JP4266177B2 - 照明器具の防水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面に取り付けられる照明器具の防水構造に関する。
屋外の壁面に取り付けられる玄関灯などの照明器具は、通常、器具本体の背面に合成樹脂発泡体等からなる数mm厚の防水パッキンを重ね、器具本体と壁面との間に防水パッキンを圧接するようにして壁面に取り付けられる。しかしながら、壁面に、例えば石材調の凹凸意匠や目地部分等があると、防水パッキンと壁面との密着性が損なわれ、防水パッキン自体の弾性で十分な防水性能を確保することが困難になる。そこで、防水パッキンの防水性能のみに依存するのではなく、器具本体背面の水密性を高めて器具本体の内部に雨水が浸入するのを防ぐことが求められる。
かかる課題に着目した先行技術としては、例えば特許文献1に記載された防水型照明器具が知られている。図9は、特許文献1に記載された照明器具9の防水構造を示す断面図である。この照明器具9は、図示しないソケット、点灯装置、スタータ、端子台、電源線挿通孔等を備えた器具本体91に、グローブ92を取り付けて構成される。器具本体92は、略四角形の板状の底板93の周縁を立ち上げて周壁部94となし、その先端に外方に屈曲した鍔部95が形成されており、裏面側に防水パッキン96が当接されて壁面Wに取り付けられる。
グローブ92は、透光性部材により形成され、背面側に開口した箱状となされるとともに、その開口が器具本体91よりもひと回り大きく形成されて、器具本体91に被装されるようになっている。グローブ92の開口縁に近接した内壁面には、内方に突出するリブ97が形成されて、グローブ92を器具本体に被せたときに、このリブ97が器具本体91の鍔部95に当接するようになっている。
グローブ92の開口側近傍には、グローブ92を器具本体91に固定するためのつまみねじ98が上下に対向して挿通され、このつまみねじ98が、器具本体91における上下の鍔部95の裏側に形成されたねじ受部99に螺着されることにより、グローブ92が器具本体91に結合される。
特開平8−273422号公報
上記特許文献1記載の照明器具9は、グローブ92が上下のつまみねじ98によって器具本体91に取り付けられるが、このつまみねじ98のねじ軸は、器具本体91とグローブ92との当接面に対して平行に設けられているので、つまみねじ98を強く締着しても、器具本体91とグローブ92とを隙間なく密着させるのが困難である。そのため、取付状態によっては器具本体91とグローブ92との当接面に隙間が残り、風雨が激しい場合には、壁面Wに沿って流下する雨水が吹き上げられて上記隙間から器具本体91の内部に浸入するおそれがある。
本発明は上記のような問題を改善するためになされたもので、壁面取付型の照明器具における器具本体の背面側の水密性を高め、器具本体に内部に雨水が浸入するのを万全に防止することを解決課題とする。
本発明の照明器具の防水構造は、壁面に防水パッキンを介して取付金具を取り付け、この取付金具に前方から器具本体を被装してなる照明器具の防水構造であって、上記目的を達成するために、以下のような構成を採用している。
すなわち、取付金具は、基板部と、基板部の周囲から前方に立ち上げられた周壁部と、周壁部の先端から外方に張り出した鍔部とを有する略皿状に形成され、基板部に形成されたビス挿通孔に挿通される壁面取付用ビスによって壁面に固定される一方、器具本体は、少なくとも上半部前面側が水密的に形成されて背面側が開口し、背面側開口の周縁部は上記取付金具の鍔部の外側に被装される大きさに形成されるとともに、上記開口の内周面には、上記鍔部の前面に当接する段部が設けられてなり、上記取付金具の基板部に、基板部と略直交するように前方へ突出する本体連結用ボルトが取り付けられ、この本体連結用ボルトが器具本体に形成されたボルト挿通孔に挿通されて、器具本体の前面側から本体連結用ボルトの前端にナット部材が締結されることにより、取付金具と器具本体とが、鍔部と段部とを密着させた状態で結合されることを特徴とする。
