JP2009202774A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ位置検出手段に異常が発生した場合であっても、モータ位置を精度良く推定してアシストを継続する電動パワーステアリング装置の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の操舵系をアシストするモータの回転位置を検出する位置検出手段を備え、操舵トルク及び位置検出手段からの位置情報に基づいてモータを駆動制御する電動パワーステアリング装置の制御装置において、位置情報に基づいて位置検出手段の異常を検出する異常検出手段と、異常検出時の位置情報からモータ方向を推定してモータ回転位置情報を出力する回転角度出力手段とを備え、異常検出手段が異常を検出したとき、モータ回転位置情報に基づいてアシストを継続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の操舵系にモータによるアシストトルク(操舵補助力)を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にモータのセンサ系の異常発生に対応してアシストを継続する電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図10に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が、減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニッションキー11を経てイグニッション信号Igが入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Vhとに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値Irefの演算を行い、演算された操舵補助指令値Irefに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUを含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を、ベクトル制御方式について示すと図11のようになる。ベクトル制御は、ロータマグネットの座標軸であるトルクを制御するq軸と、磁界の強さを制御するd軸とを独立に設定し、各軸が90度の関係にある各軸の電流を制御するもので、モータ20は一般的に3相のブラシレスDCモータが使用される。
コントロールユニット30は電流指令値演算部31を具備しており、電流指令値演算部31はトルクセンサ10からの操舵トルクTh及び車速センサ12からの車速Vhを入力すると共に、ブラシレスDCモータ20に回転角センサとして取付けられたレゾルバ21の出力を、モータ回転角検出回路39で変換された回転角度θ及び角速度ωを入力し、アシストマップ32を参照してd−q軸の電流指令値Idref及びIqrefを演算する。
演算された電流指令値Iqref及びIdrefは減算部301及び302に入力され、減算部301及び302に対してモータ20の実際のモータ電流Iu、Iv、Iwを検出してフィードバック制御している。具体的には、電流検出器381及び382で2相のモータ電流Iu及びIwを検出し、3相の場合はIu+Iv+Iw=0の関係にあることから、減算部303においてモータ電流Ivを、Iv=−(Iu+Iw)として算出する。このようにして算出された3相のモータ電流Iu、Iv、Iwは、ベクトル制御のため3相/2相変換部33に入力され、モータ20の回転角度θに基づいてd−q軸のモータ電流iq及びidに変換される。
モータ電流iq及びidはそれぞれ減算部301及び302にフィードバックされ、減算部301で電流指令値Iqrefとモータ電流iqとの偏差ΔIqが算出され、減算部302で電流指令値Idrefとモータ電流idとの偏差ΔIdが算出される。これら偏差ΔIq及びΔIdはPI(比例積分)制御部35に入力され、PI制御された電圧指令値Vdref及びVqrefが出力される。そして、実際のモータ20には3相の電流を供給する必要があるので、電圧指令値Vdref及びVqrefを2相/3相変換部34で回転角度θに従って3相の電圧指令値Varef、Vbref、Vcrefに変換し、電圧指令値Varef、Vbref、VcrefをPWM制御部36に入力する。PWM制御部36は電圧指令値Varef、Vbref、Vcrefに基づいてPWM制御信号を発生し、インバータ回路37はこのPWM制御信号に基づきモータ20に電流Iu、Iv、Iwを供給し、偏差ΔIq及びΔIdをそれぞれ0とするようにモータ20を駆動制御する。また、バッテリ14からの電源電圧Vはインバータ37に入力されると共に、コントロールユニット30に入力される。
