JP2009203893A - ブレード雷撃監視装置および風力発電設備 - Google Patents

ブレード雷撃監視装置および風力発電設備 Download PDF

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Abstract

【課題】風力発電設備の受雷発生箇所(ブレード)を瞬時に検知して特定する計測機能を長期間にわたり持たせ、保守点検作業効率化や耐雷対策の用に供する落雷情報を収集し易く、低価格で構築可能なブレード落雷検知装置、および、このブレード落雷検知装置を搭載して保守性に優れた風力発電設備を提供する。
【解決手段】ブレードまたはロータヘッドの回転により発電する発電部106と、発電部106により発電された電力を制御する電力制御部107と、発電された電力を充電する充電部108と、を備え、回転により発電および充電を行うバッテリー装置105を備えるブレード雷撃監視装置とした。さらに、このようなブレード雷撃監視装置を備える風力発電設備とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、風力発電設備のブレード雷撃を監視するブレード雷撃監視装置、および、このブレード雷撃監視装置が設置された風力発電設備に関するものである。
風力発電設備は、クリーンエネルギーを得られることから近年では普及の途にあり、各地に設置され、又、設置計画も進められている。このような風力発電設備は、風況が良い箇所(強い風が長時間吹く状況にある箇所)に設置されるのが一般的である。
我が国ではこのような風況の良い箇所は、周辺に高い造営物・木等がなく平坦で風通しが良い箇所、具体的には海岸淵に接した広大で開けた地上高い丘のような箇所である。このような箇所に敷設される多くの風力発電設備は、地勢の制約・気象条件に起因し、雷撃を受ける危険に曝されやすい。
さらに風力発電設備は、その性質上、強風にも耐え得るように金属材料を用いた堅牢な構造が採用される。加えて近年の風車の大型化に伴い、その高さも非常に高くなっている。このため、雷雲が発生すると風力発電設備は、巨大な避雷針として機能して直撃雷に見舞われる頻度が高い。そこで、雷撃に対する監視が重要である。
このような雷撃監視について、風力発電設備の概略構造とともに図を参照しつつ説明する。図17は風力発電設備の構造図、図18は風力発電設備における従来技術の雷撃監視の説明図、図19は風力発電設備の設置例の説明図である。風力発電設備500は、図17で示すように、塔体510、頂部収容箱520、回転翼530、風向風速計540、避雷針550、基礎560を備える。
塔体510は、高さが例えば数十mに達する。このような大型の塔体510を一体に形成することは、製造技術や輸送の観点から難しく、実際は複数(図17に示す従来技術では3本)の鋼管511,512,513を搬入し、これら鋼管511,512,513の開口周縁のフランジ部に設けられている挿通孔にボルトおよびナットを用いて連結部514,515を形成することで構成している。このような構造は、多くの塔体で採用されている。
頂部収容箱520は、塔体510の回動支持部(YAW回動機構部)516に取り付けられて風向きに応じて回動するように支持され、その内部には図示しない増速器・発電機等が収容されている。
回転翼530は、ブレード(A)531、ブレード(B)532、ブレード(C)533(図1参照)、ロータヘッド534、ロータ軸535を備え、これら3枚のブレードを保持するロータヘッド534はロータ軸535により一軸として形成され、ロータ軸535は図示しない軸受けにより回動自在に支持されている。回転翼530は、風力に応じて回動し、その回動がロータ軸535に直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機に伝達されて、発電される。
風向風速計540は、頂部収容箱520の上に設備されている。風向風速計540は風向・風速に関する信号を出力し、この信号は風に対する制御(例えば塔体510に対する頂部収容箱520の方位を決定する回動制御)に用いられる。この風に対する制御も、風力発電設備500における様々な制御のうちの一つである。
避雷針550は、風向風速計540の保護のため、この風向風速計540の付近に設備されている。現状では、避雷針550は頂部収容箱520に電気的に直接接続され、頂部収容箱520および塔体510を介し、塔体510に電気的に接続された導線が、大地に埋設された接地極(図示せず)に接続されて接地を行っている。
基礎560は、通常鉄筋コンクリート構造の杭基礎・直接基礎などであり、堅牢な構造を有している。塔体510はこの基礎560上に設けられる。
このような風力発電設備500の例えばブレード(A)531に落雷があった場合、雷電流はブレード(A)531→ロータヘッド534→ロータ軸535→頂部収容箱520→塔体510→アースという経路を通過することが多い。そこで、図18で示すように、塔体510と基礎560との境目付近となる塔体510の根元に円環状電流センサであるロゴウスキーコイル570を配置する。塔体510からアースへ雷電流が流れてロゴウスキーコイル570を通過したときはこのロゴウスキーコイル570に誘起電流が発生する。そしてこの誘起電流を計測装置580が入力して各種の計測処理を行うことで雷撃を監視している。このような風力発電設備500は、例えば図19で示すような風況の良い箇所(周辺に高い造営物・木等がなく平坦で風通しが良い箇所、具体的には海岸淵に接した広大で開けた地上高い丘のような箇所)に多数設置されて稼働される。
従来技術の風力発電設備500および雷撃監視はこのようなものである。
本出願人は、このような風力発電設備の雷撃監視について長年にわたり開発を行っており、耐雷設計や耐量設計の指針とするべく雷撃電流の波高値及び波形その他雷性状を正確に計測できる雷撃電流観測装置に係る発明を特許出願した。そして、この特許出願は、特許文献1(特開2005−062080号公報)に示すように、すでに出願公開されている。
この特許文献1に記載された発明に係る雷撃電流観測装置では、鉄塔等の塔体に供する大口径のロゴウスキーコイルを用いて、容易に設置可能とし、ロゴウスキーコイルから取り込んだ雷撃電流を演算処理し、観測端末盤から携帯電話回線を介して遠隔地にあるセンター装置へ正確な雷撃電流データを送信するというものである。
また、他の特許文献2(特開2005−302399号公報)には、特に、ブレードの羽が最も高い箇所に位置し、雷撃を受けやすいこともあり、風力発電設備のブレードに対する耐雷保護効果を高めると共に、劣化する耐雷保護効果を回復させるためのメンテナンスを簡便容易に行えるようにする風力発電設備の耐雷保護に係る発明が記載されている。
