)をz軸とする。
実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1は、図1〜図4に示すように、プロジェクタPJを天井Cから吊り下げるためのプロジェクタ天吊り装置であって、天井C側に取り付けられる天井側固定部材10と、プロジェクタPJ側に取り付けられるプロジェクタ側固定部材20と、天井側固定部材10及びプロジェクタ側固定部材20を連結する連結部材30と、プロジェクタPJの向き及び姿勢を調整するための向き/姿勢調整装置40とを備える。
なお、プロジェクタPJは、前面側に配置される投写レンズLと、背面側に配設されるインタフェース部Iとを少なくとも備え、図示による説明は省略するが、筐体内部に光学エンジン等が配設されている。インタフェース部Iには、AVケーブルAや電源ケーブルBなどのケーブル類が接続されている(図2(b)参照。)。これらのケーブル類は、天井Cに設けられたケーブル通し孔を介して配線されている。
天井側固定部材10は、図5に示すように、略四角形状の天井側プレート12と、天井側プレート12を天井Cに取り付け・固定するための4つのボルト部材18とを有する。天井側プレート12は、プレート隅部分に形成された4つのボルト嵌合孔14と、プレート中央部分に形成された開口部16とを有し、4つの嵌合孔14のそれぞれにボルト部材18を通した状態で天井Cに固定可能に構成されている(図2参照。)。開口部16は、図4から分かるように、連結部材30の第1の開口部34に対応した位置及び径寸法で形成されている。天井側プレート12は、例えば、折り曲げ加工された金属板(アルミニウム板など)から構成されている。
プロジェクタ側固定部材20は、図6に示すように、略四角形状のプロジェクタ側プレート22と、プロジェクタ側プレート22をプロジェクタPJに取り付け・固定するための4つのボルト部材28とを有する。プロジェクタ側プレート22は、プレート隅部分に形成された4つのボルト嵌合孔24と、プレート中央部分に形成され、向き/姿勢調整装置40の一部の部材を通過させるための通過孔26と、通過孔26の両側部に形成された2つの孔27とを有し、4つの嵌合孔24のそれぞれにボルト部材28を通した状態でプロジェクタPJに固定可能に構成されている(図2参照。)。なお、プロジェクタPJには、ボルト部材28と嵌合する図示しない嵌合孔が設けられている。2つの孔27は、y軸調整機構60のy軸調整ダイヤル64を回しやすくするために、y軸調整ダイヤル64の位置に対応して設けられている。プロジェクタ側プレート22は、例えば、折り曲げ加工された金属板(アルミニウム板など)から構成されている。また、プロジェクタ側プレート22は、他のプロジェクタ側プレートと交換可能に構成されている。プロジェクタ側プレートとして、取り付けるプロジェクタPJの嵌合孔の位置に応じた嵌合孔24を有するプロジェクタ側プレート22を用意しておけば、プロジェクタ側プレート22を交換するだけで、様々な種類のプロジェクタに対応することができる。
連結部材30は、図7に示すように、内部が空洞状の管状部32と、管状部32とy軸調整機構60の支持部62とを接続する接続部38とを有する。管状部32における2つの開口部のうち、天井側固定部材10側の開口部が第1の開口部34であり、プロジェクタ側固定部材20側の開口部が第2の開口部36である。連続部材30は、例えば金属フレーム(アルミフレームなど)から構成されている。
向き/姿勢調整装置40は、x軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整可能なx軸調整機構50と、y軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整可能なy軸調整機構60と、z軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整可能な及びz軸調整機構70とを有する。
x軸調整機構50は、内部に図示しないネジ調整式の調整機構を備える支持部52と、支持部52の前面側(投写レンズL側)に設けられたx軸調整ダイヤル54とを有し、プロジェクタ側プレート22の下側に配設されている。x軸調整ダイヤル54を回転させることにより、x軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整することができる(図8(a)参照。)。
y軸調整機構60は、内部に図示しないネジ調整式の調整機構を備える支持部62
と、支持部62の両側部に設けられたy軸調整ダイヤル64とを有し、接続部材66を介してz軸調整機構50の支持部52と接続された状態で、プロジェクタ側プレート22の上側に配設されている。y軸調整ダイヤル64を回転させることにより、y軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整することができる(図8(b)参照。)。
z軸調整機構70は、ネジ調整式のダイヤルネジ部72を有し、管状部32の上端(管状部32と天井側プレート12との間)に配設されている。ダイヤルネジ部72を回転させることにより、z軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度を調整することができる(図8(c)参照。)。
これらx軸調整機構50とy軸調整機構60とz軸調整機構70とは、互いに独立して設けられている。
なお、「x軸調整機構50とy軸調整機構60とz軸調整機構70とが互いに独立して設けられている」とは、例えば、x軸調整機構50によってy−z平面におけるプロジェクタPJの回転角度を調整したときに、x−y平面及びx−z平面におけるプロジェクタPJの回転角度がそのままの状態で維持することができるように、それら3つの調整機構が設けられていること、つまり、一の調整機構による調整操作が他の調整機構による調整操作に影響しないように3つの調整機構が設けられていることをいう。
