JP2009203709A - 開閉体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱に影響されずに挟み込みを検出して挟み込み荷重が増大するのを回避できる開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】モータ負荷と閾値との比較結果に基づいて、車両の窓における異物の挟み込みの有無を判定する開閉体制御装置において、ドアが閉じたことに基づく第1外乱検出信号が、モータ負荷の変動に基づく第2外乱検出信号よりも先に発生した場合は、第2外乱検出信号に基づく閾値の変更を禁止し、第2外乱検出信号が第1外乱検出信号よりも先に発生した場合は、第2外乱検出信号に基づいて、挟み込み有の判定をしにくくなるように所定時間だけ閾値を大きくする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車載用のパワーウィンドウ装置のような開閉体制御装置に関し、特に、異物の挟み込み検出機能を備えた開閉体制御装置に関する。
車両に搭載されるパワーウィンドウ装置は、スイッチの操作によりモータを正転または逆転させてドアの窓ガラスを昇降させ、窓を開閉する装置である。一般に、このようなパワーウィンドウ装置においては、閉動作中の窓に異物が挟み込まれた場合に、これを検出してモータを反転させることで窓を開動作へ切り換え、挟み込まれた物が損傷を受けるのを回避するようにしている。挟み込みの検出にあたっては、モータの回転速度に基づいてモータの負荷(例えば回転速度の変化量)を算出し、このモータ負荷を所定の閾値と比較する。挟み込みが発生するとモータ負荷が増大するため、負荷が閾値を超えたときに挟み込みがあったと判定する。
しかしながら、モータの負荷は、異物の挟み込みだけではなく、ドアを閉じたときの振動や走行中の車両の振動等によっても変動する。そして、これらの振動によりモータの負荷が増大して閾値を超えると、実際には異物が挟み込まれていないにもかかわらず、異物が挟み込まれたと誤判定して窓が開いてしまうことが起こりうる。すなわち、外乱が原因で窓の開閉に誤動作が生じる。
外乱による挟み込みの誤判定を防止するため、従来から種々の提案がされている。例えば、下記の特許文献1では、ドアが閉じたことを検出してから一定時間だけ閾値を高くすることで、ドアが閉じた時の振動によってモータの回転速度が変動しても、速度変動量が閾値を超えないようにして誤判定を防止し、ドアが閉じてから一定時間が経過した後は閾値を元に戻すことにより、通常の挟み込み検出を行うようにしたパワーウィンドウ装置が提案されている。特許文献2にも同様の技術が開示されている。また、特許文献3では、ドアの閉動作完了が検出された後、モータが所定の回転量だけ回転する間は、挟み込み判定の閾値を増大させ、異物挟み込みの判定感度を鈍感にして、ドアの開閉動作時の異物挟み込みの誤判定を抑制するようにしたパワーウィンドウ装置が提案されている。
特許第3156553号公報 特許第3237519号公報 特開2007−9413号公報
車両において、ドアを閉じたことによる外乱は通常1回しか発生しない。したがって、ドアを閉じた際の振動によりモータ負荷の変動が検出された後に、再びモータ負荷の変動が検出された場合は、挟み込みが発生した可能性が高い。挟み込みが発生した場合、その時点からモータ負荷が単調減少するのが普通であるが、種々の要因により、挟み込み発生時に外乱を伴う場合がある。例えば、低温下での凍結や開閉機構の経年変化により窓ガラスの摺動性が悪化すると、上記のような外乱が生じる。ドアを閉じた後にすぐに走行を開始したような場合にも、同様の外乱が発生する。特許文献1〜3のように、ドアが閉じたことによる外乱に対して所定期間だけ閾値を変更し、挟み込みの検出をしにくくすることで、誤判定を防止することができるが、所定期間が経過して閾値を元に戻した後に、上記のような外乱を伴う挟み込みが発生した場合、この外乱に基づいて再び閾値を変更すると、挟み込みが検出されず、挟み込まれた物に対する挟み込み荷重が増大するという問題がある。
一方、車両が走行している間も、悪路(舗装されていない砂利道、凸凹道など)を走行中の場合は振動により外乱が発生するので、この外乱が検出されたことに基づいて閾値を変更することにより、挟み込みの誤判定を回避することができる。また、車両が停止する時には、停止に基づく外乱が発生するため、この外乱を検出して走行中と同様に閾値を変更することで誤判定が回避される。車両停止による外乱も、通常は1回しか発生しないので、その後にモータ負荷の変動が検出された場合は、挟み込みが発生した可能性が高い。したがって、挟み込みが外乱を伴うものである場合、この外乱に対して閾値を変更すると、挟み込みが検出されず、挟み込み荷重が増大するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、外乱に影響されずに挟み込みを検出して挟み込み荷重が増大するのを回避できる開閉体制御装置を提供することにある。
本発明に係る開閉体制御装置は、車両に備わる開閉体を駆動するモータの回転速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段が検出した回転速度に基づいて、モータ負荷を算出する負荷算出手段と、この負荷算出手段が算出したモータ負荷と閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて開閉体における異物の挟み込みの有無を判定する判定手段とを備えた開閉体制御装置であって、車両の状態に基づいて外乱を検出する第1の外乱検出手段と、速度検出手段の検出結果に基づいて外乱を検出する第2の外乱検出手段と、判定手段が挟み込み有の判定をしにくくなるように閾値を変更する閾値変更手段とをさらに備える。閾値変更手段は、第1の外乱検出手段が、第2の外乱検出手段より先に外乱を検出した場合は、第2の外乱検出手段の外乱検出に基づく閾値の変更を禁止し、第2の外乱検出手段が、第1の外乱検出手段より先に外乱を検出した場合は、第2の外乱検出手段の外乱検出に基づき所定時間だけ閾値を変更する。
このような構成によると、車両の状態(ドア閉など)に基づく第1外乱が発生した後に、第2外乱が発生した場合は、第2外乱に基づく閾値の変更が禁止されるため、第2外乱を伴う挟み込みに対し、通常の閾値に基づいて挟み込みを検出することができる。このため、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重を低減して、物体に損傷が生じるのを回避することができる。一方、第2外乱が第1外乱より先に発生した場合は、この第2外乱を挟み込みに伴う外乱でないとみなして閾値の変更を行い、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。
上述した開閉体制御装置において、閾値変更手段は、第1の外乱検出手段の外乱検出に基づき閾値を変更するように構成されていてもよい。
これによると、第1外乱によりモータ負荷が変動しても、閾値が変更されて挟み込みが検出されにくくなるので、第1外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。
