JPS599433B2 - 貯蔵タンクの防錆及び強化法 - Google Patents

貯蔵タンクの防錆及び強化法

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Publication number
JPS599433B2
JPS599433B2 JP55183823A JP18382380A JPS599433B2 JP S599433 B2 JPS599433 B2 JP S599433B2 JP 55183823 A JP55183823 A JP 55183823A JP 18382380 A JP18382380 A JP 18382380A JP S599433 B2 JPS599433 B2 JP S599433B2
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JP
Japan
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lining layer
storage tank
rust prevention
lining
side plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP55183823A
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English (en)
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JPS57114477A (en
Inventor
正毅 堀岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS57114477A publication Critical patent/JPS57114477A/ja
Publication of JPS599433B2 publication Critical patent/JPS599433B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯蔵タンクの防錆及び強化法とりわけタンクボ
トムの防食および側板接合部の局部変形や応力歪の集中
を改善する方法に関するものである。
薬品、化学品その他各種固体、液体の屋外貯蔵タンクは
基礎砂上に設置される場合が多い。
このような屋外貯蔵タンクのボトム構造に関し、従来で
は単に側板下端と底板とをT形溶接部で接合したものと
なつていたので、前記T形溶接部とその付近の底板すな
わちタンクボトム隅角部の機械的強度が弱く、基礎の局
部不等沈下や地震力などによる繰返し曲げ荷重等を受け
て過大な応力歪を生じやすかつた。さらに、従来ではタ
ンクボトムの内外面が貯蔵物や基礎砂に直接接していた
ので、内面は貯蔵物による腐食作用を受け、また、底板
外面(下面)も下側のオイルサンドが短期間で劣化して
防錆効果を失うことから、水分の侵入により激しい腐食
を生じやすかつた。そのため、こうした過大応力歪と腐
食の相乗作用によりタンクボトム周辺部底板の耐久性が
乏しく、ときには設置後数力月ないし1年前後のあいだ
に損傷、破壊の生ずることがあり、これが屋外貯蔵タン
クのメインテナンス上ひとつの大きな問題となつていた
ものである。
本発明はさきの事情から研究を重ねて創案されたもので
、屋外貯蔵タンクの新設時または補修時において、タン
クボトムの防食と側板接合ゾーンの局部変形や応力歪の
集中を簡易かつ効果的に改善できる防錆及び強化法の提
供を目的とする。
この目的のため本発明は、貯蔵タンクのアニユラープレ
ート付近の側板につばを取付け、このつばの下から隅角
部に沿つて補強用ガラス繊維を含むライニング層或いは
セメント系ライニング層を施工し、かつ前記ライニング
層の端部からつば下面にかけてオーバラップライニング
を施す施工法を採用したものである。以下本発明を添付
図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図は本発明により得られた貯蔵タンクの全体を示し
、第2図ないし第4図は施工例を示すもので、1は底壁
aと側壁bを備えた貯蔵タンクであり、基礎砂cの上に
設置される。
前記底壁1と側壁bは多数の鋼板の溶接構造からなつて
おり、タンクボトムdは、側板3と環状の底板(アニユ
ラープレート)2とをすみ肉溶接部4によりT形に接合
し、環状の底板2の内径側に内側の底板2’をラップさ
せてそれらをすみ肉溶接部4’により接合することで構
成される。このような構造は従来の貯蔵タンクボトム構
造と同様であるが、本発明は、かかるタンクボトムdに
おいて、環状の底板2に接合した側板3の立上り部分に
つば5を全周溶接しておく。
次いで、つば5より下の領域の側板3と底板2,2′の
素地調整を行う。この素地調整はブラスト法などにより
表面にさびや汚れのない程度に処理すれば十分であり、
素地調整後、ライニング予定域にウオツシユプライマ一
などの下地塗料を塗布、硬化させ、防食薄膜を形成する
