JP2008128139A - 雷撃電流監視制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロゴウスキーコイル15から出力される誘起電流が入力されて計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する雷計測装置14と、雷計測装置14からの接点信号を受けて駆動制御信号を出力する駆動制御装置11と、駆動制御装置11からの駆動制御信号を受けて風力発電設備を駆動制御する駆動装置80と、を備え、雷計測装置14からの接点信号が入力された場合、駆動制御装置11は、駆動装置80に対して優先的に風力発電設備の回転翼の回転停止制御を行うような雷撃電流監視制御システムとする。
【選択図】図2
Description
風車構造を採用した風力発電設備は、周辺に高い造営物・木等がなく、平坦で風通しが良いという風況に恵まれた地形を有する場所、例えば山間部や沿岸(特に日本海側)という場所に設置されることが多い。
回転翼4は、ブレード4a、ロータヘッド4b、ロータ軸4cを備え、ブレード4aを保持するロータ軸4cは図示しない軸受けにより回動自在に支持されている。回転翼4は、風力に応じて回動し、その回動がロータ軸4cに直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機に伝達されて、発電される。
基礎7は、通常鉄筋コンクリート構造の杭基礎・直接基礎などであり、堅牢な構造を有している。塔体2はこの基礎7上に設けられる。
従来技術の風力発電設備1および雷撃監視はこのようなものである。
この特許文献1に記載の雷撃電流観測装置は、風力発電設備等の工作物が有する塔体の根元部で貫通するように装着され、この塔体の根元部の外周面と絶縁体を介して内接する円環状電流センサと、円環状電流センサから出力される電流を演算処理して波高値データを外部監視装置へ出力する波高値計測用観測装置と、円環状電流センサから出力される電流を演算処理して波形データを外部監視装置へ出力する波形計測用観測装置とを備えたものである。
この特許文献2に記載の雷撃電流計測装置は、雷撃電流を計測するセンサ部と、波高値演算部と、電荷量演算部と、GPS受信機を有する時刻計測部と、データ記憶部と、演算処理部とを備える。演算処理部は、トリガ発生を判定して雷撃電流の波高値を取得すると共に電荷量を取得し、これらのデータを時刻計測部により計測したトリガ発生時刻と共にメモリカードに記憶させるように制御する。
しかしながら、雷撃電流の計測では特にノイズによる影響が大きいため、システム化に際して耐ノイズ性を向上させる必要があった。
なお、前述した特許文献1,2では、計測系・制御系のシステム化について考慮されたものではなかった。
風車を構成するブレードと、ブレードを保持するロータ軸を回動自在に支持し、ロータ軸に直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機を収容する頂部収容箱と、頂部収容箱を先端で支持する塔体と、を備える風力発電設備に対して雷撃電流の監視および雷撃時の駆動制御を行う雷撃電流監視制御システムであって、
塔体の根元部が貫通するように装着され、この塔体の根元部の外周面と絶縁体を介して内接する円環状電流センサと、
電磁ノイズを遮蔽する筐体に覆われて風力発電設備内に設置され、雷撃電流に応じて円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する雷計測装置と、
接点信号を伝達する接点信号ケーブルと、
制御コマンドを出力する遠隔監視用コンピュータと、
遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを伝達する光ケーブルと、
電磁ノイズを遮蔽する筐体に覆われて風力発電設備内に設置され、接点信号ケーブルから入力される雷計測装置からの接点信号、または、光ケーブルから入力される遠隔監視用コンピュータからの制御コマンド、を受けて駆動制御信号を出力する駆動制御装置と、
駆動制御装置からの駆動制御信号を受けて風力発電設備を駆動制御する駆動装置と、
を備え、
雷計測装置からの接点信号が入力された場合、駆動制御装置は、駆動装置に対して優先的に風力発電設備の回転翼の回転停止制御を行わせることを特徴とする。
請求項1記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記雷計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
を備えることを特徴とする。
請求項1記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置の筐体内には、
円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する計測装置と、