本発明に係る他の開閉体制御装置では、閾値変更手段は、第1の外乱検出手段が外乱を検出しない状態で、第2の外乱検出手段が最初に外乱を検出した場合に、所定時間だけ閾値を変更し、閾値の変更が行われた後に、第2の外乱検出手段が外乱を検出した場合は、閾値の変更を禁止する。
このような構成によると、車両の状態(走行・停止など)に基づく第1外乱が発生していない状態で、第2外乱が最初に検出された場合は、この第2外乱を挟み込みによる外乱でないとみなして、閾値の変更を行い、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。一方、閾値の変更後に再び第2外乱が検出された場合は、閾値の変更を禁止することで、第2外乱を伴う挟み込みに対し、通常の閾値に基づいて挟み込みを検出することができる。このため、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重を低減して、物体に損傷が生じるのを回避することができる。
上述した他の開閉体制御装置において、第2の外乱検出手段が外乱を検出しやすくなるように検出感度を変更する感度変更手段をさらに設け、第1の外乱検出手段が外乱を検出した場合に、感度変更手段が検出感度を変更するようにしてもよい。
このような構成によると、第1外乱が検出されたときに、第2外乱を検出しやすくなるように検出感度が変更されるので、第2外乱に基づいて閾値の変更を行い、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。
本発明によれば、外乱に影響されずに挟み込みを検出できるので、挟まれた物に対する挟み込み荷重の増大が回避され、より安全性の高い開閉体制御装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態につき図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。1は窓の開閉動作を制御するCPUからなる制御部、2はモータ3を駆動するモータ駆動回路、4はモータ3の回転に同期したパルスを出力するロータリエンコーダ、5はロータリエンコーダ4から出力されるパルスを検出するパルス検出回路、6はROMやRAM等から構成されるメモリ、7は窓の開閉を操作するための操作スイッチ、8はドアの開閉を検出するドア開閉センサである。
上記構成において、ロータリエンコーダ4およびパルス検出回路5は、本発明における速度検出手段の一例であり、ドア開閉センサ8は本発明における第1外乱検出手段の一例であり、制御部1は、本発明における第2外乱検出手段、負荷算出手段、判定手段、閾値変更手段、感度変更手段の一例である。
操作スイッチ7を操作すると、制御部1に窓開閉指令が与えられ、モータ駆動回路2によりモータ3が正転または逆転する。モータ3の回転により、モータ3と連動する窓開閉機構が作動して窓の開閉が行われる。パルス検出回路5はロータリエンコーダ4から出力されるパルスを検出し、制御部1はこの検出結果に基づきモータの回転速度や窓の移動距離を算出して、モータ駆動回路2を介してモータ3の回転を制御する。
図2は、操作スイッチ7の一例を示した概略構成図である。操作スイッチ7は、軸Qを中心としてab方向に回転可能な操作ノブ71と、この操作ノブ71と一体に設けられたロッド72と、公知のスライドスイッチ73とから構成される。74はスライドスイッチ73のアクチュエータ、20は操作スイッチ7が組み込まれるスイッチユニットのカバーである。ロッド72の下端は、スライドスイッチ73のアクチュエータ74と係合しており、操作ノブ71がab方向に回転すると、ロッド72を介してアクチュエータ74がcd方向に移動し、その移動位置に応じてスライドスイッチ73の接点(図示省略)が切り換えられる。
操作ノブ71は、オート閉AC、マニュアル閉MC、中立N、マニュアル開MO、オート開AOの各位置へ切換可能となっている。図2は、操作ノブ71が中立Nの位置にある状態を示している。この位置から操作ノブ71をa方向に一定量回転させて、マニュアル閉MCの位置にすると、マニュアル動作で窓が閉じるマニュアル閉動作が行われ、この位置よりさらにa方向に操作ノブ71を回転させてオート閉ACの位置にすると、オート動作で窓が閉じるオート閉動作が行われる。また、操作ノブ71を中立Nの位置からb方向に一定量回転させて、マニュアル開MOの位置にすると、マニュアル動作で窓が開くマニュアル開動作が行われ、この位置よりさらにb方向に操作ノブ71を回転させてオート開AOの位置にすると、オート動作で窓が開くオート開動作が行われる。操作ノブ71には、図示しないバネが設けられており、回転した操作ノブ71から手を離すと、操作ノブ71はバネの力により中立Nの位置に復帰する。
マニュアル動作の場合は、操作ノブ71がマニュアル閉MCまたはマニュアル開MOの位置に手で保持され続ける間だけ、窓を閉じる動作または開ける動作が行われ、操作ノブ71から手を離してノブが中立Nの位置に復帰すると、窓の閉動作または開動作は停止する。一方、オート動作の場合は、一旦、操作ノブ71がオート閉ACまたはオート開AOの位置まで回転されると、その後は操作ノブ71から手を離してノブが中立Nの位置に復帰しても、窓の閉動作または開動作が継続して行われる。
図3は、車両の各窓に設けられる窓開閉機構の一例を示した図である。100は自動車の窓、101は窓100を開閉する窓ガラス、102は窓開閉機構である。窓ガラス101は、窓開閉機構102の作動により昇降動作を行い、窓ガラス101の上昇により窓100が閉じ、窓ガラス101の下降により窓100が開く。窓開閉機構102において、103は窓ガラス101の下端に取り付けられた支持部材である。104は一端が支持部材103に係合され、他端がブラケット106に回転可能に支持された第1アーム、105は一端が支持部材103に係合され、他端がガイド部材107に係合された第2アームである。第1アーム104と第2アーム105とは、それぞれの中間部において軸を介して連結されている。3は前述のモータ、4は前述のロータリエンコーダである。ロータリエンコーダ4はモータ3の回転軸に連結されており、モータ3の回転に応じたパルスを出力する。このパルスの周波数または周期を計数することにより、モータ3の回転速度を検出することができる。また、ロータリエンコーダ4の出力から、モータ3の回転量(窓ガラス101の移動量)を算出することができる。
109はモータ3により回転駆動されるピニオン、110はピニオン109と噛合して回転する扇形のギヤである。ギヤ110は、第1アーム104に固定されている。モータ3は正逆方向に回転可能であり、正逆方向への回転によりピニオン109およびギヤ110を回転させて、第1アーム104を正逆方向へ回動させる。これに追随して、第2アーム105の他端がガイド部材107の溝に沿って横方向にスライドし、支持部材103が上下方向に移動して窓ガラス101を昇降させ、窓100を開閉する。