また、モータ回転角検出回路39は、モータ20の回転角度θを検出するために所定の周波数を有する搬送波信号sinωtをレゾルバ21に供給し、レゾルバ21はこの搬送波信号sinωtを正弦波sinθで振幅変調した波形を有する正弦波信号sinωt・sinθ及び搬送波信号sinωtを余弦波cosθで振幅変調した波形を有する余弦波信号sinωt・cosθを発生し、これら正弦波信号sinωt・sinθ及び余弦波信号sinωt・cosθをモータ回転角検出回路39で、搬送波信号sinωtの正のピーク時間に同期させて正弦波sinθ及び余弦波cosθを算出し、正弦波sinθ及び余弦波cosθに基づいてモータ20の回転角度θを検出する。
上述したような電動パワーステアリング装置の制御装置において、モータの位置検出手段であるレゾルバやモータ回転角検出回路、モータ回転角検出回路の出力をA/D変換するA/D変換回路(以下、レゾルバ、モータ回転角検出回路及びA/D変換回路を単に「位置検出手段」とする。)に異常が発生した場合、モータの回転角度及び角速度を正しく検出できなくなるため、モータから検出される逆起電圧に基づいてモータの回転角度を推定し、継続してモータの駆動制御を行っていた。しかし、フェールセーフ用の冗長系としての用途には適していたが、モータの負荷変動等の影響により、滑らかな制御が極めて困難であった。
また、位置検出手段に異常が発生した場合、ハンドル操舵を突然マニュアル操舵に切替えると、ハンドル操舵に大きな違和感を与えてしまうため、異常の内容を解析し、モータが逆方向のトルクを出力する恐れがない等の条件に合わせて、アシストを継続或いは停止を切替えて制御していた。つまり、条件によってはアシストを停止していたという問題があった。
かかる問題を解決する装置として、例えば特開2003−164187号公報(特許文献1)に示されるモータ制御におけるセンサシステムがある。この特許文献1のセンサシステムでは、新たなセンサを設けることなく、冗長性を有するセンサシステムの構築を可能とし、センサの予期せぬ故障に対するフェールセーフを確保している。即ち、動作指令に従ってモータを駆動制御する駆動制御回路を備えるモータ駆動制御系において、モータの回転角度を検出するレゾルバを有するメイン角度検出手段と、モータの逆起電力に基づきモータの回転角度を推定するサブ角度検出手段とを備え、通常時はメイン角度検出手段でモータの回転角度を検出し、メイン角度検出手段の故障時にはサブ角度検出手段でモータの回転角度を検出している。
また、特開2005−168242号公報(特許文献2)に示される電動パワーステアリング装置では、電動パワーステアリング装置のモータの回転角度を検出するための角度検出手段が故障した場合でも、故障時のモータの回転角度の位置に拘らず電動パワーステアリング装置の制御を継続している。即ち、車両の操舵系にモータによる操舵補助力を付与するための制御に必要なモータの回転角度θを検出するため、所定周波数の搬送波信号sinωtを供給し、搬送波信号sinωtをsinθにより振幅変調した波形を有する正弦波信号sinωt・sinθ及びcosθにより振幅変調した波形を有する余弦波信号sinωt・cosθを発生する角度検出手器を具備する電動パワーステアリング装置の制御装置において、正弦波信号sinωt・sinθ及び余弦波信号sinωt・cosθからそれぞれsinθ及びcosθを抽出し、抽出されたcosθ及びsinθとから作成される回転角度信号を出力する角度処理手段を具備し、回転角度信号に基づいてモータが制御されている。
特開2003−164187号公報 特開2005−168242号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、メイン角度検出手段とサブ角度検出手段とを備え、メイン角度検出手段に故障が発生した場合、サブ角度検出手段がモータの回転角度を推定している。つまり、サブ角度検出手段は、モータの回転角度を逆起電圧に基づいて推定しているため、モータの回転数が低い場合には推定誤差が大きくなってしまう問題が残っている。特に電動パワーステアリング装置では、停止、始動、正転、逆転を繰り返すような状況に対応しなければならないと共に、モータ回転数が低い状態で大きなトルクを必要とするため、レゾルバ等に異常が発生した場合であっても、信用性の高い回転角度を推定することが求められている。
また、特許文献2の装置では、cos角度信号から作成される信号と、sin角度信号から作成される信号とから作成される回転角度信号を出力する角度処理手段を備えてフェールセーフを行っているが、増幅回路などの異常を検出する手段を備えていないため、さらなる改良が望まれている。
