JP2009203849A - エンジン出力制御構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業車輌を姿勢安定且つ所望の走行速度に調整可能なエンジン出力制御構造を提供する。
【解決手段】エンジン出力操作部材703を第1操作位置から第2操作位置へと操作すると、制御装置700により、予め記憶されている制御関数Fに、前記第1操作位置に対応した前記エンジン10の出力回転数である第1回転数R1と前記第2操作位置に対応した前期エンジン10の出力回転数である第2回転数R2と所定のフィルタ定数Tとが入力されて時間に対する目標エンジン回転数Roが算出される。
そして、制御装置700により算出された目標エンジン回転数Roに基づいてガバナアクチュエータ702が作動制御される。
【選択図】図4

Description

出力回転数を変化させるガバナ機構及び前記ガバナ機構を作動させるガバナアクチュエータを有するエンジンと、人為操作可能なエンジン出力操作部材と、前記エンジン出力操作部材の操作位置を検出する操作位置検出センサと、前記操作位置検出センサからの検出信号に基づき前記ガバナアクチュエータの作動制御を行う制御装置とを備えた作業車輌に適用されるエンジン出力制御構造に関する。
トラクタ等の作業車輌におけるエンジン出力制御構造として、ガバナ機構を有するエンジンと、前記ガバナ機構を人為操作するためのエンジン出力操作部材とを有し、前記エンジンから駆動輪へ至る走行系伝動経路に介挿されたクラッチ装置及び多段変速装置に伝達するものが公知である。
前記ガバナ機構を人為操作するためのエンジン出力操作部材としては、所定の操作位置でレバー位置が保持される(所定のエンジン出力が保持される)スロットルレバー(ハンドアクセルレバー)及び非操作時には最小出力側(アイドリング側)に自動復帰するスロットルペダル(フートアクセルペダル)を備えているものが公知である(例えば、特許文献1参照)。また、多段変速装置は、当該多段変速装置を人為操作するための変速レバーを用いて人為操作される。
このような従来のエンジン出力制御構造においては、走行中は、前記エンジン出力操作部材の操作位置変化に伴ってエンジン回転数がリニアに変化するように制御されていた。このとき、エンジン出力操作部材の急操作を行うと、エンジン回転数の急激な増加又は減少が生じ、作業車輌が急激な姿勢変化を起こして走行がギクシャクする場合があった。
また、作業時においては、エンジン回転数は略一定に制御されていたため、作業負荷に応じて走行速度が増減される場合があった。
特開平9−250365号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、作業車輌を姿勢安定且つ所望の走行速度に調整可能なエンジン出力制御構造の提供を一の目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るエンジン出力制御構造は、出力回転数を変化させるガバナ機構及び前記ガバナ機構を作動させるガバナアクチュエータを有するエンジンと、人為操作可能なエンジン出力操作部材と、前記エンジン出力操作部材の操作位置を検出する操作位置検出センサと、前記操作位置検出センサからの検出信号に基づき前記ガバナアクチュエータの作動制御を行う制御装置とを備えた作業車輌に適用されるエンジン出力制御構造であって、前記制御装置には、前記エンジンの出力回転数に関し、所定のフィルタ定数によって決定される制御関数が記憶されており、前記制御装置は、前記エンジン出力操作部材の第1操作位置から第2操作位置への操作に応じて、前記エンジン出力操作部材の第1操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第1回転数と、前記エンジン出力操作部材の第2操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第2回転数と、前記フィルタ定数とに基づいて、前記制御関数を用いて時間に対する目標エンジン回転数を算出し、算出された前記目標エンジン回転数に基づいて前記ガバナアクチュエータを作動制御することを特徴とするものである。
