JPS591393A - タンク底板の腐食防止構造 - Google Patents
タンク底板の腐食防止構造Info
- Publication number
- JPS591393A JPS591393A JP57110260A JP11026082A JPS591393A JP S591393 A JPS591393 A JP S591393A JP 57110260 A JP57110260 A JP 57110260A JP 11026082 A JP11026082 A JP 11026082A JP S591393 A JPS591393 A JP S591393A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion
- tank
- bottom plate
- roadbed
- corrugated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は屋外貯蔵タンクにおけるタンク底板の腐食防止
構造に関するものである。
構造に関するものである。
一般に、危険物を貯蔵する鋼製の屋外タンクは、タンク
底板が経時的に腐食することが避けられず、特にタンク
底板の周縁部分は雨水等の外部環境の影響を受けて顕著
に腐食が進行する定性がある。
底板が経時的に腐食することが避けられず、特にタンク
底板の周縁部分は雨水等の外部環境の影響を受けて顕著
に腐食が進行する定性がある。
従って、保安上の見地から消防法に基づいて、例えば１
０年毎等当該タンクの定められた周期毎に貯蔵物を空に
して内部から非破壊検査によってタンク底板の腐食進行
度を調査し、腐食状況によって当該タンク全体をジャ、
キアップしてタンク底板の補修を行う必要がある。しか
し、例えば１．０ＯＯＫＬ以上等の大形タンクにおいて
は、ジヤツキアップによる該工事は多大の時間と費用を
要する大工事となるので、タンク底板の防食手段は当該
分野における重要な問題とされている。
０年毎等当該タンクの定められた周期毎に貯蔵物を空に
して内部から非破壊検査によってタンク底板の腐食進行
度を調査し、腐食状況によって当該タンク全体をジャ、
キアップしてタンク底板の補修を行う必要がある。しか
し、例えば１．０ＯＯＫＬ以上等の大形タンクにおいて
は、ジヤツキアップによる該工事は多大の時間と費用を
要する大工事となるので、タンク底板の防食手段は当該
分野における重要な問題とされている。
従って、屋外タンクにおけるタンク底板の腐食防止手段
は従来から多数の公知例がある。即ち、従来構造を大別
すると、砂または砂に若干の重油を添加したオイル砂を
敷、股して路盤を形成し、その上にタンクを載置する砂
路盤構造、或いはアスファルト、コンクリート、マタハ
ビニール系コム −系等の遮断材によっ、て路盤を形成
し、その上にタンクを載置する遮断材を用いた路盤構造
の２種のものがある。しかし、前者の砂路盤構造は、工
事費低廉であるが防食性に劣り、後者の路盤構造は防食
性に優れるものの、工事費が高価になる難点があり、そ
れぞれ実用上の長所短所が認められる。
は従来から多数の公知例がある。即ち、従来構造を大別
すると、砂または砂に若干の重油を添加したオイル砂を
敷、股して路盤を形成し、その上にタンクを載置する砂
路盤構造、或いはアスファルト、コンクリート、マタハ
ビニール系コム −系等の遮断材によっ、て路盤を形成
し、その上にタンクを載置する遮断材を用いた路盤構造
の２種のものがある。しかし、前者の砂路盤構造は、工
事費低廉であるが防食性に劣り、後者の路盤構造は防食
性に優れるものの、工事費が高価になる難点があり、そ
れぞれ実用上の長所短所が認められる。
本発明は、以上の従来欠陥を解消することを目的とする
もので、路盤とタンク底板間に耐食性波形板を介着させ
た腐食防止構造を要旨としている。
もので、路盤とタンク底板間に耐食性波形板を介着させ
た腐食防止構造を要旨としている。
そして本発明を用いると、工事費が低廉であり、かつ優
れた防食性を有する構造となるので、その上に載置され
たタンクは長期間安定して機能することができる。
れた防食性を有する構造となるので、その上に載置され
たタンクは長期間安定して機能することができる。
以下本発明一実施例の図面に基づいて詳しく説明する。
第１．２図において、１は白灯油用の屋外貯蔵タンクで
