JP2009203619A - ポール - Google Patents

ポール Download PDF

Info

Publication number
JP2009203619A
JP2009203619A JP2008044406A JP2008044406A JP2009203619A JP 2009203619 A JP2009203619 A JP 2009203619A JP 2008044406 A JP2008044406 A JP 2008044406A JP 2008044406 A JP2008044406 A JP 2008044406A JP 2009203619 A JP2009203619 A JP 2009203619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
lid
cylindrical body
receiving portion
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008044406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5303742B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Yoshikawa
博之 吉川
Kiyoshi Kishimoto
清 岸本
Takaaki Ando
孝明 安藤
Katsunobu Honjo
勝信 本城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUYO DENKO KK
Original Assignee
KOKUYO DENKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUYO DENKO KK filed Critical KOKUYO DENKO KK
Priority to JP2008044406A priority Critical patent/JP5303742B2/ja
Publication of JP2009203619A publication Critical patent/JP2009203619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5303742B2 publication Critical patent/JP5303742B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】蓋やパッキンの厚さを犠牲にすることなく、開口部を塞ぐ蓋が、ポールの外面から突出しないようにする。
【解決手段】 筒状体1の側面に開口部2を設け、その開口部2に開閉自在の蓋13を取り付けたポール10において、前記筒状体1の内側に、その筒状体1の内面1bに沿う保持部材11を設け、その保持部材11は前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bに固定される固定部18と、前記開口部2の縁2aからその開口部2内へ突出する受部12とを有し、前記蓋13は板状を成し、前記筒状体1の前記開口部2周囲の板厚vと前記蓋13の板厚tとは同厚であり、前記受部12の外面12aは、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bよりもパッキン17の厚さに相当する距離だけ内方側に位置させた。蓋13は、前記筒状体1の外面1aと前記蓋13の外面13aとの面一を維持した状態で前記筒状体1に固定して前記開口部2を閉じることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、街路用の照明ポール、標識支持用ポール、その他、地上に設置される各種のポールに関し、それらのポール側面の開口部を閉じるために設けられる蓋の構造に関するものである。
街路用等の照明ポール、標識用ポール、その他、地上に設置される各種のポールには、その側面に開口部が設けられる場合が多い。
この開口部は、例えば、そのポール内に安定器、スイッチ類、各種電気設備を設置するために、又はそれらの設備を操作、点検するために、あるいは、ポールの内側空間への収納物の出し入れや、ポール内部の点検等のために設けられる。
これらの開口部には蓋が設けられて、その蓋は、常時は開口部を閉じた状態とされる。このとき、開口部が比較的低い位置に設けられている場合等は、第三者が蓋を開けないように、施錠等が施される場合もある。
また、前記操作、点検等を行う際には、その蓋を開けて、開口部を通じて所定の作業を行う。
この蓋の構造として一般的なものは、例えば、特許文献1,2等に記載されている。
その構造を、例えば、図7に基づいて説明すると、ポール10を構成する筒状体1の外面1aに設けられた開口部2に、蓋3が被せられる構造となっている。
その蓋3に、ボルト挿通用の孔5が設けられており、また、前記筒状体1の開口部2周囲には、前記孔5に対応する位置にねじ孔4が設けられている。
開口部2に被せられた蓋3は、孔5に挿通されたボルト6を前記ねじ孔4にねじ込むことによって、その筒状体1に固定される。