また、風力発電設備では各種の計測もなされている。このような従来技術が例えば特許文献3(特開2001−183114号公報)に開示されている。特許文献3に記載の従来技術では、回転体の歪みが計測される。
また、風力発電設備に係るものではないが、他の自然力を利用する発電に係る従来技術として、例えば特許文献4(特開2007−2778号公報)に開示されている。特許文献4に記載の従来技術では、波力による発電装置に関するものである。
特開2005−62080号公報([0023]〜[0035],図1、図4〜図7等) 特開2005−302399号公報([0012],図1〜図3等) 特開2001−183114号公報(図1) 特開2007−2778号公報(図1)
特に、雷雲の雲底が300m〜500mと非常に低い、いわゆる冬季雷や、40m秒〜50m秒の間隔で襲来する、いわゆる多重雷の多発地域においては、多くの風力発電設備は、3枚構成ブレードを備えているので、ブレード全体で風車1回転につき3回頂点に位置して直撃雷チャンスが訪れることになり、耐雷無防備なブレード先端部が雷撃を受け易い。それと、ブレードは避雷、耐雷保護手段を手当し難い事情もあり、十分に落雷被害を回避出来ない事態、例えば、受雷後にブレードの目視確認の際に、直付け避雷針ブレードの先端付近前面と後面との刃の板合わせ目箇所にアーク熱膨張で生じた微かな割れ目を見逃し、その後徐々に回転風圧によりブレード先端から亀裂に拡大し、突風や風向きの集中が引き金になって、保守点検前にブレード破壊に至るような不測の事態も懸念される。
むしろ、直撃雷で瞬時に破壊されたブレード以外のブレードに対し、目視点検で見逃し易い落雷痕有無を判定出来る計測記録データをとりこみ、受雷発生箇所のブレードを瞬時に検知して特定することで、クラックや受雷様相の早期確認や保守点検の用に供して、落雷被害を最小限に留める方が得策であり、必要に応じて、雷撃電流の波高値及び波形その他雷性状の計測記録データ等多くの落雷データを集積すれば、耐雷対策も確立出来る。
先に説明した特許文献1に記載された発明に係る雷撃電流観測装置では、個々のブレードについて落雷を計測するというものではなかった。
また、特許文献2に記載された耐雷保護装置は、チタン合金やカーボンファイバー等高価格材料を加工して特殊形状に成形された避雷突出針、放電球体、導電性放電環その他の部品を多用すると共に、それらを電気的接続処理や避雷導線を通じた接地処理を施してブレード、ハブ、ナセルへの対向配置や着脱自在な装着構成を備える必要があるため、風車自体の価格が嵩み、更に、同一場所(サイト全体)に風車が多数建設される場合、全ての風車に対して耐雷保護手当てを施すことは、莫大な建設コストと保守点検費用を要し、費用が嵩む割に雷撃に対するブレードの十分な保護効果を得られるとも限らず、その解決方法に苦慮しているのが現状である。
この種の雷撃電流観測装置乃至は計測装置では、装置をより一層普及させるために更なる小形化、低価格化が求められており、風力発電設備に対する受雷様相の早期の確認や保守点検のため、落雷情報のうち、雷撃事実あるいは雷撃を受けたブレードを特定するだけの計測記録データ種類を絞り込むことで機能や構成を簡素化させ、これによってコストを低減させたいという要請も強くなっている。
また、通常の雷撃電流監視に加えブレード特定もできるようにして、より詳細な計測ができるようにしたいという要請も強くなっている。
また、計測用の装置構成の多様化を図りたいという要請もあった。従来技術では電源が取れないため、特許文献3のようにブレード内に光ファイバケーブルを敷設したりして電源を不要としているが、ブレード破損時に光ファイバケーブルを再度取り付ける場合には手間を要したり、また光信号を用いるため光電変換なども必要となって通信システムの利用が困難であり構成が限定されるなどの問題があった。
例えば特許文献4に記載のように、コイルと永久磁石とを用いる電磁誘導により発電して電池のように取り替える必要性をなくし、通信の電源については長期間にわたり保守を不要にしたいという要請があった。
一般的に装置をローターヘッドと呼ばれる回転体に取り付けられるため、ナセル制御盤など外部から電源を供給することは困難であり、電池駆動方式を採用すると電池寿命が問題になる。ローターヘッドの回転力を利用した発電方式と組み合わせることで、電池交換サイクルをより長くしたいという要請があった。
そこで本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、風力発電設備のような可動体や回転体を備えた工作物に対し、受雷発生箇所(ブレード)を瞬時に検知して特定する計測機能を長期間にわたり持たせ、保守点検作業効率化や耐雷対策の用に供する落雷情報を収集し易く、低価格で構築可能なブレード落雷検知装置を提供することにある。
さらに、このようなブレード落雷検知装置を搭載して保守性に優れた風力発電設備を提供することにある。
本発明の請求項1に係るブレード落雷検知装置は、
風車を構成する複数のブレードと、複数のブレードを保持するロータヘッドと、ロータヘッドを軸支するロータ軸と、ロータ軸を回動自在に支持し、ロータ軸に直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機を収容する頂部収容箱と、頂部収容箱を先端で支持する塔体と、発電を制御する制御システムと、を備える風力発電設備におけるブレード雷撃について監視するブレード雷撃監視装置であって、
ブレードを接地するためにブレード毎に形成される雷撃電流導電路から誘起電流を検出するセンサと、
ブレードの回転により発電するバッテリー装置から電源供給されており、センサから出力される誘起電流を取り込んで演算処理により生成した検出データと、ブレードを特定する特定データと、を関連づけて生成した落雷データを生成して無線送信する検出装置と、
検出装置から無線送信された無線信号に基づいて落雷データを生成して出力する監視装置と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るブレード落雷検知装置は、
請求項1記載のブレード雷撃監視装置において、
前記バッテリー装置は、ブレードまたはロータヘッドの回転により発電する発電部と、
発電部により発電された電力を制御する電力制御部と、
発電された電力を充電する充電部と、
を備え、
回転により発電および充電を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
前記発電部は、筒部と、筒部周囲に形成されるコイルと、筒部内に移動可能に配置される永久磁石と、を有し、
永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転により重力または遠心力を受けて筒部内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