上記構成のエンジン出力制御構造によれば、制御装置がエンジン出力操作部材の操作位置に対応してガバナアクチュエータを所定の作動位置に制御することにより、エンジンの出力回転数が所定の回転数となるようにガバナ機構が作動制御される。
ここで、エンジン出力操作部材を第1操作位置から第2操作位置へと操作すると、制御装置により、予め記憶されている制御関数に、前記第1操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第1回転数と前記第2操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第2回転数と所定のフィルタ定数とが入力されて時間に対する目標エンジン回転数が算出される。
そして、制御装置は、エンジンの出力回転数が算出された目標エンジン回転数となるようにガバナアクチュエータを作動制御する。
このように、エンジン出力操作部材の操作に対応したエンジン回転数の変更制御の際に、制御関数を用いることにより、エンジンの出力回転数の急な減少又は増加を緩和することができる。従って、エンストや車速の急な減速又は加速を防止することができ、走行フィーリングを向上させて、オペレータの意思に合致させることができる。
好ましくは、前記制御装置は、前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化した場合の前記エンジンの出力回転数と前記目標エンジン回転数とを比較して前記エンジン出力操作部材への操作が加速操作か減速操作かを判別し、前記加速操作の場合には、前記エンジンの出力回転数が前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化するように前記ガバナアクチュエータを作動制御する。
この場合、エンジン出力操作部材が操作された際、制御装置は、前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化した場合の前記エンジンの出力回転数と前記目標エンジン回転数とを比較して、前記エンジン出力操作部材への操作が加速操作か減速操作かを判別する。
そして、前記制御装置は、加速操作と判別した場合には、前記エンジンの出力回転数が前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化するように前記ガバナアクチュエータを作動制御する。一方、前記制御装置は、減速操作と判別した場合には、前記制御関数に基づいた目標エンジン回転数となるようにガバナアクチュエータを制御する。
これにより、車速の急激な減少により走行フィーリングが悪化する減速操作においては、制御関数に基づいたエンジン出力制御を行う一方で、よりダイレクトな加速感を得ることが好ましい加速操作においては、前記制御関数を用いることなく線形にエンジン出力制御を行うことにより、より走行フィーリングを向上させることができる。
好ましくは、前記フィルタ定数を変更するためのフィルタ定数変更部材を備えている。
この場合、フィルタ定数をフィルタ定数変更部材により変更入力することにより、時間に対する目標エンジン回転数が変更される結果、エンジン出力の制御特性が変更される。
このように、フィルタ定数変更部材により走行態様や作業態様に応じて制御特性を調整することにより、より適切な走行態様を採用することができるため、走行フィーリングを向上させて、オペレータの意思に合致させることができる。
より好ましくは、前記フィルタ定数変更部材は、作業車輌の走行状態に応じた走行モードを選択する走行モード選択部材である。
この場合、走行モード選択部材を操作することにより、作業車輌の走行状態に応じた走行モードに変更することで、当該走行状態に好適なフィルタ定数が選択される。
従って、走行モードを選択することにより自動的に好適なエンジン出力特性を得ることができる。
また、好ましくは、前記フィルタ定数変更部材には、作業車輌の走行状態毎に適した設定位置が視認可能に付設されている。
この場合、フィルタ定数変更部材を操作する際、フィルタ定数変更部材に付設された作業車輌の走行状態毎に適した設定位置に位置させることにより、作業車輌の走行状態に好適なフィルタ定数が選択される。