さらに近年では、電動パワーステアリング装置を搭載する車両の大型化に伴い、要求される電動パワーステアリング装置の高出力化が進み、モータトルクの増加、大電流化が加速している。このような高出力の電動パワーステアリング装置を備えた車両において、走行中にアシストを停止した場合、その反動がアシストの大きさに伴って大きく現れるため、運転者の負担も大きくなる。つまり、位置検出手段の異常発生であっても、できる限りアシストを継続することが求められている。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、モータ位置検出手段に異常が発生した場合であっても、モータ位置を精度良く推定してアシストを継続する電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、車両の操舵系をアシストするモータの回転位置を検出する位置検出手段を備え、操舵トルク及び前記位置検出手段からの位置情報に基づいて前記モータを駆動制御する電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は前記位置情報に基づいて前記位置検出手段の異常を検出する異常検出手段と、異常検出時の前記位置情報からモータ方向を推定してモータ回転位置情報を出力する回転角度出力手段とを備え、前記異常検出手段が異常を検出したとき、前記モータ回転位置情報に基づいて前記アシストを継続することにより、達成される。
また、本発明の上記目的は、前記位置検出手段がレゾルバを用いて構成されていることにより、或いは前記回転角度出力手段は、前記レゾルバからの正弦波信号のゼロクロス点における遷移の向きと余弦波信号の符号との関係、或いは余弦波信号のゼロクロス点における遷移の向きと正弦波信号の符号との関係から、前記モータの回転方向を推定することにより、或いは前記位置検出手段がホールセンサを用いて構成されていることにより、或いは前記回転角度出力手段が、前記ホールセンサからのH/Lの検出信号に基づいて、前記モータの回転方向を推定することにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、モータ回転位置を検出する位置検出手段の異常を効率良く検出すると共に、位置検出手段に異常が発生した場合であっても、新たなセンサを追加することなく、出力されている位置情報に基づいてモータの回転方向を推定し、推定された回転方向を反映させてモータ回転位置を精度良く推定することができる。このため、位置検出手段に異常が発生した場合でも、アシストを継続することができ、運転者の負担を抑制することができる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御装置は、モータの回転位置を検出する位置検出手段の異常を効率良く検出すると共に、異常を検出した場合であっても、出力されている位置情報に基づいて実際のモータの回転方向を推定し、推定した回転方向を反映させて精度良くモータ回転位置を推定することで、アシストを継続するようにしている。
先ず本発明の前提として、モータに取り付けられている位置検出手段に異常が発生した場合に、モータ回転位置を推定することによりアシストを継続する電動パワーステアリング制御装置の例(例えば特開2007−118823号)を図1に示して説明する。
トルクセンサからの操舵トルクThは、保舵時振動検出手段46に入力されると共に、入力前処理手段41を介して平滑化処理手段42に入力される。保舵時振動検出手段46はノイズ除去のため進角ゲイン手段45の進角推定ゲインKmを感応制御し、入力された操舵トルクThに振動が発生していなければ、進角ゲイン手段45の進角推定ゲインKmを比較的大きく設定し、振動が発生している場合は、進角推定ゲインKmを比較的小さく設定する。
操舵トルクThが入力された平滑化処理手段42は、読込んだ操舵トルクThと過去分の所定数サンプリングとで平均化を行い、平均トルクTsを算出して不感帯演算手段43に入力する。不感帯演算手段43は、予め設定された不感帯を検出する所定値と平滑化処理手段42において算出された平均トルクTsとを比較し、不感帯内であれば平均トルクTsを“0”として制限手段44に入力し、不感帯外であれば平均トルクTsを制限手段44に入力する。
制限手段44では入力された現在の平均トルクTs(n)と、前回サンプリングされた平均トルクTs(n−1)との変化量ΔTが演算され、さらに変化量ΔTと予め設定された設定変化量ΔTとが比較され、設定変化量ΔTを超えないように制限され、制限された平均値トルクTslim(n)が進角ゲイン手段45に入力される。
進角ゲイン手段45は、車速Vhに基づいて低車速状態であるか或いは高車速状態であるか閾値を用いて判定し、車速Vhが停止状態を含む低車速状態であれば下記(1)式の演算を行い、モータの回転角変化量Δθを算出する。