前記発電部は、楕円状の部材であってブレードまたはロータヘッドとともに回転するカムと、カムの移動に応じて移動するロッドと、ロッドとともに移動する永久磁石と、永久磁石が内部を通過するコイルと、内部に永久磁石が配置されるとともに外部にコイルが配置されるケースと、を有し、
永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転によりケース内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
前記発電部は、楕円状または三角状のガイド溝が形成されるガイド板と、ガイド溝内に配置されて摺動するようになされてブレードまたはロータヘッドの回転とともに移動するピンと、ピンの移動に応じて移動するロッドと、ロッドとともに移動する永久磁石と、永久磁石が内部を通過するコイルと、内部に永久磁石が配置されるとともに外部にコイルが配置されるケースと、を有し、
永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転によりケース内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
前記センサはブレード毎に複数備え、
前記検出装置は一個であって複数の前記センサが接続され、
前記監視装置は一個であって前記検出装置と無線通信を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
前記センサはブレード毎に複数備え、
前記検出装置は前記センサ毎に複数個備えて一個の前記センサに一個の前記検出装置が接続され、
前記監視装置は一個であって前記複数の前記検出装置と無線通信を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
前記落雷データは落雷があったことを示す検出データおよび落雷が有ったブレードを特定するデータであることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
前記落雷データは落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データおよび落雷が有ったブレードを特定するデータであることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係るブレード雷撃監視装置は、
請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
前記センサは、ブレードを接地するためにブレード毎に形成される雷撃電流導電路別に貫通するように装着されるロゴウスキーコイルであることを特徴とする。
本発明の請求項11に係る風力発電設備は、
請求項1〜請求項10の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置を備えることを特徴とする。
このような本発明のブレード雷撃監視装置によれば、風力発電設備のような可動体や回転体を備えた工作物に対し、受雷発生箇所(ブレード)を瞬時に検知して特定する計測機能を長期間にわたり持たせ、保守点検作業効率化や耐雷対策の用に供する落雷情報を収集し易く、低価格で構築可能なブレード落雷検知装置を提供することができる。
さらに、このようなブレード落雷検知装置を搭載して保守性に優れた風力発電設備を提供することができる。
本発明のブレード雷撃監視装置を実施するための最良の形態について図に基づき説明する。図1,図2は風力発電設備のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。図3は本形態のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図3(a)はブロック構成図、図3(b)は検出装置の説明図である。
ブレード雷撃監視装置1は、先に図17,図18,図19に示した風力発電設備500に設置される。ここに、風力発電設備500については、先に説明した従来技術と同じであるとして、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。
ブレード雷撃監視装置1は、図1,図2,図3(a)で示すように、検出部(A)10、検出部(B)11、検出部(C)12、監視装置13を備えている。
検出部(A)10は、さらに図3(b)で示すように、センサ(A)101、検出装置102を備え、この検出装置102は、受雷判定部103、無線通信モジュール104、バッテリー装置105を備える。バッテリー装置105は受雷判定部103および無線通信モジュール104に電源を供給している。
監視装置13は、さらに図3(a)で示すように、無線通信モジュール131、出力装置132を備えている。
ここに検出部(B)11および検出部(C)12の構成は、検出部(A)10の構成と同じであるため、検出部(A)10のみ説明し、検出部(B)11および検出部(C)12の重複する説明を省略する。
本形態のブレード雷撃監視装置1では、図1で示すように、ブレード(A)531、ブレード(B)532、ブレード(C)533の中にそれぞれ検出部(A)10、検出部(B)11、検出部(C)12を収容する。また、監視装置13を頂部収容箱520内に配置している。検出部(A)10、検出部(B)11、または検出部(C)12から監視装置13へは、それぞれが無線通信によりデータの送受信を行うため、回転翼530と頂部収容箱520との間はコードレスとすることができる。
続いて各部について説明する。先に述べたが検出部(A)10のみ説明し、検出部(B)11、検出部(C)12は同じ構成であるとして、重複する説明を省略する。
センサ(A)101は、図2で示すように、円環状電流センサであり、詳しくはロゴウスキーコイルである。センサ(A)101は、ブレード(A)531を接地するブレード接地線531aを貫通するように装着される。ここに、ブレード(A)531→ブレード接地線531a→ブレード軸軸受531c→フランジ534a→ロータ軸軸受535a→ロータ軸535→頂部収容箱520→塔体510→アース、という雷撃電流導電路を形成しており、雷撃電流が雷撃電流導電路を流れたときに、センサ(A)101に誘起電流が発生する。
図3(b)で示すように、検出装置102の受雷判定部103がセンサ(A)101から誘起電流を取り込み、演算処理により検出データを生成する。この演算処理による検出データでは、落雷があったことを示すための検出データ、または、落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データである。落雷があったことを示すための検出データならば、誘起電流の値が予め設定された閾値よりも大きいならば落雷があったことを示すものと判断して落雷があったことを表す検出データを生成する。また、落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データであるならば、誘起電流の値から落雷電流の値を予め登録された算出式により演算で求めるというものである。