以上のようなパワーウィンドウ装置において、操作ノブ71が図2のマニュアル閉MCまたはオート閉ACの位置にあって、マニュアル閉動作またはオート閉動作が行われる場合は、物体の挟み込みを検出する機能が備わっている。すなわち、図4に示したように、窓100が閉まる途中で窓ガラス101の隙間に物体Zが挟み込まれた場合、これを検出して窓100の閉動作を開動作へ切り換えるようになっている。挟み込みの検出にあたっては、モータ3の回転速度に基づいてモータ負荷を算出し、このモータ負荷を閾値と比較して挟み込みの有無を判定する。モータ負荷は、例えば回転速度の変化量で表される。窓100に物体Zの挟み込みが発生すると、モータ3の負荷が増大して回転速度が低下するため、速度の変化量が大きくなり、この速度変化量が所定の閾値を超えたときに、物体Zが挟み込まれたと判定する。閾値は、メモリ6(図1)にあらかじめ記憶されている。
次に、第1実施形態における挟み込みの検出動作について、図5、図6を参照して説明する。図において、第1外乱検出信号は、ドア開閉センサ8(図1)の出力信号であり、ドア開とドア閉を表す2値信号からなる。モータ負荷は、モータ3の回転速度の変化量であり、ロータリエンコーダ4の出力パルスを検出するパルス検出回路5の検出信号に基づいて制御部1で算出される。第2外乱検出信号は、モータ負荷の変動が検出された場合に、制御部1で生成される信号である。挟込判定閾値(以下、単に「閾値」という。)は、前述のようにメモリ6に記憶されており、α(通常値)とβ(変更値)のいずれかの値をとる。ここでαとβは、α<βの関係にある。閾値変更フラグは、閾値の変更(αからβへの変更)を許可するか禁止するかを指定するフラグであり、制御部1により設定される。t1〜t6は時刻を表している。
図5は、第1外乱検出信号が第2外乱検出信号より先に発生した場合(t1<t2)、すなわち、モータ負荷の変動(第2外乱)が検出されるより前に、ドア開閉センサ8がドア閉(第1外乱)を検出した場合を示している。ドアが強制的に閉じられることでドアに振動が発生し、この振動に基づいてドアに装備されているモータ3の負荷に変動が発生する。この場合、第1外乱検出信号に基づいて閾値を所定時間Aだけαからβに変更し、さらに、閾値変更フラグを「禁止」に設定する。閾値がαからβに変更されることで、閾値が大きくなって挟み込み有の判定がされにくくなるので、ドア閉の振動による外乱を挟み込みと誤判定するのを回避することができる。
一方、前述のようにドア閉による外乱は通常1回しか発生しないので、所定時間Aが経過して閾値がαに戻された後に発生するモータ負荷の変動は、挟み込みに起因する可能性が高い。図5では、t3で外乱を伴う挟み込みが発生し、この外乱に基づいて第2外乱検出信号が生じる。このとき、もし破線で示すように閾値をβに変更すると、閾値が上がって挟み込み検出が行われず、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重が増大して、物体に損傷が生じるおそれがある。しかるに、本発明では、t3の時点で閾値変更フラグが「禁止」となっているため、第2外乱検出信号に基づく閾値の変更は行われない。このため、閾値はαに維持され、閾値αに基づく通常の挟み込み検出が行われる。したがって、挟み込み検出によりモータ3が逆転して窓を開くので、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重が低減し、物体に損傷が生じるのを回避することができる。
図6は、第2外乱検出信号が第1外乱検出信号より先に発生した場合(t4<t5)、すなわち、ドア開閉センサ8がドア閉(第1外乱)を検出するより前に、モータ負荷の変動(第2外乱)が検出された場合を示している。ドアが開いている状態で挟み込みが発生することは通常あり得ず、この場合の第2外乱は挟み込み以外の要因によるものと考えられる。例えば、ドアが開いた状態で車両後部のトランクを閉じたような場合、これが外乱となってモータ負荷に変動が生じる。そこで、第2外乱検出信号に基づいて閾値を所定時間Aだけαからβに変更する。閾値変更フラグは、この時点では許可の状態に維持される。閾値がαからβに変更されることで、閾値が大きくなって挟み込み有の判定がされにくくなるので、トランク閉の振動等による外乱を挟み込みと誤判定するのを回避することができる。所定時間Aが経過して閾値がαに戻された後、t5でドアが閉じられた以降の動作は、図5と同じである。
図7は、第1実施形態に係るパワーウィンドウ装置の基本的な動作を示したフローチャートである。図中の「SW」は「操作スイッチ7」を表している(以下のフローチャートにおいても同じ)。ステップS1で、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば、マニュアル閉動作の処理が行われ(ステップS2)、ステップS3で、操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば、オート閉動作の処理が行われ(ステップS4)、ステップS5で、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば、マニュアル開動作の処理が行われ(ステップS6)、ステップS7で、操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば、オート開動作の処理が行われる(ステップS8)。また、ステップS7で、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ、操作スイッチ7は中立Nの位置にあって、何も処理を行わない。ステップS2、S4、S6、S8の詳細については、以下に順を追って説明する。
図8は、図7のステップS2での「マニュアル閉処理」の詳細手順を示している。この処理手順については、従来と変わりはない。図8の手順は、制御部1を構成するCPUにより実行される(以下の手順についても同様)。最初に、マニュアル閉動作により窓100が完全に閉じたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS11)。窓100が完全に閉じれば(ステップS11:YES)処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS11:NO)、モータ駆動回路2から正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる(ステップS12)。続いて、窓100が完全に閉じたか否かを判定し(ステップS13)、完全に閉じれば(ステップS13:YES)処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS13:NO)、挟み込みを検出したか否かを判定する(ステップS14)。
図4で示したような物体Zの挟み込みがあった場合は(ステップS14:YES)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開く(ステップS15)。これによって、挟み込みが解除される。そして、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS16)、完全に開けば(ステップS16:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS16:NO)、ステップS15へ戻ってモータ3の逆転を継続する。なお、モータ3を逆転させて窓100を開くことに代えて、モータ3を停止させて窓100がそれ以上閉じないようにしてもよい。