Δθ=Tslim(n)・Km/212 ・・・(1)

また、車速Vhが高車速状態であれば、操舵追従性を考慮して下記(2)式の演算を行い、モータの回転角変化量Δθを算出する。

Δθ=(Tslim(n)・K/210+TsPH+Ts’)・Km/212・・・(2)

ここで、Kは定数、Kmは進角推定ゲイン、TsPHは操舵トルクThを位相補償した値、Ts’は操舵トルクThを微分してステアリングの中立点付近における応答性を高めるセンタ応答性改善値である。

進角ゲイン手段45において上記(1)式又は上記(2)式に基づいて演算されたモータの回転角変化量Δθは、前回サンプリング時に算出された回転角推定値θMP(n−1)と加算手段60にて加算処理され、算出されたモータの回転角推定値θMP(n)が切替手段49の接点C2に入力される。切替手段49の接点C1には、レゾルバ21及びモータ回転角検出回路39からの回転角度θが入力されている。
切替手段49の切替信号CSは、レゾルバ21、モータ回転角検出回路39及びA/D変換回路の位置検出手段によって検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθに基づいて、異常検出マップ(図示せず)によって正常/異常が検出されて入力されるようになっている。異常検出マップによって正常と判断されると、切替信号CSによって切替手段49の接点は“C1”に切替えられ、異常と判断されると、切替信号CSによって切替手段49の接点は“C2”に切替えられる。つまり、位置検出手段からの正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの組合せが正常であれば、そのまま切替手段49の接点C1を介して電気角として出力され、異常であれば、切替手段49の接点C2を介して進角ゲイン手段45において推定されたモータ回転角推定値θMP(n)が電気角として出力される。
次に、上述したような本発明の前提となる位置検出手段に異常が発生した場合に、位置検出手段の異常を効率よく検出し、回転方向を推定してモータ回転位置を推定する本発明の原理を以下に説明する。
図2及び図3は、位置検出手段の1構成要素であるレゾルバ21によって検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの例を示す特性図であり、図2(a)は、モータ回転角検出回路39によって検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθを所定時間毎に読込み、縦軸にsinを、横軸にcosをそれぞれプロットした特性を示し、原点G(0,0)を中心に3つの同心円を示している。実線で示されている半径“(sinθ)+(cosθ)=1”の同心円Dは、正常時における理想の正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθであり、点線で示されている半径(1+α)の同心円D1及び半径(1−α)の同心円D2は、それぞれ検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの異常を検出するための閾値を示している。例えば、位置検出手段を構成するレゾルバ21、モータ回転角検出回路39及びA/D変換回路のいずれかに異常が発生すると、検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθに変化が生じ、例えば図2(b)の実線に示されるような特性になる。つまり、レゾルバ21のコイル部にショートが発生した場合や増幅回路に異常が発生した場合等、位置検出手段に異常が発生すると図2(b)の実線に示されるように、正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθのプロット特性は円形から変形し、例えば楕円軌道を描くようになるので、軌道の一部が半径(1+α)の同心円D1より大きくなったり、或いは半径(1−α)の同心円D2よりも小さくなったりし、このような場合を異常と判定するように閾値±αを予め設定する。このような閾値±αと、検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの関係式は、正弦波の2乗(sinθ)をE sinとし、余弦波の2乗(cosθ)をE cosとすると、下記(3)式に示されるようになる。

(1−α)<(E sin+E cos)<(1+α) ・・・(3)

上記(3)式の関係式を用いることにより、検出される位置情報の正常/異常を効率よく判定することができる。また、上記(3)式をマップ化することで、その都度演算する必要がないので、位置情報の正常/異常をさらに効率よく判定することができる。