この検出データに落雷が有ったブレードを特定するブレード特定データを追加して落雷データを生成する。ブレード特定データは、受雷判定部103に予め登録されているものとする。落雷データは無線通信モジュール104に送信される。無線通信モジュール104は、落雷データを無線信号に変換し、無線通信により監視装置13へ送信する。
監視装置13の無線通信モジュール131では受信した無線信号を落雷データに変換して、出力装置132へ送信する。
出力装置132は、落雷データを受信した後にこの落雷データを必要とする各部へ必要な信号に変換した上で送信する。例えば、制御システム(ナセル制御盤や発電制御盤)へ制御コマンドを送信したり、また、図示しない監視所や塔体付近にある表示盤などに警報のための報知データを出力させても良い。
このようなブレード雷撃監視装置1は、ブレード(A)531の落雷検出用の検出部(A)10、ブレード(B)532の落雷検出用の検出部(B)11、ブレード(C)533の落雷検出用の検出部(C)12、をそれぞれ配置したため、どのブレードに落雷があったかを検出できる。また、検出装置は無線通信により外部へ送信するため、配線の問題を解消できる。
続いて本発明の特徴をなすバッテリー装置105について図を参照しつつ説明する。図4はバッテリー装置の説明図である。バッテリー装置105は、図4で示すように、発電部106、電力制御部107、充電部108を備えている。
発電部106は、外側端部106a、筒部106b、コイル106c、永久磁石106d、内側端部106eを備える。電力制御部107は、整流ダイオード107a、キャパシタ107b、電圧監視部107cを備える。
筒部106bは、外側端部106aと内側端部106eとで両端が塞がれた中空筒状の容器である。この筒内に永久磁石106dが入れられるため、永久磁石106dの外側部と筒部106bの内側部とが摺動可能な形状となっている。外側端部106aと内側端部106eは、永久磁石106dの機械的保護と反発力をはかるため、弾性体、例えば、ゴム、プラスチック、スプリング等で形成している。あるいは、永久磁石106dの両端にそれぞれ金属や硬質プラスチック等で構成された比較的柔らかいスプリングを介在させてもよい。
コイル106cは筒部106bの外側面に形成される。図4で示すように永久磁石106dが一方の端部に位置するときにコイル106cの一方の端部へ到達し、また、永久磁石106dが他方の端部に位置するときにコイル106cの他方の端部へ到達する。
永久磁石106dは、筒部106bの一方の端部に面してN極が、他方の端部に面してS極が、それぞれ形成される。永久磁石106dが筒部106b内を摺動すると、コイル106c内の磁束を変化させ、周知のファラデーの法則である電磁誘導によりコイル106cに電流が流れて発電する。
整流ダイオード107aは、発電部106からの出力電圧信号を半波整流または全波整流して整流電圧信号を出力する。
キャパシタ107bは、整流電圧信号を平滑化して平滑化電圧信号として出力する。
電圧監視部107cは、この平滑化電圧信号をさらに安定化してこれを直流出力電圧信号として受雷判定部103や無線通信モジュール104に出力する。
充電部108は、電圧監視部107cに接続されており、直流出力電圧信号を受けて充電する。これにより電圧監視部107cは、発電部106からの発電が途切れる場合であっても充電部108からの出力により受雷判定部103や無線通信モジュール104へは一定の電源供給を行う。
続いて、電源供給について図を参照しつつ説明する。図5は、ロータヘッドの回転位置による発電部の位置・角度の状態を説明する説明図である。風力発電設備500が風を受け、ブレード531,532,533やロータヘッド534が回転する状態である。この場合、図5で示すように鉛直面上においてロータヘッド534のロータ軸535を中心にブレード531,532,533、ロータヘッド534も等速円運動をしている。ロータ軸535は強風でも、20(回転/分)程度と一定回転数となるように制御されている。
発電部106の筒部106bの中心軸は、ロータ軸535の回転軸と直角方向に交差するように配置されている。のぞましくは中心軸と回転軸とで交わる位置とする。永久磁石106dは、このような筒部106b内を回転位置に応じて往復動することとなる。
ここで、力学的法則に裏付けられ、日常経験則からも認識できるように、例えば、バケツに水を入れ、鉛直面内最高点で一定以上の速度で振りまわせば、水がこぼれない現象、或いは、ジェットコースターが円軌道になっている宙返り部分のコースを一定以上に与えられる速度で突入すれば、コース上に沿って宙返りする現象、つまり、ある物質は、鉛直面で円運動する場合、一定速度を超えるとその物質の質量に作用する重力に抗して落下しないが、換言すれば、一定速度に満たないとその物質の質量に作用する重力により鉛直方向に落下する。
この速度について検討する。質量mの物質が鉛直面内で半径rの円周上を等速円運動をする場合の速度Vは角速度ωを用いると次式のように表される。
Figure 2009203893
そして単位時間当たりN回転とすると、角速度ω=2πNの関係があるため、さらに次式のように展開される。
Figure 2009203893
一方、永久磁石の質量m、重力加速度Gとすると、図5の最高点Aにおいて永久磁石に下側に加わる力である重力はmGであり、また、永久磁石に上側に加わる力である遠心力はmV/rである。mV/r(遠心力)<mG(重力)であるならば永久磁石は質量mの大小に拘わらず下側へ落下する。具体的には次式の関係を満たす場合である。
Figure 2009203893
上記式から発電可能な回転数N・半径rを設定することが可能となる。風力発電設備では回転数が一定に制御されるため、取付位置となる半径rで決定される
Figure 2009203893
上記関係を満たすとき発電可能となる。このようにロータヘッド534の回転が遅いことと、筒部106bがロータ軸535と直角方向に短距離に位置していることで、ロータヘッド534の回転に伴い、筒部106bも内側端部106eをロータヘッド534・ロータ軸535に向けながら回転し、筒部106bに内蔵されている永久磁石106dは、自重に対し作用する重力により、内側端部106eと外側端部106aとの間を往復する。永久磁石106dは、A点で矢印の内側方向へ移動して内側端部106eへ到達し、また、C点で矢印の外側方向へ移動して外側端部106aへ到達する。なお、B点、D点では遠心力により外側端部106aへ到達している可能性が高い。