以上のように構成された実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、内部が空洞状の管状部32を備えているため、図2に示すように、管状部32の内部にプロジェクタPJのケーブル(AVケーブルA及び電源ケーブルB)を通すことにより、プロジェクタPJのケーブルを目立たせなくすることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、x軸、y軸及びz軸を中心としてプロジェクタPJの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構50、y軸調整機構60及びz軸調整機構70を有する向き/姿勢調整装置40を備えているため、x軸調整機構50によってy−z平面におけるプロジェクタPJの回転角度を調整することができ、y軸調整機構60によってx−z平面におけるプロジェクタPJの回転角度を調整することができ、z軸調整機構70によってx−y平面におけるプロジェクタPJの回転角度を調整することができる。つまり、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、プロジェクタPJの向き及び姿勢を調整することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、x軸調整機構50とy軸調整機構60とz軸調整機構70とは互いに独立して設けられているため、3つの平面のうち1つの平面におけるプロジェクタPJの回転角度だけを調整したり、3つの平面のうち2つの平面におけるプロジェクタPJの回転角度を調整したりするのも容易に行うことができる。このため、プロジェクタ設置時の最終段階におけるプロジェクタPJの向き及び姿勢を比較的容易に微調整することができる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、従来のようなボールジョイント機構を用いていないことから、天井CとプロジェクタPJとの距離を従来よりも近づけることができ、プロジェクタPJが目立ってしまうのを極力抑制することが可能となる。
さらにまた、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1によれば、コスト高の要因となるボールジョイント機構を用いていないことから、製造コストを低く抑えることが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1においては、天井側固定部材10は、第1の開口部34に対応する位置に設けられた開口部16を有するため、連結部材30の内部に通したケーブル(AVケーブルA及び電源ケーブルB)を、外部に露出させることなく天井Cの内部にそのまま通すことができ、プロジェクタPJに接続されたケーブルをさらに目立たせなくすることが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1においては、x軸調整機構50、y軸調整機構60及びz軸調整機構70は、ネジ調整式の調整機構である。ネジ調整式の調整機構は、ボールジョイント機構に比べてコストが安いことから、製造コストを従来よりも低く抑えることが可能となる。
[実施形態2]
図9は、実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2を説明するために示す図である。図9(a)はプロジェクタ天吊り装置2及びプロジェクタPJの正面斜視図であり、図9(b)はプロジェクタ天吊り装置2及びプロジェクタPJの背面斜視図である。
実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2は、基本的には実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1と同様の構成を有するが、覆い部材をさらに備える点で、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1とは異なる。
覆い部材80は、図9に示すように、プロジェクタPJの前面側の上部を覆うように構成された前面側覆い部材82と、プロジェクタPJの背面側(特にインタフェース部I)を覆うように構成された背面側覆い部材84とを有する。前面側覆い部材82及び背面側覆い部材84は、ともに樹脂材料からなる樹脂ケースである。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2は、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1とは、覆い部材をさらに備える点で異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1の場合と同様に、内部が空洞状の管状部32を備えるとともに、x軸調整機構50、y軸調整機構60及びz軸調整機構70を有する向き/姿勢調整装置40を備えているため、プロジェクタPJに接続されたケーブル(AVケーブルA及び電源ケーブルB)を極力目立たせることなく、プロジェクタPJの向き及び姿勢を調整することが可能となる。
実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2においては、インタフェース部Iを覆う覆い部材80をさらに備えるため、プロジェクタPJに接続されたケーブルをさらに目立たせなくすることが可能となる。
実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2は、覆い部材をさらに備える点以外では、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明のプロジェクタ天吊り装置を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記各実施形態においては、プロジェクタ側プレート22に、ボルト嵌合孔24と通過孔26と孔27とが形成されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ケーブルを通過させるための開口部が形成されていてもよい。この場合には、プロジェクタに接続されたケーブルを、プロジェクタ側プレート22の上側を通さずに下側(プロジェクタPJとプロジェクタ側プレート22との間)を通して管状部32に導く構成とすることもできるため、プロジェクタPJに接続されたケーブルをさらに目立たせなくすることが可能となる。