前記計測装置が算出した計測データを収集する収集装置と、
前記収集装置に接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行う雷計測装置側のメディアコンバータと、
を備え、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
前記HUBに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行う駆動制御装置側のメディアコンバータと、
を備え、
駆動制御装置側のメディアコンバータと雷計測装置側のメディアコンバータとが中継用光ケーブルにより接続され、収集装置が収集した計測データを含む通信データが、雷計測装置側のメディアコンバータ、中継用光ケーブル、駆動制御装置側のメディアコンバータ、HUB、光ケーブルを介して遠隔監視用コンピュータへ送信されることを特徴とする。
請求項1に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置の筐体内には、
円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する計測装置と、
前記計測装置が算出した計測データを収集する収集装置と、
前記収集装置に接続され、電気通信信号と無線通信信号との変換を行う雷計測装置側の無線装置と、
を備え、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
前記HUBに接続され、電気通信信号と無線通信信号との変換を行う駆動制御装置側の無線装置と、
を備え、
収集装置が収集した計測データを含む通信データが、雷計測装置側の無線装置、駆動制御装置側の無線装置、HUB、光ケーブルを介して遠隔監視用コンピュータへ送信されることを特徴とする。
請求項3または請求項4に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記収集装置は、
計測装置からの計測データを収集してデータ処理する処理手段と、
データ処理された計測データを表示するWebページデータを生成する生成手段と、
を備え、
光ケーブルに接続される遠隔地の遠隔監視用コンピュータのブラウザが前記収集装置へリクエストしたとき、前記収集装置は、Webページデータを含む通信データに変換した上で送信し、遠隔監視用コンピュータは、通信データからWebページデータを読み出してWebページを表示させることを特徴とする。
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置は、計測データを着脱可能な記録媒体に登録することを特徴とする。
雷撃電流監視制御システム1000は、図1で示すように、複数の計測制御装置10、幹線用光ケーブル20、光ケーブル21、メディアコンバータ30、遠隔監視用コンピュータ40、通信用サーバ装置50、インターネット回線60、遠隔監視用コンピュータ70を備えている。
メディアコンバータ30は、光通信信号と電気通信信号とを、変換する機能を有している。
このような遠隔監視用コンピュータ40は、例えば、風力発電設備1が多数設置されているエリアに設けられた監視所などに設置される。
インターネット回線60は、公衆回線に加え移動体通信回線やLANなど、インターネット通信に必要な各種装置を含む回線である。
このような雷撃電流監視制御システム1000は、計測制御装置10と遠隔監視用コンピュータ40,70とは幹線用光ケーブル20を介して計測や駆動に係る各種の通信(後述)を行う。
計測制御装置10は、図2(a)で示すように、駆動制御装置11、電源ケーブル12、接点信号ケーブル13、雷計測装置14、ロゴウスキーコイル15、GPS(Global Positioning System)アンテナ16を備えている。
駆動制御装置11は、さらにHUB111、PLC(programmable logic controller)112、リレー113、電源装置114を備える。
雷計測装置14は、計測装置141を備える。
HUB111は、光ケーブル21に接続されており、電気通信信号と光通信信号との変換を行う機能を有している。また、スイッチングHUBのブリッジ機能を有し、不要なあて先への通信を中継せず、特定のアドレスデータを含む制御コマンドのみ受信する機能を有している。遠隔監視用コンピュータ40,70から出力された制御コマンドが光通信信号として光ケーブル21に送信されると、HUB111は、この光通信信号を電気通信信号である制御コマンドに変換してPLC112宛の特定のアドレスデータが含まれるか否かを判定し、含まれるときには制御コマンドをPLC112に送信する。