特開2004−92254号公報 特開平11−232913号公報(第4頁第1図)
上記蓋3の構造によると、その蓋3が開口部2を閉じた状態で、蓋3の外面3aが筒状体1の外面1aから飛び出した状態となる。
これは、図8に示すように、蓋3が開口部2よりもやや大きい形状となっており、その蓋3と筒状体1の外面1aとの重なり部分Dに、前記孔5及びねじ孔4が設けられているからである。
すなわち、この重なり部分Dにおいて、蓋3の内面3bが、ポール1の外面1aに宛がわれる、あるいは、パッキン7等を介在して対面するようになり、その結果、図8(a)(b)に示すように、蓋3の外面3aは筒状体1の外面1aよりも、その蓋3の板厚tだけ、あるいは、その板厚tに前記内外面1a,3b間の隙間wやパッキン7の厚さを加えた寸法だけ、外側に突出することとなるものである。
このように、蓋3の外面3aが筒状体1の外面1aよりも外側に突出していると、蓋3が目立つので、ポール10の美観上好ましくないとされる場合もある。蓋3は、できる限り目立たないようにすることが望ましい。
また、蓋3が突出していると、ポール10の保管や出荷時に、その突出部分が隣り合う他のポール10に当たって傷を付けてしまう恐れがある。このため、ポール10に傷を付けないよう、その突出部分に緩衝材を取り付けたり、あるいは、ポール10の向きを変えたり、手間がかかっている。
保管や出荷時の手間を省くためにも、ポール10の突出部分は、できる限り少ないことが望ましい。
この点、蓋3やパッキン7を薄くすることによって、その突出量を少なくして上記問題を解決する手法も考えられる。
しかし、蓋3を薄くすることは、蓋3の腐食や強度不足の問題を生じさせやすくなり、また、パッキン7を薄くすることは、弾性力の不足による密閉度合いの不足や、シール機能の経年劣化の問題を生じさせやすくするから好ましくない。
そこで、この発明は、蓋やパッキンの厚さを犠牲にすることなく、開口部を塞ぐ蓋が、ポールの外面から突出しないようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、筒状体の側面に開口部を設け、その開口部に開閉自在の蓋を取り付けたポールにおいて、前記筒状体の内側に、その筒状体の内面に沿う保持部材を設け、その保持部材は前記筒状体の前記開口部周囲の内面に固定される固定部と、前記開口部の縁からその開口部内へ突出する受部とを有し、その受部の外面を前記筒状体の前記開口部周囲の内面よりも内方側に位置させる。
前記開口部内に前記蓋を入り込ませて前記受部の外面と前記蓋の内面との間にパッキンを介在させ、その蓋を、前記開口部周囲における前記筒状体の外面と前記蓋の外面との面一を維持した状態で前記筒状体に固定して前記開口部を閉じるようにした構成を採用した。
筒状体内に保持部材を設けたことによって、蓋を開口部内に入り込ませた状態で固定できる。このため、従来のような、蓋と筒状体の外面との前記重なり部分を解消することができる。
また、受部の外面を前記筒状体の前記開口部周囲の内面よりも内方側に位置させたので、 必要な厚さを有する蓋やパッキンを用いた場合において、開口部周囲における筒状体の外面と蓋の外面との面一を確保することができる。このため、開口部を塞ぐ蓋が、ポールの外面から突出しないようにすることができる。
このようにしたのは、受部の外面が、前記筒状体の前記開口部周囲の内面と面一であるか、あるいは、それ以上外方(筒軸から遠ざかる側)へ偏りすぎると、蓋とパッキンの合計厚を、筒状体の部材厚よりも薄くしない限り、開口部を塞ぐ蓋の外面が筒状体の外面よりも外方へはみ出してしまうからである。前述のように、蓋を薄くすることは、蓋の腐食や強度不足の問題を生じさせやすくなり、また、パッキンを薄くすることは、弾性力の不足による密閉度合いの不足や、シール機能の経年劣化の問題を生じさせやすくするから好ましくない。
すなわち、この発明は、蓋を、筒状体(ポール)の開口部内に入り込ませた状態で固定する場合において、保持部材の受部の外面を、その開口部周囲の内面よりも内方側に位置させたことによって、蓋の外面と筒状体(ポール)の外面との面一を維持しながら、且つ、蓋やパッキンの厚さが薄くなることを回避できるようにしたものであり、この構成を採用したことにより、採用する蓋やパッキンの形状、寸法の自由度が高まり、その結果、蓋やパッキンの強度、耐久性を向上させることができるという効果が期待できる。
なお、保持部材の受部の外面を、開口部周囲の内面よりどの程度内方側に位置させるかは、使用するパッキンの厚さ、蓋の厚さ、筒状体の部材厚さを見込んだ上で、蓋の外面と筒状体の外面とが面一となり得る位置(筒状体の軸心からの距離)に、受部の外面の位置を決定することができる。
ここでいうパッキンの厚さとは、蓋を筒状体に固定した状態において、そのパッキンが受部の外面と蓋の内面との間で介在している厚さ方向の寸法であり、蓋の固定によりパッキンが厚さ方向に圧縮されている場合は、その圧縮後の寸法を採用することが、面一の精度を高める上で望ましい。
また、面一の状態とは、蓋の縁と開口部の縁との突き合わせ部分において、その外面同士の段差が全く無い状態、あるいは、その段差があったとしても、外観上その段差が美観に影響しない程度の軽微な段差であることを意味する。