従って、入力するフィルタ定数の値を作業車輌の走行状態に合わせて容易に選択することができる。
本発明に係るエンジン出力制御構造によれば、エンジン出力操作部材の操作に対応したエンジン回転数の変更制御の際に、制御関数を用いることにより、エンジンの出力回転数の急な減少又は増加を緩和することができる。従って、エンストや車速の急な減速又は加速を防止することができ、走行フィーリングを向上させて、オペレータの意思に合致させることができる。この結果、燃費も向上させることができる。
以下、本発明に係るエンジン出力制御構造の好ましい実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン出力制御構造が適用されたトラクタ1の左側面図である。また、図2は、図1のトラクタ1の伝動機構を示す図である。
作業車輌であるトラクタ1は、図1及び図2に示すように、駆動源であるエンジン10からの動力を伝動部20を介して出力部30へ伝達するように構成されている。
本実施の形態においては、前記トラクタ1は、前記出力部30として駆動車軸31及びPTO軸29を有している。
従って、前記伝動部20は、前記エンジン10からの動力を駆動車軸31へ伝達するとともに、前記PTO軸29へも伝達するように構成されている。
前記トラクタ1の伝動部20には、走行系伝動機構として、前後進切替え装置3と、高低速切替え装置13と、主変速装置16と、副変速装置19とを備えており、これらの装置は直列接続されている。
前記前後進切替え装置3は、エンジン10の出力軸となる原動軸8と該原動軸8に平行(図示の形態においては下方)に配置された従動軸9との間に配設されている。前記高低速切替え装置13は、従動軸9の延長線上に配置され該従動軸9に連結された駆動軸47と原動軸8の延長線上に配置された中空の従動軸12との間に配設されている。
前記主変速装置16は、従動軸12の延長線上に配置され該従動軸12に連結された中空の駆動軸14と駆動軸47の延長線上に配置された従動軸15との間に配設されている。
前記副変速装置19は、従動軸15及び該従動軸15に作動的に連結された中空のカウンタ軸17と、前記従動軸15の延長線上に配置されたプロペラ軸18との間に配設されている。なお、前記中空カウンタ軸17は、前記駆動軸14の延長線上に配置されている。
前記プロペラ軸18の後端には、左右後輪用のデファレンシャルギヤ機構の入力傘歯車49に対し噛合される小傘歯車21が設けられている。また、伝動部20の底部には、副駆動軸である前車軸32へ向けて回転動力を出力する前輪駆動力取出し軸23が配設されており、該前輪駆動力取出し軸23は、前輪駆動クラッチ24を介して、前記プロペラ軸18に接続されている。
また、前記トラクタ1の伝動部20には、PTO系伝動機構として、前端が原動軸8に対し連結された伝動軸25であって、前記中空従動軸12、中空駆動軸14及び中空カウンタ軸17を貫通する伝動軸25と、該伝動軸25の後端に連結するように配設された伝動軸26と、該伝動軸26の延長線上に配置された他の伝動軸27と、前記伝動軸26及び伝動軸27の間に配設されたPTOクラッチ28と、前記伝動軸27と平行(図示の形態においては下方)に配設され、後端が伝動部20から後方に延出されたPTO軸29と、前記伝動軸27及びPTO軸29の間に配設された3段の変速段を有するPTO変速装置50とを備えている。
前後進切替え装置3は、原動軸8に遊嵌された2個の歯車34,35と、従動軸9に固定された2個の歯車36,37とを有している。歯車34,36は直接に噛合させ、且つ、歯車35,37は中間のアイドラ歯車(図示せず)を介して噛合されている。
前後進切替え装置3は、さらに、歯車34,35の間において原動軸8に固定設置された前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rを有している。前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rは、共通のクラッチシリンダ内に設けられる。
各油圧クラッチ40F,40Rは、それぞれ周知の摩擦多板式クラッチとされている。かかる構成において、前進用油圧クラッチ40Fをクラッチ係合状態として歯車34を原動軸8に作動的に連結させると、従動軸9が車輌前進方向に回転する。逆に、後進用油圧クラッチ40Rをクラッチ係合状態として歯車35を原動軸8に作動的に連結させると、従動軸9が車輌後進方向に回転する。