リレー113は、雷計測装置14の計測装置141と、PLC112と、に電気通信線を介して接続され、計測装置141またはPLC112から接点信号が送られたとき、リレー113は動作することとなる。PLC112から接点信号が送られた場合、リレー113は、先に説明したように、駆動装置80をオン・オフする駆動制御信号を出力する。駆動装置80は、風力発電設備1の回転翼4の回転を開始または停止するように駆動する。ここで、接点信号や駆動制御信号のオンに回転を、オフに停止を対応させるものとするが、駆動装置80での設計を変えてオフに回転を、オンに停止を対応させるような逆論理にしても良い。なお、計測装置141から接点信号が送られたときの動作については後述する。
計測装置141は、ロゴウスキーコイル15、GPSアンテナ16が接続されている。さらに、この計測装置141は、記録媒体の一具体例であるコンパクトフラッシュ(登録商標)17が着脱可能な読み書き部(図示せず)を備えており、計測装置141が計測により算出した計測データをコンパクトフラッシュ(登録商標)17に登録させる。そして、コンパクトフラッシュ(登録商標)17を取り外してコンピュータ18の読み書き部に載置することで、コンピュータ18は計測データを読み込んで雷撃について各種解析することができる。
また、計測装置141は、GPSアンテナ16を介して入力されるGPS信号に基づいてGPS時計機能による時刻データを出力するGPS時計部を備え、トリガ発生時の時刻データを生成する。さらに、計測装置141が設置されている風力発電設備1を特定するアドレスデータを読み出す。そして、これら雷撃データ、時刻データおよびアドレスデータを関連づけて計測データを生成する。この計測データは、コンパクトフラッシュ(登録商標)17に書き込まれる。保守員は、コンパクトフラッシュ(登録商標)17を読み書き部から取り出して持ち帰り、例えば監視所にあるコンピュータ18の読み書き部にコンパクトフラッシュ(登録商標)17を装填して読み出すことができる。
このように遠隔監視用コンピュータ40,70により運転が制御されるが、風力発電設備1に雷撃があったとその計測装置141が判断した場合、計測装置141も接点信号ケーブル13を介して駆動制御装置のリレー113へ接点信号を送信し、駆動装置80が回転翼4の回転停止動作を行う。これは、落雷時では、例えば、ロータ軸4cを支持する軸受けが高温となって潤滑油が昇華・減少し、軸受けに焼き付けを起こすような事態もあり得るからである。そこで、早めに停止するため、駆動制御装置10で判断・駆動を行うようにした。一旦停止後に、保守点検を行ったうえで回転を再開することとなる。ここで遠隔監視用コンピュータ40,70により回転動作を指示する制御コマンドが通知されている場合でも、駆動制御装置10による回転停止が優先的に行われるようにしている。
計測制御装置10’は、図3(a)で示すように、駆動制御装置11、電源ケーブル12、接点信号ケーブル13、雷計測装置14、ロゴウスキーコイル15、GPSアンテナ16、中継用光ケーブル19を備えている。
駆動制御装置11は、さらにHUB111、PLC112、リレー113、電源装置114、メディアコンバータ115を備える。
雷計測装置14は、計測装置141、収集装置142、メディアコンバータ143を備える。
この形態では先に説明した形態と比較すると、駆動制御装置11にメディアコンバータ115を追加設置した点、雷計測装置14に収集装置142、メディアコンバータ143を追加設置した点が相違する。以下、相違点を重点的に説明するものとし、先の形態と同じ構成については同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。さらに、先に説明した計測制御装置10の計測動作・制御動作も行うものであり、重複する説明を省略する。
雷計測装置14の収集装置142は、電源装置114から電源ケーブル13を介して電源供給されている。収集装置142は、計測装置141が計測した計測データを読み出して収集する。この収集は定期的(例えば1時間毎)に行うようにしても良い。また、計測データが生成したときに計測装置141が収集装置142へ送信するようにしても良い。計測データが生成するときは雷雲が近くにあるときであるが、雷計測装置14内は筐体により保護されており、電磁ノイズの影響を受けにくくしているため、計測装置141と収集装置142との通信は可能である。収集装置142はこのような計測装置141からの計測データを収集してデータ処理する処理手段として機能する。データ処理は例えば帳票形式にまとめた計測データとする。さらに、収集装置142はデータ処理された計測データを表示するWebページデータを生成する生成手段として機能する。Webページデータとすることで、外部の遠隔監視用コンピュータ40,70から容易に読み出しができるようになる。
駆動制御装置11側のメディアコンバータ115と雷計測装置14側のメディアコンバータ143とは中継用光ケーブル19に接続されており、駆動制御装置11と雷計測装置14との間は光信号により通信される。