この発明の要部は、取付金具と器具本体とを結合するための本体連結用ボルトを、取付金具の周壁部から張り出した鍔部と、器具本体の内周部に形成した段部との当接面に対して直交するように配置した点にある。この構成によれば、器具本体の前面側から本体連結用ボルトに螺着したナット部材を締め付けることにより、鍔部と段部とを隙間なく密着させることができるので、取付金具と器具本体との間から雨水が浸入するのを万全に防止することができる。
また、上記発明と類似した他の構成として、取付金具は上記と同様とし、器具本体は、少なくとも上半部前面側が水密的に形成されて背面側が開口し、背面側開口の周縁部が上記取付金具の鍔部の外側に被装される大きさに形成されるとともに、該開口の内周面には、上記周縁部から前面側に向かって上記鍔部の外径以下まで縮径するテーパ部が形成されてなり、上記取付金具の基板部に、基板部と略直交するように前方へ突出する本体連結用ボルトが取り付けられ、この本体連結用ボルトが器具本体に形成されたボルト挿通孔に挿通されて、器具本体の前面側から本体連結用ボルトの前端にナット部材が締結されることにより、取付金具と器具本体とが、鍔部とテーパ部とを密着させた状態で結合されることを特徴とする。
この構成によっても、器具本体の前面側から本体連結用ボルトに螺着したナット部材を締め付けることにより、鍔部とテーパ部とを隙間なく密着させることができるので、取付金具と器具本体との間から雨水が浸入するのを万全に防止することができる。
さらに上記2種類の構成において、灯具の点灯制御装置を、壁面に取り付けられる取付金具ではなく、前面側に位置する器具本体の内側に配置することにより、取付金具と点灯制御装置との間に空間を確保することができる。これにより、万一、取付金具の前面に浸水を生じた場合でも、点灯制御装置が濡れるのを回避しやすくなる。なお、本発明においては、一般的な照明器具に内蔵される安定器、調光器、グローランプ、アース、センサ、端子台(結線部)等の電気部品類を包括的に点灯制御装置と称する。
さらに、この照明器具においては、取付金具の基板部に、本体連結用ボルトを固定するためのボルト取付孔と、電源線を挿通させるための電源線引込孔とが形成されるが、これらボルト取付孔、電源線引込孔、及びビス挿通孔の周囲を、背面側に凹所を形成するように前方に打ち出し、各孔を防水パッキンから離隔させることによって、各孔から雨水を浸入しにくくしている。
また、取付金具の基板部の略中央に電源線引込孔を形成し、該電源線引込孔の上方及び下方にビス挿通孔を形成し、該電源線引込孔の左右にボルト取付孔を形成して、防水パッキンにも上記電源線引込孔及びビス挿通孔に対応する位置に通孔を形成した状態において、防水パッキンの最下部に形成された通孔と防水パッキンの下縁部との間に下方に開口する水抜き用の切欠部を設けることにより、防水パッキンと取付金具との間に流入した雨水を下方に流下させやすくしている。
さらに本発明は、器具本体の内側下部に、略箱状の装置収容部を、周縁部の内側に接するか、または周縁部の内外に跨がるようにして設け、この装置収容部内に点灯制御装置の少なくとも一部を収容するとともに、取付金具の周壁部の一部を上記装置収容部の幅に合わせて切欠し、この切欠された部分に装置収容部を挿入した状態で、取付金具と器具本体とを結合することを特徴とする。
この構成は、例えばセンサ等の点灯制御装置を器具本体の下部に取り付ける場合を想定したもので、該点灯制御装置を収容するための装置収容部と取付金具の周壁部とが干渉しないように、周壁部の一部を切欠して取付金具と器具本体とを結合している。この構成によると、周壁部を切欠した部分に器具本体の装置収容部を挿入することによって、取付金具と器具本体とが相互に位置決めされるので、取付金具に取り付けた本体連結用ボルトを器具本体のボルト挿通孔に容易に挿通させることができ、取付作業の効率が改善される。
この発明においては、装置収容部と周縁部とによって形成される隅部近傍に水抜き用の切欠部を設けることによって、万一、器具本体の内側に雨水が浸入した場合でも、その雨水を円滑に排出することができる。