高低速切替え装置13は、駆動軸47に遊嵌された2個の歯車43,44と、従動軸12に固定された2個の歯車45,46とを備えている。前記歯車43,44は、それぞれ、前記歯車45,46と噛合されている。
高低速切替え装置13は、さらに、歯車43,44の間に位置するように、駆動軸47に配設された高速用油圧クラッチ48H及び低速用油圧クラッチ48Lを備えている。高速用油圧クラッチ48H及び低速用油圧クラッチ48Lは、駆動軸47に固定設置された共通のクラッチシリンダを備えている。高速用油圧クラッチ48H及び低速用油圧クラッチ48Lは、それぞれ周知の摩擦多板式クラッチとされている。
駆動軸47には、高速用油圧クラッチ48H及び低速用油圧クラッチ48Lに共通させた作動油通路が設けられており、当該作動油通路に圧油を供給した場合としない場合とで高速用油圧クラッチ48H又は低速用油圧クラッチ48Lの何れか一方が択一的に係合される。
本実施形態の高低速切替え装置13は、油圧クラッチ48H,48Lに対し油圧を作用させると、高速用油圧クラッチ48Hが係合し且つ低速用油圧クラッチ48Lが解放され、且つ、油圧クラッチ48H,48Lに対し油圧の作用を解除すると、高速用油圧クラッチ48Hが解放され、且つ、低速用油圧クラッチ48Lが係合するように、構成されている。
前記主変速装置16は、図2に示すように、駆動軸14に固定された3個の歯車53,54,55と、従動軸15に遊嵌された3個の歯車56,57,58とを備えている。前記固定歯車53〜55は、対応する前記遊嵌歯車56〜58と噛合されている。
さらに、前記主変速装置16は、歯車56,57間及び歯車56,58間に位置するように従動軸15に設けられた2個の複式同期クラッチ61,62を備えており、歯車56〜58を選択的に従動軸15に結合させることにより、3段の変速を得るように構成されている。
前記副変速装置19は、図2に示すように、従動軸15からカウンタ軸17へ減速接続する歯車列64,65と、該カウンタ軸17に固定された2個の歯車66,67と、このうちの小径側の歯車67に対し減速歯車機構68を介し接続された歯車69であって、カウンタ軸17以外に支持された歯車69と、歯車69,67とそれぞれ噛合されるようにプロペラ軸18に遊嵌された歯車70,71と、前記歯車70,71をプロペラ軸18に対し選択的に結合させる複式クラッチ72と、歯車66と噛合するように、プロペラ軸18に遊嵌された歯車73と、歯車73をプロペラ軸18に対し結合する位置とプロペラ軸18を従動軸15に対し直結する位置と中立位置とに操作される複式クラッチ74とを備えている。
かかる構成の副変速装置19は、複式クラッチ74を中立位置に位置させた状態で複式クラッチ72により歯車71をプロペラ軸18に相対回転不能に結合させた1速と、複式クラッチ74を中立位置に位置させた状態で複式クラッチ72により歯車70をプロペラ軸18に相対回転不能に結合させた歯車67,70を噛合させた2速と、複式クラッチ74によりプロペラ軸18を歯車73に結合させた3速と、複式クラッチ74によりプロペラ軸18を従動軸15に直結させた4速とに応じた回転速度をプロペラ軸18に選択的に得ることができる。
ここで、前記トラクタ1のエンジン出力制御構造について説明する。
図3に、図1のトラクタ1におけるエンジン出力制御構造の構成図を示す。
本実施形態において、前記エンジン10には、図3に示すように、電子ガバナ機構701が設けられており、電子ガバナ機構701の作動に応じて前記エンジン10の出力(回転数)が変更される。前記電子ガバナ機構701は、制御装置700からの制御信号に基づいてガバナアクチュエータ702によって作動する。
前記エンジン10の出力変更操作は、スロットルペダルやスロットルレバー等のエンジン出力操作部材703を人為操作することにより行われる。前記エンジン出力操作部材703の操作量は、当該エンジン出力操作部材703の操作位置を検出する操作位置検出センサ704により電気信号に変換され、前記ガバナアクチュエータ702の作動制御を行う前記制御装置700に送信される。