このようにロータヘッド534の回転に応じて、永久磁石106dが筒部106b内を周期的に往復通過して磁束鎖交変化させ、コイル106cに交流起電力が誘導される。
なお、永久磁石106dは、筒部106bとの摩擦や抗力を無視して適宜質量と形状をもって、筒部106bとロータ軸535との直角方向距離を任意に設定すればよい。
上記の交流起電力は整流ダイオード107aを介してキャパシタ107bを充電する。電圧監視部107cでは、上記した機能に加えて、キャパシタ107bの充電状態の監視も行っており、ローターヘッド534の回転時であれば、受雷判定部103や無線通信モジュール104に対してキャパシタ107bから電源供給し、また、充電部108へ充電を行う。これにより、発電部106から電圧信号が出力され、上記のように発電がなされる。
このような本発明のブレード雷撃監視装置1ではバッテリー装置105が発電機能を有しているため、充電部108の消耗を抑えることになって従来技術のように電池切れによる電池交換作業をなくし、通信の電源については長期間にわたり保守を不要にすることができる。
続いて他の形態のブレード雷撃監視装置について、図に基づき説明する。図6,図7は風力発電設備の他のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。図8は他の形態のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図8(a)はブロック構成図、図8(b)は検出装置の説明図である。
ブレード雷撃監視装置2は、先に図17,図18,図19に示した風力発電設備500に設置される。ここに、風力発電設備500については、先に説明した従来技術と同じであるとして、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。
先に説明した形態と比較すると、先の形態ではブレード(A)531、ブレード(B)532、ブレード(C)533にそれぞれ検出部(A)10、検出部(B)11、検出部(C)12が埋め込まれた構成であったが、本形態では図6,図7でも明らかなように検出部(A)10、検出部(B)11、検出部(C)12をロータヘッド534内に配置した点が相違する。他は先の説明と同じ構成であり、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。この場合、センサ(A)101は、図7でも示すように、ロータヘッド534内に引き回されるブレード接地線531aを通過するように配置される。このように構成しても本発明の実施は可能である。
続いて他の形態のブレード雷撃監視装置について、図に基づき説明する。図9,図10は風力発電設備の他の形態のロータヘッド内におけるブレード雷撃監視装置の配置の説明図、図11は他のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図11(a)はブロック構成図、図11(b)は検出装置の説明図である。
ブレード雷撃監視装置2は、先に図17,図18,図19に示した風力発電設備500に設置される。ここに、風力発電設備500については、先に説明した従来技術と同じであるとして、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。
ブレード雷撃監視装置2は、図9,図10,図11(a)で示すように、センサ(A)20、センサ(B)21、センサ(C)22、通信線(A)23、通信線(B)24、通信線(C)25、検出装置26、監視装置27を備えている。
検出装置26は、さらに図11(b)で示すように、受雷判定部261、無線通信モジュール262、バッテリー装置105を備えている。バッテリー装置105は受雷判定部261および無線通信モジュール262に電源を供給している。なお、このバッテリー装置105は先に図4を用いて説明したバッテリー装置105であり、重複する説明を省略する。
監視装置27は、さらに図11(a)で示すように、無線通信モジュール271、出力装置272を備えている。
本形態のブレード雷撃監視装置2では、図9で示すように、ロータヘッド534の中にセンサ(A)20、センサ(B)21、センサ(C)22、通信線(A)23、通信線(B)24、通信線(C)25、検出装置26を収容する。また、監視装置27を頂部収容箱520内に配置している。検出装置26から監視装置27へは、無線通信によりデータの送受信を行うため、回転翼530と頂部収容箱520との間はコードレスとすることができる。
続いて各部について説明する。
ここにセンサ(A)20および通信線(A)23の構成は、センサ(B)21および通信線(B)24の構成や、センサ(C)22および通信線(C)25の構成と同じであるため、センサ(A)20および通信線(A)23のみ説明し、センサ(B)21、センサ(C)22、通信線(B)24、通信線(C)25の説明を省略する。
センサ(A)20は、図10で示すように、円環状電流センサであり、詳しくはロゴウスキーコイルである。センサ(A)20は、ブレード(A)531を接地するブレード接地線531aを貫通するように装着される。ここに、ブレード(A)531→ブレード接地線531a→ブレード軸軸受531c→フランジ534a→ロータ軸軸受535a→ロータ軸535→頂部収容箱520→塔体510→アース、という雷撃電流導電路を形成しており、雷撃電流が雷撃電流導電路を流れたときに、センサ(A)20に誘起電流が発生する。
通信線(A)23は、誘起電流を検出装置26へ流す。
検出装置26は、通信線(A)23に加え、通信線(B)24や通信線(C)25とも接続されており、ブレード別に雷撃監視できるようにしている。
検出装置26の受雷判定部261が通信線(A)23から誘起電流を取り込み、演算処理により検出データを生成する。この演算処理による検出データでは、落雷があったことを示すための検出データ、または、落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データである。落雷があったことを示すための検出データならば、誘起電流の値が予め設定された閾値よりも大きいならば落雷があったことを示すものと判断して落雷があったことを表す検出データを生成する。また、落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データであるならば、誘起電流の値から落雷電流の値を予め登録された算出式により演算で求める、というものである。
この検出データに落雷が有ったブレードを特定するブレード特定データを追加して落雷データを生成する。ブレード特定は、検出装置26の通信線(A)23、通信線(B)24、通信線(C)25という三つの入力部のうちどの入力部に誘起電流が入力されたかを判断すれば容易に求めることができる。落雷データは受雷判定部261から無線通信モジュール262に送信される。無線通信モジュール262は、落雷データを無線信号に変換し、図11(a)で示すように、無線通信により監視装置27へ送信する。