また、図3(a)は、図2(a)に対応する正弦波信号sinθと余弦波信号cosθの波形例を示しており、検出された正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの出力レベルを示す振幅が同一で、余弦波信号cosθが正弦波信号sinθよりも位相が常に90°遅れている様子を示し、正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθがいずれも正常である状態を示している。また、図3(b)は、図2(b)に対応した正弦波信号sinθと余弦波信号cosθの波形例を示しており、検出された正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの振幅及び位相に不揃いが生じ、異常が発生している状態を示している。
ここで、図2(b)及び図3(b)に示されるような異常が位置検出手段に発生した場合、検出される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθから、その変化の方向と符号を判定することによって、モータの回転方向を推定することができる。以下に、モータの回転方向を推定する例を図4及び図5を参照して説明する。
図4は、図2(b)に示されるような異常が発生した状態において、回転方向(CW、CCW)を推定する方法を説明するための特性図である。異常が検出された場合、図4に示されるように、正弦波信号sinθ或いは余弦波信号cosθがゼロを通過するゼロクロス点における正負の変遷を読取る。つまり、ゼロクロス点において正→負に変遷したか、又は負→正に変遷したかを読取る。そして、図5に示す正負の変遷時における符号の対応関係を示すフォーマット図に基づいて、正弦波信号sinθの正負の変遷に対する余弦波信号cosθの符号、或いは余弦波信号cosθの正負の変遷に対する正弦波信号sinθの符号の関係から回転方向(CW、CCW)を推定する。つまり、図4の回転P1では、正弦波信号sinθが正から負に変遷しており、余弦波信号cosθの符号が“−”であることから、図5(a)に示されるフォーマットの“sin正→負”から、モータの回転方向が“CW”であることを推定することができる。また、図4の回転P2では、余弦波信号cosθが負から正に変遷しており、正弦波sinθの符号が“+”であることから、図5(b)に示されるフォーマットの“cos負→正”から、モータの回転方向が“CCW”であることを推定することができる。
このように、位置検出手段に異常が発生した場合であっても、実際に出力される位置検出手段の変遷情報から、精度良く効率的にモータ回転方向を推定することができる。つまり、位置検出手段に異常が検出された場合であっても、モータの回転数に関係なく、実際の位置検出手段の変遷情報から回転方向を確実に推定することができる。
次に、上述の原理に基づいて、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図6は本発明の構成例を図1に対応させて示すブロック図であり、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。本発明では、図4及び図5で原理を説明した回転方向の推定を行って回転角度を出力する回転角度出力手段50と、図2及び図3で原理を説明した異常検出手段51とを新しく付加している。
モータ回転角検出回路39を経てレゾルバ21から正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθが回転角度出力手段50及び異常検出手段51に入力され、回転角度出力手段50は、入力された正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθに基づいて、図4に示したようなゼロクロス点における正負の変遷を読取り、図5に示す変遷時のフォーマットに基づいてモータの回転方向を推定し、回転方向を示す推定要素Kを求める。そして、進角ゲイン手段45から入力される回転角変化量Δθに推定要素Kを乗算することで回転方向を反映させ、回転方向を考慮した回転角変化量Δθ・Kを加算手段70に入力する。加算手段70に入力された回転角変化量Δθ・Kは、前回サンプリング時に算出された回転角推定値θMP(n−1)と加算手段70にて加算処理され、算出された回転角推定値θMP(n)は切替手段49の接点C2に入力される。