前記エンジン出力操作部材703をスロットルペダルにて構成した場合、当該エンジン出力操作部材703は、操作軸705回りに操作可能に構成され、弾性部材等により操作軸705回り一方側に付勢されることにより、前記弾性部材等の付勢力により初期位置(例えば、最低出力位置)に保持されており、前記付勢力に抗して前記エンジ出力操作部材703を操作する(スロットルペダルを踏み込む)ことにより、操作軸705回り他方側の最大操作位置(例えば、最大出力位置)まで操作可能に構成される。
前記操作位置検出センサ704は、前記エンジン出力操作部材703の操作軸705回りの回転角度を検出するポテンショセンサ等により実現される。
前記制御装置700には、エンジン出力操作部材703の操作位置と前記ガバナアクチュエータ702の作動位置との対応関係を記憶したデータと、前記エンジン10の出力回転数Rに関し、所定の変更可能なフィルタ定数Tによって決定される制御関数Fとが記憶されている。
前記トラクタ1は、エンジン出力制御構造として、前記フィルタ定数Tを変更するための人為操作可能なフィルタ定数変更部材706を備えている。
前記フィルタ定数変更部材706は、操作軸回り回転可能なポテンショセンサ(図示せず)を有し、前記フィルタ定数変更部材706の操作量がポテンショセンサで検出され、電気信号に変換されて、前記制御装置700に送信される。
ここで、前記制御装置700は、前記エンジン出力操作部材703の第1操作位置から第2操作位置への操作に応じて、前記エンジン出力操作部材703の第1操作位置に対応した前記エンジン10の出力回転数である第1回転数R1と、前記エンジン出力操作部材703の第2操作位置に対応した前記エンジン10の出力回転数である第2回転数R2と、前記フィルタ定数Tとに基づいて、前記制御関数Fを用いて時間に対する目標エンジン回転数Roを算出し、算出された前記目標エンジン回転数Roに基づいて前記ガバナアクチュエータ702を作動制御する。
図4に、本実施形態におけるエンジン出力制御構造の制御フローを示す。
図4に示すように、エンジン出力操作部材703を第1操作位置から第2操作位置へと操作すると(ステップS1)、前記制御装置700は、操作位置検出センサ704を介してエンジン出力操作部材703の第1操作位置に対応する第1回転数R1と、第2操作位置に対応する第2回転数R2とを検出する(ステップS2)。
また、制御装置700は、フィルタ定数変更部材706から入力設定されているフィルタ定数Tを検出する(ステップS3)。
制御装置700は、予め記憶されている制御関数Fを読み出し、当該制御関数Fに前記エンジン10の第1回転数R1、第2回転数R2と前記フィルタ定数Tとを入力することにより、時間に対する目標エンジン回転数Roを算出する(ステップS4)。
図5及び図6に、減速時及び加速時において前記制御関数Fより算出された時間に対する目標エンジン回転数Roのグラフを示す。
図5及び図6に示すように、本実施形態の制御関数Fとしては、一次遅れ関数(ローパスフィルタ)が適用される。一次遅れ関数である制御関数Fは、例えば、以下に示す伝達関数G(s)を有している。
[数1]
G(s)=2πfc/(s+2πfc)
ここで、fcは、カットオフ周波数である。
本実施形態においては、上記伝達関数がコンピュータである制御装置700に適用可能とするために離散化している。即ち、伝達関数G(s)を離散化した差分方程式は、以下のように表される。
[数2]
sXn[0]=IN−D1×sXn[1]
OUT=N0×sXn[0]+N1×sXn[1]
ここで、INには、エンジン出力操作部材703の操作に対して線形対応させた場合(前記制御関数F(ローパスフィルタ)を適用しなかった場合)のエンジン10の目標エンジン回転数Rmが入力される。即ち、前記INには、前記エンジン出力操作部材703の操作に応じて第1回転数R1から第2回転数R2まで変化する値が入力される。また、OUTは、制御関数Fに基づいて出力された(フィルタ処理後の)目標エンジン回転数Roである。また、sXn[0]は、現在の中間変数であり、sXn[1]は、1サンプリング前の中間変数である。
さらに、D1,N0,N1は、以下のように表される。
[数3]
D1=(2π×fc×Δt)
N0=0