ステップS14で挟み込みが検出されなかった場合は(ステップS14:NO)、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS17)。操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS17:YES)、ステップS12へ戻ってモータ3の正転を継続し、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS17:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS18)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS18:YES)、後述(図9)のオート閉処理に移り(ステップS19)、オート閉ACの位置になければ(ステップS18:NO)、マニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS20)。操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS20:YES)、後述(図11)のマニュアル開処理に移り(ステップS21)、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS20:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS22)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS22:YES)、後述(図12)のオート開処理に移り(ステップS23)、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ(ステップS22:NO)、何も処理せずに終了する。
図9は、図7のステップS4での「オート閉処理」の詳細手順を示している。この処理手順(特にステップS32、S36a)は、本発明の特徴をなすものである。最初に、オート閉動作により窓100が完全に閉じたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS31)。窓100が完全に閉じれば(ステップS31:YES)、処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS31:NO)、ステップS32へ移行する。
ステップS32では、メモリ6の所定領域に記憶されている各パラメータに対し、初期化処理が行われる。すなわち、閾値変更フラグを「許可」に設定し、閾値変更期間Aを「0」に設定し、第1外乱検出時刻を「無限大」に設定し、第2外乱検出時刻を「無限大」に設定する。これらは、いずれも初期値である。
次に、ステップS33へ進んで、ロータリエンコーダ4の出力に基づいてモータ3の回転速度を検出した後、モータ駆動回路2へ正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる(ステップS34)。続いて、窓100が完全に閉じたか否かを判定し(ステップS35)、完全に閉じれば(ステップS35:YES)、処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS35:NO)、ステップS36aへ移行する。
ステップS36aでは、第1閾値変更処理を実行する。この処理の詳細については後述する。その後、ステップS37へ進んで、挟み込みを検出したか否かを判定し、挟み込みがあった場合は(ステップS37:YES)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開く(ステップS38)。これによって、挟み込みが解除される。そして、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS39)、完全に開けば(ステップS39:YES)、処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS39:NO)、ステップS38へ戻ってモータ3の逆転を継続する。なお、モータ3を逆転させて窓100を開くことに代えて、モータ3を停止させて窓100がそれ以上閉じないようにしてもよい。
ステップS37で挟み込みが検出されなかった場合は(ステップS37:NO)、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS40)。操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS40:YES)、後述(図11)のマニュアル開処理に移り(ステップS41)、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS40:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS42)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS42:YES)、後述(図12)のオート開処理に移り(ステップS43)、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ(ステップS42:NO)、ステップS33へ戻ってモータ3の回転速度検出を継続する。
図10は、図9のステップS36aでの「第1閾値変更処理」の詳細手順を示している。まず、ステップS101で閾値を通常の値(すなわちα)に設定した後、ステップS102へ進んで第1外乱検出処理を行う。この処理においては、ドア開閉センサ8の出力に基づいて第1外乱の有無を検出する。ドアが閉じられて第1外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第1外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第1外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第1外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS103へ進んで第2外乱検出処理を行う。この処理においては、ロータリエンコーダ4の出力から算出されるモータ負荷に基づいて第2外乱の有無を検出する。ドアを閉じた時の振動や低温時の窓の凍結等によりモータ負荷が変動して第2外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第2外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第2外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第2外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS104へ進んで、第1外乱が第2外乱より先に検出されたか否かを判定する。第1外乱が第2外乱より先に検出された場合は(ステップS104:YES)、ステップS105で閾値変更フラグを「禁止」に設定し、ステップS106で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS112へ進む。ステップS104で、第1外乱が第2外乱より先に検出されない場合は(ステップS104:NO)、ステップS107へ移って、第2外乱が第1外乱より先に検出されたか否かを判定する。