また、異常検出手段51には、図2(a)で説明した閾値±αが予め設定されて入力されていると共に、上記(3)式に基づいたマップ化が施されており、レゾルバ21からの正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの組合せに基づいて上記(3)式の異常判定が行われる。異常検出手段51の判定が正常であれば、切替手段49の接点を“C1”に切替える切替信号CSを出力し、異常であれば切替手段49の接点を“C2”に切替える切替信号CSを出力し、切替手段49の接点C1及びC2を切替える。つまり、レゾルバ21からの正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの組合せが正常であれば、そのまま切替手段49の接点C1を介して電気角として出力し、異常であれば、切替手段49の接点C2を介して加算手段70からのモータの回転方向を考慮した回転角推定値θMP(n)を電気角として出力する。
このように、位置検出手段に異常が発生した場合であっても、実際の位置検出手段の出力からモータの回転方向を推定して反映させたモータ回転角を出力することができるので、操舵トルクThの向きとモータの回転方向の不一致(例えばハンドル戻りや微操舵等)等が起こった場合でも、自然なアシストを継続することができる。
なお、上述では、レゾルバ21からモータ回転角検出手段39を経て入力される正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの組合せに基づいて異常を判定する例を説明したが、レゾルバ21から直接又はモータ回転角検出回路39のA/D変換回路からの正弦波信号sinθ及び余弦波信号cosθの組合せに基づいて異常判定を行うようにしても良い。
次に、位置検出手段に半導体センサのホール素子、ホールIC等(以下、単に「ホールセンサ」とする)を用いた本発明の別の原理を以下に説明する。
ホールセンサを用いた位置検出手段は、モータに設けられたホールセンサからの検出信号が増幅回路等に入力され、増幅された検出信号に基づいて位置情報を検出するようになっている。つまり、位置情報として扱う検出信号の信号レベルが予め決められているので、位置検出手段が正常であるか或いは異常であるかを、上下限値の閾値を用いて検出信号の信号レベルを比較することにより判定する。例えば、検出信号の信号レベルを1〜4[V]の範囲で正常とした場合、下限閾値1[V]未満或いは上限閾値4[V]超では異常と判定する。このようなホールセンサHu、Hv、Hwからの検出信号Eu、Ev、Ewの信号レベルに対する閾値を、下限閾値Sl、上限閾値Shとすると、関係式は下記(4)式に示されるようになる。

Sl<(Eu,Ev,Ew)<Sh ・・・(4)

上記(4)式の関係式を用いることにより、検出される位置情報の正常/異常を効率よく判定することができる。
ここで、上記(4)式に基づいてホールセンサに異常が発生した場合、正常なホールセンサによって検出される立上り/立下りの検出信号とHigh/Low(以下、単に「H」/「L」)とする)の検出信号とを比較することによりモータの回転方向を推定することができる。以下に、位置検出手段にホールセンサを用いた場合、モータの回転方向を推定する例を図7及び図8を参照して説明する。
図7は、例として3相ブラシレスモータのU相、V相、W相の極位置を検出するために120°間隔で設けられたホールセンサHu、Hv、Hwからの検出信号Eu、Ev、Ewの立上り/立下り及びH/Lの状態を、正常に検出している状態を示した信号波形図である。そして、図7に示されるホールセンサHu、Hv、Hwからの検出信号Eu、Ev、Ewのいずれか1つに断線等の異常が発生し、上記数(4)式に基づいて異常と判定された場合、検出される残りの正常なホールセンサからの検出信号の立上り/立下り及びH/Lの状態を読取り、図8に示す検出信号の立上り/立下りとH/Lの対応関係を示すフォーマット図に基づいて回転方向を推定する。つまり、例えばホールセンサHuからの検出信号Euに異常が発生した場合、図7のP4では、正常なホールセンサHvからの検出信号Evの立上りを検出し、その時の正常なホールセンサHwの検出信号Ewが「H」の状態であり、図8に示されるフォーマット図からモータの回転方向が“CW”であることを推定することができる。また、正常なホールセンサHvからの検出信号Evに異常が発生した場合、図7のP5では、ホールセンサHuからの検出信号Euの立下りを検出し、その時の正常なホールセンサHwの検出信号Ewが「H」の状態であり、回転図8に示されるフォーマット図からモータの回転方向が“CW”であることを検出することができる。
このように、ホールセンサからの位置情報に異常が検出された場合であっても、モータの回転数に関係なく実際のホールセンサから回転方向を検出することができるため、モータ回転位置情報の推定精度を向上することができる。
上述の原理に基づく本発明の別の構成例を、図6に対応させて図9に示して説明する。