N1=2π×fc×Δt
ここで、Δtは、サンプリング周期である。
前記差分方程式におけるフィルタ定数(一次遅れ関数の時定数)は、前記カットオフ周波数fc(fc=1/2πT)として表現される。即ち、フィルタ定数変更部材706を操作することにより、前記差分方程式におけるカットオフ周波数fcが変更入力されることとなる。
このカットオフ周波数fcをフィルタ定数変更部材706を用いて変更することにより、図5及び図6に示すように、フィルタ定数Tが変化する結果、時間に対する目標エンジン回転数Ro、つまり、エンジン出力の制御特性が変更される。
本実施形態において、前記制御装置700は、前記エンジン出力操作部材703の操作に対して線形に変化した場合(前記制御関数F(ローパスフィルタ)を適用しなかった場合)の前記エンジン10の出力回転数(図5及び図6に破線で示す線形制御エンジン回転数Rm)と前記目標エンジン回転数Roとを比較して前記エンジン出力操作部材703への操作が加速操作(図6)か減速操作(図5)かを判別する(ステップS5)。
エンジン出力操作部材703の操作が加速操作又は減速操作の何れであるかの判別方法としては、エンジン出力操作部材703の操作開始後所定時間ts経過後における前記目標エンジン回転数Roの値が同時刻における前記線形制御エンジン回転数Rmの値を上回るか否かで判別される。
即ち、前記所定時間ts経過後における前記目標エンジン回転数Roの値が同時刻における前記線形制御エンジン回転数Rmの値を上回る場合(図5)は、減速時と判定され、下回る場合(図6)には、加速時と判定される。
この結果、図5に示すような減速操作の場合(ステップS5でYes)には、算出された前記目標エンジン回転数Roに基づいてガバナアクチュエータ702が作動制御される(ステップS6)。
一方、図6に示すような加速操作の場合(ステップS5でNo)には、前記エンジン10の出力回転数が前記エンジン出力操作部材703の操作に対して線形に変化するように(図6における破線の値となるように)前記ガバナアクチュエータ702が作動制御される(ステップS7)。
このように、エンジン出力操作部材703の操作に対応したエンジン回転数Rの変更制御の際に、制御関数Fを用いるとともに、フィルタ定数変更部材706により走行態様や作業態様に応じて制御特性を調整することにより、エンジン10の出力回転数Rの急な減少又は増加を緩和することができる。従って、エンストや車速の急な減速又は加速を防止することができ、走行フィーリングを向上させて、オペレータの意思に合致させることができる。この結果、燃費も向上させることができる。
また、特にHST(Hydraulic Static Transmission)のような無段変速機構を有しないトラクタ1に適用した場合、無段変速装置を有しないにも拘らず、滑らかな車速の変更を行うことができる。
さらに、本実施形態においては、車速の急激な減少により走行フィーリングが悪化する減速操作において、制御関数Fに基づいたエンジン出力制御を行う一方で、よりダイレクトな加速感を得ることが好ましい加速操作においては、前記制御関数Fを用いることなく線形にエンジン出力制御を行うことにより、より走行フィーリングを向上させることができる。
ここで、前記フィルタ定数変更部材706の複数の実施態様について説明する。以下に挙げる実施態様の全てをトラクタ1に備えることとしてもよいし、何れか1つを備えることとしてもよい。また、下記に限定されることなく、同様の構成を有する他の態様を採用することとしてもよい。
まず、前記フィルタ定数変更部材706の第1の態様として、前記トラクタ1は、トラクタ1の走行状態に応じた走行モード(例えば、路上走行モード、圃場走行モード、及び作業走行モード等)を選択する走行モード選択部材を備え得る。
例えば、走行モード選択部材は、路上走行モード位置、圃場走行モード位置及び作業走行モード位置の何れかをとり得るように構成される。
この場合、前記走行モード選択部材を前記各モード位置の何れかへ切替操作することにより、前記走行モード選択部材により選択された走行モードに移行(車速制御等が変更される)し、前記制御装置700は、前記選択された走行モードに応じて予め設定、記憶されている前記フィルタ定数Tに基づいて制御関数Fの制御特性を変更する(目標エンジン回転数Roを算出する)。