第2外乱が第1外乱より先に検出された場合は(ステップS107:YES)、ステップS108で閾値変更フラグが「許可」に設定されているか否かを判定する。閾値変更フラグが「許可」であれば(ステップS108:YES)、ステップS109で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS112へ進む。閾値変更フラグが「禁止」であれば(ステップS108:NO)、ステップS109を実行することなく、ステップS112へ進む。ステップS107で、第2外乱が第1外乱より先に検出されない場合は(ステップS107:NO)、ステップS110へ移って、第1外乱と第2外乱が同時に検出されたか否かを判定する。
第1外乱と第2外乱が同時に検出された場合は(ステップS110:YES)、ステップS111で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS112へ進む。ステップS110で、第1外乱と第2外乱が同時に検出されない場合は(ステップS110:NO)、ステップS111を実行することなく、ステップS112へ進む。
ステップS112では、閾値変更期間AがA>0か否かを判定する。A>0であれば(ステップS112:YES)、ステップS113でAから1を減算してA=A−1とする。そして、ステップS114で閾値を大きな値(すなわちβ)に変更して、第1閾値変更処理を終了する。ステップS112で、A>0でなければ(ステップS112:NO)、すなわちA=0であれば、ステップS113、S114を実行することなく、第1閾値変更処理を終了する。
図10で示したサブルーチンが1回終了すると、図9のステップS37の挟み込み検出処理に移る。図9で説明したように、挟み込みが検出された場合は、ステップS38、S39の処理を実行し、挟み込みが検出されない場合は、ステップS40〜S43の処理を実行する。挟み込みが検出されず、操作スイッチ7も操作されない状態では、ステップS37、S40、S42の判定はいずれもNOであるので、ステップS33〜S35を経て、再びステップS36aの第1閾値変更処理を実行する。この第1閾値変更処理が繰り返される間、閾値変更期間Aは毎回1ずつ減算されてゆく(ステップS113)。
図11は、図7のステップS6、図8のステップS21、図9のステップS41での「マニュアル開処理」の詳細手順を示している。この処理手順については、従来と変わりはない。最初に、マニュアル開動作により窓100が完全に開いたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS51)。窓100が完全に開けば(ステップS51:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS51:NO)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開ける(ステップS52)。続いて、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS53)、完全に開けば(ステップS53:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS53:NO)、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS54)。操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS54:YES)、ステップS52へ戻ってモータ3の逆転を継続し、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS54:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS55)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS55:YES)、後述(図12)のオート開処理に移り(ステップS56)、オート開AOの位置になければ(ステップS55:NO)、マニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS57)。操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS57:YES)、前述(図8)のマニュアル閉処理に移り(ステップS58)、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS57:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS59)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS59:YES)、前述(図9)のオート閉処理に移り(ステップS60)、操作スイッチ7がオート閉ACの位置になければ(ステップS59:NO)、何も処理せずに終了する。
図12は、図7のステップS8、図8のステップS23、図9のステップS43での「オート開処理」の詳細手順を示している。この処理手順については、従来と変わりはない。最初に、オート開動作により窓100が完全に開いたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS71)。窓100が完全に開けば(ステップS71:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS71:NO)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開ける(ステップS72)。続いて、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS73)、完全に開けば(ステップS73:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS73:NO)、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS74)。操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS74:YES)、前述(図8)のマニュアル閉処理に移り(ステップS75)、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS74:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS76)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS76:YES)、前述(図9)のオート閉処理に移り(ステップS77)、操作スイッチ7がオート閉ACの位置になければ(ステップS76:NO)、ステップS72へ戻って、モータ3の逆転を継続する。