この構成において、例えば、前記筒状体の前記開口部周囲の板厚と前記蓋の板厚とが同厚である場合においては、前記受部の外面は、前記筒状体の前記開口部周囲の内面よりも前記パッキンの厚さに相当する距離だけ内方側に位置している構成を採用することができる。
また、前記開口部が、前記筒状体の側面の一部を切り抜いて形成される場合には、前記蓋として、その開口部の切り抜きによって前記筒状体の側面から切り離された板状部材を用いることができる。
これらの構成で用いる保持部材において、受部の外面を、筒状体の開口部周囲の内面に接する固定部の外面よりも内方側に位置させるためには、例えば、固定部を構成する部材と受部を構成する部材とを別部材にして、その受部を構成する部材の外方側に、固定部を構成する別の部材を溶接等により接合する手法を採用することができる。これは、例えば、図4に示す態様が考えられる。
固定部が筒状体の内面に接した状態に固定されれば、受部の外面を、その筒状体の内面よりも内方側に位置させることができる。
また、前記固定部と前記受部は、一枚の板状部材により一体に製作することもできる。
保持部材の固定部を構成する部材と受部を構成する部材とを別部材とせず一体とする場合は、例えば、鋳物加工品とすることもできるが、特に、プレス加工品を採用することができる。
プレス加工品であれば、受部と固定部の各外面位置(筒軸心からの距離)が異なるような複雑な形状の部材であっても、その製作が容易であり、また、鋳造など他の手法で製作する場合と比較して安価である。
プレス加工品を採用する場合、例えば、前記固定部と前記受部が、厚さが均一である一枚の板状部材により一体に製作され、前記受部の外面が、前記筒状体の前記開口部周囲の内面に接する前記固定部の外面よりも内方側に位置するようにプレス加工されている構成を採用することができる。
これらのポールを構成する筒状体として、その断面形状は自由であり、例えば、断面四角形、断面六角形、断面八角形、あるいは、断面正四角形、断面正六角形、断面正八角形等の断面正多角形を成す角筒構造を採用できる。また、断面楕円形や、断面円形の円筒構造を採用することもできる。
筒状体を円筒構造とする場合、その筒状体の内外面は円筒面で構成される。このとき、前記蓋の内外面を、それぞれ前記筒状体の内外面と同一の曲率からなる円筒面で構成し、前記受部の外面を、前記蓋の内面に沿う円筒面で構成することができる。
この構成によれば、筒状体と蓋とが、全体として一体の円筒状の外観を呈するので、さらに蓋を目立たないようにできる。
また、前記受部及び前記パッキンは、前記開口部周囲の縁に沿って全周に亘って連続的に設けられることが望ましい。前記受部及び前記パッキンが、前記開口部周囲の全周に設けられていれば、開口部をしっかりと閉塞しポール内への雨水等の浸入を確実に防止できる。
なお、これらの各構成からなるポールは、照明ポール、標識用ポール、その他、地上に設置される各種のポールとして採用することができる。
特に、照明ポールとして採用する場合の構成としては、その上部に照明灯を備え、前記筒状体内側における前記開口部から手の届く範囲に、前記照明灯を制御するための電気設備を配置した照明用支柱として採用すれば、ポール内に配置した安定器、スイッチ類等の各種電気設備が、ポールの外側から手作業で容易に操作、点検できるようになる。
さらに、これらのポールを製造する方法として、以下の構成を採用することができる。
すなわち、前記筒状体の側面の一部を切り抜いて開口部を形成し、その開口部から前記筒状体の内面に沿う保持部材をその筒状体内に差し入れ、その保持部材は、前記筒状体の前記開口部周囲の内面に固定される固定部と、前記開口部の縁からその開口部内へ突出する受部とを有して、その受部の外面が前記筒状体の前記開口部周囲の内面よりも内方側に位置するように前記保持部材を筒状体内に固定し、前記開口部の切り抜きによって前記筒状体の側面から切り離された板状部材を、前記開口部を開閉自在とする蓋として、その蓋を前記開口部内に入り込ませて前記受部の外面と前記蓋の内面との間にパッキンを介在させ、前記開口部周囲における前記筒状体の外面と前記蓋の外面との面一を維持した状態で前記蓋を前記筒状体に固定して前記開口部を閉じるポールの製造方法である。
この構成によれば、蓋が筒状体から切り出されて形成されることから、その形状は、筒状体の外面と同形状である。このため、蓋の加工を簡素化することができる。
また、開口部を形成した際に生じる板材を、その開口部を閉じる蓋としてそのまま使用できることから、資材の有効利用にも寄与し得る。
この発明は、筒状体内に保持部材を設けたことによって、蓋を開口部内に入り込ませた状態で固定できる。このため、従来のような、蓋と筒状体の外面との前記重なり部分を解消することができる。
また、受部の外面を前記筒状体の前記開口部周囲の内面よりも内方側に位置させたので、蓋やパッキンの厚さが薄くなることを回避でき、採用する蓋やパッキンの形状、寸法の自由度が高まり、その結果、蓋やパッキンの強度、耐久性を向上させることができる。
すなわち、蓋やパッキンの厚さを犠牲にすることなく、開口部を塞ぐ蓋を目立たなくし、ポールの外観を美しくすることができる。
この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、地上に設置される街路用の照明ポール10である。