例えば、作業走行時においては、できるだけエンジン出力操作部材703の操作に対してエンジン回転数がリニアに変化することが望まれる。即ち、前記エンジン10の駆動力により作業機の昇降機構(ローダ等)を油圧作動させる際に、エンジン10の駆動力(出力回転数)を上げて作動油量を多くすることにより、短時間で昇降させる場合がある。このような場合には、前記フィルタ定数変更部材706として機能する走行モード選択部材を作業走行モード位置へ切替操作することにより、前記エンジン出力操作部材703の操作に対するエンジン出力をリニアに制御するべく、前記フィルタ定数Tを小さくすることが有効である。
また、例えば、路上走行時(高速走行時)においては、減速の際に、エンジン出力操作部材703の操作に対してエンジン回転数が緩やかに変化することが望まれる。即ち、エンジン出力操作部材703の操作を解除した場合(踏み込んでいたスロットルペダルから足を急に離した場合)、当該エンジン出力操作部材703の操作量が急激に減少するため、これに応じてエンジン10の出力回転数も急激に減少させてしまうと、トラクタ1が急減速して走行安定性が損われる。このような路上走行時には、前記フィルタ定数変更部材706として機能する走行モード選択部材を路上走行モード位置へ切替操作することにより、前記エンジン出力操作部材703の操作に対するエンジン出力を緩やかに制御するべく、前記フィルタ定数Tを大きくすることが有効である。
このように、上記走行モードを備える場合、前記走行モード選択部材が操作される位置が作業走行モード位置、圃場走行モード位置、路上走行モード位置の順で減速時における前記フィルタ定数Tが大きく(エンジン回転数の落ち方が緩やかになるように)設定される。
従って、走行モードを選択することにより自動的に好適なエンジン出力特性を得ることができる。
なお、前記フィルタ定数変更部材706として機能する走行モード選択部材を備える場合であっても、当該走行モード選択部材とは別に、専用のフィルタ定数変更部材706を備えることとしてもよい。即ち、走行モード選択部材で選択される走行モードとは関係なく前記専用のフィルタ定数変更部材706を操作することで任意のフィルタ定数Tを設定することができる。
また、前記複数の走行モードは、一例であり、これらに限定されない。
前記フィルタ定数変更部材706の第2の態様として、前記トラクタ1は、前記フィルタ定数変更部材706に、トラクタ1の走行状態毎に適した設定位置が視認可能に付設され得る。
図7は、本実施形態におけるフィルタ定数変更部材706の構成例を示す図である。
例えば、フィルタ定数変更部材706は、運転席近傍(前方)の操作パネル面上に設けられ、図7に示すように、フィルタ定数変更部材706の操作軸に相対回転不能に固定された把持部706aの周囲の操作パネル面に所定の走行状態(例えば、作業走行状態、圃場走行状態及び路上走行状態)毎に適した設定位置が指し示された指標パネル707が取り付けられる(操作パネル面上に直接印字等されてもよい)。
この場合、フィルタ定数変更部材706を操作する際、フィルタ定数変更部材706に付設されたトラクタ1の走行状態毎に適した設定位置に位置させることにより、トラクタ1の走行状態に好適なフィルタ定数Tが選択される。
しかも、フィルタ定数変更部材706は、当該指標パネルで指示された位置以外の位置へも操作可能であるため、一先ずフィルタ定数変更部材706を路上走行位置に設定した上で、路面状況や好みに合わせて再度フィルタ定数変更部材706を微調整することが可能である。
従って、入力するフィルタ定数Tの値をトラクタ1の走行状態や好みに合わせて容易に選択することができる。
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
例えば、上記実施形態ではHST(Hydraulic Static Transmission)のような無段変速装置を用いない構成について説明したが、前記HSTのような無段変速装置を備えた走行系伝達機構を有する作業車輌にも適用可能である。前記HSTを有する作業車輌においては、本発明のエンジン出力制御に加えて、前記エンジン出力に応じてHSTの出力を自動制御することも可能である。これにより、エンジン10の出力回転数とHST出力との間で、回転数の急激な減少又は増加を緩和することができ、走行フィーリングをより向上させることができる。