、容量は１，０ＯＯＫＬであり、基礎２の凹所に充填し
たオイル砂５の上に波形亜鉛鉄板４が全面に隙間なく敷
きつめられており、波形亜鉛鉄板４のそれぞれの波形頂
点にタンク底板８を接してタンク１が載置されている。
、容量は１，０ＯＯＫＬであり、基礎２の凹所に充填し
たオイル砂５の上に波形亜鉛鉄板４が全面に隙間なく敷
きつめられており、波形亜鉛鉄板４のそれぞれの波形頂
点にタンク底板８を接してタンク１が載置されている。
詳しくは、タンク底板８は板厚６粍の８８−４１ （Ｊ
ＩＳ記号）板で、波形亜鉛鉄板４に接する外面は防食の
ためアスファルトプライマー刷毛塗１回が施されている
。またオイル砂５は山土を基礎２の上に転圧敷設した後
、重油を５リツトル毎平方米散布した、所謂オイルサン
ドの路盤である。また波形亜鉛鉄板４はＧ−８８０２（
ＪＩ８記号）の板材で、板厚：０．２７粍〜０．５粍、
幅ニア６２粍、長さ：１．８２９粍、波高さ＝９７粍、
波のピッチ：８１．８粍のものを一重にしてオイル砂５
の上に隙間なく敷設したもので、瞬接相互間はその端縁
部分が若干づつ重なっている。
ＩＳ記号）板で、波形亜鉛鉄板４に接する外面は防食の
ためアスファルトプライマー刷毛塗１回が施されている
。またオイル砂５は山土を基礎２の上に転圧敷設した後
、重油を５リツトル毎平方米散布した、所謂オイルサン
ドの路盤である。また波形亜鉛鉄板４はＧ−８８０２（
ＪＩ８記号）の板材で、板厚：０．２７粍〜０．５粍、
幅ニア６２粍、長さ：１．８２９粍、波高さ＝９７粍、
波のピッチ：８１．８粍のものを一重にしてオイル砂５
の上に隙間なく敷設したもので、瞬接相互間はその端縁
部分が若干づつ重なっている。
以上の構造を有するタンク底板の腐食防止構造は、波形
亜鉛鉄板４がタンク底板８とオイル砂５で形成する路盤
間に介着している為、タンク底板３は路盤のオイル砂５
と直接接触することなく、耐食性を有する亜鉛鉄板４の
波形頂点と接し、かつ波形亜鉛鉄板４の谷部とタンク底
板８によって区画された極めて多数の条溝空間６が存在
することになる。条溝空間６は、所謂「くもの巣」のよ
うに多岐多条をなしてタンク底面８の外側に存在してそ
の総長は極めて膨大になり、周縁部によって大気と連通
し、有用な空気流路を構成する。
亜鉛鉄板４がタンク底板８とオイル砂５で形成する路盤
間に介着している為、タンク底板３は路盤のオイル砂５
と直接接触することなく、耐食性を有する亜鉛鉄板４の
波形頂点と接し、かつ波形亜鉛鉄板４の谷部とタンク底
板８によって区画された極めて多数の条溝空間６が存在
することになる。条溝空間６は、所謂「くもの巣」のよ
うに多岐多条をなしてタンク底面８の外側に存在してそ
の総長は極めて膨大になり、周縁部によって大気と連通
し、有用な空気流路を構成する。
従って、雨水等が路盤に浸水し、オイル砂５が含湿含水
しても、タンク底板８は亜鉛鉄板４の介在によって、外
部環境からの前記の水湿分が有効に遮断されて保護され
る。若し該水湿分等がタンク底板８に付着しても、条溝
空間６の存在によって速やかに乾燥されるので、タンク
底板８が発錆し、腐食する物理現象は顕著に抑止される
。特に、外部環境の影響を受は易いタンク底板８の周縁
部分において前記の防食作用は顕著に顕出し、当該タン
クの底板８は極めて有効な腐食防止効果を享受すること
ができる。
しても、タンク底板８は亜鉛鉄板４の介在によって、外
部環境からの前記の水湿分が有効に遮断されて保護され
る。若し該水湿分等がタンク底板８に付着しても、条溝
空間６の存在によって速やかに乾燥されるので、タンク
底板８が発錆し、腐食する物理現象は顕著に抑止される
。特に、外部環境の影響を受は易いタンク底板８の周縁
部分において前記の防食作用は顕著に顕出し、当該タン
クの底板８は極めて有効な腐食防止効果を享受すること
ができる。
一方、本発明は波形板を介着させるため、力学的にタン
ク１は弾性床路盤の上に載置される構成となり、地震等
によるタンクの振動、および熱によるタンク１の膨張収
縮に際して、波形亜鉛鉄板４が弾性的に追随するので、
タンク振動等を吸収緩和して異常応力、および不均等荷
重の発生を防止するので、当該タンクを常に安定させる
作用効果がある。
ク１は弾性床路盤の上に載置される構成となり、地震等
によるタンクの振動、および熱によるタンク１の膨張収