上述のように構成される本発明の照明器具の防水構造は、略皿状の取付金具の基板部に、基板部と略直交するように前方へ突出する本体連結用ボルトを取り付け、この本体連結用ボルトを器具本体に形成されたボルト挿通孔に挿通して、器具本体の前面側から本体連結用ボルトの前端にナット部材を締結するように構成されているので、ナット部材を締め付けることによって、取付金具の鍔部と、器具本体の段部またはテーパ部とを隙間なく密着させることができる。これにより、取付金具と器具本体との間から雨水が浸入するのを万全に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1〜図7は本発明の第一実施例を示す。例示する照明器具1は、図1、図2に示すように、壁面Wに固定される器具本体2の前面にアーム3が突設されて、アーム3の先端に灯具4が首振り可能に取り付けられるようになっており、器具本体2の下部には人感センサ5が取り付けられている。ただし、本発明の要部は、器具本体2の背面部分と壁面Wとの取付構造にあるので、例示のような形態に限らず、例えば器具本体2と灯具4とが一体化された照明器具や、人感センサ5を有しない照明器具についても本発明は適用可能である。
本発明の防水構造は、壁面Wに防水パッキン6を介して略皿状の取付金具7を取り付け、この取付金具7に前方から器具本体2を被装して構成される。
防水パッキン6は、例えばウレタンゴムなどの合成樹脂発泡体からなる軟質板材で、全体としては図3に示すように、略円形の下部が弓形に切欠された形状を有している。防水パッキン6の中央には、壁面Wから引き出される電源線(図示略)を挿通させるための電源線引込孔61が形成されている。電源線引込孔61を挟んで縦中心軸上の上部及び下部には、取付金具7を壁面Wに固定するに際して壁面取付用ビス70を挿通させるためのビス挿通孔62、63が形成されている。壁面Wに取り付ける際の位置調整を容易にするため、上部のビス挿通孔62は縦長孔に、下部のビス挿通孔63は横長孔に、それぞれ形成されており、さらに、下部のビス挿通孔63から防水パッキン6の下縁部にかけて、縦方向に伸びる水抜き用の切欠部64が形成されている。電源線引込孔61を囲む上下左右4箇所には、取付金具7の背面に形成された突起部78(図6、図7参照)を挿入するための突起部挿入孔65が形成されている。
取付金具7は、例えばプレス成形された鋼板の表面に耐候・防錆処理を施すなどして形成された部材で、図4に示すように、略円形の下部が弓形に切欠された正面形状をなす基板部71と、上記弓形の切欠部分を除いて基板部71の周囲から前方に立ち上げられた周壁部72と、周壁部72の先端から外方に張り出した鍔部73とを有している。図6、図7に示すように、周壁部72の立ち上がり角度には、前方に向かって外方に拡がるような略円錐状のテーパが設けられている。
基板部71の中央には、電源線を挿通させるための電源線引込孔74が形成されている。電源線引込孔74の内周縁部は、電源線を傷つけないようにカーリング処理されている。電源線引込孔74を挟んで縦中心軸上の上部及び下部には、壁面取付用ビス70を挿通させるためのビス挿通孔75、76が形成されている。防水パッキン6に形成されたビス挿通孔62、63と同様に、上部のビス挿通孔75は縦長孔に、下部のビス挿通孔76は横長孔に、それぞれ形成されている。また、電源線引込孔74を挟む左右には、本体連結用ボルト81を取り付けるためのボルト取付孔77が形成されて、取付金具7の背面側から本体連結用ボルト81が挿通され、その脚部前端が前方に突出している。これら、電源線引込孔74、ビス挿通孔75、76、及びボルト取付孔77の周囲は、背面側に凹所を形成するように、前方向かって略円錐台形状に打ち出されている。なお、例示の形態では、寸法の関係上、電源線引込孔74の周囲の打ち出し部と、下部のビス挿通孔76の周囲の打ち出し部とが一体的に形成されている。また、基板部71の、特に上縁部近傍と防水パッキン6との接触面積を少しでも増やすために、上部のビス挿通孔75周囲の打ち出し部は、上側の一部が正面から見てやや偏平に変形した形状となされている。