モータ20に設けられたホールセンサ(Hu、Hv、Hw)21Aからの検出信号Eu、Ev、Ewが回転角度出力手段60及び異常検出手段61に入力され、回転角度出力手段60は、入力された検出信号Eu、Ev、Ewに基づいて、図7に示したような立上り/立下りにおけるH/Lを読取り、図8に示す立上り/立下りとH/Lの対応関係のフォーマットに基づいてモータ20の回転方向を推定し、回転方向を示す推定要素Kを求める。そして、進角ゲイン手段45から入力される回転角変化量Δθに推定要素Kを乗算することで、回転方向を反映させ、回転方向を考慮した回転角変化量Δθ・Kを加算手段70に入力する。
また、異常検出手段61には上記数(4)式の下限閾値Sl及び上限閾値Shが予め設定されており、異常検出手段61はホールセンサ21Aからの検出信号Eu、Ev、Ewに基づいて上記(4)式の異常判定を行う。異常検出手段61の判定が正常であれば、切替手段49の接点を“C1”に切替える切替信号CSを出力し、異常であれば切替手段49の接点を“C2”に切替える切替信号CSを出力し、切替手段49の接点C1及びC2を切替える。つまり、ホールセンサ21Aからの検出信号Eu、Ev、Ewが正常であれば、そのまま切替手段49の接点C1を介して電気角として出力し、異常であれば、切替手段49の接点C2を介して加算手段70からのモータ20の回転方向を考慮した回転角推定値θMP(n)を電気角として出力する。
このように、位置検出手段に異常が発生した場合であっても、実際のモータ20の回転方向を推定して反映させたモータ回転角を出力することができるので、操舵トルクThの向きとモータ20の回転方向の不一致(例えばハンドル戻りや微操舵等)等が起こった場合でも、自然なアシストを継続することができる。
本発明の前提となるモータ回転位置を推定する電動パワーステアリング制御装置の一例を示す構成図である。 位置検出手段から検出される正弦波信号及び余弦波信号の例を示す特性図である。 位置検出手段から検出される正弦波信号及び余弦波信号の例を示す波形図である。 回転方向を推定する原理を説明するための特性図である。 正負の変遷時における符号の対応関係を示すフォーマット図である。 本発明に係る構成例を示すブロック図である。 回転方向を推定する別の原理を説明するための信号波形図である。 検出信号の立上り/立下り及びH/L状態の対応関係を示すフォーマット図である。 本発明に係る別の構成例を示すブロック図である。 従来の電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 従来のコントロールユニットの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 ハンドル
2 コラム軸
10 トルクセンサ
12 車速センサ
20 モータ
21 レゾルバ
21A ホールセンサ
39 モータ回転角検出回路
43 不感帯演算手段
44 制限手段
45 進角ゲイン手段
46 保舵時振動検出手段
49 切替手段
50、60 回転角度出力手段
51、61 異常検出手段

Claims (5)

  1. 車両の操舵系をアシストするモータの回転位置を検出する位置検出手段を備え、操舵トルク及び前記位置検出手段からの位置情報に基づいて前記モータを駆動制御する電動パワーステアリング装置の制御装置において、前記位置情報に基づいて前記位置検出手段の異常を検出する異常検出手段と、異常検出時の前記位置情報からモータ方向を推定してモータ回転位置情報を出力する回転角度出力手段とを備え、前記異常検出手段が異常を検出したとき、前記モータ回転位置情報に基づいて前記アシストを継続することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記位置検出手段がレゾルバを用いて構成されている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記回転角度出力手段は、前記レゾルバからの正弦波信号のゼロクロス点における遷移の向きと余弦波信号の符号との関係、或いは余弦波信号のゼロクロス点における遷移の向きと正弦波信号の符号との関係から、前記モータの回転方向を推定する請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記位置検出手段がホールセンサを用いて構成されている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  5. 前記回転角度出力手段が、前記ホールセンサからのH/Lの検出信号に基づいて、前記モータの回転方向を推定する請求項4に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。

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