監視装置27の無線通信モジュール271では受信した無線信号を落雷データに変換して、出力装置272へ送信する。
出力装置272は、落雷データを受信した後にこの落雷データを必要とする各部へ必要な信号に変換した上で送信する。例えば、制御システム(ナセル制御盤や発電制御盤)へ制御コマンドを送信したり、また、図示しない監視所や塔体付近にあるスピーカや表示盤などに警報のための報知データを出力させても良い。
このようなブレード雷撃監視装置2では、ブレード(A)531に落雷検出用のセンサ(A)20を、ブレード(B)532に落雷検出用のセンサ(B)21を、ブレード(C)533に落雷検出用のセンサ(C)22を、それぞれ配置したため、どのブレードに落雷があったかを検出できる。
また、ロータヘッド534内にセンサ(A)20、センサ(B)21、センサ(C)22および検出装置26を収納し、さらに検出装置26は無線通信により外部へ送信するため、配線の問題を解消できる。
このような本発明のブレード雷撃監視装置2では上記したようなバッテリー装置105が発電機能を有しているため、電池のように取り替える必要性をなくし、通信の電源については長期間にわたり保守を不要にすることができる。
続いて他の形態について説明する。本形態では特にバッテリー装置105のみ他の形態としたものである。これ以外は、先に図1,図6,図9で示した風力発電設備500で用いるブレード雷撃監視装置1,2で適用できるものであるが説明を具体化するため図1で表した風力発電設備500であるとして以下説明する。本形態ではバッテリー装置105のみについて詳述し、他は先の説明と同じであるとして重複する説明を省略する。
続いて本発明の特徴をなすバッテリー装置105について図を参照しつつ説明する。図12は他のバッテリー装置の説明図である。バッテリー装置105は、図12,図13で示すように、カム機構部109、ソレノイド110、電力制御部111、充電部112を備えている。カム機構部109、ソレノイド110で本発明の発電部をなす。
カム機構部109は、楕円カム109a、カム用支軸109b、連結ピン109c、錘109dを備える。ソレノイド110は、ロッド110a、コイル110b、永久磁石110c、スプリング110d、ケース110eを備える。電力制御部111は、整流ダイオード111a、キャパシタ111b、電圧監視部111cを備える。
楕円カム109aは、図13(c)の正面図に示すように、楕円形状を有している。
カム用支軸109bは、図13(b)の側面図に示すように、楕円カム109aを回転自在に軸支する。このような楕円カム109aは、ロータ軸535の中心軸に対して鉛直面上を回動することができる。なお、回転軸が中心からずれた円形のカムを採用してもよい。
錘109dは、楕円形、略三角形等変則距離を形成する外周形状を備えており、連結ピン109cにより楕円カム109aに固定される。図13(a)のA−A線断面図や図13(d)の片側の錘109dを取り去った図で示すように楕円カム109aの両面に二個の錘109dが固定される。楕円カム109aと錘109dとは一体に固定され、錘109dが常に下側にあるようになされる。なお、図14で示すカム機構部は、図13(d)の片側の錘109dを取り去った図で表している。
ソレノイド110は、ロッド110aと永久磁石110cとが固定されてケース110e内に収容されており、永久磁石110cの下側からスプリング110dにより付勢されている。コイル110bはケース110eの外側面に固定されている。ロッド110aの先端は、楕円カム109aの外周に接している。ロッド110aは楕円カム109aの接触位置によって移動する。
永久磁石110cがケース110e内を摺動すると、コイル110b内の磁束を変化させ、周知の電磁誘導によりコイル110bに電流を流して発電する。
整流ダイオード111aは、ソレノイド110からの出力電圧信号を半波整流または全波整流して整流電圧信号を出力する。
キャパシタ111bは、整流電圧信号を平滑化して平滑化電圧信号として出力する。
電圧監視部111cは、この平滑化電圧信号をさらに安定化してこれを直流出力電圧信号として受雷判定部261や無線通信モジュール262に出力する。
充電部112は、電圧監視部111cに接続されており、直流出力電圧信号を受けて充電する。これにより電圧監視部111cは、ソレノイド110からの発電が途切れる場合であっても充電部112からの出力により受雷判定部261や無線通信モジュール262へは一定の電源供給を行う。また、電圧監視部111cでは、上記した機能に加えて、キャパシタ111bの充電状態の監視も行っており、ローターヘッド534の回転時であれば、受雷判定部261や無線通信モジュール262に対してキャパシタ111bから電源供給し、また、充電部112へ充電を行う。
続いて、電源供給について図を参照しつつ説明する。図14は、ロータヘッドの回転位置による発電部の位置・角度の状態を説明する説明図である。風力発電設備が風を受け、ブレード531,532,533やロータヘッド534が回転する状態である。この場合、図14で示すように鉛直面に対しロータヘッド534のロータ軸535を中心にブレード531,532,533、ロータヘッド534も等速円運動をしている。ロータ軸535は強風でも、20(回転/分)程度と一定回転数となるように制御されている。
カム機構部109では、楕円カム109aの一箇所に錘109dが連結されており、カム回転軸と錘重心とを結ぶ線は、自重により常に鉛直方向となり、ロータヘッド534の回転によるロータ軸方向にかかわらず、楕円カム109aは、常に錘109dが下側にあるように相対的に形状方向が一定に保持される。なお、錘109dでなくても、楕円カム109a自体は、形状や材料選定により、重心点がカム回転軸より下方鉛直方向に形成されれば、錘が不要となる。
そしてソレノイド110のロッド110aの先端部が、図14で示すように、楕円カム109aの外周と当接し、また、ロッド110aの他端部が永久磁石110cと連結されており、楕円カム109aの位置により、永久磁石110cも移動する。
ソレノイド110のケース110eの中心軸は、ロータ軸535の回転軸と直角方向に交差するように配置されている。のぞましくは中心軸と回転軸とで交わる位置とする。永久磁石110cは、このようなケース110e内を回転位置に応じて往復動することとなる。
ロータヘッド534の回転に伴い、楕円カム109aが移動することで楕円カム109aに当接するロッド110aの移動とともに押さえる力と、スプリング110dの付勢力と、により挟まれる永久磁石110cは、内側と外側との間を往復する。永久磁石110cは、図14からも明らかなように、A点,C点で(長軸と楕円との交点)で内側方向に移動して内側へ到達し、また、B点,D点(短軸と楕円との交点)で外側方向に移動して外側へ到達する。