さらに、基板部71の電源線引込孔74を囲む上下左右4箇所には、背面側に略山状に突出する突起部78が形成されている。突起部78の突出高さは、防水パッキン6の厚みよりもやや小さく設定されている。
また、基板部71の下部には、弓形に切欠された下縁部と並行する横長の補強用リブ79が、前方に向かって打ち出されている。
この取付金具7は、図6、図7に示すように、壁面Wとの間に防水パッキン6を挟み込んだ状態で、壁面取付用ビス81によって壁面Wに固定される。壁面取付用ビス81は、上下のビス挿通孔75、76に嵌合された合成樹脂製の絶縁ブッシュ82の内側に挿通されている。この壁面取付用ビス81の締付により、防水パッキン6が壁面Wと取付金具7との間に圧接されて、取付金具7の背面の突起部78が壁面Wに当接し、取付金具7が安定的に固定される。
器具本体2は、背面側が開口し、内側には灯具4の点灯制御装置(図示略)が取り付けられるとともに、下部には、背面側及び下方に開放された略箱状のセンサ収容部21が設けられて、その内側に人感センサ5が下向きに取り付けられている。背面側開口の周縁部22内径は、上記取付金具7の鍔部73の外側に被装される大きさに形成されるとともに、上記開口の内周面には、上記鍔部73の前面に当接する段部23が設けられている。段部23の外径は鍔部73の外径よりもわずかに大きく、段部23の内径は鍔部73の外径よりも小さくて、好ましくは鍔部73の内径と略合致する寸法に形成されている。さらに、段部23の内側には適宜間隔で補強用のリブ24が突設されており、このリブの端面は段部23と同一面をなすように形成されている。
なお、器具本体2の前面部にはアーム3が連結されるが、本発明ではアーム3の構造は要部とはならないので、図5〜図7においてはアーム3の図示を省略している。
器具本体2の前面部には、取付金具7から前面に突出した本体連結用ボルト83を挿通させるためのボルト挿通孔25が形成されている。ボルト挿通孔25の内周面は、背面側に向かって拡径する円錐テーパ面となされ、本体連結用ボルト83を挿通させる際に、その脚部前端がボルト挿通孔25の中心に向かって無理なく案内されるようになっている。
この器具本体2が、壁面Wに固定された取付金具7に被装され、ボルト挿通孔25に挿通された本体連結用ボルト83の脚部前端に器具本体2の前面側からナット部材84が締結される。本実施形態では、器具本体2の下部に、周縁部22の内外に跨がるようにして略箱状のセンサ収容部21が設けられており、器具本体2を取付金具7に被装する際には、このセンサ収容部21が、取付金具7の周壁部22の下部を切欠した部分に挿入される。このため、取付金具7と器具本体2とが自然に位置決めされ、本体連結用ボルト83を器具本体2のボルト挿通孔25に容易に挿通させることができる。
ナット部材84は、例えば図示のような略ハット形状の袋ネジであって、摘まみ部の外周にローレット状の凹凸が刻設され、フランジ部には環状の止水部材が貼着されているようなものを好適に使用することができる。
こうして、取付金具7と器具本体2とを、壁面Wに直交する方向に配した本体連結用ボルト83を介して締結することにより、取付金具7と器具本体2とが、鍔部73と段部23とを密着させた状態で強固に結合される。
なお、本体連結用ボルト83にナット部材84を締結する際には、壁面取付用ビス81によって縦中心軸上を壁面Wに固定された取付金具7に対し、左右に配された本体連結用ボルト83を介して前方への引張力が作用するので、取付金具7の基板部71が、図7において上方(壁面W側)を凸とする方向に湾曲変形するおそれがある。すると、基板部71に取り付けられた本体連結用ボルト83の脚部前端の間隔が近接して、器具本体2に形成されたボルト挿通孔25の位置と合わなくなる事態を生じかねない。しかしながら、本発明に係る取付金具7は、周壁部72及び鍔部73が、基板部71と一体的に、かつ周方向に連続するように形成されるとともに、周壁部72及び鍔部73が切欠された下部にも、横長の補強用リブ79が形成されて基板部71の曲げ剛性を補っているので、ナット部材84を強めに締結しても上記のような湾曲変形を生じることなく、器具本体2との良好な密着を得ることができる。
