JP2009202889A - 円筒タンクの横滑り防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 平底円筒タンク6の底板6aの下面に、直交する2つの鉛直面方向にそれぞれ沿って配された平板状のシアプレート7を突設する。一方、タンク設置個所となる基礎コンクリート8の上面には、平底円筒タンク6の底板6aよりもやや小さい径で且つシアプレート7の上下寸法よりもやや深い寸法の凹部9を設けて、ドライサンド10を充填する。このドライサンド10にタンク底板6aの下面側に設けたシアプレート7を挿し込んだ状態で、平底円筒タンク6を、基礎コンクリート8及びドライサンド10の上側に載置する。地震等で平底円筒タンク6に作用する大きな水平方向の荷重は、底板6aに突設したシアプレート7よりドライサンド10へ伝えて受けさせる。
【選択図】図1
Description
(1)円筒タンクの設置個所となる基礎コンクリートの表面に所要の深さ寸法を有する凹部を設けて、該凹部にドライサンドを充填し、且つ円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートを、上記ドライサンドに挿し込んだ状態で上記円筒タンクを上記基礎コンクリート及びドライサンド上に載置してなり、上記円筒タンクに作用する水平方向の荷重を、該円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートより上記ドライサンドへ伝えて受けさせることができるようにした構成としてあるので、上記円筒タンクに地震力等により水平方向の大きな荷重が作用する場合にも該円筒タンクの横滑りを未然に防止することができる。したがって、タンク底板の損傷や、該タンク底板の下側に設けてあるノズル等の付属品の損傷によって内容液の漏洩が生じる虞を解消することができる。
(2)二重殻式円筒タンクの外槽となる円筒タンクの底板上における二重殻式円筒タンクの内槽となる円筒タンクの底板の外周縁部に対応する位置に、コンクリートブロックを周方向に配列して設けると共に、該コンクリートブロックの内側に、底部保冷材を、上記コンクリートブロックよりも所要寸法高さが低くなるように敷き詰め、更に、上記周方向に配したコンクリートブロックの内側で且つ上記底部保冷材の上側に形成される凹部に、ドライサンドを充填し、上記内槽となる円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートを、上記ドライサンドに挿し込んだ状態で上記内槽となる円筒タンクを上記コンクリートブロック及びドライサンド上に載置してなり、上記内槽となる円筒タンクに作用する水平方向の荷重を、該内槽となる円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートより上記ドライサンドへ伝えて受けさせることができるようにした構成とすることにより、上記二重殻式円筒タンクの内槽となる円筒タンクに地震力等により水平方向の大きな荷重が作用する場合にも該内槽となる円筒タンクの横滑りを未然に防止することができる。したがって、該内槽となるタンクの底板の損傷や、該底板の下側に設けてあるノズル等の付属品の損傷によって内容液の漏洩が生じる虞を解消することができる。
(3)円筒タンクの底板の下面に突設するシアプレートを、上記円筒タンクの底板と同じ材質とした構成とすることにより、上記円筒タンクの底板の熱膨張、熱収縮に追従して上記シアプレートを熱膨張、熱収縮させることができる。
(4)円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、少なくとも互いに直交する2つの鉛直面に沿わせて配設するようにした構成とすることにより水平方向のいかなる方位から荷重が作用する場合にも、円筒タンクの横滑りを防止することが可能になる。
(5)円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、上記円筒タンクの底板の径方向の鉛直面に沿わせて設けるようにした構成とすることにより、上記円筒タンクの底板が径方向に熱膨張、熱収縮するときには、上記シアプレートが、ドライサンド内で該シアプレートの面に沿う方向に変位することで、ほとんど抵抗を受けることがないため、本発明の円筒タンクの横滑り防止装置を装備した状態であっても、上記円筒タンクの熱膨張、熱収縮を阻害する虞を解消できる。
(6)円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、上記底板の中心より周方向所要の角度間隔で放射方向に延びる鉛直面に沿う配置で設けるようにした構成とすることにより、上記円筒タンクの底板の径方向への熱膨張、熱収縮時に、該底板の下面に設けてあるシアプレートが、ドライサンド内で該シアプレートの面に沿う方向に変位するときに生じる抵抗を、上記底板の周方向に均等化させることができる。
1a 底板
2 外槽(円筒タンク)
2a 底板
3 底部保冷材
6 平底円筒タンク(円筒タンク)
6a 底板
7 シアプレート
8 基礎コンクリート
9 凹部
10 ドライサンド
13 コンクリートブロック
Claims (6)
- 円筒タンクの設置個所となる基礎コンクリートの表面に所要の深さ寸法を有する凹部を設けて、該凹部にドライサンドを充填し、且つ円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートを、上記ドライサンドに挿し込んだ状態で上記円筒タンクを上記基礎コンクリート及びドライサンド上に載置してなり、上記円筒タンクに作用する水平方向の荷重を、該円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートより上記ドライサンドへ伝えて受けさせることができるようにした構成を有することを特徴とする円筒タンクの横滑り防止装置。
- 二重殻式円筒タンクの外槽となる円筒タンクの底板上における二重殻式円筒タンクの内槽となる円筒タンクの底板の外周縁部に対応する位置に、コンクリートブロックを周方向に配列して設けると共に、該コンクリートブロックの内側に、底部保冷材を、上記コンクリートブロックよりも所要寸法高さが低くなるように敷き詰め、更に、上記周方向に配したコンクリートブロックの内側で且つ上記底部保冷材の上側に形成される凹部に、ドライサンドを充填し、上記内槽となる円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートを、上記ドライサンドに挿し込んだ状態で上記内槽となる円筒タンクを上記コンクリートブロック及びドライサンド上に載置してなり、上記内槽となる円筒タンクに作用する水平方向の荷重を、該内槽となる円筒タンクの底板の下面に突設したシアプレートより上記ドライサンドへ伝えて受けさせることができるようにした構成を有することを特徴とする円筒タンクの横滑り防止装置。
- 円筒タンクの底板の下面に突設するシアプレートを、上記円筒タンクの底板と同じ材質とした請求項1又は2記載の円筒タンクの横滑り防止装置。
- 円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、少なくとも互いに直交する2つの鉛直面に沿わせて配設するようにした請求項1、2又は3記載の円筒タンクの横滑り防止装置。
- 円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、上記円筒タンクの底板の径方向の鉛直面に沿わせて設けるようにした請求項1、2又は3記載の円筒タンクの横滑り防止装置。
- 円筒タンクの底板の下面に、シアプレートを、上記底板の中心より周方向所要の角度間隔で放射方向に延びる鉛直面に沿う配置で設けるようにした請求項5記載の円筒タンクの横滑り防止装置。
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