。次いで、環状の底板2と側板3とのすみ肉溶接部4、
環状の底板2と内側の底板2′とのすみ肉溶接部1およ
びつば5と側板3との溶接部などの各段差部分にそれぞ
れシール用のパテ(たとえばエポキシ系マスチツクなど
)6を充填し硬化させる。
この工程に続いて、つば5から隅角部を構成する側板3
および底板2,22に沿つてライニング層7を施工する
。このライニング層7は、たとえばガラス繊維マツトの
1〜3フライを不飽和ポリエステル系樹脂やエポキシ系
樹脂などでサンドイツチ状に挟着するか、あるいはガラ
スフレーク、ガラスチヨツプなどの補強用ガラス繊維を
前記樹脂に混入して吹付け又は塗布した数層からなるガ
ラス繊維強化プラスチツクライニングのごときが適当で
ある。しかし匁論第4図のように鋼繊維補強セメント層
、高炉セメントなどのセメント系ライニング層であつて
もよく、またポリエチレンテープの如きも使用可能であ
る。ライニング層7の厚さはライニング材の種類タンク
の容積、底板や側板の材質板厚などよつて異なるが、側
板や底板が9關厚の構造用鋼板で、ライニングがガラス
繊維強化プラスチツクの場合は1〜3j!1J!厚程度
で十分である。そして、前記のようなライニング施工を
行つたのち、側板3に立上つたライニング層端部8およ
び底部ライニング層端部9に別のライニング層10,1
0をオーバーラツプするかたちで被覆接着させ、このオ
ーバーラツプしたライニング層10,10の他端をつば
5の下面および底板2又は2′にそれぞれ密接するよう
に接着させる。
このオーバーラツプ用のライニング層10,10として
は、ガラス繊維強化プラスチツク、ガラスフレークライ
ニング、ポリエチレンシートなどを用いることができる
。以上は貯蔵タンクの新設時における施工例であるが、
補修時に施工する場合には、つば5の取付けの前後に、
底板2,22および側板3のすみ肉溶接ビードと周辺部
の腐食部をグラインダー仕上げなどにより整え、母材、
ビードの欠陥部を補修溶接する作業を行つてからさきの
一連の工程をとればよく、かつライニング層7の施工に
先立ち、腐食ピツトの凹部にシール用パテを充填してお
けばよいものである。
なお、本発明の実施態様としては、上記のほか第2図と
第3図を組合せてタンクボトム内外面両方に施工する例
、およびボトム隅角部だけでなく底面全体に施工する例
などが挙げられる。
以上説明した本発明によれば、貯蔵タンクボトム構造に
おいて、アニユラープレート付近の側板3につば5を取
付け、このつば5の下からタンク隅角部に沿つて補強用
ガラス繊維を含むライニング層或いはセメント系ライニ
ング層7を施工し、かつ前記ライニング層7の端部をつ
ば5の下面にいたるライ==ング層10によりラツプ被
覆したので、側板全周に設けたつば5とライニング層7
,10による補剛作用ならびに防撓作用によりタンクボ
トムの局部変形や応力歪の集中を改善することができ、
しかも同時につば5の下面に到るオーバーラツプ用のラ
イニング層10により前記ライニング層7の剥離および
層間剥離が防止されるので、つば5による遮断作用とあ
いまち底板表面に対するドレーン水等腐食物質の侵入を
確実に防止できる。
そのため、本発明によれば、タンクボトムの過大応力歪
と腐食作用とがともに効果的に改善され、耐久性のある
貯蔵タンク構造とすることができ、メインテナ〉・スが
容易となるすぐれた特徴が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した貯蔵タンクの一例を示す側面
図、第2図第3図第4図はそれぞれ本発明による施工例
を示すタンクボトム拡大断面図である。 1・・・・・・貯蔵タンク、2,2″・・・・・・底板
、3・・・・・・側板、5・・・・・・つば、7・・・
・・・ライニング層、10・・・・・.ライニング層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 貯蔵タンクアニユラープレート付近の側板につばを
    設け、このつばの下から隅角部に沿つて補強用ガラス繊
    維を含むライニング層或いはセメント系ライニング層を
    施工し、かつ前記ライニング層の端部からつば下面にか
    けてオーバーラッピングを施すことを特徴とする貯蔵タ
    ンクの防錆及び強化法。
JP55183823A 1980-12-26 1980-12-26 貯蔵タンクの防錆及び強化法 Expired JPS599433B2 (ja)

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JPS57114477A JPS57114477A (en) 1982-07-16
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60136425U (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 ソニー株式会社 押釦スイツチ
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