上述した第1実施形態においては、ドア閉に基づく第1外乱検出信号が、モータ負荷変動に基づく第2外乱検出信号より先に発生した場合(図5)は、第2外乱検出信号に基づく閾値の変更が禁止されるため(図10のステップS105)、通常の閾値αに基づいて挟み込みを検出することができる。このため、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重を低減して、物体に損傷が生じるのを回避することができる。また、上記実施形態では、第1外乱検出信号が発生した時点で閾値が変更されるので(ステップS114)、ドア閉の振動によりモータ負荷が変動しても、挟み込み有と誤判定するおそれがない。一方、第2外乱検出信号が第1外乱検出信号より先に発生した場合(図6)は、この第2外乱を挟み込みによる外乱でないとみなして閾値の変更を行い(ステップS108、S109、S112〜S114)、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。
また、前記の特許文献1、2では、ドアが弱く閉じられた場合(モータ負荷が変動せず外乱が発生しない場合)でも閾値が変更され、挟み込み検出が行われにくくなるが、第1実施形態では、ドアが弱く閉じられた場合は、第2外乱が検出されないので、第2外乱検出信号に基づく閾値の変更は行われない。このため、挟み込みがあった場合は、これを検出して窓の反転制御が行われるので、特許文献1、2に比べて安全性を高めることができる。
図13は、本発明の第2実施形態に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。図13においては、図1のドア開閉センサ8が車速センサ9に置き換わっている。その他は図1と同じであるので、図1と同一部分については、同一符号を付して説明は省略する。車速センサ9は、本発明における第1の外乱検出手段の一例である。
また、第2実施形態において、操作スイッチ7の構成は図2と同じであり、窓開閉機構は図3、図4と同じであるので、これらについての説明は省略する。
図14は、第2実施形態における挟み込みの検出動作を説明するタイムチャートである。図において、第1外乱検出信号は、車速センサ9の出力に基づいて生成される信号であり、走行と停止を表す2値信号からなる。モータ負荷、第2外乱検出信号、挟込判定閾値、閾値変更フラグに関しては、図5、図6で説明したものと同じである。t7〜t9は時刻を表している。図14では、車両が走行している状態(車速センサ9からの出力がある場合)が第1外乱を検出している状態であり、車両が停止している状態(車速センサ9からの出力がない場合)が第1外乱を検出していない状態である。
車両が悪路を走行中の場合は、第1外乱検出信号が出力されている状態で、車体の振動によるモータ負荷の変動に基づき第2外乱検出信号が生じる。この場合、第2外乱検出信号に基づいて、閾値を所定時間Aだけαからβに変更する。閾値変更フラグは、この時点では許可の状態に維持される。閾値がαからβに変更されることで、閾値が大きくなって挟み込み有の判定がされにくくなるので、悪路走行の振動による外乱を挟み込みと誤判定するのを回避することができる。
一方、t7で車両が停止すると、第1外乱検出信号は出力されなくなるが、停止時のモータ負荷の変動に起因して、停止直後のt8で第2外乱検出信号が出力される。このときの第2外乱は挟み込みによるものではないので、第2外乱検出信号に基づいて閾値を所定時間Aだけαからβに変更し、さらに、閾値変更フラグを禁止に設定する。閾値がαからβに変更されることで、閾値が大きくなって、車両停止による第2外乱を挟み込みと誤判定するのを回避することができる。
ところで、この車両停止による外乱も通常は1回しか発生しないので、その後に再びモータ負荷の変動が検出された場合は、挟み込みによる変動である可能性が高い。図14では、t9で外乱を伴う挟み込みが発生し、この外乱に基づいて第2外乱検出信号が生じる。このとき、もし破線で示すように閾値をβに変更すると、閾値が上がって挟み込み検出が行われず、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重が増大して、物体に損傷が生じるおそれがある。しかるに、本発明では、車両停止後の最初の外乱に基づいてt8で閾値が変更された後は、閾値の変更が禁止されるので、閾値変更フラグが「禁止」となっているt9の時点では、第2外乱検出信号に基づく閾値の変更は行われない。このため、閾値はαに維持され、閾値αに基づく通常の挟み込み検出が行われる。したがって、挟み込み検出によりモータ3が逆転して窓を開くので、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重が低減し、物体に損傷が生じるのを回避することができる。
第2実施形態に係るパワーウィンドウ装置の基本的な動作は、図7で示したフローチャートと同じである。また、「マニュアル閉処理」は図8、「マニュアル開処理」は図11、「オート開処理」は図12にそれぞれ示したフローチャートと同じである。したがって、これらの手順についての詳細な説明は省略する。
図15は、第2実施形態における「オート閉処理」(図7のステップS4)の詳細手順を示している。図15においては、図9のステップS36aの第1閾値変更処理が、ステップS36bの第2閾値変更処理に置き換わっているだけであり、その他の処理は図9と同じであるので、同一の処理を実行するステップには同一符号を付して、説明は省略する。