また、上記実施形態においては、減速操作時においてのみ制御関数Fに基づいた目標エンジン回転数Roを採用することとしているが、加速操作時においても制御関数Fに基づいた目標エンジン回転数Roを採用することとしてもよい。この場合には、減速時と加速時とで異なるフィルタ定数Tを採用可能に構成することが好ましい。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン出力制御構造が適用されたトラクタの左側面図である。 図2は、図1のトラクタの伝動機構を示す図である。 図3は、図1のトラクタにおけるエンジン出力制御構造の構成図である。 図4は、本実施形態におけるエンジン出力制御構造の制御フローである。 図5は、減速時において制御関数より算出された時間に対する目標エンジン回転数のグラフである。 図6は、加速時において制御関数より算出された時間に対する目標エンジン回転数のグラフである。 図7は、本実施形態におけるフィルタ定数変更部材706の構成例を示す図である。
符号の説明
1 トラクタ(作業車輌)
10 エンジン
700 制御装置
701 ガバナ機構
702 ガバナアクチュエータ
703 エンジン出力操作部材
704 操作位置検出センサ
706 フィルタ定数変更部材
F 制御関数
Ro 目標エンジン回転数
R1 第1回転数
R2 第2回転数
T フィルタ定数

Claims (5)

  1. 出力回転数を変化させるガバナ機構及び前記ガバナ機構を作動させるガバナアクチュエータを有するエンジンと、人為操作可能なエンジン出力操作部材と、前記エンジン出力操作部材の操作位置を検出する操作位置検出センサと、前記操作位置検出センサからの検出信号に基づき前記ガバナアクチュエータの作動制御を行う制御装置とを備えた作業車輌に適用されるエンジン出力制御構造であって、
    前記制御装置には、前記エンジンの出力回転数に関し、所定のフィルタ定数によって決定される制御関数が記憶されており、
    前記制御装置は、前記エンジン出力操作部材の第1操作位置から第2操作位置への操作に応じて、前記エンジン出力操作部材の第1操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第1回転数と、前記エンジン出力操作部材の第2操作位置に対応した前記エンジンの出力回転数である第2回転数と、前記フィルタ定数とに基づいて、前記制御関数を用いて時間に対する目標エンジン回転数を算出し、
    算出された前記目標エンジン回転数に基づいて前記ガバナアクチュエータを作動制御することを特徴とするエンジン出力制御構造。
  2. 前記制御装置は、前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化した場合の前記エンジンの出力回転数と前記目標エンジン回転数とを比較して前記エンジン出力操作部材への操作が加速操作か減速操作かを判別し、
    前記加速操作の場合には、前記エンジンの出力回転数が前記エンジン出力操作部材の操作に対して線形に変化するように前記ガバナアクチュエータを作動制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジン出力制御構造。
  3. 前記フィルタ定数を変更するためのフィルタ定数変更部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン出力制御構造。
  4. 前記フィルタ定数変更部材は、作業車輌の走行状態に応じた走行モードを選択する走行モード選択部材を含むことを特徴とする請求項3に記載のエンジン出力制御構造。
  5. 前記フィルタ定数変更部材には、作業車輌の走行状態毎に適した設定位置が視認可能に付設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のエンジン出力制御構造。
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