このようにして壁面Wに取り付けられた器具本体2は、背面側開口の周縁部22が取付金具7の周壁部72を囲んでおり、器具本体2の段部23が取付金具7の鍔部73に密着しているので、壁面Wに沿って流下した雨水が取付金具7の周壁部72に沿って吹き込んでも、鍔部73と段部23との密着面によって排除され、周壁部72のテーパに沿って背面側に流れる。取付金具7の背面側に流れた雨水は、大部分は防水パッキン6の周縁部に沿って流下するが、もし防水パッキン6と取付金具7との間に浸入したとしても、取付金具7に形成された電源線引込孔74やビス挿通孔75、76、ボルト取付孔77の周囲が前方に打ち出されて防水パッキン6の表面から離隔しているため、雨水は各孔からほとんど浸入することなく、防水パッキン6の下部に形成された水抜き用の切欠部64を経由して、図6中に矢符Aで示した経路から下方に排出される。この経路Aは、下向きに開口してはいるが、図示のように防水パッキン6の厚み分だけ前後方向に屈曲しているので、この経路Aを通じて下方から雨水が吹き込む可能性もきわめて小さい。
また、この照明器具1は、点灯制御装置等の電気部品類を、取付金具7ではなく、器具本体2の内側に取り付けることができるので、万一、取付金具7の前面側に雨水が浸入した場合でも、取付金具7と電気部品との間に空間を確保して、電気部品が濡れるのを防ぐことができる。
さらに、この照明器具1では、器具本体2の内部に雨水が浸入した場合に備えて、器具本体2の下部近傍に水抜き用の切欠部を設けておくこともできる。例示の形態では、図5に示すように、センサ収容部21と周縁部22とによって形成される最下部の隅部に水抜き用の切欠部26を設けることにより、器具本体2の内部に浸入した雨水を円滑に排出できるようにしている。
図8は本発明の第一実施例を示す。本実施例と上記第一実施例とは、器具本体2の背面側開口における内周面の形態が相違しており、その他の部分は共通である。
器具本体2の背面側開口は、取付金具7の鍔部73の外側に被装される周縁部22から、前面側に向かって縮径する略円錐面状のテーパ部27に連続しており、このテーパ部27の前部は、鍔部73の外径よりも小さくなっている。このような器具本体2を取付金具7に被装し、第一実施例と同様に本体連結用ボルト83とナット部材84とによって結合すると、取付金具7の鍔部73と器具本体2のテーパ部27とが線接触状態で強固に密着することとなる。したがって、このような構成によっても、上記第一実施例と同様の防水効果を得ることができる。
なお、テーパ部27の断面形状は、図示のように直線的に傾斜するものに限らず、内側または外側に湾曲しながら曲線的に縮径するようなものであってもよい。
本発明の第一実施例に係る照明器具の全体構成を示す分解斜視図である。 上記照明器具の側面図である。 上記実施例に係る防水パッキンの正面図である。 同じく、取付金具の正面図である。 同じく、器具本体の背面図である。 上記実施例に係る防水構造を示す縦方向断面図である。 同じく、横方向断面図である。 本発明の第二実施例に係る防水構造を示す横方向断面図である。 従来の照明器具の防水構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 照明器具
2 器具本体
21 センサ収納部(装置収納部)
22 周縁部
23 段部
25 ボルト挿通孔
26 切欠部
27 テーパ部
6 防水パッキン
61 電源線引込孔
62 ビス挿通孔
63 ビス挿通孔
64 切欠部
7 取付金具
71 基板部
72 周壁部
73 鍔部
74 電源線引込孔
75 ビス挿通孔
76 ビス挿通孔
77 ボルト取付孔
81 壁面取付用ビス
83 本体連結用ボルト
84 ナット部材
W 壁面

Claims (7)

  1. 壁面に防水パッキンを介して取付金具を取り付け、この取付金具に前方から器具本体を被装してなる照明器具の防水構造であって、