さらに、遠隔監視用コンピュータ40,70は、図5で示すように、収集装置142宛に制御コマンドを送信したり、計測装置141宛に制御コマンドを送信することができる。このような制御としては、まず、収集装置142および計測装置141はともに同じ制御コマンドを受信して、制御コマンドに含まれる自らのアドレスが指定されているときは、その制御コマンドに対応する動作をする。収集装置142のアドレスが指定されたときは、収集装置142は遠隔監視用コンピュータ40,70へ向けてデータ(例えば計測データ)を送信する(Aの経路)。また、計測装置141のアドレスが指定されたときは、計測装置141は収集装置142を介して遠隔監視用コンピュータ40,70へ向けてデータ(例えば計測データ)を送信する(Bの経路)。
計測制御装置10”は、図7(a)で示すように、駆動制御装置11、電源ケーブル12、接点信号ケーブル13、雷計測装置14、ロゴウスキーコイル15、GPSアンテナ16を備えている。
駆動制御装置11は、さらにHUB111、PLC112、リレー113、電源装置114、無線装置116を備える。
雷計測装置14は、計測装置141、収集装置142、無線装置144を備える。
この形態では先に図3を用いて説明した形態と比較すると、駆動制御装置11のメディアコンバータ115に代えて無線装置116を採用し、また、雷計測装置14のメディアコンバータ143に代えて無線装置144を採用して、光通信から無線通信に変更した点が相違する。以下、相違点を重点的に説明するものとし、先の形態と同じ構成については同じ符号を付すとともに重複する説明を省略する。さらに、先に説明した計測制御装置10,10’の計測動作・制御動作も行うものであり、重複する説明を省略する。
計測制御装置11の無線装置116は、電源装置114から電源供給されている。また、雷計測装置14の無線装置144は、電源装置114から電源ケーブル12を介して電源供給されている。収集装置142は、計測装置141が計測した計測データを読み出して収集する。この収集は定期的(例えば1時間毎)に行うようにしても良い。また、計測データが生成したときに計測装置141が収集装置142へ送信するようにしても良い。収集装置142はこのような計測装置141からの計測データを収集してデータ処理する処理手段として機能する。データ処理は例えば帳票形式にまとめた計測データとする。さらに、収集装置142はデータ処理された計測データを表示するWebページデータを生成する生成手段として機能する。Webページデータとすることで、外部の遠隔監視用コンピュータ40,70から容易に読み出しができるようになる。
駆動制御装置11側の無線装置116のアンテナ117と、雷計測装置14側の無線装置144のアンテナ145と、の間で無線通信信号を通信するようになされており、駆動制御装置11と雷計測装置14との間は無線通信信号により通信される。
例えば、本発明ではロゴウスキーコイル15はそれぞれ波高値計測用と波形計測用と二種のコイルを考慮したが、一つのロゴウスキーコイルが、波高値計測用と波形計測用とを兼ねるような構成を採用してもよい。しかしながら、ロゴウスキーコイルを分離することで、波高値計測用観測装置を波高値計測に最適となるように各種構成・設定値を決定することができ、同様に波形計測用観測装置でも波形計測に最適となるように各種構成・設定値を決定することができるため分離することが好ましい。
2:塔体
3:頂部収容箱
4:回転翼
5:風向風速計
6:避雷針
7:基礎
1000:雷撃電流監視制御システム
10,10’,10”:計測制御装置
11:駆動制御装置
111:HUB
112:PLC
113:リレー
114:電源装置
115:メディアコンバータ
116:無線装置
117:アンテナ
12:電源ケーブル
13:接点信号ケーブル
14:雷計測装置
141:計測装置
142:収集装置
143:メディアコンバータ
144:無線装置
145:アンテナ
15:ロゴウスキーコイル
16:GPSアンテナ
17:コンパクトフラッシュ(登録商標)
18:コンピュータ
19:中継用光ケーブル
20:幹線用光ケーブル
21:光ケーブル
30:メディアコンバータ
40:遠隔監視用コンピュータ
50:通信用サーバ装置
60:インターネット回線
70:遠隔監視用コンピュータ
80:駆動装置
Claims (6)
- 風車を構成するブレードと、ブレードを保持するロータ軸を回動自在に支持し、ロータ軸に直結される増速器およびこの増速器により回転して発電を行う発電機を収容する頂部収容箱と、頂部収容箱を先端で支持する塔体と、を備える風力発電設備に対して雷撃電流の監視および雷撃時の駆動制御を行う雷撃電流監視制御システムであって、
塔体の根元部が貫通するように装着され、この塔体の根元部の外周面と絶縁体を介して内接する円環状電流センサと、