図16は、図15のステップS36bでの「第2閾値変更処理」の詳細手順を示している。まず、ステップS201で閾値を通常の値(すなわちα)に設定した後、ステップS202へ進んで第1外乱検出処理を行う。この処理においては、車速センサ9の出力に基づいて第1外乱の有無を検出する。車両が走行して第1外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第1外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第1外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第1外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS203へ進んで第2外乱検出処理を行う。この処理においては、ロータリエンコーダ4の出力から算出されるモータ負荷に基づいて第2外乱の有無を検出する。ドアを閉じた時の振動や低温時の窓の凍結等によりモータ負荷が変動して第2外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第2外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第2外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第2外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS204〜S206で、第1外乱と第2外乱のいずれかまたは両方が検出されたか否かを判定する。外乱が検出された場合は(ステップS204〜S206:YES)、ステップS207で、閾値変更フラグが「許可」に設定されているか否かを判定する。閾値変更フラグが「許可」であれば(ステップS207:YES)、ステップS208で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS209へ進む。閾値変更フラグが「禁止」であれば(ステップS207:NO)、ステップS208を実行することなく、ステップS209へ進む。
ステップS209では、閾値変更期間AがA>0か否かを判定する。A>0であれば(ステップS209:YES)、ステップS210でAから1を減算してA=A−1とする。そして、ステップS211で閾値を大きな値(すなわちβ)に変更し、ステップS212で閾値変更フラグを「禁止」に設定した後、第2閾値変更処理を終了する。ステップS209で、A>0でなければ(ステップS209:NO)、すなわちA=0であれば、ステップS210〜S212を実行することなく、第2閾値変更処理を終了する。
図16で示したサブルーチンが1回終了すると、図15のステップS37の挟み込み検出処理に移る。挟み込みが検出された場合は、ステップS38、S39の処理を実行し、挟み込みが検出されない場合は、ステップS40〜S43の処理を実行する。挟み込みが検出されず、操作スイッチ7も操作されない状態では、ステップS37、S40、S42の判定はいずれもNOであるので、ステップS33〜S35を経て、再びステップS36bの第2閾値変更処理を実行する。この第2閾値変更処理が繰り返される間、閾値変更期間Aは毎回1ずつ減算されてゆく(ステップS210)。
上述した第2実施形態においては、第1外乱検出信号がない状態(車両停止)で、最初に第2外乱検出信号が発生したときは、この第2外乱を挟み込みによる外乱でないとみなして閾値の変更を行い(ステップS207:YES、ステップS209:YES、ステップS211)、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。一方、閾値の変更後に再び第2外乱検出信号が発生したときは、閾値の変更を禁止することで(ステップS207:NO、ステップS209:NO)、図14のような外乱を伴う挟み込みに対して、通常の閾値に基づいて挟み込みを検出することができる。このため、挟み込まれた物体に対する挟み込み荷重を低減して、物体に損傷が生じるのを回避することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成は図13と同じであり、操作スイッチ7の構成は図2と同じであり、窓開閉機構は図3、図4と同じであるので、これらについての説明は省略する。
第3実施形態に係るパワーウィンドウ装置の基本的な動作は、図7で示したフローチャートと同じである。また、「マニュアル閉処理」は図8、「マニュアル開処理」は図11、「オート開処理」は図12にそれぞれ示したフローチャートと同じである。したがって、これらの手順についての詳細な説明は省略する。
図17は、第3実施形態における「オート閉処理」(図7のステップS4)の詳細手順を示している。図17では、ステップS32aの初期化処理において、図9のステップS32での各パラメータの初期設定に加えて、第2外乱の検出感度を低い値に設定している点、および、図9のステップS36aの第1閾値変更処理が、ステップS36cの第3閾値変更処理に置き換わっている点を除いて、図9と同じであるので、同一の処理を実行するステップには同一符号を付して、説明は省略する。
図18は、図17のステップS36cでの「第3閾値変更処理」の詳細手順を示している。まず、ステップS301で閾値を通常の値(すなわちα)に設定した後、ステップS302へ進んで第1外乱検出処理を行う。この処理においては、車速センサ9の出力に基づいて第1外乱の有無を検出する。車両が走行して第1外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第1外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第1外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第1外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS303へ進んで第2外乱検出処理を行う。この処理においては、ロータリエンコーダ4の出力から算出されるモータ負荷に基づいて第2外乱の有無を検出する。ドアを閉じた時の振動や低温時の窓の凍結等によりモータ負荷が変動して第2外乱が検出された場合は、そのときの検出時刻をメモリ6に記憶して、検出時刻を更新する。第2外乱が検出されない場合は、検出時刻を初期値(無限大)に戻す。また、第2外乱が連続して検出された場合は、検出時刻を更新せず、最初の第2外乱検出時刻を維持する。
次に、ステップS304、S306、S309で、第1外乱と第2外乱のいずれかまたは両方が検出されたか否かを判定する。ステップS304で第1外乱が先に検出された場合は(ステップS304:YES)、ステップS305へ進んで、第2外乱を検出しやすくなるように、第2外乱検出感度を通常値より高い値に設定した後、ステップS312へ移る。ステップS306で第2外乱が先に検出された場合は(ステップS306:YES)、ステップS307で閾値変更フラグが「許可」に設定されているか否かを判定する。閾値変更フラグが「許可」であれば(ステップS307:YES)、ステップS308で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS312へ進む。閾値変更フラグが「禁止」であれば(ステップS307:NO)、ステップS308を実行することなく、ステップS312へ進む。ステップS309で第1外乱と第2外乱が同時に検出された場合は(ステップS309:YES)、ステップS310で閾値変更フラグが「許可」に設定されているか否かを判定する。閾値変更フラグが「許可」であれば(ステップS310:YES)、ステップS311で閾値変更期間AをA=100に設定した後、ステップS312へ進む。閾値変更フラグが「禁止」であれば(ステップS310:NO)、ステップS311を実行することなく、ステップS312へ進む。いずれの外乱も検出されない場合は(ステップS304:NO、S306:NO、S309:NO)、そのままステップS312へ進む。