その構成は、図1に示すように、照明ポール10を構成する筒状体1の上端に照明灯21を備えている。その筒状体1は円筒状を成しており、その側面に、内外を貫通する矩形の開口部2が設けられている。
この開口部2は、そのポール10内に配置されたスイッチ類の基盤(電気設備)22の近傍に設けられ、その基盤22は、開口部2の外から手の届く位置に設けられている。このため、作業者は、ポール10の外から基盤22を操作、点検等することができる。
この開口部2には、内外面13b、13aを円筒面とする板状の蓋13が取り付け可能となっている。その蓋13には、図1及び図2に示すように、上下2箇所にボルト挿通用の孔15が設けられている。また、筒状体1側には、前記孔15に対応する位置にねじ孔14が設けられている。
なお、この孔15及びその孔15に対応するねじ孔14の数は、蓋13や開口部2の形状に合わせて自由に設定でき、例えば、その蓋13や開口部2の周囲に沿って、4箇所、6箇所、8箇所などとすることもできる。
ねじ孔14は、前記筒状体1の内側に固定される保持部材11に設けられている。保持部材11は、図2に示すように、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bに溶接で固定される固定部18と、前記開口部2の縁2aからその開口部2内へ突出する受部12とを有している。
前記筒状体1は円筒状で、その内外面1b,1aは円筒面で構成されている。また、前記固定部18の外面は、筒状体1の内面1bに沿う円筒面状を成している。
この実施形態では、固定部18の外面の円筒面の半径(筒軸心からの半径)r18aは、筒状体1の内面1bの円筒面の半径(筒軸心からの半径)r1bと等しく設定されている。
このため、固定部18の円筒面状の外面18aが筒状体1の内面1bに面接触し、その状態で、固定部18の外縁18cと筒状体1の内面1bとが溶接固定される。
また、受部12の外面12aは、蓋13の内面13bに沿う円筒面状を成している。受部12の円筒面状の外面12aは、蓋13の円筒面状の内面13bに沿って対向する。
この実施形態では、受部12の外面12aの半径r12aは、蓋13の内面13bの半径r13bよりも、その間に介在するパッキン17の厚さだけ小さく設定されている。
なお、この実施形態では、保持部材11の受部12及び固定部18は、前記開口部2の縁2aに沿って全周に亘って連続的に設けられるので、保持部材11は、中央に点検孔11aを有する環状の部材となっている。
また、その保持部材11は、固定部18と受部12とが、厚さが均一である一枚の板状部材により一体に製作されている。
すなわち、図3に示すように、前記受部12の外面12aが、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bに接する前記固定部18の外面18aよりも内方側に位置して、その受部12が固定部18よりも凹んだ形状となるように成形加工されている。この実施形態では、保持部材11としてプレス加工品を採用しているが、鋳造品など他の製造方法で製造された保持部材11も採用し得る。
開口部2に被せられた蓋13は、その開口部2内に入り込んで、蓋13の外縁13cと開口部2の縁2aとが全周に亘って向い合った状態にされる。
その状態で、孔15に挿通したボルト16を前記ねじ孔14にねじ込むことによって、その蓋13を受部12に固定する。これにより、蓋13は、筒状体1に動かないように固定される。
このとき、前記受部12は、前記開口部2の縁2aに沿って全周に亘って連続的に設けられており、また、蓋13の内面13bには、受部12の外面12aに接するパッキン17が、前記開口部2の縁2aに沿って全周に亘って連続的に設けられる。
このため、前記蓋13を受部12に固定すると、パッキン17はその弾性によって圧縮されながら、受部12の外面12aと蓋13の内面13bとに密着し、その開口部2をしっかりと閉塞しポール10内への雨水等の浸入を確実に防止できるようになっている。
このとき、パッキン17として、開口部2の縁2aと固定部18の外面18aとの間に、開口部2周囲の全周に亘ってコーキング等の詰め物を施して両者の隙間を密閉し、筒状体1の内部に雨水が浸入することを防止することもできる。
なお、蓋13は、常時はこのように開口部2を閉じた状態に固定され、前記基盤22の操作、点検等を行う際には、ボルト16を緩めて蓋13を受部12から取り外し、開口部2が開放される。操作、点検は、この状態で行われる。
蓋13で開口部2を閉じた状態において、図3に示すように、前記開口部2周囲における前記筒状体1の外面1aとその蓋13の外面13aとは、その蓋13の縁13cと開口部2の縁2aとの突き合わせ部分において、その外面13a,1a同士の段差が無い状態、すなわち面一の状態となっている。
蓋13の外面13aと筒状体1の外面1aとが面一の状態であるので、ポール10の外観上、開口部2や蓋13の存在が目立たなくなっている。
また、この実施形態では、図2(a)に示すように、前記筒状体1を構成する円筒部材の板厚vが、筒軸周り及び筒軸方向全域に亘って一定であり、その板厚vと、前記蓋13の板厚tとは同厚となっている。
また、蓋13の内外面13b,13aは、それぞれ前記筒状体1の内外面1b,1aと同一の曲率からなる円筒面で構成されている。