縮に際して、波形亜鉛鉄板４が弾性的に追随するので、
タンク振動等を吸収緩和して異常応力、および不均等荷
重の発生を防止するので、当該タンクを常に安定させる
作用効果がある。
さらに、本発明は量産安価なＪＩ８波形板を用いて単に
路盤上に敷設するのみで良く、工事は簡易であり、かつ
費用低廉となる実用上の利点がある。
路盤上に敷設するのみで良く、工事は簡易であり、かつ
費用低廉となる実用上の利点がある。
つぎに、従来構造と対比した本発明の防食効果を明らか
にするために実施した、下表の防食対比試験の結果を説
明する。
にするために実施した、下表の防食対比試験の結果を説
明する。
以上の対比結果は、オイル砂の上に直接タンクを載置し
た従来構造の部分は腐食が顕著に進行しており、そのタ
ンク底板の周縁部分に１．０粍〜２．２粍の腐食孔が８
９箇確詔され、タンク底板の使用限界を示した。一方、
本発明を用いた部分は、タンク周縁位置にも拘らず底板
腐食は殆んど認められず、最初に施したアスファルトプ
ライマーがそのまま残存し、さらに継続して長期間耐用
し得る事実が明白となった。詳しくは参考写真（イ）〜
（均を参照して、写真（ト）（至）は前記試験の確認の
為、当該タンクをジヤツキアップしたタンク底板を示し
、符号イは従来構造の部分、符号口は本発明を施した部
分である。そして、従来構造部分は発錆、腐食孔の存在
が明らかであり、本発明部分は黒色のアスファルトプラ
イマーが残存し腐食進行が認められない。（黒色のアス
ファルトプライマーの中の白い条痕は波形亜鉛鉄板の頂
点とタンク底板が圧接した部分である）。つぎに写真０
０は写真に）（ハ）における符号口の本発明部分のアス
ファルトプライマーを剥離し、底板裸面の状況を確認し
たもので、当該部分は光沢を有し全く腐食されていない
事実が明白である。さらに写真（ト）は本発明部分にお
けるオイル砂の上面を示し、また写真（Ｆ）は取外した
波形亜鉛鉄板の外観を示すもので、波形亜鉛鉄板自体も
腐食が少く、さらに継続して使用可能な状態を示してい
る。
た従来構造の部分は腐食が顕著に進行しており、そのタ
ンク底板の周縁部分に１．０粍〜２．２粍の腐食孔が８
９箇確詔され、タンク底板の使用限界を示した。一方、
本発明を用いた部分は、タンク周縁位置にも拘らず底板
腐食は殆んど認められず、最初に施したアスファルトプ
ライマーがそのまま残存し、さらに継続して長期間耐用
し得る事実が明白となった。詳しくは参考写真（イ）〜
（均を参照して、写真（ト）（至）は前記試験の確認の
為、当該タンクをジヤツキアップしたタンク底板を示し
、符号イは従来構造の部分、符号口は本発明を施した部
分である。そして、従来構造部分は発錆、腐食孔の存在
が明らかであり、本発明部分は黒色のアスファルトプラ
イマーが残存し腐食進行が認められない。（黒色のアス
ファルトプライマーの中の白い条痕は波形亜鉛鉄板の頂
点とタンク底板が圧接した部分である）。つぎに写真０
０は写真に）（ハ）における符号口の本発明部分のアス
ファルトプライマーを剥離し、底板裸面の状況を確認し
たもので、当該部分は光沢を有し全く腐食されていない
事実が明白である。さらに写真（ト）は本発明部分にお
けるオイル砂の上面を示し、また写真（Ｆ）は取外した
波形亜鉛鉄板の外観を示すもので、波形亜鉛鉄板自体も
腐食が少く、さらに継続して使用可能な状態を示してい
る。
以上のように、本発明の腐食防止構造は、タンク底板の
腐食防止に顕著に寄与する優れた効果を有し、危険物貯
蔵タンクを長期に安定機能させる有用な発明である。
腐食防止に顕著に寄与する優れた効果を有し、危険物貯
蔵タンクを長期に安定機能させる有用な発明である。
なお、本発明は前記実施例に限定されず、耐食性波形板
は亜鉛鉄板以外の例えば「波形ぶりき板」でも良く、要
は公知の耐蝕性波形板材が対象とされ、また路盤形態は
オイルサンド以外の他の公知路盤に耐食性波形板を弁理
させても本発明の要旨に包含されるものである。
は亜鉛鉄板以外の例えば「波形ぶりき板」でも良く、要
は公知の耐蝕性波形板材が対象とされ、また路盤形態は
オイルサンド以外の他の公知路盤に耐食性波形板を弁理
させても本発明の要旨に包含されるものである。
第１図二本発明−実施例の全体正面図、第２図：第１図
の要部拡大図 符号、１：タンク、２：基礎、８：タンク底板、４：波
形亜鉛鉄板、５ニオイル砂、６：条溝空間第１図