ステップS312では、閾値変更期間AがA>0か否かを判定する。A>0であれば(ステップS312:YES)、ステップS313でAから1を減算してA=A−1とする。そして、ステップS314で閾値を大きな値(すなわちβ)に変更し、ステップS315で閾値変更フラグを「禁止」に設定した後、第3閾値変更処理を終了する。ステップS312で、A>0でなければ(ステップS312:NO)、すなわちA=0であれば、ステップS313〜S315を実行することなく、第3閾値変更処理を終了する。
図18で示したサブルーチンが1回終了すると、図17のステップS37の挟み込み検出処理に移る。挟み込みが検出された場合は、ステップS38、S39の処理を実行し、挟み込みが検出されない場合は、ステップS40〜S43の処理を実行する。挟み込みが検出されず、操作スイッチ7も操作されない状態では、ステップS37、S40、S42の判定はいずれもNOであるので、ステップS33〜S35を経て、再びステップS36cの第3閾値変更処理を実行する。この第3閾値変更処理が繰り返される間、閾値変更期間Aは毎回1ずつ減算されてゆく(ステップS313)。
上述した第3実施形態においては、第1外乱が検出されたときに、第2外乱の検出感度が高くなるので(ステップS305)、例えば走行中(第1外乱)の車両の場合、走行により生じる軽微な振動も第2外乱として検出することができる。このため、第2外乱に基づいて閾値をαからβへ変更し、挟み込みを検出しにくくすることで、第2外乱に基づく挟み込みの誤判定を回避することができる。
以上述べた実施形態では、ロータリエンコーダ4から出力されるパルスの周波数または周期に基づいて、モータ3の回転速度を検出するようにしたが、これに代えて、モータ3に流れる電流の値に基づいて回転速度を検出するようにしてもよい。この場合は、速度検出手段として電流検出回路を設ければよい。
また、以上述べた実施形態では、開閉体として車両の窓ガラスを例に挙げたが、本発明は、車両の後部ドアやサンルーフなどの開閉体の制御にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。 操作スイッチの一例を示した概略構成図である。 窓開閉機構の一例を示した図である。 窓に物体が挟み込まれた状態を示す図である。 第1実施形態における挟み込み検出動作を説明するタイムチャートである。 第1実施形態における挟み込み検出動作を説明するタイムチャートである。 パワーウィンドウ装置の基本的な動作を示したフローチャートである。 マニュアル閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 第1実施形態におけるオート閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 第1閾値変更処理の詳細手順を表したフローチャートである。 マニュアル開処理の詳細手順を表したフローチャートである。 オート開処理の詳細手順を表したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。 第2実施形態における挟み込み検出動作を説明するタイムチャートである。 第2実施形態におけるオート閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 第2閾値変更処理の詳細手順を表したフローチャートである。 第3実施形態におけるオート閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 第3閾値変更処理の詳細手順を表したフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 モータ駆動回路
3 モータ
4 ロータリエンコーダ
5 パルス検出回路
6 メモリ
7 操作スイッチ
8 ドア開閉センサ
9 車速センサ
100 窓
101 窓ガラス
102 窓開閉機構
Z 物体

Claims (4)

  1. 車両に備わる開閉体を駆動するモータの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した回転速度に基づいて、モータ負荷を算出する負荷算出手段と、
    前記負荷算出手段が算出したモータ負荷と閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記開閉体における異物の挟み込みの有無を判定する判定手段と、
    を備えた開閉体制御装置において、
    前記車両の状態に基づいて外乱を検出する第1の外乱検出手段と、
    前記速度検出手段の検出結果に基づいて外乱を検出する第2の外乱検出手段と、
    前記判定手段が挟み込み有の判定をしにくくなるように前記閾値を変更する閾値変更手段と、をさらに備え、
    前記閾値変更手段は、
    前記第1の外乱検出手段が、前記第2の外乱検出手段より先に外乱を検出した場合は、第2の外乱検出手段の外乱検出に基づく閾値の変更を禁止し、
    前記第2の外乱検出手段が、前記第1の外乱検出手段より先に外乱を検出した場合は、第2の外乱検出手段の外乱検出に基づき所定時間だけ前記閾値を変更することを特徴とする開閉体制御装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体制御装置において、
    前記閾値変更手段は、さらに、前記第1の外乱検出手段の外乱検出に基づき、前記閾値を変更することを特徴とする開閉体制御装置。
  3. 車両に備わる開閉体を駆動するモータの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した回転速度に基づいて、モータ負荷を算出する負荷算出手段と、
    前記負荷算出手段が算出したモータ負荷と閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記開閉体における異物の挟み込みの有無を判定する判定手段と、
    を備えた開閉体制御装置において、
    前記車両の状態に基づいて外乱を検出する第1の外乱検出手段と、
    前記速度検出手段の検出結果に基づいて外乱を検出する第2の外乱検出手段と、
    前記判定手段が挟み込み有の判定をしにくくなるように前記閾値を変更する閾値変更手段と、を備え、
    前記閾値変更手段は、
    前記第1の外乱検出手段が外乱を検出しない状態で、前記第2の外乱検出手段が最初に外乱を検出した場合に、所定時間だけ前記閾値を変更し、
    前記閾値の変更が行われた後に、前記第2の外乱検出手段が外乱を検出した場合は、前記閾値の変更を禁止することを特徴とする開閉体制御装置。
  4. 請求項3に記載の開閉体制御装置において、
    前記第2の外乱検出手段が外乱を検出しやすくなるように検出感度を変更する感度変更手段をさらに備え、
    前記感度変更手段は、前記第1の外乱検出手段が外乱を検出した場合に、前記検出感度を変更することを特徴とする開閉体制御装置。
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