この構成において、前記受部12の外面12aは、図3に示すように、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bよりも前記パッキン17の厚さに相当する距離だけ内方側に位置している。
ここでいうパッキン17の厚さとは、蓋13を筒状体1の受部12に固定してパッキン17が厚さ方向(筒状体1の径方向)に圧縮された後において、そのパッキン17が受部12の外面12aと蓋13の内面13bとの間で介在している厚さ方向の寸法である。
すなわち、前述のように、受部12の外面12aの円筒面の半径r12aが、蓋13の内面13bの円筒面の半径r13bに対して径方向寸法wだけ小さくなっており、この径方向寸法wは、前述のパッキン17の圧縮後の厚さと同一となっている。このため、蓋13を受部12に固定するとパッキン17が圧縮されて、筒状体1の外面1aの円筒面の半径r1aと、蓋13の外面13aの円筒面の半径r13aとが同一径の連続する円周上に位置して、両外面13a,1aの面一の状態が維持される。
なお、この実施形態では、前記筒状体1を構成する円筒部材の板厚vが、筒軸周り及び筒軸方向全域に亘って一定としたが、少なくとも固定部18が固定される前記開口部2周囲の筒状体1の板厚vと、蓋13の板厚tとが同厚であれば、このように、受部12の外面12aの円筒面の半径r12aが、筒状体1の内面1bの円筒面の半径r1bに対してパッキン17の厚さだけ小さくなっている構成を採用し得る。
また、この実施形態では、開口部2は、筒状体1の側面の一部を切り抜いて形成している。すなわち、開口部2の環状の縁2aとなるべきラインに沿って、円筒状を成す筒状体1の側面の部材を切断していくものである。その開口部2の切り抜きによって、前記筒状体1の側面から板状部材が切り離される。この実施形態では、その切り離された板状部材を開口部2の蓋13として使用している。
この構成によれば、蓋13が筒状体1から切り出されて形成されることから、その形状は円筒面状である。したがって、蓋13の外面13aは筒状体1の外面1aと同形状である。
すなわち、蓋13の形状は、開口部2を閉じた際に筒状体1の外面に面一と成り得る形状となっており、その蓋13を開口部2に固定すれば筒状体1の外周に連続する円筒面を形成することができる。このため、蓋13を新たに成形する手間がなく、蓋13の加工工程を簡素化することができる。
また、開口部2を形成した際に生じる板材を、その開口部2を閉じる蓋13としてそのまま使用できることから、資材の有効利用にも寄与し得る。
さらに、蓋13を筒状体1から切り出して使用することにより、蓋13の縁13cと開口部2の縁2aとの間の隙間を一定の間隔で保つことが容易となる。また、その隙間は、開口部2形成の際の切断線の幅を細くすれば狭くすることができるので、美観の向上を図ることができる。
他の実施形態を図4に示す。この実施形態は、保持部材11の固定部18を構成する部材と受部12を構成する部材とを別部材にしたものである。
具体的には、その受部12を構成する円筒形状の板状部材の外方側に、固定部18を構成する別の板状部材を溶接等により接合したものである。受部12の中央には、点検孔11aが設けられている。受部12や固定部18の円筒面の構成については、前述の実施形態と同様である。
この保持部材11によれば、上記プレス加工等により一体に製造された保持部材11の場合と同様、固定部18の外面18aが、筒状体1の内面1bに接した状態に固定されれば、受部12の外面12aを、その筒状体1の内面1bよりも内方側に位置させることができる。
このため、蓋13やパッキン17の厚さを犠牲にすることなく、その蓋13の外面13aと、開口部2周囲の筒状体1の外面1aとを段差のない面一の状態とし得る。
なお、各実施形態において、孔15及びねじ孔14に挿通されるボルト16として、例えば、図5(a)に示すような通常のボルト、すなわち、そのボルト16の頭部が蓋13の外面13aよりも若干飛び出した状態で固定される構成を採用してもよいが、より好ましくは、図5(b)に示すように、ボルト16を前記ねじ孔14にねじ込むことによって、ボルト16の頭部が孔15内に完全に入り込む皿ボルト等を用いることができる。
さらに他の実施形態を、図6(a)(b)(c)(d)に示す。図6(a)に示す実施形態は、筒状体1を断面正方形としたものである。
この実施形態においても、蓋13の外面13aと、開口部2周囲の筒状体1の外面1aとは、段差のない面一の状態となっている点は同様である。すなわち、筒状体1の中立線からの距離s13aとs1aとが等しいように設定されている。
なお、図6(a)では、蓋13の厚さtは、筒状体1の板厚vよりもやや厚くなっているが、両厚さt,vを同厚とすることもできる。
これは、他の実施形態においても同様であり、蓋13の外面13aと、開口部2周囲の筒状体1の外面1aとが段差のない面一の状態とし得るものであれば、蓋13の厚さtと筒状体1の板厚vは同厚であってもよいし、蓋13の厚さtが筒状体1の板厚vよりも厚くなってもよい。
この実施形態において、開口部2は、その筒状体1の1つの側面に設けられており、蓋13は、フラットな平板状のものとなっている。また、保持部材11を構成する固定部18及び受部12の各外面18a,12aも、筒状体1の内面1bや蓋13の内面13bに沿うフラット面で構成されている。