    取付金具は、基板部と、基板部の周囲から前方に立ち上げられた周壁部と、周壁部の先端から外方に張り出した鍔部とを有する略皿状に形成され、基板部に形成されたビス挿通孔に挿通される壁面取付用ビスによって壁面に固定される一方、
    器具本体は、少なくとも上半部前面側が水密的に形成されて背面側が開口し、背面側開口の周縁部は上記取付金具の鍔部の外側に被装される大きさに形成されるとともに、上記開口の内周面には、上記鍔部の前面に当接する段部が設けられてなり、
    上記取付金具の基板部に、基板部と略直交するように前方へ突出する本体連結用ボルトが取り付けられ、この本体連結用ボルトが器具本体に形成されたボルト挿通孔に挿通されて、器具本体の前面側から本体連結用ボルトの前端にナット部材が締結されることにより、取付金具と器具本体とが、鍔部と段部とを密着させた状態で結合されることを特徴とする照明器具の防水構造。
  2. 壁面に防水パッキンを介して取付金具を取り付け、この取付金具に前方から器具本体を被装してなる照明器具の防水構造であって、
    取付金具は、基板部と、基板部の周囲から前方に立ち上げられた周壁部と、周壁部の先端から外方に張り出した鍔部とを有する略皿状に形成され、基板部に形成されたビス挿通孔に挿通される壁面取付用ビスによって壁面に固定される一方、
    器具本体は、少なくとも上半部前面側が水密的に形成されて背面側が開口し、背面側開口の周縁部が上記取付金具の鍔部の外側に被装される大きさに形成されるとともに、該開口の内周面には、上記周縁部から前面側に向かって上記鍔部の外径以下まで縮径するテーパ部が形成されてなり、
    上記取付金具の基板部に、基板部と略直交するように前方へ突出する本体連結用ボルトが取り付けられ、この本体連結用ボルトが器具本体に形成されたボルト挿通孔に挿通されて、器具本体の前面側から本体連結用ボルトの前端にナット部材が締結されることにより、取付金具と器具本体とが、鍔部とテーパ部とを密着させた状態で結合されることを特徴とする照明器具の防水構造。
  3. 灯具の点灯制御装置が、器具本体の内側に取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具の防水構造。
  4. 取付金具の基板部には、本体連結用ボルトを固定するためのボルト取付孔と、電源線を挿通させるための電源線引込孔とが形成されるとともに、上記ボルト取付孔、電源線引込孔、及びビス挿通孔の周囲が、背面側に凹所を形成するように前方に打ち出されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明器具の防水構造。
  5. 取付金具の基板部の略中央に電源線引込孔が形成され、該電源線引込孔の上方及び下方にビス挿通孔が形成され、該電源線引込孔の左右にボルト取付孔が形成されて、防水パッキンにも上記電源線引込孔及びビス挿通孔に対応する位置に通孔が形成されるとともに、 防水パッキンの最下部に形成された通孔と防水パッキンの下縁部との間には下方に開口する水抜き用の切欠部が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の照明器具の防水構造。
  6. 器具本体の内側下部に、略箱状の装置収容部が、周縁部の内側に接するか、または周縁部の内外に跨がるようにして設けられ、この装置収容部内に点灯制御装置の少なくとも一部が収容されるとともに、
    取付金具の周壁部の一部が上記装置収容部の幅に合わせて切欠され、この切欠された部分に装置収容部が挿入された状態で、取付金具と器具本体とが結合されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明器具の防水構造。
  7. 装置収容部と周縁部とによって形成される隅部近傍に水抜き用の切欠部が設けられたことを特徴とする請求項6に記載の照明器具の防水構造。
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