このようにロータヘッド534の回転に応じて、永久磁石110cがケース110e内を周期的に往復通過して磁束鎖交変化させ、コイル110bに交流起電力が誘導される。
なお、永久磁石110cは、ケース110eとの摩擦や抗力を無視して適宜質量と形状をもって、ケース110eとロータ軸535との直角方向距離を任意に設定すればよい。
これにより、ソレノイド110から電圧信号が電力制御部111へ出力され、上記のように発電がなされる。このようなバッテリー装置105としても本発明の実施は可能である。
続いて他の形態のブレード雷撃監視装置について、図に基づき説明する。図15は他の形態のブレード雷撃監視装置のうち発電部の説明図であり、図15(a)は側断面から見た構成図、図15(b)は正面から見た構成図である。なお、図15(b)ではロータヘッドの図示を省略している。この発電部は、例えば前記のブレード雷撃監視装置1,2のバッテリー装置105の発電部のみ変更した構成である。ここにブレード雷撃監視装置1,2およびそのバッテリー装置105の発電部以外の他の構成については、先に説明した従来技術と同じであるとして、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。
発電部は、ソレノイド113、ガイド板114を備えている。
ソレノイド113は、スプリング113a、コイル113b、永久磁石113c、ケース113d、ロッド113e、摺動ピン113fを備える。ガイド板114は、板体114a、ロータ軸挿通孔114b、ガイド溝114cを備える。
ソレノイド113は、ブレード(A)531に固定されており、ブレード(A)531とともに回転するようになされている。ロッド113eと永久磁石113cとが固定されてケース113d内に収容されており、永久磁石113cの上側からスプリング113aにより付勢されている。コイル113bはケース113dの外側面に固定されている。ロッド113eの先端には摺動ピン113fが設けられている。
ガイド板114は、板体114aが例えば頂部収容箱520など他の固定部品と係止するなど適宜固定保持されて回転しないようになされ、ロータ軸535に対して直角方向の鉛直面に配置される。一方ロータ軸535は、ロータ軸挿通孔114bを貫通するように配置されている。ガイド溝114cは板体114aにロータ軸535を中心として図15(b)のように楕円形や、図示しないが略三角形等変則距離の溝により形成される。このガイド溝114c内にはロッド113eの先端の摺動ピン113fが配置されている。
ブレード(A)531が回転するとともにソレノイド113も回転すると、ガイド溝114c内の摺動ピン113fが強制的にガイド溝114cに導かれながらロッド113eが移動する。すると、ロッド113eが移動することで発生する力と、スプリング113aの付勢力と、により挟まれる永久磁石113cは、コイル113b内を周期的に往復通過するように移動して内側と外側との間を往復する。この場合の永久磁石113cは、図16で示すように、A点,C点(長軸と楕円との交点)で外側方向に移動して外側へ到達し、また、B点,D点(短軸と楕円との交点)で内側方向に移動して内側へ到達する。
以下の電力制御部、充電部における処理は先の説明と同様であり、重複する説明を省略する。このような発電部であっても本発明のブレード雷撃監視装置1,2の実施が可能になる。
以上本発明のブレード雷撃監視装置1,2およびこのブレード雷撃監視装置1,2を内蔵する風力発電設備500について説明した。ロータヘッドやブレードに発電機能を有するブレード雷撃監視装置1,2が搭載されるため、電池交換などを不要として計測機能を長期間にわたり持たせ、保守点検作業効率化や耐雷対策の用に供する落雷情報を収集し易く、低価格で構築可能なブレード落雷検知装置とすることが可能になった。
風力発電設備のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 風力発電設備のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 本発明を実施するための最良の形態のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図3(a)はブロック構成図、図3(b)は検出装置の説明図である。 風力発電設備のロータヘッド内におけるブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 ロータヘッドの回転位置による発電部の位置・角度の状態を説明する説明図である。 風力発電設備の他のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 風力発電設備の他のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 他の形態のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図8(a)はブロック構成図、図8(b)は検出装置の説明図である。 風力発電設備の他のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 風力発電設備の他のブレード雷撃監視装置の配置の説明図である。 他の形態のブレード雷撃監視装置の説明図であり、図11(a)はブロック構成図、図11(b)は検出装置の説明図である。 他のバッテリー装置の説明図である。 カム機構部の説明図である。 ロータヘッドの回転位置による発電部の位置・角度の状態を説明する説明図である。 他の形態のブレード雷撃監視装置のうち発電部の説明図であり、図15(a)は側断面から見た構成図、図15(b)は正面から見た構成図である。 ロータヘッドの回転位置による発電部の位置・角度の状態を説明する説明図である。 風力発電設備の構造図である。 風力発電設備における従来技術の雷撃監視の説明図である。 風力発電設備の設置例の説明図である。
符号の説明
500:風力発電設備
510:塔体
520:頂部収容箱
530:回転翼
531:ブレード(A)
532:ブレード(B)
533:ブレード(C)
540:風向風速計
550:避雷針
560:基礎
1,2:ブレード雷撃監視装置
10:検出部(A)
101:センサ(A)
102:検出装置
103:受雷判定部
104:無線通信モジュール
105:バッテリー装置
106:発電部
106a:外側端部
106b:筒部
106c:コイル
106d:永久磁石
106e:内側端部
107:電力制御部
107a:整流ダイオード
107b:キャパシタ
107c:電圧監視部
108:充電部