なお、この保持部材11を、図示するように一体に製作することもできるし、図4に示すように、固定部18と受部12とを別部材としてそれらの別部材同士を溶接等により固定することもできる。
図6(b)に示す実施形態は、筒状体1を断面8角形としたものである。開口部2は、その筒状体1の2つの側面に跨って設けられており、蓋13は、その筒状体1の外面1aと同形状の断面くの字型のフラットな平板状のものとなっている。また、保持部材11を構成する固定部18及び受部12も、その蓋13の形状に対応する断面くの字型のフラット面で構成されている。
この両外面13a,1aの、前記筒状体1の中立線からの距離s13aとs1aとが等しいように設定されている点は、前述の各実施形態と同様である。
なお、開口部2及び蓋13の位置、形状を、図6(c)に示すように設定することもできる。開口部2を設ける位置は、筒状体1の側面において自由に設定できる。
図6(d)に示す実施形態は、筒状体1を断面楕円形としたものである。蓋13の外縁13cと開口部2の縁2aとの対向部において、筒状体1の中立線からの距離s13aとs1aとがほぼ等しいように設定されており、その対向する縁2a,13c間に段差がない状態となっている点は、前述の各実施形態と同様である。
なお、これらの各実施形態において、蓋13と保持部材11との間にパッキン17を介在させないようにした態様も考えられる。このとき、蓋13の内面13bと保持部材11の受部12の外面12aとの間に隙間wが介在した状態で、蓋13が受部12に固定されるようにしてもよいし、蓋13の内面13bと保持部材11の受部12の外面12aとが接する状態で、蓋13が受部12に固定されるようにしてもよい。
また、筒状体1の内部に配置される電気設備22は前記基盤22に限定されず、安定器、スイッチ類など各種電気設備22であってよい。
さらに、このような街路用の照明ポール10のほか、標識支持用ポール10、その他、地上に設置される各種のポール10に関し、それらのポール10側面の開口部2を閉じるために設けられる蓋13を備えた構成において、この発明を適用し得る。
一実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)はその要部拡大図 同実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 図2(a)の要部拡大図 他の実施形態を示す平面図 図4の詳細を示し、(a)は通常のボルトを使用した場合の要部拡大図、(b)は皿ボルトを使用した場合の要部拡大図 (a)〜(d)は、それぞれ他の実施形態を示す平面図 従来例を示す斜視図 従来例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図
符号の説明
1 筒状体
1a 外面
1b 内面
2 開口部
2a 縁
3,13 蓋
3a,13a 外面
3b,13b 内面
13c 縁
4,14 ねじ孔
5,15 孔
6,16 ボルト
7,17 パッキン
10 ポール
11 保持部材
11a 点検孔
12 受部
12a 外面
12b 内面
18 固定部
18a 外面
21 照明灯
22 電気設備

Claims (8)

  1. 筒状体1の側面に開口部2を設け、その開口部2に開閉自在の蓋13を取り付けたポール10において、
    前記筒状体1の内側に、その筒状体1の内面1bに沿う保持部材11を設け、その保持部材11は前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bに固定される固定部18と、前記開口部2の縁2aからその開口部2内へ突出する受部12とを有し、その受部12の外面12aを前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bよりも内方側に位置させ、
    前記開口部2内に前記蓋13を入り込ませて前記受部12の外面12aと前記蓋13の内面13bとの間にパッキン17を介在させ、その蓋13を、前記開口部2周囲における前記筒状体1の外面1aと前記蓋13の外面13aとの面一を維持した状態で前記筒状体1に固定して前記開口部2を閉じることを特徴とするポール。
  2. 前記蓋13は板状を成し、前記筒状体1の前記開口部2周囲の板厚vと前記蓋13の板厚tとは同厚であり、前記受部12の外面12aは、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bよりも前記パッキン17の厚さに相当する距離だけ内方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のポール。
  3. 前記開口部2は、前記筒状体1の側面の一部を切り抜いて形成され、前記蓋13は、その切り抜きによって前記筒状体1の側面から切り離された板状部材を用いていることを特徴とする請求項2に記載のポール。
  4. 前記固定部18と前記受部12は、一枚の板状部材により一体に製作されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のポール。