の要部拡大図 符号、１：タンク、２：基礎、８：タンク底板、４：波
形亜鉛鉄板、５ニオイル砂、６：条溝空間第１図
Claims (2)
- （１）タンク底板と路盤間に、耐食性波形板を介層させ
たことを特徴とするタンク底板の腐食防止構造。 - （２）オイル砂によって路盤を形成し、前記路盤上に波
形亜鉛鉄板を敷設した特許請求の範囲第（１）項記載の
タンク底板の腐食防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57110260A JPS591393A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | タンク底板の腐食防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57110260A JPS591393A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | タンク底板の腐食防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS591393A true JPS591393A (ja) | 1984-01-06 |
| JPS6326030B2 JPS6326030B2 (ja) | 1988-05-27 |
Family
ID=14531178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57110260A Granted JPS591393A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | タンク底板の腐食防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS591393A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009202889A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Ihi Corp | 円筒タンクの横滑り防止装置 |
| EP3973108A4 (en) * | 2019-05-22 | 2023-07-12 | Inventhor Sweden AB | CONTAINER SUPPORT SYSTEM FOR REINFORCING FLOOR SURFACES FOR HANDLING CONTAINERS |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51114710A (en) * | 1975-04-01 | 1976-10-08 | Tsukishima Kikai Co Ltd | Bottom plate structure |
-
1982
- 1982-06-25 JP JP57110260A patent/JPS591393A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51114710A (en) * | 1975-04-01 | 1976-10-08 | Tsukishima Kikai Co Ltd | Bottom plate structure |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009202889A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Ihi Corp | 円筒タンクの横滑り防止装置 |
| EP3973108A4 (en) * | 2019-05-22 | 2023-07-12 | Inventhor Sweden AB | CONTAINER SUPPORT SYSTEM FOR REINFORCING FLOOR SURFACES FOR HANDLING CONTAINERS |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6326030B2 (ja) | 1988-05-27 |
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