上記各実施形態においては、天井側プレート12及びプロジェクタ側プレート22並びに連結部材30がそれぞれアルミニウム板やアルミフレームなどの金属材料から構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、アルミニウム以外の金属材料から構成されていてもよいし、金属材料以外の材料(例えば樹脂材料)から構成されていてもよい。
上記実施形態2においては、覆い部材80が樹脂材料から構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、樹脂材料以外の材料(例えば金属材料)から構成されていてもよい。
上記各実施形態においては、ボルト部材18によって天井側プレート12が天井Cに取り付け・固定され、ボルト部材28によってプロジェクタ側プレート22がプロジェクタPJに取り付け・固定されている場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の固定手段によってこれら各プレートが天井又はプロジェクタに取り付け・固定されていてもよい。
上記各実施形態においては、ケーブル類が接続されるインタフェース部がプロジェクタの背面側に配置されている場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インタフェース部がプロジェクタの側面側に配置されていてもよい。この場合は、プロジェクタ側面から管状部内にケーブルを容易に導くことができるように、連結部材(接続部)や向き/姿勢調整装置(y軸調整機構)が構成されていることが好ましい。
実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1を説明するために示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1を説明するために示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1の全体斜視図。 実施形態1に係るプロジェクタ天吊り装置1の分解斜視図。 天井側固定部材10の斜視図。 プロジェクタ側固定部材20の斜視図。 連結部材30を説明するために示す図。 向き/姿勢調整装置40による調整動作を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ天吊り装置2を説明するために示す図。
符号の説明
1,2…プロジェクタ天吊り装置、10…天井側固定部材、12…天井側プレート、14…ボルト嵌合孔、16…開口部、18…ボルト部材、20…プロジェクタ側固定部材、22…プロジェクタ側プレート、24…ボルト嵌合孔、26…通過孔、27…孔、28…ボルト部材、30…連結部材、32…管状部、34…第1の開口部、36…第2の開口部、38…接続部、40…向き/姿勢調整装置、50…x軸調整機構、52…支持部、54…x軸調整ダイヤル、60…y軸調整機構、62…支持部、64…y軸調整ダイヤル、66…接続部材、70…z軸調整機構、72…ダイヤルネジ部、80…覆い部材、82…前面側覆い部材、84…背面側覆い部材、A…AVケーブル、B…電源ケーブル、C…天井、I…インタフェース部、L…投写レンズ、PJ…プロジェクタ

Claims (4)

  1. 投写レンズを有するプロジェクタを天井から吊り下げるためのプロジェクタ天吊り装置であって、
    前記天井側に取り付けられる天井側固定部材と、
    前記プロジェクタ側に取り付けられるプロジェクタ側固定部材と、
    前記天井側固定部材及び前記プロジェクタ側固定部材を連結する連結部材と、
    前記プロジェクタの向き及び姿勢を調整するための向き/姿勢調整装置とを備え、
    前記連結部材は、
    内部が空洞状であって、前記天井側固定部材側に開口する第1の開口部及び前記プロジェクタ側固定部材側に開口する第2の開口部を有し、
    前記向き/姿勢調整装置は、
    水平面内で直交する2軸のうち前記投写レンズの光軸に沿った軸をx軸とし、他方をy軸とし、前記x軸及び前記y軸に直交する軸をz軸としたとき、前記x軸、前記y軸及び前記z軸を中心として前記プロジェクタの回転角度をそれぞれ調整可能なx軸調整機構、y軸調整機構及びz軸調整機構を有し、
    前記x軸調整機構と前記y軸調整機構と前記z軸調整機構とは、互いに独立して設けられていることを特徴とするプロジェクタ天吊り装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ天吊り装置において、
    前記天井側固定部材は、前記第1の開口部に対応する位置に設けられた開口部を有することを特徴とするプロジェクタ天吊り装置。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクタ天吊り装置において、
    前記プロジェクタは、ケーブルが接続されるインタフェース部をさらに有するプロジェクタであって、
    前記インタフェース部を覆う覆い部材をさらに備えることを特徴とするプロジェクタ天吊り装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタ天吊り装置において、
    前記x軸調整機構、前記y軸調整機構及び前記z軸調整機構は、ネジ調整式の調整機構であることを特徴とするプロジェクタ天吊り装置。
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