  5. 前記筒状体1は円筒状でその内外面1b,1aは円筒面で構成され、前記蓋13の内外面13b,13aは、それぞれ前記筒状体1の内外面1b,1aと同一の曲率からなる円筒面で構成され、前記受部12の外面12aは、前記蓋13の内面13bに沿う円筒面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のポール。
  6. 前記受部12及び前記パッキン17は、前記開口部2の縁に沿って全周に亘って連続的に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のポール。
  7. 前記ポール10はその上部に照明灯21を備え、前記筒状体1内側における前記開口部2から手の届く範囲に、前記照明灯21を制御するための電気設備22を配置した照明用支柱であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のポール。
  8. 請求項3に記載のポールを製造する方法であって、前記筒状体1の側面の一部を切り抜いて開口部2を形成し、その開口部2から前記筒状体1の内面1bに沿う保持部材11をその筒状体1内に差し入れ、その保持部材11は、前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bに固定される固定部18と、前記開口部2の縁2aからその開口部2内へ突出する受部12とを有して、その受部12の外面12aが前記筒状体1の前記開口部2周囲の内面1bよりも内方側に位置するように前記保持部材11を筒状体1内に固定し、前記開口部2の切り抜きによって前記筒状体1の側面から切り離された板状部材を、前記開口部2を開閉自在とする蓋13として、その蓋13を前記開口部2内に入り込ませて前記受部12の外面12aと前記蓋13の内面13bとの間にパッキン17を介在させ、前記開口部2周囲における前記筒状体1の外面1aと前記蓋13の外面13aとの面一を維持した状態で前記蓋13を前記筒状体1に固定して前記開口部2を閉じるポールの製造方法。
JP2008044406A 2008-02-26 2008-02-26 ポール Active JP5303742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044406A JP5303742B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 ポール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044406A JP5303742B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 ポール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009203619A true JP2009203619A (ja) 2009-09-10
JP5303742B2 JP5303742B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=41146161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008044406A Active JP5303742B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 ポール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5303742B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101078018B1 (ko) 2011-04-13 2011-10-31 박영민 점검구 커버가 회전 개폐되는 등주
JP2012172708A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kurimoto Ltd 耐摩耗性部材の取付構造及び耐摩耗性部材の製造方法
JP2013053487A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 金属管柱
JP2013079567A (ja) * 2011-09-24 2013-05-02 Yoshimoto Pole Co Ltd 鋼管ポールおよびその製造方法
JP2014051781A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Jfe West Japan Gs Co Ltd 開口部を備えた金属管支柱の補強構造
JP2015034454A (ja) * 2013-07-10 2015-02-19 Jfe西日本ジーエス株式会社 金属管支柱の補強構造
JP2018181719A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 コイズミ照明株式会社 アダプター及び照明装置
JP7422819B1 (ja) 2022-07-25 2024-01-26 北海道電力株式会社 補強用当板、管状部材補強構造及び補強用当板の施工方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62200602A (ja) * 1986-02-27 1987-09-04 東芝ライテック株式会社 照明灯支持装置
