JP3182728U - 低温タンクのアンカーストラップ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンカーストラップ本体14を収容する改良アンカーボックス16は、基盤4の下端部から底部保冷層8の上方まで延出して形成する。また、この改良アンカーボックス16の延出部と内槽底板外周端縁の間隙に、断熱性かつ弾力性を有する緩衝部材17を介装する。
【選択図】図2
Description
この低温タンク1の内槽1bには、通常の供用時の低温液体のガス圧Pや熱収縮力、および地震荷重によって内槽1bの側板6及び底板7に対してアップリフト力UP及び水平力HPが作用する。このアップリフト力UP及び水平力HPに対応するように、内槽側板6の下部円周方向にわたって離隔させて、複数個のアンカーストラップ11を基盤4に至るように設置している。
しかしながらこのアンカーストラップ11は、外槽底板3よりも上部の位置においては水平方向に容易に変位できるため、内槽側板6及び内槽底板7に作用する水平力HPには対抗することができずに、水平方向の横滑り移動HLが生じてしまう。この横滑り移動HLを防止することが望まれている。
低温タンク1は、外槽1aと内槽1bとからなる平底円筒二重殻構造である。
外槽1aは外槽側板2と外槽底板3と外槽屋根5とからなり基盤4上に固定され、この外槽1aの内部に保冷空間9と内槽底部保冷8を設け、この内槽底部保冷8上に内槽側板6と内槽底板7と内槽屋根板10とからなる内槽1bが設置されている。
11は、内槽1b下部(図1のAに示す)に設けるアンカーストラップで、円周方向に均等な間隔を設けて複数個設置する。
アンカーストラップ11はアップリフト力UPに対応するように、内槽側板6から基盤4へと傾斜させて設置している。
アンカーストラップ11は、幅が狭く長い平板、つまり帯板状のアンカーストラップ本体14と、側板取付部12と、ベース固定部13とで形成し、矩形箱体の改良アンカーボックス16内を挿通し収容する。
この考案を構成する改良アンカーボックス16は、基盤4の下端部から底部保冷層8を貫通して上方に延長し、内槽底板7の高さ位置よりもさらに上方まで延出して形成する。この改良アンカーボックス16の延長距離は、従来のアンカーボックスの上端位置よりも図のLで示す長さとなる。
また、改良アンカーボックス16の延出部内側と内槽底板7外周端縁の間隙には、グラスウールやパーライト材などの断熱性かつ弾力性を有する緩衝部材17を介装する。
(A)に示す改良アンカーボックス16aは、上方にL相当の長さを延長させた一体物の強度部材で形成する事例である。この改良アンカーボックス16aは矩形箱体を上方に延長しているため、組立て施工がし易い。
17aは緩衝部材の事例1で、グラスウールや合成ゴムなどの弾力性のある断熱材で隙間を埋めるように充填施工する。
(B)に示す改良アンカーボックス16bは、下部アンカーボックス16b1と上部アンカーボックス16b2の部材を用いて差込接続構造に形成する事例2である。この下部アンカーボックス16b1と上部アンカーボックス16b2の部材は、下方には普通鋼材を用いて上方の低温域には低温鋼材を用いるようにする。
17bは緩衝部材の事例2で、グラスウールや合成ゴム、発泡材などの断熱材を用いて空間部を埋めるように設置する。
(C)に示す改良アンカーボックス16cは、下部アンカーボックス16c1と上部アンカーボックス16c2の部材を当接させ、これらの部材を筒体カバー16c3で接続する構造の事例である。これらの各部材の内、下方の部材は普通鋼を用いて上方の低温域には低温鋼材を用いるようにする。
17cは緩衝部材の事例3で、グラスウールや合成ゴム、発泡材などの断熱材を組み合わせて空間部を埋める。
1a外槽
1b内槽
2外槽側板
3外槽底板
4基盤
5外槽屋根
6内槽側板
7内槽底板
8底部保冷
9内外槽空間
10内槽屋根
11アンカーストラップ
12側板取付部
13ベース固定部
14アンカーストラップ本体
15アンカーボックス
16改良アンカーボックス
17緩衝部材
Pガス圧
UPアップリフト力
HP水平力
HL横滑り移動
(A)に示す改良アンカーボックス16aは、上方にL相当の長さを延長させた一体物の強度部材で形成する事例である。この改良アンカーボックス16aは矩形箱体を上方に延長しているため、組立て施工がし易い。
17aは緩衝部材の事例1で、グラスウールや合成ゴムなどの弾力性のある断熱材で隙間を埋めるように充填施工する。
(B)に示す改良アンカーボックス16bは、下部アンカーボックス16b1と上部アンカーボックス16b2の部材を用いて差込接続構造に形成する事例2である。この下部アンカーボックス16b1と上部アンカーボックス16b2の部材は、下方には普通鋼材を用いて上方の低温域には低温鋼材を用いるようにする。
17bは緩衝部材の事例2で、グラスウールや合成ゴム、発泡材などの断熱材を用いて空間部を埋めるように設置する。
(C)に示す改良アンカーボックス16cは、下部アンカーボックス16c1と上部アンカーボックス16c3の部材を当接させ、これらの部材を筒体カバー16c2で接続する構造の事例である。これらの各部材の内、下方の部材は普通鋼を用いて上方の低温域には低温鋼材を用いるようにする。
17cは緩衝部材の事例3で、グラスウールや合成ゴム、発泡材などの断熱材を組み合わせて空間部を埋める。
Claims (3)
- 平底円筒二重殻の低温タンクの内槽用に設けるアンカーストラップであって、このアンカーストラップ本体を収容する改良アンカーボックスは、基盤の下端部から底部保冷層の上方まで延出して形成したことを特徴とする低温タンクのアンカーストラップ構造。
- 請求項2の考案に係る低温タンクのアンカーストラップ構造は、上記請求項1記載の改良アンカーボックスを、下部アンカーボックスと上部アンカーボックスとで連結形成したことを特徴とする。
- 請求項3の考案に係る低温タンクのアンカーストラップ構造は、上記請求項1又は2記載の改良アンカーボックスの延出部と内槽底板外周端縁の間隙に、断熱性かつ弾力性を有する緩衝部材を介装したことを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012007358U JP3182728U (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 低温タンクのアンカーストラップ構造 |
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JP2012007358U JP3182728U (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 低温タンクのアンカーストラップ構造 |
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JP3182728U true JP3182728U (ja) | 2013-04-11 |
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JP (1) | JP3182728U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023248480A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 川崎重工業株式会社 | 低温液化ガス貯蔵タンク |
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2012
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023248480A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 川崎重工業株式会社 | 低温液化ガス貯蔵タンク |
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