109:カム機構部
109a:楕円カム
109b:カム用支軸
109c:連結ピン
109d:錘
110:ソレノイド
110a:ロッド
110b:コイル
110c:永久磁石
110d:スプリング
110e:ケース
111:電力制御部
111a:整流ダイオード
111b:キャパシタ
111c:電圧監視部
112:充電部
113:ソレノイド
113a:スプリング
113b:コイル
113c:永久磁石
113d:ケース
113e:ロッド
113f:摺動ピン
114:ガイド板
114a:板体
114b:ロータ軸挿通孔
114c:ガイド溝
11:検出部(B)
12:検出部(C)
13:監視装置
131:無線通信モジュール
132:出力装置
2:ブレード雷撃監視装置
20:センサ(A)
21:センサ(B)
22:センサ(C)
23:通信線(A)
24:通信線(B)
25:通信線(C)
26:検出装置
261:受雷判定部
262:無線通信モジュール
27:監視装置
271:無線通信モジュール
272:出力装置

Claims (11)

  1. 風車を構成する複数のブレードと、複数のブレードを保持するロータヘッドと、ロータヘッドを軸支するロータ軸と、ロータ軸を回動自在に支持し、ロータ軸に直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機を収容する頂部収容箱と、頂部収容箱を先端で支持する塔体と、発電を制御する制御システムと、を備える風力発電設備におけるブレード雷撃について監視するブレード雷撃監視装置であって、
    ブレードを接地するためにブレード毎に形成される雷撃電流導電路から誘起電流を検出するセンサと、
    ブレードの回転により発電するバッテリー装置から電源供給されており、センサから出力される誘起電流を取り込んで演算処理により生成した検出データと、ブレードを特定する特定データと、を関連づけて生成した落雷データを生成して無線送信する検出装置と、
    検出装置から無線送信された無線信号に基づいて落雷データを生成して出力する監視装置と、
    を備えることを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  2. 請求項1記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記バッテリー装置は、ブレードまたはロータヘッドの回転により発電する発電部と、
    発電部により発電された電力を制御する電力制御部と、
    発電された電力を充電する充電部と、
    を備え、
    回転により発電および充電を行うことを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  3. 請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記発電部は、筒部と、筒部周囲に形成されるコイルと、筒部内に移動可能に配置される永久磁石と、を有し、
    永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転により重力または遠心力を受けて筒部内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  4. 請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記発電部は、楕円状の部材であってブレードまたはロータヘッドとともに回転するカムと、カムの移動に応じて移動するロッドと、ロッドとともに移動する永久磁石と、永久磁石が内部を通過するコイルと、内部に永久磁石が配置されるとともに外部にコイルが配置されるケースと、を有し、
    永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転によりケース内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  5. 請求項2記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記発電部は、楕円状または三角状のガイド溝が形成されるガイド板と、ガイド溝内に配置されて摺動するようになされてブレードまたはロータヘッドの回転とともに移動するピンと、ピンの移動に応じて移動するロッドと、ロッドとともに移動する永久磁石と、永久磁石が内部を通過するコイルと、内部に永久磁石が配置されるとともに外部にコイルが配置されるケースと、を有し、
    永久磁石は、ブレードまたはロータヘッドの回転によりケース内を移動してコイル内の磁束を変化させ、電磁誘導によりコイルに電流を流して発電することを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記センサはブレード毎に複数備え、
    前記検出装置は一個であって複数の前記センサが接続され、
    前記監視装置は一個であって前記検出装置と無線通信を行うことを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  7. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記センサはブレード毎に複数備え、
    前記検出装置は前記センサ毎に複数個備えて一個の前記センサに一個の前記検出装置が接続され、
    前記監視装置は一個であって前記複数の前記検出装置と無線通信を行うことを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記落雷データは落雷があったことを示す検出データおよび落雷が有ったブレードを特定するデータであることを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  9. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記落雷データは落雷が有ったブレードを流れた落雷電流の値を示す検出データおよび落雷が有ったブレードを特定するデータであることを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置において、
    前記センサは、ブレードを接地するためにブレード毎に形成される雷撃電流導電路別に貫通するように装着されるロゴウスキーコイルであることを特徴とするブレード雷撃監視装置。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか一項に記載のブレード雷撃監視装置を備えることを特徴とする風力発電設備。
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