JPH046456U (ja) * 1990-05-08 1992-01-21
JP2007332730A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Hiroyasu Minayoshi 鋼板製電柱用作業孔の閉塞カバー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62200602A (ja) * 1986-02-27 1987-09-04 東芝ライテック株式会社 照明灯支持装置
JPH046456U (ja) * 1990-05-08 1992-01-21
JP2007332730A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Hiroyasu Minayoshi 鋼板製電柱用作業孔の閉塞カバー

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172708A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kurimoto Ltd 耐摩耗性部材の取付構造及び耐摩耗性部材の製造方法
KR101078018B1 (ko) 2011-04-13 2011-10-31 박영민 점검구 커버가 회전 개폐되는 등주
JP2013053487A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 金属管柱
JP2013079567A (ja) * 2011-09-24 2013-05-02 Yoshimoto Pole Co Ltd 鋼管ポールおよびその製造方法
JP2014051781A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Jfe West Japan Gs Co Ltd 開口部を備えた金属管支柱の補強構造
JP2015034454A (ja) * 2013-07-10 2015-02-19 Jfe西日本ジーエス株式会社 金属管支柱の補強構造
JP2018181719A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 コイズミ照明株式会社 アダプター及び照明装置
JP7422819B1 (ja) 2022-07-25 2024-01-26 北海道電力株式会社 補強用当板、管状部材補強構造及び補強用当板の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5303742B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5303742B2 (ja) ポール
US7654707B2 (en) Rear trim ring for a vandal resistant luminaire
USD620172S1 (en) Ornamental light
US7325939B2 (en) Lighting for detention facility
EP1955901A4 (en) AERATION ELEMENT
JP2011042327A (ja) プルハンドル用装飾キャップの取付け構造
JP2007223341A (ja) ドア用シール材
JP2010073490A (ja) 埋込型照明器具
FR2859319B1 (fr) Boite d'encastrement a bague de montage
JP2008195198A (ja) 車両用外装部品
JP4512040B2 (ja) グロメット
US7617548B2 (en) Gasket for installing a sink in a counter and methods of using same
KR200403392Y1 (ko) 매입형 등기구
JP2013030055A (ja) 警報器
US20050206194A1 (en) Door structure for automobile
KR200335768Y1 (ko) 매입등 커버
JP2010037841A (ja) 丸座および丸座セット
CN103419848A (zh) 车辆用配管固定部结构
JP2009093821A (ja) 押ボタンスイッチのシール装置
JP2017002604A (ja) ドア枠
JP2009221750A (ja) マンホール用嵩上げパイプ
JP4266177B2 (ja) 照明器具の防水構造
JP3151735U (ja) 脱気筒
CA2512438C (en) Ramp for temporarily elevated utility access hole
JP2009270633A (ja) ボールジョイント用ダストカバー及びその組立て方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5303742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250