電磁ノイズを遮蔽する筐体に覆われて風力発電設備内に設置され、雷撃電流に応じて円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する雷計測装置と、
接点信号を伝達する接点信号ケーブルと、
制御コマンドを出力する遠隔監視用コンピュータと、
遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを伝達する光ケーブルと、
電磁ノイズを遮蔽する筐体に覆われて風力発電設備内に設置され、接点信号ケーブルから入力される雷計測装置からの接点信号、または、光ケーブルから入力される遠隔監視用コンピュータからの制御コマンド、を受けて駆動制御信号を出力する駆動制御装置と、
駆動制御装置からの駆動制御信号を受けて風力発電設備を駆動制御する駆動装置と、
を備え、
雷計測装置からの接点信号が入力された場合、駆動制御装置は、駆動装置に対して優先的に風力発電設備の回転翼の回転停止制御を行わせることを特徴とする雷撃電流監視制御システム。 - 請求項1記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記雷計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
を備えることを特徴とする雷撃電流監視制御システム。 - 請求項1記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置の筐体内には、
円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する計測装置と、
前記計測装置が算出した計測データを収集する収集装置と、
前記収集装置に接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行う雷計測装置側のメディアコンバータと、
を備え、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
前記HUBに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行う駆動制御装置側のメディアコンバータと、
を備え、
駆動制御装置側のメディアコンバータと雷計測装置側のメディアコンバータとが中継用光ケーブルにより接続され、収集装置が収集した計測データを含む通信データが、雷計測装置側のメディアコンバータ、中継用光ケーブル、駆動制御装置側のメディアコンバータ、HUB、光ケーブルを介して遠隔監視用コンピュータへ送信されることを特徴とする雷撃電流監視制御システム。 - 請求項1に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置の筐体内には、
円環状電流センサから出力される誘起電流が入力されたときに演算処理を行って計測データを算出登録するとともに接点信号を出力する計測装置と、
前記計測装置が算出した計測データを収集する収集装置と、
前記収集装置に接続され、電気通信信号と無線通信信号との変換を行う雷計測装置側の無線装置と、
を備え、
前記駆動制御装置の筐体内には、
前記光ケーブルに接続され、電気通信信号と光通信信号との変換を行うHUBと、
前記HUBに接続され、遠隔監視用コンピュータからの制御コマンドを受けてオンまたはオフの接点信号を出力するPLCと、
前記計測装置または前記PLCから出力される接点信号を受けてオンまたはオフによる駆動制御信号を出力して駆動装置の制御を行うリレーと、
前記HUBに接続され、電気通信信号と無線通信信号との変換を行う駆動制御装置側の無線装置と、
を備え、
収集装置が収集した計測データを含む通信データが、雷計測装置側の無線装置、駆動制御装置側の無線装置、HUB、光ケーブルを介して遠隔監視用コンピュータへ送信されることを特徴とする雷撃電流監視制御システム。 - 請求項3または請求項4に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記収集装置は、
計測装置からの計測データを収集してデータ処理する処理手段と、
データ処理された計測データを表示するWebページデータを生成する生成手段と、
を備え、
光ケーブルに接続される遠隔地の遠隔監視用コンピュータのブラウザが前記収集装置へリクエストしたとき、前記収集装置は、Webページデータを含む通信データに変換した上で送信し、遠隔監視用コンピュータは、通信データからWebページデータを読み出してWebページを表示させることを特徴とする雷撃電流監視制御システム。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の雷撃電流監視制御システムにおいて、
前記雷計測装置は、計測データを着脱可能な記録媒体に登録することを特徴とする雷撃電流監視制御システム。
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